VISAのデビットカードで最もお得なカードはどれか知りたいと考えていませんか。
VISAの個人向けデビットカードは全部で61枚あり、それぞれ年会費やポイント還元率、付帯保険など条件が違うため、どのカードが自分に合っているかすぐには調べられないです。
そこでこの記事では大手金融会社3社で勤務した経験がある私がすべてのVISAのデビットカードを比較し、どのカードが最もお得かを紹介します。
- 全VISAデビットカードの中から最もお得なカードを選ぶ
- 海外旅行向けで選ぶおすすめVISAデビットカード3選
- ポイント還元率で選ぶおすすめVISAデビットカード3選
- デビットカードについてよくある3つの質問
多くの方が希望するであろう目的別におすすめのVISAデビットカードを比較の上、選びましたのであなたに合った1枚がきっと見つかるでしょう。
1. 全VISAデビットカードの中から最もお得なカードを選ぶ
デビットカードとは銀行の預金口座とつながっていて、クレジットカードのように支払いができるカードです。
ゆうちょや日本の銀行で作れるデビットカードにはVISAなどの国際ブランドが付いたデビットカードとジェイデビットカードがあります。
それぞれ以下のような違いがあります。
国際ブランドデビットカード | クレジットカードと同様に海外(ほぼどこでも)やネットショッピング、コンビニなどの実店舗でも世界中のVISA・JCB・Mastercardのマークがあるお店で利用可能 |
ジェイデビットカード | ジェイデビット(J-Debit)のマークがある場所が少なく、海外はもちろんAmazonなどのネットショッピングなどで利用することができない |
ただし、デビットカードを作っても「JCB」のデビットカードは一部海外で使えないことがあり、「ジェイデビットカード」は国内でも使い勝手が良くありません。
しかし、「VISAデビットカード」ならば世界中のどこでもクレジットカードとほぼ同じように利用することができます。
1-1. VISAのカード比較
個人向けVISAデビットカード全61枚を以下の観点で比較し、最もお得なカードを紹介します。
- 年会費
- ポイント還元率
- 付帯保険
枚数が非常に多いので、3つの分類(店舗のある大手銀行・ネット銀行・地方銀行)に分けて紹介します。
店舗のある大手銀行
メガバンクなど実店舗を持つ全国規模で展開している大手銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で17枚です。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 三井住友銀行 | 永年無料 | 0.5% |
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『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』 | 5,500円
永年無料:条件達成で | 0.5% | 一般の(1)〜(3)に加えて
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『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 33,000円 | 1% | 一般の(1)〜(2)に加えて
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三菱UFJ銀行 | 無料 | 0.2%※ |
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ゆうちょ銀行 | 永年無料 | 0.25%※ |
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 無料 | 0.5% |
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りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 月会費700円(入会月無料) | 2% |
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りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%(マイル) |
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『イオンデビットカード』(VISA) | イオン銀行 | 無料 | 0.5%〜1% |
|
『Visaデビット』 | スルガ銀行 | 無料 | 0.2%※ |
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
スルガ銀行 | 無料 | 0.5% |
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無料 | 0.8% |
| ||
スルガ銀行 | 無料 | 銀行の取引による(マイル) |
| |
無料 | 0.2%※ |
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SMBC信託銀行 | 無料 | 0.25%〜1.5%※ |
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銀行の取引による(マイル) |
※キャッシュバック
