プライオリティ・パス(以下PPと略することあり)を使えるクレジットカードはどれか知りたいと思っていませんか。
プライオリティ・パスは、世界145か国600都市以上1,500か所以上のラウンジを利用できるとても便利なサービスですが、数千枚あるクレジットカードの中でも利用できるのは限られた一部のカードしかありません。
ただし、持っているカードでプライオリティ・パスを発行したけど、ラウンジ利用料金を取られた、家族カードでは発行できなかった、同伴者料金が思ったよりも高かった、デジタル版に対応していなかった…など望んでいたサービスとは違うこともあるので注意が必要です。
そこでこの記事では、プライオリティ・パスを使えるクレジットカードを以下の流れで紹介します。
- プライオリティ・パスを無制限で無料に使えるクレジットカード一覧表
- プライオリティ・パス目的でのゴールドカード選び方
- 本会員1人でプライオリティ・パス利用する機会が多い方におすすめなプラチナカード2選
- 配偶者と2人でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選
- 家族3人以上でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選
- プライオリティ・パスを利用できる主な個人事業主・法人向けクレジットカード一覧
- プライオリティ・パスを条件付きで使えるクレジットカード一覧表
- プライオリティ・パスとは
あなたが使う空港やサービスと、クレジットカードなどの年会費によってベストなカードは異なりますが、まずは1章の一覧表を見てください。
その上で、プライオリティ・パスを利用したい人数やカードのグレードなどによっておすすめが異なるため、目的にあった章を確認してください。
カードの紹介は原則プライオリティ・パスに関連した内容に絞っているため、カード選びが分かりやすく必ず役に立つでしょう。
1. プライオリティ・パスを無制限で無料に使えるクレジットカード一覧表
まず最初に、プライオリティ・パスを無制限で無料に使えて現在も新規発行可能なクレジットカードを一覧表にして紹介します。
プライオリティ・パス自体、3つの会員プランがありプランによってラウンジなどを無料で使える回数に差があります。
しかし、一度に全てご紹介すると情報量が多くなりすぎて分かりにくくなるため、まずは無制限・無料に使えるカードをご紹介します。
プライオリティ・パスとは何か知りたい方は8章、年に数回しか利用しない人向けについては7章でご紹介するので、そちらを参照してください。
プライオリティ・パスを無制限で無料に使えるクレジットカード一覧表
プライオリティ・パスを無制限で無料に使える個人向けクレジットカードを次の要素に分けて下表に示しました。
- カード年会費・家族カード年会費
- 家族カードでPPが発行できるかどうか
- 同伴者の料金
- デジタル版対応の可否
なお、世間や当ブログでブラックカードに分類されるクレジットカードはほとんどが招待制ですぐに作れず、プライオリティ・パス目的では年会費のコスパが悪く、情報の精度を保てないため『TRUST CLUB ワールドエリートカード』以外は紹介していません。
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『JCBゴールド ザ・プレミア』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 11,000円〜16,500円
無料 | 不可 | 2,200円/名 | 未対応 |
『楽天プレミアムカード』 ※2025年1月1日以降海外ラウンジ年5回まで無料に改悪 | 11,000円
550円/枚 | 不可 | 3,300円/名 | 未対応
2025年1月以降対応 |
この他に別にプライオリティ・パスの年会費11,000円(税込)必要ですが、『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』もメリットがあります。
なぜなら、通常必要なカード年会費11,000円(税込)は様々な申込方法で実質無料にしやすいためです。
2024年5月1日からは『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』でも申し込み可能になるため、セゾンゴールドアメックスの年会費優遇を待てない方はローズを選ぶと良いでしょう。
詳しい理由は2章のゴールドカードでご紹介します。
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 無料:前年300万円以上カード利用 22,000円:通常
3,300円/枚 無料:初年度、本会員無料時 | 可能 | 2,200円/名 | 未対応 |
『Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 ※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 15,400円:HON Circle会員 22,000円:セネター会員 30,800円:通常
1名無料。2人目より3,300円/枚 | 可能 | 3,300円/名 | 未対応 |
『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 『スカイパス・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 ※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 19,000円:優遇時 22,000円:通常
1名無料。2人目より3,300円/枚 | 可能 | 3,300円/名 | 未対応 |
『エポスプラチナカード』 | 20,000円:招待時 30,000円:申込時
家族カードなし | 不可 | 29USドル(エジプトのみ35USドル):PPがカードの場合 ※2024年11月以降国ごとに料金が異なる
35USドル:スマホアプリ※2024年9月10日以降 | 未対応
対応※2024年9月10日以降 |
『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』*会社員も作成可 | 22,000円
3,300円/枚 | 不可 | 4,400円/名 | 未対応 |
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 22,000円
1名無料。2人目より3,300円/枚 | 可能 | 2,200円/名 | 未対応 |
『GDO MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 ※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 26,400円
1名無料。2人目より3,300円/枚 | 可能 | 3,300円/名 | 未対応 |
