マイルの貯まるクレジットカードについて知りたいと考えていませんか。
マイルの種類は世界中の航空会社ごとにあり、マイルの貯まるカードも様々です。年会費も無料や有料など種類は豊富にあり、自分にあったカードを探すのは非常に難しいです。
そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、全9,000枚のクレジットカードの中から最も効率的にマイルを貯めることのできるクレジットカードを以下の流れで紹介します。
この記事を読むことで日本で利用者の多いJALとANAのマイルだけでなく、海外に行く機会が多い方のためにおすすめのマイルとそれが貯まるクレジットカードも分かります。
1. JALとANAのマイル比較
この章ではJALとANAのマイルの違いを比較し、どちらのマイルを貯めた方が良いのかを紹介します。
基本的にはJALマイルの方が普段の買い物でのクレジットカード利用によるマイル獲得がしやすく、ANAマイルの方が提携している航空会社が多いので提携航空会社の便の利用でマイルが貯めやすいです。
それぞれのマイルの特徴について説明します。
1-1. JALの特徴
JALのマイレージサービスは「JALマイレージバンク」という名称で、JMBと略され表記される事もあります。
「JALマイレージバンク」に登録するためには入会費・年会費無料の「JMBカード」に登録するか、年会費はかかるけれどもクレジットカード機能付きの『JALカード』に登録する必要があります。
年に一回以上、飛行機を利用する方はクレジットカード機能付きの『JALカード』を利用した方がマイルをより効率的に貯められるので『JALカード』の方がお得です。
JALマイレージバンクカード(JMBカード)
「JMBカード」は入会費と年会費が無料になっており、JALのマイルが貯められるだけの「JMBカード」やWAON機能を持つ「JMB WAONカード」など様々なカードがあります。
JALカード
「JALマイレージバンクカード」にクレジットカード機能を持たせたものが『JALカード』になり、種類は35種類もあります。
基本的には普段の買い物利用でポイントがたまったり、飛行機に搭乗した際にもらえるマイルに加えて「ボーナスマイル」と呼ばれるマイルがもらえるようになり、マイルが貯まりやすくなります。
おすすめの『JALカード』については2章にて紹介します。
マイルの貯め方
JALは自社便の搭乗でもマイルを貯めることができますが、「ワンワールド アライアンス」に加盟しているので、以下のような提携航空会社の飛行機への搭乗でもJALマイルを貯めることができます。
出典:oneworld
以上のように飛行機の搭乗やショッピング、JALが提携し発行しているクレジットカード『JALカード』の利用などで貯めることができます。
また、ANAとの大きな違いは普段のクレジットカード利用でマイルが直接貯まる点です。
しかし、年会費の低い一般カードなどでマイル還元率を高くするためには、カードの年会費とは別に年会費4,950円(税込)の「ショッピングマイルプレミアム」に入会する必要があります。
基本的にJALのクレジットカードのマイル還元率は0.5%ですが、「ショッピングマイルプレミアム」に入会することでマイル還元率1%になります。
1-2. ANAマイルの特徴
ANAのマイレージサービスは「ANAマイレージクラブ」という名称で、AMCと略され表記される事もあります。
「ANAマイレージクラブ」に登録するためには入会費・年会費無料の「ANAマイレージクラブカード」に登録するか、年会費はかかるけれどもクレジットカード機能付きのANAカードに登録する必要があります。
年に一回以上、飛行機を利用する方はクレジットカード機能付きのANAカードを利用した方がマイルをより効率的に貯められるのでANAカードの方がお得です。
ANAマイレージクラブカード
「ANAマイレージクラブカード」は入会費と年会費が無料になっており、ANAのマイルが貯められるだけのカードがあります(デジタルカード含む)
ANAカード
ANAマイレージクラブカードにクレジットカード機能を持たせたものが『ANAカード』になり、種類は37種類もあります。
基本的には普段の買い物利用でポイントがたまったり、飛行機に搭乗した際にもらえるマイルに加えて「ボーナスマイル」と呼ばれるマイルがもらえるようになり、マイルが貯まりやすくなります。
おすすめの『ANAカード』については3章にて紹介します。
マイルの貯め方
ANAは自社便の搭乗でもマイルを貯めることができますが、「スターアライアンス」に加盟しているので、以下のような提携航空会社の飛行機への搭乗でもANAマイルを貯めることができます。
出典:staralliance
以上のように飛行機の搭乗でも貯めることはできますが、ショッピングやVポイントのような共通ポイントなどの交換でも貯めることができます。
また、JALとの大きな違いは普段のクレジットカード利用ではマイルが直接貯まらない点です。
カードの利用で貯まったポイントをANAマイルに交換する必要があり、年会費の低い一般カードなどで高い還元率で交換したい場合、カードの年会費とは別に年会費5,500円〜6,600円(税込)ほどの「マイル移行手数料」と呼ばれるコストがかかります。
- 「マイル移行手数料」を払わなければ1ポイント=5マイルなのでマイル還元率は0.5%です。
