法人カードの利用でマイルを貯めたいと考えていませんか?
実は、法人カードは個人で作れるカードに比べてマイルを貯められる(交換できる)カードはかなり少ないです。
また、JALやANAで発行している法人カードの中にはカードの利用でマイルが貯まらない券種もあるので注意して選ぶ必要があります。
そこで、この記事では2025年現在日本で発行されている使うとマイルが貯まる主要法人カード45枚を航空会社のマイルごとに一覧表にして紹介します。
また、世界を飛び回っている企業や個人事業主向けに、海外航空会社のマイルを貯めることができる法人カードもご紹介します。
この記事を読むことで、マイルの貯まる法人カードについて全てを知ることができ、どの法人カードを選べば良いかがわかります。
1. JALマイルが貯まる法人カード主要25枚とおすすめ3選
現在、カードを利用するとJALのマイルが貯まる(ポイント交換を含む)主要な法人カードは次の25枚です。
『法人用のJALカード』はカードでの支払いでマイルが貯まらないので、注意してください。
これら23枚の法人カードの内、年会費の割にJALマイルが貯めやすいおすすめのクレジットカードは以下の3枚です。
- 『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』:作りやすい
- 『UC法人カード 一般』:従業員が多い企業向け
- 『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️
・カード』:マイル還元率最高クラス
『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』
『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』は2019年12月24日より募集を開始した個人事業主や中小企業代表者などを対象にした新しい法人カードで、2022年1月26日より年会費無料になりました。
公式ページに「個人事業主・フリーランス・スタートアップを支援」「登記簿謄本・決算書不要」などと書かれており、作りやすいと考えられます。
引用:セゾンカード
カードの利用で貯まる永久不滅ポイントは200ポイントを500マイルに交換できるので、マイル還元率0.25%となります。
Amazon Web Service、Xサーバー、お名前.com、サクラインターネットなどビジネスに関連した10の特定加盟店での利用はポイント還元率が2%になるため、最高マイル還元率1%が可能です。
また、不定期に行われるマイルレートアップキャンペーンなら200ポイントを600マイルで交換できるため、マイル還元率1.2%にもできます。
『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』公式ページ:
『UC法人カード 一般』
『UC法人カード 一般』はクレディセゾンとUCカードで発行している法人カードで、年会費は1枚あたり1,375円(税込)です。
ポイントの仕組みやマイル還元率は上記で紹介した『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』と基本的に同じで、こちらは追加カードをたくさん発行できるため中規模以上の法人向けと言えます。
発行会社による違いはクレディセゾンだと限定の付帯サービスが利用できることだけなので、券面のデザインで選んでも良いでしょう。
出典:UC法人カード
『UC法人カード 一般』公式ページ:
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️ ・カード』
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️
このカードは「SAISON MILE CLUB」に登録することで、下表のようにJALマイル還元率最高1.125%にできます。
マイル還元率 | |
ショッピング1,000円=10マイル | 1% |
2,000円で1永久不滅ポイント | 0.125% |
合計 | 1.125% |
追加カードは4枚までしか発行できませんが、ビジネスカードでJALマイルを効率よく貯めるならばこのカードが最もおすすめです。
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️
・カード』公式ページ:
参考情報:『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード ビジネス・アカウントカード』
『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード ビジネス・アカウントカード』は『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』で追加で発行できるカードの1つです。
追加カードは発行できないので、個人事業主や少人数の法人オーナー本人に限られますが、ビジネス・アカウントカードを作り、法人口座を支払い口座に指定することで実質法人カードとして使う事も可能です。
『法人用のJALカード』はカードでの支払いでマイルが貯まらないというデメリットがありますが、このカードではマイルも貯まりJALカードの特典も利用できる事に加えて、代表者個人の信用力で法人カードが作れるので、会社の信用力に自信がない方にもおすすめです。
『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』公式ページ:
【注意!】ビジネス・アカウントカードのみの発行はできないので、『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』を作ってから追加で申し込みをしてください。
出張でJALを利用するなら「JALオンライン」の登録&利用がお得!
