結婚式の費用が払えない!払えなかった場合の対処法まとめ

結婚式 費用 払えない

「結婚式の費用が払えない」「結婚式の費用が払えなかったらどうしよう」と、結婚式の費用について気になっていませんか?

結婚式は費用が大きくかかりますが、結婚式費用の支払いがうまくいかないと、新婚生活がいきなりつまづくことになるので注意が必要です。

このページでは、金融機関につとめ、お金のプロとしてさまざまな相談に乗ってきた私が、結婚式の費用をを払えないとどうなるか、また、支払う方法についてまとめたものです。

  1. 結婚式はそもそもいくらかかる?
  2. 結婚式の費用を節約するポイント
  3. 結婚式の費用を払えない場合の3つの対処法
  4. 結婚式の費用に関するQ&A

このページを読めば、結婚式の相場や支払い方法が分かり、結婚式の費用をどうにかできるようになるので是非ご覧ください。

著者プロフィール
里中健吾(37歳)
新卒で、メガバンクに入社。個人向けの営業を経験した後、大手消費者金融に転職。消費者金融ではカードローンの審査に携わる。
その後、ネット銀行に転職し、銀行カードローンの審査業務に携わる。
個人でもSNS等でカードローンの相談を受け、1,000人以上に選び方や審査のコツを伝授してきた。

1. 結婚式はそもそもいくらかかる?

2021年のゼクシィ結婚トレンド調査によれば、結婚式費用は全国平均で292万円だったということです。

もちろん、結婚式の費用は、規模や地域によって費用は大きく変わります。

下の表は、結納から挙式、新婚旅行にかかった費用の合計と、結婚式の挙式やパーティーにかかった費用、合わせてご祝儀を地方別にまとめたものです。

都道府県結納〜新婚旅行等総額結婚式ご祝儀額
全国393.4323.6176.8
北海道229.4172.082.2
青森・秋田・岩手284.2228.8159.5
宮城・山形341.6277.6167.3
福島322.0267.1177.8
茨城・栃木・群馬347.2286.8171.3
首都圏393.4323.6176.8
新潟306.1250.7142.0
長野・山梨345.3282.4155.0
北陸326.4263.3181.4
静岡356.2293.1190.8
東海372.7309.1171.0
関西350.9287.4174.4
中国315.8255.9165.9
四国316.2253.5186.4
九州357.6295.0206.6

(単位は万円)

参照:ゼクシィ結婚トレンド調査

ご祝儀を差し引いたとしても、結婚式の費用は100~150万円程度はかかります。

また、新婚旅行や結婚指輪のことを考えると、さらにお金がかかることを想定しておく必要があります。

1-1. 結婚式の費用の内訳

結婚にかかる費用の内訳は次の表の通りです。

やはり披露宴に一番大きなお金がかかっていることが分かります。

その次に、新婦さんの衣装や婚約指輪にかかります。

項目全国平均
婚約指輪35.0万円
結婚指輪(2人分)25.4万円
披露宴292.3万円
挙式料30.4万円
料理(一人分)2.0万円
新婦の衣装45.8万円
新郎の衣装15.9万円
ブライダルエステ7.0万円
ギフト(一人分)0.7万円
ブーケ(一個分)3.3万円
 会場装花16.3万円
ウェルカムアイテム1.5万円
 スナップ撮影20.9万円
 ビデオ撮影 20.0万円
 新婚旅行29.9万円

参照:ゼクシィ結婚トレンド調査

地域別に詳しく知りたい方は、ゼクシィ結婚トレンド調査をご覧ください。

結婚式の費用を節約したいなら、費用を細分化し、削ることができないか考えることが大切です。

リストアップして、何が必要で何が要らないか、2人で考えてみましょう。

1-2. 結婚式の払い方

結婚式の支払いは事前払いが基本で、次の方法があります。

項目全国平均(単位は万円)
現金払い・一番メジャーな支払い方法
クレジットカードポイントがつくので一番おすすめ
・分割払いは利息が高いので注意
ブライダルローン・結婚費用に使えるローン
・金利4~7%で低めに借りられる