- 「マイル移行手数料」を払った年は1ポイント=10マイルなのでマイル還元率は1%です。
1-3. JALとANAのマイル比較
以上のようにJALとANAではクレジットカード利用時のマイルの貯まり方が違います。
基本的にご自身の住んでいる地域と行きたい場所への路線がある航空会社を選ぶと思いますが、カードを利用してマイルを貯める場合は下表のような特徴があります。
JAL | ANA | |
カード利用でたまる | マイル | ポイント |
マイル移行手数料などの費用 | 低い | 高め |
有効期限 | 3年 | 長くできる(2年以上+3年) |
特典航空券の優遇 | 減額マイル(JALカード navi会員のみ) | なし |
カードの利用でマイルを貯めたり使ったりする事を考えると、JALの方がお得になりやすいです。
しかし、ANAは複数のポイントサイトやカードのポイントをマイルに換えやすいというメリットがあり、マイルの他に交換する前にポイントの有効期限(2年〜無期限)もあることから移行手数料などを考えても貯めやすいという利点があります。
全てをまとめると、ANAとJALのマイルはそれぞれ以下のような方が持つことをお勧めします。
- ANAマイル:マイペースでマイルを貯めて平日など繁忙期以外に飛行機に乗れる方
- JALマイル:比較的短い間隔で飛行機に乗る機会が多い方
2. JALのマイルが貯まるおすすめカード4選
JALのクレジットカードは全部で35種類ありますが、国際ブランドも様々あり、年会費やマイル移行手数料などそれぞれ微妙に条件が異なるのでどのカードを選べば良いかがわかりにくいです。
この章ではそういった方のために全JALカード35種を比較し、本当にお得にマイルを貯められるカードのみを紹介します(この記事では『JAL CLUB EST(20代限定)』は有料オプション扱いとしています)
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※SMP=ショッピングマイル・プレミアムの略、JGC=JALグローバルクラブの略
※1 提携店利用ポイントをマイルに交換した時の最大値
※2 東急百貨店を含む東急グループでの獲得ポイント数に応じて変動
以上が全JALカード35種の比較となります。
2-1. おすすめJALカード4選
上記のJALカードで以下の観点で比較し、お得なJALカードを紹介します。
- マイルが貯まる機会が多いこと
- 「JMB WAONカード」へのチャージでマイルがたまる
- カードの維持費が自分に合っていること
比較の結果、以下の4枚がおすすめのカードになります。
- 『JALカード TOKYU POINT ClubQ』:PASMOの利用でTOKYU POINTが貯まる
- 『JALカード CLUB-Aカード』JCB):JGCを最安の年会費で持てる
- 『JALアメリカン・エキスプレス(CLUB-Aゴールド)』:JALグループでの利用が100円=3マイル
- 『JALカード navi(学生専用)』:18歳以上30歳未満の学生なら必携すべき1枚
中でも『JALカード TOKYU POINT ClubQ』はPASMOの利用でもポイントが貯まるなど、様々な場所でポイントが貯められるのでJALカードの中では最もおすすめです。
『JALカード TOKYU POINT ClubQ』
『JALカード TOKYU POINT ClubQ』はPASMOへのオートチャージができ、チャージでもTOKYU POINTがたまるのでPASMOを利用している方には間違いなくお勧めできるカードです。
また、「JMB WAONカード」へのチャージでマイルが0.5〜1%貯まり、WAONの利用で0.5%マイルが貯まるのでWAONの利用でも最大還元率が1.5%になります。
さらにTOKYU POINT加盟店(東急ストア、ハンズなど)で利用すると、TOKYU POINTとJALマイルが同時に貯まり、TOKYU POINTは2,000ポイント=1,000マイルでJALマイレージに交換できるので、東急グループの利用が多い人は1.5%以上の還元率に上げられます。
年会費(税込) | 2,200円(初年度無料) |
入会年齢 | 日本に生活基盤のある方で日本国内でのお支払いが可能な18歳以上(高校生を除く)の方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
マイル還元率 | 0.5%~:通常 1%~:SMP加入 |
『JALカード TOKYU POINT ClubQ』公式ページ:
20代の方は『JAL CLUB EST』がおすすめです。
『JAL CLUB-Aカード』(JCB)
『JALカード CLUB-Aカード』JCB)はスマリボの登録と特典で年会費が1,375円(税込)キャッシュバックされるため、JALグローバルクラブ(JGC。JALの上級会員資格付きクレジットカード)を持つ予定のある方は、他のJALカードに比べて最安値の年会費で持てます。
入会時や毎年初回搭乗ボーナス、搭乗ごとのフライトボーナスマイルの数字がゴールドカードと同じなため、空港ラウンジや海外旅行保険などを他のゴールドカードでカバーできるなら、最もコスパの良い1枚と言えます。
JGCは毎年年会費を支払うことで上級会員資格を維持できるので、少しでも安い年会費で負担を減らしたい方に最適です。
