銀行のビジネスローンおすすめ5選と失敗しないための選び方

ビジネスローン 銀行

「銀行のビジネスローンはどこがおすすめ?」と、銀行のビジネスローンについて気になっていませんか?

銀行のビジネスローンは数が多く、適当に選ぶと利息で損したり、借入に時間がかかったりして困る恐れがあるので注意が必要です。

このページは、銀行や消費者金融でカードローンの審査をしてきた私が、銀行のビジネスローンのおすすめや選び方、それに利用する際の注意点についてまとめたものです。

  1. 銀行のビジネスローンを申込む前に知っておくべきこと
  2. 銀行のビジネスローンおすすめ一覧
  3. 銀行のビジネスローンの申し込み方と落ちないためのポイント
  4. 銀行のビジネスローンに関するQ&A

このページを読めば、銀行で利用できるビジネスローンが分かり、後悔なく利用できるようになるので是非ご覧ください。

著者プロフィール
里中健吾(37歳)
新卒で、メガバンクに入社。個人向けの営業を経験した後、大手消費者金融に転職。消費者金融ではカードローンの審査に携わる。
その後、ネット銀行に転職し、銀行カードローンの審査業務に携わる。
個人でもSNS等でカードローンの相談を受け、1,000人以上に選び方や審査のコツを伝授してきた。

1. 銀行のビジネスローンを申し込む前に知っておくべきこと

「すぐに申し込みたい」という方のために、最初に銀行ビジネスローンのおすすめを一覧で紹介しておきます。

結論としては、金利がお手頃で最短2営業日で借入ができる「GMOあおぞらネット銀行」が一番おすすめです。

ローン名実質年率限度額スピード申込条件
GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド0.9%~14.0%1,000万円最短2営業日口座の明細で審査
・法人向け
PayPay銀行ビジネスローン(法人向け)1.8%~13.8%500万円・法人向け
りそな銀行りそなビジネスローン「活動力」4.0%~14.0%500万円・個人事業主OK
福岡銀行フィンディ2.0%~14.0%1,000万円・設立1年目でもOK
・口座無く使える
東京スター銀行スタービジネスカードローン4.5%~14.5%1,000万円最短5日で回答・個人事業主可
・全国対応
三井住友銀行ビジネスセレクトローン2.125%~1億円・2年以上の実績
・大都市限定
広島銀行〈ひろぎん〉サクっと!ビジネスローン6.0%~14.5%500万円・法人2年、個人1年以上
・営業区域限定
きらぼし銀行スモールビジネスローン4.0%~9.0%1,000万円翌日回答
(来店必要)
・2年以上の営業実績
三菱UFJ銀行融活力2.1%~9.0%5,000万円・三菱UFJ銀行提携税理士会からの紹介必要
はまぎんスーパービジネスローン2.7%~5,000万円・業歴2年以上
・神奈川県、東京町田市限定
十六銀行AIBiz3.0%~12.0%1,000万円・東海三県限定
・13ヶ月以上の預金明細必要

※クリックすると公式ページにリンクします。詳細情報は公式ページをご確認ください。

普段使っている銀行がある方は、そちらにビジネスローンがあるかチェックしてみても良いでしょう。

即日に借りたい方、銀行の審査に落ちた方(もしくは通る自信がない方)は、『AGビジネスサポート』などのノンバンク系サービスがおすすめです。

1-1. 銀行のビジネスローンはどんな人に向いている?

銀行ビジネスローンは次のような方におすすめです。

  • お手頃な金利で借りたい方
  • 1,000万円未満の借入でOKな方
  • あまり急いでない方

これは下の表にある通り、銀行のビジネスローンのメリット・デメリットを考慮すると分かります。

メリットデメリット
ノンバンクと比べて低金利
・法人メインだが、個人も使えることが多い
・担保や保証人なく借りられる
・限度額の範囲内で何度も借りられる
即日で借りられない
限度額が低い
・審査が厳しいことが想定される

「売掛金の回収まで借りたい」「臨時的な出費で困っている」など、短期的な借り入れに役立つのがビジネスローンなのです。

銀行のビジネスローンが向いていないのはどんな人?