現金払いしか受け付けていない所も多いです。

もし、可能ならポイントが付くクレジットカードがおすすめです。ただ、分割払いやリボ払いにすると金利が高くて破産しかねないので止めましょう。

お金を親に援助してもらうことができない場合は、ブライダルローンがおすすめです。金利が7~12%程度で一般的なカードローンよりもだいぶ低く借りられます。

2. 結婚式の費用を節約するポイント

「結婚式の費用が払えない」と悩んでいる方は、まずは結婚式の費用をおさえることを考えましょう。

また、逆に、節約するのがNGなポイントもあるので、合わせて紹介します。

2-1. 結婚式の費用を節約するための5つのポイント

具体的には、次の方法があります。

  1. 料金交渉をする
  2. 結婚式の日程を工夫する
  3. 装飾をハンドメイドする
  4. 写真・動画を外部に依頼する
  5. 日々の出費をおさえて貯める

それぞれ紹介します。

ポイント① 料金交渉をする

一番大事なのは結婚式場選びで、予算に見合った結婚式会場を選ぶことです。

そこから、好印象・好感触の結婚式場をピックアップし、値引き交渉をします。

交渉をするには、次のポイントをおさえましょう。

  • 予算を伝える
  • 他の結婚式場と比較していることを伝える
  • 希望条件に優先順位をつけておく

値引き交渉をする時は、「◯◯万円なら即決する」というように、値引きすれば決定することを先方に伝えることが大切です。

値引き額を提示しても決定されなければ、先方も骨折り損になってしまいます。

また、値引きするために、どういう点を削っても大丈夫かなど、前もって相談しておきましょう。

ポイント② 結婚式の日程を工夫する

結婚式が安くなるのは、冬の1~2月、夏の7~8月です。

寒い時と暑い時は避けられる傾向にあり、結婚式の費用が安くなります。

また、六輝(大安・友引・先勝・先負・仏滅・赤口)などに、こだわりもなければ、それも安くできることにつながります。

また、結婚式を挙げるまでの日数が短いほど費用が安くなる傾向もあるので、3~6ヶ月前に予約することも検討すると良いでしょう。

ポイント③ 装飾をハンドメイドする

結婚式に使う品物をハンドメイドにすると、費用をおさえることにつながる場合があります。

具体的には、次のようなことです。

  • ウェルカムボード
  • 芳名帳
  • ウエディングツリー
  • ウェルカムツリー

自分でできそうなものは自分ですると、費用をおさえられます。

ポイント④ 写真・動画を外部に依頼する

カメラマンはセルフで依頼すると、値段をおさえられることが多いです。

ただし、写真や動画の質がイマイチだったり、持ち込み料として費用が請求される場合があるので注意が必要です。

しかし、外注した方が安くなる可能性が高いことは確かです。

ポイント⑤ 日々の出費をおさえて貯める

これは、結婚式の費用とは直接関係ありませんが、結婚式の費用を捻出するためには、生活費を見直すことも大変有効です。

  1. 同棲して住居費を節約する
  2. 外食をできるだけ減らす
  3. 計画的に貯金をする

結婚式の費用が高いと悩んでいる時は、普段の生活費を削り、貯金を積み上げることが大切です。

結婚式の費用節約とあわせて2人で検討しましょう。

2-2. 結婚式の費用を節約するのがNGなポイント

次の費用を削減すると、満足のいかない結婚になる恐れがあるので注意してください。

  1. 食事
  2. 引き出物

来賓の方への出費を減らすと、せっかく来てもらった人が満足がいかないばかりではなく、主催者側も不満に思ってしまい、後悔する恐れがあるということです。

来賓の人々がガッカリするようなことが無いようにしましょう。

3. 結婚式の費用を払えない場合の3つの対処法

結婚式の費用が節約しても払えない場合は、次のような対処法があります。

  1. 親族から援助を受ける
  2. ブライダルローンを使う
  3. カードローンを使う

それぞれ紹介します。

対処法① 親族から援助を受ける

結婚式の費用が自分たちで払うのが難しい場合は、自分たちの親に相談することが一番です。

結婚式費用は1人300万円まで贈与税が非課税で受け取ることができます。

銀行で結婚・子育て資金専用口座を開設して入金し、引き出す際は領収書を提出して引き出すことになります。

→詳細は国税庁のページ

もし、もらうことができなくても貸してもらえる場合もあるでしょうから、まずは家族を当てにしましょう。

対処法② ブライダルローンを使う

家族に借りることができない場合は、ブライダルローンを検討しましょう。

ブライダルローンや多目的ローンを利用すれば、金利をだいぶおさえて借りることが可能です。

金融機関金利特徴
楽天銀行ブライダルローン7.0%・最大300万円まで
スルガ銀行8.8~12.8%・最大800万円まで
最大3ヶ月無利息返済
住信SBI銀行フリーローン3.775~12.75%・証券口座があると1%引き

