
消費者金融について気になっていませんか。消費者金融は消費者(個人)向けに無担保でもお金を貸してくれる非常に便利な仕組みです。
しかし、「どこに」「どのように」申し込み、どう使うかによって、大きく損をしてしまったり、最悪の場合どこも貸してくれないケースもあります。
本ページでは、過去2社の消費者金融会社に勤務していた筆者が当時の経験を生かして消費者金融について知っておきたい全ての知識を以下の流れで紹介していきます。
- 消費者金融のメリット・デメリット
- おすすめの消費者金融はズバリここ!
- 大手に落ちた時は中小がおすすめ!
- 消費者金融でお金を借りるための4つのステップ
- 消費者金融の審査の通過率を上げる3つのポイント
- 消費者金融の金利と限度額のからくり
- 消費者金融から絶対に借りられない人2つの特徴
- 消費者金融一覧表 全20社
本記事を読んでいただくことで、消費者金融の特徴から、どこにどうやって申し込むべきかまで消費者金融について知っておきたい全てのことを紹介します。
1. 消費者金融のメリット・デメリット
消費者金融とは、消費者(個人)を対象に融資を行っている会社のことを指します。以下のようにネットやATMを使って手軽にお金を借りて、分割で返済をしていくことが一般的です。
消費者金融ができるまでは、個人が銀行などからお金を借りることが非常に困難なことでした。そして誕生以来、消費者金融はお金に困る個人にお金を貸す重要な役割を果たすようになりました。
まずは、そんな消費者金融の以下の4つの特徴を銀行でお金を借りる時と比較しながら紹介していきます。
1-1. 消費者金融の2つのメリット
消費者金融には銀行などと比較して、以下の2つのメリットが存在します。
- 柔軟な審査をしてくれる
- とにかくスピーディ
メリット1. 柔軟な審査をしてくれる
一般的に消費者金融は、銀行などよりも柔軟な審査をしてくれます。銀行の審査に落ちてしまうような方でも、きちんと返済能力があると判断すればお金を借りることができます。
そのため、消費者金融は、銀行に落ちた方でも十分に借りるチャンスがあります。
大手よりも中小の方が借りやすい
消費者金融の中にもにも大手と中小があり、大手よりも中小の方が審査に通りやすいと言われています。
メリット2. とにかくスピーディ
消費者金融の特徴が、「スピーディ」であることです。多くの消費者金融が、申し込んだその日に融資をしてくれます。
また、消費者金融によっては「申し込んでから1時間」で「家から一歩も出ずに」融資をしてくれるところもあります。
1-2. 消費者金融の2つのデメリット
消費者金融には反対に以下のデメリットがあります。
- 金利が高め
- 「総量規制」の対象
デメリット1. 金利が高め
消費者金融の金利は、銀行などと比較して少しだけ高い傾向にあります。参考までに、大手の銀行カードローンと大手の消費者金融を比較すると以下のような違いがあります。
消費者金融 | 銀行 | ||
プロミス | 4.5%~17.8% | 三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
アコム | 3.0%~18.0% | 横浜銀行カードローン | 1.9%~14.6% |
アイフル | 4.5%~18.0% | 楽天銀行カードローン | 1.9%~14.5% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% | 横浜銀行カードローン | 1.9%~14.6% |
そのため、金利などで有利なのは銀行のカードローンなので、低金利で借りたい方は銀行のカードローンの方が向いているかもしれません。
消費者金融の中には無利息期間がある!
『プロミス』などの大手消費者金融の中には初回利用時、◯日間金利無料といったキャンペーンを行っているものがあります。特に「借りてすぐに返したい」と考えている方は、多少金利が高くても無利息期間のある消費者金融の方が金利が低くなる可能性があります。
大手消費者金融ですと以下のサービスで利息無料のキャンペーンを行っています。
キャッシング名 無利息の期間 プロミス 初回契約後、初回利用の翌日から30日間 アコム 初回契約後、契約日の翌日から30日間 アイフル 初回契約日の翌日から30日間 たった1ヶ月かもしれませんが、例えば年利18%で30万円借りていると1か月の金利は、4,438円になります。
デメリット2. 「総量規制」の対象
消費者金融は「総量規制」と呼ばれる法律の対象です。消費者金融などでお金を借りすぎて返せなくなった方が増えたことがきっかけでできた法律です。
具体的には、以下のように借りられるお金に制限ができました。
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。
つまり、あなたが他社から1/3近くの借金をしている場合は新たに消費者金融で借り入れを行うことは困難です。
また、総量規制により①50万円を超える借入枠で申し込む時②他社と合わせて100万円を超える借入枠で申し込む時は収入を証明できる書類の提出が必要となりました。
総量規制は銀行のカードローンには適用されないため、この縛りも消費者金融ならではのデメリットと言えます。
1-3. サラ金や街金とはどう違うの?