『JCBプラチナ』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 27,500円
1名無料。2人目より3,300円/枚 | 不可 | 2,200円/名 | 未対応 |
『キャセイパシフィック MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』 ※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 27,500円
1名無料。2人目より3,300円/枚 | 可能 | 3,300円/名 | 未対応 |
『JAL・JCBカード プラチナ』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 34,100円
17,050円/枚 | 不可 | 2,200円/名 | 未対応 |
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『JAL アメリカン・エキスプレス・プラチナカード』 ※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 34,100円
17,050円/枚 | 可能 | 3,300円/名 | 未対応 |
『TRUST CLUB プラチナ Visaカード』 | 38,500円
無料 | 不可 | 35USドル | 対応 |
『三井住友トラストVISAプラチナカード』 | 38,500円
無料 | 不可 | ※推定情報です。 29USドル | 未対応 |
『PRESTIA Visa PLATINUM CARD』 | 38,500円
無料 | 不可 | ※推定情報です。 29USドル | 未対応 |
『三井住友カード プラチナ』 | 55,000円
無料 | 不可 | ※推定情報です。 29USドル | 未対応 |
『Mastercard Titanium Card』 | 55,000円
16,500円/枚 | 可能 | 32USドル | 対応 |
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『ANA JCBカード プレミアム』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 77,000円
4,400円/枚 | 不可 | 2,200円/名 | 未対応 |
『ANA VISAプラチナ プレミアムカード』 | 88,000円
4,400円/枚 | 不可 | 29USドル | 未対応 |
『Mastercard Black Card』 | 110,000円
27,500円/枚 | 可能 | 32USドル | 対応 |
『TRUST CLUB ワールドエリートカード』 *ブラックカードに分類されることもある | 143,000円
無料 | 可能 | 1名無料 35USドル | 対応 |
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 | 165,000円
4枚まで無料 | 可能 | 1名無料 35USドル | 対応 |
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 | 165,000円
4枚まで無料 | 可能 | 1名無料 35USドル | 対応 |
他にも数枚のプラチナカードでプライオリティ・パスの発行が可能ですが、銀行や航空会社などのヘビーユーザー向けでインビテーションが必要だったり、募集終了しているカードもあるためここでは省いています。
紹介したクレジットカードの中で、いくつかのパターン別におすすめをご紹介します。
プライオリティ・パス目的でのゴールドカード選び方→2章へ
本会員1人でプライオリティ・パス利用する機会が多い方におすすめなプラチナカード3選→3章へ
配偶者と2人でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選→4章へ
同伴者料金無料や低価格など家族でPP利用におすすめプラチナカード(家族3人以上利用を想定)→5章へ
プライオリティ・パスを利用できる主な個人事業主・法人向けクレジットカードが知りたい→6章へ
プライオリティ・パスを条件付きで使えるクレジットカードが知りたい→7章へ
見たい章をクリックすると、その場所へ移動します。
住信SBIネット銀行の『プラチナデビットカード(Mastercard)』で、12月1日よりプライオリティ・パスが年3回まで無料利用できるようになりました。
カードの発行やアカウントの登録は必須ではなく、『プラチナデビットカード(Mastercard)』を提示するだけで利用できるため、かなり便利です。
これまではラウンジ・キーというPPと同様のサービスを年3回まで無料で利用可能でした。
2. プライオリティ・パス目的でのゴールドカード選び方
1章でご紹介したように、プライオリティ・パス目的でゴールドカードを持ちたい方は、次の4枚から選ぶのが基本となり、主な選択条件としては下表の通りです。
なお、既に紹介したように、ゴールドカード特典でのプライオリティ・パスは全て家族カードでPP発行はできず、デジタル版に未対応※です。
※『楽天プレミアムカード』は2025年1月1日以降海外ラウンジ年5回まで無料に改悪されますが、デジタル版に変更されます。
カード名 | 作成時間 | PPを持つ年会費負担 |
『JCBゴールド ザ・プレミア』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | △ カードを作るまでに最長2年近くかかる | ◯〜◎ 条件を満たせば最安 |
『楽天プレミアムカード』 ※2025年1月1日以降海外ラウンジ年5回まで無料に改悪 | ◎ 最速 | ◯ 普通 |
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 | ◯ カード年会費年1回利用で無料条件のインビ待ちに半年〜1年ほどかかることも | ◯〜◎ PPを使わない年は発行しなくて良い |
『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 | ◎ 最速 | ◯〜◎ PPを使わない年は発行しなくて良い |
実質の条件を考えると、2024年5月1日からは『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』が最も有利な条件でプライオリティ・パスを作れます。
さらに、『ビューゴールドプラスカード』は4月~翌年3月に発行する利用代金明細書の利用額の累計400万円(税込)以上で「選べる特典」でプライオリティ・パスを選択をすることで無料で使えます。
ただし、年400万円以上カード利用できるのであれば、『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』など3章以降で紹介するプラチナカードを選んだ方がPP目的ならメリットが多いです。
JR東日本グループのサービスやSuicaのヘビーユーザー以外は、プラチナカードをおすすめします。