法人カードの利用でJALマイルを貯めるのはかなり限られた条件でしかできません。
しかし、法人向け国内出張手配サポート「JALオンライン」に登録して、そこから予約・発券を行うと下記のようなメリットがあります。
- 普通運賃よりも安く予約・利用できる
- クラスJ・ファーストクラスを有利な条件で利用できる
- 普通席と同額でクラスJを利用できる
もちろん、法人カードでの精算にも対応していますが、指定カード会社が大手カード会社に限られるので、確認してから申し込みましょう(上記でご紹介したカードは対応しています)
出典:JALオンライン
2. ANAマイルが貯まる法人カード主要39枚とおすすめ3選
現在、カードを利用するとANAのマイルが貯まる(ポイント交換を含む)主要な法人カードは次の39枚です。
※ポイントを直接マイルに交換すると0.4%ですが、Vポイントに移行してからマイルにすると0.5%にできます。
『ANA VISA/マスター<法人用>カード』の利用でたまるポイントはマイルに移行できないので、注意してください。
これら37枚の法人カードの内、年会費の割にANAマイルが貯めやすいおすすめのクレジットカードは以下の3枚です。
- 『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』:作りやすい
- 『ANA JCB法人カード』:マイル還元率最高クラス&従業員が多い企業向け
- 『ANAダイナースクラブコーポレートカード』:マイル還元率最高クラス&利用額が多い企業向け
『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』
『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』は2019年12月24日より募集を開始した個人事業主や中小企業代表者などを対象にした新しい法人カードで、2022年1月26日より年会費無料になりました。
公式ページに「個人事業主・フリーランス・スタートアップを支援」「登記簿謄本・決算書不要」などと書かれており、作りやすいと考えられます。
引用:セゾンカード
カードの利用で1,000円につき1永久不滅ポイントがたまり、1ポイントはほぼ5円の価値なので、ポイント還元率としては0.5%相当ですが、次の特定加盟店での利用では最大ポイント還元率2%まで上げられます。
- 2%:Amazon Web Service、Xサーバー、お名前.com、サクラインターネットなどビジネスに関連した10の特定加盟店での利用
また、その名の通りカードを所持している間はポイントの有効期限を気にせずに貯め続けられるため、少額やたまにしか使わない個人事業主や中小企業代表者も安心して貯められます。
ANAマイルは200ポイントで600マイルに交換できるので通常マイル還元率が0.3%、最高で1.2%にできます。
利用可能枠も最大500万円で臨時増枠にも応じてくれるなど、ビジネスユースに最適な1枚と言えるでしょう。
『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』公式ページ:
『ANA JCB法人カード』
『ANA JCB法人カード』は初年度年会費無料、次年度以降は2,475円(税込)の法人カードで、ショッピング利用によるマイル還元率は1%です。
マイル移行手数料は年間5,500円(税込)かかりますが、法人カードで最も年間のコストがかからずお得にマイルを貯められるANAカードです。
また、追加カードの発行にも制限がないため中規模以上の企業にもおすすめです(申し込み時に発行できる追加カード枚数には制限があります※公式サポート回答より)
『ANA JCB法人カード』公式ページ:
『ANAダイナースクラブコーポレートカード』
『ANAダイナースクラブコーポレートカード』は年会費22,000円(税込)、追加発行年会費無料のカードです。
このカードはポイント還元率1%のカードで、リワードポイント1ポイントを1ANAマイルに移行できます。
さらに1,000リワードポイントで、1,200ANA SKY コインに移行できます。
『ANAダイナースクラブコーポレートカード』公式ページ:
https://www.diners.co.jp/ja/corporate/ccs/anadinerscorporate
参考情報:『ANAダイナースカード ビジネス・アカウントカード』
『ANAダイナースカード ビジネス・アカウントカード』は『ANAダイナースカード』で追加で発行できるカードの1つです。
追加カードは発行できないので、個人事業主や少人数の法人オーナー本人に限られますが、ビジネス・アカウントカードを作り、法人口座を支払い口座に指定することで実質法人カードとして使う事も可能です。
上記で紹介したコーポレートカードに比べて年会費が高くなる・法人サービスが利用できないというデメリットはありますが、代表者個人の信用力で法人カードが作れるというメリットがあり、会社の信用力に自信がない方にもおすすめです。
『ANAダイナースカード ビジネス・アカウントカード』公式ページ:
https://www.sumitclub.jp/entry_form/diners_lp/ana_diners/index.html
【注意!】ビジネス・アカウントカードのみの発行はできないので、『ANAダイナースカード』を作ってから追加で申し込みをしてください。
3. 海外航空会社のマイルが貯まる法人カード主要21枚
カードの利用で、海外の航空会社のマイルが貯まる(ポイント交換を含む)主要な法人カードを五十音順で航空会社別にご紹介します。
- ヴァージン アトランティック航空
- エールフランス
- エティハド航空
- エミレーツ航空
- カタール航空
- カンタス航空
- キャセイパシフィック航空
- シンガポール航空
- スカンジナビア航空
- タイ国際航空
- 大韓航空
- デルタ航空
- ハワイアン航空
