フィリップ証券が気になっているけど、比較サイトによって賛否両論あるし、本当のところフィリップ証券ってどうなのと疑問に思っていませんか?
結論としては、「フィリップ証券は、アジア圏では有名な大手企業フィリップキャピタルグループのFX会社という安心感や、多彩な通貨ペアが揃っている点などから一定の支持があるFX業者と言えますが、他のFX業者と比較して物足りなさを感じる項目も多く、検討している方へはニーズに合った他のFX業者がおすすめ」といえます。
このページでは、私自身の10年以上のFX経験と周囲のトレーダーからの評判、実ユーザー150人の口コミ情報の分析をもとに「フィリップ証券の総評とおすすめする人・しない人」について、以下の流れに沿ってわかりやすく解説します。
すべて読めば、フィリップ証券が自分に向いているかどうかがわかり、口座開設からトレードまでの一連の流れを理解した上で最良の決断ができるようになるでしょう。
1. フィリップ証券の総評と特徴
<総評>
『フィリップ証券』は他社と比較した上で、「通貨ペア」が優れており、その他の項目に関しては、完全に他社に先をいかれている点として物足りなさが際立ちます。
アジア圏では有名な大手企業フィリップキャピタルグループのFX会社という点と、多彩な通貨ペアが取り揃っている点から一定の支持を集めているFX業者ですが、他社と比較した際にずば抜けたメリットがなく、フィリップ証券一本でメイン口座として使うには若干物足りなさを感じるかもしれません。
※参考:勝ち組トレーダーがFX業者を選ぶ際に重視しているポイント
FX業者を比較する際には様々なポイントがあり、その中でも「何を重要視して選べばよいのかわからない」という声をよく聞きますが、私自身の経験と私の周囲の勝ち組トレーダーからの意見をまとめると、FX業者を選ぶ際に比較すべきポイントは上記の8項目です。
どのFX業者を選ぶかでトレード環境が大きく異なり、トレード成績にも大きな差が生まれる可能性があるためFX業者は慎重に選ぶべきですが、正直、すべての項目が満点の業者は存在しておらず、ニーズやレベルに合わせて使い分ける必要があります。
実際、勝ち組トレーダーは用途に合わせて3〜5つ程度の業者を使い分けている傾向があり、私自身も「デイトレード用」「資産形成向け中長期等レード用」「情報収集用」と3つの業者を使い分けていますが、その使い分けを判断する際に基準にしている項目が上記の8項目になります。
逆にいうと、上記8項目以外の項目はダイレクトにトレード成績に大きな影響を与える項目ではないため特に重視していないということです。
※フィリップ証券の口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。(フィリップ証券公式ページへ)
1-1. フィリップ証券の特徴
フィリップ証券には他のFX業者と比較して以下のような2つの特徴があります。
- フィリップキャピタルグループのFX会社という安心感
- 多彩な通貨ペア
特徴①|フィリップキャピタルグループのFX会社という安心感
フィリップ証券は世界15カ国に拠点を持つフィリップキャピタルグループの一員であり、フィリップキャピタルグループは72万人以上の顧客、自己資本10億ドル以上のアジアを代表する総合金融グループです。
大手企業という安心感を重視する人にとっては大きなメリットと言えます。
特徴②|多彩な通貨ペア
グローバル展開をしているフィリップグループの強みを生かして、日本円の関係しない通貨ペアや珍しい通貨ペアを取り揃えています。様々な通貨ペアで試してみたい方にとってはポイントと言えます。
1-2. フィリップ証券のメリット
フィリップ証券のメリットは大きく以下の2つです。
- フィリップキャピタルグループのFX会社という安心感
- 通貨ペア数が比較的多い
やはり、比較的規模の小さな会社の多いFX業界に於いて、規模の大きなフィリップキャピタルグループのFX会社という安心感がフィリップ証券の最大のメリットと言えます。また、業界内でも比較的多い「24種類の通貨ペア」が使えるという点もメリットと言えます。
1-3. フィリップ証券のデメリット
反対に、フィリップ証券のデメリットは大きく以下の3つが挙げられます。
- スプレッドが比較的広め
- 情報量が少ない
- 決定的なメリットに欠ける
フィリップ証券のスプレッドは変動であることに加え、他の業者と比較して比較的広めの設定になっている点や情報量が少なく、情報収集用口座には向かない点が最大のデメリットと言えます。
その他の決定的なメリットも少ないため、やはりメイン口座としてフィリップ証券一本で使うには物足りない印象が拭えません。
フィリップ証券の主要通貨ペアに於けるスプレッドは以下の通りです。
2. フィリップ証券をおすすめする人とおすすめしない人
前述のとおり、すべての項目が満点のFX業者は存在しませんので、自身のニーズやレベルに合わせた使い分けが肝心です。
これまでの評価を踏まえて、「フィリップ証券をおすすめする人としない人」について以下にまとめております。
2-1. フィリップ証券をおすすめする人
結論から言うとフィリップ証券をメイン口座として使用するのはおすすめしません。しかし、敢えて開設する場合は、特に以下の2つのタイプの人には向いています。
- フィリップキャピタルグループという大手の安心感を重視する人
- 取引可能通貨ペア数の多い業者を探している人
フィリップ証券は、「大企業グループという安心感」や「通貨ペア数の多さ」を重視する方にはニーズに合った業者と言えます。
しかしながら、総合的な観点で見た際には、残念ながら業界内で優れているとは言い難く、初めての口座やメイン口座として検討されている方にはその他サービスなども踏まえ、総評として上回っている他のFX業者をおすすめします。
2-2. フィリップ証券をおすすめしない人
- 初めての口座やメイン口座を探している人
初めての口座やメイン口座をお探しの方へは以下の業者がおすすめです。
- 『DMM FX』『LINE FX』・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
- 『SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
- 『GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
