「ANAマイルが結構たまっているんだけど、飛行機には気軽に乗れないし使い道がないな……」と困っていませんか。
実はANAマイルは特典航空券など旅行関係だけでなく、ショッピングや少し手間がかかりますが現金化することも可能です。
2023年5月23日よりANA Pay(タッチ払い)が開始され、ANAマイルを1マイル=1円相当としてチャージできるようになりました。
使えるお店も全国のiD加盟店とVisaのタッチ決済加盟店と広範囲で、使い道に困る事が少なくなりました。
※飲料自動販売機、航空会社の機内販売の購入、 ガソリンスタンド、電話料金(ドコモの携帯電話料金を含む)など 一部店舗や月額・継続契約の利用料金支払いでは利用できません。
ANAマイルの使い道に困っている方向けに、主な使い道について以下の流れでご紹介します。
基本的には、ANAの国際線を含む長距離路線でファーストクラスなどグレードの高い特典航空券に交換して使うのが最も価値を高くしやすいです。
ですが、1マイル単位でもショッピングなど普段の生活の中で気軽に利用できるため、有効期限が近かったり使い切りたい方は是非以下で紹介する内容を参考にしてください。
また、条件を達成するのは簡単ではありませんが、ANAマイルの有効期限を延長させる2つの方法についてもご紹介します。
1. ANAマイルの主な使い道7選
ANAマイルの主な使い道は次の7つです。
- 特典航空券
- ANA SKY コイン
- ANAショッピング A-style
- ホテル
- ツアー
- 他社ポイント・クーポン
- 現金化
また、『ANAカード』会員限定で家族がそれぞれ貯めたマイルを、特典に交換する際に必要なマイル数を合算して利用できる「ANAカードファミリーマイル」について、章末で参考情報としてご説明します。
家族に分散してたまっている少ないマイルでも、ANAカードを持っている親会員(プライム会員)に合算することで、必要マイル数の少ない片道航空券などに交換しやすくなるでしょう。
冒頭で述べたように、上記の他にANA Pay(タッチ払い)にANAマイルを1マイル=1円相当としてチャージして使えるようになりました。情報量が多いため別記事を参照してください。
ANA Pay完全ガイド|使える店・チャージ方法・キャンペーンなど徹底解説
特典航空券
マイルを交換して特典航空券にするのが最も価値が高く、国際線では1マイル=10円以上になることもあります。
国内線でも、「今週のトクたびマイル」や「ANAにキュン!」などを利用する事で1マイル=3円以上にできます。
国内線と国際線に分けてもう少し詳しくご紹介します。
国内線
国内線の特典航空券へ交換に必要なマイル数は、搭乗日のシーズンと搭乗区間の距離(マイレージ)によって下表のように異なります。
マイレージ(1区間) | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
0~300マイル区間 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
301~800マイル区間 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
801~1,000マイル区間 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
1,001~2,000マイル区間 | 8,500 | 10,000 | 11,500 |
年末年始、GW、お盆など8月上旬〜中旬など、人の移動が多い時期はハイシーズンとなります。
また、出発する空港から到着する空港までの距離が長いと、マイル区間が長いと判断されます。
上記、区間ごとに定められた区間基本マイレージはマイレージチャートで最新情報を確認してください。
より少ないマイルで国内線特典航空券をゲットする2つの方法
通常の条件で国内線の特典航空券に交換するのは、マイル還元率を考えるとそんなにお得に感じないでしょう。
しかし、次の2つの方法を使うと少ないマイルで交換できるため、マイルの価値を高くしやすくなります。
- 今週のトクたびマイル
- ANAにキュン!
今週のトクたびマイル
今週のトクたびマイルでは対象期間中、対象路線の中から通常のマイル数より少ないマイルでANA国内線特典航空券を利用できます。
対象路線の告知は毎週火曜日の12:00(正午)頃に公式ページにて行われます。
引用:今週のトクたびマイル
対象路線の予約発券期間は毎週水曜日から翌週の火曜日まで、対象搭乗期間は毎週木曜日から翌週の水曜日までです。
片道3,000マイルから使えるため、直前になって飛行機で移動する予定のある方は一度こちらで路線を確認した方が良いでしょう。
ANAにキュン!
