キャッシングの限度額|正しく理解し引き上げるための全知識

キャッシングの限度額|正しく理解し引き上げるための全知識

「キャッシングの限度額を引き上げたい」「そもそも限度額ってどうやって決まるの?」などキャッシングを使う以上、限度額のことが気になりますよね。

実は、キャッシングの限度額には「広告に掲載された限度額よりもかなり少ない額で設定される」「上げようと闇雲に申し込んでしまうと逆に限度額が下がることがある」等の落とし穴があります。

本記事では、過去に3社のキャッシングで限度額の引き上げを成功させてきた筆者がキャッシングの限度額に関して知っていただきたい全ての知識を以下の流れで紹介していきます。

  1. キャッシングの限度額を決める3つのポイント
  2. キャッシングの限度額が上がる2つのパターン
  3. キャッシングの限度額を上げたい時の3つの注意点
  4. 増額?新規申し込み?借入枠を増やす手段を徹底比較!

本記事を読んでいただくことで、キャッシングの限度額はどうやって決まるのかから、実際にどうやって限度額を上げるのかまで、キャッシングの限度額に関する全ての知識を身につけていただけます。

1. キャッシングの限度額を決める3つのポイント

よく、キャッシングの広告などで「限度額500万円」などとアピールされていますが、「限度額500万円」で借りられる方は滅多にいません。

本章では、ちょっと分かりにくいキャッシングの限度額がどうやって決まるのか?という疑問に答えていきたいと思います。

限度額を決めるポイント1. あなたの属性

キャッシングでは審査の際、あなたの返済能力をあなたの年収や職業から算出します。

これは属性スコアリングと呼ばれるもので、あなたの申し込み内容をコンピューターが点数化してスコア化してあなたの信用度を測る仕組みです。

そして、スコアが高ければ高いほど、「たくさんお金を貸しても返済してもらえるだけの力がある」と判断され限度額は高くなる傾向があります。

具体的に見られる項目は以下のとおりです。

属性スコアリングで見られる主な項目

  1. 年収
  2. 勤務先・雇用形態
  3. 勤続年数
  4. 居住形態・居住年数
  5. 家族構成
  6. 年齢
  7. 固定電話

それぞれの細かい項目を知りたい方は『キャッシング審査内容の真実と劇的に通りやすくする全知識』を参考にしてください。

どんな方が高いスコアを出せるのかを詳しく解説しています。

限度額を決めるポイント2. 借入状況

キャッシングの審査の際は、現在他社からどれくらい借りているのか、また過去にトラブルがなかったか?もみられます。

金融機関やキャッシング会社の間ではあなたの借入状況などが「信用情報」として共有されており、限度額にも影響します。

そして特に限度額に影響するのが、「他社からの借入状況」です。

なぜなら、総量規制という法律があるためです。

総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。

引用:日本貸金業協会ホームページ

つまり、他社からの借り入れと、あなたが申し込むキャッシングの限度額の合計が年収の1/3を超えないようにしなければならないと法律で決まっています。

つまり、年収300万円の方で他社からの借入がすでに90万円あるのなら、審査以前に法律で10万円以上は貸せないようになっています。

また、総量規制の影響で、一つのキャッシング会社から借りられる限度額も1/3までなので注意してくださいね。つまり、他社からの借入が全くない状況でも、年収300万円の方は100万円以上の限度額は絶対に設定できません。

もっとも、銀行のカードローンの場合は「総量規制」の対象外なので、1/3以上借りられるケースもありますが、銀行のカードローンはきちんと返せるか?というポイントをよりシビアに見られるため、年収の1/3以上借りられることは滅多にありません。