年会費(税込) | 11,000円(スマリボで1,375円キャッシュバック) |
入会年齢 | 日本に生活基盤のある方で日本国内でのお支払いが可能な18歳以上(高校生を除く)の方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
マイル還元率 | 0.5%~1%:通常 1%~2%:SMP加入 |
『JAL CLUB-Aカード』(JCB)公式ページ:
20代の方は『JAL CLUB EST』がおすすめです。
JGCにしてもメインカードで使いたい・充実した保険が必要・空港ラウンジを無料で利用したい方は『JAL CLUB-Aゴールドカード(JCB)』を選ぶと良いでしょう。
『JALアメリカン・エキスプレス(CLUB-Aゴールド)』
『JALアメリカン・エキスプレス(CLUB-Aゴールド)』は年会費が他のゴールドカードよりも高いですが、JALグループの対象商品(JALの航空券など)を購入する際に、通常のカード利用のマイル還元に加えて100円につき1マイルがもらえるのでマイル還元率が3%になります。
これは、ゴールドカードの中でアメックスだけです。
そのため、JALの航空券を年に16.5万円以上カードで購入する方には最もおすすめのカードです。
年会費(税込) | 20,900円 |
入会年齢 | 20歳以上で、ご本人に安定した収入のある方(学生を除く) |
マイル還元率 | 1%〜3% |
『JALアメリカン・エキスプレス(CLUB-Aゴールド)』公式ページ:
20代の方は『JAL CLUB EST』がおすすめです。
『JALカード navi(学生専用)』
『JALカード navi(学生専用)』は18歳以上30歳未満の学生と申し込みできる対象が限られていますが、カードの年会費が在学期間中無料でJALショッピングマイル・プレミアムと同等の100円=1マイルの条件でマイルがたまるので、非常に有利な条件でJALカードが使えます。
完全に無料で使えるだけでも十分にお得ですが、さらに主に下記のような特典が付きます。
- 特典航空券を通常より最大5割引のマイル数で交換できる
- 入会時に2,000マイルがプレゼントされる
- 在学期間中は、マイルの有効期限が無期限になります
- 通常2,200円するツアープレミアム(割引運賃でも区間マイルの100%がたまる)が無料
- カードに付く保険の条件が普通カードより良くなる
これ以外にもボーナス対象となる外国語検定に合格すると500マイルもらえるなど、特典が盛りだくさんなので、年に1回以上JALを使う人なら絶対便利に使えるカードです。
年会費 | 在学期間中無料 |
入会年齢 | 18歳以上30歳未満の学生 |
マイル還元率 | 1%〜2% |
『JALカード navi(学生専用)』公式ページ:
2-2. 種類の違い
普通カード、CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールド、プラチナのカードでどの種類を選べば良いか悩んでいる方のために、それぞれどういった違いがあるのかを簡単に表で比較します。
普通カード | CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールド | プラチナ | |
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル | 5,000マイル | ||
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | ||
搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10%プラス | フライトマイルの25%プラス | ||
マイル還元率 | 0.5〜1%(1%にするためにはSMP加入が必要) | 1% | ||
アドオンマイル(※1) | ー | 100円=1マイル(AMEXのみ) | 100円=2マイル | |
国内空港ラウンジの無料利用 | △(AMEXのみ) | ー | ◯ | |
保険の条件 | 良くない | 普通 | 良い | とても良い |
プライオリティ・パス | ー | ◯ | ||
ビジネスクラス・チェックインカウンターの利用 | ー | ◯ | ||
空港免税店での割引 | 5% | 10% | ||
会員誌「アゴラ」やJALオリ ジナルカレンダーの送付 | ー | ◯ |
※SMP=ショッピングマイル・プレミアムの略
※1 JALグループの対象商品(JALの航空券など)を購入する際に、通常のカード利用のマイル還元に加えてさらにマイルがもらえる
上記のような違いから、大まかに次のように種類を選ぶと年会費とカードのメリットのバランスが取れるでしょう。
- 普通カード:飛行機に乗るのは年に1〜2回。主に買い物などでマイルを効率良く貯めたい
- CLUB-Aカード:飛行機に乗るのは年に数回。グローバルクラブを最安の年会費で持ちたい
- CLUB-Aゴールド:国際線も含めて年に10回以上搭乗する。空港ラウンジや保険を活用したい
- プラチナ:国際線を中心に月に1回以上搭乗するJALのヘビーユーザー
参考情報
JALカード以外でJALマイルを高還元率で貯められるクレジットカードは以下の4枚です。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 11,000円(初年度無料) | 1%〜1.125%(※) |
