楽天銀行スーパーローンでおまとめをしようか迷っていませんか?
楽天銀行スーパーローンはおまとめローンの中でもいい条件で借りられますが、状況によっては他のカードローンを使うべきです。
本ページでは銀行でカードローン担当を経験してきた筆者が楽天銀行スーパーローンのおまとめにユーザー100人のアンケートに基づいて以下の流れで紹介していきます。
- おまとめローンとしては「一部の方におすすめ」
- 口コミでわかる楽天銀行をおまとめ先に選ぶメリット
- 口コミでわかる楽天銀行をおまとめ先に選ぶデメリット
- 楽天銀行でおまとめすべき人、すべきでない人
- 即日は可能?楽天銀行申し込みの4ステップ
- 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント
本ページを読んでいただけば、楽天銀行スーパーローンでおまとめをするメリット・デメリットから審査の時間やポイントまでをご理解いただけます。
すぐに申し込みたい方は楽天銀行の公式ページ「http://www.rakuten-bank.co.jp/」から申し込みを行いましょう。
1. おまとめローンとしては「あまりおすすめではない」
おまとめローンとは以下のように、複数のカードローンを一社にまとめる仕組みを指します。
おまとめをすると以下のようなメリットやデメリットがあります。
メリット | デメリット |
|
|
そもそもあなたはおまとめをすべきなのかが気になる方は「カードローンのおまとめ全知識|最高の形でまとめられる!」を参考にしてみましょう。カードローンのメリット・デメリットをご理解した上で、あなたが本当にローンをまとめるべきかご理解いただけます。
楽天銀行スーパーローンのおまとめの評価
楽天銀行スーパーローンはおまとめローンとしては「最高峰」と言えます。
総合pt | 3.35 ★★★☆☆ | 審査が厳しいので、あまりおすすめはできません。 |
実質年率 | 1.9%~14.5% ★★★★★ | 最高金利・最低金利ともにトップクラス。 |
限度額 | 800万円 ★★★★★ | 業界最高クラス。高額のおまとめでも十分。 |
スピード | 3.0 ★★★☆☆ | 「即日可能」とPRしつつも即日で実現しないケースも多数。 |
審査 | 2.0 ★★☆☆☆ | おまとめはあまり通過しないとの口コミが。 |
2. 口コミでわかる楽天銀行をおまとめ先に選ぶメリット
本ページをまとめるに当たって、私は楽天銀行スーパーローンユーザー100人にアンケートをとり、その中で見えた「おまとめ時」のメリットを紹介していきます。
- とにかく低金利
- 最大31000円分の楽天ポイントがもらえる
2-1. とにかく低金利
楽天銀行のメリットの一つが、低金利で借りられるということです。楽天銀行は以下のように限度額に応じて金利が決まっています。
ご利用限度額 | 借り入れ利率 |
800万円 | 1.9%~4.5% |
600万円以上800万円未満 | 3.0%~7.8% |
500万円以上600万円未満 | 4.5%~7.8% |
350万円以上500万円未満 | 4.9%~8.9% |
300万円以上350万円未満 | 4.9%~12.5% |
200万円以上300万円未満 | 6.9%~14.5% |
100万円以上200万円未満 | 9.6%~14.5% |
10万円以上100万円未満 | 14.5% |
また、この金利をお他社のおまとめローンと比較すると以下のようになります。
サービス名 | 金利 |
楽天銀行スーパーローン | 1.9%~14.5% |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~17.8% |
じぶん銀行カードローン | 2.2%~17.5% |
東京スター銀行おまとめローン (東京スター銀行のりかえローン) | 5.8%~14.8% (7.8%~9.8%) |
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% |
アイフル「おまとめMAX」 (アイフル「かりかえMAX」) | 12.0%~15.0% (12.0%~17.5%) |
アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」 | 7.7%~18.0% |
プロミス「おまとめローン」 | 6.3%~17.8% |
アロー「貸金業法に基づく借換ローン」 | 15.00%~19.94% |
最高金利、最低金利共に他行よりも低水準であることがお分りいただけるかと思います。
また、楽天銀行の口座開設と同時に申し込むことで初めての借り入れから30日間無利息になるので、初めての方にとってはさらにお得になります。
2-2. 最大31000円分のポイントをもらえる
楽天銀行スーパーローンは入会するだけで、「楽天ポイント」を1000ポイントもらえます。
さらに、入会月の翌月末時点の利用残高に応じて、以下のようにポイントをもらえるため、使えば使うだけポイントで還元されます。
出典:楽天銀行スーパーローン
溜まったポイントは1ポイント=1円で「楽天市場」「楽天トラベル」などの楽天のサービスで使えます。
3. 口コミでわかる楽天銀行をおまとめ先に選ぶデメリット
反対にユーザーからの口コミから、以下の面で楽天銀行をおまとめ先として選ぶデメリットとして
- 返済期間が長くなりやすい
- 審査が若干厳しい
以上の2つが挙げられました。
3-1. 返済期間が長くなりやすい
楽天銀行の特徴が「毎月の返済額が少ない」ことです。これをメリットと考える方は非常に多いのですが、筆者はデメリットだと考えています。
楽天銀行スーパーローンでは以下のように、借入額に応じて返済額が変わります。
借り入れ残高が200万円以下のケース
借入残高 | 毎回の返済額 |
10万円以下 | 2000円 |
