JCBのデビットカードで最もお得なカードはどれか知りたいと考えていませんか。
JCBの個人向けデビットカードは全部で55枚あります。それぞれ年会費、ポイント還元率、付帯保険など条件が違うためどのカードが自分に合っているかすぐには調べられないです。
そこでこの記事では大手金融会社3社で勤務した経験がある私が現在発行されている全ての個人向けJCBデビットカードを比較し、多くの人におすすめできるカードをご紹介します。
この記事を読むことで、どのJCBデビットカードが最もあなたに合った1枚なのかが分かるでしょう。
1. JCBデビットカードおすすめ2選
デビットカードはクレジットカードと同じように利用することができますが、決済方法が銀行口座から引き落とされる即時決済のカードです。
ゆうちょや日本の銀行で作れるデビットカードにはVISAなどの「ブランドデビットカード」と「ジェイデビットカード」があります。
「ブランドデビットカード」 | クレジットカードと同様に海外(ほぼどこでも)やネットショッピングやコンビニでも世界中のVISA・Mastercard・JCBのマークがあるお店で利用可能。 |
「ジェイデビットカード」 | ジェイデビットのマークがある場所が少ないので海外やAmazonなどのネットショッピング、コンビニで利用することができない。 |
このようにそれぞれ特徴があり、せっかくデビットカードを作っても「ジェイデビットカード」では日本でも利用が制限されてしまいます。
また、JCBなどのブランドデビットカードにもそれぞれ利用可能地域のなどの違いがあります。
JCBの特徴は?
「JCBデビットカード」は以下のようなJCBマークのある約3,000万店舗(加盟店)で利用することができます。
JCB加盟店であれば、レジャー、エンターテインメント、病院、公共機関でも利用可能です。
また、海外に行った際などに「JCBプラザ」と呼ばれる世界60ヵ所に設置された海外サービス窓口を利用することができ、現地スタッフに予約や観光の問合せをすることもできます。
VISAのデビットカードについて詳しく知りたい方は『全42枚のVISAのデビットカードを比較|おすすめカード4選』にて詳しくまとめてあるのでこちらを参考してください。
1-1. JCBのカード比較
ここでは全JCBデビットカード55枚を以下の観点で比較します。
- 年会費
- ポイント還元率
- 付帯保険
その中で多くの方におすすめできるJCBデビットカードをご紹介します。
最近は主に地方銀行での新規発行が増えているため、下記のように分けてご紹介します。
店舗のある大手銀行とネット銀行デビットカード全9枚
まず、メガバンクなど実店舗を持つ全国規模で展開している大手銀行と、ネット銀行から発行されているデビットカード全9枚を紹介します。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
三菱UFJ銀行 | 無料 | 0.2%※ |
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みずほ銀行 | 無料 | 0.2%〜0.4%※ |
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『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB) | イオン銀行 | 無料 | 0.5%〜1% |
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楽天銀行 | 無料 | 1% |
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楽天銀行 第一生命支店 | 無料 | 1% |
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楽天銀行 JRE はやぶさ/とき/こまち 支店 | 永年無料 | 20歳以上:500円ごとに1ポイント(0.2%) 20歳未満:200円ごとに1ポイント(0.5%) |
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『デビット付きキャッシュカード』(JCB) | セブン銀行※※ | 無料 | 0.5%~1% |
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『じぶん銀行スマホデビット』(JCB) | auじぶん銀行 | 無料 | 0.01%~0.15% |
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『Debit Card』(JCB) | みんなの銀行 | 無料 | 0.2%※ |
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※キャッシュバック
※※セブン銀行・みんなの銀行はネット銀行ではありませんが、特殊な運営形態であるため記事の構成上この項目でご紹介しています。
還元率はデビットカードの中でも低い傾向にありますが、実店舗があるためトラブル時や分からない事があった時に直接聞きに行けるサポートの良さがメリットとなります。
また、多くの銀行で自行のATM手数料無料などの特典があるため、メインバンクで使っている方は利便性が増し使い勝手が良くなります。
地方銀行デビットカード全46枚
地方銀行の方がデビットカードに力を入れているところが多く、ゴールドカードを作れる事もあります。
地方銀行から発行されているデビットカードは全部で46枚あります。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
北洋銀行 | 無料〜550円 | 0.5% |
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秋田銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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東邦銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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11,000円 | 0.5%〜1.5% |
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七十七銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% | 公式ページに表記なし | |
山形銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% |
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
七十七銀行 | 11,000円 | 0.5% | 公式ページに表記なし | |
栃木銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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11,000円 | 0.5%〜1.5% | |||
群馬銀行 | 無料 | 0.5%〜1.5% |
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千葉銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1% |
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11,000円 | 0.5%〜1% | |||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
八十二銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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第四北越銀行 | 無料 | 公式ページに表記なし |
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北陸銀行 | 無料〜550円 | 0.5%〜1.5% |
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十六銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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名古屋銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5% |