海外での手数料の安さを重視するのであれば『イオンデビットカード』(VISA)がおすすめです。
ネット銀行
全国どこに住んでいても作れるネット銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で13枚です。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
ソニー銀行 | 無料 | 0.5%〜2%※ |
| |
無料 | 0.5%(マイル) |
| ||
33,000円 | 3%〜11%※※ |
| ||
住信SBIネット銀行 | 無料 | 0.6% |
| |
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行) | 無料 | 0.2% |
| |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
楽天銀行 | 無料 | 1% |
| |
2,200円 | 1% |
| ||
5,500円 | 1% |
| ||
GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 0.6%~1.2%※ |
| |
GMOあおぞらネット銀行 岡三BANK | 無料 | 0.3%~0.6%※ |
| |
『Revolut』スタンダード | Revolut*英国金融テクノロジー会社※※※ | 無料 | ー |
|
『Revolut』プレミアム | Revolut*英国金融テクノロジー会社※※※ | 980円/月 or 9,800円/年 | ー |
|
『Revolut』メタル | Revolut*英国金融テクノロジー会社※※※ | 1,980円/月 or 19,800円/年 | ー |
|
※キャッシュバック
※※+1%のボーナスポイントは年間30,000ポイント、対象利用額上限年間300万円(税込)、海外利用分は対象外など条件があります。
※※※Revolutはネット銀行ではありませんが、記事の構成上この項目でご紹介しています。
海外での手数料の安さを重視するのであれば、11種類の通貨を預金して引き出しや支払いができ、手数料も安い『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』がおすすめです。
VISAプラチナカードのサービスや特典を利用したい方は『タカシマヤプラチナデビットカード』が条件さえ満たせばほとんどの人が作れるのでおすすめです。
英国金融テクノロジー会社
ネット銀行には当てはまりませんが、ネットで金融取引をスムーズに行うサービスを提供している『Revolut』は、ニューヨーク時間内で連続30日間に75万円未満なら手数料無料で23種類以上の外貨へ両替できます。
プレミアム・メタルにアップグレードすると、無制限に手数料無料で外貨へ両替できます。
地方銀行
原則支店がある地域でしか作ることができない地方銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で33枚です。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
北陸銀行 | 無料〜550円 | 0.25%※ |
| |
北海道銀行 | 無料〜550円 | 0.3%※ |
| |
青森銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| |
岩手銀行 | 無料〜1,100円 | 0.1%※ |
| |
足利銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| |
群馬銀行 | 無料 | 0.25%※ |
| |
常陽銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| |
千葉銀行 | 無料 | 0.5%〜1.5% |
| |
11,000円 | 1%〜3% |
| ||
110,000円 | 1%〜3% |
| ||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
あおぞら銀行 | 無料 | 0.25%〜1%※ |
| |
大光銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%〜0.4%※ |
| |
北國銀行 | 無料 | 0.5% |
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無料〜5,500円 | 1% |
| ||
福井銀行 | 永年無料 | 0.25%※ |
| |
静岡銀行 | 無料 | 0.25%※ |
| |
11,000円 | 0.5%※ |
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愛知銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| |
中京銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
『My Debit(山梨中銀Visa デビット)』 | 山梨中央銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
|
滋賀銀行 | 無料〜1,375円 | 0.2%※ |
| |
関西みらい銀行 | 無料 | 0.5% |
| |
月会費700円(入会月無料) | 2% |
| ||
無料〜1,100円 | 0.5%(マイル) |
