FXに興味を持ち、始めてみようと思っているけど「いろいろな専門用語があり意味がわからない」「よく使う用語を把握しておきたい」等と悩んでいませんか?
FXを始める上で「用語の知識」は最も基本的なことであり、トレードで欠かせないニュースやレポートなどで当然のように使われるため、基本的な用語について理解することはFXで勝つためには絶対に必要です。
このページでは、「覚えておくべき用語」について、以下の流れに沿ってわかりやすく詳細にご紹介します。
すべて読めば、FXを始める上で必要な用語の知識が身につき、最善のスタートをきれるようになるでしょう。
1. FXを始める前に知っておきたい用語9選
まずは、FXを始める前に理解しておいていただきたい用語8選の紹介です。
1-1. チャート
チャートとは、値動きを記録してあるグラフのことをいい、時間ごとに区切られた値動きが表示されています。FX業者によってチャートの種類が違う為、自分が見やすいと感じるものを使用するのが良いでしょう。
基本的な操作や表示方法はどの業者も同じですが、独自に開発したチャートソフトは各社ごとに異なりますので、各社比較し使いやすいものを見つけましょう。
1-2. スプレッド
スプレッドとは直訳すると「広がり」という意味で、買値と売値の差額を指します。たとえばドル/円のレートが100.325~100.328の場合、スプレッドは0.3銭となります。
最近では、ほとんどのFX業者が手数料を無料にしているため、実質的にトレーダーが支払う取引コストはスプレッドが主と言えます。FX業者は手数料を無料にした代わりにスプレッドの中から自社の利益を出しているため、スプレッド幅は業者によって変わります。
1-3. スワップ
スワップとは、「スワップポイント」などといい、FXをする上での金利のこといいます。保有している通貨ペア間の金利差をもらえる仕組みのことで、中長期トレーダーの多くはスワップ狙いの方がいます。
通貨ペアやFX業者によってスワップも変わりますので、スワップ狙いのトレードをする際は、スワップで業者比較をしましょう。
1-4. レバレッジ
レバレッジとは、トレーダーがFX会社の口座に預けた資金を担保に、FX会社からその何十倍もの資金を借りて大きな金額のトレードができるという制度です。日本のFX会社の場合には、金融庁からの規制がありますが、個人口座でも最大25倍までの取引が可能になっています。
そのため、最少で5千円程度の少ない資金からでもFXを始めることが可能で、少ない原資で大きなリターンを狙うことができます。
レバレッジについて詳しく知りたい人は「レバレッジの仕組みと注意点」について詳細をご紹介している以下の記事をご確認ください。
1-5. 通貨ペア
通貨ペアとは取引する通貨の組み合わせのことをいいます。
幅広い通貨ペアの中から好きな組み合わせを選択し、トレードすることができますが、初心者にはUSD/JPYやEUR/JPYなどの代表的な通貨ペアをおすすめします。
代表的な通貨ペアは流通量が多く、たとえ数千億規模の巨大ファンド等であっても単独で大きく値を動かすことは不可能であり、実態経済に則した値動きをするため比較的値動きの予測がしやすいという特徴があります。
反対に、流通量の少ないマイナー通貨ペアの場合、あまり積極的な取引がないことから「普段はあまり値動きがないのに、ある程度まとまった量のオーダーが入ると一気にレートが急変する」というようなことが起こるため、投機目的のトレードがやりにくいという特徴があります。
1-6. ロスカット
「ロスカット」とは、トレーダーが取引する中で発生する損失が、口座に預けた資金(証拠金)の額を超えることがないように、システムが自動で強制的に損切り決済するという仕組みで、トレーダーの保護とFX会社の損失を防ぐことを目的としたものです。
FXにはこの「ロスカット」というシステムが存在してるため、元金以上の損失がでないように守られていますが、いざ「ロスカット」になると元金の大半を失ってしまうような大損をしてしまうということがあり得ます。そうならない為には、自分で小さく損切りをして大きな損がでないように管理をすることがとても大切です。
ロスカットについて詳しく知りたい人は「ロスカットの仕組みと注意点」について詳細をご紹介している以下の記事をご確認ください。
1-7. スキャルピング
スキャルピングとは、数秒から数分の短い時間で細かく注文と決済を繰り返すトレードのことをいい、少ない利幅を狙う短期売買手法です。
