5分でわかるFXにおけるロスカットルールと4つの注意点

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FX ロスカット

FXに興味を持ち、始めてみようと思っているけど、「ロスカットってどういうこと?」「どうなるとロスカットされるの?」と、疑問に思っていませんか?

「ロスカット」とは、トレーダーが取引する中で発生する損失が、口座に預けた資金の額を超えることがないように、一定の基準を満たすとシステムが自動で強制的に損切り決済するという仕組みで、トレーダーの保護とFX会社の損失を防ぐことを目的としたものです。

事実、なんとなくでFXを始めて「ロスカットで一気に資本の50万円がなくなってしまった」などという人は多く存在しており、FXをする上で、ロスカットにならないためのリスク管理は最重要と言えます。

このページでは、現在はFX専業トレーダーとして安定して平均月利30%以上の利益を上げている筆者が、長年のトレード経験を基に「FXロスカットルールの全てと注意点」について、以下の流れに沿ってわかりやすく詳細に解説します。

  1. ロスカットルールの全て
  2. ロスカットにならないための注意点4つ
  3. ロスカットが不安な人におすすめFX業者3選

すべて読めば、ロスカットにならないために必要なことが全てわかり、今日からリスク管理ができるトレーダーになることができるでしょう。

1. ロスカットルールの全て

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「ロスカット」とは、前述の通りトレーダーが取引する中で発生する損失が、口座に預けた資金(証拠金)の額を超えることがないように、システムが自動で強制的に損切り決済するという仕組みで、トレーダーの保護とFX会社の損失を防ぐことを目的としたものです。

FXにはこの「ロスカット」というシステムが存在してるため、元金以上の損失がでないように守られていますが、いざ「ロスカット」になると元金の大半を失ってしまうような大損をしてしまうということがあり得ます。そうならない為には、自分で小さく損切りをして大きな損がでないように管理をすることがとても大切です。

さらに、FXには「レバレッジ」と呼ばれる、国内業者なら元本の最大25倍までの取引が可能となるシステムもあるので、これらの仕組みをしっかりと理解した上で取り組まなければ途端に退場という事態になりかねません。

1-1. ロスカットの仕組み

「ロスカット」という仕組みがあれば、損失は証拠金の金額以内で収まります。しかし、ロスカットが執行されると、自動的に保有しているポジションが全て決済されるため、証拠金の大半を失うことになりえます。

また、稀にロスカットが執行されても、あまりにも急変動であるために本来のロスカット水準から大きく乖離したレートで約定してしまうこともあります。

そのような事態を避けるためにも意識して細かく損切りしていき、レバレッジも高く設定しないようにすることをおすすめします。

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  • 必要証拠金4万円
  • 証拠金維持率50%を下回るとロスカット

元金40万円で、仮に上記のような条件のFX業者で取引を行った場合、100円が96.2円以下になると有効証拠金が2万円を下回り強制ロスカットが作動してしまいます。

  • 元金40万円でレバレッジ25倍(40万円×25=1,000万円)
  • $1=¥100のレートで1000万円分のドルを購入(10万ドル分)
  • レートが$1=¥100 → $1=¥96.2を下回った瞬間ロスカット
  • 10万ドルの価値が1000万円から962万円以下へ
  • 証拠金維持率=2万円÷4万円=50%
  • 38万円分の損失を元金の40万円で補って残高2万円

上図の例ではロスカットが執行されたため、元金のほとんどを失いましたが、残高がマイナスになることはありませんでした。ロスカットは、全ての国内FX業者で導入されており、基本的には入金した証拠金以上の損失は被らない仕組みとなっています。

必要証拠金とは

トレードするにあたり、一定額以上の金額を担保として、取引会社に預け入れることを「証拠金」といい、最低限必要な証拠金を「必要証拠金」といいます。金額はFX業者や取引通貨によっても変わりますが、一般的に取引する額の2%~5%程度と言えます。

(現在のレート)×(取引通貨単位)×(数量)÷(レバレッジ)=(必要証拠金)

