ソーシャルレンディングとは|最先端の魅力溢れる投資を全解説

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資産運用を考えていて、今話題の「ソーシャルレンディング」が気になるけど、“そもそもソーシャルレンディングってどんな仕組みなの?”、“実際のところおすすめなの?”と疑問を抱いていませんか?

ソーシャルレンディング(貸付型・融資型クラウドファンティング)は、「お金を借りたい人」と「お金を貸したい人」を結びつける新しい融資仲介サービスとして世界中で注目され、急速に市場拡大している投資です。

また、株やFX等と違い、投資の知識や技術がほとんど必要ない為、初心者が始める際もハードルが低い事が特徴で、数万円の少額から投資でき、5〜10%の高利回りが望めるといった魅力があります

昨今、日本におけるソーシャルレンディング市場は急成長を遂げており、今後はより身近な投資として浸透していくと予想されています。

このページでは、元大手金融投資顧問会社のアセットマネジャーとして、様々なファンドを運営してきた筆者が、「今、最も注目されている最先端投資のソーシャルレンディングの解説とその魅力」について、以下の流れに沿ってわかりやすく解説します。

  1. ソーシャルレンディングとは?
  2. ソーシャルレンディングの市場解説と業界マップ
  3. ソーシャルレンディングの4つのリスクと他にはない6つの魅力
  4. ソーシャルレンディングでのリスクを考慮したおすすめ業者5選

すべて読めば、ソーシャルレンディングについての理解が深まり、自分に向いている投資かどうかの判断ができるようになるでしょう。

1.ソーシャルレンディングとは?

冒頭にお話しした通り、ソーシャルレンディングとは、簡単に言うと、上図のように「お金を借りたい事業者」と「投資したい人」を結びつける融資仲介サービスの事を言います。

ソーシャルレンディング業者は、一般の投資家から小口の投資資金を集め(クラウドファンディング)、その資金を資金需要のある事業者へ融資して、一定期間内で利息と元本を回収し、それを投資家へ償還するという仕組みです。

1-1. ソーシャルレンディングの仕組み

一般的に、企業などがお金を借りる場合は銀行から融資を受けますが、その為には厳しい審査に通過する必要があり、社歴の浅いベンチャー企業や、中小企業等は銀行からの融資だけでは資金需要の満額は満たせず、足りない分をノンバンクなどから高金利で融資を受け補填しなければなりません。

しかし、ソーシャルレンディングの場合では、そのような借り手が運営会社を通す事で、金利や融資期間など比較的融通が効く条件で融資を受ける事ができ、投資家側は他の投資と比較しても高い金利で資金を貸し付ける事が出来る為、双方にとって大きなメリットがあります。

もしも個人が借り手に直接お金を貸してしまうと貸金業法に違反してしまう為、このような仕組みが出来ました。

その為、国内のソーシャルレンディング業者は、「金融庁への第二種金融商品取引業者登録」及び、「各都道府県への貸金業者登録」を行う必要があります。

1-2.クラウドファンディングとは

ソーシャルレンディングは「貸付型・融資型クラウドファンティング」と呼ばれており、「クラウドファンディング」とはウェブ上で「群衆(クラウド)」から「資金調達(ファンディング)」を呼びかける仕組みで、集めたお金をどのような形で投資家に戻すかによって、大きく5種類に分類されています。

「クラウドファンディング」には、金銭的リターンが得られる「投資」と金銭的リターンが得られない「非投資」があり、「ソーシャルレンディング」は企業や個人に資金を貸し付けることで、貸付期間分の金利(金銭的リターン)を受け取る投資手法です。

