アコムに申し込まれた方、申し込もうとしている方はその審査が少し不安ではないですか。
アコムの審査に関しては様々な評判もありますが、誰でも通るわけではないため、きちんと対策を講じることが大切です。
本記事では、アコムを含む複数のキャッシングを経験し、アコムに関しては300人以上の口コミをまとめてきた筆者がアコムの審査に関して以下の流れで紹介していきます。
本記事を読んでいただくことで、アコムの審査の内容からアコムに通りやすくするためのコツまで、アコムの審査に関して知っておくべき全てのことをご理解いただけます。
1. アコムの審査は甘いのか?実態と概要
本章ではアコムの審査に申し込む前に知っておいていただきたい、「審査の通過率」と「審査の流れ」、「必要書類」を紹介します。
1-1. アコムの審査に通るのはこんな人
アコムの審査には色々な噂がありますが、誰でも通るわけではないため、きっちりと対応をしなければいけません。
しかし、「安定した収入があり、他社から借入をしておらず、過去にクレジットカードの延滞等をしていない」方は、本記事をしっかりご理解いただき、きちんと手続きをすればチャンスは十分にあります。
また、上記いずれかで不安な方も、本記事を参考にしていただければ借りられる可能性をグッと高めることができます。
1-2. アコムの審査の流れ
アコムで最もスムーズなインターネットでの契約は以下のような流れになります。
出典:アコム
この中で、審査に当たる部分に関しては以下の流れになります。
①Webで申し込む
Webでアコムに申し込みます。最も手軽でスムーズな方法です。
②アコムから確認の電話が入る(現在は原則ありません!)
申し込みの確認の電話が入ります。営業時間(9:00~21:00)の間であればその日のうちに、営業時間外ですと翌営業日の電話となります。
また、本人確認資料等を送るように指示を受けたら、「スマホで撮影しアップロード」「Fax」などあなたの好きな方法で送るようにしましょう。
2024年現在、アコムはじめプロミスやアイフルなどの大手消費者金融は原則電話連絡はありません。
④審査結果の連絡
メールで審査結果の連絡が入ります。審査に通れば「契約手続きのお願い」がメールで送られてきます。
アコムの審査に関しては、以上のような流れです。
1-3. アコムの審査に必要な書類
続いて、アコムの審査に必要な書類を紹介していきます。スムーズに申し込むために、手元に用意しておきましょう。
必ず必要な書類
アコムの審査に申し込む時に必要な書類は、基本的に運転免許証です。
しかし、免許証がない方も以下のように保険証などで代用が可能です。
出典:アコム
ただし、現住所と相違がある場合は、あなたの氏名と現住所が明記された公共料金の領収書や住民票の写しなどを用意する必要があります。
場合によっては必要な書類
また、以下の書類も場合によっては必要になってきます。
出典:アコム
免許証以外の書類も必要になるケースは以下のようなケースです。
- アコムのご利用限度額が50万円を超える場合
- アコムのご利用限度額と他の貸金業者からのお借入総額が100万円を超える場合
また、撮影し送るときはマイナンバーが写らないように注意しましょう。
2. アコムの審査で見られる2つのこと
具体的にアコムを始めとするキャッシングの審査で見られているポイントは、大きく分けて以下の2点です。
- あなたの属性(年収や職業など)
- 現在や過去の債務(信用情報)
以上の2点からあなたの返済能力が考慮されます。ではそれぞれに関して解説をしていきます。
2-1. あなたの属性
これは属性スコアリングと呼ばれるもので、あなたの申し込み内容をコンピューターが点数化してスコア化してあなたの信用度を測る仕組みです。
具体的に見られる項目は以下のとおりです。
属性スコアリングで見られる主な項目
- 年収
- 勤務先・雇用形態
- 勤続年数
- 居住形態・居住年数
- 家族構成
- 年齢
- 固定電話
