プロが教える『みんなのクレジット』の評判と選んではいけない全理由|23社を比較してわかった真実

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ソーシャルレンディング(貸付型・融資型クラウドファンティング)に興味を持ち、業者比較をしていく中でみんなのクレジットが気になったけど、“実際のところみんなのクレジットは信頼できるの?”と疑問に思っていませんか?

結論としては、みんなのクレジットは高利回りで、高額なキャッシュバックキャンペーン等を行う人気業者でしたが、投資家への虚偽の表示や社長によるファンド資金の流用、一時債務超過に陥っていた事実等から、金融庁及び東京都の双方より行政処分を受けて業務停止状態となっており、大切な投資資金の預け先としては論外と言えます。

このページでは、元大手金融投資顧問会社のアセットマネジャーとして、様々なファンドを運営してきた筆者が、今最も注目されているソーシャルレンディングにおける「みんなのクレジットの総評」について、ソーシャルレンディング業者23社の比較評価をもとに、以下の流れに沿ってわかりやすく解説します。

  1. みんなのクレジットの総評|全23社の比較評価
  2. みんなのクレジットをおすすめしない2つの理由
  3. おすすめソーシャルレンディング業者5選

すべて読めば、みんなのクレジットの客観的総評と自分に向いているかどうかがわかり、最良の決断ができるようになるでしょう。

0. みんなのクレジットとは|「金融庁」と「東京都」から行政処分を受けた業者

まずは、ソーシャルレンディング(貸付型・融資型クラウドファンディング)業界における、全23社を「最大利回り」と「企業の信頼性」で比較した場合の『みんなのクレジット』のポジションを押さえておきましょう。

上記の通り、みんなのクレジットは信頼性・最大利回り以前に悪徳な経営内容により行政処分を受けており、経営財務面での健全性も疑わしく、現時点においては業界マップから外しています。

以下、具体的にご紹介していきます。

1. みんなのクレジットの総評|全23社の比較評価

項目 評価 理由
※2017年10月時点情報
信頼性 ★1  2015年5月創立。2017年3月金融庁より行政処分。同年8月に東京都より行政処分。
人気度 不明 現在公開情報無し。
年利回り 不明 現在公開情報無し。
担保保証 不明 現在公開情報無し。
デフォルト件数 不明 現在公開情報無し。
最低投資額 不明 現在公開情報無し。
投資期間 不明 現在公開情報無し。
手数料 ★★★★4 口座管理手数料:無し
入金手数料:全業者有り
出金手数料:有り
その他手数料:無し
特徴 悪徳な経営内容により金融庁と東京都から行政処分を受けた業者。

<総評>

みんなのクレジット』は2017年3月及び、8月に行政処分として業務停止命令・業務改善命令を受けており、現在は営業停止状態です。

ほとんどの項目に関して情報公開していない状況ですが、後述する「行政処分」の内容からは、とても投資先として大切な資金を託せるような業者ではないと言え、ソーシャルレンディング業者を探しているのであれば、ニーズに合った他の業者をおすすめします。

※投資のプロが教えるソーシャルレンディング業者を選ぶ際のリスクと注意点

ソーシャルレンディング業者を比較する際には上記の様に様々なポイントがありますが、その中で最も重要視すべきは下記の3点です。

1. 必ず担保保証付き(保証会社付き)の案件を選ぶ

ソーシャルレンディングの商品は全てリスク商品である為、最悪、貸し倒れの可能性があり、その場合は投資家が損失を被ることになります。必ず担保保証付き(保証会社付き)の商品の中から投資先を選定しましょう。

2. 「信頼性」の高い業者を選ぶ

国内業者の多くは、公開情報が少ないベンチャー企業です。倒産などの企業リスクも比較的大きい業界である事を理解して「信頼性」の高い業者を選びましょう。

3. 商品の内容比較の前に業者の信頼度から投資判断をする

上記の理由から、商品の内容だけで投資判断をするのは絶対にやめましょう!個別案件(商品)は数日間の短期募集が多い事から口座開設後では既に入れ替わっている可能性も高く、また、投資先の詳細を確認することはできない為、業者の審査能力が大変重要です。まずは運営業者の概要や特徴についてきちんと理解した上で、自分なりに信用できると判断した業者の運営する個別案件の中でニーズに合ったものを厳選して投資するようにしましょう。

2. みんなのクレジットをおすすめしない2つの理由

ソーシャルレンディングサービス運営には、金融庁への第二種金融商品取引業者登録及び、各都道府県への貸金業者登録を行う必要があります。

みんなのクレジットは登録があった「金融庁」及び「東京都」の双方から悪徳な経営内容を理由として行政処分を受けました。行政処分の事実とその内容からみんなのクレジットをおすすめできない理由を以下にまとめました。

  • 金融庁より業務改善命令と業務停止命令を受けた(2017年3月30日)
  • 東京都より業務改善命令と業務停止命令を受けた(2017年8月3日)