10万円超~30万円以下 | 5000円 |
30万円超~50万円以下 | 10000円 |
50万円超~100万円以下 | 15000円 |
100万円超~150万円以下 | 20000円 |
150万円超~200万円以下 | 30000円 |
借り入れ残高が200万円以上の時の返済額は「楽天銀行のホームページ」を参考にしてみてください。
14.5%でおまとめをした方が借入残高10万円を切った時には1回の返済で2000円しか借金を減らせないことになります。
すると理論上、10万円を切ってからも完済するまでに6年以上かかりその間ずっと利息を払い続けることになります。その額は5万円以上にもなります。
つまり、せっかくおまとめをしても最低返済額が低いからといって、そこに甘えてしまうと借金は減りません。口コミの男性のように「結局払う利息が増えた」という結末になりかねません。
余裕がある時には多めに返済をすることを意識しなければこの特徴は大きなデメリットになります。
3-2. 審査が厳しい
楽天銀行は2017年の春からおまとめのユーザーをあまり歓迎しなくなりました。そしてそれには理由があります。
今まで楽天銀行だけでなく、銀行は消費者金融以上に簡単に高額なお金を借りられたので、銀行からたくさん借りてお金を返せない人が続出するようになりました。
そして金融庁や総理大臣からも改善を求められた結果、各銀行はおまとめローン(カードローン)の審査を厳しくしたのです。
これらは以下のようにニュースにもなりました。
引用:日本経済新聞電子版
こんなことがあり、2017年春あたりから銀行のカードローン、特におまとめローンは審査が非常に難しくなりました。
ちなみに、このニュース以降、当サイトで実施したアンケートでも楽天銀行カードローンのおまとめでの審査の通過率は7人中1人と、全く通らなくなっていることがわかりました。
4. 楽天銀行でおまとめすべき人、すべきでない人
以上のメリットデメリットから楽天銀行でおまとめすべき人は「審査に自信がある方」です。
反対に以下のようなケースは審査に自信があっても使うべきではありません。
- 確実に即日おまとめをしたい方
- 少額のおまとめをしたい方
ではそれぞれを解説していきます。
4-1. 楽天銀行スーパーローンを使うべき人
楽天銀行スーパーローンは借り入れ条件もいいのですが、審査に通りにくいことが欠点です。
そのため、最近のカードローンのトレンドで、楽天銀行も例外ではなく審査が厳しくなったという声がありました。
そのため、少しでも審査に自信がない方はいかのカードローンの中でもそこまで審査を厳しくしていない”穴場”と言われるカードローンも検討しましょう。
- イオン銀行カードローン・・・・・審査に自信がなければこれ!
- 住信SBIネット銀行 カードローン・・・・条件◎、審査に自信がある方におすすめ
4-2. 楽天銀行スーパーローンを特に使うべでない人
以下のような方は、仮に審査に自信があっても楽天銀行スーパーローン以外のカードローンでおまとめすることをおすすめします。
- 確実に即日おまとめをしたい方
- 少額のおまとめをしたい方
確実に即日おまとめをしたい方
楽天銀行スーパーローンは「即日可能」とPRしつつも即日で実現しないケースも多数あります。
そのため、確実に即日でおまとめをしたい方は『プロミス「おまとめローン」』などのスピードを売りにしていて、無人契約機などが完備されている消費者金融のカードローンをおすすめします。
消費者金融の場合、条件はやや劣るため、2~3日おまとめを待ってもいい方は楽天銀行がおすすめです。
少額のおまとめをしたい方
条件のいい楽天銀行ですが、少額のおまとめ時は金利がやや高くなってしまう恐れがあります。下図が、おまとめに力を入れている銀行のカードローンの限度額別金利です。
限度額 | 90万円時の金利 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
じぶん銀行カードローン※通常ユーザー | 13.0~17.5% | 13.0~17.5% | 9.0~13.0% | 7.0~9.0% |
オリックス銀行カードローン | 12.0~17.8% | 6.0~14.8% | 5.0~12.8% | 5.0~12.8% |
三井住友銀行カードローン | 12.0~14.5% | 12.0~14.5% | 10.0~12.0% | 8.0%~10.0% |
イオン銀行カードローン | 13.8% | 8.8% | 8.8% | 7.8% |
楽天銀行スーパーローン | 14.5% | 9.6~14.5% | 6.9~14.5% | 4.9~12.5% |
以上のようにあなたのおまとめしたい額によってはイオン銀行「イオン銀行カードローン」などの他の商品の方が低金利で借りれれる可能性があります。
イオン銀行カードローンは審査も厳しくなく、おすすめです。
そのため、あなたがいくらをおまとめしたいのかによって、上記を参考に選ぶ銀行を変えていきましょう。
5. 即日は可能?楽天銀行申し込みの4ステップ
以上のように、楽天銀行は運が良ければ、最短即日でのおまとめが可能です。
ちなみに楽天銀行スーパーローンでの申し込みからおまとめまでのステップは以下のようになっています。
ステップ1. 申し込み
パソコンやスマホから申し込みを行えます。楽天銀行のホームページから行いましょう。
ちなみに、「無利息」や「楽天ポイント」などの優待を受けるためにも公式ページ「http://www.rakuten-bank.co.jp/」から申し込みを行いましょう。
また、おまとめの際は必ず利用目的を「借換」にしましょう。申し込みページの3ページ目で記入可能です。
画像:楽天銀行カードローン
ちなみに、ここで借入件数などをごまかしても後々バレる可能性が高いため、正直に、間違えずに入力しましょう。
在籍確認も!