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
①年収
年収が高くなればなるほどスコアも高くなります。また、総量規制のラインである他社の借入と合わせて年収の1/3以上の申し込みになっていないかもチェックされます。
また、安定した収入があるかどうかも判断材料の一つになります。
もちろん、高いに越したことはありませんが、200超~300万円の年収があれば「年収が低い」という理由で審査に落ちる心配はありません。
②勤務先・雇用形態
公務員でしたり、大手企業の社員はここのスコアが高くなります。
反対に、無職の方など安定した収入のない方は一発アウトになるケースが多いです。
無職の方は、そのままですとアコム以外のキャッシングへの申し込みも困難ですので、『無職だけどキャッシングをしたい!最善の行動ができる全知識』を参考に、対策を講じてください。
また、勤務先は非常に重視される傾向にあるため、在籍確認などをすることで虚偽の申し込みを防止しています。
アコムでは、原則、電話での在籍確認を行なっておりません。書面や申込内容で確認されます。
③勤続年数
その職業をどれくらい続けているかも判断材料になります。
やはり長い方が、これからもきちんと働いて返済ができると判断されて審査には通過しやすいです。
反対に勤続年数が1年未満だと仕事が続けられるのか、信用してもらえずマイナスになるケースが多いです。
また、会社経営者の方、自営業の方は勤続年数で事業の安定性や信頼度を測られます。
④居住形態・居住年数
持ち家か賃貸かによってもポイントは変わり、持ち家の方がポイントは高いです。
なぜなら、持ち家という経済資産があるため、お金が返ってこないリスクが少なく、また夜逃げなどもできないからです。
また、公営住宅はあまりいい印象を与えません。
住居による優位性
持ち家>>社宅>>賃貸>>公営住宅
⑤家族構成
あなたに何かあった時に返済できる家族がいるかも大きなポイントです。
一人暮らしですと評価が低く、反対に両親と同居していれば評価が高くなります。
⑥年齢
アコムに申し込めるのは20歳以上の方です。この年齢の範囲内であれば特にマイナスはありません。
⑦固定電話
今のご時世携帯電話でも十分審査には通りますが、やはり固定電話を持っていると少しだけスコアも上がります。
そのため、固定電話を持っているならきちんと固定電話の番号を書くことが大切です。
2-2. 現在や過去の債務
審査において、今や過去にどれだけの債務があるかも非常に重視されます。いわゆる信用情報のチェックで、「個人信用情報機関」へあなたの信用情報を照会します。
主に、「何社から」「いくら」借りているか、「トラブルはなかったか」などがチェックされます。
①何社から借りているか
いくら借りているか以上に何社から借りているのかはチェックされます。
同じ額を借りているのでも、数社から少しずつ借りている人よりも、1社からまとめて借りている方の方が信用度は高いです。
②いくら借りているのか
あなたの年収に対して借りすぎている人は、「返せないから借りている」と判断されてしまい、通る可能性は著しく落ちます。
また、アコムは総量規制という法律の対象で、他社との合計で年収の1/3を超える額は貸すことはできない決まりですので、既に年収の1/3近い借入がある方はほぼ通りません。
③トラブルがなかったか
過去に長期間クレジットカードなどの支払いを延滞した経歴のある方は避けられます。
ちなみにクレジットカードの延滞ですと約5年、履歴が残ってしまうことが一般的です。
そしてこの信用調査のタイミングでブラックの履歴のある方や多重債務者は落とされる傾向にあります。
過去にトラブルのあった方や他社からの借入が大きい方は、どこのカードローン会社も避けるからです。
また、現段階で少しでも他社に対して延滞しているものがある場合もマイナスになるため注意が必要です。
さらに、過去にアコムを使う中で延滞をしたことがある方は履歴が残っている可能性が高いので注意しましょう。
『スーパーホワイト』にも注意!
