クレジットカード難易度一覧【2024年版】|最難関から誰でも作れるカードまで

クレジットカードの審査の難易度が気になっていませんか。

いくつかのカードは、審査の難易度が昔よりも下がっているのに難しいままだと思われているので、本当は作れるクレジットカードで得られるメリットとあなたの状況が合っていなくて損をしている可能性があります。

この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かしてクレジットカードの難易度ついて13段階に分けて一覧表にまとめ、ランクごとに解説と代表カードの紹介をします。

この記事を読むことで、クレジットカードの難易度が一目でわかり、あなたに合ったクレジットカードが必ず見つかります。

 一目でわかるクレジットカード難易度一覧表

この章では一目でわかるクレジットカードの難易度の一覧表を載せます。

カードの難易度カードの種類代表カード
SSSブラックカード
  • 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
  • 『ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード』
  • 『Mastercard Black Diamond』
SS
  • 『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード<プレミア>』
  • Mastercard Gold Card
S
  • 『セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カード』
  • 『ダイナースクラブ プレミアムカード』
  • JCB ザ・クラス
  • 『楽天ブラックカード』
S’ゴールドカード大丸松坂屋お得意様ゴールドカード』(外商カード)
AAAプラチナカード
AA準プラチナカード
A格安プラチナカード
ゴールドカード
BBB
BB
ゴールドカード級アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
ヤングゴールドJCB GOLD EXTAGE
格安ゴールドカード
B一般カード(国際ブランド系)
C一般カード(銀行系)
D一般カード(信販系)
E一般カード(流通系)
特殊一般カード

この記事では難易度を下記の要素から設定しています。

申し込み方法

招待制のカードは自分で申し込みできるカードよりも当然難易度が高くなります。

年齢

一定の年齢に達していないと申し込めないカードは難易度が高くなります。

一般的に後述する年収や、社会的信用の高い職業・勤続(営業)年数に強い関連性があるためです。

年収

一部のハイステータスカードは年収500万円・1,000万円といった明確な基準を申し込み前診断で出しているため、難易度は上がります。

年会費

高いほど難易度が上がる傾向にあります。

支払い能力の高さを間接的に証明する事に加えて、年収の0.5〜1%=カードの年会費であればそのカードのメリットを使いこなせる事が多いからです。

カード発行会社

アメックスやJCB、ダイナースなどのブランドが直接発行しているカード(プロパーカードと言われる)の方が難易度が高いです。

会社の歴史が浅かったり流通系と呼ばれるスーパーなどのグループ会社が発行していると難易度は低いです。

カードのブランド性

高所得層向けに発行枚数を絞って希少性があったり、高級な特典やサービスをたくさん受けられるほど難易度は上がります。

SSSランク. 世界最高峰のブラックカード

SSSランクには『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』『ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード』『Mastercard Black Diamond』が当てはまります。

センチュリオンは世界最高級のブラックカードと言われていて、一般人にはまず作るのは不可能で日本では推定8,000人しか持っていません。

年会費は550,000円(税込)で入会金に550,000円(税込)かかります。クレジットカードにこれだけのお金を払える生活水準の方が持つのにふさわしいサービスが揃っています。

代表カード:『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』

アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(メタル)の券面画像

『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』アメリカで1999年に発行開始となった世界で初めて作られたブラックカードでどんな希望も叶えられるクレジットカードだと言われています。

また、完全に招待制となっており招待の基準も明確にはされていません。

一説では『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』を年間9,000万円前後の利用で招待が来た方もいれば、1億円以上利用しても来なかった方もいるようです。

SSランク. 最上級のブラックカード

SSランクのカードはいずれもブラックカードで一般人には作ることすら難しく、ステータスもかなり高いクレジットカードになっています。

このランクのカードには『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード<プレミア>』、『Mastercard Gold Card』などのカードが当てはまります。

代表カード:『Mastercard Gold Card』

Mastercard Gold Card縦型の券面画像

Mastercard Gold Card』は2016年11月から募集開始したブラックカードの1つです。

年会費は22万円(税込)でMastercardの最上位ランク「World Elite(ワールド エリート)」が付き、表面に24金がコーティングされ、裏面にカーボン素材が使われている金属製のカードで24時間年中無休で国内・海外で利用できるグローバルコンシェルジュなどが利用できます。

