画像でわかるFXのレバレッジとは|その仕組みと注意点3つ

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FX レバレッジ

FXに興味を持ち色々調べていると「レバレッジが魅力”などの話をよく聞くけど、そもそもレバレッジって何なの?」「レバレッジは危険ではないの?」等と疑問に思っていませんか?

「レバレッジ」は、「小さな原資で大きな利益を生むことを可能にする他の投資にはないFXならではの大きな魅力の一つ」です。

しかし、ちゃんと仕組みを理解した上で賢く活用しないと反対に「1日で原資の大半を失ってしまうような大損をしてしまう」なんてことにもなりかねません。

このページでは、現在はFX専業トレーダーとして安定して平均月利30%以上の利益を上げている筆者が、長年のトレード経験を基にレバレッジについて、以下の流れに沿ってわかりやすく詳細にご紹介します。

  1. レバレッジとは
  2. レバレッジのメリット・デメリット
  3. 大損しないために必要なレバレッジの3つの注意点

すべて読めば、「レバレッジの魅力と大損しないために必要な注意点」がわかり、レバレッジの活用で失敗しない賢いトレードができるようになるでしょう。

1. レバレッジとは

「レバレッジ」とは、トレーダーがFX会社の口座に預けた資金を担保に、FX会社からその何十倍もの資金を借りて大きな金額のトレードができるという制度です。

日本のFX会社の場合には、金融庁からの規制がありますが、個人口座でも最大25倍までの取引が可能になっています。

そのため、最少で5千円程度の少ない資金からでも始めることが可能で、少ない原資で大きなリターンを狙うことができます。

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しかしながら、当然、反対に損をする時もレバレッジをかけた分、損失額が大きくなってしまうため、注意が必要です。

さらに、レバレッジを高くする程、ハイリスクハイリターンな取引になるので、自己責任の中で上手く投資判断することが必要です。

もちろん、「レバレッジは最大25倍までであれば自由に取引ができるという制度」ですので、自分の資金の範囲内のみでトレード(レバレッジ1倍)することも当然可能です。

1-1. 最大レバレッジは「個人と法人」「国内と海外」等によって大きく異なる

2016年7月時点において、国内業者の個人口座・法人口座、海外口座では最大レバレッジは以下のとおり大きな差があます。

  • 国内業者の個人口座は最大25倍まで
  • 法人口座は最大100倍まで
  • 海外口座は業者により最大1000倍まで

日本国内の最大レバレッジは、金融庁による規制やFX業者による自主規制から「個人口座で最大25倍まで」「法人口座で最大100倍まで」と各業者横並びの条件になっています。

海外口座では、金融庁の管轄外であることから未だに「最大1000倍まで」の大きなレバレッジをかけられる業者もありますが、収益に対する税金の取り扱いが異なり、「雑所得として総合課税」されてしまうようですので、稼げば稼ぐほど税率が上がり最大で45%(住民税と合わせると55%)と大きな税金が掛かります。

国内個人口座の場合は一律20.315%(2016年7月時点)で済み、損をした場合は3年間繰越控除が可能ですし、その他の手数料等のコストや手間、信用性等も含めるとどちらが有利と思うかは人それぞれといえます。

2. レバレッジのメリット・デメリット

レバレッジは、使い方次第で大きなメリットにもなれば大きなデメリットにもなるため、きちんと理解した上で賢く活用する必要があります。

以下、レバレッジの主なメリットとデメリットを順を追って説明していきます。

2-1. レバレッジのメリット

主なレバレッジのメリットは以下の3つです。

  • 少額からトレードできる
  • 勝った場合の利益が大きい
  • 限られた資金でも様々な通貨ペアに分散投資(リスクヘッジ)が可能

レバレッジの最大のメリットは、「はじめるために必要な最低資金が少なくて済む」ということでしょう。

レバレッジ制度があるお陰で、本来数十万円必要な最低資金が数千円で済み、お小遣いの中から原資を工面してはじめることも可能です。

さらに、レバレッジをかけることで「少額の資金でも大きな収益を狙うことが可能」であり、“数千円や数万円で始めた人が数千万円や数億円という莫大な利益を上げる”なんてことも現実的に多く発生しており、夢のある投資を実現できるという点もレバレッジの大きなメリットです。

