デビットカードの種類について知りたいと考えていますね。
デビットカードは大きく分けて2種類あります。クレジットカードと同じように使えると言われているデビットカードですが、種類によっては利用が制限されることもあるので注意しましょう。
そこでこの記事では大手金融会社3社で勤務した経験がある私がデビットカードを種類ごとに以下の流れで紹介していきます。
この記事を読むことでデビットカードの違いが分かり、あなたに合ったデビットカードを選べるようになるでしょう。
1. 2種類のデビットカード徹底解説
デビットカードとは銀行の預金口座とつながっていて、クレジットカードのように支払いができるカードです。
デビットカードは日本のいろんな銀行で作ることができます。しかし、中にはVISAなどの国際ブランドが付いたデビットカードではなく、「ジェイデビットカード(J-Debit)」で機能に制限があるため注意が必要です。
ジェイデビットカードとVISAなどの国際ブランドが付いたデビットカードとの違いは以下の通りです。
ジェイデビットカード | ジェイデビット(J-Debit)のマークがある場所が少なく、海外はもちろんAmazonなどのネットショッピングなどで利用することができない |
国際ブランドデビットカード | クレジットカードと同様に海外(ほぼどこでも)やネットショッピング、コンビニなどの実店舗でも世界中のVISA・JCB・Mastercardのマークがあるお店で利用可能 |
このようにせっかくデビットカードを作っても、VISAなどの国際ブランドが付いているデビットカードでなければ利用できる場所が限られてしまいます。
この章ではデビットカードの種類ごとに、それぞれ特徴を紹介します。
1-1. 「ジェイデビットカード(J-Debit)」
「ジェイデビットカード(J-Debit)」とは、銀行などの金融機関で発行されたキャッシュカードが買い物などの支払いに利用できるサービスの名称です。
ゆうちょや三井住友銀行など多くの銀行で発行しているキャッシュカードで利用可能です。
以下のマークのあるお店で「ジェイデビットカード」が使えます。
日本でも「ジェイデビットカード」が利用可能な場所は全国25万か所と少なく、コンビニでも利用できないチェーンが多く、海外やネット決済にも利用できません。
1-2. 「国際ブランドデビットカード」
「国際ブランドデビットカード」とは、クレジットカードと同様に海外(ほぼどこでも)やネットショッピング、コンビニなどの実店舗でも世界中のVISA・JCB・Mastercardのマークがあるお店で利用可能なデビットカードのことです。
国際ブランドの加盟店数=利用できる数なので、海外旅行や外国のネットショッピングなどをする場合はVISAかMastercardを選んだ方が良いでしょう。
現在、日本では次の3つの「国際ブランドデビットカード」があります。
- 「VISAデビットカード」
- 「JCBデビットカード」
- 「Mastercardデビットカード」
「VISAデビットカード」
「VISAデビットカード」は海外(ほぼどこでも)やネットショッピングコンビニでも世界中の以下のVISAのマークがあるお店で利用可能です。
VISAは世界最大規模の加盟店数(8,000万以上)と言われており、クレジットカードが使えるところはほとんど使えます。
そのため、「VISAデビットカード」は海外でも自由に利用したい方におすすめです。
「JCBデビットカード」
「JCBデビットカード」は以下のようなJCBマークのある約4,300万店の加盟店(2023年3月末日時点)で利用することができます。
JCB加盟店であれば、レジャー、エンターテインメント、病院、公共機関でも利用可能です。
また、海外でもAmerican Express(アメリカンエキスプレス)との提携でオーストラリア、ニュージランド、カナダで利用できるなど多くの国や地域にも対応しています。
さらに、「JCBプラザ」と呼ばれる世界60ヵ所に設置された海外サービス窓口を利用することができ、現地スタッフに予約や観光の問合せをすることもできます。
「Mastercardデビットカード」
「Mastercardデビットカード」は海外(ほぼどこでも)やネットショッピングコンビニでも世界中の以下のMastercrdのマークがあるお店で利用可能です。
2019年4月1日より住信SBIネット銀行から発行が開始され、VISAと同様に世界最大規模の加盟店数(8,000万以上)があるため、クレジットカードが使えるところはほとんど使えます。
為替のレートが1番良いことが多く手数料が安くなる傾向があり、海外での利用が多い方には特におすすめです。
参考. デビットカード利用時の注意事項
VISAなど国際ブランドが付いたデビット機能を利用する際に以下の点に注意しましょう。
支払方法を聞かれた場合は「デビット」と言うのではなく、「(クレジット)カード」で「1回払い」で支払うことをお伝えください。
なぜなら、 VISAなどのブランドデビットカード利用時に「デビットで」と伝えて決済を指定した場合、「J-Debit」サービスと間違って認識され、利用できるはずの場所で利用できなくなってしまう可能性があるからです(最近ではほとんどないでしょうが)