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大垣共立銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
京都銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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紀陽銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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池田泉州銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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『ごうぎんJCBデビット』 | 山陰合同銀行 | 永年無料 | 0.5%〜1.5% |
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『ごうぎんJCBデビットゴールド)』 | 11,000円 |
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
もみじ銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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11,000円 | ||||
『HIROGIN Debit 一般』(JCB) | 広島銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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『HIROGIN Debit ゴールド』(JCB) | 11,000円 | |||
中国銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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11,000円 | ||||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
山口銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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山口銀行 | 11,000円 | 0.5%〜1.5% |
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阿波銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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愛媛銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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西日本シティ銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
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福岡銀行 | 無料〜1,375円 | 0.25%〜0.5% |
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
福岡銀行 | 11,000円 | 0.5%〜1% |
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『さぎんJCBデビット』 | 佐賀銀行 | 無料〜1,375円 | 0.25%※or0.5% |
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北九州銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
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11,000円 | ||||
十八親和銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% |
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11,000円 | 1% | |||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
熊本銀行 | 無料〜1,375円 | 0.25%〜0.5% |
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11,000円 | 0.5%〜1% | |||
『肥後銀行JCBデビットカード 一般カード』 | 肥後銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% |
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『肥後銀行JCBデビットカード ゴールドカード』 | 11,000円 | 0.5% | ||
沖縄銀行 | 無料〜550円 | 0.5%〜1.5% |
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以上が全JCBデビットカード55枚の比較です。
ご覧のようにJCBのデビットカードは地方銀行が発行しているものが多く、メガバンクやネット銀行が発行しているカードが少ないです。
しかし、デビットカードは口座を作れなければ利用できないので、近くに店舗がない地方銀行のデビットカードは原則作れません。
身近にある地方銀行であなたのライフスタイルに合うカードをまずは探してみて、何かしらの不満があれば住んでる場所に限らず作れるネット銀行のデビットカードをおすすめします。
1-2. おすすめカード2選
上記のように比較をした結果、ネット銀行から発行されている以下の2枚がJCBのカードの中で最もお得に使えるカードと言えます。
- 『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)
- 『セブン銀行デビットカード』
ここで紹介しているカードは全国どこに住んでいても作ることができ、年会費無料でポイント還元も優れたカードです。
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)は通常の還元率は0.5%ですが、全国にあるイオングループでの買い物では1%と高めの還元率となる年会費無料のデビットカードです。
デビットカードとしては下記のような最高レベルの買い物保険が付くのが大きなメリットです。
- 年間50万円まで購入日から180日間補償
- iPhoneなどのスマートフォンも対象となる(クレジットカードの買い物保険では対象外が多い)
また、VISAなどに比べると若干数は少ないですが、海外のJCB、CirrusマークのあるATM・CD機で現地通貨を1.6%+220円(税込)の低い手数料で引き出す事もできます。
電子マネーWAONも付いているため、対象の店舗ではタッチするだけで支払いができるなど総合的に非常に使いやすくコスパの良い1枚と言えます。
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)公式ページ:
『セブン銀行デビットカード』
『セブン銀行デビットカード』はセブン銀行が発行する年会費、発行手数料が無料でポイント還元率が0.5%のデビットカードです。
※実際はネット銀行ではないのですが、この記事では分類上そう分けさせて頂きます。
セブン&アイ・ホールディングスのお店での利用でポイント還元率が最高1%です。
これまではセブン-イレブンで1.5%と高い還元率でしたが、2019年7月16日以降は1%に下がりました。
また、デニーズ/ファミール/ポッポは1%から0.5%になるため、今後は人気が下がると予想されます。
セブン-イレブンが至る所にあるのでカードを利用する機会が多く、ATMの台数も24,000を超えてお金の出し入れがしやすいため、メインバンクとしても非常に使いやすい事が大きなメリットです。
『セブン銀行デビットカード』公式ページ:
2. デビットカードについてよくある3つの質問
この章ではデビットカードについて以下のよくある3つの質問について紹介します。
- デビットカードはどうやって作るの?