サラ金や街金と消費者金融はほぼ同じ意味を持ちます。
サラ金は「サラリーマン金融」の略で、昔は消費者金融がサラ金と呼ばれていたこともあります。また街金は、地域密着の小規模な消費者金融のことを指します。
上記の2つは現在はほとんど使われていない言葉ですが、消費者金融と同義と考えていただいて構いません。
闇金には要注意!
闇金とは、行政から認可を得ずに営業をしている業者です。違法な金利で貸し付け、手段を選ばない取り立てを行うため、注意が必要です。
特に、CMなどで名前を聞いたことのない消費者金融に申し込む際は、誤って闇金に申し込んでしまわないように注意しましょう。
2. おすすめの消費者金融はズバリここ!
本章では、消費者金融に申し込もうと考えているあなたに向けて、おすすめの業者を紹介していきます。
2-1. まずは大手に申し込むこと!
審査まずは大手への申し込みをおすすめします。なぜなら、以下のように「金利」や「限度額」などの面で中小よりも優れているケースが多いからです。
それは大手は黙っていても申し込み数が多いため、以下のようにお客様を選んで、いい条件で貸すことができるためです。
そのため、まずは大手に申し込みを行い、落ちた場合に初めて中小を考えましょう。
2-2. 大手で圧倒的におすすめなのがプロミス!
筆者は、最もおすすめできる消費者金融を特定するために、消費者金融の各社が工夫している「金利」「スピード」「限度額」「柔軟性」をそれぞれ比較し、「消費者金融おすすめランキング|4つの軸から徹底比較!」にランキング形式でまとめました。
総合的に、以下のようなランキングになりました。
「金利」「スピード」「限度額」「柔軟性」を考慮すると最も優れたキャッシングは『プロミス』です。
『プロミス』は三井住友銀行グループの株式会社SMBCコンシューマーファイナンスによって運営されるローンブランドです。特に、最高金利が他社より安いことから「金利」と、最短1時間で借りられた実績もある「スピード」が大きな武器です。
プロミスの口コミや評判が気になる方は、「300の口コミ・評判でわかるキャッシング『プロミス』完全ガイド」に300人分の口コミをまとめましたので参考にしてみてください。
プロミス基本データ
今なら2000円もらえる!
2016年9月からプロミスは三井住友VISAのプリペイドカードによるキャッシングを開始しました。
そして、今ならプロミスの新規入会で2000円チャージされたプリペイドカードをプレゼントしてもらえます。
30日の無利息期間と組み合わせると、他社よりも非常にお得に借りることができます。
プロミスのプリペイドに関して詳しく知りたい方は「図解でわかるプロミス×三井住友VISAのプリペイドの全知識」を参考にしてみてください。
2-3. 通らなかった方はアコムがおすすめ!
プロミスはユーザーから審査に通らなかったという声が多く寄せられましたが、アコムに関しては、他のユーザーからも審査が厳しいという声をあまり聞きませんでした。
そのため、審査に自信があまりないけど大手がいいという方はとりあえず『アコム』にチャレンジしてみましょう!ただし、アコムも落ちる人は落ちるため、きちんと返済能力を持っていることが必須です。
『アコム』は、三菱UFJフィナンシャルグループのキャッシングサービスです。
アコムの口コミや評判が気になる方は、「300の口コミ・評判でわかるキャッシング『アコム』の真実」に300人分の口コミをまとめましたので参考にしてみてください。
アコム基本データ
3. 大手に落ちた時は中小がおすすめ!
大手に落ちた方は中小の消費者金融への申し込みがおすすめです。
3-1. 大手に落ちても中小ならチャンスがある!