あまり数は多くはありませんが、通常のカードローンよりも金利が低めに設定されています。

利息がかかるので、利用は計画的にしましょう。

対処法③ カードローンを使う

「結婚式費用を払って生活費がキツイ」「今度の給料日まで借りたい」というように、短期的な借り入れをしたいなら、カードローンを検討しても良いでしょう。

1ヶ月なら無利息で借りることができるカードローンと、低めの金利で借りられるカードローンをご紹介します。

プロミス|最短3分で借りられるおすすめのカードローン

プロミスのロゴ

プロミス」はSMBCグループの株式会社SMBCコンシューマーファイナンスによって運営されるカードローンです。

即日で借りられるカードローンはたくさんありますが、以下のポイントでプロミスがおすすめです。

  • 金利が若干安い(他は18.0%が多い)
  • 初回利用から30日間利息ゼロ(メールアドレス登録とWeb明細利用登録が必要)
  • 利用でポイントがたまり無利息期間等と交換可能
  • Vポイント付与などのお得なサービスあり
  • 自社だけでなく三井住友銀行のローン契約機が使えるので手続きが簡単

以上のことから、短期的に借りたいという方に最もおすすめのサービスです。

運営会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社実質年率4.5%~17.8%
在籍確認手段原則、書類土日可能か
審査スピード融資まで最短3分家族に知られる可能性
(来店でのカード受取推奨)
上限額500万円収入証明書50万円以上
他社合計100万円以上
来店要否不要口座要否不要
申込対象者満18~74歳 ※
(収入あれば学生・専業主婦・フリーター可)

年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必要です。 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

プロミス公式ページ:

https://cyber.promise.co.jp/

プロミスの評判が気になる方は300人分の口コミをまとめましたので「300の口コミ・評判でわかるキャッシング『プロミス』完全ガイド」を参考にしてみてください。

JCB カードローンFAITH|ブライダルローン並みに金利がお手頃なカードローン

JCBのカードローンFAITH

JCB カードローン「FAITH」』は、50万円以下の限度額で12.50%と最も低金利のカードローンの一つです。

最大2.5ヶ月分の利息キャッシュバックキャンペーンをやっており、このキャンペーンを入れると最もおすすめのカードローンと言えます。(2024年4月1日(月)~2024年9月30日(月)に入会した方が対象)

アルバイトや学生の方は利用できないものの、企業で社員として働いている方であれば申し込みが可能です。

クレジットカードの審査のノウハウを生かして、きちんと柔軟に審査をしてくれるので、銀行のカードローンがダメだった方にもチャンスはあります。

運営会社株式会社ジェーシービー通常金利4.40%~12.50%
在籍確認手段原則、電話連絡なし(書面や申告内容で確認)土日可能か
審査スピード最短即日融資(※)家族に知られる可能性
(カードは郵送)
上限額最大500万円収入証明書原則必要
来店要否不要口座要否不要
申込対象者年齢20~69歳
(学生・専業主婦・フリーター不可)

※キャッシング振り込みサービスを利用すれば、カード到着前に借り入れが可能です。平日AM9:00~PM2:30の間なら最短数十秒で借入できます。

JCB カードローン「FAITH」公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/loancard/faith/index.html

FAITHについて詳しく知りたい方は、こちらのページ「JCBカードローンFAITHを辛口評価|口コミで分かる注意点まとめ」をご覧ください。

4. 結婚式の費用に関するQ&A

結婚式の費用についてよくある疑問をQ&Aにしてご紹介します。

  1. みんなは結婚式の費用をどれくらい貯めていますか?
  2. 結婚式の費用を分割払いはできますか?
  3. カードローンとブライダルローンはどちらが良いですか?
  4. クレジットカードでは払えないでしょうか?
  5. 結婚式にキャンセル料はかかりますか?