『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 22,000円 | |
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️ | 22,000円 | |
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 | 49,500円 | 1%~1.25% |
※セゾンカードでJALマイルを最高還元率で貯めるためには「SAISON MILE CLUB」に登録が必要
別に年会費税込が必要
- ゴールド(年会費優遇型は登録不可):9,900円
- プラチナビジネス:5,500円
- プラチナ:5,500円*2024年7月更新・登録分から
ただし、上記カードは2024年から始まった新しいJALグローバルクラブ(JGC)取得のためのJAL Life Statusプログラムを考えると、以前ほど優位とは言えません。
JALカードやJAL NEOBANKからチャージしたJAL Payを使った方が、年会費に対してマイル還元率が高いでしょう。
3. ANAのマイルが貯まるおすすめカード4選
ANAのクレジットカードは全部で37種類ありますが、国際ブランドも様々あり、年会費やマイル移行手数料などそれぞれ微妙に条件が異なるのでどのカードを選べば良いかがわかりにくくなっています。
この章ではそういった方のために全ANAカード37種を比較し、本当にお得にマイルを貯められるカードのみを紹介します。
ANAカード一覧
-スマホの方はスクロールできます-
カード種類 ()内はフライトボーナスマイル数 | カード名 | 年会費(税込) | マイル移行手数料(税込) | マイル還元率 |
学生カード (+10%) | 『ANA学生カード VISA』 | 在学中無料 | 6,600円 | 0.5〜1% |
『ANA学生カード マスター』 | ||||
『ANA JCBカード(学生用)』 | 無料 | 1〜1.36% | ||
一般カード (+10%) | 『ANA JCBカード ZERO』 | 無料(5年間) | 無料 | 0.5%〜0.86% |
『ANA VISA 一般カード』 | 1,127円〜2,200円(初年度無料) | 6,600円 | 0.5〜1% | |
『ANAマスター一般カード』 | ||||
『ANA VISA Suicaカード』 | 826円〜2,200円(初年度無料) | 0.5〜1%*+α(※1) | ||
『ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード』 | ||||
『ANA VISA nimocaカード』 | ||||
『ANA JCB一般カード』 | 825円〜2,200円(初年度無料) | 5,500円 | 0.5〜1.36% | |
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』 | 0.5〜1.54%(※1) | |||
『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』 | 7,700円 | 6,600円 | 1〜1.5% | |
ワイドカード (+25%) | 『ANA VISAワイドカード』 | 6,902円〜7,975円 | 6,600円 | 0.5〜1% |
『ANA マスターワイドカード』 | ||||
『ANA JCB ワイドカード』 | 6,600円〜7,975円 | 5,500円 | 0.5〜1.36% | |
一般カード (+35%) ※3 | 『ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)VISA』 | 10,202円〜11,275円 | 6,600円 | 0.5〜1% |
『ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)Mastercard』 | ||||
『ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)JCB』 | 9,900円〜11,275円 | 5,500円 | 0.5〜1.36% | |
カード種類 ()内はフライトボーナスマイル数 | カード名 | 年会費(税込) | マイル移行手数料(税込) | マイル還元率 |
ワイドゴールド (+25%) | 『ANA VISAワイドゴールドカード』 | 11,550円〜15,400円 | 無料 | 1% |
『ANA マスターワイドゴールドカード』 | ||||
『ANA JCB ワイドゴールドカード』 | 10,400円〜15,400円 | 1〜1.375% | ||
『ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)』 | 10,400円〜15,400円 | 1〜1.56%(※1) | ||
ゴールド (+40%) ※3 | 『ANAスーパーフライヤーズカードゴールドカード VISA』 | 12,650円〜16,500円 | 1% | |
『ANAスーパーフライヤーズカードゴールドカード Mastercard』 | ||||