銀行のビジネスローンが向いていないケースについてまとめたのが下の表です。

1,000万円以上必要な場合はビジネスローンでは基本的に無理なので、日本政策金融公庫や銀行の信用保証協会保証貸付融資などが必要になってきます。

ケースおすすめな場所一言解説
開業資金や事業拡大など大金を借りたい日本政策金融公庫
・銀行の信用保証協会保証貸付融資など
・1~3%程度の金利で借りられる
・説得力ある事業計画が必要
不動産など担保に使える資産がある・日本政策金融公庫
・担保ローン取扱業者
・担保次第で圧倒的に低金利になる
財務状況が悪くて銀行のビジネスローンに受からない・ノンバンクのビジネスローン取扱業者・金利は高めだが、柔軟な審査が期待できる

また、担保を付けることができるならば、ビジネスローンをよりも断然お得に借りることもできます。

そういうわけで、銀行のビジネスローンは少額(1,000万円未満)を短期的に借りたい人に向いているのです。

ビジネスローン以外が良いかもと思った場合は、日本政策金融公庫の問い合わせ窓口で相談するか、お世話になっている銀行に融資相談することをおすすめします。

1-2. 銀行のビジネスローンを選ぶ際の4つのポイント

銀行のビジネスローンは、次の4つの点をチェックして選びましょう。

  • 金利
  • 限度額
  • 融資までのスピード
  • 申し込み条件

まずは、金利がなるべく低いところを選び、限度額や融資までにかかる時間が許容できる範囲内の所を探しましょう。

ビジネスローンには「開業2年以上」「紹介が必要」など、銀行によって申し込み条件が大きく異なるので、自分がクリアできる所を探して申し込みましょう。

2. 銀行のビジネスローンおすすめ一覧

一章で紹介した選ぶポイントをもとに、おすすめのビジネスローンを紹介します。

全国的に利用できるビジネスローンの中から、申し込みがしやすい所を金利順に並べてまとめたのが下の表です。

一番のおすすめは、金利がお手頃で融資までのスピードが早く、申し込み条件も厳しくない「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」です。

ローン名実質年率限度額スピード申込条件
GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド0.9%~14.0%1,000万円最短2営業日・1年未満でも申込可
・法人向け
PayPay銀行ビジネスローン(法人向け)1.8%~13.8%500万円・法人向け
りそな銀行りそなビジネスローン「活動力」4.0%~14.0%500万円・個人事業主OK
福岡銀行フィンディ2.0%~14.0%1,000万円・設立1年目でもOK
・個人事業主OK
東京スター銀行スタービジネスカードローン4.5%~14.5%1,000万円最短5日で回答・個人事業主可
・全国対応

※クリックすると公式ページにリンクします。詳細情報は公式ページをご確認ください。

2-1. GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド|一番おすすめのビジネスローン

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行」は、「あんしんワイド」という法人向きカードローンを出しています。

0.9%〜14.0%というお手頃な金利で、限度額の範囲内で何度も借りられることができるので、運転資金やつなぎ資金の確保に重宝します。

担保・保証人が不要であるだけでなく、決算書や事業計画も不要なので、申し込みしやすいです。

さらに、24時間365日申し込み可能で、最短2営業日で融資までいけるので、急いでいる方にも向いています。

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド基本情報

実質年率0.9%〜14.0%
限度額10万円以上 1,000万円以内
申込条件・法人口座で、申込日の属する月の前月から遡って 3カ月以上連続した入出金明細情報が必要になります。
・他の銀行を使っていた場合は、入出金明細管理サービス「freee 入出金管理 with GMO あおぞらネット銀行」で、入出金明細情報を同期する必要があります。
必要書類・本人確認書類
・事業確認書類(口座明細や発注書など業務実態が分かる書類。法人口座の開設に必要。)
その他法人口座がないなら、開設が必要(最短即日)
公式ページhttps://gmo-aozora.com/promotion/lp/anshinwide/

GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドについて詳しく知りたい方は、こちらの記事「GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」辛口レビュー」をご覧ください。

