アコムの「貸金業法に基づく借換え専用ローン」(以下、アコムおまとめローン)でおまとめをしようか迷っていませんか?
アコムのおまとめローンは他社のおまとめローンと比較するとあまり条件が良くなく、あまりおすすめできません。
本ページでは銀行でカードローン担当を経験してきた筆者がアコムのおまとめにユーザー100人のアンケートに基づいて以下の流れで紹介していきます。
- おまとめローンとしては「あと一歩」
- 口コミでわかるアコムをおまとめ先に選ぶメリット
- 口コミでわかるアコムをおまとめ先に選ぶデメリット
- アコムでおまとめすべきでない理由
- 即日も可能!アコム申し込みの4ステップ
- 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント
本ページを読んでいただけば、アコムでおまとめをするメリット・デメリットから私がおすすめしない理由までをご理解いただけます。
アコムのおまとめの申し込みは「電話」でしかできません。
すぐ申し込みたい方は、電話でアコムの専用窓口(0120-07-1000)に電話をしておまとめをしたい旨を伝えた上で、審査のポイントをご一読ください。
1. おまとめローンとしては「おすすめできない」
おまとめローンとは以下のように、複数のカードローンを一社にまとめる仕組みを指します。
おまとめをすると以下のようなメリットやデメリットがあります。
メリット | デメリット |
|
|
そもそもあなたはおまとめをすべきなのかが気になる方は「世界一わかりやすいカードローンのおまとめ全知識」を参考にしてみましょう。カードローンのメリット・デメリットをご理解した上で、あなたが本当にローンをまとめるべきかご理解いただけます。
アコムのおまとめの評価
アコムはおまとめローンとしては「おすすめできない」と言えます。
総合pt | 3.15 ★★★☆☆ |
当サイトのおまとめローンランキングでは10社中第8位。 |
実質年率 | 7.7%~18.0% ★★☆☆☆ |
最高金利・最低金利ともに他の大手と比較すると物足りない。 |
限度額 | 300 ★★☆☆☆ |
1000万円前後の限度額が期待できる銀行などと比較すると物足りない。 |
スピード | 4.4 ★★★★☆ |
最短即日融資。窓口が必須ではあるが、その後の振込もしてくれるので手離れよし。11社の中でスピードに関してはピカイチ。 |
審査 | 4.2 ★★★★☆ |
銀行よりは柔軟で、申し込みの敷居も低い。 |
これらを考慮すると正直条件が良くないので、アコムの前にまずは「イオン銀行カードローン」の審査を受けてみることをおすすめします。
2. 口コミでわかるアコムをおまとめ先に選ぶメリット
本ページをまとめるに当たって、私はアコムのおまとめユーザー100人にアンケートをとり、その中で見えた「おまとめ時」のメリットを紹介していきます。
- 学生・アルバイトや主婦でもまとめられる!
- 最短即日で借りられる
2-1. 学生・アルバイトや主婦でもまとめられる!
アコムのメリットの一つが、「申し込みのハードルが低い」ことです。
アコムのおまとめローンの申し込み条件は以下のように収入のある20歳以上の方であれば申し込みができるようになっています。
貸付対象者
20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方
出典:アコム
ちなみにおまとめローンは額が大きくなりやすいことから、銀行など一部のおまとめローンでは、「正社員や契約社員限定」「年収○万円以上」などと高い制限を設けています。
出典:東京スター銀行
イラストからわかるように、「東京スター銀行おまとめローン」では以上のように年収200万円以上の方しか申し込めません。
そのため、申し込みのハードルの低さはアコムの大きな強みと言えます。
2.2 最短即日でまとめられる
アコムのおまとめローンは電話で申し込み後、店頭窓口・むじんくん(自動契約機)での契約になります。
そして、多くの方が即日手続きを終えることができており、当サイトで11社のスピードに関するアンケートでの評価が最も高かったという結果も出ています。
また、おまとめの融資が終わった後はアコムがあなたの名前で現在の借り入れ先に返済を行ってくれるので返済の手間や手数料がかかりません。
口コミの中には、代理で返済してくれるのでおまとめ資金に手をつけずに済んだなどの声もありました。
3. 口コミでわかるアコムをおまとめ先に選ぶ3つのデメリット
反対にユーザーからの口コミから、以下の面でアコムをおまとめ先として選ぶデメリットとして以下の3つのことが挙げられました。
- 他の消費者金融からの借り入れ限定
- 金利が高め
- 限度額が低い
3-1. 他の消費者金融からの借り入れ限定
例えば以下のような借り入れはアコムのおまとめローンではまとめることができません。
- 銀行のカードローン