- フィンランド航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- ユナイテッド航空
興味のある航空会社の名前をクリックすると、その航空会社と提携して発行しているクレジットカードの情報が書かれてある場所へ移動します。
3-1. ヴァージン アトランティック航空
イギリスの航空会社でANAと提携関係にあります。
「フライングクラブ(Flying Club)」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
カードのグレードによる還元率の差はないので、あなたの企業に必要な特典やサービスが含まれるカードを選ぶと良いでしょう。
3-2. エールフランス
フランスの航空会社でスカイチームに所属しています。
「フライング・ブルー」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『三井住友カード ビジネスオーナーズ』 | 永年無料 | 0.25%〜0.75% |
『三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード』 | 1,375円(初年度無料) | 0.25% |
『マネーフォワードビジネスVISAカード(クラシック)』 | 1,375円(初年度無料) | 0.25% |
『三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド』 | 5,500円(年100万利用で永年無料) | 0.25%〜0.75% |
『三井住友ビジネスカード for Owners/ゴールドカード』 | 11,000円(初年度無料) | 0.25% |
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『マネーフォワードビジネスVISAカード(ゴールド)』 | 11,000円(初年度無料) | 0.25% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『三井住友ビジネスカード for Owners/プラチナカード』 | 55,000円 | 0.25% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
還元率を重視するならアメックスで発行している法人カードが1番良いです。
カードのグレードによる還元率の差はないので、あなたの企業に必要な特典やサービスが含まれるカードを選ぶと良いでしょう。
3-3. エティハド航空
アラブ首長国連邦の航空会社でANAと提携関係にあります。
「エティハドゲスト(Etihad Guest)」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
カードのグレードによる還元率の差はないので、あなたの企業に必要な特典やサービスが含まれるカードを選ぶと良いでしょう。
3-4. エミレーツ航空
アラブ首長国連邦の航空会社でJALと提携関係にあります。
「エミレーツ・スカイワーズ(Emirates Skywards)」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-5. カタール航空
カタールの航空会社でJALと同じワンワールドに所属しています。
「Qマイル(Qmiles)」からAvios(ブリティッシュ・エアウェイズなどで導入されているマイル)という名前のマイルが貯まるようになりました。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-6. カンタス航空
オーストラリアの航空会社でJALと同じワンワールドに所属しています。
「カンタス・フリークエントフライヤー」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-7. キャセイパシフィック航空
香港の航空会社でJALと同じワンワールドに所属しています。
2022年8月17日より「アジア・マイル」から「キャセイ」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-8. シンガポール航空
シンガポールの航空会社でANAと同じスターアライアンスに所属しています。
「クリスフライヤー」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
カードのグレードによる還元率の差はないので、あなたの企業に必要な特典やサービスが含まれるカードを選ぶと良いでしょう。
3-9. スカンジナビア航空
スウェーデン、デンマーク、ノルウェーのスカンディナヴィア三国が共同で運航する航空会社でANAと同じスターアライアンスに所属しています。
「ユーロボーナス(EuroBonus)」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-10. タイ国際航空
タイの航空会社でANAと同じスターアライアンスに所属しています。
「ロイヤルオーキッドプラス」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-11. 大韓航空
韓国の航空会社でスカイチームに所属しています。
「SKYPASS」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『ダイナースクラブコーポレートカード』 | 13,200円 | 0.5% |
『ダイナースクラブ ビジネスカード』 | 27,500円 | 0.5% |
年間移行マイル数が120,000マイルまでの上限があるので、注意してください。
コーポレートカードの方が年会費が安く見えますが、1枚ごとに必要なので追加カードを2枚以上発行したいならビジネスカードの方が良いでしょう(追加カードの年会費が無料のため)