毎月29日限定でANA関連のサービスが通常よりも有利な条件で利用できます。
その月の企画によりますが、国内線特典航空券 減額マイルキャンペーンでは通常よりも少ないマイル数(片道2,900マイル〜)で交換できます。
過去に行われた内容は下記の通りです。
今週のトクたびマイルより割安なマイル数で特典航空券と交換できることもありますが、予約期間が29日に限定されたり対象路線が少ないことがあるため、29日になったら忘れずに公式ページを確認し、すぐに予約などをしましょう。
国際線
国際線の特典航空券へ交換に必要なマイル数は、搭乗日のシーズンと発着地の「ゾーン区分」、「搭乗クラス」によって異なります。
ローシーズンにエコノミークラスで韓国:ソウルやロシア:ウラジオストクに行く場合、12,000マイル(片道のみは不可)が国際線に乗るための最低必要マイルです。
日本発着の主な国の必要な往復マイル数は下記の通りです。
- 日本⇔韓国:12,000マイル〜
- 日本⇔中国・香港・台北:17,000マイル〜
- 日本⇔シンガポール・タイ・マレーシア:30,000マイル〜
- 日本⇔ハワイ:35,000マイル〜
- 日本⇔アメリカ・カナダ・メキシコ:40,000マイル〜
- 日本⇔イギリス・フランス・ドイツ:45,000マイル〜
- 日本⇔オーストラリア:37,000マイル〜
情報量が非常に多いため、詳しい情報を知りたい方は「ANAマイルで航空券を確実に抑えるコツとおすすめカード5選」か、ANA公式ページで確認してください。
座席のアップグレードにも利用可能
ANAグループ便では、対象予約クラスで購入した航空券なら、マイルを使って座席のアップグレードが可能です。
旅程開始エリア別の対象予約クラスは下表の通りです。
旅程開始エリア | エコノミークラスからプレミアムエコノミー | プレミアムエコノミー・エコノミークラスからビジネスクラス | ビジネスクラスからファーストクラス |
日本地区旅程開始 | Y/B/M/U/H/Q/Vクラス | G/E/Y/B/M/Uクラス | J/C/D/Zクラス |
日本地区以外の旅程開始 | Y/B/M/U/H/Q/Vクラス | G/E/Y/B/M/U/Hクラス | J/C/D/Zクラス |
1区間(片道)あたりの区間基本マイレージと必要マイル数は下表の通りです。
1区間(片道)の距離 (区間基本マイレージ) | エコノミークラスからプレミアムエコノミー | プレミアムエコノミー・エコノミークラスからビジネスクラス | ビジネスクラスからファーストクラス |
0~2,000 | 9,000 | 12,000 | 20,000 |
2,001~3,500 | 15,000 | 18,000 | 30,000 |
3,501~4,500 | 15,000 | 20,000 | 35,000 |
4,501~5,500 | 20,000 | 25,000 | 40,000 |
5,501~ | 20,000 | 28,000 | 45,000 |
例えば、2022年6月6日の東京ーロンドンのプレミアムエコノミーでは、324,790円します。
ビジネスクラスでは711,790円です。
価格差387,000円に対して、28,000マイルでアップグレードできるため、1マイルの価値が13.8円と10円以上になり、非常にお得です。
マイルだけで国際線の特典航空券に交換できるほど多く貯められない方も、座席アップグレードなら長距離・グレードの高い座席に換える事で価値を高くしやすくなります。
また、ANA以外のスター アライアンス加盟航空会社も同様に対象予約クラスであれば、片道(1区間)12,000マイルからアップグレードすることも可能です。
ANA SKY コイン
ANA SKY コインは主にマイルを交換する事で入手でき、ANAウェブサイトで購入可能な下記の支払いに利用できます。
- 国内線航空券
- 国際線航空券
- 国内旅行商品:ANAトラベラーズ パッケージツアー、ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ
- 海外旅行商品:ANAトラベラーズ パッケージツアー、ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ
マイルを交換した特典航空券ではプレミアムポイント(以下PP)を貯められませんが、ANA SKY コインでの支払いではPPを貯められるのが大きな利点です。
また、10,000マイル以上貯めてから交換すると交換率を上げられるため、SFC(スーパーフライヤーズカード。ANAの上級会員「プラチナサービス」相当が付いているANAカード)修行でなるべく現金を使わないようにしたい方にはおすすめの使い道です。
出典:ANAマイレージクラブ プレミアムメンバーサービス
ただのマイレージ会員ですと最高1.2倍にしかできませんが、『ANAカード』を持てば最高1.5倍、『ANAゴールドカード』以上を持てば最高1.6倍へ交換率を上げられます。