『JCBゴールド ザ・プレミア』
『JCBゴールド ザ・プレミア』はクレジットカードの7大国際ブランドの1つである日本が世界に誇るJCBが自社で直接発行している招待制のゴールドカードです。
『JCBゴールド』を2年連続100万円以上利用もしくは1年で200万円以上利用しないと招待が届かないため作るまでに時間はかかりますが、下記条件を満たせばゴールドカードの中では最安の年会費6,000円(税込)でプライオリティ・パスを持てます。
※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪
- 毎年100万円以上カード利用→サービス年会費5,500円(税込)が無料
- JCB公式ページに記載されている年会費優遇特典を利用→カード年会費5,000円キャッシュバック
また、同伴者の料金が2,200円(税込)/名と最安なので、本会員1人で利用する方はもちろん、年1〜2回家族や同伴者と利用するのに最適な1枚です。
日常生活で利用する場合でも、最近はキャッシュバックキャンペーンが行われたり、コンビニ・スーパーの利用でポイントが増量され、ステータス性・実用性が高い1枚です。
『楽天プレミアムカード』
『楽天プレミアムカード』はネット通販大手の楽天市場でポイント3倍以上還元される年会費11,000円(税込)のゴールドカードです。
ゴールドカードにこだわって最速・最安でプライオリティ・パスが欲しいならこのカードを選ぶしかありません。
ただし、下記のような注意点を理解した上で選択してください。
- 同伴者の料金が3,300円(税込)/名
- 普通に使っていてもエラーコードが出てカードが使えなくなることがあるなどサービスの不安定さが強い
- 2025年1月1日以降海外ラウンジ年5回まで無料に改悪。6回目以降の利用料金は1回あたりUS35$、同伴者様1名様につきUS35$
クレジットカードのサービスで発行できるプライオリティ・パスは当然そのカードに紐づいているため、カードが解約されると、プライオリティ・パスのサービスも使えなくなります。
海外でカードとプライオリティ・パスが同時に使えなくなると困る人がほとんどですので、少なくとも別のカードは最低1枚以上持って行った方が良いでしょう。
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』は通常年会費11,000円(税込)のカード会社大手であるセゾンカードが発行するゴールドカードです。
ただし、最近は下記に当てはまると年1回の利用でカード年会費無料の招待を受けられます。
- 既存のセゾンユーザーでインビテーションの案内が郵送される
- セゾンPortalアプリ内にインビテーションのバナーが表示される
- 特定のユーザー宛に広告などでインビテーションのページが表示される
また、会社の福利厚生でも年1回の利用でカード年会費無料や永年無料の条件で作れたりします。
全く初めてセゾンカードを使う人でも『SAISON CARD Digital』を作ってセゾンPortalアプリに登録し、カードを利用していると招待バナーが表示されやすいです。
下記のような注意点はあるものの、プライオリティ・パスを利用しない年はPPを発行しないことでコストを抑えられるという他のカードにはないメリットがあります。
- プライオリティ・パスの年会費11,000円(税込)が別に必要:利用しない年は発行しないことも可能
- 同伴者の料金が4,400円(税込)/名
年1回の利用でカード年会費無料の条件だと、プライオリティ・パスを使う費用は実質11,000円(税込)で済み、『JCBゴールド ザ・プレミア』ほど招待の待ち時間はない可能性が高いです。
この先プライオリティ・パスを使う予定がありそうであれば、時間をかけて招待を待つと実質の維持費は最安にできます。
日常生活で利用する場合でも、セゾン・アメックス・キャッシュバックなどキャンペーンが繰り返し行われており、お得度が高い1枚です。
2024年5月1日以降は『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』がおすすめ
2024年5月1日より『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』のサービスがリニューアルされ、プライオリティ・パスを優遇年会費11,000円(税込)で登録可能になります。
カードの年会費が年間1回(1円)以上のカード利用で翌年度無料の条件であるため、『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』の年会費優遇条件を待てない方はこちらを申し込んでPPを作った方が早くて簡単です。
3. 本会員1人でプライオリティ・パス利用する機会が多い方におすすめなプラチナカード2選
本会員1人で、プライオリティ・パス利用目的でプラチナカードを持ちたい方は、年間のカード利用金額によって次の2枚から選ぶのがおすすめです。
カード名 | 年間のカード利用金額 |
『エポスプラチナカード』 | 100万円以上 |
『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 300万円以上 |
なぜなら、それぞれのカード利用金額を満たすとカード年会費の優遇などを受けられ、最小のコストでプライオリティ・パスプライオリティ・パスが持てるからです。
カード年会費とのコスパを考えるとこれらがベストですが、あなたの希望に応じて下記のプラチナカードを選んでも良いでしょう。
- 『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:個人向けセゾンのプラチナカードサービスを利用したい
下記2枚は2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪
- 『Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:ルフトハンザグループの航空会社Miles & Moreの上級会員または目指している人
- 『JAL アメリカン・エキスプレス・プラチナカード』:JAL国際線をよく利用する人。JAL国際線などを使ってJGC修行を快適に行いたい人
『エポスプラチナカード』
『エポスプラチナカード』は通常年会費30,000円(税込)のプラチナカードですが、下記のいずれかの条件を満たすと年会費20,000円(税込)で所持できます。
- エポスカードから招待を受けた※『エポスゴールドカード』を年100万円以上利用すると招待を受ける確率が高いです
- 前年カード利用額が100万円以上
さらに、カードの年間利用金額100万円で20,000ボーナスポイントがもらえます。
『エポスプラチナカード』の年会費はポイントで支払いができるため、毎年100万円前後のカード利用をする方は実質無料でプライオリティ・パスを発行できるプラチナカードを持てます。
ただし、同伴者の料金がUSドル支払いなので、円安時は負担金額が多くなりやすいので注意してください。