また、即時決済のためデビットカードに分割払い方法はありません。「1回払い」以外の支払方法を選択した場合も「1回払い」扱いになります。
次章からは様々な場所で利用可能なVISA・JCB・Mastercardそれぞれのブランドのおすすめデビットカードを紹介します。
2. おすすめVISAデビットカード5選
VISAの個人向けデビットカードは全部で61枚あります。
VISAデビットカードを以下の観点で比較し、最もお得なVISAデビットカードを紹介します。
- 年会費
- ポイント還元率
- 付帯保険
- 海外事務手数料
デビットカードは海外で現地通貨を引き出すことができます。この手数料が安ければ安いほうが海外ではお得です。
VISAのデビットカードの場合VISAの指定する為替レートに、そこからさらに表に記載してあるカードごとの海外事務手数料が加算されます。
枚数が非常に多いので、下記の3つの分類に分けて紹介します。
店舗のある大手銀行
メガバンクなど実店舗を持つ全国規模で展開している大手銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で17枚です。
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | 三井住友銀行 | 永年無料 | 0.5% |
|
『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』 | 5,500円
永年無料:条件達成で | 0.5% | 一般の(1)〜(3)に加えて
| |
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』 | 33,000円 | 1% | 一般の(1)〜(2)に加えて
| |
三菱UFJ銀行 | 無料 | 0.2%※ |
| |
ゆうちょ銀行 | 永年無料 | 0.25%※ |
| |
りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 無料 | 0.5% |
| |
りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 月会費700円(入会月無料) | 2% |
| |
りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%(マイル) |
| |
『イオンデビットカード』(VISA) | イオン銀行 | 無料 | 0.5%〜1% |
|
『Visaデビット』 | スルガ銀行 | 無料 | 0.2%※ |
|
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
スルガ銀行 | 無料 | 0.5% |
| |
無料 | 0.8% |
| ||
スルガ銀行 | 無料 | 銀行の取引による(マイル) |
| |
無料 | 0.2%※ |
| ||
SMBC信託銀行 | 無料 | 0.25%〜1.5%※ |
| |
銀行の取引による(マイル) |
※キャッシュバック
海外での手数料の安さを重視するのであれば『イオンデビットカード』(VISA)がおすすめです。
ネット銀行
全国どこに住んでいても作れるネット銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で13枚です。
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など | 海外事務手数料 |
PayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行) | 無料 | 0.2% |
| 3.08% | |
ソニー銀行 | 無料 | 0.5%〜2%※ |
| 1.79% | |
無料 | 0.5%(マイル) |
| |||
33,000円 | 3%〜11%※※ |
| |||
住信SBIネット銀行 | 無料 | 0.6% |
| 2.5% | |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など | 海外事務手数料 |
楽天銀行 | 無料 | 1% |
| 3.08% | |
2,200円 | 1% |
| |||
5,500円 | 1% |
| |||
GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 0.3%~1.2%※ |
| 3.08% | |
GMOあおぞらネット銀行 岡三BANK | 無料 | 0.3%~0.6%※ |
| 3.08% | |
『Revolut』スタンダード | Revolut*英国金融テクノロジー会社※※※ | 無料 | ー |
| ー |
『Revolut』プレミアム | Revolut*英国金融テクノロジー会社※※※ | 980円/月 or 9,800円/年 | ー |