2. ソーシャルレンディングの市場解説と業界マップ

欧米や中国を始めとして、世界中で急成長中のソーシャルレンディングですが、この章では、市場規模や歴史について触れていきたいと思います。

  • ソーシャルレンディングの歴史
  • ソーシャルレンディング市場規模
  • 国内ソーシャルレンディング業界全23者業界マップ

2-1. ソーシャルレンディングの歴史

ソーシャルレンディングは2002年にイギリスの「VirginMoney」が知り合い同士のみで融資ができるサービスを行ったのが始まりと言われています。

その後、2005年にイギリスの「Zopa 」が知らない人同士の借り手と投資家を一対一で結ぶ個人間融資サービスを開始しました。

2006年にアメリカの「Prosper」、続いて2007年にアメリカの「Lending club」と次々にソーシャルレンディング業社が誕生し、その頃には、1社の借り手に対して、複数の投資家から資金を集める現在のサービスが主流となり、世界的に市場拡大していきました。

日本では2008年に「maneo」が国内初のサービスを開始し、現在では、23社のソーシャルレンディング業者が成長拡大しています。

2-2. ソーシャルレンディング市場規模

世界の市場規模は2015年時点で、米国:2.3兆円、欧州:6000億円、アジア:15.7兆円となっており、下図では、2010年から2015年までの主なクラウドファンディング会社の市場規模の推移を示しています。

わずか5年の間に何十倍とも取れる成長を遂げている事がわかります。

(出典:Liberium

また、下図の「世界のソーシャルレンディング業者一覧」からはアメリカや中国を筆頭に世界各地で市場が拡大している事がわかります。

(出典:Liberium

一方国内においても、年々市場規模が拡大しており、2017年度の市場規模は1000億円を超える見込みです。

また、国内のクラウドファンディングにおける構成比を示すデータから、2016年度時点で、ソーシャルレンディングは市場規模の90%以上を占める673億円でした。

金融業界における国内の業界規模約60兆5125億円に対して、現時点では1%にも程遠い市場ではありますが、間違いなく今後も高い成長率が期待出来るでしょう。

(出典:矢野経済研究所)

(出典:矢野経済研究所)

2-3. 国内ソーシャルレンディング業界全23者業界マップ

次に、国内のソーシャルレンディング業者23社を重要な「最大利回り」と「企業の信頼性」で比較した場合の各社のポジションを以下に示しました。

上記の通り、ソーシャルレンディング各社を信頼性・最大利回りで比較した場合、「最大利回り」は8%を超える業者がほとんどであるのに対して、「企業信頼性」については、バラツキが生まれている事がわかります。

ソーシャルレンディングは「高利回り」な点が非常に魅力的な投資ではありますが、比較的新しい投資分野であるがゆえ、業界のおよそ全23社のぼほ全てが創業間もないベンチャー企業でもあります。

そのため、業者選択にあたっては、「企業信頼性」を第一にその他の重要項目も比較しながら慎重に行わないと、返済遅延や最悪の場合は貸し倒れが発生してしまうなんて事にもなりかねません

投資する際には、なるべくリスクを減らす為にまずは信頼できる業者に、少額投資から始めて、徐々に複数業者に分散投資を行っていく事をおすすめします。

3. ソーシャルレンディングの4つのリスクと他にはない6つの魅力

前述の通り、ソーシャルレンディングは世界的に注目されている最先端の投資ですが、当然ながら投資である以上一定のリスクも存在しています。ここではソーシャルレンディングのリスクと「年利回り」などの魅力的な特徴についてご説明します。

3-1. ソーシャルレンディングの4つのリスク

ソーシャルレンディングのリスクとしては大きく以下の4つがあります。

  • 企業リスク(倒産・不祥事)
  • 投資リスク(元本割れ・貸し倒れ)
  • 流動性リスク(途中解約不可)
  • 商品リスク(投資先情報等が非公開)

①企業リスク(倒産・不祥事)

国内業者の多くは、公開情報が少ないベンチャー企業です。

現段階では、国内市場は未成熟で発展途上であることから、倒産などの企業リスクも比較的大きい業界である事を理解して「信頼性」の高い業者を選びましょう。

例えば、大手企業からの資本を集めることに成功している業者は、経営面での信頼性が高いと言えます。

②投資リスク(元本割れ・貸し倒れ)