- デビットカードってどうやって使うの?
- デビットカードって使えない場所もあるの?
この章を読むことで一般的なデビットカードについての疑問が解消されるでしょう。
2-1. デビットカードはどうやって作るの?
デビットカードはクレジットカード会社から発行されるのではなく、銀行が発行するカードです。
そのため、デビットカードを作るにはその銀行の口座を作る必要があります。
- 『Oliveフレキシブルペイ』を作る→三井住友銀行の口座が必要
- 『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』を作る→ソニー銀行の口座が必要
銀行口座の開設には健康保険証などの本人確認書類と印鑑(シャチハタ以外)が必要です。
ネット銀行を中心に、最近は店舗に行かなくても銀行口座を公式ホームページからも開設可能です。
例えば、ソニー銀行は以下のように公式ホームページから口座開設が可能となっており、口座開設とデビットカードが同時に申し込むことができます。
出典:ソニー銀行
申し込みが完了すると、カードによりますが最短3営業日程度で受取る事ができます。
2-2. デビットカードってどうやって使うの?
デビットカードは基本的にキャッシュカードと一体となっています。そのため、デビットカードのことを「デビット機能付き」キャッシュカード」という場合もあります。
この場合のデビット機能とは銀行のキャッシュカードで買い物ができる機能のことを指し、デビットカードを店舗で利用すると銀行口座から利用代金が引き落とされます。
例えば、『楽天銀行デビットカード(JCB)』の場合、カードのつくりは以下のようになっており、2通りの使い方があります。
出典:楽天銀行
上図のように、差し込む方向によってカードの機能が変わります。
- 青枠:ATMでのキャッシュカードとしての利用
- 赤枠:ショッピングなどデビットカードとしての利用
また、使用する機能によって以下のように利用用途や入力する暗証番号が異なります。
キャッシュカード機能 | デビット機能 | |
暗証番号 | 「楽天銀行の暗証番号」の頭4桁 | カード申込の際に指定された数字4桁の暗証番号 |
利用用途 | 国内のATMで現金引出/残高照会を行う場合 |
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上記のようにデビットカードには原則デビット機能とキャッシュカード機能があります(一部デビット機能のみもあり)
キャッシュカード機能は通常の銀行のキャッシュカードと同じようにつかえます。
しかし、デビット機能については利用する際に以下の点に注意しましょう。
支払方法を聞かれた場合は「デビット」と言うのではなく、「(クレジット)カード」で「1回払い」で支払うことをお伝えください。
なぜなら、カード利用時に「デビットで」と伝えて決済を指定した場合、「J-Debit」サービスと間違って認識され、利用できるはずの場所で利用できなくなってしまう可能性があります。
また、即時決済のためデビットカードには、分割払い方法はありません。「1回払い」以外の支払方法を選択した場合も「1回払い」扱いになります。
2-3. デビットカードって使えない場所もあるの?
デビットカードは利用と同時に口座からお金が引き落とされます。
そのため、デビットカードは基本的に即時決済ができないような決済、または以前に即時決済で対応していて問題が発生したような決済は、デビットカードが原則使えません。
デビットカードが使えないのは以下の5つの場面です。
- 高速道路料金
- 飛行機の機内販売
- ガソリンスタンド
- 紙伝票での決済
- 月々の支払い
高速道路料金
高速道路の料金はデビットカードで決済することができません。そのため、デビットカードではETCカードも発行することができません。
なぜなら、デビットカードは即時決済なのでもし仮に高速道路のゲートをくぐった際に口座に残高がなければ、決済ができずその場で止まることになってしまいます。
高速道路の料金所でスムーズに決済するための仕組みが、逆に渋滞を招く要因になってしまいかねないのでデビットカードでは高速道路料金を払えないことになっています。
飛行機の機内販売
飛行機の機内販売でも決済をすることができません。なぜなら、飛行機に搭乗している際はオンライン決済ができないからです。
以前は機内販売でも利用できたのですが飛行機に搭乗中は決済ができず、地上についてから決済をした際に口座に残高がなく決済できないというトラブルが多発したので今は決済できないデビットカードが増えています。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの決済もできなくなっているデビットカードが多いです。
これもガソリンスタンドでの利用と決済に時間差が生じてしまい、トラブルが発生したからです。
