初心者でも簡単にわかる!ソーシャルレンディングの税金と確定申告の全て

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今話題のソーシャルレンディング(貸付型・融資型クラウドファンティング)には“どのような税金が掛かるの?”、“確定申告って必要なの?”と疑問を抱いていませんか?

ソーシャルレンディングは、数万円の少額から投資でき、5〜15%の高利回りが望めるといった魅力的な投資ですが、もちろん、利益には税金が掛かり、場合によっては確定申告が必要になります。

サラリーマンや専業主婦の方にとっては、確定申告」と聞くと面倒な作業と思われがちですが、いざやってみると手順通りに行うだけの簡単な作業である事がわかります。

このページでは、元大手金融投資顧問会社のアセットマネジャーとして、様々なファンドを運営してきた筆者が、「今、最も注目されている最先端投資のソーシャルレンディングにおける税金と確定申告」について、以下の流れに沿ってわかりやすく解説します。

  1. 始める前に知っておくべきソーシャルレンディングの税金の全て
  2. 確定申告が必要な人と不要な人
  3. これを見れば簡単にできる!確定申告の流れ
  4. 確定申告時に押さえておくべき2つの注意点
  5. ソーシャルレンディングをやるなら押さえておくべき信頼性重視のおすすめ業者5選

すべて読めば、ソーシャルレンディングの税金についての理解が深まり、初めてでも簡単に確定申告ができるようになるでしょう。

1.始める前に知っておくべきソーシャルレンディングの税金の全て

<ソーシャルレンディングの税金>

ソーシャルレンディングの利益は雑所得に分類され、他の所得との合算による総合課税となり、年間20万円以上の利益が出ると確定申告が必要です。

以下、詳しく解説していきます。

1-1. 所得の種類

所得の種類は、所得税法によって以下の10種類に分類されており、それぞれ税金の計算方法が異なります。

(参考:国税庁・所得の区分のあらまし

上記のように、ソーシャルレンディングの利益は雑所得に該当し、雑所得とは、給与所得や不動産所得などに分類されないその他の所得の事で、株やFXの損益とは損益通算できません。

1-2. ソーシャルレンディングの課税方法について

次にソーシャルレンディングの課税方法ですが、所得の課税方法には大きく分けて「分離課税」と「総合課税」の2種類あり、ソーシャルレンディングにおいては、「総合課税」となっています。

総合課税とは、他の所得と合算した総合所得が課税対象となり、年間所得にソーシャルレンディングの分配金を足した金額の合計に応じて以下の表のように税率が変わります。

(出典:国税庁・所得税の税率)

また、上記の所得税の他に住民税(税率10%)が別途掛かります。

2. 確定申告が必要な人と不要な人

ソーシャルレンディングの分配金(収益)が20万円を越す場合は、基本的には確定申告の必要があります。

また、分配金が20万円以下の場合であっても、確定申告をする事で得をするケースもありますので、以下にそれぞれのケースをご説明していきます。

2-1. 確定申告が不要な人

確定申告が不要なケースは以下の3つです。

  • 給与所得が年間2000万円未満でソーシャルレンディングやその他の所得が20万円以下の方
  • 公的年金の受給金額が年間400万円以下でソーシャルレンディングやその他の所得が20万円以下の方
  • 給与所得や公的年金、ソーシャルレンディングやその他の所得が基礎控除(38万円)や社会保険料控除などの控除額合計以下の方

上記に該当する方は、確定申告の義務はありません。

確定申告を行わなくても、ほとんどのソーシャルレンディング業者で投資家に支払う分配金から20.42%(所得材15%+住民税5%+復興特別所得税0.42%)の源泉徴収を行なっている為、ソーシャルレンディング業者によって税金が支払われています。

それ以外の方は全員、2月16日〜3月15日までの間に確定申告をする必要があります。

2-2. 確定申告が不要な場合でもする事で得な場合

ソーシャルレンディング業者が行う源泉徴収額が上記の通り20.42%であるのに対して、ソーシャルレンディングの分配金を足した上でも所得が195万円以下の方は本来15%(所得税5%+住民税10%)の納税で済みます。

そのような方は確定申告を行う事で、払いすぎた約5%分の税金が還元されますので、確定申告を行うとお得です。

(出典:国税庁・所得税の税率)