| ー |
『Revolut』メタル | Revolut*英国金融テクノロジー会社※※※ | 1,980円/月 or 19,800円/年 | 1%※ |
| ー |
※キャッシュバック
※※+1%のボーナスポイントは年間30,000ポイント、対象利用額上限年間300万円(税込)、海外利用分は対象外など条件があります。
※※※Revolutはネット銀行ではありませんが、記事の構成上この項目でご紹介しています。
海外での手数料の安さを重視するのであれば、11種類の通貨を預金して引き出しや支払いができ、手数料も安い『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』がおすすめです。
VISAプラチナカードのサービスや特典を利用したい方は『タカシマヤプラチナデビットカード』が条件さえ満たせばほとんどの人が作れるのでおすすめです。
英国金融テクノロジー会社
ネット銀行には当てはまりませんが、ネットで金融取引をスムーズに行うサービスを提供している『Revolut』は、ニューヨーク時間内で連続30日間に75万円未満なら手数料無料で23種類以上の外貨へ両替できます。
プレミアム・メタルにアップグレードすると、無制限に手数料無料で外貨へ両替できます。
地方銀行
原則支店がある地域でしか作ることができない地方銀行から発行されているVISAのデビットカードは全部で31枚です。
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カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など | 海外事務手数料 |
北陸銀行 | 無料〜550円 | 0.25%※ |
| 3% | |
北海道銀行 | 無料〜550円 | 0.3%※ |
| 3% | |
青森銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| 3% | |
岩手銀行 | 無料〜1,100円 | 0.1%※ |
| 不明 | |
足利銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| 不明 | |
群馬銀行 | 無料 | 0.25%※ |
| 3% | |
常陽銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| 3% | |
千葉銀行 | 無料 | 0.5%〜1.5% |
| 3% | |
11,000円 | 1%〜3% |
| |||
110,000円 | 1%〜3% |
| |||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など | 海外事務手数料 |
あおぞら銀行 | 無料 | 0.25%〜1%※ |
| 2.62%(税込) | |
大光銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%〜0.4%※ |
| 3% | |
北國銀行 | 無料 | 0.5% |
| 3% | |
無料〜5,500円 | 1% |
| |||
福井銀行 | 永年無料 | 0.25%※ |
| 3% | |
静岡銀行 | 無料 | 0.25%※ |
| 3% | |
11,000円 | 0.5%※ |
| 3% | ||
愛知銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| 3% | |
中京銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| 3% | |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など | 海外事務手数料 |
『My Debit(山梨中銀Visa デビット)』 | 山梨中央銀行 | 無料〜1,100円 | 0.2%※ |
| 3% |
滋賀銀行 | 無料〜1,375円 | 0.2%※ |
| 3% | |
関西みらい銀行 | 無料 | 0.5% |
| 4.4% | |
月会費700円(入会月無料) | 2% |
| |||
無料〜1,100円 | 0.5%(マイル) |
| |||
池田泉州銀行 | 無料〜1,100円 | 0.25%※ |
| 3% | |
みなと銀行 | 無料 | 0.25%※ |
| 4.4% | |
『HIROGIN Debit 一般』(VISA) | 広島銀行 | 無料〜1,375円 | 0.2%※ |
| 3% |
『四国銀行Visaデビット』 | 四国銀行 | 無料〜1,100円 | 0.25%※ |
| 3.05% |
『伊予銀行Visaデビット』 | 伊予銀行 | 無料 | 0.5%※ |
| 3% |
西日本シティ銀行 | 無料〜1,100円 | 0.25%※ |
| 3% | |
琉球銀行 | 無料〜550円 | 0.2%※ |
| 3% |
※キャッシュバック
以上がVISAデビットカードの比較になります。