3-12. デルタ航空
アメリカの航空会社でスカイチームに所属しています。
「スカイマイル」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『JCB Biz ONE 一般』 | 永年無料 | 0.6% |
『JCB CARD Biz一般』 | 1,375円(初年度無料) | 0.3%〜0.45% |
『JCB Biz ONE ゴールド』 | 5,500円(初年度無料) 年間100万円以上利用で翌年度も無料 | 0.6% |
『JCB CARD Bizゴールド』 | 11,000円(初年度無料) | 0.3%〜0.45% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『ダイナースクラブコーポレートカード』 | 13,200円 | 0.5% |
『ダイナースクラブ ビジネスカード』 | 27,500円 | 0.5% |
『JCB CARD Bizプラチナ』 | 33,000円 | 0.3%〜0.45% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
カードの利用金額が多く、制限なくマイルへ交換したい方はアメックスが発行している法人カードがおすすめです。
3-13. ハワイアン航空
アメリカ・ハワイ州の航空会社でJALと提携関係にあります。
「HawaiianMiles(ハワイアンマイルズ)」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『Mastercard Titanium Card』 | 55,000円 | 0.6% |
『Mastercard Black Card』 | 110,000円 | 0.6%~0.9% |
『Mastercard Gold Card』 | 220,000円 | 0.9% |
カードのグレードによる還元率の差はないので、あなたの企業に必要な特典やサービスが含まれるカードを選ぶと良いでしょう。
3-14. フィンランド航空
フィンランドの航空会社でJALと同じワンワールドに所属しています。
以前は「フィンエアープラス(Finnair Plus)」という名前のマイルが貯まりましたが、2024年5月22日からAvios(ブリティッシュ・エアウェイズなどで導入されているマイル)に自動的に3対2の比率で換算されます。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
3-15. ブリティッシュ・エアウェイズ
イギリスの航空会社でJALと同じワンワールドに所属しています
「アヴィオス(Avios)」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『三井住友カード ビジネスオーナーズ』 | 永年無料 | 0.25%〜0.75% |
『三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード』 | 1,375円(初年度無料) | 0.25% |
『マネーフォワードビジネスVISAカード(クラシック)』 | 1,375円(初年度無料) | 0.25% |
『三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド』 | 5,500円(年100万利用で永年無料) | 0.25%〜0.75% |
『三井住友ビジネスカード for Owners/ゴールドカード』 | 11,000円(初年度無料) | 0.25% |
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『マネーフォワードビジネスVISAカード(ゴールド)』 | 11,000円(初年度無料) | 0.25% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード』 | 13,200円 | 0.5%〜0.8% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』 | 36,300円 | 0.5%〜0.8% |
『三井住友ビジネスカード for Owners/プラチナカード』 | 55,000円 | 0.25% |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 0.5%〜2.4% |
還元率を重視するならアメックスで発行している法人カードが1番良いです。
カードのグレードによる還元率の差はないので、あなたの企業に必要な特典やサービスが含まれるカードを選ぶと良いでしょう。
3-16. ユナイテッド航空
アメリカの航空会社でANAと同じスターアライアンスに所属しています。
「マイレージプラス」という名前のマイルが貯まります。
下記法人カードの利用で貯まるポイントをマイルに交換できます。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『ダイナースクラブコーポレートカード』 | 13,200円 | 0.5% |
『ダイナースクラブ ビジネスカード』 | 27,500円 | 0.5% |
『Mastercard Titanium Card』 | 55,000円 | 0.6% |
『Mastercard Black Card』 | 110,000円 | 0.6%~0.9% |
『Mastercard Gold Card』 | 220,000円 | 0.9% |
カードの利用金額が多く、制限なくマイルへ交換したい方は『Mastercard Titanium Card』などラグジュアリーカードが発行している法人カードがおすすめです。
4. 法人カードについてよくある4つの質問
この章では法人カードについてよくある質問を紹介します。
- 法人カードと個人用カードの違いはありますか?