交換率は1マイル1円相当に下がりますが、半端な数のマイルが残っていて有効期限が切れそうな時でもANA SKY コインにすると、交換時からさらに1年間有効期限を伸ばせるのもメリットと言えるでしょう。
ANAショッピング A-style
ANAショッピング A-styleというANA公式通販サイトで、1マイル=1円として買い物に利用できます。
旅行に関係する商品だけでなく、下記のようなカテゴリがあるため、日常生活で使う物も購入できます。
- ANA機内食・ラウンジ提供食・ドリンク
- 機内・ラウンジサービス用品:寝具、機内テーブルウェアなど
- バッグ・スーツケース
- メンズファッション
- レディスファッション
- ライフスタイル:家電製品など
- ヘルス&ビューティー:美容用具、ハンドクリームなど
- グルメ&ワイン
ANAカードでの支払いなら5%OFFになったり、100円で最大3マイルもらえたりするため、余ったマイルの処理をしやすいです。
ホテル
下記3つのサービスを使うことで、ホテルの宿泊にマイルを使えます。
- ANAワールドホテル
- ANAトラベラーズ ホテル
- ご宿泊クーポン
ただし、 1マイルが1円相当の価値にしかならないため、選択肢の優先順位は高くありません。
ツアー
下記2つのサービスを使うことで、ツアーの支払いにマイルを使えます。
- オプショナルツアー
- ANAトラベラーズ オンラインツアー
ただし、 1マイルが1円相当の価値にしかならない事が多いため、選択肢の優先順位は高くありません。
他社ポイント・クーポン
ピーチポイントなど一部を除いて、10,000マイル以上あれば他社の提携ポイントや高級ホテルの宿泊・食事やレストラン、レンタカーで使えるクーポンに交換できます。
他社提携ポイント
マイル数の表記がなければ、10,000マイルでの交換です。
- 450ピーチポイント〜:500マイル〜
- スターバックスカード 10,000円分
- iTunesギフトコード 10,000円分*交換受付停止中
- 電子マネー「楽天Edy」 10,000円分
- 三井住友カード「キャッシュバック」(『ANA VISA/マスターカード』会員限定) 10,000円分
- TOKYU POINT(『ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード』会員限定) 10,000ポイント
- メトポ(『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』会員なら年間交換減額なし) 10,000ポイント
- Suica(『ANA VISA Suicaカード』会員限定) 10,000円分
- nimocaポイント(『ANA VISA nimocaカード』会員限定) 10,000nimocaポイント
- 楽天ポイント 8,000ポイント
- Vポイント 10,000ポイント
- nanacoポイント 10,000ポイント
- JRタワースクエアポイント(『JRタワースクエアカード ANA Kitaca』会員のみポイントからマイルへ交換可能) 10,000ポイント
- JRキューポ(『JQ SUGOCA ANA』会員限定) 10,000ポイント
- ヤマダポイント 10,000ポイント
- タカシマヤポイント(『タカシマヤカード 《ゴールド》』会員限定) 10,000ポイント
- マツモトキヨシ現金ポイント 10,000ポイント
- PiTaPa ショップdeポイント(「ANA PiTaPaカード」会員限定) 100,000ポイント
- μstarポイント 10,000ポイント
- はやかけんポイント(「ANAはやかけん」会員限定) 10,000ポイント
- 伊予鉄ICい~カード 10,000円相当
- 京成グループポイント(『京成カード(MUFG)』会員限定) 10,000ポイント
- エムアイポイント 10,000ポイント
- 京急プレミアポイント 10,000ポイント
- Sポイント 10,000ポイント
- トラノコポイント 500ポイント:1,000マイル/月
少ないマイルを有効に活用したいのであればピーチポイント、マイル数は減ってしまいますがマイル有効期限を間接的に延長させたいなら、下記の2つがおすすめです。
メトポ:交換率90%でマイルに交換可能『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』
出典:Tokyo Metro To Me CARD
TOKYU POINT:交換率75%でマイルに交換可能『ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード』
出典:ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
JRキューポに関しては次の現金化の項目で詳しくご紹介します。
クーポン
10,000マイル以上でレンタカー・ホテル宿泊・レストランなどグルメで使えるクーポンに交換できます。