- 『ヒロセ通商』・・・・・・・ 幅広い通貨ペアで取引したいならココ
- 『マネーパートナーズ』・・・ 高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
- 『JFX』・・・・・・・・・・ 全ての人の情報収集用におすすめ
既にメイン口座を持っていて、更に自分のニーズにあった口座をお探しの中上級者の方には、以下の業者がおすすめです。
- 『OANDA証券』|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
- 『SBI FXトレード』|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
- 『FXプライムby GMO』|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
DMM FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ①
『DMM FX』を運営するDMM.com証券は国内口座数で業界最大規模の業者※である大手業者です。
その実績のとおり、「スプレッド」「約定力」「情報量」「取引ツール」の最重要4項目すべてにおいて高次元で満たしており、総合的に非常にバランスの良い業者です。
また、取引するほどポイントが貯まり、貯めたポイントは現金化できる非常にお得な「ポイント制度」もあるため、お得な口座と言えます。
初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。
※DMM FXと外為ジャパンFX合算での実績で集計
LINE FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ②
『LINE FX』は、スプレッドも業界最狭水準で、約定力にも定評があり、急な経済変動のニュースをLINEで報告してくれたりとFXトレーダーにとってとても嬉しいサービスが充実した総合的にも非常におすすめな業者です。
また、取引ツールの性能も非常に高く、LINEアプリと連動していることからとても使いやすい点も魅力です。
総合的に優れていることから、初めてFX口座を開設する初心者から本格的にFXトレードを行っている人まで、すべての人におすすめの口座です。
SBI FXトレード|総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
『SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。
「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。
さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。
高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。
GMO外貨|スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
『GMO外貨』で使う取引ツールである「GMO外貨アプリ」等は非常に使いやすいと評判で、利用者が非常に多い業者です。
スプレッドの面でも多くの通貨ペアで業界最狭水準であると共に、スマホツールの操作性の高さでは一歩抜けており、初心者にはおすすめの業者です。
ヒロセ通商|幅広い通貨ペアで取引したいならココ
『ヒロセ通商』は、「スプレッド」だけでなく、「約定力」に定評があり、「取引可能通貨ペア数が51通貨ペア」と業界大手平均の20通貨ペア程度と比較して非常に多い(国内主要FX業者では最多)という魅力のある業者です。
マイナー通貨も含めて幅広い通貨ペアでチャンスを狙いたい人や高金利通貨ペアでスワップポイント(金利)狙いのトレードもやりたい人におすすめです。
マネーパートナーズ|高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
『マネーパートナーズ』は高機能な取引ツールに定評があり、積極的に取引をする専業トレーダーの中でも利用者の多い業者です。
標準スプレッドも業界最狭水準である上、
JFX|全ての人の情報収集用におすすめ
『JFX』は、元外銀凄腕ディーラーの有名社長が運営する優良業者です。
ヒロセ通商と同じシステムを使った業者であるため、「アプリ」「スプレッド」「約定力」「スワップポイント」等の点ではヒロセ通商とほぼ同等のサービスを提供しています。
また、ヒロセ通商でも配信されている小林社長自らによる毎日の戦略レポートは、経済ニュースの読み解きが苦手な初心者には非常に大きなメリットです。
毎朝、下図のように小林社長自らが考えたその日の通貨ペア毎の具体的な参入レベルや利食いレベル等を配信してくれ、詳細については「モーニングショット」という音声解説で聞くことができます。
また、夜にはその日の相場結果を音声解説してくれる「イブニングショット」もあるため、これらを毎日確認しているだけで、次第にプロと同様な相場観を養うことができます。
総合的に見てレベルの高い業者であり、1日の中で随時配信される小林社長の戦略情報は非常に役に立ちますので、特に情報収集を重視したい人や、自分で経済ニュースを読み解けない初心者におすすめです。
上記サービスは口座を開設するだけで使えますので、既にメイン口座を持っている人でも、情報収集や相場観養成のために持っておくことをおすすめします。
OANDA japan(MT4)|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
『OANDA証券』は、世界で最もメジャーで非常にカスタマイズ性が高く高性能な『MT4』という取引ツールを使ってトレードができる国内では数少ない業者です。
『MT4』は、独自のプログラミング言語を用いて作られており、その言語についての専門知識のある人であれば自分でオリジナルのテクニカル指標や自動取引システム(EA)を作ってインストールすることができるという、非常にカスタマイズ性が高いことから世界中で最も多く使われている取引ツールです。
そのため、世界中で非常に多くのテクニカル指標やEAが作られ流通しており、その種類は無限大です。
