現役トレーダーが教える!FXを専業にする現実と3つの心得

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FX 専業

ある程度FX経験を積みそこそこ稼げるようになってきており、「将来的には専業トレーダーとして自由に生きたい」と憧れているけど、「不安定なFXだけでちゃんと生きていけるの?」「実際のところ専業トレーダーってどんな生活をしているの?」などの疑問を抱いていませんか?

結論、FX専業トレーダーとして一生を過ごした人はいませんが、少なくともここ数年間FX専業トレーダーとしてきちんと生活ができている人は、私も含め少なからず存在しており、成績次第では裕福な生活も可能です。

しかし、FX専業トレーダーにはデメリットも多く、きちんと実状を知った上で相当の覚悟を持ち、しっかりと準備をした上でならないと、後から後悔しても取り返しがつかないということになりかねません。

このページでは、私自身の5年以上のFXトレードの経験と2年以上の専業経験や私の周りの専業トレーダーの証言をもとに、「FX専業トレーダーの実状となるために押さえておくべき心得」について、以下の流れに沿ってご紹介します。

  1. FXで専業になるために押さえておくべき3つの心得
  2. FX専業トレーダーのメリット・デメリット
  3. FX専業トレーダーの生活

すべて読めば、FX専業トレーダーの実状が理解でき、専業トレーダーとして自由に生きるために必要なものが何かわかった上で、人生の決断ができるようになるでしょう。

1. FXで専業になるために押さえておくべき3つの心得

「FX専業トレーダー」と聞くと、まるでギャンブルで生活をする博打人生のようなイメージを持たれる人が多くいますが、昔から金融機関には「プロップディーラー」という自分の裁量で為替取引を行い収益を上げることをミッションとする立派な職業が存在しており、きちんとした知識やスキルを備えた人にとっては決してギャンブルのような世界ではありません。

しかしながら、生きていく上で求められる資質こそ同じであれど、専業トレーダーはプロップディーラーのようにサラリーマンではなく、他人のお金を動かすわけでもありませんので、専業になる上では必ず押さえておくべき心得があります。

FXで専業トレーダーになるために押さえておくべき心得は大きく以下の3つです。

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1-1. トレードスキルが十分に磨かれていること

当然のことながら、FXで勝ち続けられるだけのスキルが備わっていないと専業トレーダーとして生きていくことはできません。

軍資金と目標月収にもよりますが、専業トレーダーとして生きていくのであれば、少なくとも月単位で毎月200pips以上は安定して勝てるようになっている必要があるでしょう。

正解はありませんが、毎月200pips以上安定して勝てている人には以下のような3つの共通点があります。

  • 非常に勉強していて自分なりのトレードルールを持っている
  • ルールに忠実である(損切りも利確も感情に左右されずにシステマチックに行う)
  • 極力リスクをとらない

上記の3つの特徴はFXで安定して勝ち続けるためには非常に重要な要素ですので、専業トレーダーを目指すのであれば必ず身につけるようにしましょう。

勝ち組の共通点①|非常に勉強していて自分なりのトレードルールを持っている

勝ち組トレーダーの中で、トレードルールを持たず適当にトレードしている人はまずいません。

確固とした自分なりのトレードルールを確立するために、為替や経済・金融投資等の様々な分野の勉強をしていて、幅広く深い知識を持っている人がほとんどです。

自分なりのトレードルールを持つことには以下の2つの大きなメリットがあります。

  • 感情に左右されずにシステマチックにトレードできる
  • 自分のトレード結果を検証できる

よく「FXで最も大切であり、最も難しいことは、自分の感情や心理をコントロールすることだ」というような話を耳にしますが、トレードルールを持つことでその課題を大きく改善することができます。

また、勝ち組トレーダーが安定して勝てるのは、「自分のトレードをしっかりと検証して、良い点・悪い点を理解し常に改善しているから」でもあり、その検証を可能にしているのはトレードルールということになります。

「自分なりのトレードルールを持っていないうちは、どうしても感覚的にトレードしているので、いつまで経っても上達せず、運任せのギャンブルのようなトレードになってしまう」というのが大きな差でしょう。

勝ち組の共通点②|ルールに忠実である(損切りも利確も感情に左右されずにシステマチックに行う)

自分なりのトレードルールを持っていても、それに従わずに毎回違う判断をしていては、トレードルールを持つメリットが全く活かされません。

しかしながら、勝ち組トレーダーは例外なく皆ルールに忠実であるという特徴があります。

それは、「そもそもルールに忠実でなければメリットがないこと」をしっかりと理解した上で、「自分が忠実になれるぐらい自信が持てるルールを考え抜いて確立している」からといえます。

勝ち組トレーダーの行動習慣として、「勉強する」「ルールを確立する」「忠実に実行する」「検証する」というサイクルをひたすら回すことで、自分のトレードスキルを向上させているのです。