以前の入会方法は原則インビテーション(招待)のみでしたが、2021年11月17日以降公式ページより直接申し込みができるようになっています。

『Mastercard Gold Card』公式ページ:

https://myluxurycard.co.jp/

Mastercard Titanium Card』や『Mastercard Black Card』をたくさん利用して招待を待ったり、SBI新生銀行で大きな金額の取引をして案内を待つのもありです。

Sランク. サラリーマンの最高峰レベルのカード

Sランクのカードもかなり難易度が高いですが、一般的なサラリーマンでもクレジットカードを使い続けることで作ることも可能なカードと言えます。

SSランク以上は経営者などハイステータスの方しか作りにくくなっているので、サラリーマンの方が目指せる最高ランクはここと言われています。

このランクのカードには、『ダイナースクラブ プレミアムカード』『JCB ザ・クラス』などのクレジットカードが当てはまります。

代表カード:『ダイナースクラブ プレミアムカード』

ダイナースクラブ プレミアムカードの券面(タッチ決済対応)

『ダイナースクラブ プレミアムカード』はアメックス同様に2大ブラックカードのうちの1枚で、最高峰に近いステータスカードです。

ダイナースクラブで特徴的なカードの利用可能枠に一律の制限がないことに加えて、カードの利用1件100円につき2ポイントたまり、1,000ポイントが1,000マイルに交換できるのでカードの利用で得をしやすい条件となっています。

※2018年12月21日からANAマイルへは年40,000マイルまでしか交換できなくなりました。

入会方法は基本的にインビテーション(招待)で、『ダイナースクラブカード』で年間100万円以上の利用実績を1年以上あると届きやすく、年収はあまり重視されない傾向にあります。

『ダイナースクラブカード』公式ページ:

https://www.sumitclub.jp/entry_form/diners_lp/

代表カード:『JCB ザ・クラス』

JCB ザ・クラス NLの券面画像

JCB ザ・クラス』はJCBブランド最高峰の招待制ブラックカードです。

他のブラックカードよりも優れている点として以下の2点が挙げられます。

  • 「東京ディズニーリゾート・パークチケットセット」など約25,000円相当のギフトをカタログから年に1度もらえる
  • 業界でも最高クラスの評判を誇る非常に質の高いコンシェルジュサービス

2019年3月6日追記:

2019年をもってディズニーランドの会員制レストラン「クラブ33」に入れる特典は終了しました(※口コミ情報に基づく)

招待を受けるためには下記の条件を満たす必要があります。

JCB ザ・クラスの入手方法

  • JCBプラチナ』『JCBゴールド』などJCBプロパーカードで累計1,000万円〜1,500万円の利用(これより少なくても招待が来ることがあります)
  • 年間100万円以上の利用

年収は500万円以上から取得報告があるためあまり重視されておらず、JCBが直接発行しているカード(プロパーカード)の累計利用額の方が大事であることが分かります。

『JCBゴールド』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/gold/

『JCBプラチナ』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/platinum/

S’ランク. 申込経路が限定される外商カード

S’ランクのカードとして、おそらく期間限定ですが、百貨店の外商カードを申し込めるためご紹介します。

外商カードはその百貨店の外商担当者から勧誘を受けたり、百貨店のゴールドカードを年100万円以上使い続けるなど、そもそもの申込経路が限定されます。

収入が高くて、口コミにあるような利用条件を満たしても必ずしも申し込みできたり作れたりする訳ではありませんが、特別にご案内ができる機会があるためご紹介します。

【期間限定?】『大丸松坂屋お得意様ゴールドカード』

大丸松坂屋お得意様カードゴールドの画像券面

『大丸松坂屋ゴールドカード』の上には『大丸松坂屋お得意様ゴールドカード』と呼ばれる上得意様用の大丸松坂屋ゴールドカード外商カードが存在します。

通常入会方法は大丸松坂屋でたくさん買い物をして招待を受けるなど条件を満たさなければ申し込みできませんが、おそらく期間限定で当サイトから直接申し込みができます。

日本でも有数な百貨店の外商カードで以下のような「特別」を受けられます。

  • コンシェルジュサービス|店頭でのアテンドサービスなど
  • プレミアムサイト「コネスリーニュ」|チャットでの相談や入手の難しい高級ワインやウィスキーなどの抽選販売
  • お得意様限定イベント|ラグジュアリーブランド/ホテルでのお買い物イベント
  • 店舗サービス|全国の大丸・松坂屋お得意様サロンの利用、駐車場無料
  • ご優待サービス|最大10%ご優待やポイントアップデー