大手の審査に落ちた方は中小の消費者金融を選ぶべき理由は、以下の図のように大手よりも客層を選びにくいため大手に落ちた方でも通る可能性が高いためです。
そのため、大手に落ちた方は、中小の消費者金融に申し込みをしていただければと思います。
3-2. 安全な中小の消費者金融を選ぶ4つのポイント
中小の消費者金融の中には、詐欺まがいの業者も存在し、そういったところからお金を借りてしまうと、思いがけない被害に遭ってしまいます。
それを防ぐためにも、以下の4つのポイントを意識していただければ、悪質な業者に引っかかってしまう可能性をぐっと引き下げられます。
- 「金融庁への登録」があるか
- 甘い言葉でアピールしていないか
- 金利が合法か
- 日本貸金業協会が悪質業者としていないか
金融庁への登録があるか
貸金業法により、消費者金融は金融庁への届け出が義務となっています。つまり、登録を行っていない業者は違法に貸金業を行っているということになり、悪質な業者の可能性が高いです。
ちなみに、金融庁への登録の有無は、金融庁の設置している「登録貸金業者情報検索入力ページ」から、業者の名称や登録番号から検索が可能です。利用上の注意をよく読んだ上で検索を行いましょう。
しかし、「金融庁に一度登録し、登録番号を得た上で悪質な貸金業を行っている業者」や「実在する消費者金融を名乗ったダミー会社」もあるため、ここに見つかっただけでは安心すべきではありません。
甘い言葉でアピールしていないか
「ブラック歓迎」「無職OK」などの甘い言葉で宣伝をしている業者も少し疑った方が良いです。こういった業者は返済能力のない方に貸してもきちんと返済させるための術を持っているような恐ろしい業者の可能性が高いです。
金利が合法か
消費者金融を縛る「貸金業法」で金利の上限は以下のように決まっています。
- 10万円未満の貸し出しの場合・・・20%
- 10万円~100万円未満の場合・・・・18%
- 100万円以上の場合・・・・・・・15%
以上の金利を上回っている業者も違法な貸金を行っている可能性が高いため注意しましょう。
日本貸金業協会が悪質業者としていないか
日本貸金業協会と呼ばれる、貸金業の自主規制団体のホームページで、悪質な業者を検索できます。その会社の詐欺の手口なども確認できるため、最後にチェックしておくことをおすすめします。
悪質業者の検索は「こちら」から可能です。
ちなみに、同協会の協会員であれば安全な業者の可能性が高いため「会員検索」を行っておくことも騙されないためには重要です。
3-3. 中小でおすすめなのはこの2社
中小の消費者金融の中で特に筆者がおすすめしたいのは『フタバ』と『アロー』です。
金利重視ならフタバ
フタバは東京都千代田区に本社を置く老舗の消費者金融で、最高金利は17.950%と他と比較しても低水準です。多くの方が申し込み時は最高金利での契約となるケースが多いため、『フタバ』のように最高金利が低水準な消費者金融はおすすめです。
また、初回申し込み時は契約から最初の30日間利息がかからないため、大手とほぼ同水準の金利でお金を借りることが可能です。
おまとめならアロー
『アロー』は愛知県名古屋市に本社を置く消費者金融で、おまとめローンを実施しています。そのため、複数社から借り入れがありどうしようもなくなっている方にも、借金をまとめてもらい、毎月の負担を軽くするチャンスがあります。
また、年収の1/3 以上の借り入れがあって、総量規制に引っかかる状態の方でも申し込むことができるので多くの方にチャンスがある消費者金融です。
4. 消費者金融でお金を借りるための4つのステップ
消費者金融でお金を借りるためには、以下の4つのステップを踏む必要があります。
本章では、それぞれを具体的に解説していきます。
4-1. 申し込み
まずは、あなたの情報を消費者金融に伝え、申し込みを行う必要があります。多くの消費者金融がWebから申し込みができます。また、中には来店や、無人契約機、電話などでの申し込みを受け付けているものもあります。
申し込みをすると、あなたに確認の電話が入ることが多く、必要事項をきちんと伝えられれば申し込みが完了です。
申し込み時の情報を元に審査を行います。嘘をついても後々バレるため、丁寧に、正直に申し込みを行いましょう。
4-2. 審査
申し込み情報を元に、審査が行われ、審査に通らないと契約すらできません。審査では以下のポイントを見られます。
- あなたの属性(年収や職業など)
- 現在や過去の債務(信用情報)
見られるポイント①あなたの属性
これは属性スコアリングと呼ばれるもので、あなたの申し込み内容をコンピューターが点数化してスコア化してあなたの信用度を測る仕組みです。具体的に見られる項目は以下のとおりです。
