※新生銀行のFXサービスは、2020年12月19日をもって終了しております。
以下は旧新生銀行のFX口座についての情報となります。
新生銀行のFXが気になっているけど、比較サイトによって賛否両論あるし、本当のところ新生銀行ってどうなの?と疑問に思っていませんか?
結論としては、「新生銀行はスプレッドが比較的狭い点や、高スワップポイントが魅力的な点などから一定の支持があるFX業者と言えますが、他のFX業者と比較して物足りなさを感じる項目も多く、検討している方へはニーズに合った他のFX業者がおすすめ」といえます。
このページでは、私自身の10年以上のFX経験と周囲のトレーダーからの評判、実ユーザー150人の口コミ情報の分析をもとに「新生銀行の総評とおすすめする人・しない人」について、以下の流れに沿ってわかりやすく解説します。
すべて読めば、新生銀行が自分に向いているかどうかがわかり、口座開設からトレードまでの一連の流れを理解した上で最良の決断ができるようになるでしょう。
1. 新生銀行の総評と特徴
<総評>
『新生銀行』は他社と比較した上で、「スプレッド」「スワップポイント」「通貨ペア」が比較的優れています。
しかし、その他の項目に関しては、完全に他社に先をいかれている点として物足りなさが際立ちます。
スプレッドが比較的狭い点と、高スワップポイント、豊富な通貨ペア等が魅力的な点から一定の支持を集めているFX業者ですが、他社と比較した際にずば抜けたメリットがなく、新生銀行一本でメイン口座として使うには若干物足りなさを感じるかもしれません。
※参考:勝ち組トレーダーがFX業者を選ぶ際に重視しているポイント
FX業者を比較する際には様々なポイントがあり、その中でも「何を重要視して選べばよいのかわからない」という声をよく聞きますが、私自身の経験と私の周囲の勝ち組トレーダーからの意見をまとめると、FX業者を選ぶ際に比較すべきポイントは上記の8項目です。
どのFX業者を選ぶかでトレード環境が大きく異なり、トレード成績にも大きな差が生まれる可能性があるためFX業者は慎重に選ぶべきですが、正直、すべての項目が満点の業者は存在しておらず、ニーズやレベルに合わせて使い分ける必要があります。
実際、勝ち組トレーダーは用途に合わせて3〜5つ程度の業者を使い分けている傾向があり、私自身も「デイトレード用」「資産形成向け中長期等レード用」「情報収集用」と3つの業者を使い分けていますが、その使い分けを判断する際に基準にしている項目が上記の8項目になります。
逆にいうと、上記8項目以外の項目はダイレクトにトレード成績に大きな影響を与える項目ではないため特に重視していないということです。
※新生銀行の口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。(新生銀行公式ページへ)
1-1. 新生銀行の特徴
新生銀行には他のFX業者と比較して以下のような2つの特徴があります。
- 資金移動がスムーズに行える(24時間365日出入金可能)
- 高スワップポイントが魅力的
特徴①|資金移動がスムーズに行える(24時間365日出入金可能)
新生銀行はFX取引画面からの振替指示で、新生総合口座パワーフレックスと新生銀行FX口座間の資金の出し入れが土日祝日・夜間でも24時間365日スムーズに行えます。
通常、「入金」に関しては、クイック入金システム等でリアルタムで行えるFX会社は多くありますが、「出金」については、翌営業日や翌々営業日など、数日掛かる場合がほとんどです。
そのため、出金も含めてリアルタイムで資金移動できる点は、新生銀行FXならではの魅力的なポイントと言えます。
特徴②|高スワップポイントが魅力的
スワップポイントは、原則として毎日更新され、必ずしも毎日同じ金額になるとは限りませんが、一例として上図に8月12日時のスワップポイントを載せています。(※こちらのページからスワップポイントの確認が可能です。)
新生銀行では上図の通り、比較的高いスワップポイントを提供しており、マイナー通貨ペアでありながら高金利通貨と言われ、スワップ狙いのトレーダーに人気のトルコリラ(TRY)の取引も可能であることから、スワップ狙いのトレーダーにとってはニーズに合っていると言えます。
1-2. 新生銀行のメリット
新生銀行のメリットは大きく以下の3つです。
- スプレッドが比較的狭い
- 高スワップポイント
- 豊富な通貨ペア(26通貨ペア)
やはり、「通貨ペアが多く、高スワップポイント」である点が新生銀行の最大のメリットと言えます。
また、銀行系FX業者の中では珍しく比較的スプレッドが狭い点もメリットの一つと言えるでしょう。
新生銀行の主要通貨ペアに於けるスプレッドは以下の通りです。
1-3. 新生銀行のデメリット
反対に、新生銀行のデメリットは大きく以下の3つが挙げられます。
- 情報量が物足りない
- ツールが使いにくいという評判がある