名称はゴールドカードですが、通常の審査難易度は上級プラチナカードからブラックカードの間くらいですので、リンクがあり直接申し込みができる間にこの機会を逃さないようにしましょう。

『大丸松坂屋お得意様ゴールドカード』公式ページ:

https://www.connaissligne.com/gaisho/index

AAAランク. 高所得な方でないと難しい

AAAランクのカードは一般的にはまだまだ難易度の高いプラチナカードが該当します。

招待が必要だったりあった方が簡単に作れる事が多く、年収も500万円以上でなければ作れたという口コミが少ないため、年収が高めの方以外は作ることができません。

このランクのカードには『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』『Mastercard Black Card』などのクレジットカードが当てはまります。

代表プラチナカード:『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの券面(2020年11月版)

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』はアメリカンエキスプレスが発行するプラチナカードです。年会費が165,000円(税込)と非常に高いですが、正直このカードでも十分すぎるほどのステータスと世界最高級のサービスが受けられます。

世界最高級のサービスというだけのことあって、「高級ホテルの上級会員特典」、「旅行保険の補償内容」、「超優秀なプラチナコンシェルジュ」などを筆頭に特典が多すぎてここでは明記することができません。

以前の取得方法は原則インビテーション(招待)のみでしたが、2019年4月5日以降公式ページより直接申し込みができるようになっています。

『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』公式ページ:

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/platinum-card/

代表カード:『Mastercard Black Card』

Mastercard Black Card縦型の券面画像

Mastercard Black Card』はMastercardの最上位クラスの「WORLD ELITE」が付く富裕層向けクレジットカードで、招待なしで申し込むことができます。

同価格帯のプラチナカードと比べて、次のような特典がとても優れています。

  • コンシェルジュサービス:メールでの回答が可能など非常に評判の良い対応
  • 還元率1.25%:納税(手数料0.836%)でもポイントが同じ還元率で付く※など得をしやすい
  • 事前入金サービス:事前に振込むことで最大9,999万円のカードショッピングが可能

※2024年4月6日以降はポイント進呈タイミングが変更され、条件を達成しないと半分しかもらえなくなります。

特にコンシェルジュサービスに関しては、業界でも質が高いと言われているアメックス・JCB・セゾンと比較しても最も良いと答える利用者が多いほど優れています。

このランクのカード会社としては歴史が浅い部分はありますが、逆に既存のしがらみに囚われない斬新で先進的な特典や優待を出しているのが特徴です。

『Mastercard Black Card』公式ページ:

https://myluxurycard.co.jp/

AAランク. 作るのはかなり難しい

AAランクのカードは作るための条件が指定されていて、それをクリアしないと作れないため、通常とはやや異なる難易度の高さがあります。

準プラチナカードに相当するステータスが高かったり、年会費の割に特典が優れているクレジットカードで、『ダイナースクラブカード』『JCBゴールド ザ・プレミア』などが当てはまります。

代表準プラチナカード:『ダイナースクラブカード』

ダイナースクラブカードの券面(タッチ決済対応)

ダイナースクラブカード』は上級ゴールドカードや準プラチナカードと見なされることが多い富裕層に利用している人が多いクレジットカードです(ここでは準プラチナカード扱いとします)