『ANAスーパーフライヤーズカードゴールドカード JCB』 | 11,500円〜16,500円 | 1〜1.375% | ||
ゴールド (+25%) | 『ANAダイナースカード』 | 29,700円 | 無料 | 1% |
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』 | 34,100円 | 1〜2% | ||
ゴールド (+40%) ※3 | 『ANAダイナース スーパーフライヤーズカード』 | 30,800円 | 1% | |
『ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード』 | 34,100円 | 1〜2% | ||
プレミア (+50%) ※2 ※3 | 『ANA JCBカード プレミアム』 | 77,000円 | 無料 | 1.3%〜1.675% |
『ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム』 | ||||
『ANA VISAプラチナ プレミアムカード』 | 88,000円 | 1.5% | ||
『ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード』 | ||||
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 | 165,000円 | 1〜2.5% | ||
『ANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード』 | ||||
『ANAダイナース プレミアムカード』(招待制) | 170,500円 | 1.5〜2.5% | ||
『ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカード』(招待制) |
※1 提携している電子マネーや鉄道などの利用でもらえるポイントをマイルに換えるともっと上がります。
※2 ANA航空券などANAカードマイルプラスでの利用では100円につき2マイル(ゴールド以下では1マイル)が積算されます。
※3『スーパーフライヤーズカード』(SFC)は「プラチナサービス」メンバー以上の人が申し込めるクレジットカードです。
以上が全ANAカード37種の比較となります。
- カードを利用した時に貯まるマイルのレートが高いこと
- マイルが貯まる機会が多いこと
- カードの維持費が自分に合っていること
先ほど紹介した上記3つの基準で37枚を比較した結果、以下の4枚がおすすめのカードになります。
- 『ANA ToMe CARD PASMO JCB (ソラチカカード)』:実質年会費無料でANAカードが持てて、メトポへの交換で高マイル還元率やマイル有効期限を延長しやすい
- 『ANA マスター ワイドゴールドカード』:電子マネーへのチャージなどでマイル還元率を高くしやすい
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』:ANA航空券の購入でマイル還元率3%!今からSFC修行するならコレが1番
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:ANAグループでの利用で最高のマイル還元率4.5%とアメックスプラチナカードのサービスを受けられる
中でも『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』は年会費とマイル移行手数料の合計金額が安いだけでなく、持っているだけで毎年1,000マイルがもらえるので1マイル2円の価値とした場合、実質年会費無料でANAカードを持てます。
また、メトポを100:90という高いレートで交換できるので、ボーナスでもらえるOki Dokiポイントやポイントサイトを利用して他のポイントをメトポに交換すると、基本マイル還元率を上げられるので、全てのANAユーザーにおすすめできます。
出典:Tokyo Metro To Me CARD
有効期限が近くマイルを使いきれない場合も、一度メトポに交換することで間接的に有効期限を延長できるのもメリットです(1割減にはなりますが)
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』はPASMOオートチャージやクレジットカードの決済でJCBのOki Dokiポイントが貯まり、PASMOを東京メトロなどで利用すればメトポがもらえて、2つのポイントがたまるクレジットカードです。
貯めたOki Dokiポイントを10マイルのレートで交換するためには年間5,500円(税込)の移行手数料がかかりますが、他ブランドのANA一般カードが6,600円(税込)かかるので少ない負担でマイル還元率を上げられるのがメリットです(移行手数料無料でも0.5%の還元率)
また、メトポは下記のような利用でたまり、100メトポは90マイルに交換できます。
- 乗車ポイント(東京メトロ線含む):平日5ポイント、土休日15ポイント
- 電子マネーポイント(To Me CARD会員限定ポイントサービス加盟店):自販機100円につき1ポイント、店舗200円につき1ポイント※税込