ホテルや食事は、 1マイルが1円未満の価値になりやすいため、メルセデス ミーのような食事以外でベンツでの送迎が付いているなど特別なプランを選んだ方が良いでしょう。
ANAデジタルクーポン・ANAバラエティクーポン:2022年7月1日開始
2022年7月1日よりANAデジタルクーポン・ANAバラエティクーポンサービスが開始されました。
ANAデジタルクーポンはANAグループや提携パートナーでのサービス利用時の支払いに1,000円単位で利用できるクーポンです。
対象商品は下図の通りです。
出典:ANA
10,000マイル(1,000円分×10枚)から最大50,000マイル(1,000円分×50枚)まで一度に交換が可能です。
1マイル=1円相当の価値にしかならない事が多いため、選択肢の優先順位は高くありません。
ANAバラエティクーポンは、10,000マイルから100,000マイルまで11種類のコースの中で対象商品一覧から好きなものを選べます。
上述したクーポンが従来の紙から電子クーポンに変更したのみで、内容は特に変化していないと思われます。
現金化
先ほどの他社提携ポイントで紹介したJRキューポ(JR九州のポイント)は、『JQ SUGOCA ANA』を持っている人限定でマイルから交換ができます。
その交換したJRキューポをGポイントというポイントサイトのポイントに交換すると、銀行口座振込で現金化できます。
ただ、通常交換手数料が10%かかってしまうため、10,000マイルを交換すると9,000円になりますが、Gポイントで手数料還元の対象サービスを使う事で、5%が戻り最高で9,500円になります。
手数料分の減少が気になる方は、先ほど紹介した他社提携ポイントのVポイントやnanacoポイントのような実質現金のように使える共通ポイントに交換すると良いでしょう。
新しくクレジットカードを増やしたくない人も、九州地方に住んでいる方はもちろん、年1回以上旅行や出張に行く方は新幹線や施設で割引などメリットがあるため、作っておいて損はないでしょう。
【参考情報】家族のANAマイルを合算して利用する方法
『ANAカード』会員限定で家族がそれぞれ貯めたマイルを、特典に交換する際に必要なマイル数を合算して利用できる「ANAカードファミリーマイル」というサービスがあります。
ANAカード本会員をプライム会員(親会員)とし、下記に当てはまる家族をファミリー会員(子会員)として最大9名まで登録可能です。
- 生計を同一にしている一親等以内の家族
- 生計を同一にしている同居する配偶者
- 生計を同一にしている同性パートナー
イメージとしては下図の通りです。
出典:ANA
18歳未満の子以外は、ANAカード家族会員としてクレジットカードを持たなければならないため、ややハードルが高いサービスです。
夫婦や両親と合わせてANAマイルを貯めている方はマイルを有効活用しやすいでしょう。
2. ANAマイルの有効期限を延長させる2つの方法
ANAマイルは積算された月から36ヶ月後の月末までが、通常有効期限とされています。
2020〜2023年は新型コロナの影響で事前登録を行うことで有効期限を延長できていましたが、今後も続くかどうかはわかりません。
ANAマイルの有効期限は次のいずれかに当てはまれば延長され、失効しなくなります。
- 「ダイヤモンドサービス」メンバーになる
- ミリオンマイラー(100万LTマイル以上)になる
どちらも飛行機を頻繁に利用している方でなければ対象になるのは非常に難しいですが、ANAマイラーにとっては一つの到達点と言えるメリットの大きい特典です。
何かのきっかけでANAグループの航空便の利用が多い年があれば、あと少し乗るとより大きなメリットを受けられることもあるため、頭の片隅に置いてください。
「ダイヤモンドサービス」メンバーになる
「ダイヤモンドサービス」メンバーはANAの最上級会員の名称で、下記のいずれかの条件を満たすとステイタスを獲得できます。
- 年間プレミアムポイント100,000 うちANAグループ運行便利用分50,000
- ライフソリューションサービス利用で年間獲得プレミアムポイント50,000&7サービス以上利用&ANAカード・ANA Pay決済額の総額500万円
- ライフソリューションサービス利用で年間獲得プレミアムポイント80,000&7サービス以上利用&ANAカード・ANA Pay決済額の総額400万円
飛行機の搭乗だけでは目安として通常70万円以上、ライフソリューションサービスというANAグループでの買い物やサービス代金の支払いなど、かなりの金額をANA関連に支払わないと獲得できません。
獲得のために費やすお金や時間は相当多いですが、「ダイヤモンドサービス」メンバー期間中はマイルの有効期限が延長され、マイルが失効しなくなります。
出典:ANAマイレージクラブ プレミアムメンバーサービス
「ダイヤモンドサービス」メンバーでなくなった場合は、マイルの有効期限がその時点から36カ月後の月末までになります。
これから「ダイヤモンドサービス」メンバーを目指す方やSFC修行を始める方におすすめのANAカード