2-2. PayPay銀行ビジネスローン|金利が14%を切るビジネスローン

ペイペイ銀行カードローン

PayPay銀行ビジネスローン」は、法人向けと個人事業向けの2つがあります。

業歴2年以上、または決算を2期終了している法人ならば申し込むことができます。

300万円超の借入ならば、基本的に書類提出をすることがないので、書類提出が難しいと思う方に向いています。(提出を求められる場合もあります)

金利条件も悪くないので、十分おすすめできるビジネスローンです。

PayPay銀行ビジネスローン基本情報

実質年率1.8%~13.8%
限度額500万円
申込条件・業歴2年以上、または決算を2期終了している。
・代表者が日本国籍、または、外国籍で日本での永住権を有している。
・申込時、代表者の年齢が満20歳以上満69歳以下である。
必要書類・申し込みの際の書類提出は原則不要。(決算書の提出を求められる場合あり)
その他契約前にビジネス口座の開設必要。
個人事業主:最短当日~7日、法人:最短3日〜10日程度必要。
公式ページhttps://www.paypay-bank.co.jp/business/loan/corporation/index.html

詳細は公式ページをご確認ください。

2-3. りそな銀行りそなビジネスローン「活動力」|3パターンの利息設定

りそな銀行のカードローン

りそな銀行りそなビジネスローン「活動力」」は、個人事業者と法人のどちらも利用できるビジネスローンです。

金利は年6.0%、年10.0%、年14.0%のいずれかの適用となります。

限度額は最大500万円ですが、決算書2期未満の場合は100万円までなので注意してください。

また、法人の方は直近2期分の決算書が必要になります。

りそな銀行りそなビジネスローン活動力基本情報

実質年率年6.0%、年10.0%、年14.0%(いずれも保証料を含む)
限度額10万円〜500万円
(決算書2期未満の場合は上限100万円)
申込条件・借入申込時の年齢が満20歳以上69歳以下であること
・信用保証協会利用対象業種であること
必要書類<法人>
・直近2期分の決算書
・履歴事項全部証明書(商業登記簿謄本)(発行日より3ヶ月以内)
・代表者の本人確認資料(運転免許証・パスポート・健康保険証など)
<個人事業主>
・本人確認資料(運転免許証(両面)・パスポート・健康保険証など)
・所得証明資料(お申込金額が300万円超の場合)
その他 –
公式ページhttps://www.resonabank.co.jp/hojin/service/kakushu/businessloan/

詳細は公式ページをご確認ください。

2-4. 福岡銀行フィンディ|設立1期目の方も使えるビジネスローン

福岡銀行のトップ

福岡銀行フィンディ」は、法人・個人事業主どちらも申し込めるビジネスローンで、営業1年目から利用できます。

福岡銀行の口座があれば1分でカンタン事前審査が受けることができ、また、福岡銀行の口座が無くても、口座連携サービスを使えば申し込むことができます。

福岡銀行というと地域限定かと思うかもしれませんが、全国で利用可能です。

こちらは証書貸付で1回限りの借入なので、「限度額の範囲内で何度も借りられる」というようなことはないので注意してください。

福岡銀行フィンディ基本情報

実質年率2.0%~14.0%
限度額100万円~1,000万円
申込条件日本国内で事業を営む法人及び個人事業主の方
必要書類許認可証or事業に関連する契約書・請求書・発注書など
その他
公式ページhttps://lending.fukuokabank.co.jp/

詳細は公式ページをご確認ください。

2-5. 東京スター銀行スタービジネスカードローン|事業を営んでいるならOK!