限度額を決めるポイント3. 取引状況

キャッシングの限度額を決める上で最も重要なポイントの一つが「取引状況」です。

つまり、「このお客様は、きちんと返済してくれる良いお客様」だとキャッシング会社が認識すれば、限度額は高くなっていきます。

しかし反対に、初回契約時はあなたがどれだけ借りて、どれだけ真面目に返してくれる人なのかが全くわからない状態なので、限度額は低めになりやすいです。

どんなに職業や年収が良くても100万円を超えることは滅多にありません。多くの方が年収の1/10程度かそれ以下です。

そのため、最初は高い限度額で申し込むことは諦めて、しっかりと借りて・返すを積み重ねて限度額を上げていきましょう。

まとめ: キャッシングの限度額を高くするポイント

  • 返済能力があると判断される職業や年収などの属性
  • 年収の1/3を超えない他社との合計借入額
  • きちんと返済して積み上げる取引実績

2. キャッシングの限度額が上がる2つのパターン

では、最初は低めの限度額で申し込みをした後はどのように限度額を上げていくのかを解説していきます。

主に以下の2つのパターンでキャッシングの限度額は上がっていきます。

  • あなたがキャッシング会社に申し込む
  • キャッシング会社から案内がある

では解説をしていきます。

2-1. あなたがキャッシング会社に申し込む

あなたからキャッシング会社に依頼をするというパターンです。

一例ですが各社以下のようにインターネットの会員ページや電話などからWebで申し込みが可能です。

キャッシング会社申し込み方法
プロミスインターネット上の会員ページ・電話から
アコムインターネット上の会員ページ・電話から
アイフルインターネット上の会員ページ・電話から

申し込み後、審査が実施され審査に通れば限度額の引き上げを見込めます。

また、あなたの申し込み状況や借入状況によっては「収入証明書類」の提出を求められる可能性があります。

特に、総量規制の対象となるキャッシングにおいて増額によって以下の状況になる方は、契約時に提出していなければほぼ必ず提出を求められます。

  • 増額しようとするキャッシングの限度額が50万円を超える
  • 他社との借入と限度額を合わせて100万円を超える

以上に当てはまる方は事前に収入証明書を用意しておくことをお勧めします。

また、あなたから限度額の引き上げを依頼するのは6ヶ月以上返済を滞りなくコツコツと行った後にしましょう。

それだけ実績を積まないと申し込んでも増額に応じてくれる可能性は少ないです。

また、限度額50万円までは10万円ほどの増額しかしてもらえないケースが多いですが、50万円を超えると30万円・50万円単位で増額を見込めます。

2-2. キャッシング会社から案内がある

あなたがきちんとキャッシングを利用し、返済も行っていれば、あるタイミングでキャッシング会社から限度額を引き上げないか?という連絡が入ります。

キャッシング会社もきちんと返してくれる方にたくさん貸したほうが利益になるので、あなたが信用できると判断すれば連絡をしてきます。

時期としては契約後半年程経過したタイミングが多く、上がり幅は20~50万円上がるケースが多いです。

あなたから申し込む場合も、キャッシング会社からの電話を待つ場合も、定期的に利用し滞りなく返済することが必要です。

3. キャッシングの限度額を上げたい時の3つの注意点

本章では、キャッシングの限度額を上げるためにあなたから申し込みをする時に注意すべき3つのポイントを紹介します。

3-1. 限度額が下がる可能性もあることに注意

キャッシングの限度額の増額を依頼することは、ある意味キャッシング会社が「あなたにいくらまで貸せるのか」を考えなおすきっかけにもなります。

つまり、あなたが返済を滞らせていたり、他社からの借金が増えていると「この人はあまり良いお客様でない」とキャッシング会社が判断し、増額が見込めないだけでなく今の限度額を下げられてしまう恐れがあります。

そのため、増額の申し込みをする前に、自分はきちんと返していたか、(他社の借金が増えたり、収入が落ちたなどで)返済能力は落ちていないかを考え、自信がなければ増額の申し込みは避けましょう。

後ほど説明しますが、増額するのではなく、思い切って他社に新規で申し込みをしたほうがいいケースもあります。

3-2. 総量規制に注意

増額を申し込む前に意識していただきたいのが「総量規制」です。

あなたがどんなに真面目に返済していても、他社を含めて年収の1/3ギリギリまで借入を行っていたら増額は見込めません。

それどころか、総量規制ギリギリになっていることを受け、限度額を下げられる恐れもあるため、あなたの年収とよく相談して申し込みを行うか決めましょう。

3-3. 誠実な対応を意識

もし、電話で申し込みをされる際は、オペレーターの方への言葉使いも意識しましょう。焦っていても、必ず敬語で丁寧に会話することを意識しましょう。

それは、オペレーターの方に不信感を覚えられてしまったら審査に通っていたはずなのに、落ちてしまうことが起こりうるからです。

あなたはキャッシング会社のお客様ですが、同時に物事をお願いする立場であることを忘れないでください。

4. 増額?新規申し込み?借入枠を増やす手段を徹底比較!