以前に比べて審査基準が下がっていますが、それでも原則年齢27歳以上で年収500万円以上でなければ審査に通る確率が低く、やや作りにくいカードです。

ただ、食に関する特典が非常に豪華であり、圧倒的なステータスを持つ『ダイナースクラブ プレミアムカード』を持つためにも是非とも持っておきたい一枚です。

『ダイナースクラブカード』公式ページ:

https://www.sumitclub.jp/entry_form/diners_lp/

代表準プラチナカード:『JCBゴールド ザ・プレミア』

JCBゴールド ザ・プレミアNLの券面画像

JCBゴールド ザ・プレミア』は『JCBゴールド ザ・プレミア』のサービス年会費が5,500円(税込)と『JCBゴールド』のカード年会費が11,000円(税込)がかかります。

世界約130の国や地域、約500の都市で1,400か所以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスを利用できたりと、その他のプラチナカードにも見劣りしないサービスが受けられるので準プラチナカードとも言われています。

『JCBゴールド ザ・プレミア』の招待を受けるためには『JCBゴールド』を入手し、2年連続で年間100万円以上カードを利用しましょう。

『JCBゴールド』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/gold/

Aランク. 正社員でなければ作るのが難しい

Aランクのカードは正社員など安定した収入のある人でなければ難易度が高いと言われています。

一つの目安として年収は300万円〜500万円くらいの人から作れたという口コミが多くあります。

このランクのクレジットカードは格安プラチナカードなら『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』、ゴールドカードでは『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』などが当てはまります。

代表格安プラチナカード:『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード アメックスのタッチ決済対応の券面画像

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』は年会費22,000円(税込)で作れるコスパの最も高いお得なプラチナカードです。

家族カードが1枚年会費無料で発行できることに加えて、家族カードでもプライオリティ・パス(世界1,400か所以上の空港ラウンジを無料で使用可能になるサービス)を無料で発行できるので、配偶者・親・子供がいる方には非常に有利な条件です。

その他のコンシェルジュ、レストラン1名無料特典、手荷物無料宅配、保険などのプラチナカードのサービスもバランス良く付いていて、三菱UFJ銀行で住宅ローン金利優遇などの特典も受けられます。

『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:

https://www.cr.mufg.jp/landing/amex/mucard_platinum/

代表ゴールドカード:『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』

Oliveフレキシブルペイ ゴールドの券面画像

Oliveフレキシブルペイ ゴールド』は三井住友銀行・三井住友カードが発行するクレジットカードを含む1枚で3つの支払いができるゴールドカードです。

現在は『三井住友カード ゴールド(NL)』と比べても初年度年会費無料など下表のようにメリットが多いです。

『Oliveゴールド』『ゴールド(NL)』
年会費(税込)5,500円:初年度年会費無料

年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料

5,500円

年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料

Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店での利用時)最大+8%のVポイント

※いずれかのOliveカードを作成し、SMBC IDを紐づければ同じ還元率が適用

Oliveアカウントの選べる特典給与・年金受取200Pなど1個選択

入会月の当月と翌月に限り2個選択可能

国際ブランドVISAのみVISA・Mastercard
家族カードなし※2024年4月16日よりありへあり
引き落とし口座三井住友銀行のみ他の銀行も可能
支払い先による還元率の変動あり(デビットカードと処理され、下がる可能性も)なし
電子マネーiD支払いデビットカードのみ

ポイント優遇対象外

クレジットカード

ポイント優遇あり

支払い日26日のみ10日または26日
追加カードの発行三井住友カードWAONなど一部不可全て作成可

家族カードや引き落とし口座などのこだわりがなければ、『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』の方がより多くポイントがもらえるなどの優遇を得られます。

年会費無料にする条件が比較的優しいため、クレカ投信積立以外のカード利用額が年180万円未満の方は、『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』よりもコスパ良く保有できて多くの方におすすめです。

『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』公式ページ:

https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/

BBBランク. 難易度はそんなに高くない

BBBランクのカードくらいになると難易度はそんなに高くなく、年収が300万円以上あれば作れる事が多いです。

このランクのクレジットカードには『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』『楽天プレミアムカード』などが当てはまります。

『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』は審査の難易度の割に世間での知名度や評価が非常に高いので、コスパ良くステータスカードが欲しい方には非常におすすめです。

代表ゴールドカード:『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードの券面画像

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』は年会費が39,600円(税込)かかりますが、年会費以上の特典やサービスを利用できるゴールドカードです。