東京スター銀行

東京スター銀行スタービジネスカードローン」は、個人事業主や法人代表者が利用できるローンです。

金利は平均的水準ですが、申込時の年齢が満20歳~69歳以下なら全国だれでも申し込むことができます。

店頭に行く必要はありませんが、郵送された書類の記入捺印と必要書類を提出が必要になります。

東京スター銀行ビジネスカードローン基本情報

実質年率4.5%~14.5%
限度額50万円~1,000万円
申込条件・法人代表者or個人事業主
・申込時の年齢が満20歳以上、契約時の年齢が満69歳以下の方
必要書類・本人確認書類
・商業登記簿謄本(法人代表者の方)
・直近1期分の収入が分かる書類
・個人事業開業届出済証明書など(開業間もない場合)
その他
公式ページhttps://www.tokyostarbank.co.jp/hojin/financing/sbcl.html

詳細は公式ページをご確認ください。

2-6. 他にどんなビジネスローンはある?

ここで紹介したビジネスローン以外の銀行ローンをまとめたのが下の表です。

「上限金利が明示されていない」「申し込み条件が厳しい」「営業地域が限られている」などの銀行ビジネスローンはおすすめにしませんでした。

ローン名実質年率限度額スピード申込条件
三井住友銀行ビジネスセレクトローン2.125%~1億円・2年以上の実績
・大都市限定
はまぎんスーパービジネスローン2.7%~5,000万円・業歴2年以上
・神奈川県、東京町田市限定
三菱UFJ銀行融活力2.1%~9.0%5,000万円・三菱UFJ銀行提携税理士会からの紹介必要
きらぼし銀行スモールビジネスローン4.0%~9.0%1,000万円翌日回答
(来店必要)
・2年以上の営業実績
十六銀行AIBiz3.0%~12.0%1,000万円・東海三県限定
・13ヶ月以上の預金明細必要

※クリックすると公式ページにリンクします。

金利が明示されていない銀行はお手頃な金利で借りられる可能性はありますが、売上が高かったり、財務状況が優れていたりする必要があります。

申込んでも良いですが、「GMOあおぞらネット銀行」より高い金利を設定される可能性があるので注意してください。

3. 銀行のビジネスローンの申し込み方と落ちないためのポイント

銀行のビジネスローンを利用する際の流れを紹介していきます。

合わせて、落ちないためのポイントと落ちた場合の対処法も紹介するので参考にしてください。

3-1. 銀行のビジネスローンを利用する際の流れ

銀行のビジネスローンは次の4つのステップを踏むことになります。

  1. 申し込み
  2. 審査
  3. 口座開設
  4. 借入&返済

銀行によって異なりますが、大体このような流れで進むと考えておいて間違いありません。

それぞれ紹介していきます。

STEP① 申し込み

申し込みには、主に次の方法があります。

  • インターネット
  • 店頭
  • 電話
  • 郵送

一番迅速なのはインターネットです。

対面で申し込める場合もありますが、書類が足りないなどの場合はわざわざ会社に戻る必要が出てくるので注意が必要です。

ビジネスローンの申し込み条件

金融会社によって異なりますが、主に次のような条件があります。

  • 代表者が20歳~69歳までの方
  • 代表者が日本国籍or日本永住権を持っている
  • 業歴◯年以上

金利が低いなど、条件が良い金融機関ほど条件が厳しくなる傾向があります。

ビジネスローンに必要な書類

銀行によって異なりますが、主に次のような書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード等)
  • 商業登記簿謄本
  • 印鑑証明書
  • 決算書など