3. これを見れば簡単にできる!確定申告の流れ

ソーシャルレンディングで確定申告が必要となると、サラリーマンや主婦の方は、手間暇が掛かる面倒な作業と思われるかもしれませんが、いざ初めてしまえば案外簡単に行える事がわかると思います。

以下に詳細な手順をご説明していきますので、参考にして頂ければ幸いです。

3-1. 確定申告に必要な書類

まずは確定申告次に必要な書類を準備しましょう。

  • 源泉徴収票(一般的には12月頃に会社から配布)
  • 支払調書・年間取引報告書(各ソーシャルレンディング業者のマイページよりダウンロード)
  • その他所得控除が受けられる場合に必要な書類(生命保険料控除や医療控除がある場合)

確定申告は、1月〜12月までの分を2月16日〜3月15日までの間に行う必要があり、以上の書類をそれまでに揃えて、国税庁が提供している「確定申告書作成コーナー」にて確定申告書を作成し、印刷して管轄の税務署に郵送または直接提出します。

3-2. 確定申告書の作成手順

1. まずは「確定申告書作成コーナー」にアクセスします。

2. すると上図のような画面が表示されますので「作成開始」をクリックし、「書面画面」をクリックします。

3. 一般の方は「所得税の確定申告作成コーナー」をクリックします。(ソーシャルレンディングの分配金以外に、事業所得や、不動産所得などがある場合は、一つ下の青色申請になります。)

4. 次の画面では真ん中の「左記以外の所得のある方」をクリックします。

5. 生年月日を入力すると以下の画面が表示されますので、自分が得た所得を選択し、各項目の入力を行います。給与所得とソーシャルレンディングの分配金のみの場合は、「給与」と雑の欄「その他」の入力を行います。

それぞれ下図のように表示されたますので、指示通りに行えば簡単に入力できます。複数のソーシャルレンディング業者から分配金を受け取っている場合は、業者ごとに入力します。

6. 最後に所得控除がある場合は、控除画面に入力し、なければそのまま進むと、税金の納付額もしくは、還付額が計算されます。それを印刷して郵送または管轄の税務署に直接提出して完了です。

3-3. 税理士に依頼する方法も

最後に、確定申告を行う方法としては、自分でやる以外に税理士に依頼するという方法もあります。

手間が掛からない上に、申告間違いによる延滞税や追徴課税のリスクを無くせたり、適用可能な税金優遇特例等を確実に見極めて受けられる等、安心して確定申告を済ますことができますが、反面、10万円程度(税理士による)の報酬が掛かります。

「税理士に依頼するほどではないがやはり不安」という方は確定申告の時期の税務署に行けば、相談員の方が入力方法などの相談に乗ってくれますので、そこで教えてもらうのもいいと思います。

4. 確定申告時に押さえておくべき2つの注意点

確定申告を行うあたり、押さえておくべき注意点は以下の2つです。

  • 副業が会社にバレたくない場合は「住民税を普通徴収(自分で納付)」にて申告する
  • キャッシュバックは「一時所得」として課税される

以下、順を追ってご説明していきます。

4-1.  副業が会社にバレたくない場合は「住民税を普通徴収(自分で納付)」にて申告する

所得税は国税のため確定申告をして税務署に納税しますが、住民税は地方税ですので、確定申告の内容が税務署から地方自治体に送られて地方自治体より納税請求されることになります。

その際、毎月の給与から差し引かれる「特別徴収」と郵送された納税通知書を持って金融機関やコンビニで自分で納税する「普通徴収」の2種類から選択することが可能です。

仮に、副業とみなされてしまう可能性がある等の理由でソーシャルレンディングの収入が会社にバレたくない場合には、必ず、自分で納付する「普通徴収」を選択して申告するようにしましょう。

また、その上で、自治体に「この分は普通徴収でお願いします」と連絡しておくとより確実です。

スクリーンショット 2016-08-15 19.45.00

副業 確定申告

4-2. キャッシュバックは「一時所得」として課税される

分配金は「雑所得」ですが、キャンペーンなどで得たキャッシュバックについては「一時所得」として課税されます。

一時所得は50万円までの特別控除が認められている為、50万円までのキャッシュバックは非課税となります。

5. ソーシャルレンディングをやるなら押さえておくべき信頼性重視のおすすめ業者5選

さいごに、ソーシャルレンディングを始めようと思っている方や、既になんとなく始めてしまっている方の為に、全23社を比較した上でおすすめできる厳選5社をご紹介しておきます。