VISAデビットカードおすすめ5選
比較の結果、以下の5枚のカードをお得なカードとして紹介します。
- 『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』
- 『Oliveフレキシブルペイ 一般』
- 『Revolut』
- 『Financial Pass Visaデビットカード』
- 『Visaデビット付キャッシュカード』
この5枚はいずれも年会費無料で、ポイント還元率や付帯保険などが優れているカードです。
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』はソニー銀行が発行する以下のような特長を持つカードで、全60枚のVISAデビットカードの中で最もおすすめの1枚です。
- 年会費:永年無料
- 還元率:預金残高やソニー銀行との証券取引残高に応じて0.5〜2.0%がキャッシュバック
- 付帯保険:ネットバンク発行のカードでは珍しくショッピング保険、不正利用補償がしっかりと付帯
また、米ドルなど対象10通貨の外貨普通預金口座を開設していると、海外事務手数料無料でショッピングができます。
さらに10通貨の外貨預金は海外ATMで現地通貨として引き出すことも可能で、手数料も1.79%とデビットカードの中では最安級です。
そのため、全VISAデビットカードの中で最もおすすめのカードとなっています。
『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』公式ページ:
『Oliveフレキシブルペイ 一般』
『Oliveフレキシブルペイ 一般』は三井住友銀行・三井住友カードが発行する年会費永年無料のポイント還元率0.5%のデビットカードを含む1枚で3つの支払いができるカードで、2023年3月から募集開始されましたが人気急上昇中です。
デビットカードでありながら、下記のようにポイントを多く手に入れやすいです。
- 選べる特典で給与・年金受取特典200ポイントなど
- 対象のコンビニ・飲食店での利用時に最大+8%ポイント還元
また、三井住友銀行本支店ATM、三菱UFJ銀行の店舗外ATMでの時間外手数料が無料だったり、SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が月3回まで無料など生活口座としての使い勝手も優れています。
『Oliveフレキシブルペイ 一般』公式ページ:
https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/
あなたの予定利用状況に合わせて、ゴールドやプラチナを選択してください。
『Revolut』
『Revolut』は英国金融テクノロジー会社が発行するVisaブランドが付いた多通貨対応のデビットカードです(Google PayやVisaのタッチ決済もできます)
日本での利用はクレジットカード※や銀行口座からのチャージが必要なプリペイドカードに近く、ニューヨーク時間内で連続30日間に75万円未満なら手数料無料で23種類以上の外貨へ両替できるため、海外旅行だけでなく海外など外貨決済のネット通販をよく利用される方にはかなりのメリットがあります。
※2024年6月11日よりMastercardブランドのクレジットカード及びデビットカードからのチャージは手数料無料
ポイント還元などはありませんが、不定期にカードの利用額に応じてキャッシュバックキャンペーンが行われていたり、アプリ内にあるクーポンの利用でネットショッピングがお得な条件でできます。
『Revolut』公式ページ:
https://www.revolut.com/ja-JP/
『IDARE』が海外事務手数料0円で使えるようです。三井住友銀行をはじめとする大手金融機関が出資をしている日本のFinTech企業であるため、信頼性も高いです。
ただし、Visaの決済レートが思ったほど良くないという口コミもあるため、少額の利用で試してみて納得できればメインとして使いましょう。
Revolut』(Metal:メタルプラン)
『Revolut』(Metal:メタルプラン)は2022年1月20日より日本でもサービス開始になり、スタンダードプランに加えて次のようなメリットがあります。
- 1%キャッシュバック(上限5,000円/月)
- 無制限に手数料無料で外貨へ両替
- 国内外での無料ATM引き出し限度額が100,000円/月までアップ
- 18gの強化スチールメタルカード(ブラック・ゴールド・スペースグレー・ローズゴールド・ラベンダー)
- フライト1時間遅れで空港ラウンジパス無料
- 空港ラウンジサービス「LoungeKey」
チャージするMastercardクレジットカード※のポイントを確実にもらえるため、キャッシュバック分還元を増やせてMIXI M(旧6gram)などのサービスに代わって納税などの支払いをお得にできます。
※2024年6月11日よりMastercardブランドのクレジットカード及びデビットカードからのチャージは手数料無料になるため、メリットが復活します。