このほかに、事業計画書を求められる金融機関もあります。

決算書が不要な場合は、直近1年分の入出金が分かる書類などが求められる場合が多いです。

STEP② 審査

申し込み情報をもとに審査が始まります。

審査で見られることは次のようなことです。

  • 財務状況
  • 利用目的
  • 返済能力

審査時間が書かれていない場合、1週間程度は見積もっておいた方が良いです。

ここで、担当者とのオンライン面談や、電話確認が行われる場合があります。

STEP③ 口座開設

銀行の法人カードローンは、口座開設が必須になっていることが多いです。

もし、申し込んだ銀行に法人口座を持っていない場合は、開設することになります。

法人口座開設に1週間程度かかる場合もあるので注意が必要です。

どうしても即日に借りる必要がある場合は、『AGビジネスサポート』などのノンバンク系サービスがおすすめです。

STEP④ 借入&返済

審査をクリアして口座開設もできている場合は、契約を結んで借入ができるようになります。

契約書は郵送で交わすことが多いですが、オンラインで交わす場合もあります。

ビジネスローンの借入方法

借入方法は主に次のような方法があります。

  • インターネットバンキング
  • ATMでの引き落とし

利用する際は法人口座に振り込んでもらうことになります。

引き落としはローンカードやネットバンキングで行います。

ビジネスローンの返済方法

借入した後の返済は、次の方法があります。

  • 口座引き落とし
  • ネットバンキング
  • ATMからの振込

毎月の返済は、口座引き落としが一般的です。

繰上げ返済をしたい場合は、ネットバンキングやATMから振込することになります。

3-2. ビジネスローンの審査に落ちないための4つのポイント

ビジネスローンをクリアするためには、次のポイントをおさえれば審査落ちのリスクを減らせます。

  • 正確な情報を記入する
  • 提出する書類をそろえる
  • 申し込みは低めの希望限度額にする
  • 借入れがあるなら減らす

それぞれ紹介します。

ポイント① 正確な情報を記入する

審査に落ちる理由として、意外に多いのが記入ミスによるものです。

誤字や脱字などをすると、わざとでなくとも虚偽の申し込みを行ったと消費者金融会社から判断され、審査に落とされるケースがあります。

そのため、申し込み内容をしっかりと確認をして記入ミスをなくすことも審査に通りやすくなる重要なポイントの一つです。

ポイント② 提出する書類を揃える

ビジネスローンは、申し込む際の書類が各社で異なるので、前もってよく確認しておきましょう。

決算書の提出を求められることもあれば、入出金明細書を提出すればOKなところもあります。

また、事業計画書の提出が必要なところもあるので、無いなら作らなければなりませんし、もし、作れないなら、提出を求められない金融機関を選ぶ必要があります。

ポイント③ 申し込みは低めの希望限度額にする

ビジネスローンの申し込みは、限度額を希望した上で申し込みをします。

もし多額のお金がすぐに必要でないのであれば、最初は少額で申し込むことをおすすめします。

大金を所望すると、「こんなに借りて返せるのかな?」と疑問を持たれてしまいます。

最初は低い限度額で申し込みをして、徐々に限度額を上げていくことが審査に通りやすくなるポイントです。

ポイント④ 借入れがあるなら減らす

借入れがあるなら、できるだけ返済しておきましょう。

いくつも借入先があると審査的にはマイナスになるので、借入先を減らすことは非常に有効になります。

おまとめするために借りたいなら、借金の一本化に使いたい旨を伝えましょう。

3-3. ビジネスローンの審査に落ちた場合の対処法

ビジネスローンの審査に落ちた場合は、次の対処法があります。

  • 他社(ノンバンク)に申し込む
  • ファクタリングを利用する
  • 補助金や助成金を申し込む

それぞれ紹介します。

対処法① 他社(ノンバンク)に申込む

銀行のビジネスローンに落ちた場合は、ノンバンクのビジネスローンから借入先を選びましょう。

一般的に、ノンバンクのローンは金利が若干高いですが、柔軟な審査をしていると言われているためです。

一番おすすめは、消費者金融の独自ノウハウがある「AGビジネスサポート」です。

他のノンバンクローンについて知りたい方は、こちらのページ「消費者金融のビジネスローンおすすめ5選|申し込む前の全注意点」をご覧ください。

対処法② ファクタリングを利用する

ファクタリングは売掛金の債権を売却して、お金を借入する仕組みです。

申し込んで契約が成立すると、手数料を除いた額を振り込んでもらえます。

そして、売掛金を無事回収委した場合は、それをファクタリング会社の口座に振り込んで完了です。

審査は法人カードローンよりも柔軟に対応していると言われています。