理由1. 金融庁より業務改善命令と業務停止命令を受けた(2017年3月30日)

まず最初に2017年3月24日、みんなのクレジットは証券取引等監視委員会により、行政処分勧告を受けます。

これはつまり、証券取引等監視委員会が内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、「みんなのクレジットを検査した結果、問題が認められた為、何らかの処罰を与えるべき」と意見した事を意味します。

その時の内容は以下の7点です。

①貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

投資家から集めた資金の貸付先を親会社や関連会社へ集中させていたにも関わらず、不動産事業会社等に対し貸付けを予定しているかのような表示をし、貸倒れリスクが分散されているかのような誤解を与える表示を行っていた。

②担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

担保保証の内容が、有価証券と表記してあるにも関わらず、実際は融資先であるグループ会社の自社株(未公開株)で全く担保として意味がない内容であった。更に、担保設定をしていないファンドにも貸付債権が保全されているかのような誤解を与える表示をしていた。

③ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充当されている状況

既に償還された17本のファンドの償還金の原資を検証したところ、10本について、他の償還期限が到来していないファンドの資金が償還金に充当されていた。

④当社のキャンペーンにファンド出資金が充当されている状況

キャッシュバックキャンペーンと称して、顧客に現金を還元していたが、原資を検証したところ、親会社へ貸し付けていたファンド出資金をみんなのクレジットに還流して充当してた。

⑤白石伸生代表取締役がファンド出資金を自身の借入れ返済等に使用している状況

白石代表が、ファンド出資金を、自身の預金口座及び自身の債権者に送金させている状況が認められた。

⑥グループ会社の増資にファンド出資金が充当されている状況

グループ会社の増資について、ファンド出資金をグループ内で貸付け、借入れが繰り返された後に充当されていた。

⑦ファンドからの借入れを返済することが困難な財務の状況

ファンド出資金の最大の貸付先である親会社が、累積赤字を増加させており、上記の増資により債務超過状態を解消したが、一方で、ファンドから毎月多額の資金を借り入れていたことから、短期借入金が流動資産を大きく上回る状況となり、グループ全体の財務状況についても、短期借入金の総額が流動資産を大きく上回っている状況となった事から、ファンドからの借入れ返済が滞る可能性が高い状況となっていた。

財務省 関東財務局(http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000621.html)

上記の内容を受けて6日後の3月30日に金融庁より以下のような行政処分が下されました。

<2017年3月30日:業務改善命令と業務停止命令>

財務省 関東財務局(http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000621.html)

簡単にいうと、「一ヶ月間の業務停止」と「顧客への説明と保護の徹底、業務内容の見直し、経営体制の再構築」を言い渡されました。

当然ながら、この後に白石代表は返済を済ませた上で、代表取締役を辞任しています。

いかがでしょうか。人気があった業者だけに驚きの内容ですね。

自転車操業を行なっていた内部体制に問題があっただけでなく、元代表の白石氏個人に対しても大きな不信感を感じてしまいますよね…。

何よりも、投資家としては投資資金が返ってくるのかと言う大きな問題が残ったままです。

理由2. 東京都より業務停止命令を受けた(2017年8月3日)

更に同年8月3日に、今度は貸金業法に基づき東京都から業務停止命令・業務改善命令を受けました。

<2017年8月3日:業務停止命令・業務改善命令

東京都産業労働局金融部貸金業対策課(http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/08/02/04_01.html)

東京都産業労働局金融部貸金業対策課(http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/08/02/04_02.html)

処分の理由は、①禁止行為違反(過大担保の徴求)、②利息制限超過の契約違反、③ 契約締結時の書面の交付違反であり、①により30日間の業務停止命令、②③により業務改善命令が出されており、以下のような処分が下されました。

①禁止行為違反(過大担保の徴求)

貸付金額に比べて過大な担保を拘束してはいけない。

②利息制限超過の契約違反

利息制限法第1条に規定する金額を超える利息を設定してはいけない。(※元本の額が十万円未満の場合 年二割二 、元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分三 、元本の額が百万円以上の場合 年一割五分)

③契約締結時の書面の交付違反

貸付け契約時の書面の内容が変更になった場合はあらためて書面を交付しなくてはならない。

何れにしても、上記のような違反が、具体的にどのファンドで当てはまる事実であったかと言う点に関しては、今となっては確かめようもありませんが、「高利回り」で投資家の人気を集めていた裏では、法定利率以上の違法な貸付けもあったのかもしれません。

成立ローン総額40億円と言われていた人気業者が2度に渡り行政処分を受けた今回の一件は、「ソーシャルレンディングは危険」と言う不信感を多くの投資家に抱かせてしまったのではないでしょうか。

当然ながら投資である以上リスクはつきものですが、「高利回り」や「魅力的なキャンペーン」よりも先に「企業信頼性」を重視した投資判断をすることで、少なくとも今回のような被害からは免れる可能性が高いことでしょう。