- 決定的なメリットに欠ける
新生銀行FXのマーケット情報提供は「GI24」の1社の情報のみとなっていますが、多くのFX業者では情報源が2~3社程度ある場合が多く、物足りなさを感じさせます。
その他の決定的なメリットも少ないため、やはりメイン口座として新生銀行一本で使うには物足りない印象が拭えません。
2. 新生銀行をおすすめする人とおすすめしない人
前述のとおり、すべての項目が満点のFX業者は存在しませんので、自身のニーズやレベルに合わせた使い分けが肝心です。
これまでの評価を踏まえて、「新生銀行をおすすめする人としない人」について以下にまとめております。
2-1. 新生銀行をおすすめする人
結論から言うと新生銀行をメイン口座として使用するのはおすすめしません。しかし、敢えて開設する場合は、特に以下の3つのタイプの人には向いています。
- スプレッドを重視する人
- スワップポイント狙いの中長期投資用口座を探している人
- 通貨ペアが多い業者を探している人
新生銀行は、「スプレッド」「スワップポイント」「通貨ペア」を重視する方には比較的ニーズに合った業者と言えます。
しかしながら、総合的な観点で見た際には、残念ながら業界内で優れているとは言い難く、初めての口座やメイン口座として検討されている方にはその他サービスなども踏まえ、総評として上回っている他のFX業者をおすすめします。
2-2. 新生銀行をおすすめしない人
- 初めての口座やメイン口座を探している人
初めての口座やメイン口座をお探しの方へは以下の業者がおすすめです。
- 『DMM FX』『LINE FX』・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
- 『SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
- 『GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
- 『ヒロセ通商』・・・・・・・ 幅広い通貨ペアで取引したいならココ
- 『マネーパートナーズ』・・・ 高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
- 『JFX』・・・・・・・・・・ 全ての人の情報収集用におすすめ
既にメイン口座を持っていて、更に自分のニーズにあった口座をお探しの中上級者の方には、以下の業者がおすすめです。
- 『OANDA証券』|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
- 『SBI FXトレード』|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
- 『FXプライムby GMO』|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
DMM FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ①
『DMM FX』を運営するDMM.com証券は国内口座数で業界最大規模の業者※である大手業者です。
その実績のとおり、「スプレッド」「約定力」「情報量」「取引ツール」の最重要4項目すべてにおいて高次元で満たしており、総合的に非常にバランスの良い業者です。
また、取引するほどポイントが貯まり、貯めたポイントは現金化できる非常にお得な「ポイント制度」もあるため、お得な口座と言えます。
初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。
※DMM FXと外為ジャパンFX合算での実績で集計
LINE FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ②
『LINE FX』は、スプレッドも業界最狭水準で、約定力にも定評があり、急な経済変動のニュースをLINEで報告してくれたりとFXトレーダーにとってとても嬉しいサービスが充実した総合的にも非常におすすめな業者です。
また、取引ツールの性能も非常に高く、LINEアプリと連動していることからとても使いやすい点も魅力です。
総合的に優れていることから、初めてFX口座を開設する初心者から本格的にFXトレードを行っている人まで、すべての人におすすめの口座です。
SBI FXトレード|総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
『SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。
「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。
さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。
