ダイナースのキャンペーンについて、その内容が気になっていませんか。
現在ダイナースが直接発行している『ダイナースクラブカード』では12月1日までの期間中に申し込むと本会員・家族会員ともに初年度年会費無料などの入会キャンペーンが行われています。
さらに、ANAなど航空系との提携カードでは入会キャンペーンが行われています。
この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、ダイナースのキャンペーンとダイナースがどれほどお得なクレジットカードかについて以下の流れで紹介します。
この記事ではダイナースのキャンペーンの詳細と、ダイナースのクレジットカードが欲しい方向けの紹介を行なっています。
1. ダイナースのキャンペーン詳細情報
ダイナースは先ほどの述べたように、現在『ダイナースクラブカード』では12月1日までの期間中に申し込むと本会員・家族会員ともに初年度年会費無料の入会キャンペーンが行われています。
また、入会後3ヵ月以内に、合計20万円以上の利用と公式アプリのサインオンで、10,000円キャッシュバックされます。
入会を検討している方は以下のキャンペーンページを確認すると良いでしょう。
『ダイナースクラブカード』キャンペーンページ:
特定の航空会社のマイルを貯めたい方はこちらがおすすめ
少し前までと異なり、現在『ダイナースクラブカード』は大量のマイルへの交換は制限が多くなったため、マイルを貯める目的で選ぶのにはおすすめできなくなりました。
しかし、JALやANAなど特定航空会社のマイルを貯めたい場合は、提携カードを利用する事でダイナース最大のメリットの1つである「利用額に一律の制限がない」ことを活かせるため、高額な決済をする方には特にマイルや交換のためのポイントを貯めやすくなります。
ダイナースには次のような航空会社と提携しているクレジットカードがあります。
そのため、よく利用する航空会社などあなたの希望するマイルが貯まるカードを選ぶと入会キャンペーンも豪華で選ぶ価値があります。
カード名 | キャンペーン内容 |
『ANAダイナースカード』 | 選んだコースと利用金額に応じて最大70,000マイル相当のポイントプレゼント |
『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』※CLUB-Aゴールドカード | 合計最大18,000マイル |
『デルタ スカイマイルダイナースクラブカード』 | 合計最大35,000マイル |
『MileagePlus(マイレージプラス)ダイナースクラブカード』 | 5,000マイル |
特に『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』は、新しいJGC取得条件のためのJALカード決済額を増やしたい方には必携に近いです。
なぜなら、他ブランドでは利用限度額が300万円〜500万円しかもらえない人がほとんどだからです。
次章以降、ダイナースカードについて紹介していきます。
2. 1分でわかる!ダイナースとはどんなクレジットカード?
この章では、ダイナースとはどういうクレジットカードなのかを簡単に紹介します。
2-1. ダイナースはこんな方におすすめ
ダイナースは特に以下のような方はそのメリットを最大限に受けることができるので、この機会に申し込むことをおすすめします。
- カードの限度額を気にせず使いたい
- エグゼクティブダイニングなどカードの特典をよく使う
- 海外に行く機会が多い
1つでも当てはまるならおすすめです。
2-2. ダイナースカードってそもそもどんなクレジットカード?
