3分でわかるFXの両建てとは|賢く使えばリスクを抑えて利益倍増!

3分でわかるFXの両建てとは|賢く使えばリスクを抑えて利益倍増!

FXに興味を持ち色々調べていると“両建てが魅力”などの話をよく聞くけど、「そもそも両建てって何なの?」「両建ては危険ではないの?」など疑問に思っていませんか?

「両建て」は、「一つの口座で同時に売りポジションと買いポジションを持つことができる仕組み」ですが、きちんとメリット・デメリットや有効な使い方を理解した上で賢く活用しないと「身動きがとれなくなって思わぬ大損をしてしまう」なんてことにもなりかねません。

このページでは、両建てについて以下の流れに沿ってわかりやすく詳細にご紹介します。

  1. 『両建て』とは
  2. 『両建て』のメリット・デメリット
  3. 『両建て』の2つの有効活用方法
  4. 『両建て』ができるおすすめFX業者3選

すべて読めば、「両建ての魅力と有効活用方法」がわかり、両建ての活用で失敗しない賢いトレードができるようになるでしょう。

1. 『両建て』とは

『両建て』とは、「一つの口座で同時に売りポジションと買いポジションを持つことができる仕組み」で、国内FX業者によっては『両建て』ができる業者とできない業者があります。

両建てができない業者では「買いポジションを持った状態で売り注文を出すと、持っている買いポジションが決済されてしまう」ため、一つの通貨ペアでは一つの戦略しか立てられませんが、両建てが可能な業者では両建てを活用することで様々なトレードの可能性が生まれてきます。

ここでは、両建ての仕組みと最もメジャーな活用方法について以下にご紹介していきます。

FX 両建ての仕組み

様々な使い方が可能な『両建て』ですが、最もメジャーな使い方は上記のように「中長期トレンドに乗りながら日々の短期トレンドも狙いに行く」という使い方でしょう。

そうすることで、「上下両方の利益を獲得できる」というメリットと「レートがどちらに動こうがどちらか一方のポジションが保険の役割を果たすため、精神的にも安心できる」というメリットがあります。

また、もう一つの『両建て』のメジャー使い方として「決済(損切り)せずに一時的な損失を回避する」という使い方もあります。こちらは、上手くいけば利益で終われることもありますが、結局損切りで終わる可能性も高いため、「最初から損切りすべき」という意見も多く必ずしも推奨できる使い方ではありませんが、以下にその仕組みをご紹介します。

FX 両建てで一時的な損失を回避する仕組み

レートが一定のレンジ内で上下していることが明確で、短期的に戻って来る可能性が高い場面などでは有効な使い方です。

2. 『両建て』のメリット・デメリット

前章で『両建て』の仕組みとメジャーな活用方法についてご紹介しましたが、『両建て』には様々な活用の可能性があるため、メリット・デメリットをきちんと理解した上で自分なりの使い方をするべきです。

『両建て』の主なメリット・デメリットを以下にご説明していきます。

2-1. メリット

『両建て』の主なメリットは以下の3つが挙げられます。

  • 長期投資をしながら短期投資が同時にできる
  • 決済せずに損益を固定でき、上手くいけば含み損が利益で終われる可能性がある
  • 戦略的に使えば指標発表時等のレートが乱高下する場面で大きく稼げる

『両建て』の最大のメリットは、同一通貨ペア内で複数の戦略を立てることができる点といえます。「長期投資と短期投資を同時に行う」という王道の使い方以外にも、様々な注文方法と組み合わせることで損失回避や指標発表時等で戦略的に収益を狙うことも可能です。

具体的な有効活用方法については、次章の「『両建て』の2つの有効活用方法」にてご紹介しております。

2-2. デメリット

反対に、『両建て』の主なデメリットは以下の3つといえます。

  • 注文量や決済の仕方を誤ると逆に損失が大きくなる
  • 証拠金によっては決済するまで身動きが取れなくなりその後のチャンスを逃してしまう
  • スワップポイントによってはマイナス金利で損失が膨らむ可能性がある

『両建て』の最大のデメリットは、使い方を誤ると二重の損失を招いたり、身動きが取れなくなってしまう可能性があることです。さらに、スワップポイントによってはマイナス金利になってしまい、ポジションを保有しているだけで地味に損失が膨らんでいくということも有り得ます。

