クレジットカードの色やランクに興味を持ってはいませんか。
クレジットカードには色によってランクが設定されています。また、同じカードの種類でもカードの色によってステータス性や付帯する保険、年会費も変わってくるのでカードの色について知っておいて損はないです、
この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、以下の流れでクレジットカードの色ごとの特徴について紹介していきたいと思います。
また、一般クラスのクレジットカードは様々なデザインや色があるので、この記事では9色のクレジットカードを紹介します。
この記事を読むことであなたの探す色のクレジットカードが必ず見つかるはずです。
12月4日更新
白色のおすすめクレジットカードを『SAISON CARD Digital』に変更しました。
1. クレジットカードの色ごとのランク徹底比較
クレジットカードは色によってランクが異なります。また、ランクによって付帯する保険内容やカードの年会費なども変わってきます。
この章ではクレジットカードの色とランクについて一目でわかるように以下のように一覧表にしました。
-スマホの方はスクロールできます-
カードの色 | カードの種類 | ステータス | 年会費(税抜) | 海外旅行保険 | 代表カード | |||||
色々 | 一般カード | 低い | 無料〜7,000円 | 付帯保険はあるものとないものがある | ||||||
金 | ゴールドカード | 高い | 1,805円〜40,000円 | 充実した付帯保険 | ||||||
白金や黒が多い | プラチナカード | かなり高い | 18,518円~150,000円 | かなり充実した付帯保険 | 『JCBプラチナ』 | |||||
ほぼ黒 | ブラックカード | 最も高い | 50,000円~350,000円 | 最高峰の充実度を誇る保険 | 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 |
このように「ブラックカード」>「プラチナカード」>「ゴールドカード」>「一般カード」の順でステータスが高く、年会費も高くなり、海外旅行保険などの特典も充実します。
ここからはそれぞれのカードの色とランクについて紹介していきます。
1-1. 一般カード
一般カードはステータス性はありませんが、年会費も安かったり、無料だったりとします。さらに、ほとんどの方が問題なく作ることのできるカードが多いです。
また、券面の色もカードによって様々でクレジットカードの色にこだわる方には非常におすすめです。
他サイトでは「学生カード」「年会費無料カード」「シルバーカード」などが分けられていますが、これらは全て一般カードなので全て一緒に考えるのが最もシンプルです。
しかし、カードによってそれぞれ持つべき層が変わるので注意しましょう。
学生カード
18歳以上の高校を卒業している学生のために作られたカードなので基本的には年会費が無料であることが多いです。
しかし、利用できる限度額も5〜30万円と限られています。
本来、安定的な収入を持たない学生はクレジットカードを作ることが難しいとされているので、これからカードを作ろうと考えてる学生の方は学生カードならば、簡単に作ることができるのでおすすめです。
代表的な学生カード:『学生専用ライフカード 』
また、学生カードがきになる方はこちらの『プロが教える大学生のクレジットカードの選び方とおすすめ5選』にて詳しく紹介しています。
学生の上手なクレジットカード利用法や審査の仕方などで不安な方はこちらを見れいただければ、慣れないクレジットカード作りでも安心して作れます。
年会費無料カード
年会費無料カードは、無職であったり、過去に返済の遅滞などを行なっていなければ、基本的に誰でも作ることのできるカードです。
数多くの年会費無料カードがあり、カードによってポイント還元率や海外旅行保険の付帯の有無は様々です。
ポイント還元率は基本的には0.5%のものが多いですが、中には1%を超えるものもあります。海外旅行保険は基本的には付帯しないカードの方が多いです。カードの限度額は最初のうちは10万円〜80万円ほどです。
代表的な年会費無料カード:『エポスカード』
上記のような年会費無料カードが気になる方はこちらの『年会費無料のクレジットカード3600枚から厳選|最強カード10選』にてポイント還元率の高いカード、海外旅行保険の条件が良いカード、特に作りやすいカードをまとめてあります。
年会費無料カードだけでも3,600枚近くのカードがあるので本当に満足のできるカードを探したい場合はこちらを参考にしてみてください。
シルバーカード