| ||
池田泉州銀行 | 無料〜1,100円 | 0.25%※ |
| |
みなと銀行 | 無料 | 0.25%※ |
| |
『HIROGIN Debit 一般』(VISA) | 広島銀行 | 無料〜1,375円 | 0.2%※ |
|
『四国銀行Visaデビット』 | 四国銀行 | 無料〜1,100円 | 0.25%※ |
|
『伊予銀行Visaデビット』 | 伊予銀行 | 無料 | 0.5%※ |
|
西日本シティ銀行 | 無料〜1,100円 | 0.25%※ |
| |
琉球銀行 | 無料〜550円 | 0.2%※ |
|
※キャッシュバック
以上がVISAデビットカードの比較になります。
1-2. 最もお得なVISAのデビットカード
上記のように比較をした結果、『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』が最もお得に使えるカードと言えます。
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』は以下のような特徴を持つカードです。
- 年会費:永年無料
- 還元率:預金残高やソニー銀行との証券取引残高に応じて0.5〜2.0%がキャッシュバック
- 付帯保険:ネットバンク発行のカードでは珍しくショッピング保険、不正利用補償がしっかりと付帯
また、米ドルなど対象10通貨の外貨普通預金口座を開設していると、海外事務手数料無料でショッピングができます。
そのため、全デビットカードの中で最もおすすめのカードとなっています。
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』公式ホームページ:
2. 海外旅行向けで選ぶおすすめVISAデビットカード3選
この章では海外旅行向けVISAデビットカードを紹介します。
VISAの場合、世界中のお店で利用できるため海外での利用も想定して以下の観点で比較を行います。
- 年会費
- 海外旅行保険の有無
- 海外事務手数料
海外事務手数料についてですが、デビットカードは海外で現地通貨を引き出すことができます。この手数料が安ければ安いほうが海外ではお得です。
VISAのデビットカードの場合VISAの指定する為替レートに、そこからさらに表に記載してあるカードごとの海外事務手数料が加算されます。
枚数が非常に多いので、1章と同様に下記の3つの分類に分けて紹介します。
- 店舗のある大手銀行
- ネット銀行
- 地方銀行
2-1. 店舗のある大手銀行
メガバンクなど実店舗を持つ全国規模で展開している大手銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で17枚です。
カード名 | 銀行名 | 年会費(税込) | 海外事務手数料 |
『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 三井住友銀行 | 永年無料 | 3.05%(税込) ※デビットモードの場合 |
『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』 | 5,500円
永年無料:条件達成で | ||
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 33,000円 | ||
『三菱UFJ-VISAデビット』 | 三菱UFJ銀行 | 無料 | 3.05%(税込) |
『りそなデビットカード(Visa)』 | りそな銀行 | 無料 | 4.4% |
『りそなデビットカード〈プレミアム〉』 | 月会費700円(入会月無料) | ||
『りそなデビットカード〈JMB〉』 | 無料〜1,100円 | ||
『Visaデビットカード「ゆうちょデビット」』 | ゆうちょ銀行 | 永年無料 | 4%(税込) |
『イオンデビットカード』(VISA) | イオン銀行 | 無料 | 1.6% |
カード名 | 銀行名 | 年会費(税込) | 海外事務手数料 |
『Visaデビット』 | スルガ銀行 | 無料 | 3% |
『Vポイント付きVisaデビットカード スルガバンク (スルガVポイントデビット)』 | |||
『リクルートポイント付きVisaデビットカード』 | |||
『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』 | |||
『スルガVisaデビットカード』 | |||
『Travel Cash』 | |||
『GLOBAL PASS』 | SMBC信託銀行 | 無料 | 3% |
『ANAマイレージクラブGLOBAL PASS』 |
海外での手数料の安さを重視するのであれば『イオンデビットカード』(VISA)がおすすめです。
2-2. ネット銀行
全国どこに住んでいても作れるネット銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で10枚です。
カード名 | 銀行名 | 年会費(税込) | 海外事務手数料 |
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』 | ソニー銀行 | 無料 | 1.79% |
『ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET』 | 無料 | ||
『タカシマヤプラチナデビットカード』※ | 33,000円 | ||
『楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)』 | 楽天銀行 | 無料 | 3.08% |
『楽天銀行シルバー デビットカード(Visa)』 | 2,200円 | ||
『楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)』※ | 5,500円 | ||
『デビットカード(Visa)』 | 住信SBIネット銀行 | 無料 | 2.5% |
『PayPay銀行Visaデビット付キャッシュカード』 | PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行) | 無料 | 3.08% |
『Visaデビット付キャッシュカード』 | GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 3.08% |
『岡三BANKデビット付キャッシュカード』 |
※海外・国内旅行保険が付きます。
海外での手数料の安さを重視するのであれば、11種類の通貨を預金して引き出しや支払いができ、手数料も安い『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』がおすすめです。
VISAプラチナカードのサービスや特典を利用したい方は『タカシマヤプラチナデビットカード』が条件さえ満たせばほとんどの人が作れるのでおすすめです。
英国金融テクノロジー会社
ネット銀行には当てはまりませんが、ネットで金融取引をスムーズに行うサービスを提供している『Revolut』は、ニューヨーク時間内で連続30日間に75万円未満なら手数料無料で23種類以上の外貨へ両替できます。
プレミアム・メタルにアップグレードすると、無制限に手数料無料で外貨へ両替できます。
2-3. 地方銀行
原則支店がある地域でしか作ることができない地方銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で31枚です。
※海外・国内旅行保険が付きます。
以上がVISAデビットカードの比較になります。
2-4. お得な海外旅行向けデビットカード3選
比較の結果、以下の3枚のカードをお得なカードとして紹介します。
- 『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』
- 『Revolut』
- 『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』は米ドルなど対象10通貨の外貨普通預金口座を開設していると、海外事務手数料無料でショッピングができるため、海外旅行向けのカードとしてもおすすめです。
10通貨の外貨預金は海外ATMで現地通貨として引き出すことも可能で、手数料も1.79%とデビットカードの中では最安級です。
15歳以上なら作れるため、海外で非常に便利に使える1枚です。
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』公式ページ:
シンガポールドル・中国人民元・タイバーツ・トルコリラ・メキシコペソ・ノルウェークローネ・デンマーククローネを利用する方は『GLOBAL PASS』がおすすめです。
『Revolut』
『Revolut』は英国金融テクノロジー会社が発行するVisaブランドが付いた多通貨対応のデビットカードです(Google PayやVisaのタッチ決済もできます)
日本での利用はクレジットカード※や銀行口座からのチャージが必要なプリペイドカードに近く、ニューヨーク時間内で連続30日間に75万円未満なら手数料無料で23種類以上の外貨へ両替できるため、海外旅行だけでなく海外など外貨決済のネット通販をよく利用される方にはかなりのメリットがあります。
※2024年6月11日よりMastercardブランドのクレジットカード及びデビットカードからのチャージは手数料無料
ポイント還元などはありませんが、不定期にカードの利用額に応じてキャッシュバックキャンペーンが行われていたり、アプリ内にあるクーポンの利用でネットショッピングがお得な条件でできます。
『Revolut』公式ページ:
https://www.revolut.com/ja-JP/
『IDARE』が海外事務手数料0円で使えるようです。三井住友銀行をはじめとする大手金融機関が出資をしている日本のFinTech企業であるため、信頼性も高いです。
ただし、Visaの決済レートが思ったほど良くないという口コミもあるため、少額の利用で試してみて納得できればメインとして使いましょう。
『Revolut』(Metal:メタルプラン)
『Revolut』(Metal:メタルプラン)は2022年1月20日より日本でもサービス開始になり、スタンダードプランに加えて次のようなメリットがあります。
- 1%キャッシュバック(上限5,000円/月)
- 無制限に手数料無料で外貨へ両替
- 国内外での無料ATM引き出し限度額が100,000円/月までアップ
- 18gの強化スチールメタルカード(ブラック・ゴールド・スペースグレー・ローズゴールド・ラベンダー)
- フライト1時間遅れで空港ラウンジパス無料
- 空港ラウンジサービス「LoungeKey」
チャージするMastercardクレジットカード※のポイントを確実にもらえるため、キャッシュバック分還元を増やせてMIXI M(旧6gram)などのサービスに代わって納税などの支払いをお得にできます。
※2024年6月11日よりMastercardブランドのクレジットカード及びデビットカードからのチャージは手数料無料になるため、メリットが復活します。