そのため、両建てを活用する際にはあらかじめきちんと合理的なルールを定め、賢く活用することが非常に大切です。

3. 『両建て』の2 つの有効活用方法

あくまで私が普段活用している『両建て』の活用方法ではありますが、『両建て』の有効活用方法の具体的な事例を以下に2つご紹介します。

  • 有効活用方法①|逆指値ストップロスと併用で損失拡大防止
  • 有効活用方法②|OCO注文とセットで指標発表時に両サイドトラップを仕掛ける

3-1. 有効活用方法①|ストップロスと併用で損失拡大防止

「思惑と反し、レートが反対に動き損失を抱えた」というような場面で、前述した「両建てで一時的な損失を回避する仕組み」に逆指値や指値のストップロスを組み合わせることで、「最大損失幅を確定し精神的な不安を解消した上で、できるだけ損失を減らし、上手くいくと利益が狙える」という手法です。

FX ストップロスと併用で損失拡大防止

レートがサポートラインとレジスタンスライン等のレンジ内であれば、強制ロスカットを回避しながら、上手くいけば利益で終われる可能性も十分にある手法です。

3-2. 有効活用方法②|OCO注文とセットで指標発表時に両サイドトラップを仕掛ける

米国雇用統計等のような重要指標発表時には結果が事前予想よりも良く出るか悪く出るかでレートが大きく動く可能性が高く、発表直前や直後では様々な思惑が交錯しレートが乱高下する場面が頻繁にあります。

そのような場面で、直前のレートから少し離した価格で「買い」と「売り」の両サイドに同時にOCO注文を入れてトラップを仕掛けることで、二重の利益を狙えるという手法です。

FX OCO注文を入れてトラップを仕掛ける

この手法を活用する際には以下の3つの注意点があります。

  • 直前レートからなるべく離して注文を入れる(離しすぎるのもリスク)
  • 利確幅を欲張らずに狭めに設定する(通貨ペアにもよるが10〜20pips程度が目安)
  • できるだけ「スプレッドが狭く、約定力の高い業者」を選ぶ

注文の設定が直前レートから近すぎると指標発表前に約定してしまい、無駄に損切りに引っかかってしまうというリスクがりますので、指標発表までは引っかからなさそうなギリギリの価格(状況から判断するしかありませんが…)まで離す必要があります。

さらに、発表結果次第でレートが大きく動く場合もあれば、あまり動かない場合もありますので、今回の指標発表に対する事前予想と市場のコンセンサス(価格への折り込み度合い)等から判断し、損切りで終わる可能性を減らすためにも利確幅は欲張らずに狭めに設定することが大切です。

また、指標発表時には「大きくスプレッドが広がるリスク」と「滑って注文通りの価格で上手く約定しないリスク」がありますので、できるだけ「スプレットが狭く、約定力の高い業者」を選ぶことが非常に需要です。

4. 『両建て』ができるおすすめFX業者3選

単に「両建てができる業者」というだけだとたくさんの業者がありますが、「両建てができる業者」を選ぶ際に以下の3つのポイントを満たす業者を選ぶことが大切です。

  • 証拠金が二重で掛からない(計算方法がMAX方式)
  • 約定力が高い
  • スプレッドが狭い

特に「証拠金の計算方法」については、業者によって「買いポジションと売りポジションそれぞれに証拠金が必要な業者」と「どちらか高い方の証拠金さえあれば良い業者(計算方法がMAX方式の業者)」の大きく2種類の業者がありますので注意が必要です。

上記3つの重要ポイントを満たす業者の中で特におすすめな業者3選を以下にご紹介しておきます。

※FX口座を開設する際には、特定の紹介サイト経由だとキャッシュバック内容や条件、口座開設までのスピード等が変わってしまう場合があるようですので、必ず公式ページから行うことお勧めします。

4-1. マネーパートナーズ|約定力No.1の業者

マネーパートナーズの公式ページ

マネーパートナーズ』は高機能な取引ツールに定評があり、積極的に取引をする専業トレーダーの中でも利用者の多い業者です。

標準スプレッドも業界最狭水準である上、スリッページ等を考慮した実質取引コストで考えれば最狭水準であり、その他の項目も高水準なため初心者にも上級者にもおすすめの業者です。