証拠金維持率とは

ロスカットルールを理解する上で大切なのが、「証拠金維持率」です。証拠金維持率とは、必要証拠金に対し、どの程度余裕があるかを知るための目安であり、証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなり、FX業者ごとに決められている証拠金維持率の基準を下回るとロスカットが発動します。

1-2. ロスカットがなかった場合

ロスカットは「トレーダーの保護」と説明しましたが、もしもロスカットがなかった場合、借金となってしまうケースが考えられます。

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  • 元金40万円でレバレッジ25倍(40万円×25=1,000万円)
  • $1=¥100のレートで1000万円分のドルを購入(10万ドル分)
  • その後レートが$1=¥100 → $1=¥90へ
  • 10万ドルの価値が1000万円から900万円へ
  • 100万円分の損失を元金の40万円で補っても残高−60万円

ロスカットがない場合、上図の状況ですと残高が−60万円になってしまい、その場合は不足分をすぐにFX業者に返金しなくてはなりません。もし無理な場合は60万円の借金を背負うこととなります。

FXで日常的にこんなことがあり得てしまっては、恐ろしくて手が出せません。FX業者としても、この負債を投資家が返済してくれなければ不良債権化してしまいます。そのためロスカットシステムを搭載して、安心してFXができるようにしています。

1-3. ロスカットを作動させてしまう2つの要因

FXでロスカットを作動させてしまう要因の代表的なものには大きく以下の2つがあります。

  • 天災やリーマンショックのような経済不安等の要因で起こる「相場の急変」に備えなかった
  • 損失を確定できないという「人間の心理的弱さ」

一つ目は、FXでは平日は24時間世界のどこかの国でマーケットが開いているため、「寝ている間にアメリカで思わぬニュースが発表され相場が急変してしまう」というようなリスクも存在し、そいういったリスクに備え損切りの逆指値注文を入れておくことが大切ですが、これを怠ったが為にロスカットが作動し大損してしまうというパターンです。

二つ目は、「損切りをする=自分の負けを認めて身を切る」ということであり、負けを認めることへの抵抗感やお金を失うことへの恐怖心等から自分で損切りができず、ズルズルと損失が膨らんでいった結果、強制ロスカットが作動し大損するというパターンで、大損する人の大半はこのパターンです。

2. ロスカットにならないための注意点4つ

前項で「ロスカットを作動させてしまう要因」についてご紹介しましたが、これまでの私自身の大損経験や、私が出会ってきた「数十人のFXで元金の大半を失った人」の話をもとに分析すると、FXでロスカットにならないための注意点は以下の4点です。

  • 必ず損切りを入れる
  • ポジションを週末まで持ち越さない
  • レバレッジを低く設定する
  • 少ないlot数でトレードする

2-1. 必ず損切りを入れる

勝ち続けている人は必ずできているのに、勝てない人が必ずと言っていいほどできないのが「損切り」です。

前述の通り、「強制ロスカットを作動させてしまうような事態」を避けることが肝心です。

そのためには、含み損が出てしまった場合(自分の読みが間違った場合)にはロスカットが作動してしまう前に自分で小さく損切りすることが必要です。

しかしながら、大損する人の特徴として、「含み損が出ても“レートは一方向に進むことはなく、必ずある程度のところで反転して戻って来るはずだ”といったような希望的観測から損切りせず、損が膨らむと今度はその損を確定させてお金を失ってしまうことが怖くて損切りできなくなり、ついには強制ロスカットが作動して大損してしまう」のです。

「損切り」は自らお金を失うことを確定させる作業であり、人間の心理的に簡単にはできないのが自然ですが、FXで勝ち続けるためには必ず必要なリスクヘッジ策であることを認識し、「機械的に損切りができるように、自分なりの絶対的なトレードルールを持つこと」が大切です。