それぞれ紹介します。

4-1. みんなは結婚式の費用をどれくらい貯めていますか?

下の表は、地域別に結婚式の貯蓄額をまとめたものです。

全国平均で300万円は取ってあることがわかります。

都道府県平均
(万円)
~100
(%)
100~199
(%)
200~299
(%)
300~399
(%)
400~499
(%)
500~
(%)
全国3107.321.622.319.310.519.0
北海道2159.230.835.015.04.25.7
青森・秋田・岩手19818.237.919.710.66.17.6
宮城・山形23014.534.821.75.810.112.9
福島18522.429.319.022.45.21.7
茨城・栃木・群馬2808.827.722.317.66.117.7
首都圏3416.718.419.620.910.823.5
新潟28313.121.422.616.715.510.8
長野・山梨2607.428.423.220.06.314.9
北陸2786.521.721.723.926.112.0
静岡2895.925.920.020.012.915.4
東海3315.416.722.719.913.621.8
関西3495.416.823.919.013.121.9
中国2806.925.825.218.910.113.3
四国23611.525.630.815.43.812.9
九州2895.925.721.320.89.916.4

参照:ゼクシィ結婚トレンド調査

結婚式の規模によって必要な資金は違うので、300万円なんて無いとあきらめる必要はありません。

昨今は結婚式にかける費用が下がってきていますし、結婚式の内容にこだわらないならば、安くまとめることもできます。

4-2. 結婚式の費用を分割払いはできますか?

結婚式の費用は、一括払いが基本ですが、クレジットカードで払う場合は、分割払いやリボ払いにすることも可能です。

ただし、クレジットカードの分割払いやリボ払いは金利が高いのでおすすめはしません。

それなら、金利の安いブライダルローンを利用する方が安くおさまります。

4-3. カードローンとブライダルローンはどちらが良いですか?

ブライダルローンの方が金利が低くおさえられているので、結婚式費用ならブライダルローンを検討しましょう。

もし、ブライダルローンが無理だった場合は、金利の低いJCB カードローン「FAITH」などを検討するのがおすすめです。

ちなみに、カードローンは利用方法が基本的になんでも大丈夫なので、結婚後の資金不足にも向いています。

4-4. クレジットカードでは払えないでしょうか?

クレジットカードが使えるかは結婚式場によるので、前もって調べておきましょう。

ちなみに、結婚式の費用が高額になり、クレジットカードの毎月の限度額が足りなくても、電話して相談すれば、一時的に限度額を上げてもらうことが可能です。

クレジットカードで支払うとポイントが付くので、少しでも節約したいなら、なるべくクレジットカードOKのところを選びましょう。

4-5. 結婚式にキャンセル料はかかりますか?

レストランの予約の時のように、キャンセルする時期によってキャンセル料は異なってきます。

以下のキャンセル料は一例です。

キャンセル時期費用
挙式日の179日~150日前まで申込金の全額+実費
149日~90日前(約3ヶ月前)まで見積もり金額の20%+実費
89日~60日前(約2ヶ月前)まで見積もり金額の30%+実費
59日~30日前(約1ヶ月前)まで見積もり金額の40%+実費
29日~10日前まで見積もり金額の45%+外注解約料(司会など)+実費
9日~前日まで見積もり金額の45%+外注解約料+納品済み物品代金
挙式・披露宴当日見積もり金額の100%

参照:マイナビウエディング

こんなにキャンセル料がかかるのはもったいないですから、キャンセルしないように注意しましょう。

5. さいごに

結婚式の支払いができない場合の対処法についてご紹介してきましたが、参考になりましたか?

結婚式の費用が払えない場合は、まずは結婚式の予算を決め、節約できるところは節約し、ご両親に支援を頼み、それが無理ならブライダルローンの利用を検討しましょう。

結婚式でつまずくと、新婚生活が上手くいかなくなる恐れがあるので注意してください。

このページが、読者の皆様の結婚式の費用捻出にお役に立てることをお祈りします。