4-2. ヒロセ通商|スプレッドが狭く約定力も高い業者

ヒロセ通商』は、ほとんど「オールインワン」といえるほど様々な面で優れている業者です。そのため、使っていて不便を感じるようなシチュエーションはほとんどなく、特に初心者にとっては満足度の高い業者といえます。

特にスプレッドの点では、業界最狭水準のドル/円0.3をはじめその他の通貨ペアでも非常に優位性が高く、スリッページを1銭に設定した場合の約定率は99.9%と約定力も高いため、初心者から上級者まで幅広く対応可能なおすすめ業者です。

4-3. OANDA japan(MT4口座)|約定力が非常に高い業者

OANDA japan』は、世界で最もメジャーで非常にカスタマイズ性が高く高性能な『MT4』という取引ツールを使ってトレードができる国内では数少ない業者です。

OANDA japanも「約定拒否無し!」「再クオート無し!」と謳っているとおり非常に約定力の高い業者です。スプレッドは選ぶコースによって異なりますが、ベーシックコースではドル/円0.4等、業界最狭とまではいきませんが非常い狭い水準であるため、非常におすすめです。

4-4. 初めての口座やメイン口座をお探しの方へは以下の業者がおすすめです。

  1. DMM FX』・・・・初めての口座ならまずは総合力に優れたココ
  2. SBI FXトレード』・・・・ 総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ
  3. GMO外貨』・・・・ スマホでの使い易さにこだわりたいならココ

DMM FX|初めての口座ならまずは総合力に優れたココ

DMM FXの公式ページ

DMM FX』を運営するDMM.com証券は国内口座数で業界最大規模の業者である大手業者です。

その実績のとおり、「スプレッド」「約定力」「情報量」「取引ツール」の最重要4項目すべてにおいて高次元で満たしており、総合的に非常にバランスの良い業者です。

また、取引するほどポイントが貯まり、貯めたポイントは現金化できる非常にお得な「ポイント制度」もあるため、お得な口座と言えます。

初めて開設する口座やメイン口座として最もおすすめです。

※DMM FXと外為ジャパンFX合算での実績で集計

SBI FXトレード|総合的にハイスペックなワンランク上の口座を求めるならココ

SBI FXトレード』は、テクニカル指標の多さと最大4画面のチャート多重表示機能からテクニカル分析のやりやすさが非常に高くおすすめの業者です。

「チャートを見ながら注文することも可能」「約定力にも定評あり」「スプレッドも業界最狭水準」といったメリットから、テクニカル分析を重視して特に短期投資で稼ぎたいという志向の人には特におすすめです。

さらに、スワップポイントも業界最高水準なため、スワップ狙いの長期投資を行うトレーダーからの人気も高いです。

高機能な取引ツールを含め、「高性能さ」がウリの全体的なレベルが非常に高い業者ですので、初心者はもちろん、テクニカル志向の中・上級者にも満足度の高い業者といえます。

GMO外貨|スマホでの使い易さにこだわりたいならココ

GMO外貨』で使う取引ツールである「GMO外貨アプリ」等は非常に使いやすいと評判で、利用者が非常に多い業者です。

スプレッドの面でも多くの通貨ペアで業界最狭水準であると共に、スマホツールの操作性の高さでは一歩抜けており、初心者にはおすすめの業者です。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

「両建て」についてのイメージが大きく変わり、正しい活用方法がわかったのではないでしょうか?

どんな道具でも使い方次第では便利なメリットにもなれば、逆に害のあるデメリットにもなるように、「両建て」も賢く活用すれば窮地を凌げたり、大きな利益を狙うことができる魅力的な仕組みです。

本ページでは「両建て」を正しく理解して魅力的に活用していただけるように、「両建て」についての重要なポイントを出来る限り詳細にご紹介してきましたので、あなたのFXトレードの一助となれれば幸いです。

上記の内容をしっかりと理解した上で後悔しないトレード人生を送りましょう!

<『両建て』ができるおすすめFX業者3選>

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