高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。
GMO外貨|スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
『GMO外貨』で使う取引ツールである「GMO外貨アプリ」等は非常に使いやすいと評判で、利用者が非常に多い業者です。
スプレッドの面でも多くの通貨ペアで業界最狭水準であると共に、スマホツールの操作性の高さでは一歩抜けており、初心者にはおすすめの業者です。
ヒロセ通商|幅広い通貨ペアで取引したいならココ
『ヒロセ通商』は、「スプレッド」だけでなく、「約定力」に定評があり、「取引可能通貨ペア数が51通貨ペア」と業界大手平均の20通貨ペア程度と比較して非常に多い(国内主要FX業者では最多)という魅力のある業者です。
マイナー通貨も含めて幅広い通貨ペアでチャンスを狙いたい人や高金利通貨ペアでスワップポイント(金利)狙いのトレードもやりたい人におすすめです。
マネーパートナーズ|高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
『マネーパートナーズ』は高機能な取引ツールに定評があり、積極的に取引をする専業トレーダーの中でも利用者の多い業者です。
標準スプレッドも業界最狭水準である上、
JFX|全ての人の情報収集用におすすめ
『JFX』は、元外銀凄腕ディーラーの有名社長が運営する優良業者です。
ヒロセ通商と同じシステムを使った業者であるため、「アプリ」「スプレッド」「約定力」「スワップポイント」等の点ではヒロセ通商とほぼ同等のサービスを提供しています。
また、ヒロセ通商でも配信されている小林社長自らによる毎日の戦略レポートは、経済ニュースの読み解きが苦手な初心者には非常に大きなメリットです。
毎朝、下図のように小林社長自らが考えたその日の通貨ペア毎の具体的な参入レベルや利食いレベル等を配信してくれ、詳細については「モーニングショット」という音声解説で聞くことができます。
また、夜にはその日の相場結果を音声解説してくれる「イブニングショット」もあるため、これらを毎日確認しているだけで、次第にプロと同様な相場観を養うことができます。
総合的に見てレベルの高い業者であり、1日の中で随時配信される小林社長の戦略情報は非常に役に立ちますので、特に情報収集を重視したい人や、自分で経済ニュースを読み解けない初心者におすすめです。
上記サービスは口座を開設するだけで使えますので、既にメイン口座を持っている人でも、情報収集や相場観養成のために持っておくことをおすすめします。
OANDA japan(MT4)|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
『OANDA証券』は、世界で最もメジャーで非常にカスタマイズ性が高く高性能な『MT4』という取引ツールを使ってトレードができる国内では数少ない業者です。
『MT4』は、独自のプログラミング言語を用いて作られており、その言語についての専門知識のある人であれば自分でオリジナルのテクニカル指標や自動取引システム(EA)を作ってインストールすることができるという、非常にカスタマイズ性が高いことから世界中で最も多く使われている取引ツールです。
そのため、世界中で非常に多くのテクニカル指標やEAが作られ流通しており、その種類は無限大です。
さらに、一度に表示できるテクニカル指標もいくらでも増やせるため、テクニカル分析を行う上では圧倒的に高性能で、いまのところ右に出るツールはないといえるでしょう。
テクニカル分析だけに限っていえば圧倒的ですが、入出金機能や情報配信機能等のその他の便利機能は皆無ですので複数口座の使い分けが必要な場合もありますが、非常におすすめの業者です。
SBI FXトレード|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
『SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。
「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。
さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。
高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。
GMOコイン|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
『FXプライムby GMO』は、MT4を除けば2位のSBI FXトレードに次いでテクニカル指標の種類が多く、チャートの多重表示機能やチャートを見ながら注文できる機能等のその他の項目も同等レベルに高性能な業者です。
