ソニー銀行のFXが気になっているけど、比較サイトによって賛否両論あるし、本当のところソニー銀行ってどうなの?と疑問に思っていませんか?
結論としては、「ソニー銀行は自己資本比率9.58%と健全な水準を維持している点や、サポート体制が充実してる点などから一定の支持があるFX業者と言えますが、他のFX業者と比較して物足りなさを感じる項目も多く、検討している方へはニーズに合った他のFX業者がおすすめ」といえます。
このページでは、私自身の10年以上のFX経験と周囲のトレーダーからの評判、実ユーザー150人の口コミ情報の分析をもとに「ソニー銀行の総評とおすすめする人・しない人」について、以下の流れに沿ってわかりやすく解説します。
すべて読めば、ソニー銀行が自分に向いているかどうかがわかり、口座開設からトレードまでの一連の流れを理解した上で最良の決断ができるようになるでしょう。
1. ソニー銀行の総評と特徴
<総評>
『ソニー銀行』は他社と比較した上で、「安全性」「サポート」が比較的優れています。安全性の面では自己資本比率9.58%という健全な財務状況であり、安心感があるといえるでしょう。
その他の項目に関しては、完全に他社に先をいかれている点として物足りなさが際立ちます。
安全性の高いFX業者という点と、サポート体制が充実している点から一定の支持を集めているFX業者ですが、他社と比較した際にずば抜けたメリットがなく、ソニー銀行一本でメイン口座として使うには若干物足りなさを感じるかもしれません。
※参考:勝ち組トレーダーがFX業者を選ぶ際に重視しているポイント
FX業者を比較する際には様々なポイントがあり、その中でも「何を重要視して選べばよいのかわからない」という声をよく聞きますが、私自身の経験と私の周囲の勝ち組トレーダーからの意見をまとめると、FX業者を選ぶ際に比較すべきポイントは上記の8項目です。
どのFX業者を選ぶかでトレード環境が大きく異なり、トレード成績にも大きな差が生まれる可能性があるためFX業者は慎重に選ぶべきですが、正直、すべての項目が満点の業者は存在しておらず、ニーズやレベルに合わせて使い分ける必要があります。
実際、勝ち組トレーダーは用途に合わせて3〜5つ程度の業者を使い分けている傾向があり、私自身も「デイトレード用」「資産形成向け中長期等レード用」「情報収集用」と3つの業者を使い分けていますが、その使い分けを判断する際に基準にしている項目が上記の8項目になります。
逆にいうと、上記8項目以外の項目はダイレクトにトレード成績に大きな影響を与える項目ではないため特に重視していないということです。
※ソニー銀行の口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。(ソニー銀行公式ページへ)
1-1. ソニー銀行の特徴
ソニー銀行には他のFX業者と比較して以下のような2つの特徴があります。
- 健全財務経営による安心感(安全性)
- 充実のサポート体制
特徴①|健全財務経営による安心感(安全性)
ソニー銀行の一番の特徴として、格付機関からの格付けの高さや、自己資本比率9.58%と健全な財務体質で、安心して取引ができるという点が挙げられます。
自己資本比率とは、自己資本を総資産で割った比率のことであり、経営の健全性を表わす経営指標のひとつです。銀行については、国際決済銀行という国際機関が定めたBIS規制(=Bank International Settlement)により、国際的に仕事をする銀行は8%以上、国内でのみ仕事をする銀行は4%以上を維持することが義務付けれています。
この自己資本比率を確認することで、その企業の財務の健全性をある程度把握することが可能ですが、ソニー銀行は2019年6月時点で自己資本比率9.57%と8%以上と規制された国際業務基準を上回っています。
また、スタンダード&プアーズ、日本格付研究所(JCR)といった格付機関による格付け評価についても、上図のとおりソニー銀行は2019年6月時点で高格付けされています。
参考:日本格付研究所(JCR)の格付定義
※日本格付研究所公表資料より抜粋
特徴②|充実のサポート体制
ソニー銀行では、平日9時〜20時のサポートに加え、ほとんどのFX業者が受け付けていない土日祝日の9時〜17時の間も問い合わせが可能です。取引システムの操作方法やソニー銀行FXの問い合わせにメールもしくはフリーダイアルにて対応しています。
1-2. ソニー銀行のメリット
ソニー銀行のメリットは大きく以下の2つです。
- 健全財務経営による安心感(安全性)
- 充実のサポート体制
やはり、「安全性の面で財務が健全である点」がソニー銀行の最大のメリットと言えます。また、サポート体制が手厚い点も安心感がありメリットと言えます。
1-3. ソニー銀行のデメリット
反対に、ソニー銀行のデメリットは大きく以下の3つが挙げられます。
- スプレッドが比較的広め
- 情報量が少ない
- 決定的なメリットに欠ける
ソニー銀行のスプレッドは変動であることに加え、他の業者と比較して比較的広めの設定になっている点や情報量が少なく、情報収集用口座には向かない点が最大のデメリットと言えます。
その他の決定的なメリットも少ないため、やはりメイン口座としてソニー銀行一本で使うには物足りない印象が拭えません。
ソニー銀行の主要通貨ペアに於けるスプレッドは以下の通りです。
2. ソニー銀行をおすすめする人とおすすめしない人
前述のとおり、すべての項目が満点のFX業者は存在しませんので、自身のニーズやレベルに合わせた使い分けが肝心です。
これまでの評価を踏まえて、「ソニー銀行をおすすめする人としない人」について以下にまとめております。
2-1. ソニー銀行をおすすめする人
結論から言うとソニー銀行をメイン口座として使用するのはおすすめしません。しかし、敢えて開設する場合は、特に以下の2つのタイプの人には向いています。
- 健全財務経営による安心感(安全性)を重視する人
- サポート体制が充実した業者を探している人
ソニー銀行は、「健全財務経営による安心感(安全性)」「サポート体制」を重視する方はニーズに合った業者と言えます。
しかしながら、総合的な観点で見た際には、残念ながら業界内で優れているとは言い難く、初めての口座やメイン口座として検討されている方にはその他サービスなども踏まえ、総評として上回っている他のFX業者をおすすめします。
2-2. ソニー銀行をおすすめしない人
- 初めての口座やメイン口座を探している人
初めての口座やメイン口座をお探しの方へは以下の業者がおすすめです。