3. おすすめのソーシャルレンディング業者5選

前述の通り、ソーシャルレンディングにおける業者選びは「企業信頼性」が最も重要な項目の一つです。

現在、日本には多くのソーシャルレンディング業者が存在しており、業者比較するポイントもサイトによって様々であり、結局どれがよいのかがわからないという声が非常に多いのが現状です。

実際、どのポイントで比較するか次第で良い業者は変わってきますが、ここでは最も重要な下記のポイントにフォーカスしてご紹介します。

ソーシャルレンディング業者選びで後悔しない為に重視すべきポイントは以下の2つです。

  • 「信頼性」の高い業者を選ぶ
  • 担保保証付き(保証会社付き)の商品を選ぶ

みんなのクレジットにおいては一部担保付きの商品もあったようですが、その内容についても健全性を判断する為に、上記2つのポイントを満たす業者をご紹介します。

業者のサービス内容は随時変更されていくため、あくまで2017年9月時点での情報ですが、上記2点を満たす業者としては以下の5社がおすすめです。

  1. maneo(マネオ)』|複数の大企業から出資を受けている業界最大手
  2. オーナーズブック』|不動産案件メインで全商品不動産担保付きの業者
  3. LCレンディング』|保証内容が非常に手厚い商品が多い人気業者
  4. クラウドクレジット』|伊藤忠商事が出資する社会貢献性が高い商品を扱う業者
  5. SBIソーシャルレンディング』| SBIグループに属す手堅い業者

募集期間が非常に短い案件が多いため、気になる業者の口座は予め開設しておいた方が良い。

ソーシャルレンディングの個別案件の投資募集期限は数日間と非常に短いものが多いです。 また、募集期限前でも募集額満額に達した時点で締め切られるため人気案件はすぐに募集終了してしまいます。 良い条件の案件を見つけてから口座開設していては間に合わないケースもあるため、 気になる業者の口座は予め開設しておくのがおすすめです。

3-1. maneo(マネオ)|複数の大企業から出資を受けている業界最大手

maneo(マネオ)』は2007年に日本で初めてソーシャルレンディングサービスを始めた業界のパイオニア的存在で、GMOクリックホールディングスやSMBCベンチャーキャピタル等、大手企業からの資本を集める事実から信頼性が高く、国内シェア率NO1.の人気業者です。

初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。

3-2. オーナーズブック|不動産案件メインで全商品不動産担保付きの業者

オーナーズブック』はカカクコム株式会社等大手企業から出資を集める信頼性の高い業者で、不動産のプロによる厳選された全件不動産担保付きの商品を扱う人気業者です。

「maneo」同様、投資家から多くの人気を集めるオーナーズブックは、「商品安全性」「年利回り」共に一歩抜けており、初心者から中上級者まで幅広くおすすめできます。

3-3. LCレンディング|保証内容が非常に手厚い商品が多い人気業者

LCレンディング』はジャスダックに上場するLCホールディングス株式会社の100%子会社である事から信頼性が高く、不動産に特化した商品を扱う人気業者です。

LCホールディングスの保証が付いた非常におすすめな手堅い商品も扱っており、初心者にも上級者にもおすすめの業者です。

3-4. クラウドクレジット|伊藤忠商事が出資する社会貢献性が高い商品を扱う業者

クラウドクレジット』は伊藤忠商事株式会社等大手企業から出資を集める信頼性の高い業者で、海外向けに特化した高利回りな商品を扱う人気業者です。

ペルーやカメルーンといった資金不足の新興国への融資を中心に、彼らの自立と貧困からの脱出を担うといった社会的意義が大きい投資ができる他の業者にはない特徴があります。

残念ながら担保保証はありませんが、グループ会社や世界レベルの大手金融機関の出資を受けている提携会社に限定して融資を行うことでリスクを低減しています。

投資経験が豊富で、資金的に余裕がある人におすすめの業者です。

3-5. SBIソーシャルレンディング|SBIグループに属す手堅い業者

SBIソーシャルレンディング』は大手金融会社SBIグループで信頼性が高く、全件担保付きの安全性が高い商品を扱う人気業者です。

不定期でキャッシュバック等の嬉しいキャンペーンを開催する事もある為、開催中のキャンペーンは可能な限り活用する事をおすすめします。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

みんなのクレジットに対する疑問が解消できたのではないでしょうか。

現在日本には数多くのソーシャルレンディング業者が存在しており、ニーズ次第で自分に合う合わないの判断は変わりますが、

みんなのクレジットは、様々なサービスが充実しており、高利回り商品を扱っていたと言うメリットもある反面、2度にわたる行政処分により、業務停止命令が下されたことも事実です。

きちんと自分に合う業者を選び、ソーシャルレンディングで後悔しない最先端の投資を行いましょう!

<重要項目を満たすおすすめ口座5選>

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