『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』
『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』は通常年会費22,000円(税込)のプラチナカードですが、前年カード利用額が300万円以上なら次年度年会費がなんと無料になります。
毎年300万円前後のカード利用をする方には最高の条件でプライオリティ・パスを持て、家族カードでも無料で発行できるため、非常に優れたカードです。
ガソリン系のプラチナカードではありますが、ポイント還元率1.2%と高めでカード料金の支払いやマイルへの交換など使い道にも優れ、セゾンプラチナカードのサービスを多く使えるため、実用性も高い1枚です。
4. 配偶者と2人でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選
配偶者と2人で、プライオリティ・パス利用目的でプラチナカードを持ちたい方は、次の3枚から選ぶのがおすすめです。
- 『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:航空会社との提携カードなど選択肢が豊富
※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪
- 『静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:同伴者料金2,200円(税込)。 SAISON MILE CLUBなど一部のサービスは利用できない
- 『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』:年300万円以上カード利用ならベスト
なぜなら、これらの三菱UFJカード系かセゾンカードと提携しているプラチナカードを選ぶと、家族カードでもプライオリティ・パスを1枚無料で発行できるからです。
applloのみ前年300万円以上のカード利用がないと家族カード年会費3,300円(税込)が必要ですが、その他は家族カード年会費も1枚無料です。
『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』
『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』は三菱UFJニコス株式会社が発行しているプラチナカードで、配偶者と2人でプライオリティ・パス利用目的に作るなら最初に選択肢に挙がります。
また、三井住友カードに比べるとやや面倒ですが、登録型リボ「楽Pay」に登録し条件を満たすと年会費優遇が受けられます。
次のような航空会社やゴルフサービスとの提携カードを選んでも、同じように配偶者と2人分プライオリティ・パスを無料で発行できます。
※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪
- 『Miles & More MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:ルフトハンザグループの航空会社Miles & Moreの上級会員または目指している人
- 『スカイパス・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:大韓航空をよく利用する人、または上級会員を目指している人
- 『GDO MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:GDOのゴルフサービスをたくさん利用する人
- 『キャセイパシフィック MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:キャセイパシフィック航空をよく利用する人、または上級会員を目指している人
- 『JAL アメリカン・エキスプレス・プラチナカード』:JAL国際線をよく利用する人。JAL国際線などを使ってJGC修行を快適に行いたい人
『静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』
『静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』は静岡銀行とセゾンが提携して発行している通常年会費22,000円(税込)のプラチナカードです。
セゾンカードが直接発行しているプラチナカードとは主に下表の内容が異なります。
静銀セゾンプラチナAMEX | セゾンプラチナAMEX | |
基本ポイント還元率(利用1,000円につき) | 1%:2p | 0.75%:1.5p。国内 1%:2p。海外 |
ファミリーカード年会費 | 1枚目無料 2人目より3,300円/枚 | 3,300円/枚 |
家族カードでPP発行 | 可能 | 不可 |
年会費へのポイント交換に必要な数 | 3,600p | 4,000p |
クレディセゾン発行のカードで貯まる永久不滅ポイントとの合算 | 不可 | 可能 |
SAISON MILE CLUB ・ セゾンポイントモール ・ STOREE SAISON ・ (株)クレディセゾン主催キャンペーン | 利用不可 | 利用可能 |
最大のメリットはなんと言ってもファミリー(家族)カードでプライオリティ・パスが発行可能で、1枚目は年会費無料なことです。
セゾン系カードの一部のサービスは利用できませんが、セゾン・アメックス・キャッシュバックなどに魅力を感じて配偶者と2人分プライオリティ・パスを無料で発行したい方に最適な1枚です。
『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』
3章でも紹介した『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』は通常年会費22,000円(税込)のプラチナカードですが、前年カード利用額が300万円以上なら次年度年会費がなんと無料になります。
毎年300万円前後のカード利用をする方には最高の条件でプライオリティ・パスを持て、家族カードでも無料で発行できるため、本会員だけでなく配偶者と2人分プライオリティ・パスを無料で利用したい方には非常に優れたカードです。
ガソリン系のプラチナカードではありますが、ポイント還元率1.2%と高めでカード料金の支払いやマイルへの交換など使い道にも優れ、セゾンプラチナカードのサービスを多く使えるため、実用性も高い1枚です。
5. 家族3人以上でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選
家族3人以上でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカードは、プライオリティ・パスの利用回数が年10回未満なら4章で紹介したカードで、同伴者料金を支払った方がリーズナブルです※年6回未満なら『UCプラチナカード』
なぜなら、家族カードの年会費が複数枚でも無料、または同伴者料金無料のカードはいずれも年会費が10万円以上となり、プライオリティ・パス目的ではコスパが悪くなるからです。