ダイナースのクレジットカードは日本で最初に設立されたクレジットカード会社から発行されているカードです。
以前は富裕層(持ち家で、大企業の役職者や医師・弁護士といった高年収で社会的地位の高い人)しかカード会員になれなかったハイステータスカードで、現在でも収入が高いなど経済的に豊かな人が多く持っています。
「食事をする人」という意味を持つダイナースの名や会社の歴史から、食に関する特典が特に充実していています。
『ダイナースクラブカード』
『ダイナースクラブカード』は券面がゴールドではありませんが、最もステータスの高い上級ゴールドカードと見なされることが多いです。
そのため、全ゴールドカード中作るのが最も難しいと言われていますが、その分使い勝手や特典が非常に豪華です。
将来、圧倒的なステータスを持つ稀少な招待制の『ダイナースクラブ プレミアムカード』を持つためにも是非とも持っておきたい一枚です。
2-3. ダイナースの審査基準
ダイナースは審査が厳しいことで有名なクレジットカードです。
しかし、ダイナースの審査基準は年々緩和されてきており、社会人で安定した収入があれば十分にダイナースを持てる可能性が高いです。
※以前は年齢27歳以上で年収500万円以上が定説でしたが、2023年10月2日より「カード会社所定の基準を満たす方」に変更されました。
審査の内容に関しては『ダイナース審査の裏側|27歳以上で年収500万以上なら作れる!』にて詳しく紹介しているので気になる方は参考にしてください。
次章からはダイナースについて詳しく紹介をしていきます。
3. ダイナースの5つのメリット
ダイナースには主に下記の5つのメリットがあります。
- ステータスが高い
- カードの利用枠に制限がなくポイントが無期限でたまる
- 1人分の料金が無料になるなど食事に関する優待が充実している
- 海外旅行が快適にできるサービスが多い
- 旅行保険が充実している
メリット1. ステータスが高い
ダイナースは日本で最初に設立されたクレジットカード会社で、以前は富裕層(持ち家で、大企業の役職者や医師・弁護士といった高年収で社会的地位の高い人)しかカード会員になれませんでした。
現在は申し込み対象の基準がやや緩和されてきましたが、分かる人には依然としてハイステータスカードとして認識されており、券面は白金色ですが上級ゴールドカードとして見なされます。
国内での評価は最もステータスの高いゴールドカードとして、海外での評価は『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』に次ぐステータスの高いゴールドカードと判断されることが多いです。
メリット2. カードの利用枠に一律の制限がなくポイントが無期限でたまる
ダイナースの最も大きなメリットとしてカードのご利用金額に一律の制限を設けておらず、利用で貯まるダイナースクラブ リワードポイントには有効期限がないことが挙げられます。
また、カードの利用金額に一律の制限がないため、クレジットカードを使えば使うほどポイントがどんどん貯まります。
貯めたポイントは様々な商品や航空会社のマイルなど多彩な特典に交換できます。
メリット3. 1人分の料金が無料になるなど食事に関する優待が充実している
ダイナースは、特に食に力を入れていてレストランや料亭での優遇が豪華です。
ダイナースには次の2つの優待プランがあります。
プラン名 | 店舗 | 優待内容 |
通常プラン | 全店舗対象 | 会員様を含む2名様以上で所定のコース料理をご利用いただくと、1名様のコース料金が無料 |
グループ特別プラン | 対象レストランにてアイコンのある店舗対象 | 会員様を含む6名様以上で所定のコース料理をご利用いただくと、2名様のコース料金が無料 |
通常プランの2名の利用で1名のコース料金が無料になる優待が雑誌などで紹介されてよく知られています。
さらに、対象店舗は限られていますが人数が多ければ2名のコース料金が無料になるので対象となるレストランを利用する機会があれば、年会費以上に得をするでしょう。
対象となるレストランの一覧はこちらのPDFにまとまっています。
さらに2023年4月3日より、対象レストラン所定の子供メニューが、家族との食事で1名分無料になるサービス「Family Table」が開始されました。
メリット4. 海外旅行が快適にできるサービスが多い
ダイナースは、海外への出張や旅行回数が多い人は特に国内/海外約1,400か所の空港ラウンジの無料利用など便利なサービスを受けられます。
海外の多数のラウンジを利用できるサービスではプライオリティ・パスが、世界145か国600都市以上1,500か所以上のラウンジを当日搭乗予定の航空会社や搭乗クラスに関係なく利用できると有名です。