また、レバレッジ制度により入金した資金の最大25倍までの取引が可能になることから、限られた資金の中でも投資の王道ともいえる「分散投資(リスクヘッジ)」ができるという点もレバレッジの魅力といえます。

2-2. レバレッジのデメリット

反対に、主なレバレッジのデメリットは以下の3つです。

  • 負けた場合の損失が大きい
  • 最悪借金をする可能性がゼロではない
  • ギャンブルのような負の常習性を生みやすい

メリットの裏返しでもありますが、レバレッジの最大のデメリットは「大きな収益を狙える反面、同様に大損をする可能性もある」ということです。

実際に自分の読みが外れてレートが反対に動いた際には、自分でストップロス(損切り)等の対策を講じていないと資金の大半を失ってしまったり、急激にレートが大きく動いた際などでは最悪口座残高がマイナスになりFX業者から追証請求(借金)をされる可能性もゼロではありません。

そういった最悪の事態からトレーダーを保護する目的で全ての国内FX業者では「強制ロスカット」という制度を設けられています。

どういう制度かと言うと、当初入金した資金以上の損失が発生する前にシステムが自動で強制的に保有ポジションを損切り決済するという仕組みです。

しかし、その場合でも急激な変動にシステムが追いつけない等で追証が発生したり、資金の大半を失ってしまうような大損をしてしまいますので注意が必要です。

さらに、レバレッジをかけることで少額からでもトレードが可能になることから、リスク意識が薄れまるでギャンブルかのように“少額で大きくトレードして、負けたらさらに少額を入金して大きくトレードをする”といった負の常習性を生みやすいという点もレバレッジのデメリットといえるでしょう。

3. 大損しないために必要なレバレッジの3つの注意点

前述のとおり、レバレッジは使い方ひとつで大きなメリットにもなれば、恐ろしいデメリットにもなり得ます。そのため、賢くレバレッジを活用することで、極力レバレッジのデメリットを小さくし、大損するような事態を回避することが肝心です。

以下に、私のこれまでの長いFX人生の中で学んできた「大損しないために必要なレバレッジの3つの注意点」についてご紹介します。

  • レバレッジを活用する時には必ずストップロスを入れる
  • フルレバは危険!普段は〜5倍、勝負の時でも10倍程度にする
  • 通貨ペア毎の平均変動幅(ATR)に応じてレバレッジの倍率を変える

これら3つの注意点をしっかり守れば、大きく負けることがなくなり、安定して勝ち続けられるトレーダーに大きく近づくことができます。

3-1. レバレッジを活用する時には必ずストップロスを入れる

こちらは、FXをやっていると耳にタコができるぐらい様々な場面で聞く注意点であり、それだけ多くのトレーダーが守れない項目でもあります。

ストップロス(万が一に備えた損切り逆指値注文)を入れるということは、自ら自分のお金を減らすことを確定させる行為であり、通常の人間の心理ではなかなか簡単にはできないものですが、これができずにズルズルとマイナスポジションを引っ張った結果、結局は強制ロスカットによりシステムにとどめを刺されるというのがFXで大損をする際の大半の理由です。

「FXでストップロスを入れない」ということは、「命綱無しで高所綱渡りをする」ようなものであり、絶対に避けるべき行為です。レバレッジをかけないでトレードを行うのであればまだしも、レバレッジをかけたトレードを行う際には、エントリーする際の条件として、必ずセットでストップロスを入れるということを徹底するようにしましょう。

3-2. フルレバは危険!普段は〜5倍、勝負の時でも10倍程度にする

2016年7月現在において、国内のFX個人口座の最大レバレッジは25倍までとなってはいますが、現実的に勝ち組トレーダーの中で25倍のフルレバ(フルレバレッジ)でトレードを行っている人はほぼいないといえるでしょう。