上記を踏まえた上で、出張や旅行で乗り継ぎを含め家族3人以上で年にのべ数十回はプライオリティ・パスを利用する方におすすめなプラチナカードは次の3枚です。
- 『TRUST CLUB ワールドエリートカード』:年会費などコスパを重視する
- 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』:センチュリオン・ラウンジなどPP以外のラウンジも利用したい
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:ANAマイル還元率やANA国内線ラウンジなどANAの利用が中心。SFC修行を優雅に行いたい
『TRUST CLUB ワールドエリートカード』
『TRUST CLUB ワールドエリートカード』は『ダイナースカード』を発行している三井住友トラストクラブが発行しているブラックカードに分類されることもあるカードです。
家族カードの年会費が無料で、家族カードでもプライオリティ・パスを無料で発行でき、同伴者1名を無料とこのクラスのカードでは最安の年会費でコスパが優れています。
さらに、下記で紹介するアメックスと異なり、空港での食事や休憩サービスなどの特典も対象となるため、プライオリティ・パスのサービスをフル活用したい方に最適な1枚です。
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』は1993年に日本で最初に発行されたプラチナカードです。
家族カードの年会費が4人まで無料で、家族カードでもプライオリティ・パスを無料で発行でき、同伴者1名を無料にできますが、アメックス発行のPPでは空港での食事や休憩サービスなどの特典は対象外となるので注意が必要です。
ただし、空港ラウンジに関しては次のようなアメックスや航空会社の上級会員向けのラウンジなども無料で利用できるため、より快適で高い満足感を得られます。
- センチュリオン・ラウンジ(The Centurion Lounge)
- インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ(International American Express Lounges)
- 日本国内空港ラウンジ(Japan Domestic Airport Lounge)
- デルタ スカイクラブ(Delta Sky Club)
- エアスペース(Airspace)
- エスケープ ラウンジ US(Escape Lounge US)*ビジネス・プラチナ・カードは利用不可
- プラザ プレミアム エアポート ラウンジ(Plaza Premium Airport Lounges)
- ルフトハンザ ラウンジ(Lufthansa Lounges)
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はANAとアメリカン ・エキスプレス・カードが提携して発行しているANAのプラチナカードの1つです。
プライオリティ・パスに関しては上で紹介した『アメックス プラチナ』と同様に、家族カードの年会費が4人まで無料で、家族カードでもプライオリティ・パスを無料で発行でき、同伴者1名を無料にできます。※空港での食事や休憩サービスなどの特典は対象外
『アメックス プラチナ』と異なり、センチュリオン・ラウンジなどのグローバル・ラウンジ・コレクションは利用できませんが、本会員はANAの国内線空港ラウンジを無料で利用できます。
ANA航空券購入時は最大4.5%マイル還元率となるなどANAグループの利用でメリットが多くあり、ANA国際線を中心にSFC修行を優雅に行いたい方にはおすすめです。
6. プライオリティ・パスを利用できる主な個人事業主・法人向けクレジットカード一覧
個人向けクレジットカードに比べると種類は少ないですが、個人事業主・法人向けクレジットカードの中にもプライオリティ・パスを利用できるものがあります。
主なカードを1章と同じ形式でご紹介します。
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 22,000円:通常
3,300円/枚 | 不可 | 4,400円/名 | 未対応 |
『JCBプラチナ法人カード』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | 33,000円
6,600円/枚 | 不可 | 2,200円/名 | 未対応 |
『三井住友ビジネスプラチナカード』 | 55,000円
5,500円/枚 | 不可 | 29USドル | 未対応 |
『三井住友ビジネスプラチナカード for Owners』 | 55,000円
5,500円/枚 | 不可 | 29USドル | 未対応 |
『Mastercard Titanium Card』 | 55,000円
16,500円/枚 | 可能 | 32USドル | 対応 |
『Mastercard Black Card』 | 110,000円
27,500円/枚 | 可能 | 32USドル | 対応 |
『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード』 | 165,000円
4枚まで無料 | 可能 | 1名無料 35USドル | 対応 |
ご覧の通り、選択肢が限られているため、あなたの事業規模などによってお好きなカードを選んでください。
また、『ダイナースクラブ ビジネスカード』は海外空港ラウンジを年10回までは無料で利用できます。
プライオリティ・パスと同等のサービスをクレジットカード本体のみで使えるのがメリットです。
7. プライオリティ・パスを条件付きで使えるクレジットカード一覧表
1章で軽く触れましたが、プライオリティ・パスには3つの会員プランがあり、これまでご紹介したカードの他に利用料金の無料回数が決まっているなど、条件付きで使えるクレジットカードもあります。
- スタンダード会員:年会費99US$。利用料金・同伴者料金有料
- スタンダード・プラス会員:年会費329US$。利用料金10回まで無料・同伴者料金有料
スタンダード会員は通常35USドル/回の利用料金が必要ですが、アメックスの対象カードのみ年2回まで利用料金が無料です。
主なカードを1章と同じ形式でご紹介します。
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 | 月会費1,100円
月会費550円/枚 | 不可 | 35USドル | 対応 |
『エムアイカード プラス ゴールド アメリカン・エキスプレス・カード』 ※プライオリティ・パスの年会費を35%OFF(約64.35USドル)で発行できる | 11,000円
2,200円/枚 | 不可 | 35USドル | 未対応 |
『TRUST CLUB ゴールドカード』 | 13,200円
無料 | 不可 | 35USドル | 対応 |
『TRUST CLUB ワールドカード』 | 13,200円
無料 | 可能 | 35USドル | 対応 |