国内外約250店のレストランにて、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代(最高約25,000円)が無料となる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」を利用できます。

これ以外にも次のような特典があります。

  • 飛行機の遅れや海外旅行・コンサートなどのキャンセルに対する保険が付く
  • 世界1,400か所以上の空港ラウンジを年2回無料で使える

その他にも旅行を割引料金で予約できるなどここでは紹介しきれないほど特典が非常に豊富にあり、特に海外へ出張や旅行に行く回数が多ければ年会費の高さは気にならないでしょう。

『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』公式ページ:

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-preferred-card/

BBランク. 大半の人が作れる

BBランクは条件さえ当てはまれば大半の人が作れるカードが揃い、人とちょっとした差を作れるくらいのステータスはある事が多いです。

このランクのカードには下記のようなクレジットカードが当てはまります。

年会費は有料ですが、受けられるサービスや特典のメリットとのバランスが良く、飛行機で移動したり特定のお店を利用する機会が多い人は年会費以上に得する事ができます。

代表カード:『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』

アメリカン・エキスプレス・カードの新券面

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』は月会費1,100円(税込)かかりますが、一般カードの中では最高のステータスがあります。

また、普段の生活でもコンビニやガソリンスタンドでキャッシュバックなどのキャンペーンがたくさん行われているので、上手に使いこなせれば月会費以上に得をしやすいカードです。

他にもリターン・プロテクション(アメックスが返品を引き取ってくれる)、豊富なマイル移行先、年3万円までのスマートフォン保険などのメリットがあります。

『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』公式ページ:

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-card/

代表ヤングゴールドカード:『JCB GOLD EXTAGE』

jcb gold extageの券面

JCB GOLD EXTAGE』は5つあるクレジットカードの国際ブランドでただ1つ日本ブランドが直接発行しているヤングゴールドカードです。

新社会人に対しては比較的審査が易しく、優待や特典はポイントボーナスに特化しているため、比較的ポイントがたまりやすいヤングゴールドカードです。

ただ、5年間しか持てず初回更新時に審査のうえ自動的に『JCBゴールド』へ切り替えとなってしまうことや、途中で解約をすると2,200円(税込)の手数料が発生するので注意が必要です。

『JCB GOLD EXTAGE』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/extagegold/

代表格安ゴールドカード:『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』

Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD Mastercard NLの券面画像

Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』はオリコカードから出されている年会費が税込で2,000円を切る格安ゴールドカードです。

以前、元TOKIOの長瀬智也さんがTVCMで紹介していたのを見て知った人も多いこのカードは、ゴールドカードでありながら券面が黒色と非常に珍しいです。

格安ゴールドカードながらポイント還元率を重視していて通常の利用で1%と高いですが、さらに下記の4つの特典があるので還元率が高くなりやすいです。

  • 入会後6カ月間はポイント還元率が2%にアップ
  • オリコモールの利用で1%のポイント加算
  • 電子マネー「iD」「QUICPay」の利用で0.5%のポイント加算
  • ショッピングリボ払いの利用でポイント0.5%加算

電子マネーとネットショッピングの利用が多い人は、常時1.5%以上の還元率になりポイントが非常にたまりやすい1枚です。

『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』公式ページ:

https://www.orico.co.jp/

Bランク. 安定した継続収入があれば作れる

Bランクには一般カード(国際ブランド系)が当てはまり、代表的なカードは『JCB CARD W』『JCB CARD W plusL』『JCBカード S』などです。

国際ブランドが発行するプロパーカード(自社で発行するカード)になるので、一般カードの中では若干難易度が高めです。

しかし、安定した継続収入があれば断られることがあまりありません。

代表一般カード:『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』

JCB CARD W NL JCB CARD W plus L NLの券面

JCB CARD W』『JCB CARD W plusL』は39歳以下の人が作れるJCBが直接発行しているカード(プロパーカードと言います)で、年会費無料でポイント還元率1%です。