高額利用者や個人事業主・法人代表者などの方は、1日でも早く作成した方が利用額1,980円/月または19,800円/年以上に得をしやすくなります。
『Revolut』(Metal:メタルプラン)公式ページ:
https://www.revolut.com/ja-JP/
『IDARE』が海外事務手数料0円で使えるようです。三井住友銀行をはじめとする大手金融機関が出資をしている日本のFinTech企業であるため、信頼性も高いです。
ただし、Visaの決済レートが思ったほど良くないという口コミもあるため、少額の利用で試してみて納得できればメインとして使いましょう。
『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』
『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』はスルガ銀行 ANA支店が発行する年会費無料のデビットカードです。
また、ANAのマイルが貯まるカードの1つで、年間利用額に応じて年間最大8,000マイルがもらえます。
最大のメリットは、年会費無料デビットカードで唯一海外旅行保険が自動付帯(持っているだけで適用される)の条件で付くことです。
補償項目 | 補償金額 |
傷害:死亡後遺傷害 | 500万円 |
傷害:治療費用 | 150万円 |
疾病:治療費用 | 150万円 |
携行品 | 10万円 |
賠償責任 | 1,000万円 |
救援者費用 | 150万円 |
航空機遅延費用 | 1万円 |
航空機寄託手荷物遅延等費用 | 2万円 |
一般クラスのクレジットカードでもこのような好条件の海外旅行保険は付かない事が多く、航空機遅延費用や航空機寄託手荷物遅延等費用はゴールドカード並の条件と言っても過言ではありません。
そのため、年に1回以上海外へ行く方はANAをメインに使っていない方でも是非持っておきたい1枚です。
『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』公式ページ:
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/financialpass_visa_debit/
【参考情報】VISAにこだわりがなくお得に外貨を両替・利用したいなら『Wiseデビットカード』
『Wiseデビットカード』はグローバル海外送金サービスのWise(旧:TransferWise)が発行するMastercardブランドが付いた多通貨対応のデビットカードです(コンタクトレス決済もできます)
ポイント還元などはありませんが、通貨両替時や利用時の「隠れコスト」が全サービスの中でも最安級なので、海外旅行だけでなく海外のネット通販をよく利用される方にはかなりのメリットがあります。
また、通常取得が難しいとされているイギリスやアメリカなど10ヵ国の現地銀行口座情報を取得できるので、留学や海外赴任される方はもちろん、外国の通貨を持ってリスクヘッジしたい人にも最適な1枚です。
『Wiseデビットカード』公式ページ:
3. ポイント還元率で選ぶおすすめVISAデビットカード3選
この章ではポイント還元率が高く、使いやすいポイントがたまるおすすめのデビットカードをご紹介します。
原則数字の高いカードは全てご紹介しますが、一部の店舗での利用や難しい条件を満たさないと高還元とならないカードはおすすめから外しています。
カード名 | 発行銀行 | ポイント還元率 | 年会費(税込) | 還元方法 |
『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 三井住友銀行 | 0.5%〜最大8% | 永年無料 | Vポイント |
『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』 | 0.5%〜最大8%※1 | 5,500円
永年無料:条件達成で | Vポイント | |
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 0.5%〜最大8%※2 | 33,000円 | Vポイント | |
『りそなデビットカード〈プレミアム〉』 | りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 2% | 月会費700円(入会月無料) | りそなクラブポイント |
『あおぞらキャッシュカード・プラス(Visaデビット機能つき)』 | あおぞら銀行 | 0.25%〜1% | 無料 | キャッシュバック |
『リクルートポイント付きVisaデビットカード』 | スルガ銀行 | 0.8% | 無料 | リクルートポイント |
カード名 | 発行銀行 | ポイント還元率 | 年会費(税込) | 還元方法 |
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』 | ソニー銀行 | 0.5%~2% | 無料 | キャッシュバック |
『タカシマヤプラチナデビットカード』 | 3%〜11%※3 | 33,000円 | タカシマヤポイント | |
『楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)』 | 楽天銀行 | 1% | 無料 | 楽天ポイント |
『楽天銀行シルバー デビットカード(Visa)』 | 2,200円 | 楽天ポイント | ||
『楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)』 | 5,500円 | |||