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 *利用料金2回まで無料 | 39,600円
2名まで無料。3人目より19,800円/枚 | 可能 | 35USドル | 対応 |
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』 *利用料金2回まで無料 | 34,100円
17,050円/枚 | 可能 | 35USドル | 対応 |
スタンダード会員はラウンジを利用する毎に料金が発生してしまうため、あまりメリットとは言えません。
カード名 | 年会費/家族カード *共に(税込) | 家族カードでPP発行の可否 | 同伴者の料金(税込) | デジタル版対応状況 |
『ミライノ カード Travelers Gold』2023年12月11日から *利用料金6回まで無料 | 11,000円
3枚まで無料 | 可能 | 35USドル | 対応 |
『UCプラチナカード』 *利用料金6回まで無料 | 16,500円
3,300円/枚 | 可能 | ※推定情報です。 35USドル | 対応 |
『Orico Card THE PLATINUM』2023年11月1日から *利用料金6回まで無料 | 20,370円
3枚まで無料 | 可能 | 35USドル | 対応 |
『エムアイカード プラス ゴールド アメリカン・エキスプレス・カード』 ※プライオリティ・パスの年会費を25%OFF(約246.75USドル)で発行できる | 11,000円
2,200円/枚 | 不可 | 35USドル | 未対応 |
『エムアイカード プラス ゴールド アメリカン・エキスプレス・カード』はプライオリティ・パスを年6回以上利用するなら、スタンダード・プラス会員の方がお得です。
この中でプライオリティ・パス目的で利用するなら『UCプラチナカード』が最もおすすめです。
その他のカードはクレジットカードに付く特典の1つなんだとぼんやり覚えていて、必要な時には使いましょう。
『UCプラチナカード』
『UCプラチナカード』は「UCカード」が発行する年会費16,500円(税込)のプラチナカードです。
2023年8月1日よりプライオリティ・パスが年6回無料使える特典が追加されました。
現在日本のカード会社が発行するクレジットカードの中で、無料利用回数付きでは最安級の年会費でデジタル版に対応しており、家族カードでも発行できるなど、少ない利用頻度のPP目的ではコスパに優れた1枚と言えます。
【参考情報】プライオリティ・パスに似たサービスを利用できるクレジットカード
プライオリティ・パスではありませんが、同等のサービスを利用できる主なクレジットカードは下記の通りです。
- 『ダイナースクラブカード』
- 『ANAダイナースカード』
- 『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』
- 『デルタ スカイマイルダイナースクラブカード』
- 『MileagePlus(マイレージプラス)ダイナースクラブカード』
いずれのカードも、本会員・家族会員ともに海外空港ラウンジを年10回までは無料で利用できます。11回目以降3,500円(税込)/回
クレジットカード本体のみで使えるのがメリットです。
8. プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスは、世界145か国600都市以上1,500か所以上のラウンジを利用できるサービスと会社の名前です。
※類似サービスとしてラウンジ・キーなどがある
出典:プライオリティ・パス
利用できる空港ラウンジの多くは手荷物検査場を超えた制限エリアにあります。そのため、飛行機に乗る直前までのんびりと利用できるのが大きなメリットです。
また、独立したラウンジサービスのため、当日乗る航空会社や席のグレードに関係なくラウンジを利用できます。つまり、格安航空会社(LCC)やエコノミークラスを使う時でもOKです。
利用するためには会員になる必要があり、3つの会員プランがあります。
会員プラン | 年会費 | 利用料金 | 同伴者利用料金 |
スタンダード | 99USドル | 35USドル | 35USドル |
スタンダード・プラス | 329USドル | 10回まで無料 その後は35USドル | |
プレステージ | 469USドル | 無料 |
注)料金は全て米ドル
通常はプライオリティ・パスの会員になり利用料金を支払わないと使えないサービスなのですが、これまでご紹介したようにクレジットカードの一部は特典としてプライオリティ・パスのサービスを無料で利用できます。
プライオリティ・パスはアプリ(iPhone・Android)でデジタル会員証もありますが、下記のようなデメリットがあります。
- アメックスなど一部のカード会社発行のプライオリティ・パスのみ対象
- 全てのラウンジで利用できるわけではない
空港に行く時は、プライオリティ・パス会員カードを携帯した方が確実にラウンジやサービスを利用できます。
日本国内でもそこそこお得に使える!
日本国内では下記の7空港20ラウンジ、レストランなどのサービスを利用できます。
空港名 | ラウンジ名 | レストランなどのサービス名 |
成田国際空港 | 【第1ターミナル】(ANA・デルタ航空など)
【第2ターミナル】(JAL・アメリカン航空など)
| 【第1ターミナル】
【第2ターミナル】
【第3ターミナル】
|
東京国際空港(羽田空港) | 【第1ターミナル】(JAL・JTA・SKY・SFJなど)
【第2ターミナル】(ANA・ANA ADO・SNAなど)
【第3ターミナル】国際線(ANAなど)
| 【第1ターミナル】
【第3ターミナル】
|
中部国際空港 |
| FLIGHT OF DREAMS
ターミナル1
|
大阪国際空港(伊丹空港) | ー | 中央ブロック
|
関西国際空港 |
| エアロプラザ
ターミナル1
|
福岡国際空港 |
| ー |
鹿児島空港 | ー | 【国内線ターミナル】
|
※ゴールド以上の多くのクレジットカードで無料利用可
2023年から利用できる数が増加傾向にあり、ビジネスクラス以上の利用者か、航空会社の上級会員しか使えないラウンジが多いため、食事の内容や居心地は充実しています。
国際線利用時に使えるラウンジがメインですが、国内線利用時でも使えるラウンジがあったり、下記のような食事やリラクゼーションなどのサービスを指定金額分無料にできるため、人によってはこれらの利用で年会費以上得します。
アメックスが発行するプライオリティ・パスでは食事やリラクゼーションなどのサービスは利用できません。関西国際空港の「KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA」は利用可能という口コミがあります。
2024年10月以降は、三菱UFJニコスおよびフランチャイジー各社が発行するプラチナカードやJCBカードの発行するプライオリティ・パスでも食事やリラクゼーションなどのサービスは有料となります。
中部国際空港で3,400円相当のセットメニューが無料で食べられる!