- 「法人カード」「コーポレートカード」「ビジネスカード」の違いはなんですか?
- 法人カードを導入するメリットはなんですか?
- 法人カードを導入するデメリットはなんですか?
この章を読むことで審査、メリット、デメリットなどのカード利用前に知っておかなければいけない情報がわかります。
4-1. 法人カードと個人用カードの違いはありますか?
法人カードと個人用カードは以下のように違います。
法人カード | 個人用カード | |
支払い口座 | 法人口座(個人事業主名義の口座) | 個人口座 |
審査対象 | 「企業」と「代表者個人」 | 申し込み者個人 |
初期利用限度額 | 高め(100万円〜1,000万円) | 低め(10万円〜300万円) |
キャッシング制度 | ないことが多い | ある |
利用目的 | 事業費の支払いのみ |
|
追加カード | 追加発行に制限がないものが多い | 家族カードの発行には制限がある |
支払い方法 | 原則1回払いのみ | 1回払い、分割払い、リボ払いなど |
ビジネス特典 | あり | なし |
※カード申込時に申請をし、カード会社が認める範囲で可能
ざっくり説明すると、法人の決済ツールとして利用や機能・制限が指定されています。
その性質上、高金利での短期借り入れ金になるキャッシング機能は原則使えず(銀行等の金融機関で融資を受けるのが普通です)、カード会社の貸し倒れリスクの高さから原則1回払いしかできません。
また、利用用途も交通費や仕入れ等の事業で使う費用にしか使えません。
クレジットカードの機能としてはVISAなど同じ国際ブランドのマークがあるお店やサービスで使えますが、個人の食料品購入等私用に使うと経理や会計の処理上望ましくなく、確定申告で税務署に提出する時に信頼性を失います。
場合によってカード会社の規約違反にもなり、利用停止や最悪強制退会となり今後そのカード会社ではクレジットカードを作れなくなるなどの可能性もあります。
その代わりに初期の利用限度額が高めで社員などに発行できる追加カードには制限がないものが多いです。
また、企業の業務を円滑にできるビジネス向けの優待やサービスが付き、個人用カードよりも特典が優れている傾向にあります。
4-2. 「法人カード」「コーポレートカード」「ビジネスカード」の違いはなんですか?
法人カードには「コーポレートカード」「ビジネスカード」など発行会社によって様々な呼び方があります。
発行会社ごとにサービスや呼び名が違う場合もありますが、基本的には業務上発生した支払いを経費扱いで支払えるクレジットカードのことをまとめて「法人カード」と呼んでいます。
ただ、細かく分類すると以下のように区分されていることが多いです。
- 「コーポレートカード」:大企業向け法人カード
- 「ビジネスカード」:中小企業向け法人カード
ただし、「コーポレートカード」「ビジネスカード」の使い分けは発行会社ごとに異なり、以下のような例外もあるので気をつけましょう。
JCBの区分方法
JCBでは中小企業向けの『JCB法人カード』の他に大企業向けカードとして「コーポレートカード」「ビジネスカード」があります。
- 『JCBコーポレートカード』:大規模企業向け一括振込型法人カードで、毎月のカード利用代金を一括で振り込むことができる法人カード
- 『JCBビジネスカード』:大規模企業向け使用者支払型法人カードと言われており、カード利用代金がカードを利用した社員の個人口座から自動振替
楽天カードの区分方法
楽天カードにも『楽天ビジネスカード』と呼ばれる法人カードがありますが、このカードは中小企業向けの法人カードとされています。支払い者も引き落とし口座も法人です。
「法人カード」「コーポレートカード」「ビジネスカード」の違いまとめ
「法人カード」「コーポレートカード」「ビジネスカード」は発行会社ごとにサービスや呼び名が違う場合もありますが、基本的にはまとめて「法人カード」と呼んでいます。
なぜなら、JCBではビジネスカードは大企業向けカードの中の個人用カードという位置付けだったのに対し、楽天カードでは中小企業向けの法人カードという位置付けになっていることなどから名前が重要な意味を持っていないからです。
また、最近では法人カードは法人経営者だけではなく、個人事業主の方も利用できるクレジットカードを発行する会社もあり、発行会社ごとの違いは複雑になってきています。
4-3. 法人カードを導入するメリットはなんですか?