また、JCBオリジナルシリーズ優待店に指定されている下記のような店舗では最高10.5%のポイントが還元されます。

  • スターバックス(Starbucks eGift)の購入分:10.5%
  • セブン-イレブン:2%
  • Amazon:2%

以上のようにスターバックスやセブン-イレブン、Amazonでの買い物が多い方には特におすすめのクレジットカードです。

※『JCB CARD W plus L』は女性向けサービスが豊富なカードです。

『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/w/

40歳以上の方は『JCBカード S』がおすすめです。

Cランク. きちんとした収入があれば作れる

Cランクには一般カード(銀行系)が当てはまります。銀行や銀行のグループ会社が発行するクレジットカードで、一般カードの中ではやや難易度が高いです。

しかし、安定的な収入があり、過去に返済の遅滞などを起こしていなければ作るのには問題はないです。

代表的なカードとしては『Oliveフレキシブルペイ 一般』『三菱UFJカード』『みずほマイレージクラブカード/THE POINT』などが当てはまります。

代表一般カード:『Oliveフレキシブルペイ 一般』

Oliveフレキシブルペイ 一般の券面画像

Oliveフレキシブルペイ 一般』は三井住友銀行・三井住友カードが発行する年会費永年無料のポイント還元率0.5%のクレジットカードを含む1枚で3つの支払いができるカードです。

三井住友カード(NL)』と比べても下表のようにメリットが多いです。

『Olive 一般』『三井住友カード(NL)』
Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店での利用時)最大+8%のVポイント

※いずれかのOliveカードを作成し、SMBC IDを紐づければ同じ還元率が適用

Oliveアカウントの選べる特典給与・年金受取200Pなど1個選択

入会月の当月と翌月に限り2個選択可能

国際ブランドVISAのみVISA・Mastercard
家族カードなし※2024年4月16日よりありへあり
引き落とし口座三井住友銀行のみ他の銀行も可能
支払い先による還元率の変動あり(デビットカードと処理され、下がる可能性も)なし
電子マネーiD支払いデビットカードのみ

ポイント優遇対象外

クレジットカード

ポイント優遇あり

支払い日26日のみ10日または26日
追加カードの発行三井住友カードWAONなど一部不可全て作成可

家族カードや引き落とし口座などのこだわりがなければ、『Oliveフレキシブルペイ 一般』の方がより多くポイントがもらえるなどの優遇を得られます。

また、三井住友銀行本支店ATM、三菱UFJ銀行の店舗外ATMでの時間外手数料が無料だったり、SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が月3回まで無料など生活口座としての使い勝手も優れています。

『Oliveフレキシブルペイ 一般』公式ページ:

https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/

Dランク. 過去に返済の延滞などをしていなければ作れる

Dランクには一般カード(信販系)が当てはまり、審査に難易度という言葉は使わないほど多くの人が作れます。

基本的に信販会社は顧客にお金を貸すことで利益を得ています。そのため、基本的には返済能力があり、きちんとクレジットカードを使ってくれそうな方にはカードを発行したいと考えています。

そのため、過去に返済の延滞などがなければ審査に落ちる可能性は低いです。

信販系カードには『PayPayカード』『Orico Card THE POINT』『ライフカード』などが挙げられます。

代表一般カード:『PayPayカード』

PayPayカードの券面画像

PayPayカード』はQRコード決済で最大のシェアを誇るPayPayを最も有利な条件で使えるクレジットカードで、PayPayのヘビーユーザーは必携の1枚です。

2023年6月末時点でGoogle Payには未対応ですが、Apple Payが使えてカード本体でタッチ決済が可能なことに加えて、PayPayにPayPayカードあと払い登録に設定でPayPayポイントが貯まるため、さほどデメリットには感じないでしょう。

自治体などと組んで行われるキャンペーンなどでも、PayPayアプリを介したPayPayカードでの支払い分は対象になるため、お店や品物を選ばず広く特典を受けやすく、Yahoo!ショッピングなどのネットショッピングでもポイントをたくさん得やすいです。

『PayPayカード』公式ページ

https://card.yahoo.co.jp/paypaycard/

Eランク. 非常に作りやすい

Eランクには一般カード(流通系)が当てはまり、よほど過去にひどい利用履歴(クレジットヒストリー)がない限り難易度はないでしょう。

基本的にこれらのカードは自社グループ会社でカードを発行し、自社でクレジットカードを利用してもらい、カード利用やリボ金利などの手数料で稼ぎたいと考えています。そのため、フリーターの方や専業主婦など幅広い層の方でも作りやすいです。