また、あなたが仕事をしている方であれば、申し込み後「在籍確認」の電話が職場に入ります。
職場への「在籍確認」の電話は、個人名での電話になるため、ローンだとバレる可能性は低いです。
もし同僚に感づかれることが心配なら「財布を拾って届けた」などとごまかしましょう。
ステップ2. 審査
審査を実施され、通らなければ次のステップに進めません。
ちなみに、次章「6. 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント」で審査に通るためのポイントをまとめましたので参考にしてみましょう。
審査結果はメールか電話で知らせてもらえます。
ステップ3. 契約手続き
契約に必要な書類をアプリなどで送ったら契約手続きは終了です。
ちなみに必要な書類は運転免許証などの身分証明書に加え、場合によっては「収入を証明する書類」が必要となるため、お手元に用意しておくとスムーズです。
ステップ4. 借入
審査が終わればお金を借りることができます。ちなみに、申し込み時に以下のように「カード到着前」に振込で融資を希望する方向けの欄があるため、急いでいる方はここで入力をしておきましょう。
画像:楽天銀行スーパーローン
また、後日送られてくるローンカードを使うことでATMなどからいつでも借入を行うことも可能です。
また「口座振替依頼書」などの提出書類も忘れずに提出しましょう。
6. 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント
おまとめローンの審査に通るためには、以下の3つのポイントを守りましょう。
6-1. 申し込みは1社ずつ
あなたがおまとめローンに申し込んだという情報はほぼ全ての貸金業社で共有されます。
そして、短期間のうちにあまりに多くの申し込みをしていると、「この人はよほど切羽詰まっているのか」「他社も落ちたこの人は本当に大丈夫?」という疑問を持たれ通るはずだった審査も落ちやすくなります。
そのため、申し込みは一気に複数社に行うのではなく、通りそうなところから1社1社申し込みを行なっていくことをおすすめします。
6-2. 申し込み時にミスをしないように
申し込み時申告した内容に誤りがあるとそれが原因で落ちる可能性があります。
嘘の申告をしてしまうことはもちろん、うっかりミスで誤った情報を使って申し込んでしまうと「虚偽の申告」と捉えられて一発アウトになる可能性があります。
特に、おまとめローンの時に注意すべきなのが、他社からの借り入れ状況です。
複数社から借り入れを行っていて、どこからいくら借りているかわからなくなってしまっている方もいらっしゃるかと思いますが、きちんと整理をした上で申し込みをすることが重要です。
6-3. きちんとおまとめローンと申告をする
楽天銀行カードローンはおまとめ目的なのかを入力できるため、きちんと「借り換え」を選択しておきましょう。
普通の目的だと「この人こんなにたくさんの会社から借金してるけど大丈夫か…?」と思われてしまいますが、おまとめローンであれば「まとめたいんだな」と事情を理解してもらえます。
ポイントは申し込みのタイミングで「おまとめローンです」と伝えることで、今のローンをまとめたいということを前提で審査をしてくれます。
7. さいごに
楽天銀行スーパーローンでのおまとめのメリット・デメリットから申し込みの注意点までを紹介してきましたが、いかがでしたか。
楽天銀行スーパーローンは条件もよく多くの方におすすめですが「審査が通りにくい」という欠点があります。
そのため、私は基本的に以下のそこまで審査がハードではない2つのカードローンに申し込みをすることをおすすめします。
- イオン銀行カードローン・・・・・審査に自信がなければこれ!
- 住信SBIネット銀行 カードローン・・・・条件◎、審査に自信がある方におすすめ
上記は楽天銀行くらい条件もよく、審査もそこまで厳しくない、穴場的なカードローンです。
また、それでも楽天銀行カードローンに申し込む場合は、「無利息」や「楽天ポイント」などの優待を受けるためにも公式ページ「http://www.rakuten-bank.co.jp/」から申し込みを行いましょう。
あなたが最高の形でおまとめできることを心から祈っています。