メトポはOki Dokiポイントからも交換できるので、0.3%とマイル還元率が低いOki Dokiボーナスポイントをメトポに交換してからマイルにすることでマイル還元率0.45%に上げることができます。
東京メトロを利用しない方でもANAマイルをメトポに一度交換して、再びANAマイルに交換することで有効期限を延長する「メトロ返し」が使えるメリットがあります。
さらに、持っているだけで毎年年会費相当分の1,000ボーナスマイルがもらえるので、実質年会費無料でANAカードが持てます(※1マイル=2円として計算した場合)
年会費(税込) | 825円〜2,200円(初年度無料) |
入会年齢 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
マイル還元率 | 0.5〜1.54% ※最大還元率は10マイルコースを選択し、スマリボでOkiDokiポイント2倍をもらい、スターメンバーズでスターαで20%のボーナスポイントをもらい、ボーナスポイントをメトポ→ANAマイルの順で交換した場合 |
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』公式ページ:
『ANA マスター ワイドゴールドカード』
『ANA マスター ワイドゴールドカード』はANAと三井住友カードが提携して発行しているANAのゴールドカードです。
VISAよりもおすすめした理由は、チャージしてポイントの付く電子マネーなどの対象が広くて使い勝手が良いためです。
ただし、VISA限定でタッチ決済のキャンペーンが行われることが多いため、あなたのライフスタイルに合わせてお好きな方を選んでください。
年会費(税込) | 15,400円(最大11,550円まで割引可能) |
入会年齢 | 原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。 ※ゴールドカード独自の審査基準により発行されます。 |
マイル還元率 | 1% |
『ANA マスター ワイドゴールドカード』公式ページ:
https://www.smbc-card.com/nyukai/ana/
より詳しいメリット(特典詳細など)を知りたい人は「世界一わかりやすい『ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード』解説」を参照してください。
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』はANAとアメリカン・エキスプレスのゴールドカードの両方のほとんどのサービスを1枚で利用できる、非常に便利なカードです。
また、基本ポイント還元率は1%ですが、ANAの航空券などANAグループでの利用ならばポイントが2倍もらえます。ANA航空券を購入した場合はANAカードマイルプラス提携店のボーナスマイルも付きマイル還元率3%になるので、今からSFC修行を始める方やANAの飛行機をよく使う方におすすめなカードです。
さらに、ポイントの有効期限がなくマイル交換数の制限もないので、ファーストクラスなどに乗りたい方は自分のペースでたくさんマイルを貯めることができます。
年会費(税込) | 34,100円 |
マイル還元率 | 1%〜3% |
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/ana-gold-card/
より詳しいメリット(特典詳細など)を知りたい人は「世界一わかりやすい『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』解説」を参照してください。
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はANAとアメリカン・エキスプレスのプラチナカードの両方のほとんどのサービスを1枚で利用でき、年会費は165,000円(税込)と日本で発行されているカードの中で五指に入るほど高いです。
基本ポイント還元率こそ1%ですが、ANAの航空券などANAグループでの利用ならばポイントが2.5倍もらえます。ANA航空券を購入した場合はANAカードマイルプラス提携店のボーナスマイルも付くのでマイル還元率4.5%とANAでの利用では最高の還元率となります。
ほとんどのアメックスプラチナカードの特典を利用でき、招待不要で申し込みが可能でANA利用に関わる特典は下記のように豪華なので、ANAのヘビーユーザーには最適の1枚です。
- 入会時・毎年継続時に10,000マイルがもらえる
- 国内線ANAラウンジを無料で利用できる
- 世界1,400か所以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」を家族も作れる(最大8名無料で利用可能)
年会費(税込) | 165,000円 |
マイル還元率 | 1〜4.5% |
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/ana-premium-card/
4. 様々なマイルが貯まるおすすめカード2選
この章ではANAやJALだけでなく世界中の38の航空会社と提携している複数のマイルをお得に貯められるカードを含む2枚を紹介します。
それぞれマイル還元率や特典などが違うので自分にあったものを選びましょう。