これからSFC(スーパーフライヤーズカード。ANAの上級会員「プラチナサービス」相当が付いているANAカード)修行を始めて、ついでに「ダイヤモンドサービス」メンバーになりたい方は『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』がもっともおすすめのANAカードです。
効率良くプレミアムポイントを稼ぐ方法などについて詳しく知りたい方は「【2024年最新】SFC修行を最短でクリアする全手順と注意点」も参照してください。
ミリオンマイラー(100万LTマイル以上)になる
ANAマイレージクラブ入会からのANAグループ運航便での総飛行マイル“ライフタイムマイル(以下LT)”が100万LTマイル以上になると、生涯にわたってマイルが失効しなくなります。
ただ、仕事でほぼ毎日のように飛行機に乗っている人でも、10年前後、費用は1,000万円相当必要と言われるほどとても長い道のりになります。
100万LTマイルを貯めるために必要なフライト数の目安は次の通りです。
- 国内線の例:羽田ー大阪(伊丹)往復で1,786回搭乗
- 国際線の例:羽田ーニューヨーク 往復で75回搭乗
もっと簡単な方法でマイルの有効期限を延長する2つの方法
「どちらの方法も現実的じゃないよ…」と感じられた方は、次の2つの方法なら、簡単に延長できます。
- 『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』を持って「メトロ返し」をする
- クレジットカードのポイントが無期限のANAカードに変更する
新しくクレジットカードを作らなくてはならないですが、ダイヤモンドメンバーやミリオンマイラーになることよりはとても簡単です。
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』を使って「メトロ返し」をする
「メトロ返し」とは東京メトロが提供するポイントサービスであるメトポに、有効期限の近いANAマイルを一度交換して、再びANAマイルに交換することで有効期限を実質4年以上延ばすことです。
デメリットとしては下記の2点です。
- メトポからANAマイルに戻す時に1割減ってしまう
- 月に20,000ポイント(18,000マイル)しか戻せない
所持しているマイル数によりますが、1割の減少は円安が落ち着いて来た時に特典航空券に交換するなら簡単に元を取れるくらいの差と推定します。
必要なのは『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』で、年1回Amazonギフト券15円チャージなどに利用してスマリボを設定しておけば、年会費825円(税込)で継続マイル1,000もらえるため、逆にお得になるまであるでしょう。
クレジットカードのポイントが無期限のANAカードに変更する
クレジットカードのポイント有効期限が無期限であれば、ANAマイルを使用したい時に交換すれば有効期限を気にしなくて済むため、実質無期限にできます。
ANAカードでポイント有効期限が無期限で、制限なく申し込み可能なのは下記の4つです。
いずれも同じグレードのANAカードに比べて年会費は高めの傾向がありますが、空港ラウンジ無料の条件やANA航空券購入時のマイル還元率が高くなるなどメリットもあります。
この機会に一度今使っているANAカードが今のライフスタイルに合っているかどうか見直してみて、別のANAカードへ乗り換えしても良いでしょう。
3. まとめ
ANAマイルの使い道に困っている方向けに、主な使い道と有効期限を延長させる方法をご紹介しました。
ANAマイルの主な使い道は次の7つです。
- 特典航空券
- ANA SKY コイン
- ANAショッピング A-style
- ホテル
- ツアー
- 他社ポイント・クーポン
- 現金化
特典航空券に交換するのが最も価値が高いですが、ANA SKY コインやANAのネットショッピングに活用することで、1マイル単位で無駄や無理なく消化できます。
また、上記の他にANA Pay(タッチ払い)にANAマイルを1マイル=1円相当としてチャージして、iD加盟店とVisaのタッチ決済加盟店で使えるようになりました。
有効期限が気になる方は、次のいずれかに当てはまれば延長され、失効しなくなります。
- 「ダイヤモンドサービス」メンバーになる
- ミリオンマイラー(100万LTマイル以上)になる
いずれも飛行機を常用している方でなければ対象になるのは非常に難しいですが、「ダイヤモンドサービス」メンバーに関しては、キャンペーンを活用すると手が届きます。
そんなの無理!という方は、1割マイルが減るなどのデメリットもありますが、下記の方法なら簡単にマイルの有効期限を延長できます。
- 『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』を持って「メトロ返し」をする
- クレジットカードのポイントが無期限のANAカードに変更する
この記事の内容を参考にして、あなたがANAマイルを高い価値で使いこなせるようになることを願っています。