2021年12月頃から中部国際空港ターミナル1の3階にある「海膳空膳」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、レストランが指定する3,400円相当のセットメニューを1回無料で食べられるようになりました。
出典:プライオリティ・パス
また、2023年4月4日から商業施設「FLIGHT OF DREAMS」3階の「THE PIKE BREWING RESTAURANT & CRAFT BEER BAR」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、店内飲食に対して3,400円(税込)の値引きを受けられるようになりました。
出典:プライオリティ・パス
加えて、第1ターミナルランドサイドの4階にある温浴施設「くつろぎ処」も、4月11日から利用可能となりました。下記メニューの中から選択できます。
- SPAメニューご請求額から3,400円(税込)の割引
- 入浴+韓国料理メニュー+アルコール1杯(またはソフトドリンク1杯&アイスクリーム)
- 入浴+名古屋めしメニュー+アルコール1杯(またはソフトドリンク1杯&アイスクリーム)
さらに、2023年10月4日から中部国際空港ターミナル1の4階スカイタウンにある「ぼてぢゅう 中部国際空港店」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、レストランが指定する3,400円相当のセットメニューを1回無料で食べられるようになりました。
出典:PRWire
ただし、カード条件に関係なく、カード契約者本人のみが利用可能なため、注意してください。
2022年12月1日から関西国際空港2店舗で3,400円(税込)まで無料で飲食ができる!
2022年12月1日から関西国際空港ターミナル1の2階にある「ぼてぢゅう®1946」と「Japan Traveling Restaurant® by BOTEJYU®」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、店内飲食に対して3,400円(税込)の値引きを受けられるようになりました。
出典:プライオリティ・パス
また、2023年9月中旬(13日?)から関西国際空港ランドサイド2階の「エアロプラザ」内にある「KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA」で、出発が確定した当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、以下の【1】【2】いずれかを選択できます。
- 【1】次の3つの中から、2つを無料で利用できる。
(A)アラカルトメニューからお食事を1品
(B)大人お1人様につき缶ビール2本
(C)40分間のシャワーのご利用(バスタオルのご利用は別途料金を頂戴します)
- 【2】3時間以上滞在(最長12時間まで)すると、ウォークイン・レート総額(税込)より3,400円オフになります。
出典:プライオリティ・パス
2023年9月13日から成田国際空港3,400円相当のセットメニューが無料で食べられる!
2023年9月13日から成田国際空港第2ターミナル制限エリアの飲食店フロア「JAPAN FOOD HALL」にある「鉄板焼 道頓堀 くり田」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、店が指定する3,400円相当のセットメニューを1回無料で食べられるようになりました。
出典:プライオリティ・パス
ただし、こちらは国際線出発時にしか利用できないため、注意してください。
さらに、2023年10月11日から成田国際空港第3ターミナルの2階フードコードにある「ぼてぢゅう屋台」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、レストランが指定する3,400円相当のセットメニューを1回無料で食べられるようになりました。
ただし、カード条件に関係なく、カード契約者本人のみが利用可能なため、注意してください。
2023年7月下旬から成田国際空港ナインアワーズ | 9h nine hours Capsule Hotelでシャワー・仮眠(5時間迄)が無料で使用できる!
2023年7月下旬から成田国際空港第2ターミナルにあるナインアワーズ | 9h nine hours Capsule Hotelで下記の会員特典が利用できます。
- 午前9時から午後6時の間のシャワー・仮眠:無料(5時間迄)
- 宿泊:3,400円引き
予約不可で直接来店でのみ利用可能で、24時間以内に出発が確定した搭乗券を提示する必要があります。
2024年1月上旬から東京国際空港(羽田空港)Foot Bath Cafe & Body Care LUCKでスパサービス3,400円分を無料で使用できる!
2024年1月上旬から東京国際空港(羽田空港)第1ターミナルにあるFoot Bath Cafe & Body Care LUCKで全てのスパサービスから3,400円の割引を受けられます。
出典:プライオリティ・パス
- ボディケア
- リクレクソロジー(膝から下のオイル・リンパマッサージ)
- ドライヘッドスパ
- ハンドトリートメント
- 足湯
ボディケア、リフレクソロジー、ハンドトリートメント、ヘッドスパの4つのメニューを自由に組み合わせられるセットメニューもあります。
利用できるカードの枚数はカード保持者1名に1枚のみで、同伴者は利用できないので注意して下さい。
2024年1月上旬から鹿児島空港ボディケア Luckでスパサービス3,400円分を無料で使用できる!
2024年1月中旬から鹿児島空港国内線ターミナルにあるボディケア Luckで全てのスパサービスから3,400円の割引を受けられます。
出典:プライオリティ・パス
- ボディケア
- リクレクソロジー(膝から下のオイル・リンパマッサージ)
- ドライヘッドスパ
ボディケア、リフレクソロジー、ヘッドスパの3つのメニューを自由に組み合わせられるセットメニューもあります。
利用できるカードの枚数はカード保持者1名に1枚のみで、同伴者は利用できないので注意して下さい。
2024年5月中旬から東京国際空港(羽田空港)All Day Dining Grande Aileで最大2時間のビュッフェランチとソフトドリンクを無料で利用できる!