高額利用者や個人事業主・法人代表者などの方は、1日でも早く作成した方が利用額1,980円/月または19,800円/年以上に得をしやすくなります。
『Revolut』(Metal:メタルプラン)公式ページ:
https://www.revolut.com/ja-JP/
『IDARE』が海外事務手数料0円で使えるようです。三井住友銀行をはじめとする大手金融機関が出資をしている日本のFinTech企業であるため、信頼性も高いです。
ただし、Visaの決済レートが思ったほど良くないという口コミもあるため、少額の利用で試してみて納得できればメインとして使いましょう。
『Financial Pass Visaデビットカード』
『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』はスルガ銀行 ANA支店が発行する年会費無料のVISAデビットカードです。
また、ANAのマイルが貯まるカードの1つで、年間利用額に応じて年間最大8,000マイルがもらえます。
最大のメリットは、年会費無料デビットカードで唯一海外旅行保険が自動付帯(持っているだけで適用される)の条件で付くことです。
補償項目 | 補償金額 |
傷害:死亡後遺傷害 | 500万円 |
傷害:治療費用 | 150万円 |
疾病:治療費用 | 150万円 |
携行品 | 10万円 |
賠償責任 | 1,000万円 |
救援者費用 | 150万円 |
航空機遅延費用 | 1万円 |
航空機寄託手荷物遅延等費用 | 2万円 |
一般クラスのクレジットカードでもこのような好条件の海外旅行保険は付かない事が多く、航空機遅延費用や航空機寄託手荷物遅延等費用はゴールドカード並の条件と言っても過言ではありません。
そのため、年に1回以上海外へ行く方はANAをメインに使っていない方でも是非持っておきたい1枚です。
『Financial Pass Visaデビットカード』公式ページ:
『Visaデビット付キャッシュカード』
『Visaデビット付キャッシュカード』はインターネットに関する様々なサービスを展開しているGMOとあおぞら銀行が提携して発行する年会費、発行手数料が無料のカードです。
基本のポイント還元率が0.6%とデビットカードの平均より高いだけでなく、最大1.2%の還元率にする条件が『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』よりも易しく還元率を高くしやすいです。
ソニーは1番低いシルバーステージの1%でも残高300万円以上や外貨や投資信託の積立が3万円以上/月とステージ獲得条件が難しめです。
また、利用状況によって判定されるカスタマーステージが上がる事によって、ATM出金手数料や他行への振込手数料の無料回数が多めになり、普段使いしやすいというメリットもあります。
『Visaデビット付キャッシュカード』公式ホームページ:
3. JCBデビットカードおすすめ2選
ここでは個人向けJCBデビットカード全55枚を以下の観点で比較し、最もお得なカードを紹介します。
- 年会費
- ポイント還元率
- 付帯保険
最近は主に地方銀行での新規発行が増えて数が多いため、下記のように分けてご紹介します。
店舗のある大手銀行とネット銀行デビットカード全9枚
まず、メガバンクなど実店舗を持つ全国規模で展開している大手銀行と、ネット銀行から発行されているデビットカード全9枚を紹介します。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
三菱UFJ銀行 | 無料 | 0.2%※ |
| |
みずほ銀行 | 無料 | 0.2%〜0.4%※ |
| |
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB) | イオン銀行 | 無料 | 0.5%〜1% |
|
楽天銀行 | 無料 | 1% |
| |
楽天銀行 第一生命支店 | 無料 | 1% |
| |
楽天銀行 JRE はやぶさ/とき/こまち 支店 | 永年無料 | 20歳以上:500円ごとに1ポイント(0.2%) 20歳未満:200円ごとに1ポイント(0.5%) |
| |
『デビット付きキャッシュカード』(JCB) | セブン銀行※※ | 無料 | 0.5%~1% |
|
『じぶん銀行スマホデビット』(JCB) | auじぶん銀行 | 無料 | 0.01%~0.15% |
|
『Debit Card』(JCB) | みんなの銀行 | 無料 | 0.2%※ |
|
※キャッシュバック
※※セブン銀行・みんなの銀行はネット銀行ではありませんが、特殊な運営形態であるため記事の構成上この項目でご紹介しています。
還元率はデビットカードの中でも低い傾向にありますが、実店舗があるためトラブル時や分からない事があった時に直接聞きに行けるサポートの良さがメリットとなります。
また、多くの銀行で自行のATM手数料無料などの特典があるため、メインバンクで使っている方は利便性が増し使い勝手が良くなります。
地方銀行デビットカード全46枚