「AGビジネスサポート」はファクタリングサービスも行なっています。

対処法③ 補助金や助成金を申し込む

金融機関での借入やファクタリングが利用できない場合は、公共機関から補助金や助成金がもらえないか検討しましょう。

国や地方自治体には、起業や経営をサポートする制度がいくつもあります。

迅速な入金は無理ですが、補助金や助成金なら返済義務がないので、利用できないかチェックする価値があるはずです。

「どこに相談したら良いか分からない」というなら、国が設置した無料経営相談所「よろず支援拠点」を利用するのがおすすめです。

4. 銀行のビジネスローンに関するQ&A

銀行のビジネスローンについてよくある疑問をQ&A形式にしてまとめました。

  1. ビジネスローンは赤字でも借りることができますか?
  2. 銀行で即日借りることはできますか?
  3. メガバンクのビジネスローンはどうですか?
  4. ビジネスローンで審査落ちした原因は何ですか?
  5. 何度でも借りられるタイプのビジネスローンはどれですか?

それぞれ紹介します。

4-1. ビジネスローンは赤字でも借りることができますか?

ビジネスローンは赤字でも通る可能性はあります。

ビジネスローンでは「年収の1/3までしか借りることができない」というルール(総量規制)が適用されないためです。

ただし、赤字の場合は審査が厳しくなり、事業計画書など別の書類の提出が必要になる場合があります。

4-2. 銀行で即日借りることはできますか?

銀行で即日借りることは不可能なので、当日借りたい方はノンバンク系のビジネスローンを選ぶ必要があります。

ただし、ノンバンクでも時間がかかる場合があるので、できるだけ午前中に申し込むなど、早めの申し込みをおすすめします。

「どうしても今日借りたい」と思うなら、申し込み前に電話して確認してみましょう。

とにかく急いでいる方は、スピーディーな対応に定評がある『AGビジネスサポート』がおすすめです。

4-3. メガバンクのビジネスローンはどうですか?

みずほ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のビジネスローンは、利用者を選ぶので万人におすすめすることはできません。

下の図はメガバンクのビジネスローンをまとめたものです。

三井住友銀行は2年以上の営業実績が必要で、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は紹介やインビテーションをもらう必要があるため、利用は難しいです。

ローン名実質年率限度額スピード申込条件
三井住友銀行ビジネスセレクトローン2.125%~1億円・2年以上の実績
・大都市限定
三菱UFJ銀行融活力2.1%~9.0%5,000万円・三菱UFJ銀行提携税理士会からの紹介必要
みずほスマートビジネスローン(新規受付終了)1%~14%1,000万円・銀行のインビテーション必要

※三井住友銀行のビジネスローンは、北海道、宮城県、埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府、福岡県に限られます。

条件をクリアできるなら、申込んでも良いでしょうが、当然、審査も厳しいので覚悟しておいてくださいね。

4-4. ビジネスローンで審査落ちした原因は何ですか?

ビジネスローンで落ちる原因と対処法をまとめたのが下の表です。

原因対処法
申し込みの資格がない・申し込む前に条件をチェックする
財務状況(収支や内部留保)が悪い・改善できる部分があるならする
借り入れ希望額が高過ぎる・必要最小限度の希望額にする
過去に延滞や債務整理などのトラブルがあった・履歴が消えるのを待つ
他社からの借り入れが多すぎ・借入先を減らす
一度に申し込みすぎ・一社ずつ申し込む
申し込み内容に不備あり・申し込み内容を見直す

どれに当てはまったかは分かりませんが、再度申し込みたい場合は理由を考えてみて、できるなら対処しましょう。

ちなみに、同じ場所に申し込むなら半年は空けてからがおすすめです。

4-5. 何度でも借りられるタイプのビジネスローンはどれですか?

ビジネスローンには次の2つがあり、証書型と極度型があり、極度型が何度も借りられるタイプになっています。

下の表が簡単にまとめたものです。

ビジネスローンの種類

何度も借りたい場合は極度型と書かれているものを選びましょう。

5. さいごに

銀行のビジネスローンについて紹介してきましたが、参考になりましたか?

銀行のビジネスローンはノンバンクのビジネスローンより金利が低いですが、即日での借入はできませんし、審査も厳しいことはおさえておきましょう。

銀行のビジネスローンで一番のおすすめは、金利がお手頃で最短2営業日で借りられる「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」です。

このページが、読者の皆様のお借り入れにお役に立てることをお祈りします。