2024年5月中旬から東京国際空港(羽田空港)第3ターミナルにあるAll Day Dining Grande Aileで11:00~15:00のランチタイムの営業時間に最大2時間のビュッフェランチとソフトドリンクを無料で利用できます。
出典:プライオリティ・パス
7歳未満の子供は、大人と食事を共にする場合は無料です。
利用できるカードの枚数はカード保持者1名に1枚のみで、同伴者は利用できないので注意して下さい。
また、入店から6時間以内は再訪問できず、時間帯によってはレストラン側の判断で利用できないことがあります。
2024年6月上旬から成田国際空港肉料理 やきすき やんまで3,400円相当のセットメニューが無料で食べられる!
2024年6月上旬から成田国際空港第1ターミナル4階のレストラン・ショップフロアにある「肉料理 やきすき やんま」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、店が指定する3,400円相当のセットメニューを1回無料で食べられるようになりました。
出典:プライオリティ・パス
カード保持者1名につき、最大2名の同伴者をお連れいただけます。
さらに、3階の国際線および乗り継ぎ便出発ロビーの免税店・レストランエリア内にある「Japanese Grill & Craft Beer TATSU」で、当日の搭乗券とプライオリティ・パスを提示すると、レストランが指定する3,400円相当のセットメニューを1回無料で食べられるようになりました。
カード保持者1名につき、最大2名の同伴者をお連れいただけます。
2024年7月16日から大阪国際空港(伊丹空港)大阪エアポートワイナリーでセットメニューが無料で食べられる!
2024年7月16日から大阪国際空港(伊丹空港)中央ブロックランドサイド3階にある大阪エアポートワイナリーで最大2時間の滞在とレストランが指定するセットメニュー(飲み放題のハウスワイン、またはソフトドリンク1杯を含む)を無料で利用できます。
出典:プライオリティ・パス
7歳未満の子供は、大人と食事をシェアする場合は入室無料です。
利用できるカードの枚数はカード保持者1名に1枚のみで、同伴者は利用できないので注意して下さい。
また、入店から6時間以内は再訪問できず、時間帯によってはレストラン側の判断で利用できないことがあります。
ラウンジホッピングも楽しめる!
このように、海外のラウンジを利用する機会がない人でも、レストランなどのサービスがある空港の国内線を年数回以上利用する機会がある人は飲食代などだけでほぼクレジットカード年会費の元が取れてしまいます。
利用回数に制限がないプレステージ会員だと、同じ空港内にあるレストランなどのサービスやPPで入れる空港ラウンジを次々と回って、食事などを複数回楽しめます。
また、PPで入れる海外空港ラウンジは1回あたり2〜3時間の制限がある場合もありますが、PPを複数枚持つことで滞在時間を延長できる場合もあります。
9. まとめ
プライオリティ・パスを使えるクレジットカードをご紹介しました。
プライオリティ・パスは、世界145か国600都市以上1,500か所以上のラウンジを利用できるだけでなく、国内線利用時でも空港で食事やリラクゼーションなどのサービスを指定金額分無料にできるなど、とても便利なサービスです。
プライオリティ・パスを無制限で無料で使うためには通常469USドルの年会費が必要ですが、一部クレジットカードの特典では無料や割引価格で発行できます。
紹介したクレジットカードの中で、パターン別のおすすめは以下の通りです。
プライオリティ・パス目的でのゴールドカード選び方
カード名 | 作成時間 | PPを持つ年会費負担 |
『JCBゴールド ザ・プレミア』 ※2024年10月31日午後8時以降国内はラウンジ利用のみに改悪 | △ カードを作るまでに最長2年近くかかる | ◯〜◎ 条件を満たせば最安級 |
『楽天プレミアムカード』 ※2025年1月1日以降海外ラウンジ年5回まで無料に改悪 | ◎ 最速 | ◯ 普通 |
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 | ◯ カード年会費年1回利用で無料条件のインビ待ちに半年〜1年ほどかかることも | ◯〜◎ PPを使わない年は発行しなくて良い |
『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 | ◎ 最速 | ◯〜◎ PPを使わない年は発行しなくて良い |
実質の条件を考えると、2024年5月1日からは『セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』が最も有利な条件でプライオリティ・パスを作れます。
さらに、『ビューゴールドプラスカード』は4月~翌年3月に発行する利用代金明細書の利用額の累計400万円(税込)以上で「選べる特典」でプライオリティ・パスを選択をすることで無料で使えます。
本会員1人でプライオリティ・パス利用する機会が多い方におすすめなプラチナカード2選
カード名 | 年間のカード利用金額 |
『エポスプラチナカード』 | 100万円以上 |
『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』 | 300万円以上 |
配偶者と2人でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選
- 『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:航空会社との提携カードなど選択肢が豊富
※2024年10月1日以降国内はラウンジ利用のみに改悪
- 『静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』:同伴者料金2,200円(税込)。 SAISON MILE CLUBなど一部のサービスは利用できない
- 『apollostation THE PLATINUM セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』:年300万円以上カード利用ならベスト
家族3人以上でプライオリティ・パスを利用したい方におすすめなプラチナカード3選
- 『TRUST CLUB ワールドエリートカード』:年会費などコスパを重視する
- 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』:センチュリオン・ラウンジなどPP以外のラウンジも利用したい
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:ANAマイル還元率やANA国内線ラウンジなどANAの利用が中心。SFC修行を優雅に行いたい
プライオリティ・パスを条件付きで使えるクレジットカード
- 『UCプラチナカード』:無料利用回数付きでは最安の年会費でデジタル版に対応しており、家族カードでも発行できる
この記事の内容が、あなたの目的にあったプライオリティ・パスを利用できるクレジットカード選びの役に立つことを願っています。
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