『デビットカード(Visa)』 | 住信SBIネット銀行 | 0.6% | 無料 | スマプロポイント |
『Visaデビット付キャッシュカード』 | GMOあおぞらネット銀行 | 0.6%~1.2% | 無料 | キャッシュバック |
※1 毎年、年間100万円の利用で10,000ポイント
※2 毎年、年間100万円の利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)
※3 +1%のボーナスポイントは年間30,000ポイント、対象利用額上限年間300万円(税込)、海外利用分は対象外など条件があります。
比較の結果、以下の3枚のデビットカードがおすすめです。
- 『Oliveフレキシブルペイ 一般』
- 『あおぞらキャッシュカード・プラス(Visaデビット機能つき)』
- 『Visaデビット付キャッシュカード』
『Oliveフレキシブルペイ 一般』
『Oliveフレキシブルペイ 一般』は三井住友銀行・三井住友カードが発行する年会費永年無料のポイント還元率0.5%のデビットカードを含む1枚で3つの支払いができるカードで、2023年3月から募集開始されましたが人気急上昇中です。
デビットカードでありながら、下記のようにポイントを多く手に入れやすいです。
- 選べる特典で給与・年金受取特典200ポイントなど
- 対象のコンビニ・飲食店での利用時に最大+8%ポイント還元
また、三井住友銀行本支店ATM、三菱UFJ銀行の店舗外ATMでの時間外手数料が無料だったり、SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が月3回まで無料など生活口座としての使い勝手も優れています。
『Oliveフレキシブルペイ 一般』公式ページ:
https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/
あなたの予定利用状況に合わせて、ゴールドやプラチナを選択してください。
『あおぞらキャッシュカード・プラス(Visaデビット機能つき)』
『あおぞらキャッシュカード・プラス(Visaデビット機能つき)』はあおぞら銀行が発行する年会費、発行手数料が無料でキャッシュバック還元率が0.25%〜1%のカードです。
定期的に、コンビニなど特定加盟店での利用で最大2%還元などのキャンペーンを行っています。
引用:あおぞら銀行
2025年3月31日まで特定加盟店である下記のコンビニで利用すると、利用金額を月毎に集計しその2%分(上限1,000円/月)がプレゼントされます。
- セブン-イレブン
- ローソン
- ミニストップ
- セイコーマート
- デイリーヤマザキ
- NewDays
月50,000円までが対象となり、月毎の集計金額に対しての還元なので、クレジットカードと異なり、切り捨てが少なく確実にキャッシュバックを得やすいです。
「Visaデビット キャッシュバックプログラム」の1%を合計して2%分となり、同様のキャンペーンが過去にも繰り返し行われているため、作っておくと得しかない1枚です。
『あおぞらキャッシュカード・プラス(Visaデビット機能つき)』公式ホームページ:
『Visaデビット付キャッシュカード』
『Visaデビット付キャッシュカード』はインターネットに関する様々なサービスを展開しているGMOとあおぞら銀行が提携して発行する年会費、発行手数料が無料のカードです。
基本のポイント還元率が0.6%とデビットカードの平均より高いだけでなく、最大1.2%の還元率にする条件が『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』よりも易しく還元率を高くしやすいです。
ソニーは1番低いシルバーステージの1%でも残高300万円以上や外貨や投資信託の積立が3万円以上/月とステージ獲得条件が難しめです。
また、利用状況によって判定されるカスタマーステージが上がる事によって、ATM出金手数料や他行への振込手数料の無料回数が多めになり、普段使いしやすいというメリットもあります。
『Visaデビット付キャッシュカード』公式ホームページ:
4. デビットカードについてよくある3つの質問
この章ではデビットカードについて以下のよくある3つの質問について紹介します。
- デビットカードはどうやって作るの?
- デビットカードってどうやって使うの?
- デビットカードって使えない場所もあるの?
この章を読むことで一般的なデビットカードについての疑問が解消されるでしょう。
4-1. デビットカードはどうやって作るの?
デビットカードはクレジットカード会社から発行されるのではなく、銀行が発行するカードです。
そのため、デビットカードを作るにはその銀行の口座を作る必要があります。
- 『Oliveフレキシブルペイ』を作る→三井住友銀行の口座が必要
- 『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』を作る→ソニー銀行の口座が必要
銀行口座の開設には健康保険証などの本人確認書類と印鑑(シャチハタ以外)が必要です。
ネット銀行を中心に、最近は店舗に行かなくても銀行口座を公式ホームページからも開設可能です。
例えば、ソニー銀行は以下のように公式ホームページから口座開設が可能となっており、口座開設とデビットカードが同時に申し込むことができます。
出典:ソニー銀行
申し込みが完了すると、カードによりますが最短3営業日程度で受取る事ができます。
4-2. デビットカードってどうやって使うの?