- 『DMM FX』『LINE FX』・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
- 『SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
- 『GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
- 『ヒロセ通商』・・・・・・・ 幅広い通貨ペアで取引したいならココ
- 『マネーパートナーズ』・・・ 高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
- 『JFX』・・・・・・・・・・ 全ての人の情報収集用におすすめ
既にメイン口座を持っていて、更に自分のニーズにあった口座をお探しの中上級者の方には、以下の業者がおすすめです。
- 『OANDA証券』|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
- 『SBI FXトレード』|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
- 『FXプライムby GMO』|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
DMM FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ①
『DMM FX』を運営するDMM.com証券は国内口座数で業界最大規模の業者※である大手業者です。
その実績のとおり、「スプレッド」「約定力」「情報量」「取引ツール」の最重要4項目すべてにおいて高次元で満たしており、総合的に非常にバランスの良い業者です。
また、取引するほどポイントが貯まり、貯めたポイントは現金化できる非常にお得な「ポイント制度」もあるため、お得な口座と言えます。
初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。
※DMM FXと外為ジャパンFX合算での実績で集計
LINE FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ②
『LINE FX』は、スプレッドも業界最狭水準で、約定力にも定評があり、急な経済変動のニュースをLINEで報告してくれたりとFXトレーダーにとってとても嬉しいサービスが充実した総合的にも非常におすすめな業者です。
また、取引ツールの性能も非常に高く、LINEアプリと連動していることからとても使いやすい点も魅力です。
総合的に優れていることから、初めてFX口座を開設する初心者から本格的にFXトレードを行っている人まで、すべての人におすすめの口座です。
SBI FXトレード|総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
『SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。
「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。
さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。
高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。
GMO外貨|スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
『GMO外貨』で使う取引ツールである「GMO外貨アプリ」等は非常に使いやすいと評判で、利用者が非常に多い業者です。
スプレッドの面でも多くの通貨ペアで業界最狭水準であると共に、スマホツールの操作性の高さでは一歩抜けており、初心者にはおすすめの業者です。
ヒロセ通商|幅広い通貨ペアで取引したいならココ
『ヒロセ通商』は、「スプレッド」だけでなく、「約定力」に定評があり、「取引可能通貨ペア数が51通貨ペア」と業界大手平均の20通貨ペア程度と比較して非常に多い(国内主要FX業者では最多)という魅力のある業者です。
マイナー通貨も含めて幅広い通貨ペアでチャンスを狙いたい人や高金利通貨ペアでスワップポイント(金利)狙いのトレードもやりたい人におすすめです。
マネーパートナーズ|高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
『マネーパートナーズ』は高機能な取引ツールに定評があり、積極的に取引をする専業トレーダーの中でも利用者の多い業者です。
標準スプレッドも業界最狭水準である上、
JFX|全ての人の情報収集用におすすめ
『JFX』は、元外銀凄腕ディーラーの有名社長が運営する優良業者です。
ヒロセ通商と同じシステムを使った業者であるため、「アプリ」「スプレッド」「約定力」「スワップポイント」等の点ではヒロセ通商とほぼ同等のサービスを提供しています。
また、ヒロセ通商でも配信されている小林社長自らによる毎日の戦略レポートは、経済ニュースの読み解きが苦手な初心者には非常に大きなメリットです。
毎朝、下図のように小林社長自らが考えたその日の通貨ペア毎の具体的な参入レベルや利食いレベル等を配信してくれ、詳細については「モーニングショット」という音声解説で聞くことができます。
また、夜にはその日の相場結果を音声解説してくれる「イブニングショット」もあるため、これらを毎日確認しているだけで、次第にプロと同様な相場観を養うことができます。
総合的に見てレベルの高い業者であり、1日の中で随時配信される小林社長の戦略情報は非常に役に立ちますので、特に情報収集を重視したい人や、自分で経済ニュースを読み解けない初心者におすすめです。
上記サービスは口座を開設するだけで使えますので、既にメイン口座を持っている人でも、情報収集や相場観養成のために持っておくことをおすすめします。
OANDA japan(MT4)|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
『OANDA証券』は、世界で最もメジャーで非常にカスタマイズ性が高く高性能な『MT4』という取引ツールを使ってトレードができる国内では数少ない業者です。
『MT4』は、独自のプログラミング言語を用いて作られており、その言語についての専門知識のある人であれば自分でオリジナルのテクニカル指標や自動取引システム(EA)を作ってインストールすることができるという、非常にカスタマイズ性が高いことから世界中で最も多く使われている取引ツールです。