長くとも数分という短期間でのトレードであるため、長期的な動向を読み取るよりも、瞬間的な昇降を予測する瞬発力や集中力が重要な手法と言えます。
明確な定義はありませんが、1分足や5分足でトレードすることが一般的で、僅かな利幅を狙うトレードのため、トレード中はチャートから目を離さないことと、必ず損切りを入れることが大切になります。
プロのトレーダーの中にもスキャルピングメインで勝ち続けている方は多く存在しており、FXの代表的な手法の一つと言えます。
スキャルピングについて詳しく知りたい人は詳細をご紹介している以下の記事をご確認ください。
1-8. デイトレード
デイトレードとは、注文から決済までを1日で完結して次の日にポジションを持ち込まないというFXでは最もポピュラーなトレード手法のことです。
平日の間24時間マーケットは動き続けているため、寝る前に全てのポジションを決済しておけば、寝ている間の急な相場変動のリスクを回避できますし、次の日にまた新しい相場環境で取引が出来ます。
デイトレードについて詳しく知りたい人は詳細をご紹介している以下の記事をご確認ください。
1-9. スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数ヶ月の間ポジションを保有するトレード手法のことをいい、スキャルピングやデイトレードとの大きな違いは、日をまたぐ点です。
そのため、メリットとしては、大きな利益が狙える点と言えますが、同時に次の日に大きく値下がりするリスクがある点がデメリットと言えます。
スイングトレードでは、チャートを読み解くテクニカル分析と経済情勢を読み解くファンダメンタル分析の両方が重要視され、数日後の値動きを予測しながらトレードしていくことになるため、向き不向きが分かれる手法と言えます。
2. チャートを読み解くために知っておきたい用語8選
チャートを読み解く上で必要なFXの取引画面で目にする用語です。
2-1. ロング・ショート
ロングとは「買う」ことをいい、ショートとはその逆で「売る」ことをいいます。
ロングは安く買い、高く売り、ショートは高く売り、安く買うことが目的の注文方法です。
2-2. ポジション
ポジションとは、注文したまま、決済せずに保有している状況のことをいいます。注文してから、決済するまでの間は、「○万ドルの売りポジョンを持っている」と表現でき、何もしていないときは「ノーポジション」と言います。
2-3. pips
pipsとは、為替における最小単位を示す言葉で、異なる通貨でも単位がわかりやすいように円やドルでなくpipsを使うようにしています。
為替は1円の1/100単位で上下しており、pipsはその最小単位、日本円で言えば0.01円つまり1銭を表します。(最近では下3桁まで表示していることが多く、その場合は下3桁目は0.1pipsと表現します。)
読み方は、「ピップス」や「ピプス」などで、中には省略して「ピプ」と呼ぶ方もいます。
pipsについて詳しく知りたい人は詳細をご紹介している以下の記事をご確認ください。
2-4. ロット
ロットとはトレードする資金の量を示す単位です。FX業者によって1ロットの単位は変わりますが、一般的には、1ロット=1万通貨であることが多いです。USD/JPYの場合、1万ドル分のトレードということになります。
2-5. 証拠金
トレードするにあたり、一定額以上の金額を担保として、取引会社に預け入れることを「証拠金」といい、最低限必要な証拠金を「必要証拠金」といいます。
国内FX業者ではレバレッジが最大25倍ですので、最低単位の1ロットを取引するのに必要な金額(その時のレートによって変わる)の4%(25分の1)の額の証拠金を入金すればトレード自体は可能です。
しかしながら、フルレバレッジ(25倍ギリギリ)の場合には、思惑が外れてレートが予想とは逆の方向に少し動くだけ必要証拠金がショートしてしまい、強制損切り(強制ロスカット)されてしまいますので、余裕を持った額を入金すべきです。
2-6. 始値・終値
始値(はじめね)とは、その日の最初の値段(レート)をいい、終値(おわりね)とは、その日の最後の値段(レート)をいいます。一般的には1日の取引の最初と最後の値段(レート)を示す際に使用しますが、ローソク足の始まりと終わりにも使われる用語です。
2-7. ローソク足