紙伝票での決済
たまに紙伝票を利用して決済するお店がありますがこの場合もデビットカードは使えない場合が多いです。
紙伝票による決済も利用と決済に時間差が生じることが多いからです。
月々の支払い
ネットサービスの月々の支払いや保険の支払いなど毎月料金が発生するコンテンツの支払いには利用できるデビットカードは少ないです。
なぜなら、デビットカードは決済の際に預金口座から金額が引かれるので、請求日に口座残高不足で利用料金を回収できないというトラブルが多かったからです(クレジットカードはカード会社が立て替えて払うためサービス業者は安心できる)
しかし、すべてのデビットカードで月額支払ができないわけではなく、例えばJBN Visaデビットカードは月々払いに積極的なデビットカードで携帯電話料金、動画サイトなどの月額利用料金の支払いに使えます。
もっと細かく知りたい方は自分のカードの公式ページを参考にしてください。
例えば『Oliveフレキシブルペイ』などでは 「ご利用いただけない加盟店(利用不可加盟店)」など詳細な表記があります。
3. デビットカードのメリットとデメリット
最後にこの章ではクレジットカードと比較した際のJCBのデビットカードのメリットとデメリットについて紹介します。
この章を読み、クレジットカードとJCBデビットカードの違いを知った上であなたのライフスタイルに合うようであれば利用してください。
3-1. デビットカードの7つのメリット
最近では現金やクレジットカードに加え、もう一つの支払い方法としてデビットカードが人気です。
特に海外ではクレジットカードの普及率よりもデビットカードの方が普及率の方が高いくらいです。
デビットカードが人気な理由としては以下のように現金払いやクレジットカードと比較した際に多くのメリットがあるからです。
- 審査が無い
- 使いすぎる恐れがない
- ポイントなどの還元があり、現金払いよりお得
- 現金を引き出したり持ち歩く必要がなくなるので便利
- 15歳から持てる
- ショッピング保険付きで、不正利用も補償される
- 海外のATMにて現地通貨を引き出せる
上記のように非常に多くのメリットがあります。
審査が無い
JCBデビットカードには原則審査がありません(立替機能があるイオン・スルガなど一部の銀行では審査があります)
そのため、通常ではクレジットカードの審査に通らないような方や審査が不安な方でもJCBデビットカードならば作ることができます。
これはデビットカードがクレジットカードのように事後決済ではなく、自分の預金からすぐに支払いをする方法でお金を借りるような状態にならないからです。
使いすぎる恐れがない
JCBデビットカードの上限額は銀行口座の残高です。また、キャッシング機能もありません。
そのため、クレジットカードのように借金をすることなくカードを利用できます。
また、無料アプリを銀行口座と連動させることで口座管理もできるので使いすぎることも防げます。以下におすすめのアプリを1つ紹介しておきます。
参考:「クラウド家計簿」
「クラウド家計簿」は銀行口座と連動することで今までつけるのが面倒だった家計簿が、デビットカードを利用するたびに自動で記帳されて仕上がります。
「クラウド家計簿」のアプリとしておすすめなのはマネーフォワードです。
出典:マネーフォワード
家計簿カレンダー機能で銀行の入出金やカード履歴を取得し、カレンダーで表示してくれるので家計の管理がしやすくなります。
簡単にデビットカードと連動できるので気になる方は是非、利用してみてください。
ポイントなどの還元があり、現金払いよりお得
JCBデビットカードにもクレジットカードと同じようにポイントなどの還元があるものがあります。
そのため、現金払いよりはお得と言えます。
しかし、クレジットカードの還元率よりは低い傾向にあり、高くても銀行の決めた厳しい条件を達成しないとならないなど、原則低めです。
現金を引き出したり持ち歩く必要がなくなるので便利
JCBデビットカードはクレジットカードとほぼ同じようにVISAなど同じ国際ブランドの加盟店で支払いができるので、大量の現金を持ち歩く必要がなくなります。
財布の中身もかさばらなくなり、いちいちATMに行く必要がなくなるのでATM手数料も節約できます。
15歳から持てる
JCBデビットカードは15歳から持つことができます。
最近ではネットなどでクレジット機能がなければ決済できないケースもあるので、高校生でもクレジットカードが欲しいと思うことが多いはずです。
JCBデビットカードならば高校生でも作れて利用でき、海外留学に行く場合も安全にお金の管理や支払いができます。
ショッピング保険付きで、不正利用も補償される
ショッピング保険や不正利用に対しての補償が付いているデビットカードもあるので、安心して支払いができます。