そのため、世界中で非常に多くのテクニカル指標やEAが作られ流通しており、その種類は無限大です。
さらに、一度に表示できるテクニカル指標もいくらでも増やせるため、テクニカル分析を行う上では圧倒的に高性能で、いまのところ右に出るツールはないといえるでしょう。
テクニカル分析だけに限っていえば圧倒的ですが、入出金機能や情報配信機能等のその他の便利機能は皆無ですので複数口座の使い分けが必要な場合もありますが、非常におすすめの業者です。
SBI FXトレード|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
『SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。
「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。
さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。
高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。
GMOコイン|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
『FXプライムby GMO』は、MT4を除けば2位のSBI FXトレードに次いでテクニカル指標の種類が多く、チャートの多重表示機能やチャートを見ながら注文できる機能等のその他の項目も同等レベルに高性能な業者です。
さらに、GMOコインは「情報量の多さ」という点でも定評がありおすすめです。ニュース配信の情報源として「GI24」「Market Win24」の2つの媒体を活用している上に、毎日数回に分けて時間帯毎のマーケット戦略をレポート配信してくれるため、自分の行った分析と比較できる等、非常に重宝します。
ネガティブポイントとして、スプレッドが広めなのが惜しいですが、おすすめの一社です。
※FXの口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。
3. ソニー銀行の口座開設で注意すべき7つのポイント
ソニー銀行に於ける「口座開設〜トレード〜解約」までの流れは以下のとおりです。
上図のような一連の流れの中では大きく分けて以下のような注意点があります。
- 「申込み」に関する3つの注意点
- 「トレード」に関する2つの注意点
- 「解約」に関する2つの注意点
3-1. 「申込み」に関する3つの注意点
ソニー銀行の口座開設申込みの際に注意すべき点は以下の3つです。
- マイナンバー登録が必要
- PCメールアドレスが必要
- 開設可能なのは本人名義のみ
ほとんどの人にとっては、大きな問題となるような項目はありませんが、「PCメールアドレス」については「会社のものしか持っていない」「ほとんど使っていないのでID/PWを忘れてしまった」というような人は口座開設前にあらかじめGoogleやYahooのアカウントを作成し、フリーメールアドレスを取得するようにしましょう。
3-2. 「トレード」に関する2つの注意点
ソニー銀行の口座でトレードする際に注意すべき点は以下の2つです。
- 証拠金維持率が50%をを下回ると強制決済となる
- 確定申告の際に必要な年間損益報告書の出力にはPCとプリンターが必要
ソニー銀行では、トレーダーの有効証拠金がロスカット基準額(証拠金維持率が50%となる水準)を下回った際にロスカットを執行します。
さらに、細かい注意点として、普段のトレードはスマートフォンだけでも大きな問題は有りませんが、年に一度の確定申告の際には「年間損益報告書」を出力するためにPCでのログインとプリンター出力が必要になりますので注意が必要です。(私も、以前は自宅にプリンターがなく、会社でこっそりと出力した経験があります。)
3-3. 「解約」に関する2つの注意点
ソニー銀行口座の「解約」に関する注意点は以下の2つです。
- 解約時は口座残高が0円になっている状態が必須
- 「外国為替証拠金取引口座解約」にて解約する
まずは取引口座へログインし全てのポジションがないこと・残金がないことを確認します。次に、PCのLight版へログイン後、「各種設定」内の「外国為替証拠金取引口座解約」より解約手続きを執行します。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
ソニー銀行に対する疑問が解消できたのではないでしょうか。
現在日本には数多くの様々なFX業者が存在しておりますが、一社で全てのニーズを満たす業者はほとんどありませんので、自分のニーズに合わせて使い分けることが肝心です。
きちんと自分に合うFX業者を選び、後悔しないFX人生を送りましょう!
FXに挑戦してみようと思われた方は、今回ご紹介した以下の業者の中から自分に合った業者を探すと間違いないですよ!是非、ご参考にしてみてください。
〈メイン口座におすすめなFX業者〉
- 『DMM FX』『LINE FX』・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
- 『SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
- 『GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
- 『ヒロセ通商』・・・・・・・ 幅広い通貨ペアで取引したいならココ
- 『マネーパートナーズ』・・・ 高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
- 『JFX』・・・・・・・・・・ 全ての人の情報収集用におすすめ
〈中上級者におすすめなFX業者〉
- 『OANDA証券』|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
- 『SBI FXトレード』|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
- 『FXプライムby GMO』|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
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