刻々と変化していく為替レートを記録しているのが、ローソク足です。ローソク足には時間の長さごとに「1分足」から「年足」まであり、たった1本で、その期間の「始値」「終値」「高値」「安値」がわかります。
さらに、「始値」から「終値」までが実態、それ以外が「ヒゲ」となって示され、「始値」よりも「終値」が高ければ陽線、その逆は陰線となり、色で上げ下げがわかるようになっています。このように、ローソク足を見ただけで、ここまでの情報が読み取ることができます。
2-8. Ask・Bid
AskとBidは、買い(Ask)と売り(Bid)の意味です。
FX取引画面で必ず目にする言葉となりますので、基本用語として覚えて頂きたいです。
3.ニュースでよく使われる用語6選
ニュースや著名人のレポートなどでよく使われる基本的な用語です。
3-1. テクニカル
テクニカルとは、過去のデータを元に、未来の値動きを予測する手法のことをいいます。
過去のデータを統計的に細かく分析して相場動向を予測します。その分析方法は多岐にわたり、有名なものから、トレーダー独自のものまで数多く存在します。
3-2.ファンダメンタル
ファンダメンタルとは、企業や国の経済状況を元に、相場動向を予測する手法のことです。ニュースで、国や地域の経済成長率、物価上昇率、財政収支などの情報を収集し、今後の為替にどう影響するか予測します。
3-3. 日経平均株価
日経平均株価とは、日本の株式の水準を示す「東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価」です。これにより、日本の経済状況がわかるため、為替動向にも大いに影響を与えます。
必ず為替と連動しているわけではありませんが、円安になると日経平均株価が上がる傾向があります。理由は、円安ドル高になると、アメリカで日本の製品が安く買えるようになり、それにより輸出企業の売上高が増し、日本の経済にが良くなるためです。
3-4. NYダウ平均株価
NYダウ平均株価とは、米国を代表する優良30銘柄を選出し、指数化したものです。日本でいう日経平均株価に値しますが、世界の株式市場では断然注目されています。銘柄入替は、ウォールストリート・ジャーナル紙の編集社によって行われています。
NYダウ平均株価が上がると、それだけアメリカの経済状況がよくなっているということになるため、その場合、ドルが買われやすくなり、ドル高円安になる傾向があります。
3-5. 政策金利
政策金利とは、中央銀行が、一般の銀行に融資する際の金利のことをいいます。
中央銀行の金融政策によって決められ、景気が良い場合には高く設定され、景気が悪い場合には低く設定されます。そのため、景気が良い場合には預貯金やローンの金利が上がり、景気が悪い場合には金利が低くなって、通貨の流通を促進させます。
FXでは、「金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買う」ことでスワップポイントを狙うのが中長期投資におけるセオリーであり、「買いが多い通貨の価格は上がる」ため、売買差益狙いの短期投資においても「金利が高い通貨は買われやすい」という特徴があります。
政策金利では、特に世界の基軸通貨『ドル』に影響する米国の政策金利が注目されています。
3-6. 雇用統計
雇用統計とは毎月発表する「米国の雇用情勢を調べた景気に関する経済指標」のことです。
様々な重要経済指標がありますが、米国の経済情勢を如実に表す雇用統計が最も注目され、結果によっては米国の金融政策に大きな影響を与えるため、為替の流れが一変するほどの影響力があります。
失業率、非農業部門就業者数、建設業就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給などの10数項目の数字が発表され、今後の景気動向にも大きな影響を与えます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
「FX用語」についての理解が深まったのではないでしょうか?
基本的な用語は当たり前のように使われますので、この機会にご紹介した23選は全て覚えて最善なFX人生をスタートさせましょう。
本ページでは「FXで知っておくべき用語」を出来る限り網羅的にご紹介してきましたので、あなたのFXトレードの一助となれれば幸いです。
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