シルバーカードという単語はあまり聞いたことがないという方の方が多いかもしれません。こちらは年会費が1,000円近くかかってしまう「クラシックカード」に多い名称です。
基本的に券面がシルバーのものが多いからだったり、ゴールドカードとの対比でそう呼ばれているという話もあります。
限度額は50万円〜200万円のものが多いです。
代表的なクラシックカード:『三井住友カード』
1-2. ゴールドカード
現在、ゴールドカードは非常に作りやすくなっており、年収も300万円あれば作れるものが増えています。
今では様々なカードの種類が増え、富裕層の方々はゴールドカードよりも上のランクのプラチナカードやブラックカードを使っていることが多いです。
しかし、世間一般でのゴールドカードの知名度は依然として高く、作りやすさの割にはステータスが高くみられます。さらに付帯する保険なども充実した内容になるので海外旅行に安心していけるようになります。
また、上の図のように基本的にゴールドカードのステータスは作る難易度に比例して高くなります。
しかし、中には『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』のように比較的作りやすい割にステータスもかなり高いお得なクレジットカードもあります。
おすすめのゴールドカード:『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』
※ヤングゴールドカード
ヤングゴールドカードとはその名の通り、20代の方向けに作られたゴールドカードです。年会費も2,000円〜5,000円と割安なものが多く、高い年会費を払いたくない方に人気のカードです。
しかし、付帯保険やサービスなどはゴールドカードと比較するとやはり見劣りしてしまいます。
また、ヤングゴールドカードを持っていることで、いずれはゴールドカードに切り替わるものもあるのでいずれはゴールドカードを持ちたいと考えている方にもおすすめです。
代表的なヤングゴールドカード:『三井住友カード プライムゴールド』
1-3. プラチナカード
ゴールドカードよりも手厚いサービスやか保険が付帯しているのがプラチナカードです。金よりも白金(プラチナ)の方が市場価値が高いのでこう呼ばれており、サービスや付帯保険も十分すぎるほどのものとなっています。
プラチナカードの最大の特徴はコンシェルジュサービスがあるということです。コンシェルジュサービスとは専用のダイヤルに電話することであなたの細かな要望を聞き入れてくれるサービスのことです。
例えば、急に宿泊先を探さなければいけなくなり、宿を探したけれども全て満室で宿泊先が見つからない際などに利用すると、コンシェルジュが宿を見つけてくれるなど、可能な願いならば大抵の願いは聞き入れてくれるサービスです。
代表的なプラチナカード:『JCBプラチナ』
基本的にプラチナカードはカード会社からのインビテーション(招待)がなければ作ることができないのですが、『JCBプラチナ』はインビテーションなしで自らカード会社に申し込んで作ることができます。
1-4. ブラックカード
ブラックカードはサービス、ステータスともに最上級のクレジットカードです。年会費もそれに準ずるかたちで非常に高くなっていますが、それに見合った一部の上位層の方しか持つことのできないカードです。
そのため、一般的にはブラックカードの存在自体を知らないかたもいるのでお店やデートの時に使ってもステータス性を証明できない場合もあるくらいです。
入手するためには年収はもちろんのこと、カード会社からのインビテーション(招待)が必要となっており、そのカード会社のカードを何年間か利用しつづけなければいけないので本当に入手するのが難しいカードです。
代表的なブラックカード:『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
2. 9色のおすすめクレジットカード
前章でカードの色とランクについての説明をしてきましたが、実際に好きなカードの色があり、その色のカードを作りたい場合は「一般カード」で探すことをおすすめします。
なぜなら、クレジットカードは9,000種類近くあるのですが、色やデザインが豊富なのは一般カードがほとんどだからです。
この章では好きな色のカードを作りたい方のために、9色のクレジットカードを紹介します。
- 赤色のカード:『エポスカード』
- 青色のカード:『Booking.comカード』
- 緑色のカード:『アメリカン・エキスプレス・カード』
- 黒色のカード:『Orico Card THE POINT』
- 白色のカード:『SAISON CARD Digital』
- 紫色のカード:『イオンカード』
- ピンク色のカード:『VIASOカード(マイメロディデザイン)』