属性スコアリングで見られる主な項目
- 年収
- 勤務先・雇用形態
- 勤続年数
- 居住形態・居住年数
- 家族構成
- 年齢
- 固定電話
特に、返済能力を大きく左右する「勤務先・雇用形態」や「年収」は重視される傾向にあり、ここで無職の方は審査にほぼ確実に落ちます。
また、あなたの申告内容に嘘がないかをチェックするために職場に在籍確認の電話が入ります。多くの消費者金融で在籍確認は以下のように個人名での電話なので、消費者金融からの電話ということはバレないようになっています。
私、○○(個人名)と申しますが、◎◎(あなた)さんはいらっしゃいますでしょうか。
ここであなたが電話に出られれば審査完了、あなたが電話に出られなくても電話に出た方が「◎◎(あなた)は外出中です」など会社に在籍している発言をしてくれればクリアです。
もし、会社に在籍確認の電話が入ることをどうしても避けたい方は、「実際に問い合わせてわかった在籍確認なしのキャッシング3選」を参考に、在籍確認を会社への電話以外の手段でとってくれる消費者金融を選びましょう。
見られるポイント②現在や過去の債務
審査において、今や過去にどれだけの債務があるかも非常に重視されます。いわゆる信用情報のチェックで、「個人信用情報機関」へあなたの信用情報を照会します。
主に、「何社から」「いくら」借りているか、「トラブルはなかったか」などがチェックされます。
具体的な審査の内容が気になる方は「消費者金融の審査完全ガイド|きちんと理解し通過できる!」を参考にしてみてください。具体的な審査の内容を詳しく紹介しています。
また、「5.消費者金融の審査の通過率を上げる3つのポイント」で具体的に審査に通るコツを紹介していきます。
4-3. 契約
審査に通ると、あなたが申し込んだ希望条件と、消費者金融側の審査結果を元に、借り入れ条件が設定されます。
そして、必要書類を提出したり、書類などを受け取るといった手続きを行うことで、契約を締結できます。
4-4. 借入
契約が終わると借入が出来るようになります。多くの消費者金融には、あなたが依頼することで指定の口座に振り込んでくれる仕組みが用意されています。
また、消費者金融によってはカードが発行され、コンビニのATMなどでお金を借りることもできます。
5. 消費者金融の審査の通過率を上げる3つのポイント
消費者金融での審査の通過率を上げるために意識すべきポイントは以下の3つです。
5-1. 申し込みは低めの限度額で
消費者金融の申し込みは、あなたが限度額を希望した上で申し込みをするものが多いです。
もし多額のお金がすぐに必要でないのであれば、最初は少額で申し込むことをお勧めします。
理由は以下の2点です。
- 年収に対して借りすぎという印象を与えない(総量規制もクリアしやすい)から
- 計画的に借りる人であることをアピールできるから
最初は低い限度額で申し込みをして、徐々に限度額を上げていくことが審査に通りやすくなるポイントです。
5-2. 申し込みは1社ずつ行う
申し込みをしすぎないことも審査に通るために必要です。信用情報では、申し込み内容も共有されているため、1度に申し込みをしすぎると「いろんなところから借りて、自分のところの返済はきちんとしてくれるのか」「あちこち申し込まないとお金を借りられない人なのか」と考えます。
いわゆる「申し込みブラック」という状態です。つまり、きちんと審査に通るためには一度に複数の消費者金融に申し込みをするのではなく、1社1社審査を受けていくことが重要です。
また、申し込みの履歴が残るのが多くの場合6ヶ月で、その履歴が残る期間内に複数社の申し込みを行うと、同様の理由で通りにくくなります。短期間で何社までなら大丈夫なのかも会社によってバラバラですが、1社1社申し込みを行うことを意識してください。
5-3. 細かいミスに気をつける
消費者金融で、意外に多いのが記入ミスによる否決です。
誤字や脱字などをすると、わざとでなくとも虚偽の申し込みを行ったと判断され、審査に落とされるケースがあります。
そのため、申し込み内容をしっかりと確認をして記入ミスをなくすことも審査に通りやすくなる重要なポイントの一つです。
また、計算ミスしたことにして他社からの借入額を少なめに書くなどの行為も信用情報で一発でバレるため、正しい情報を正確に書きましょう。
6. 消費者金融の金利と限度額のからくり
本章では申し込み前に知っておきたい消費者金融の「金利」と「限度額」に関して解説をしていきます。
6-1. 最初は思っているほど良い条件では借りられない