地方銀行の方がデビットカードに力を入れているところが多く、ゴールドカードを作れる事もあります。
地方銀行から発行されているデビットカードは全部で46枚あります。
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
北洋銀行 | 無料〜550円 | 0.5% |
| |
秋田銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
東邦銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
11,000円 | 0.5%〜1.5% |
| ||
七十七銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% | 公式ページに表記なし | |
山形銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% |
| |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
七十七銀行 | 11,000円 | 0.5% | 公式ページに表記なし | |
栃木銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
11,000円 | 0.5%〜1.5% | |||
群馬銀行 | 無料 | 0.5%〜1.5% |
| |
千葉銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1% |
| |
11,000円 | 0.5%〜1% | |||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
八十二銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
第四北越銀行 | 無料 | 公式ページに表記なし |
| |
北陸銀行 | 無料〜550円 | 0.5%〜1.5% |
| |
十六銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
名古屋銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5% |
| |
大垣共立銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
京都銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
紀陽銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
池田泉州銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
『ごうぎんJCBデビット』 | 山陰合同銀行 | 永年無料 | 0.5%〜1.5% |
|
『ごうぎんJCBデビットゴールド)』 | 11,000円 |
| ||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
もみじ銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
11,000円 | ||||
『HIROGIN Debit 一般』(JCB) | 広島銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
|
『HIROGIN Debit ゴールド』(JCB) | 11,000円 | |||
中国銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
11,000円 | ||||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
山口銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
山口銀行 | 11,000円 | 0.5%〜1.5% |
| |
阿波銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
愛媛銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
西日本シティ銀行 | 無料〜1,100円 | 0.5%〜1.5% |
| |
福岡銀行 | 無料〜1,375円 | 0.25%〜0.5% |
| |
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
福岡銀行 | 11,000円 | 0.5%〜1% |
| |
『さぎんJCBデビット』 | 佐賀銀行 | 無料〜1,375円 | 0.25%※or0.5% |
|
北九州銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5%〜1.5% |
| |