さらに、一度に表示できるテクニカル指標もいくらでも増やせるため、テクニカル分析を行う上では圧倒的に高性能で、いまのところ右に出るツールはないといえるでしょう。
テクニカル分析だけに限っていえば圧倒的ですが、入出金機能や情報配信機能等のその他の便利機能は皆無ですので複数口座の使い分けが必要な場合もありますが、非常におすすめの業者です。
SBI FXトレード|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
『SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。
「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。
さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。
高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。
GMOコイン|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
『FXプライムby GMO』は、MT4を除けば2位のSBI FXトレードに次いでテクニカル指標の種類が多く、チャートの多重表示機能やチャートを見ながら注文できる機能等のその他の項目も同等レベルに高性能な業者です。
さらに、GMOコインは「情報量の多さ」という点でも業界最高水準としての定評がありおすすめです。ニュース配信の情報源として「GI24」「Market Win24」の2つの媒体を活用している上に、毎日数回に分けて時間帯毎のマーケット戦略をレポート配信してくれるため、自分の行った分析と比較できる等、非常に重宝します。
ネガティブポイントとして、スプレッドが広めなのが惜しいですが、おすすめの一社です。
※FXの口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。
3. フィリップ証券の口座開設で注意すべき7つのポイント
フィリップ証券に於ける「口座開設〜トレード〜解約」までの流れは以下のとおりです。
上図のような一連の流れの中では大きく分けて以下のような注意点があります。
- 「申込み」に関する3つの注意点
- 「トレード」に関する2つの注意点
- 「解約」に関する2つの注意点
3-1. 「申込み」に関する3つの注意点
フィリップ証券の口座開設申込みの際に注意すべき点は以下の3つです。
- マイナンバー登録が必要
- PCメールアドレスが必要
- 開設可能なのは本人名義のみ
ほとんどの人にとっては、大きな問題となるような項目はありませんが、「PCメールアドレス」については「会社のものしか持っていない」「ほとんど使っていないのでID/PWを忘れてしまった」というような人は口座開設前にあらかじめGoogleやYahooのアカウントを作成し、フリーメールアドレスを取得するようにしましょう。
3-2. 「トレード」に関する2つの注意点
フィリップ証券の口座でトレードする際に注意すべき点は以下の2つです。
- 一定の水準を下回るとロスカットとなる
- 確定申告の際に必要な年間損益報告書の出力にはPCとプリンターが必要
口座の残高比率が100%となった時点、または取引画面の表記「可能証拠金」がゼロまたはマイナスになった時点で強制ロスカットが発動します。その際にはスリッページが発生する場合もあるため、注意が必要です。
さらに、細かい注意点として、普段のトレードはスマートフォンだけでも大きな問題は有りませんが、年に一度の確定申告の際には「年間損益報告書」を出力するためにPCでのログインとプリンター出力が必要になりますので注意が必要です。(私も、以前は自宅にプリンターがなく、会社でこっそりと出力した経験があります。)
3-3. 「解約」に関する2つの注意点
フィリップ証券口座の「解約」に関する注意点は以下の2つです。
- 解約時は口座残高が0円になっている状態が必須
- 電話にて問い合わせし解約する
残高が0円の場合に解約できます。取引口座に残高がある場合は、出金依頼をした上で、解約希望の旨を連絡(012-897-313)します。解約手続きが完了次第、メールにて連絡があります。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
フィリップ証券に対する疑問が解消できたのではないでしょうか。
現在日本には数多くの様々なFX業者が存在しておりますが、一社で全てのニーズを満たす業者はほとんどありませんので、自分のニーズに合わせて使い分けることが肝心です。
きちんと自分に合うFX業者を選び、後悔しないFX人生を送りましょう!
FXに挑戦してみようと思われた方は、今回ご紹介した以下の業者の中から自分に合った業者を探すと間違いないですよ!是非、ご参考にしてみてください。
〈メイン口座におすすめなFX業者〉
- 『DMM FX』『LINE FX』・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
- 『SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
- 『GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
- 『ヒロセ通商』・・・・・・・ 幅広い通貨ペアで取引したいならココ
- 『マネーパートナーズ』・・・ 高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
- 『JFX』・・・・・・・・・・ 全ての人の情報収集用におすすめ
〈中上級者におすすめなFX業者〉
- 『OANDA証券』|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
- 『SBI FXトレード』|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
- 『FXプライムby GMO』|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
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