- アイボリー色のカード:『タカシマヤセゾンカード』
- 灰色のカード:『セディナカード クラシック』
2-1. 赤色のカード:『エポスカード』
『エポスカード』は多くの方が利用する赤いカードでマルイをよく利用する方におすすめの年会費無料カードです。
ポイント還元率は0.5%ですが、海外旅行保険が自動付帯でついてきます。年会費無料のカードで使う機会の多い疾病治療費(病気時に利用)が最も高額など非常に良い条件です。
カードの機能としても非常に優れていて、以下のようにマルイでもお得ですが、マルイ以外でもお得な特典があります。
- 年に4回、マルイで10%の優待期間があります。
- 海外旅行保険で疾病治療保険が年会費無料カード最高額の270万円など実用的な内容
- 最短即日での発行が可能(先にネットで申し込んで審査に通ってから受け取りに行った方が無駄足しなくて済みます)
- ファミレス・カラオケ・映画など全国10,000店舗以上で割引やポイント優遇などの特典を受けられます
『エポスカード』公式ページ:
2-2. 青色のカード:『Booking.comカード』
『Booking.comカード』は三井住友カードと世界最大の宿泊予約サイトBooking.comが提携して発行している年会費無料で青色のクレジットカードです。
下記のような利用で最大6%のポイントがもらえます。
- 毎月の利用金額の合計100円(税込)につき1ポイント(1%)
- Booking.comカード専用サイトより予約・宿泊し現地でカード払いすると宿泊料金100円につきさらに5ポイント(合計6%)
基本的にたまったポイントは請求時に1ポイント1円として請求額から引かれる形でキャッシュバックされますが、請求がない場合は振込口座に現金が振り込まれます。
年会費無料でありながら比較的高額な旅行保険が付いたり、iDやApple Payが利用できるなど三井住友カードの機能も使えるので便利です。
『Booking.comカード』公式ページ:
2-3. 緑色のカード:『アメリカン・エキスプレス・カード』
『アメリカン・エキスプレス・カード』はアメックスが直接発行している一般カードで、その色から「グリーンカード」とも言われています。
年会費が12,000円(税抜)かかるため、他社のゴールドカード並の下記のような特典やサービスを利用できます。
- 同伴者1名も空港のカードラウンジを無料で使える|1人1,000円前後の利用料金が必要な国内28空港のカードラウンジを同伴者1名も無料にできる
- 手荷物往復1個無料配送|平均4,000円以上かかる自宅−空港間の手荷物配送を国際線利用時無料にできる
- 世界1,300か所以上の空港ラウンジ利用サービス年会費が無料|通常99米ドルが必要
また、普段の生活でもコンビニやガソリンスタンドでキャッシュバックなどのキャンペーンが豊富に行われているので、上手に使いこなせれば年会費以上に得をしやすいカードです。
『アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
2-4. 黒色のカード:『Orico Card THE POINT』
『Orico Card THE POINT』は多くの方が利用する黒いカードで年会費無料、ポイント還元率1%のカードです。
全体が黒一色で統一されており、洗練されたデザインで非常にかっこいいのですが、ネットショッピングで利用すると1.5%のポイント還元になるなど、機能的にも非常に優秀な1枚です。
『オリコカード・ザ・ポイント』公式ページ:
2-5. 白色のカード:『SAISON CARD Digital』
『SAISON CARD Digital』はナンバーレス デジタルカードを選択するとスマホから最短5分でクレジットカードを作れるセゾンの新しいカードです。
申し込み後、審査に通るとすぐに公式スマホアプリ【セゾンPortal】にデジタルカードが発行されるので、オンラインショッピングや電子マネーQUICPayに対応しているお店なら、スマホで即日クレジットカードの支払い機能を利用できます。
QUICPayは全国121万ヵ所以上(2020年6月時点)の場所で利用でき、日常生活でよく使うコンビニ・ガソリンスタンド・スーパー・ドラッグストアなど多くの場所で使えるため、店舗での利用でもさほど困らないでしょう。
後日、本体にクレジットカードの番号が書かれていないICチップの付いた白いプラスチックカードが届くので、VISA・Mastercard・JCBなどブランドに対応しているお店やサービスならどこでも使えます。
全国の西友・リヴィンで5%OFFなどセゾンカードの特典や優待も利用できて、便利な1枚です。
『SAISON CARD Digital』公式ページ:
2-6. 紫色のカード:『イオンカード』
『イオンカード』は多くの方が利用する紫のカードで年会費無料、ポイント還元率は0.5%のカードです。『イオンカード』と『イオンカードセレクト』からカードを選択することができます。
以下のような特典があるため、イオンで普段から買い物をする専業主婦の方にとっては非常にお得です。
- イオンでの利用でポイント還元率が毎日2倍の1.0%。10日はどこでも2倍の1%。
- 20日・30日(55歳以上は15日も)はイオン系列の店舗で会計から5%OFF。
十分お得に利用できますが、イオン銀行の口座を引き落とし口座にできるのであれば『イオンカードセレクト』の方が以下のような嬉しい特典があるので、よりお得です。
- イオン銀行の普通預金金利が0.03%から最高0.15%になる
- 各種公共料金をお支払いで1件につき毎月5WAONポイント
『イオンカード』公式ホームページ:
2-7. ピンク色のカード:『VIASOカード(マイメロディデザイン)』
『VIASOカード(マイメロディデザイン)』はサンリオの人気キャラクター「マイメロ」がデザインされているピンク色のクレジットカードです。
年会費無料で、基本ポイント還元率は0.5%ですが、携帯料金やETCなどの支払いは1%になるほか、AmazonやYahoo!ショッピングなどのネットショッピングでは「VIASO eショップ」という会員向けネットモールを通して買い物をするだけで0.5%〜10%のボーナスポイントがもらえます。
飛行機代など旅費の支払いをすることで、海外旅行保険も適用されるなど、使い勝手の良い1枚です。
『VIASOカード(マイメロディデザイン)』公式ページ:
2-8. アイボリー色のカード:『タカシマヤセゾンカード』
『タカシマヤセゾンカード』は主婦層に人気のアイボリー色のカードで高島屋での買い物が多い方におすすめな年会費無料のカードです。基本的なポイント還元率は1%ですが高島屋での利用はポイント還元率が2倍の2%になります。
また、ポイントアップ期間はさらにポイント還元率がさらに2%アップされて4%になったり、タカシマヤでの有料催しが50%オフになったりなど非常にお得です。
さらに年間のタカシマヤでのお買上げ総額(ポイント対象商品に限ります)に応じて1%~3%のボーナスポイントがもらえるので高島屋でよく買い物をする方にとっては非常にお得なカードです。
『タカシマヤセゾンカード』公式ページ:
2-9. 灰色のカード:『セディナカード クラシック』
『セディナカード クラシック』は多くの方が利用する灰色のカードでセブン-イレブン、ダイエー、イオンでお得になるカードです。
年会費が1,000円(税抜)、ポイント還元率が0.5%のカードです。
セブン-イレブン、ダイエー、イオンでのカード利用でポイント還元率が普段の3倍の1.5%となる特典があるため、対象の店舗をよく利用する専業主婦におすすめです。
『セディナカード クラシック』公式ページ:
3. まとめ
クレジットカードの色とランク、一般カードの色毎の代表カードのまとめをご紹介しました。
まず、以下のようにクレジットカードには色毎にランクが分けられています。
カードの色 | カードの種類 | ステータス | 年会費(税抜) | 海外旅行保険 | 代表カード | |||||
様々 | 一般カード | 低い | 無料〜7,000円 | 付帯保険はあるものとないものがある。 | ||||||
金 | ゴールドカード | 高い | 1,805円〜40,000円 | 充実した付帯保険 | ||||||
白金や黒が多い | プラチナカード | かなり高い | 18,518円~150,000円 | かなり充実した付帯保険 | 『JCBプラチナ』 | |||||
黒 | ブラックカード | 最も高い | 50,000円~350,000円 | 最高峰の充実度を誇る保険 | 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 |
また、好きな色のクレジットカードが欲しい場合は次の一般カードがおすすめです。
- 赤色のカード:『エポスカード』
- 青色のカード:『Booking.comカード』
- 緑色のカード:『アメリカン・エキスプレス・カード』
- 黒色のカード:『Orico Card THE POINT』
- 白色のカード:『SAISON CARD Digital』
- 紫色のカード:『イオンカード』
- ピンク色のカード:『VIASOカード(マイメロディデザイン)』
- アイボリー色のカード:『タカシマヤセゾンカード』
- 灰色のカード:『セディナカード クラシック』
あなたが探す色のクレジットカードが見つかることを祈っています。