デビットカードは基本的にキャッシュカードと一体となっています。そのため、デビットカードのことを「デビット機能付き」キャッシュカードという場合もあります。
この場合のデビット機能とは銀行のキャッシュカードで買い物ができる機能のことを指し、デビットカードを店舗で利用すると銀行口座から利用代金が引き落とされます。
例えば、『楽天銀行デビットカード(JCB)』の場合、カードのつくりは以下のようになっており、2通りの使い方があります。
出典:楽天銀行
上図のように、差し込む方向によってカードの機能が変わります。
- 青枠:ATMでのキャッシュカードとしての利用
- 赤枠:ショッピングなどデビットカードとしての利用
また、使用する機能によって以下のように利用用途や入力する暗証番号が異なります。
キャッシュカード機能 | デビット機能 | |
暗証番号 | 「楽天銀行の暗証番号」の頭4桁 | カード申込の際に指定された数字4桁の暗証番号 |
利用用途 | 国内のATMで現金引出/残高照会を行う場合 |
|
上記のようにデビットカードには原則デビット機能とキャッシュカード機能があります(一部デビット機能のみもあり)キャッシュカード機能は通常の銀行のキャッシュカードと同じようにつかえます。
しかし、デビット機能については利用する際に以下の点に注意しましょう。
支払方法を聞かれた場合は「デビット」と言うのではなく、「(クレジット)カード」で「1回払い」で支払うことをお伝えください。
なぜなら、カード利用時に「デビットで」と伝えて決済を指定した場合、「J-Debit」サービスと間違って認識され、利用できるはずの場所で利用できなくなってしまう可能性があります。
また、即時決済のためデビットカードには、分割払い方法はありません。「1回払い」以外の支払方法を選択した場合も「1回払い」扱いになります。
補足
ICカード対応の加盟店では、利用の際はデビット用暗証番号を入力して利用してください。
ICカード未対応の加盟店では、サインで利用してください。
4-3. デビットカードって使えない場所もあるの?
デビットカードは利用と同時に口座からお金が引き落とされます。
そのため、デビットカードは基本的に即時決済ができないような決済、または以前に即時決済で対応していて問題が発生したような決済は、デビットカードが原則使えません。
デビットカードが使えないのは以下の5つの場面です。
- 高速道路料金
- 飛行機の機内販売
- ガソリンスタンド
- 紙伝票での決済
- 月々の支払い
高速道路料金
高速道路の料金はデビットカードで決済することができません。そのため、デビットカードではETCカードも発行することができません。
なぜなら、デビットカードは即時決済なのでもし仮に高速道路のゲートをくぐった際に口座に残高がなければ、決済ができずその場で止まることになってしまいます。
高速道路の料金所でスムーズに決済するための仕組みが、逆に渋滞を招く要因になってしまいかねないのでデビットカードでは高速道路料金を払えないことになっています。
飛行機の機内販売
飛行機の機内販売でも決済をすることができません。なぜなら、飛行機に搭乗している際はオンライン決済ができないからです。
以前は機内販売でも利用できたのですが飛行機に搭乗中は決済ができず、地上についてから決済をした際に口座に残高がなく決済できないというトラブルが多発したので今は決済できないデビットカードが増えています。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの決済もできなくなっているデビットカードが多いです。
これもガソリンスタンドでの利用と決済に時間差が生じてしまい、トラブルが発生したからです。
紙伝票での決済
たまに紙伝票を利用して決済するお店がありますがこの場合もデビットカードは使えない場合が多いです。
紙伝票による決済も利用と決済に時間差が生じることが多いからです。
月々の支払い
ネットサービスの月々の支払いや保険の支払いなど毎月料金が発生するコンテンツの支払いには利用できるデビットカードは少ないです。
なぜなら、デビットカードは決済の際に預金口座から金額が引かれるので、請求日に口座残高不足で利用料金を回収できないというトラブルが多かったからです(クレジットカードはカード会社が立て替えて払うためサービス業者は安心できる)
しかし、すべてのVISAデビットカードで月額支払ができないわけではなく、例えばジャパンネット銀行のJBN Visaデビットカードは月々払いに積極的なVISAデビットカードで携帯電話料金、動画サイトなどの月額利用料金の支払いに使えます。
もっと細かく知りたい方は自分のカードの公式ページを参考にしてください。
例えば『Oliveフレキシブルペイ』などでは 「ご利用いただけない加盟店(利用不可加盟店)」など詳細な表記があります。
5. まとめ
VISAの全デビットカード61枚を比較し、どのカードが最もおすすめなのかをご紹介しました。
結果は以下の通りです。
全デビットカードの中から最もお得なVISAデビットカード
海外旅行向けで選ぶおすすめVISAデビットカード3選
Mastercardブランドですが『Wiseデビットカード』もおすすめ
ポイント還元率で選ぶおすすめVISAデビットカード3選
この記事でご紹介した内容が、あなたにとって1番良いVISAデビットカードを選ぶのに役立つことを願っています。