さらに、GMOコインは「情報量の多さ」という点でも業界最高水準としての定評がありおすすめです。ニュース配信の情報源として「GI24」「Market Win24」の2つの媒体を活用している上に、毎日数回に分けて時間帯毎のマーケット戦略をレポート配信してくれるため、自分の行った分析と比較できる等、非常に重宝します。
ネガティブポイントとして、スプレッドが広めなのが惜しいですが、おすすめの一社です。
※FXの口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。
3. 新生銀行の口座開設で注意すべき7つのポイント
新生銀行に於ける「口座開設〜トレード〜解約」までの流れは以下のとおりです。
上図のような一連の流れの中では大きく分けて以下のような注意点があります。
- 「申込み」に関する3つの注意点
- 「トレード」に関する2つの注意点
- 「解約」に関する2つの注意点
3-1. 「申込み」に関する3つの注意点
新生銀行の口座開設申込みの際に注意すべき点は以下の3つです。
- マイナンバー登録が必要
- PCメールアドレスが必要
- 開設可能なのは本人名義のみ
ほとんどの人にとっては、大きな問題となるような項目はありませんが、「PCメールアドレス」については「会社のものしか持っていない」「ほとんど使っていないのでID/PWを忘れてしまった」というような人は口座開設前にあらかじめGoogleやYahooのアカウントを作成し、フリーメールアドレスを取得するようにしましょう。
3-2. 「トレード」に関する2つの注意点
新生銀行の口座でトレードする際に注意すべき点は以下の2つです。
- 証拠金維持率が100%未満でプレアラート状態になり、50%未満でロスカットが執行
- 確定申告の際に必要な年間損益報告書の出力にはPCとプリンターが必要
新生銀行FXでは損失の拡大を防ぐうえで証拠金維持率(証拠金維持率=純資産÷必要証拠金)が一定水準(証拠金維持率50%)を割り込んだ時点で保持しているポジションの全てを自動的に 清算するシステムを採用しています。
さらに、細かい注意点として、普段のトレードはスマートフォンだけでも大きな問題は有りませんが、年に一度の確定申告の際には「年間損益報告書」を出力するためにPCでのログインとプリンター出力が必要になりますので注意が必要です。(私も、以前は自宅にプリンターがなく、会社でこっそりと出力した経験があります。)
3-3. 「解約」に関する2つの注意点
新生銀行口座の「解約」に関する注意点は以下の2つです。
- 解約時は口座残高が0円になっている状態が必須
- 電話にて問い合わせ、郵送か店頭にて解約手続きを行う
まずは取引口座へログインし全てのポジションがないこと・残金がないことを確認します。残高がある場合は新生パワーフレックス口座に振替え、確定申告などに必要な書類は事前にダウンロードして保管しておきます。
解約手続きは、電話にて(0120-456-007)問い合わせた後、郵送か店頭にて対応できます。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
新生銀行に対する疑問が解消できたのではないでしょうか。
現在日本には数多くの様々なFX業者が存在しておりますが、一社で全てのニーズを満たす業者はほとんどありませんので、自分のニーズに合わせて使い分けることが肝心です。
きちんと自分に合うFX業者を選び、後悔しないFX人生を送りましょう!
FXに挑戦してみようと思われた方は、今回ご紹介した以下の業者の中から自分に合った業者を探すと間違いないですよ!是非、ご参考にしてみてください。
〈初めての口座やメイン口座におすすめなFX業者〉
- 『DMM FX』『LINE FX』・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
- 『SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
- 『GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ
- 『ヒロセ通商』・・・・・・・ 幅広い通貨ペアで取引したいならココ
- 『マネーパートナーズ』・・・ 高機能な取引ツールにこだわりたいならココ
- 『JFX』・・・・・・・・・・ 全ての人の情報収集用におすすめ
〈中上級者におすすめなFX業者〉
- 『OANDA証券』|MT4が使える中上級者におすすめFX業者
- 『SBI FXトレード』|総合的に評価の高い中上級者におすすめFX業者
- 『FXプライムby GMO』|情報量が充実した中上級者におすすめFX業者
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