11,000円 | ||||
十八親和銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% |
| |
11,000円 | 1% | |||
カード名 | 発行銀行 | 年会費(税込) | ポイント還元率 | 付帯保険・特典など |
熊本銀行 | 無料〜1,375円 | 0.25%〜0.5% |
| |
11,000円 | 0.5%〜1% | |||
『肥後銀行JCBデビットカード 一般カード』 | 肥後銀行 | 無料〜1,375円 | 0.5% |
|
『肥後銀行JCBデビットカード ゴールドカード』 | 11,000円 | 0.5% | ||
沖縄銀行 | 無料〜550円 | 0.5%〜1.5% |
|
以上が全JCBデビットカード55枚の比較です。
ご覧のようにJCBのデビットカードは地方銀行が発行しているものが多く、メガバンクやネット銀行が発行しているカードが少ないです。
また、デビットカードは口座を作れなければ利用できないので、近くに店舗がない地方銀行のデビットカードは原則作れません。
身近にある地方銀行であなたのライフスタイルに合うカードをまずは探してみて、何かしらの不満があれば住んでる場所に限らず作れるネット銀行のデビットカードをおすすめします。
おすすめJCBデビットカード2選
上記のように比較をした結果、ネット銀行から発行されている以下の2枚がJCBのカードの中で最もお得に使えるカードと言えます。
- 『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)
- 『セブン銀行デビットカード』
ここで紹介しているカードは誰でも作ることができ、年会費も無料でポイント還元も優れたカードです。
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)は通常の還元率は0.5%ですが、全国にあるイオングループでの買い物では1%と高めの還元率となる年会費無料のデビットカードです。
デビットカードとしては下記のような最高レベルの買い物保険が付くのが大きなメリットです。
- 年間50万円まで購入日から180日間補償
- iPhoneなどのスマートフォンも対象となる(クレジットカードの買い物保険では対象外が多い)
また、VISAなどに比べると若干数は少ないですが、海外のJCB、CirrusマークのあるATM・CD機で現地通貨を1.6%+220円(税込)の低い手数料で引き出す事もできます。
電子マネーWAONも付いているため、対象の店舗ではタッチするだけで支払いができるなど総合的に非常に使いやすくコスパの良い1枚と言えます。
『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)公式ページ:
『セブン銀行デビットカード』
『セブン銀行デビットカード』はセブン銀行が発行する年会費、発行手数料が無料でポイント還元率が0.5%のカードです。
また、セブン&アイ・ホールディングスのお店での利用でポイント還元率が1%にもなるカードです。
これまではセブン-イレブンで1.5%と高い還元率でしたが、2019年7月16日以降は1%に下がりました。
また、デニーズ/ファミール/ポッポは1%から0.5%になるため、今後は人気が下がると予想されます。
セブン-イレブンが至る所にあるのでカードを利用する機会が多く、ATMも多くあるのでお金の出し入れもし易いのでメインバンクとしても非常に優れています。
『セブン銀行デビットカード』公式ページ:
4. Mastercardデビットカードおすすめ4選
Mastercardブランドのデビットカードは住信SBIネット銀行から発行された11種類と楽天銀行・GMOあおぞらネット銀行・Wiseの各1種類の合計14種類しかありません。
- 『ヤマダNEOBANKデビット』
- 『NEOBANKデビット(Mastercard)』タカシマヤ支店/おうちバンク支店/京王NEOBANK支店/Vポイント支店/三井住友信託支店/マツイ支店/ライブドア支店
- 『第一生命NEOBANK デビット』
- 『デビットカード(Mastercard)』
- 『プラチナデビットカード(Mastercard)』
- 『楽天銀行デビットカード(Mastercard)』
- 『Mastercardプラチナデビットカード』
- 『Wiseデビットカード』
住信SBIネット銀行から発行されているカードは、どれも年会費に対して機能が非常に優れていてコスパが高いです。
そのため、主に海外旅行へ行く回数に応じて次のどちらかを選ぶと良いでしょう。
『デビットカード(Mastercard)』
『デビットカード(Mastercard)』は2019年4月1日より発行開始された日本初のMastercardブランドのデビットカードです。
基本のポイント還元率が0.8%と高い事に加えて、現金やJALマイルに交換することができるため多くの人にとって使い勝手が良いです。
また、米ドルの支払いが可能(外貨普通預金の米ドルが利用できる)ため、海外でカードを利用する方にとっては使い方次第で為替手数料を安く抑えることができるのもメリットです。