2-2. ポジションを週末まで持ち越さない

中長期トレードを目論んでいる方にとっては実践が難しいと思いますが、可能であれば、マーケットが閉じる金曜日には全ポジションを決済しておくことをお勧めします。

次にマーケットが開くまでの48時間は取引をすることができないため、週末に為替に影響を与えるような重大な事件や事故・自然災害などが起こった場合、月曜日のマーケットが開いたときには週末のレートと大きく乖離していて、すぐさま強制ロスカットということになりかねないためです。

2-3. レバレッジを低く設定する

FXの魅力は、少ない元金でも高いレバレッジを掛けることで大きなリターンが狙えるという一攫千金的な仕組みがあることですが、レバレッジが高いと少しレートがマイナスに動いただけで大きな損失を被ってしまいます。

最初はこの事実を意識してトレードをするのですが、何度か勝っているうちに気持ちが大きくなり“思ったよりもリスクは大きくないのでは”と、どんどんと高いレバレッジをかけていってしまうというのもFXで大損する人に多い特徴です。

その結果、勝率は高いのに一回の大損でこれまでの利益と元金の大半を失ってしまうのです。

トレードスタイルや損切り幅によりますが、安定的に勝ち続けている人のレバレッジは通常2〜3倍程度で、チャンスの時でも最大10倍程度です。

初心者のうちは必ずレバレッジは低め(2〜3倍程度)でトレードするようにしましょう。

2-4. 少ないlot数でトレードする

FX業者の中には、1,000通貨からの少額取引ができるところもあるため、FX初心者や堅実にトレードしていきたい方には特におすすめします。

少ない資金でリスクヘッジしながらトレードすることで、たとえロスカットになったとしても少しの痛手て済みます。また、様々な通貨ペアを少しずつ試しながらトレードして慣れていくこともできるので、FXを試してみたい方にもおすすめできます。

3. ロスカットが不安な人におすすめFX業者3選

ここではロスカットとならなための手助けとなる下記の3点にフォーカスして、ロスカットが不安な人におすすめのFX業者をご紹介します。

  • 1,000通貨からの小lot取引ができる業者
  • 約定力(指定通りの価格で成約する精度)が高い業者
  • 取引ツールが使いやすい業者

業者のサービス内容は随時変更されていくため、あくまで2016年8月時点での情報ですが、上記3点を満たす業者としては以下の3社がおすすめです。

3-1. マネーパートナーズ|約定力No.1の業者

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マネーパートナーズ』は約定力の高さで定評があり、積極的に取引をする専業トレーダーの中でも利用者の多い業者です。また、少額取引が可能な点も魅力といえます。

標準スプレッドは多少広めではありますが、スリページ等を考慮した実質取引コストで考えればその他の項目も高水準なため初心者にも上級者にもおすすめの業者です。

3-2. SBI FXトレード|1ドルから1,000万ドルの取引可能

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 SBI FXトレード 』は2015年オリコン日本顧客満足ランキングにて取引手数料・コスト部門・初心者部門で第一位を獲得した大手業優良FX業者です。

1ドルからの小額取引ができ、スプレッドも狭いため、初めて口座開設する業者としておすすめです。

3-3.OANDA Japan|約定率100%・MT4搭載

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OANDA japan』は、世界で最もメジャーで非常にカスタマイズ性が高く高性能な『MT4』という取引ツールを使ってトレードができる国内では数少ない業者です。その中でもスプレッドも狭く、約定力も高いため大変使いやすい業者と言えます。システムが充実しているため、テクニカル分析にこだわりたい方にもおすすめです。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

これまで抱いていたロスカットルールに対する疑問や不安が解消されたのではないでしょうか。

FXが向いていると思った人、向いていないと思った人、等様々だと思いますが、しっかりと勉強し努力できる人にとってはFXは時間の融通も利き比較的大きなリターンも狙える魅力的な投資だと思います。

本ページでご紹介したロスカットルールの解説をしっかりと抑えれば、大損するリスクは大きく減少し、あなたのトレード成績の向上にとって大きな一助となるでしょう。

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