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勝ち組の共通点③|極力リスクをとらない

そして、もう一つ勝ち組トレーダーに共通する絶対的な特徴として、「極力リスクをとらない」ということが挙げられます。

普通は、「リスクをとることで大きなリターンが狙える」というのが投資におけるセオリーだと考えてしまいますが、勝ち組トレーダーがトレードをするかどうかは「リスクが低いかどうか」ということを最も重要視しており、リスクが低い時にしかトレードをしません。

そのため、大きなトレンドが発生していない時などはトレードをせず、全く何もせずに終わる日も多々あります。

さらに、一回のトレードでとってもよいリスクの大きさをあらかじめ決めており、自分の軍資金から計算して、「ドル円のトレードなら一回のトレードでとっても良いポジションは10ロットまで」のように、リスクの大きさから逆算した資金管理を徹底しています。

このように、勝ち組トレーダーは極力リスクをとらないようにトレードを行い、負けた場合でも大きな損をしないようにしているのです。

1-2. メンタル自己管理がきちんとできること

専業トレーダーになると「時間的な自由」を得られますが、同時に「経済的な安定性」を失います。

そして、この「経済的な不安定性」から過度なプレッシャーを感じたり、大きなストレスを感じ、冷静な判断とシステマチックなトレードができなくなってしまう人が多いのです。

そのため、メンタル自己管理能力は専業トレーダーになるために非常に大切であり、メンタル自己管理ができないと、専業になったとしても安定的に勝ち続けることは難しく、常に感じるプレッシャーやストレスから専業になったことを後悔することになるでしょう。

メンタル自己管理能力とは具体的には以下のような能力のことをいいます。

  • 時間管理(規則正しい生活)ができる
  • 健康管理ができる
  • プレッシャーと上手く付き合える
  • 適度に楽観的に考えることができる

これらの能力は性格的なものもありますが、私の経験上、自分の中で強く意識しながら「習慣化」することで少しずつ向上できるものであり、「経済的な余裕」をもつことによっても大幅に改善することができます。

専業トレーダーになるのであれが、たとえ勝てない月が一年の半分ぐらいあったとしても、生活には困らないぐらいの貯金を貯めておくことも大切です。

1-3. 社会的ステータスが必要ないこと

専業トレーダーになる上で最も注意すべき事項として「社会的ステータスが一切なくなる」ということがあげられます。

たとえトレードでサラリーマン以上の年収を稼いでいたとしても、社会的には「無職」扱いとなり、賃貸住宅の契約やローンを組む際等には非常に苦労することになります。

そのため、社会的ステータスが必要なライフイベントを控えている人や今後何かしらのローンを組む可能性がある人等は、そういったイベントが終わってから専業になるようにしましょう。

2. FX専業トレーダーのメリット・デメリット

専業トレーダーには多くのメリットがありますが、それと同じぐらい多くのデメリットも存在しています。そのため、専業トレーダーを目指すのであれば、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で慎重に判断するようにしましょう。

FX専業トレーダーのメリット・デメリットは以下の通りです。

2-1. FX専業トレーダーのメリット

  • 世界中どこでも仕事ができる
  • 24時間いつでも好きな時に仕事ができる
  • 通勤の手間がない
  • 人から指示されない
  • 相場に張り付いていられる
  • 腕次第で収入が青天井

専業トレーダーのメリットは何と言っても「自由を手に入れられて、収入の可能性が無限大」ということです。時間的な面でも、物理的な面でも自由であり、完全に自分次第な生き方ができます。

さらに、その気になれば24時間いつでも相場に張り付いていられるため、兼業トレーダーと比較して圧倒的にチャンスを掴める可能性が高まりますし、勉強をする時間も取りやすいため、相場と向き合う上では非常に有利になります。

2-2. FX専業トレーダーのデメリット

  • 収入が安定しない
  • 社会的ステータスがない
  • 不規則で不健康な生活になりがち
  • 精神衛生上の安定性が乏しい
  • 世間体がよくない
  • 生活が成り立たなくなる可能性がある

一方で、専業トレーダーの最大のデメリットは「安定性がなく生活が成り立たなくなる可能性がある」ことです。

「経済的不安定」というリスクについては専業トレーダーに限った話ではなく、自営業者や起業家にも同じことがいえますが、専業トレーダーには更に「何年利益を上げ続けようが社会的ステータスが上がらない」というデメリットもあるため、注意が必要です。

3. FX専業トレーダーの生活

「専業トレーダーとして上手く行っている人」と聞くと、悠々自適に派手な生活をしているイメージを持たれがちですが、実際のところは、私も含め思っているよりも地味な生活をしている人が多いように思います。

当然、運用資金の額によって同じ収益率でも得られる収益額が全くことなりますので、もともとお金持ちの人や既にFXで巨万の富を築いた人は運用資金も大きく、派手に稼いで派手に生活をしているという人もいますが、私のようにサラリーマンから専業になったような人は堅実に生きているひとが多いというのが実態です。