『デビットカード(Mastercard)』公式ページ:
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/debitcard/mastercard/
『プラチナデビットカード(Mastercard)』
『プラチナデビットカード(Mastercard)』は2019年4月1日より発行開始された日本初のMastercardブランドのデビットカードです。
年会費は11,000円(税込)必要ですが、次のようなメリットがたくさんあります。
- ポイント還元率1%
- 年1回最大10万円までのモバイル端末の保険が自動付帯条件で付く
- 「ダイニング by 招待日和」(提携の高級レストランを2名以上予約で1名分無料)
- 航空便遅延保険(海外・国内)が付く
- 米ドルの支払いが可能(外貨普通預金の米ドルが利用できる)
- 家族特約付きで、傷害1,000万円疾病700万円など実用的な旅行保険が自動付帯条件で付く
- 空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」(世界1,400か所以上の空港ラウンジを年3回無料利用)
- 国際線手荷物を往復各1個無料で宅配できる
- 世界約150ヵ国でSIMを始動させてインターネットに年間15日間・3GBまで無料で接続できる
クレジットカードに比べて審査がほぼない事に加えて、条件なく最安の年会費でプラチナカードのサービスや特典を利用できます。
空港ラウンジを無料で使える回数が少ないのがやや残念ですが、実用的な内容で高額な旅行保険が付くので、年3回以上海外旅行に行く方は掛け捨ての旅行保険の代わりに持つと良いでしょう。
『プラチナデビットカード(Mastercard)』公式ページ:
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/debitcard/mastercard-platinum/
『Mastercardプラチナデビットカード』
『Mastercardプラチナデビットカード』は2022年10月17日より提供開始されたGMOあおぞらネット銀行が発行するMastercardブランドが付いたデビットカードです(コンタクトレス決済もできます)
個人向けでは年会費3,300円(税込)必要ですが、下記のようなメリットに魅力を感じる方には最適な1枚です。
- 利用の最大1.2%を現金で還元される
- ATM出金手数料、他行宛て振込手数料が20回/月無料
- 1日の利用限度額を1,000万円まで設定が可能
『Mastercardプラチナデビットカード』公式ページ:
『Wiseデビットカード』
『Wiseデビットカード』はグローバル海外送金サービスのWise(旧:TransferWise)が発行するMastercardブランドが付いた多通貨対応のデビットカードです(コンタクトレス決済もできます)
ポイント還元などはありませんが、通貨両替時や利用時の「隠れコスト」が全サービスの中でも最安級なので、海外旅行だけでなく海外のネット通販をよく利用される方にはかなりのメリットがあります。
また、通常取得が難しいとされているイギリスやアメリカなど10ヵ国の現地銀行口座情報を取得できるので、留学や海外赴任される方はもちろん、外国の通貨を持ってリスクヘッジしたい人にも最適な1枚です。
『Wiseデビットカード』公式ページ:
5. まとめ
デビットカードの種類についてご紹介しました。
VISAなどの国際ブランドが付いたデビットカードとジェイデビットカードの2種類があり、違いは以下の通りです。
国際ブランドデビットカード | クレジットカードと同様に海外(ほぼどこでも)やネットショッピング、コンビニなどの実店舗でも世界中のVISA・JCB・Mastercardのマークがあるお店で利用可能 |
ジェイデビットカード | ジェイデビット(J-Debit)のマークがある場所が少なく、海外はもちろんAmazonなどのネットショッピングなどで利用することができない |
VISAなどの国際ブランドが付いたデビットカードでなければ利用できる場所が限られ、不便で使いにくくなるため注意してください。
おすすめのデビットカードはブランド別に以下の通りです。
VISAデビットカード
- 『Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)』
- 『Oliveフレキシブルペイ 一般』
- 『Revolut』
- 『ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード』
- 『Visaデビット付キャッシュカード』
JCBデビットカード
- 『イオン銀行キャッシュ+デビット』(JCB)
- 『セブン銀行デビットカード』
Mastercardデビットカード
デビットカードの種類による違いを理解した上で、あなたのライフスタイルに合ったデビットカードを選んで、今よりも便利で快適な生活が送れるようになることを願っています。