実は過去にローンやクレジットカードを使ったことがない方も注意が必要です。
特に30代以上の方は注意していただきたいのですが、一般的に過去のローンやクレジットカード、携帯電話の分割払いをしたことがない方はスーパーホワイトと呼ばれ、信用履歴が何もない状態です。
一方で、一度返済の責任を果たさずブラックリストに入った方も、数年経つと法廷免責で過去の履歴が全て消えるようになっています。
つまり、何も実績を作らなってこなかった方と同じように、ブラックリストに数年前入った方は履歴が全くない状態になります。
特に30代以上で履歴がないと、ブラックリストに入っていたのではないかと疑われて審査に通りにくくなります。
それを防ぐためにも、簡単なものだと携帯端末の分割払いなどで実績を作っておくことも大切です。
以上属性と債務の2ポイントを見極めて、キャッシング会社はあなたがどれくらい返せるのかを判断し、審査の通過の可否や限度額を決定します。
3. アコムの審査にかかる時間と最速で契約する方法
ではアコムの審査にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
3-1. アコムは最短30分で審査してくれる
アコムのメリットの一つが審査のスピード感で、審査から融資まで最短30分で行ってくれます。
しかし、「最短」30分のためそれ以上かかることもざらにあります。申し込む時間が窓口の営業時間(09:00~21:00)外や終了ぎりぎりであれば、連絡は翌日になります。
また、申込者のスコアリングや信用情報がいいものでないと、きちんと返せる人なのか?を時間をかけて考えるため、伸びる傾向にあるので注意してください。
3-2. もっともスピーディなのはWeb申し込み
アコムの契約でもっともスピーディな方法の一つが、「Web申し込み」です。
アコムのホームページ上でもWebか電話のどちらかで申し込んだ後、自動契約機や振込で融資を受けることが最も早いと紹介されています。
そのため自動契約機で申し込もうとしている方もまずはWebで申し込み、移動しながら審査結果を聞いた上で自動契約機でカードを発行することがもっともスムーズな方法です。
4. アコムの審査に通るための4つのポイント
審査が少し厳しいと解説しましたが、実は少しだけ注意をすることでアコムの審査に通る可能性をグッと引き上げられます。
通る可能性を上げるために、以下のポイントにご注意いただければと思います。
4-1. 申し込みは低めの希望限度額で
アコムの申し込みは、あなたが限度額を希望した上で申し込みをします。
もし多額のお金がすぐに必要でないのであれば、最初は少額で申し込むことをお勧めします。
理由は以下の2点です。
- 年収に対して借りすぎという印象を与えない(総量規制もクリアしやすい)から
- 計画的に借りる人であることをアピールできるから
最初は低い限度額で申し込みをして、徐々に限度額を上げていくことが審査に通りやすくなるポイントです。
4-2. 申し込みは1社ずつ行う
申し込みをしすぎないことも審査に通るために必要です。
信用情報では、申し込み内容も共有されているため、1度に申し込みをしすぎると「いろんなところから借りて、自分のところの返済はきちんとしてくれるのか」「あちこち申し込まないとお金を借りられない人なのか」と考えます。
いわゆる「申し込みブラック」という状態です。
つまり、きちんと審査に通るためには一度に複数のキャッシングに申し込みをするのではなく、1社1社審査を受けていくことが重要です。
また、申し込みの履歴が残るのが多くの場合6ヶ月で、その履歴が残る期間内に複数社の申し込みを行うと、同様の理由で通りにくくなります。
短期間で何社までなら大丈夫なのかも会社によってバラバラですが、1社1社申し込みを行うことを意識してください。
4-3. 細かいミスに気をつける
アコムに落ちる理由として、意外に多いのが記入ミスによるものです。
誤字や脱字などをすると、わざとでなくとも虚偽の申し込みを行ったと判断され、審査に落とされるケースがあります。
そのため、申し込み内容をしっかりと確認をして記入ミスをなくすことも審査に通りやすくなる重要なポイントの一つです。
また、計算ミスしたことにして他社からの借入額を少なめに書くなどの行為も信用情報で一発で発覚するため、正しい情報を正確に書きましょう。
4-4. 事前に診断してみる
キャッシングは同時に申し込むと1社1社審査に不利になるため、もし心配な方は事前にアコムで診断を行いましょう。
診断を行うためには『こちら』からアコムのホームページに行き、左側の「3秒診断」をクリックします。
あなたの年収などのデータを入れ、「診断開始」をクリックすると借りられそうかの判定をしてもらえます。
アコムが厳しそうな方は、プロミスやアイフルなどの他の消費者金融の診断を行ってみましょう。
5. アコムの審査に通らない人6つの特徴
実は、先ほど紹介した手段を使っても以下のいずれかに当てはまってしまうとアコムの審査にほぼ通りません。
- 無職の方
- アコムで過去延滞やトラブルがあった方
- 借入額が年収の1/3を超えている方
- ブラックリストに入っている方
- 他社からの借入が多い方
- 短期間で複数のキャッシングに申し込んだ方
上記いずれかに当てはまる方は、このままですとアコムを含むほぼ全てのキャッシングの契約はほぼ不可能なので、別の手段を取る必要があります。