借入額を今より増やすための方法は以下の2点があるかと思います。

  1. 今使っているキャッシングの増額を申し込む
  2. 別のキャッシングに申し込む

では、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

4-1. ご利用中のキャッシングを増額させる2つのメリット

ご利用中のキャッシングを増額させることは、別のキャッシングに申し込むケースと比較して以下の2点のメリットがあります。

  • 新規で申し込むより審査への通過率は高い
  • 後からまた違うキャッシングに申し込むときにマイナスになりにくい

ではそれぞれを解説していきます。

新規で申し込むより審査への通過率は高い

きちんとそのキャッシングを利用してきた方にとって、10万円の増額をする方が、10万円の枠で新規のキャッシングに申し込むより通過率は高いです。

ただし、契約をしてから半年間以上遅延なく返済していた場合です。

そのため、それだけの取引実績を積めていない方は、新規での申し込みの方が通りやすいと思われます。

後からまた違うキャッシングに申し込むときにマイナスになりにくい

今回、新規の申し込みでなく限度額の向上で乗り越えておくと、将来的なメリットがあります。

なぜなら、キャッシングの審査において借入社数は一つの大きなポイントだからです。3社を超えると新規申し込みの審査に本当に通りにくくなります。

つまり、借入数を増やさなければ、将来本当に新規申し込みが必要になった時に審査に通る可能性が高まります。

4-2. 別のキャッシングに申し込む2つのメリット

反対に、別のキャッシングに申し込むことには以下の2点のメリットがあります。

  • 落ちた時にマイナスになりにくい
  • 今のキャッシングの取引状況を考慮されにくい

では解説していきます。

落ちた時にマイナスになりにくい

増額の審査に落ちると、最悪のケース限度額が引き下げられてしまうことはご理解いただけたかと思います。

そのため、ある種のリスクを背負う形になります。

しかし、別のキャッシングへの申し込みであれば審査に落ちたとしても今の限度額が減るというマイナスにはならないことは一つのメリットと言えます。

今のキャッシングの取引状況を考慮されにくい

今ご利用のキャッシングでは「返済を1回忘れてしまった」でしたり、「契約から2か月しか経っていない」など、きちんとした取引実績を積めていない場合は増額は見込めません。

しかし、新規のキャッシングであればそういった「今ご利用のキャッシングとの取引状況」は考慮されにくいです。

ただし、気をつけていただきたいのが長期にわたって延滞しブラックリストに入っていたり、今のキャッシングだけでなくここ数ヶ月で複数のキャッシングに申し込んだ場合は審査には通らないので注意してください。

別のキャッシングに申し込むならアコムがオススメ

大手の消費者金融系は中小と比較すると審査はシビアですが、どうしても大手がいい方はアコムがおすすめです。

アコムに関しては、他のユーザーからも審査が厳しいという声をあまり聞きませんでした。

そのため、審査に自信があまりないけど大手がいいという方はとりあえずアコムにチャレンジしてみましょう!ただし、アコムも落ちる人は落ちるため、きちんと返済能力を持っていることが必須です。

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アコム』は、三菱UFJフィナンシャル・グループのキャッシングサービスです。

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さらに、初回申し込みから最初の30日は金利無料のサービスを行っています

アコムに落ちてしまった場合、大手のキャッシング会社ではなく、中小規模のキャッシング会社を選びましょう。

中小規模のキャッシングの場合、申し込み数が少なくお客様を選びにくい状態なので、大手に落ちた方へも融資をしてもらえる可能性が高いです。

5. さいごに

キャッシングの限度額について解説してきましたが、いかがでしたか。

キャッシングの限度額を上げるためには以下のポイントが重要です。

  • 返済能力があること
  • 総量規制に引っかからないこと
  • 定期的に借りてきちんと返していること

以上のポイントを満たしていれば、限度額を上げてもらいやすいです。

ご利用は計画的に返せる範囲で限度額を設定していただければと思います。