ショッピング保険は購入した商品が破損などのトラブルにあっても条件を満たせば、補償を受けられる保険です。現金払いでは付かなかったり有料であることが多いです。
不正利用に対しての補償も付帯しているデビットカードもあるので盗難や紛失にもしあっても安心です。しかし、この補償には上限があるので注意が必要です。
海外のATMにて現地通貨を引き出せる
海外に行った際にクレジットカードを利用して支払いや現地通貨をキャッシングすることで空港などで換金するよりも手数料が安く済みますが、JCBデビットカードでも同じことができます。
- クレジットカード同様、海外で利用可能
- 自分のお金を現地通貨として引出せる、キャッシングと違って金利がかからない
クレジットカードはもちろん、キャッシング機能にも審査があるため利用できる人が限られます。
しかし、デビットカードは原則審査がないので誰でも持つことができ、現地で安全に必要なだけの現金を引き出すことができるので便利です。
3-2. デビットカードの6つのデメリット
上記のように非常にメリットが多く便利なデビットカードですが、クレジットカードと比較した際に気をつけなければならないデメリットがあります。
- 分割払いやリボ払いなどができない
- 国際ブランド搭載でも利用できない場合がある
- 盗難や紛失時の不正利用に対する補償額の上限が低い
- クレジットヒストリーが作れない
- ポイント還元率はクレジットカードより低くなりやすい
- 時間帯によっては利用できないデビットカードもある
このようにデメリットもあります。デビットカードを作ろうと考えている方は十分に理解してから作るようにしましょう。
分割払いやリボ払いなどができない
デビットカードは即時決済が原則なので当然ですが、クレジットカードのように分割払いやリボ払いに対応していません。
リボ払いって何?
リボ払いとは買い付けた商品の分割分を払うのではなく、毎月支払う金額を決めて支払う方法のことです。
例えば、1万円の買い物をしても10万円の買い物をしても支払いの設定金額が5,000円であれば毎月の支払い金額は5,000円となります。
ちなみに、この時、返済してない分のお金はある意味借金をしている状態とも言えるので、当然金利がかかります。
国際ブランド搭載でも利用できない場合がある
デビットカードはJCBなどの国際ブランドを搭載していれば契約店であれば決済可能ですが、3章でも既に述べたように仕組み上主に下記の5つの場合では利用できない事が多いです。
- 高速道路料金
- 飛行機の機内販売
- ガソリンスタンド
- 紙伝票での決済
- 月々の支払い
また、ETCカードの発行もできません(北國銀行発行のデビットカードを除く)
盗難や紛失時の不正利用に対する補償額の上限が低い
先ほどデビットカードのメリットとして不正利用に対する補償をあげましたが、クレジットカードと違って、この補償額の上限は低めです。
口座にそれ以上のお金が入っていて、不正に利用されても保証の対象にはなりません。
クレジットヒストリーが作れない
クレジットヒストリーとは過去にあなたがクレジットカードやローンの返済履歴のことで、専門の信用機関に記録されています。
このクレジットヒストリーが良好だとランクの高いカードを作りやすくなったり、条件の良いローンを組みやすくなります。
しかし、デビットカードをいくら利用してもこのクレジットヒストリーを築くことができないので、人によっては困ることになります。
ポイント還元率はクレジットカードより低くなりやすい
デビットカードのメリットでも説明しましたが、ポイント還元率はクレジットカードと比較すると低い傾向にあります。
これはデビットカードはクレジットカードと違って分割払いやリボの金利がなく、その他手数料収入も得られにくいので、発行している銀行も顧客に還元しにくいからです。
基本的にデビットカードは銀行の顧客囲い込みのために作られています。
時間帯によっては利用できないデビットカードもある
基本的にクレジットカードは24時間利用可能ですが、デビットカードは時間帯によっては利用できなくなるカードもあります(主にジェイデビットカードが当てはまります)
デビットカードでもネット銀行系のカードであれば基本的に24時間利用可能ですが、それ以外の銀行では時間帯によって利用できない場合があるのでカードを作る際は注意しましょう。
4. まとめ
2024年現在作れる(発行予定を含む)個人向けのJCBデビットカード全55枚を比較し、ご紹介しました。
比較をした結果、以下の2枚がJCBのデビットカードの中で多くの方におすすめと言えます。
- 『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)
- 『セブン銀行デビットカード』
この記事でご紹介した比較表や内容が、あなたにとって1番良いJCBデビットカードを選ぶのに役立つことを願っています。