代表的なカードには『エポスカード』『楽天カード』が当てはまります。

代表一般カード:『エポスカード』

エポスカードの券面画像

エポスカード』はファッションビルなどの商業施設を展開する丸井のグループ会社であるカード会社が発行する年会費無料のクレジットカードです。

日本で初めて「クレジット」という名称を使用した「クレジット・カード」を発行しているカード業界の老舗で、他社と違った与信ノウハウを利用して審査しているため断られる確率がわずか8%と非常に低いです(他社平均は24%)

エポスカードの独自の与信ノウハウ(2019年版)

引用:マルイグループ共創経営レポート2019 P40

会社の理念として「信用はお客さまに与えるものでなく、共につくるもの」という与信哲学があるため、30代以下の会員が50%を超えていたり、カード会員の70%以上が女性であるなどより多くの人に利用してもらいたいという意志がある事がわかります。

カードの機能としても非常に優れていて、以下のようにマルイでもお得ですが、マルイ以外でもお得な特典があります。

  • 年に4回、マルイで10%の優待期間があります。
  • 海外旅行保険で疾病治療保険が年会費無料カード最高額の270万円など実用的な内容
  • 最短即日での発行が可能(先にネットで申し込んで審査に通ってから受け取りに行った方が無駄足しなくて済みます)
  • ファミレス・カラオケ・映画など全国10,000店舗以上で割引やポイント優遇などの特典を受けられます

『エポスカード』公式ページ:

https://www.eposcard.co.jp/

特殊. 他のカードと審査基準が異なる

Nexus Card』は他のカードとは違った特殊な立ち位置です。

なぜなら、事前にデポジット(保証金)を預けるため、これまで紹介してきたカードの審査難易度という概念が当てはまらないからです。

そのため、他のカードと違う基準でカードを作りたいと考えている方におすすめです。

代表カード:『Nexus Card』

Nexus Cardの券面画像

Nexus Card』は事前にデポジット(保証金)を預けるという珍しいタイプのクレジットカードです。

デポジット(保証金)=限度額となるため、いわゆるブラックリストに載っている方でも作れる可能性が高く、公式ページにも以下のように書かれてあります。

Nexus Cardをおすすめできる方

出典:Nexus Card

審査に不安のある方におすすめとカード会社の公式ページで書かれてあるのはこの『Nexus Card』くらいしかありません。

ブラックではないが、他社のカードに申し込みをして断られ続けた方でも、まずはこのカードの利用を毎月続ける事で専門の信用機関(CICなど)にクレジットヒストリーが作れて、他のカードの審査に通りやすくなります。

カードとしても普通のMastercardと同じように使えて、ポイントが貯まったりボーナス・分割・リボ払いにも対応しているなど便利な1枚です。

『Nexus Card』公式ページ

https://apply.mycredit.nexuscard.co.jp/

まとめ

クレジットカードの難易度一覧表とその解説をしました。

クレジットカードの難易度の一覧表は以下のようになっていて、一般的にカードの難易度とステータスは比例します。

カードの難易度カードの種類代表カード
SSSブラックカード
  • 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
  • 『ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード』
  • 『Mastercard Black Diamond』
SS
  • 『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード<プレミア>』
  • Mastercard Gold Card
S
  • 『セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カード』
  • 『ダイナースクラブ プレミアムカード』
  • JCB ザ・クラス
  • 『楽天ブラックカード』
S’ゴールドカード大丸松坂屋お得意様ゴールドカード』(外商カード)
AAAプラチナカード
AA準プラチナカード
A格安プラチナカード
ゴールドカード
BBB
BB
ゴールドカード級アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
ヤングゴールドJCB GOLD EXTAGE
格安ゴールドカード
B一般カード(国際ブランド系)
C一般カード(銀行系)
D一般カード(信販系)
E一般カード(流通系)
特殊一般カード

以上を参考に、あなたに合った適切な難易度のクレジットカードを選んで作る事で、今よりも便利で快適な生活が送れるようになることを願っています。