4-1. 『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はカードの利用で貯まるポイントを39社の対象航空会社のマイルに最高1.5%の還元率で交換できるアメックスのカードです。
具体的な対象航空会社とマイル還元率は下記の通りです(五十音順。+をクリックすると見れます)
例えば上から2段目の航空会社の場合、ポイントを3:1のレートで交換できるため通常のマイル還元率は1%ですが、1回の手続きで60,000ポイントを交換すると5,000ボーナスマイルがもらえて+0.25%となり、マイル還元率を最高の1.25%にできます(ユナイテッド航空は10,000ボーナスマイルで最高マイル還元率1.5%)
マイル還元率が下がってしまうニュージーランド航空は他の航空会社を利用するか、ホテル+エアマイル パッケージに交換しましょう。
Marriott Bonvoyロイヤルティプログラム参加ホテルのMarriott Bonvoyゴールドエリート会員資格が付くので、系列のホテルの宿泊でレイトチェックアウトや支払い時にボーナスポイントなどの特典があり、ホテル宿泊を快適にできるメリットもあります。
年会費(税込) | 49,500円 |
マイル還元率 | 1%〜1.5% |
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/marriott-bonvoy-premium/
4-2. 『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』は年会費28,600円(税込)のカードですがそれを上回るサービスを持つカードです。
貯まるのはデルタ航空のマイルで、このカードを持つだけで初年度はデルタ航空の「ゴールドメダリオン」の資格が自動的に付いてきます(加盟アライアンス「スカイチーム」の上級会員「エリートプラス」にもなれます)
「エリートプラス」になると「スカイチーム」の航空会社を使った時に以下のような特典があります。
- チェックイン時の優先レーンの利用
- 保安検査場でのセキュリティライン優先アクセス
- 優先搭乗
- 手荷物優先受取
- スカイチームラウンジの利用
- 座席の優先指定
デルタを利用したり、海外へ行くことが多い方におすすめです。
年会費(税込) | 28,600円 |
マイル還元率 | 1%〜11% |
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/delta-gold-card/
5. まとめ
マイルの貯まるおすすめクレジットカードについてご紹介しました。
ANAとJALとではクレジットカード利用時のマイルの貯まり方が違い、カードの利用でマイルを貯めたり使ったりする事を考えると、JALの方がお得になりやすいです。
しかし、ANAは複数のポイントサイトやカードのポイントをマイルに換えやすいというメリットがあり、マイルの他に交換する前にポイントの有効期限(2年〜無期限)もあることから移行手数料などを考えても貯めやすいという利点があります。
全JALカード35種を比較した結果、以下の4枚が最もお得なカードになりました。
- 『JALカード TOKYU POINT ClubQ』:PASMOの利用でもポイントが貯まる
- 『JALカード CLUB-Aカード』JCB):JGCを最安の年会費で持てる
- 『JALアメリカン・エキスプレス(CLUB-Aゴールド)』:JALグループでの利用が100円=3マイル
※上記3券種で20代の方は『JAL CLUB EST』
- 『JALカード navi(学生専用)』:18歳以上30歳未満の学生なら必携すべき1枚
特に『JALカード TOKYU POINT ClubQ』はPASMOの利用でもポイントが貯まるなど、様々な場所でポイントが貯められるのでJALカードの中では最もおすすめです。
また、全ANAカード37枚を比較した結果、以下の4枚が最もお得なカードになりました。
- 『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』:実質年会費無料でANAカードが持てて、メトポへの交換で高マイル還元率やマイル有効期限を延長しやすい
- 『ANA マスター ワイドゴールドカード』:電子マネーへのチャージなどでマイル還元率を高くしやすい
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』:ANAグループでの利用ならポイント2倍、ステータス・サービスが上級クラス
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:ANAグループでの利用でマイル還元率4.5%と最高の還元率とサービスを受けられる
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』は実質年会費無料でマイルがたまりやすい特典の付くANAカードを持てたり、メトポを100:90という高いレートで交換できるので、全てのANAユーザーにおすすめできます。
それ以外にも様々なマイルが貯められるクレジットカードとして以下の2枚もおすすめです。
あなたにとってベストなマイルが貯まるクレジットカードを作れることを祈っています。
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