ほんどの企業が創業間もないベンチャー企業であるソーシャルレンディング業界における業者選びでは「企業信頼性」が最も重要な項目であり、次いで「商品の安全性(担保保証の有無)」、「年利回り」という順でそれぞれの業者を比較していくことが大切です。

実際には、さらにその他の項目も含めて最終的に自身のニーズにあった業者の中で個別商品を選択していくことになりますが、押さえておくべき厳選5業者として「信頼性」を最重要項目とした上でその他の項目に関しても優れている業者をご紹介します。

業者のサービス内容は随時変更されていくため、あくまで2017年9月時点での情報ですが、上記の条件を満たす業者としては以下の5社がおすすめです。

  1. maneo(マネオ)』|複数の大企業から出資を受けている業界最大手
  2. オーナーズブック』|不動産案件メインで全商品不動産担保付きの業者
  3. LCレンディング』|保証内容が非常に手厚い商品が多い人気業者
  4. クラウドクレジット』|伊藤忠商事が出資する社会貢献性が高い商品を扱う業者
  5. SBIソーシャルレンディング』| SBIグループに属す手堅い業者

募集期間が非常に短い案件が多いため、気になる業者の口座は予め開設しておいた方が良い。

ソーシャルレンディングの個別案件の投資募集期限は数日間と非常に短いものが多いです。 また、募集期限前でも募集額満額に達した時点で締め切られるため人気案件はすぐに募集終了してしまいます。 良い条件の案件を見つけてから口座開設していては間に合わないケースもあるため、 気になる業者の口座は予め開設しておくのがおすすめです。

5-1. maneo(マネオ)|複数の大企業から出資を受けている業界最大手

maneo(マネオ)』は2007年に日本で初めてソーシャルレンディングサービスを始めた業界のパイオニア的存在で、GMOクリックホールディングスやSMBCベンチャーキャピタル等、大手企業からの資本を集める事実から信頼性が高く、国内シェア率NO1.の人気業者です。

初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。

5-2. オーナーズブック|不動産案件メインで全商品不動産担保付きの業者

オーナーズブック』はカカクコム株式会社等大手企業から出資を集める信頼性の高い業者で、不動産のプロによる厳選された全件不動産担保付きの商品を扱う人気業者です。

「maneo」同様、投資家から多くの人気を集めるオーナーズブックは、「商品安全性」「年利回り」共に一歩抜けており、初心者から中上級者まで幅広くおすすめできます。

5-3. LCレンディング|保証内容が非常に手厚い商品が多い人気業者

LCレンディング』はジャスダックに上場するLCホールディングス株式会社の100%子会社である事から信頼性が高く、不動産に特化した商品を扱う人気業者です。

LCホールディングスの保証が付いた非常におすすめな手堅い商品も扱っており、初心者にも上級者にもおすすめの業者です。

5-4. クラウドクレジット|伊藤忠商事が出資する社会貢献性が高い商品を扱う業者

クラウドクレジット』は伊藤忠商事株式会社等大手企業から出資を集める信頼性の高い業者で、海外向けに特化した高利回りな商品を扱う人気業者です。

ペルーやカメルーンといった資金不足の新興国への融資を中心に、彼らの自立と貧困からの脱出を担うといった社会的意義が大きい投資ができる他の業者にはない特徴があります。

残念ながら担保保証はありませんが、グループ会社や世界レベルの大手金融機関の出資を受けている提携会社に限定して融資を行うことでリスクを低減しています。

投資経験が豊富で、資金的に余裕がある人におすすめの業者です。

5-5. SBIソーシャルレンディング|SBIグループに属す手堅い業者

SBIソーシャルレンディング』は大手金融会社SBIグループで信頼性が高く、全件担保付きの安全性が高い商品を扱う人気業者です。

不定期でキャッシュバック等の嬉しいキャンペーンを開催する事もある為、開催中のキャンペーンは可能な限り活用する事をおすすめします。

6. まとめ

いかがでしたでしょうか。

ソーシャルレンディングの税金に対する疑問が解消できたのではないでしょうか。

一見難しそうな税金や確定申告についてですが、実は非常にシンプルで、本サイトで紹介した手順通りに行えば案外簡単な事が分かると思います。

本サイトではソーシャルレンディングの税金や確定申告の手順について出来る限り詳細にご紹介してきましたので、あなたの決断の一助となれれば幸いです。

<信頼性重視のおすすめ業者5選>

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