それは、フルレバでトレードを行うと一回のトレードで取るリスクが大き過ぎて、数回連続で負けるだけで資金の大半を失い結果直ぐにFXから退場を余儀なくされるような事態を招きかねないからです。

具体的には、ストップロスを入れていない場合は論外として、きちんと現実的なラインでストップロスを入れていたとしてもフルレバで2〜3回連続で負けるだけでかなりの損失を被ってしまいます。

ですので、現実的なレバレッジの大きさとして、普段は〜5倍程度までを目安に小さなポジションを複数に分けてトレードし、流れが明確な大きなトレンドが発生しているチャンスの時でも万が一を考慮して10倍程度までで行うのが賢明です。

3-3. 通貨ペア毎の平均変動幅(ATR)に応じてレバレッジの倍率を変える

レバレッジの注意点として、「何倍か」ということだけに目が行きがちですが、実はもう一つそれと同様に大切な注意点が「通貨ペア毎の平均変動幅(ATR)に応じて、かけても良いレバレッジの倍率を変える」ということです。

FXでは、通貨事態の特徴やその時々の経済事情等によって、変動が激しい通貨ペアと比較的穏やかな通貨ペアが存在します。そのため、同じ倍率になるような大きさでポジションを持っても、変動が激しい通貨ペアの方が必然的にハイリスクハイリターンなトレードになってしまいます。

このことから、変動が激しい通貨ペア(最近では、EU離脱問題で話題のポンド絡みの通貨ペア等)でトレードする際には、通常よりもレバレッジを低めにして小さなポシジョンでトレードすることが大切です。

その際、日足や一時間足等の自分がトレードを行いたい期間の平均変動幅を参考に、「変動幅が通常基準にしているものの2倍あるようであれば、レバレッジを通常5倍程度になるような大きさでポジションを持っていたところを半分の2.5倍の大きさに抑える」等のように調整し、リスク管理を行うようにしましょう。

※参考

表示可能なテクニカル指標の中に『ATR(アベーレージ・トゥルー・レンジ)』があるツールを使っている人であれば、 ATRを表示することで簡単に各通貨ペア毎の様々な期間の平均変動幅を確認することができるため非常に便利でおすすめです。

「リスク管理手法」について詳しく勉強したい人は以下の本がおすすめです。

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伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
−2007/10/17, カーティス・フェイス  (著), 飯尾博信+常盤洋二 (監修, 監修), 楡井浩一 (翻訳)

※素人をわずか2週間でトップトレーダーに育成したカリスマ・トレーダーのリチャード・デニスが、自らが率いる常勝トレーダー集団の「タートルズ」の中で用いていたトレード手法を、タートルズで最も高い収益を残した教え子であるカーティス・フェイス が公開した本。

スクリーンショット 2016-05-12 20.50.26

マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
2001/8/1, ジャック・D. シュワッガー (著), 横山 直樹 (著)

※本気のプレイヤーなら誰もが知っている、伝説的な有名トップトレーダーの成功の秘訣をまとめた投資の代名詞的な本。

 

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新版 魔術師たちの心理学―トレードで生計を立てる秘訣と心構え

2008/1/10, バン・K・タープ (著), 山下 恵美子 (翻訳)

※トレードコンサルタントであるタープ博士がマーケットの魔術師で紹介されているようなトップトレーダーのトレードスタイルについて検証し、解説している本。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。

「レバレッジ」についてのイメージが大きく変わり、正しい活用方法がわかったのではないでしょうか?

どんな道具でも使い方次第では便利なメリットにもなれば、逆に害のあるデメリットにもなるように、「レバレッジ」も正しく活用すれば小さな資金で大きな利益を生むことができる魅力的な仕組みです。

本ページでは「レバレッジ」を正しく理解して魅力的に活用していただけるように、「レバレッジ」についての重要なポイントを出来る限り詳細にご紹介してきましたので、あなたのFXトレードの一助となれれば幸いです。

上記の内容をしっかりと理解した上で後悔しないトレード人生を送りましょう!

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