実は、消費者金融で最初から良い条件で借りられることはほとんどありません。多くの消費者金融では、以下のような表記をしているかと思います。
出典:アイフル
しかしながら、このアイフルで初回から4.5%で500万円を借りられる方はほとんどいません。多くの方が18.0%で数万〜数十万円での貸し出しとなります。
つまり、最初は条件の悪い契約になってしまうことを覚悟して申し込みを行いましょう。
6-2. 条件は徐々に向上していく
最初の条件が悪くても、定期的に利用をして、きちんと返済をしていれば徐々に借り入れ条件は向上していきます。
多くの消費者金融で半年〜1年間きちんと使っていれば、消費者金融側から増額の案内が来ます。また、返済の実績ができてから、あなたから申し出ることで金利を下げてもらうことができる可能性があります。
そのため、定期的に借りて、延滞せずに返すことを意識しましょう。
7. 消費者金融から絶対に借りられない人2つの特徴
ある条件を満たす方は、どこに申し込みをしても落ちるため、本章ではそういった方を紹介していきます。
それは以下のような方で、どの消費者金融を選んでもほぼ必ず審査に落ちるため、まずは根本から解決をした上で申し込みを行うことをおすすめします。
7-1. 無職の方
どんなに消費者金融に申し込んでも、無職の方にはお金を貸してくれないため、申し込みをしても無駄です。
無職の方に貸せない理由は以下の2つです。
- 返済能力がないと見なされるから
- 総量規制に引っかかるから
返済能力がない人には貸してくれない
そもそも消費者金融は、返済能力のない方にはお金を貸してくれません。一昔前だと、消費者金融の多くが30%近い金利を設定し、どんどん貸して、その中で多少返せない方がいても金利が高いので利益が出るという仕組みでした。
しかし、利息制限法が制定され、以下のように設定できる金利の上限が決まりました。
- 10万円未満の貸し出しの場合・・・20%
- 10万円~100万円未満の場合・・・・18%
- 100万円以上の場合・・・・・・・15%
つまり、設定できる金利は大きく下がりました。このことから、誰にでも簡単に貸していたら利益が出なくなったため、きちんと返済ができるかをより厳重にチェックするようになりました。
そのため、無職=返済に充てるための収入がない方の借入は認めてもらうことができません。
総量規制に引っかかるから
平成20年に施行された「貸金業法」で、お金を借りる人は年収の1/3を超える額は借りられないと定められました。
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。
つまり年収が0の無職の方にお金を貸すことはこの法律に引っかかることになるため、どこの業者もお金は貸してくれません。
以上2つの理由により、無職の方のキャッシングは困難です。そして「無職歓迎」とアピールしているローン会社などは、収入のないあなたに返済をさせる恐ろしい仕組みを持っていたり、上記のルール等を無視している違法な闇金の可能性が高いため注意しましょう。
無職の方でどうしても困った場合は「無職でもキャッシングをしたい!安全にお金を借りる全知識」を参考に、無職でキャッシングしたい時の術を学んでいただければと思います。
7-2. 「あちこちから」「たくさん」お金を借りている方
行き過ぎた多重債務者の方は、消費者金融に申し込んでも断られるケースが多いため他の方法を考える必要があります。
以下のような方は、申し込みをしても断られる可能性が非常に高いです。
- 「5社以上から」借金をしている人
- 「年収の1/3」近く借金をしている人
複数社からの借金は敬遠される
5社前後の企業から借金をしている方は、「返済能力がない」とみなされてしまいます。理由は以下の2点です。
- なかなか返せないから借金が増えていると思われる
- 貸しても他社の返済で手一杯で自分の所には返ってこないのではないかと思われる
以上の理由などにより、敬遠されがちです。そのため、5社前後の借金がある方はアイフルの「おまとめローン」などのおまとめ系商品で借入先数を減らした上での申し込みの検討をお勧めします。
ちなみに、同じ「100万円の借金」でも、「3社から合計で100万円」よりも「1社から100万円」の方が一般的には信用度が高いです。
総量規制に引っかかるラインは超えられない
総量規制は年収の1/3以上貸してはいけない法律ですが、既に年収1/3ギリギリの借金をしている方は中小の消費者金融に申し込みをしても法律の壁で借りることができません。
反対に「それでも貸す!」と言ってくる業者は違法なケースが多いため注意しましょう。
おまとめローンなら可能なケースも!