しかし、別途カードの発行が必要なため、持ち忘れた場合は利用できません。クレジットカードを提示するだけでこれだけ多くの空港ラウンジを無料で利用できるのは『ダイナースクラブカード』の他にはありません。
2021年4月1日から利用回数が年間10回まで無料に改悪…:2020年12月22日追記
海外空港ラウンジは、2021年4月1日から利用回数が年間10回まで無料、11回目からは有料となり1回につき3,500円(税込)が必要になります。
なお、この無料利用回数は「プライオリティ・パス」と同様に、日本国内では下記の7空港20ラウンジ、レストランなどのサービスを利用すると減ると思われます
空港名 | ラウンジ名 | レストランなどのサービス名 |
成田国際空港 | 【第1ターミナル】(ANA・デルタ航空など)
【第2ターミナル】(JAL・アメリカン航空など)
| 【第1ターミナル】
【第2ターミナル】
【第3ターミナル】
|
東京国際空港(羽田空港) | 【第1ターミナル】(JAL・JTA・SKY・SFJなど)
【第2ターミナル】(ANA・ANA ADO・SNAなど)
【第3ターミナル】国際線(ANAなど)
| 【第1ターミナル】
【第3ターミナル】
|
中部国際空港 |
| FLIGHT OF DREAMS
ターミナル1
|
大阪国際空港(伊丹空港) | ー | 中央ブロック
|
関西国際空港 |
| エアロプラザ
ターミナル1
|
福岡国際空港 |
| ー |
鹿児島空港 | ー | 【国内線ターミナル】
|
※ゴールド以上の多くのクレジットカードで無料利用可
ビジネスなどでヘビーユースされていた方は「プライオリティ・パス」を無料発行できる『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』などに切り替えた方が良いでしょう。
メリット5. 旅行保険が充実している
『ダイナースクラブカード』の旅行保険は海外、国内共に非常に充実しています。
他のゴールドカードなどと比較しても、海外、国内旅行保険が最高1億円で付帯しているクレジットカードはなかなかありません。
海外旅行保険
補償内容 | 補償金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円 |
傷害・疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 1億円 |
携行品損害 | 50万円 |
救援者費用 | 300万円 |
国内旅行保険
補償内容 | 補償金額 |
死亡・後遺障害 | 1億円 |
入院 | 日額5,000円 |
手術 | 5~20万円 |
通院 | 日額3,000円 |
『ダイナースクラブカード』は以上5つの充実したメリットがあります。
『ダイナースクラブカード』キャンペーンページ:
4. ダイナースクラブカードの2つのデメリット
この章では逆にダイナースのデメリットを2つ挙げていきます。
- ポイント還元率が低くなりやすい
- カードが使える場所やお店が限られている
デメリット1. ポイント還元率が低くなりやすい
以前までは月の請求額100円につき1ポイントたまっていましたが、今では利用額100円につき1ポイントとなりました。
ポイント換算対象外の加盟店や公共料金・税金などカード利用200円につき1ポイントに換算する加盟店も増えています。
また、他社ポイントや商品券などに交換する時の価値が1ポイント=0.4円相当になることが多いため、実質のポイント還元率が低くなりやすいです。
年会費が24,200円(税込)と高めであるため、特典を一切使わずにクレジットカードを利用してたまるポイントだけで年会費の元を取るのは現実的ではありません。
還元率の高いマイルに交換するには別の年会費が必要
ポイントを還元率の高い航空会社のマイルに交換することができる「ダイナースグローバルマイレージ」を利用すると1,000ポイントにつき1,000マイルに交換できます。
しかし、このサービスを使うためには年間参加料6,600円(税込)を別に払わなければなりません。
マイルを交換する時にだけ参加することで負担を減らすことはできますが、次のような改悪が続いています。
最近マイルへの交換制限が下記のように厳しくなりメリットが少なくなってきました。
- ANAマイルへの交換:年40,000マイルまで(2018年12月21日から)
- 大韓航空・ユナイテッド航空・デルタ航空へのマイル移行レート半減(2,000ポイント=1,000マイル)と交換年120,000マイルor140,000マイルまで(2020年2月1日から)
また、以前に比べて交換できる航空会社も数が減っており、現在では下記の4つの航空会社しか対象になっていません。