法人カードには以下のように4つのメリットがあります。
- 経理事務の簡略化
- キャッシュフローが良くなる
- ポイントやマイルの優遇がある
- カードの付帯サービスを使える
経理事務の簡略化
法人経費は法人カードを利用することで法人用口座から引き落とされるようになるので、個人利用との区分が明確になります。また、立替金の清算などの処理がなくなるため、経理の仕事が効率的になります。
さらに、明細で経費の内訳を簡単に確認できるようになるので、経費の計上漏れがなくなります。
キャッシュフローが良くなる
企業経営をしているとどうしてもキャッシュフローが滞ってしまうことがあると思いますが、法人カードでの支払いは最大90日間の猶予があります。
そのため、法人用口座にある資金が増え、キャッシュフローが良くなります。
ポイントやマイルの優遇がある
カード会社によってはポイントやマイル還元のある法人カードを発行しています。
特に法人カードでは大きい金額の決済をすることも多く、想定以上にポイントやマイルが貯まります。
カードの付帯サービスを使える
法人カードには空港ラウンジが無料で使えるなどの付帯サービスがあるカードもあり、このサービスをカードの保有者全員が利用することができます。
4-4. 法人カードを導入するデメリットはなんですか?
法人カードには以下のように2つのデメリットがあります。
- 社員が不正をしてしまう可能性がある
- 年会費がかかる
社員が不正をしてしまう可能性がある
法人カードは基本的に各社員が普段から持っており、その利用は社員の倫理観に委ねられています。
社員が不正に利用したり、誤って利用してしまった場合でも法人口座から引き落とされてしまい、横領されやすいです。
もしカードを使用する社員が誤って利用してしまった場合は、きちんと報告するように伝えておく必要があります。
パーチェシングカードの導入で不正はある程度回避可能
業種・業態によりますが、特定の加盟店での取引しか利用できない「パーチェシングカード」を導入することで、社員の不正利用を回避できます。
物理カードが発行されず、部署名義でも発行可能、請求取りまとめによる支払先の一本化など規模の大きい企業には特にメリットが多い法人カードです。
年会費がかかる
法人カードは個人カードのように年会費無料のカードがほとんどなく、基本的に年会費がかかります。
ただ、年会費は経費として計上することができますし、中には無料のカードもあるので、わずかでも定期的な出費が気になる方は「年会費無料の法人カードおすすめ3選」の記事を参考にして年会費無料の法人カードを選びましょう。
5. まとめ
2025年現在、日本で発行されている使うとマイルが貯まる主要法人カード43枚を航空会社ごとに表にしてご紹介しました。
JALやANAで発行している法人カードの中にはカードの利用でマイルが貯まらない券種もあるので注意して選ぶ必要があります。
単純なマイル還元率だけでなく、追加カードの発行枚数や企業の規模によって条件は変わりますが、マイルが貯まるおすすめの法人カードは以下の通りです。
JALマイルを貯めやすいおすすめ法人カード
- 『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』:作りやすい
- 『UC法人カード 一般』:従業員が多い企業向け
- 『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️
・カード』:マイル還元率最高クラス
ANAマイルを貯めやすいおすすめ法人カード
- 『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』:作りやすい
- 『ANA JCB法人カード』:マイル還元率最高クラス&従業員が多い企業向け
- 『ANAダイナースクラブコーポレートカード』:マイル還元率最高クラス&利用額が多い企業向け
海外航空会社のマイルを貯めやすいおすすめ法人カード
貴方の事業や企業でよく利用する航空会社や路線によって異なりますが、法人カードの中で最多のJAL・ANAを含む15社の提携航空会社のマイルと交換できるアメックスの法人カードがおすすめです。
この記事でご紹介してきた内容が、貴方の事業規模に合った希望するマイルが貯められる法人カードを選ぶ一助になれれば幸いです。