ソーシャルレンディングの商品は全てリスク商品である為、最悪、貸し倒れの可能性があり、その場合は投資家が損失を被ることになります。

業者によっては一部の商品に担保がついたものもある為、必ず担保保証付き(保証会社付き)の有無とその内容について確認した上で投資先を選定しましょう。

③流動性リスク(途中解約不可)

ソーシャルレンディングは、投資家から集めた資金を一定の期間で事業者へ融資するという仕組みであるため、ほとんどの業者が、融資開始から運用期間終了まで途中解約ができない事になっています。

その為、必ず運用期間や運用資金については慎重に考えて投資判断するようにしましょう。

④商品リスク(投資先情報等が非公開)

ソーシャルレンディングの仕組み上、投資家は具体的な投資先(貸付先)を知る事が出来ません

それは、貸金業法に基づく「債務者保護のための匿名性」が優先されているからであり、仕方のない事なのですが、なるべく案件の情報が詳細に開示された業者を選ぶ事をおすすめします。

3-2. 他にはない6つの魅力

反対に、ソーシャルレンディングにはまるで他の投資の良い点を集めたかのような以下の6つの魅力があります。

  • 高利回り
  • 少額投資可能
  • 投資の技術が不要
  • 投資期間を選べる
  • 毎月分配
  • 社会的意義がある

①高利回り

ソーシャルレンディングの一番の魅力は何と言っても最大で〜15%程度の高利回り運用が可能な点です。定期預金などでは年利回り0.01%程度が関の山ですが、ソーシャルレンディングでは平均でも5〜6%程度の年利回りで大きなリターンが望めます。

②少額投資可能

業界最安で1万円からの投資が可能な点も他にはない魅力です。

通常では大きな金額が必要な不動産投資なども、ソーシャルレンディングなら複数の投資家から資金調達をする仕組みの為、少額から不動産担保付き等の比較的手堅い案件への投資が可能です。

③投資の技術が不要

株やFX等では、経済状況を読み取る為に投資の知識や専門的な技術、日々のニュースを欠かさず確認する等の手間が必要になりますが、ソーシャルレンディングの場合は運用開始から終了までの間、特別な管理は必要なく、投資初心者でも簡単に運用開始できます。

④投資期間を選べる

業者によって1ヶ月から数年間といった様々な期間の案件があり、短期から長期まで自分に合った投資ができます。いきなり数年間資金を預けるのは不安かもしれませんが、試しに運用する場合は、半年程度の短期運用で比較的リスクを抑えた早めの資金回収をする事をおすすめします。

⑤毎月分配

分配日は業者ごとに違いますが、ほとんどの業者が毎月決まった日に分配金が支払われるシステムを起用しています。毎月分配金が支払われる事で、いつでも引き出すことができる上に、運用が順調にいっているという安心にもつながります。

⑥社会的意義がある

ソーシャルレンディングの商品は多岐に渡り、業者によって特色も異なりますが、成長意欲がある企業や地域創造、新興国への融資といった様々な目的で投資家の資金が役立たれています。

借り手にとっても投資家にとってもメリットが大きいだけでなく、国内外の資金需要を満たし、社会を活性化させる活動に寄与できる点がソーシャルレンディングサービスそのものの存在意義ではないかと思います。

4. ソーシャルレンディングでのリスクを考慮したおすすめ業者5選

ソーシャルレンディングにおける業者選びは「企業信頼性」が最も重要な項目であり、次いで「商品の安全性(担保保証の有無)」、「年利回り」という順でそれぞれの業者を比較していくことが大切です。

実際には、さらにその他の項目も含めて最終的に自身のニーズにあった業者の中で個別商品を選択していくことになりますが、ここでは全ての人におすすめできる厳選5業者として「信頼性」を最重要項目とした上でその他の項目に関しても優れている業者をご紹介します。