- クレジットカードのショッピング
これは、以下のようにホームページにも限定されて明記されています。
出典:アコム
また、「借換え」用のローンなのでアコムからの借り入れをまとめることもできません。
つまり、使用用途がかなり限定されており、他の貸金業社からの借り入れのみしかまとめることができません。
3-2. 金利が高め
アコムは、銀行のおまとめローンやプロミスなどの他社と比較すると以下のように金利が若干高めと言えます。
サービス名 | 金利 |
アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」 | 7.7%~18.0% |
楽天銀行スーパーローン | 1.9%~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~17.8% |
じぶん銀行カードローン | 2.2%~17.5% |
東京スター銀行おまとめローン (東京スター銀行のりかえローン) |
5.8%~14.8% (7.8%~9.8%) |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
イオン銀行「おまとめローン」 | 3.8%~13.8% |
プロミス「おまとめローン」 | 6.3%~17.8% |
アイフル「おまとめMAX」 (アイフル「かりかえMAX」) |
(3.0%~17.5%) |
アロー「貸金業法に基づく借換ローン」 | 15.00%~19.94% |
金利に注意してまとめないと、せっかくおまとめしたのに、口コミの男性のようにおまとめしたことで結果的に金利が上がってしまう可能性もあります。
おまとめローンは額が大きくなりやすいため、金利が高いと将来の返済額が大きく変わってしまいます。
アコムはプロミスなどと比較しても金利が高く、この金利はアコムの大きなデメリットと言えます。
特に100万円未満の場合は要注意
おまとめ額が100万円以上の場合は法律で金利が15%以下になります。
ただし、100万円未満の場合は18%の可能性が十分にあるので、まとめても金利が低くならない恐れがあります。
3-3. 限度額が低い
アコムのおまとめの3つ目のデメリットが、限度額が300万円しかないことです。
多くの方にとっては関係ないかもしれませんが、おまとめは額が大きくなりやすい中で、他のおまとめローンは以下のように1000万円近い限度額を設定しています。
サービス名 | 限度額(万円) |
プロミス「おまとめローン」 | 300万円 |
楽天銀行スーパーローン | 800万円 |
オリックス銀行カードローン | 800万円 |
じぶん銀行カードローン | 800万円 |
東京スター銀行おまとめローン (東京スター銀行のりかえローン) |
1000万円 |
三井住友銀行カードローン | 800万円 |
イオン銀行「おまとめローン」 | 700万円 |
アイフル「おまとめMAX」 (アイフル「かりかえMAX」) |
800万円 |
アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」 | 300万円 |
アロー「貸金業法に基づく借換ローン」 | 200万円 |
そんな中で、300万円しか限度額のないアコムではまとめきれない方も出てきてしまいます。
4. アコムでおまとめすべきでない理由
以上のメリットデメリットを踏まえると、私はアコムでのおまとめをあまりおすすめしません。
理由はシンプルで、他社の方が条件良くまとめられるからです。しかし、他社は条件がいい代わりに、審査が難しくなります。
その中で、「イオン銀行カードローン」であれば、条件が厳しすぎず、おまとめ時はアコムよりも圧倒的に条件がいいのでおすすめです。
4-1. イオン銀行カードローン
「イオン銀行カードローン」は、イオングループの銀行「イオン銀行」のカードローンです。
銀行カードローンは最近審査が非常に厳しいですが、他行のように厳しすぎる審査にはなっておらず、十分借りることができます。
当サイトでのアンケートでも、「他はダメだったけど、イオン銀行ならまとめられた」という声が多数ありました。
また、アコムでは18.0%もあった最高金利が「13.8%」とかなり低く、多くの方が金利を下げてまとめることが可能です。
イオン銀行には別に「おまとめローン」というサービスもありますが、基本的に書類の提出が全てWEB上で簡単にできてしまう「カードローン」の利用がおすすめです。
カードローンでもおまとめには十分対応していますし、金利もほぼ変わりません。
運営会社 | イオン銀行 |
金利 | 3.8~13.8% |
審査スピード | 口座があれば即日可(なければ5日程度) |
限度額 | 800万円 |
申し込みページ | http://www.aeonbank.co.jp/ |
4-2. イオン銀行の審査に落ちたらアイフルがおすすめ!