これから専業トレーダーを目指す人のために、「専業トレーダーの実状」について以下に私自身のお話をご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

3-1. 私が専業トレーダーになった理由

私が専業トレーダーになった理由は、「私にFXを紹介してくれた知人が、専業トレーダーとして自由に生きている姿を見て、“自分も自由に生きたい”という強い憧れを抱いたから」です。

私は専業トレーダーになる前は、某大手電機メーカーで営業職のサラリーマンとして毎日決められた担当顧客企業を訪問しながら納入製品のフォローと新規商談を行うという単調な日々を送っていましたが、7年程前にある取引顧客の担当者から FXについて薦められ、興味を持ったのがFXを始めたきっかけでした。

当時、その方はサラリーマン兼業トレーダーとして3年程FXの経験を積んでおり、「2年以上安定的に勝てていて本業よりも稼げる」という理由で、脱サラして専業トレーダーになってしまいました。

その後もちょくちょく一緒に飲みに行っている中で、非常に活き活きとした様子で楽しく人生を送っている姿を見て“自分も専業トレーダーになるぞ!”という決意をしました。

そして、「自由であれば派手でなくても、公務員並みの生活ができればよい」という考えのもと、「3年間本業以上の収入が稼げる、1年分の生活費が貯金できている」というのを専業トレーダーになるための条件として設定し、約4年の年月をかけて専業トレーダーになることができました。

3-2. 専業トレーダーとしての生活実状

私は社会的ステータスのない専業トレーダーとして一生生きていくための工夫として、「積極的にトレードする生活用口座」と「安全にトレードする資産形成用の口座」に分けて2つの口座を運用しています。

生活用口座の軍資金は200万で固定し、毎月の利益はすべて出金して生活費や貯金に回し、その中で生活していくようにしています。

そうすることで、毎月の生活を送る事だけでなく、将来の経済的なリスクを軽減する事ができ、精神的にもプレッシャーを感じずに余裕を持ったトレードができるようになっています。

3-2-1. Fxでは収入が同じでも税率が低いため、ゆとりのある生活ができる

私の生活用口座の2015年の運用実績は、以下の通り年間トータル収益で746万円でした。

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この年は大手電機メーカーに勤めていた頃の年収とほぼ変わらない程度の収入でしたが、税率が低いためサラリーマン時代よりもゆとりのある生活ができています。

手取りベースで年間約70万円程度増えますので、毎月高級レストランで食事をしたり、マッサージに行ったりすることができています。

3-2-1. 専業トレーダーとしての1日のスケジュール

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私の1日は、朝7時台に起床し東京時間が本格的に始まる9時までに朝食や夜間のニュースチェック等を済まし1日のトレード戦略を立てます。

その後、9時〜11時のは仲値に向けての動き等をチェックしながらチャンスがあればトレードを行いますが、あまりチャンスがなさそうであれば16時以降の欧州時間までは自由時間として外出したりFXの勉強をしたりして有意義に過ごしています。

そして、16時以降からは本番で基本的に相場張り付きです。相場の動き次第ですが、大体ロンドンフィキシングを確認してからお風呂に入り遅くとも2時頃には就寝するようにしています。

上図のスケジュールだけ見ていると、相場に張り付いている時間が長いように思いますが、毎日常にチャートを見ているわけではなく、重要経済指標発表がなかったり、相場にトレンドや勢いが発生していない日等は早々に切り上げてゆっくりと過ごす日も多いです。

3-2-2. 専業トレーダーのブログ紹介

ネットで専業トレーダーのブログを検索すると色々な方のブログが出てきますが、専業と言えどもなにかしらの副収入を得ている人が多く、どちらの収入かはわかりませんが派手な生活をしていることをアピールするものが多いような気がします。

しかし、実際は毎日相場と向き合う意外と地味な生活になることが多いと思いますので、以下に私も共感できるリアルな専業トレーダーの日常がわかるブログを紹介しておきます。

ぜひ、専業になるかどうかの判断の参考にしてみてください。

▷『しがないFX専業トレーダーのブログ

FX歴12年というベテラントレーダーが日々のトレードについてリアルに実状を語ってくれていて、色々な観点で参考になります。

▷『FX専業トレーダー南部藩札の相場格闘記

タイトル通り、筆者の日々の相場格闘の様子を偉人の名言とともに記してくれており、読んでいるこちらが非常に勇気付けられ勉強になります。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分の状況や興味と照らして、FX専業トレーダーが向いていると思った人、向いていないと思った人、等様々だと思いますが、しっかりと勉強し努力できる人にとっては時間の融通も利き比較的大きなリターンも狙える専業トレーダーは自由に生きれる魅力的な職業ではないでしょうか。

本サイトではFX専業トレーダーの実状と専業になる上で重要なポイントは出来る限りリアルにご紹介してきましたので、あなたの決断の一助となれれば幸いです。

上記の内容をしっかりと理解した上で後悔しないFX人生を送っていただけることを願っております。

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