業者のサービス内容は随時変更されていくため、あくまで2017年9月時点での情報ですが、上記の条件を満たす業者としては以下の5社がおすすめです。

  1. maneo(マネオ)』|複数の大企業から出資を受けている業界最大手
  2. オーナーズブック』|不動産案件メインで全商品不動産担保付きの業者
  3. LCレンディング』|保証内容が非常に手厚い商品が多い人気業者
  4. クラウドクレジット』|伊藤忠商事が出資する社会貢献性が高い商品を扱う業者
  5. SBIソーシャルレンディング』| SBIグループに属す手堅い業者

募集期間が非常に短い案件が多いため、気になる業者の口座は予め開設しておいた方が良い。

ソーシャルレンディングの個別案件の投資募集期限は数日間と非常に短いものが多いです。 また、募集期限前でも募集額満額に達した時点で締め切られるため人気案件はすぐに募集終了してしまいます。 良い条件の案件を見つけてから口座開設していては間に合わないケースもあるため、 気になる業者の口座は予め開設しておくのがおすすめです。

4-1. maneo(マネオ)|複数の大企業から出資を受けている業界最大手

maneo(マネオ)』は2007年に日本で初めてソーシャルレンディングサービスを始めた業界のパイオニア的存在で、GMOクリックホールディングスやSMBCベンチャーキャピタル等、大手企業からの資本を集める事実から信頼性が高く、国内シェア率NO1.の人気業者です。

初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。

4-2. オーナーズブック|不動産案件メインで全商品不動産担保付きの業者

オーナーズブック』はカカクコム株式会社等大手企業から出資を集める信頼性の高い業者で、不動産のプロによる厳選された全件不動産担保付きの商品を扱う人気業者です。

「maneo」同様、投資家から多くの人気を集めるオーナーズブックは、「商品安全性」「年利回り」共に一歩抜けており、初心者から中上級者まで幅広くおすすめできます。

4-3. LCレンディング|保証内容が非常に手厚い商品が多い人気業者

LCレンディング』はジャスダックに上場するLCホールディングス株式会社の100%子会社である事から信頼性が高く、不動産に特化した商品を扱う人気業者です。

LCホールディングスの保証が付いた非常におすすめな手堅い商品も扱っており、初心者にも上級者にもおすすめの業者です。

4-4. クラウドクレジット|伊藤忠商事が出資する社会貢献性が高い商品を扱う業者

クラウドクレジット』は伊藤忠商事株式会社等大手企業から出資を集める信頼性の高い業者で、海外向けに特化した高利回りな商品を扱う人気業者です。

ペルーやカメルーンといった資金不足の新興国への融資を中心に、彼らの自立と貧困からの脱出を担うといった社会的意義が大きい投資ができる他の業者にはない特徴があります。

残念ながら担保保証はありませんが、グループ会社や世界レベルの大手金融機関の出資を受けている提携会社に限定して融資を行うことでリスクを低減しています。

投資経験が豊富で、資金的に余裕がある人におすすめの業者です。

4-5. SBIソーシャルレンディング|SBIグループに属す手堅い業者

SBIソーシャルレンディング』は大手金融会社SBIグループで信頼性が高く、全件担保付きの安全性が高い商品を扱う人気業者です。

不定期でキャッシュバック等の嬉しいキャンペーンを開催する事もある為、開催中のキャンペーンは可能な限り活用する事をおすすめします。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

ソーシャルレンディングに対する疑問が解消できたのではないでしょうか。

ソーシャルレンディングが向いていると思った人、向いていないと思った人様々だと思いますが、ソーシャルレンディングには他にはない魅力的な特徴が多くあり、少額分散投資などのリスクヘッジを心掛ければ比較的安全に大きなリターンを望めます。

本サイトではソーシャルレンディングの仕組みや魅力について出来る限り詳細にご紹介してきましたので、あなたの決断の一助となれれば幸いです。

きちんと自分に合う業者を選び、ソーシャルレンディングで後悔しない最先端の投資を行いましょう!

<リスクを考慮したおすすめ業者5選>

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