ただ、「おまとめローン」の中には、総量規制の対象外となっていたり、複数社からの借り入れをしていても申し込めるものも多いため、おまとめローンも検討しましょう。先ほど紹介した『アコム』『アロー』などはおまとめローンを実施しています。
しかしながら複数社から借り入れ、大きくなった負債を返せるだけの信用が必要になってくるため、審査は厳しいことを覚悟しておきましょう。
8. 消費者金融一覧表 全20社
本章では、消費者金融の一覧表を紹介します。以下の観点で、選んだものなので、特にお急ぎの方は参考にしてみてください。
- ネットで楽々申し込みが可能
- 日本貸金業協会の「悪徳業者データベース」上に存在しない
- 保証人不要で、最短即日借りられる
8-1.【一覧表】大手消費者金融4社
まずは、「大手」と呼ばれる消費者金融を紹介していきます。大手の方が条件が総じて良いため、初めての方はまずは大手への申し込みをおすすめします。
名称 | 申し込みURL | 金利 | 融資スピード | 限度額(万円) | 備考 |
プロミス | http://cyber.promise.co.jp/ | 4.5%~17.8% (初回利用から30日間金利無料) |
最短即日※ | 500 |
|
アイフル | http://www.aiful.co.jp | 4.5%~18.0% (初回契約から30日間金利無料) |
最短即日※ | 500 |
|
アコム | http://www.acom.co.jp/ | 3.0%~18.0% (初回契約から30日間金利無料) |
最短即日※ | 800 |
|
SMBCモビット | http://pc.mobit.ne.jp/ | 3.0%~18.0% | 最短即日※ | 800 |
|
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
8-2. 【一覧表】中小の消費者金融16社
続いて、中小の消費者金融の一覧をご紹介します。大手よりも若干条件は落ちますが、各社差別化をするために様々な取り組みをしています。
大手に落ちたという方は、ぜひ中小の消費者金融を選択肢に入れてみてください。
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名称 | 申し込みURL | 金利 | 限度額(万円) | 備考 |
フタバ | http://www.822828.jp/ | 14.959%~17.950% | 50 | 初回契約から30日間利息無料 |
セントラル | http://011330.jp | 4.8%~18.0% | 100 | 初回契約から30日間利息無料 |
アロー | https://www.myarrow.co.jp | 15.00%~19.94% | 200 | おまとめローンあり |
フクホー | http://www.fukufo.co.jp/ | 7.30%~18.00 % | 200 | 即日融資にはセブン-イレブンでのマルチコピー機の操作が必要 |
ダイレクトワン | http://www.directone.co.jp/ | 4.9%~20.0% | 300 | スルガ銀行のグループ会社 |
ライフティ | http://www.ryfety.com | 8.0%~18.0% | 500 | 「0.3秒診断」で事前に借り入れ可能かの診断ができる |
ベルーナノーティス | http://www.b-loan.jp | 8.0%~18.0% | 100 | 「3秒診断」で事前に借り入れ可能かの診断ができる |
キャレント | http://www.ca-rent.jp | 7.8%~18.0% | 500 | 「ネット借入診断」で事前に借り入れ可能かの診断ができる |
フリーローン | https://www.kantou-shinpan.co.jp | 16.98% | 99 | フリーローンなら利率固定 |
ニチデン | http://www.nichidensya.co.jp/ |
7.3%~17.52% | 50 | – |
アスカ | http://www.safety-finance.com/ | 18.00%~20.00% | 50 | 本社は福岡 |
アルコシステム | http://www.alcosystem.co.jp | 15.0%~20.0% | 50 | – |
スペース | http://cashing-space.jp/space/ | 8.0%-20.0% | 500 | – |
ビアイジ | http://www.0120220010.com | 15.0%~18.0% | 100 | 北海道・青森などで地域密着 |
いつも | http://www.126.co.jp | 7.0%~18.0% | 50 | – |
プログレス | http://progress-f.com/ | 15.0%~20.0% | 50 | – |
9. さいごに
消費者金融に関して、事前に知っておきたい全ての知識を紹介してきましたが、いかがでしたか。消費者金融は、困った時にお金を貸してくれる、非常にありがたい業者です。
ぜひ、正しく理解して上手に使いこなしていただければと思います。そして、筆者おすすめの消費者金融は以下の4社です。
- 総合的におすすめ・・・・・・・・・・・・『プロミス』
- プロミスに落ちた時におすすめの大手・・・『アコム』
- 金利の条件が良い中小・・・・・・・・・・『フタバ』
- おまとめのできる中小・・・・・・・・・・『アロー』
上記を参考に、あなたにぴったりの消費者金融を見つけて、計画的にご利用いただければと思います。あなたが最高の形でお金を借りられることを心から祈っています。