イオン銀行の審査に落ちた方、以前申し込んでダメだった方はアイフルに申し込みをしましょう。
「かりかえMAX」「おまとめMAX」は大手消費者金融のアイフルのおまとめ商品です。大手消費者金融のおまとめ系の商品の中で、ここが一番条件がいいです。
アイフルには「かりかえMAX」と「おまとめMAX」の2つのサービスがあり、以下のように住み分けられています。
金利も3.0~17.5%と消費者金融の中ではずば抜けて安く借りられる可能性が高いサービスですが、審査は銀行よりも通りやすいので「イオン銀行に落ちた…」という方にもおすすめです。
プロミスと同様最短即日で融資を受けられます。
運営会社 | アイフル |
実質年率 | 3.0~17.5% |
審査スピード | 最短即日 |
限度額 | 1~800万円 |
申し込みページ |
正直、金利をガクッと引き下げてまとめるのは難しいですが、返済が一本化されるので、管理もしやすくなります。
5. 即日も可能!アコムおまとめの申し込みの4ステップ
それでもアコムに興味を持った方に向けて、この章でプロミスの申し込み方を紹介していきます。
以上のように、アコムは最短即日でのおまとめが可能です。ちなみにアコムでの申し込みからおまとめまでのステップは以下のようになっています。
ステップ1. 電話で申し込み
アコムのおまとめはWebからはできません。
まずは、電話でアコムの専用窓口(0120-07-1000)に電話をしておまとめをしたい旨を伝えましょう。
ステップ2. 来店
店舗またはむじんくん(自動契約機)に必要書類を持っていくことで申し込みができます。ちなみに最寄りの店舗やむじんくんは「こちら」から検索が可能です。
おまとめに必要な契約書類①身分証明書
- 運転免許証
- 免許証がない方は個人番号カードや健康保険証等
上記の住所が違っていたり顔写真がなければ以下の書類もいずれか必要です。
- 住民票
- 公共料金の「領収書」
- 納税証明書
おまとめに必要な書類②収入が証明できる書類
以下の書類の中からいずれか1点が必要です。
※1. 給与明細書に「ご本人の氏名」「発行年月」「勤務先名(発行元)」「月収」が明記されていることをご確認ください。記載内容が手書きの場合、勤務先の社判または社印が必要となります。(担当印のみでは受付けできかねます。)入社が前年1月以降のお客さまは、原則直近の給与明細書2ヶ月分をご提出ください。
※2. 市区町村役場によって、書類の名称が相違する場合がございます。詳しくは、市区町村役場にご確認ください。
出典:アコム
上記の書類を忘れてしまうと、時間を大幅にロスしてしまうため、忘れずに書類を持っていきましょう。
来店時に審査も実施!
審査を実施され、通らなければ次のステップに進めません。
ちなみに、次章「6. 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント」で審査に通るためのポイントをまとめましたので参考にしてみましょう。
ステップ3. 契約手続き
その場で、審査結果を教えてもらえ、契約手続きをします。
ステップ4. 融資
アコムがあなたに変わって、借り入れ先にお金を振り込んでくれます。この時手数料はかかりません。
6. 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント
おまとめローンの審査に通るためには、以下の3つのポイントを守りましょう。
6-1. 申し込みは1社ずつ
あなたがおまとめローンに申し込んだという情報はほぼ全ての貸金業社で共有されます。
そして、短期間のうちにあまりに多くの申し込みをしていると、「この人はよほど切羽詰まっているのか」「他社も落ちたこの人は本当に大丈夫?」という疑問を持たれ通るはずだった審査も落ちやすくなります。
そのため、申し込みは一気に複数社に行うのではなく、通りそうなところから1社1社申し込みを行なっていくことをおすすめします。
6-2. 申し込み時にミスをしないように
申し込み時申告した内容に誤りがあるとそれが原因で落ちる可能性があります。
嘘の申告をしてしまうことはもちろん、うっかりミスで誤った情報を使って申し込んでしまうと「虚偽の申告」と捉えられて一発アウトになる可能性があります。
特に、おまとめローンの時に注意すべきなのが、他社からの借り入れ状況です。
複数社から借り入れを行っていて、どこからいくら借りているかわからなくなってしまっている方もいらっしゃるかと思いますが、きちんと整理をした上で申し込みをすることが重要です。
6-3. きちんとおまとめローンと申告をする
アコムでは電話申し込み後、店頭や自動契約機での契約になるため、きちんと最初に「おまとめローン」だと申告しましょう。
普通の目的だと「この人こんなにたくさんの会社から借金してるけど大丈夫か…?」と思われてしまいますが、おまとめローンであれば「まとめたいんだな」と事情を理解してもらえます。
ポイントは申し込みのタイミングで「おまとめローンです」と伝えることで、今のローンをまとめたいということを前提で審査をしてくれます。
7. さいごに
アコムでのおまとめのメリット・デメリットから申し込みの注意点までを紹介してきましたが、いかがでしたか。
アコムはスピード面や申し込みのハードルの低さが魅力的ですが、「金利」や「限度額」の面で他のおまとめに比べると見劣りします。
そのため、「イオン銀行カードローン」にまずは申し込みをしましょう。
どれもおまとめであればアコムよりも条件がいいので迷った人は条件のいい上の2社から、即日借りたい方はアイフルに申し込みを行うといいでしょう。
あなたがベストな形でおまとめできることを心から祈っています。