航空会社名 | マイレージプログラム名 |
全日本空輸 | ANAマイレージクラブ |
大韓航空 | スカイパス |
デルタ航空 | デルタスカイマイル |
ユナイテッド航空 | マイレージ プラス |
※2022年1月28日からJALマイルに交換できるようになりましたが、2,500ポイント=1,000マイル(還元率0.4%)です。
上記の航空会社の中で国内での飛行機利用が多い人には、ANA・JAL以外の航空会社やマイレージプログラムは馴染みがないはずです。
ANAのマイルを効率良く貯めたいのであれば『ANAダイナースカード』をおすすめします。
なぜなら下記のようなメリットがあるからです。
- トータルの年会費を1,000円安くすることができる(27,000円)
- 100円で1マイル貯めることができる
- ポイントをマイルに交換する時の制限がない
- ANAカードとして加盟店ボーナスやフライトボーナスがもらえる
- 『ダイナースクラブカード』としての特典も利用できる
同様にJALの利用が多い方には『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』がおすすめです。
また、国際線の利用が多く、対象航空会社の利用が多い方は次のカードを利用した方がマイルを貯めやすいです。
さらに、上記の航空系と提携しているダイナースカードでも以下のようなキャンペーンを行っています。
航空系のダイナースカードのキャンペーンまとめ
カード名 | キャンペーン内容 |
『ANAダイナースカード』 | 選んだコースと利用金額に応じて最大70,000マイル相当のポイントプレゼント |
『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』※CLUB-Aゴールドカード | 合計最大18,000マイル |
『デルタ スカイマイルダイナースクラブカード』 | 合計最大35,000マイル |
『MileagePlus(マイレージプラス)ダイナースクラブカード』 | 5,000マイル |
デメリット2. カードが使える場所やお店が限られている
カードのステータス性もあり、利用できるお店が限られています。
以前に比べるとかなり利用できるお店(コンビニ、スーパーなど)は増えてきていますが、日常の生活でVISA・Mastercardのように場所を選ばずどこでも利用するのには難しいクレジットカードになります。
『ダイナースクラブカード』は『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』と同様に日本国内では富裕層が所有していることが多く、利用できるお店も高級ホテルや百貨店、ブランドショップが中心になっています。
別にVISA・Mastercardブランドのクレジットカードを1枚は持っておかないと国内外での利用で困ることがあるでしょう。
「ダイナースクラブ コンパニオンカード」の利用で実質デメリットの解消:2019年7月23日追記
2019年7月23日より「ダイナースクラブ コンパニオンカード」が無料で発行できるようになり、『ダイナースクラブカード』と利用枠が共通のMastercardブランドのクレジットカードが使えます。
必要に応じてダイナースが利用できないお店やサービスではコンパニオンカードを使うことで、このデメリットは無くなったと言っても良いでしょう。
5. まとめ
現在ダイナースで行われているキャンペーンと、ダイナースのカードが欲しい方向けの紹介をしました。
現在『ダイナースクラブカード』では12月1日までの期間中に申し込むと本会員・家族会員ともに初年度年会費無料の入会キャンペーンが行われています。
また、入会後3ヵ月以内に、合計20万円以上の利用と公式アプリのサインオンで、10,000円キャッシュバックされます。
入会を検討している方は以下のキャンペーンページを確認すると良いでしょう。
『ダイナースクラブカード』キャンペーンページ:
ダイナースの特典を利用しつつ、特定のマイルを貯めたい方は以下のような提携カードがおすすめです。
特に『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』は、新しいJGC取得条件のためのJALカード決済額を増やしたい方には必携に近いです。
なぜなら、他ブランドでは利用限度額が300万円〜500万円しかもらえない人がほとんどだからです。
あなたがより有利な条件で『ダイナースクラブカード』を利用できるようにキャンペーンを活用してお得になることを祈っています。
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