5-1. 無職の方
無職の方は、安定した収入がないと判断されてしまうだけでなく、総量規制で法律によっても借りることが難しいです。
無職の方はまずは何でも良いので仕事を始めることを最優先させましょう。
なぜなら、お金を借りる際に無職かそうでないかの違いはあまりに大きいためです。
すぐにアルバイトを始めることが厳しければ、派遣会社へ登録しましょう。
派遣会社は登録会に行くだけで契約となるケースが多く、登録だけでしたら滅多に落ちることもないためアルバイトが厳しい方にもオススメです。
きちんと安定した収入を確保した上であれば審査に通る可能性も出てきます。
5-2. 過去にアコムで延滞をしたりトラブルがあった方
過去に延滞をしたことのある方は、再度アコムに申し込もうとしても履歴が残っていたりして、審査には通らないことがあります。
また、ご自身で返済ができず周囲の方に肩代わりしてもらった履歴も残るため注意が必要です。
そこで、延滞をしたことがある方は、無理して再度アコムに申し込むのではなく、他のキャッシングを考えましょう。
筆者がオススメなのは『アイフル』です。『アイフル』はアコム同様審査の口コミが悪くなく、無利息期間があるなど良い条件で借りられる大手のキャッシングです。
会社の名前をクリックすると公式ページに行きます。詳細な貸付条件については公式ページをご覧ください。
5-3. 借入額が年収の1/3を超えている方
借入額が1/3を超えていると、総量規制によってアコムなどのキャッシングはそれ以上の借入を行うことが困難です。
よく他のサイトで「銀行のカードローンは総量規制の対象外なので、年収の1/3を超える方は銀行のカードローンに申し込みましょう」と解説がありますが、正直年収の1/3借りている方に新たに融資してくれる銀行は、ほとんどありません。
これから融資を受けるたったひとつの方法は、正直きちんと返済して借金を減らすか、仕事を増やすなどして年収を上げるかのどちらかの選択肢しかありません。
5-4. ブラックリストに入っている方
ブラックリストのに入っているあなたは、アコムだけでなく正直新たにキャッシングを契約することは厳しいです。
なぜなら、ほぼ全ての金融機関・キャッシング会社であなたの信用情報は共有されているからです。
以前までは銀行と消費者金融で情報をやり取りしていないということもあったのですが、今ではそれぞれのシステムが情報共有をしているため、バレてしまいます。
そのため、最善策としてはあなたのブラックの登録期間が終わるまで待つことです。
ブラックへの登録は、解消(返済完了)から以下の期間で終了します。
信用機関名 | 全国銀行個人信用情報センター(JBA) | CIC | 日本信用情報機構(JICC) |
ブラックのきっかけ | 主に銀行 | クレジットカード系 | クレジットカード系 |
延滞 | 5年 | 5年 | 1年 |
自己破産 | 5年 | 5年 | 5年 |
任意整理 | – | – | 5年 |
上記の期間が終わり次第、ブラックになった経緯とは関連のなさそうな会社のローンに申込みましょう。
また、それまで待てないという方は、すでにお持ちのクレジットカードのキャッシングで、お金を借りることもできます。
ブラックリストに入っても、カードの限度額などが引き下げられたりしますが、今まで通り使える可能性は高いです。
5-5. 他社からの借入が多い方
他社からの借り入れは少ないことに越したことはなく、あちこちから借りている方はアコムには通らないケースが多いです。
そんな方には、アイフルの『おまとめMAX』と『かりかえMAX』という2つのおまとめ専用の商品がオススメです。
商品名 | 実質年率 | 対象 | 商品の目的 |
おまとめMAX | 3.0%~17.5%(実質年率) | アイフルと他社それぞれに債務がある方 | 他社からの借金をすべてアコムにまとめる |
かりかえMAX | 3.0%~17.5%(実質年率) | 他社のみに債務がある方 | 他社からの借金をすべてアコムに移す |
以上のようなプランがあり、いい条件で借り替えができるケースが非常に多いです。
さらにこれらの商品は総量規制の適用外なので、年収の1/3を超えてしまっても借りられる可能性があります。
他社で作った借金をすべて返せるだけの返済能力が必要なため審査は決して甘くはありませんが、借金をまとめてスッキリしたい方にはオススメです。
5-6. 短期間で複数のキャッシングに申し込んだ方
いわゆる申し込みブラックという状態です。
一般的に、キャッシングの申し込み履歴は半年は残ってしまうため、半年以内に複数社の申し込みがあると、以下のような理由で審査には通りにくくなります。
- 2社も落ちているんだから、きっと返済能力のない人に違いないと思われる。
- 短期間で複数の融資を検討するなんてよほど切羽詰まっていると思われる。
半年で4~5社の申し込みになるとほぼ通らなくなる傾向にあるため、短期間で複数社へ申し込みをした方は、半年間待機した上で申し込むことをお勧めします。
6. さいごに
アコムの審査内容を解説してきましたが、いかがでしたか。
アコムの審査は誰でも通るわけではないため、きちんと審査についての理解を深めた上で申し込みをすることが大切です。
あなたが、最高の形でお金を借りられることを心から祈っています。