学生だけどキャッシングをしたいと考えていませんか。
学生もキャッシングを使うことは十分可能ですが、申し込み方や選び方などを間違えてしまうと審査に通らなかったり、内緒にしたかったのに親にバレてしまう可能性が高まってしまいます。
本ページでは過去に銀行でカードローンの担当をしていた私が、学生がキャッシングを使う前に知っておくべき以下のポイントを紹介していきます。
- 事例でわかる学生がキャッシングを契約できる2つの条件
- 未成年がキャッシングする唯一の手段:クレジットカード
- 学生のキャッシングが親バレする4つのケースと予防策
- 就活への影響とリスクを回避するポイント
- 学生のキャッシングの選び方とおすすめ2選
- 口コミでわかる大学生が借りられた限度額
- キャッシングの審査に通過するための4つのポイント
本ページを読めば、家族バレなどのリスクを減らし、安全にキャッシングを使っていただくことができます。
1. 事例でわかる学生がキャッシングに契約できる2つの条件
学生がキャッシングを使うためには以下の2つを満たしている必要があります。
- アルバイトなどで収入があること
- 20歳以上であること
1-1. アルバイトなどで収入があること
以上の方のように、アルバイトなどをしていることは学生が借りるためには必要です。
なぜならキャッシングは保証人などを立てないので、あなたが払えない場合は誰にも返済を求めることができないためです。
そのため、あなた個人に返済できるだけの収入があるかどうかはきちんとチェックされます。
在籍確認も!
多くのキャッシングは、申し込み後審査の中で在籍確認を行います。それは職場であるバイト先に電話をし「(個人名)と申しますが(あなた)さんはいらっしゃいますか。」と電話をするものです。
あなたがきちんと働いているかを確認するためだけのもので、キャッシングの審査とは伝えられないので周囲にバレる心配も少ないです。
1-2. 20歳以上であること
ほぼ全てのカードローンが申し込めるのが20歳以上限定となっています。それは、法律により20歳未満の未成年が親権者の同意なしで行った契約は取り消しを行うことができると定められているからです。
つまり、20歳未満の場合、親権者が認めていないとお金を貸してもその契約自体をなかったことにされてしまう恐れがあります。
そのためカードローン会社にとっては大きなリスクを背負うことになるので、ほぼ全てのカードローンは申し込みをすることを認めていません。
ただし、未成年でもキャッシングができる唯一の手段があるためそれを次章で紹介していきます。
2. 未成年がキャッシングする唯一の手段:クレジットカード
未成年である18~19歳の学生がキャッシングをする唯一の手段はクレジットカードのキャッシングです。
クレジットカードは18歳から契約でき、お金を借りられる「キャッシング機能」が付いているケースが多いです。
2-1. 図解でわかるクレジットカードのキャッシング
クレジットカードのキャッシングは、以下のようにクレジットカード会社から一時的にお金を借りて、後日ショッピングの支払いなどと同時に返済することが一般的です。
また、ショッピングと同様、借りる際に一括での返済と、月に数千円〜数万円を返済し残りは翌月以降返済するというリボでの返済を選ぶことができるのであなたのお財布状況に合わせてお金を借りることができます。
しかし、キャッシングはいわば「借金」なので利子がつき、リボ払い(分割)などで返すまでに時間がかかるとそれだけ利子の額も多くなります。
2-2. 未成年でもキャッシングができるクレジットカード
未成年でもキャッシングができるクレジットは主に以下の通りです。限度額は各社バラバラですが、未成年の方は高くても5~10万円ほどであると考えておきましょう。
未成年は親の同意が必要? | |
楽天カード | 要 |
エポスカード | 要 |
三井住友カード デビュープラス | 要 |
JCBカード | 要 |
ただし、キャッシング目当てで申し込んでも最初はキャッシング枠が出なかったり、ごくわずかしかキャッシング枠が下りないケースが非常に多いです。
最初は少額・もしくはゼロでもショッピングなどでクレジットカードを定期的に使って返済をきちんとして入ればキャッシング枠を増やしてもらえる可能性はあります。
そのため、以下のフローで今持っているクレジットカードを確認し、新規に申し込むか判断することをおすすめします。
未成年がキャッシングをするためのフローチャート
ただし、未成年の場合はクレジットカードの申し込みには基本的に親権者の同意が必要ですので、保護者に内緒で申し込むことはほぼ不可能と考えておきましょう。
3. 学生のキャッシングが親バレする4つのケースと予防策
学生は注意してキャッシングに申し込まないと親バレしてしまうケースがあります。本章では事例をもとに学生が親バレしてしまう以下の4つのリスクと予防策を紹介していきます。
- 実家に電話が来る
- 郵便物が家に届く
- ローン用カードが見つかる
- 近所の人に見られる
3-1. 実家に電話が来る
キャッシングに申し込むときは、多くの場合で以下のように「自宅」か「携帯」の電話番号の記入を求められます。
出典:アコム
このとき、自宅の固定電話の番号を記入するとあなたへの意思確認などの連絡が自宅に行ってしまいます。
多くの場合で会社名を名乗らない個人の電話ですが、勘ぐる家族がいる恐れがあります。
そのため、親バレをしたくないのであれば必要ない限り実家の「固定電話」は書かず、「携帯電話」の電話番号を書くようにしましょう。
昔は、固定電話が信用の証とされて固定電話を記入すれば審査への通過率がよくなると言われていましたが、今は携帯電話(スマホ)の時代になり、固定電話の有無は審査に大きな影響を与えなくなりました。
3-2. 郵便物が家に届く
キャッシングの中には主に以下の2つの場面で自宅へ郵送物が届くケースがあります。
- 契約時などに必要書類を送る
- 延滞した時に督促状を送る
契約時などに必要書類を送る
ローン用のカードや契約書などを送るカードローン業者もあります。
延滞などあなたに非がなくても「契約時に郵送が必要」なカードローンを選んでしまうと家族にバレる可能性が高まります。
後ほど「郵送不要」という観点でカードローンを紹介するので参考にしてみてください。
延滞した時に督促状を送る
郵送がないカードローンを選んだとしても、延滞をしてしまうと督促状が自宅に届きます。
返せない額のお金を借りてしまうと家族バレの危険性が高まるので計画的に返済できる額の契約をおすすめします。
返せない額を家族に内緒で借りてもいつかバレてしまうので、返せない額が本当に必要であれば家族に相談することをおすすめします。
3-3. ローン用カードが見つかる
キャッシングは専用のカードが発行され、それを使って借りたり返したりするものも存在します。
そのカードは以下のように独特なデザインのものが多く、知っている大人が見たら何のカードかすぐにわかってしまいます。※画像はアコムのカード
そのため、使う時以外はどこかに隠しておくなど、管理をしっかりすることが家族バレしないためには必要です。
2-4. 近所の人に見られる
ごく稀にですが、上記の女性のような形で家族にバレてしまうケースも存在します。
近所の人以外にも「友人の親」などあなたの顔を知っている人に無人契約機に出入りするところを見つかってしまうとバレてしまいます。
そのため、そういった危険があると感じた方は以下のどちらかのポイントを意識しましょう。
- 家から離れた契約機に行く
- ネットで完結できるキャッシングを選ぶ
4. 就活への影響とリスクを回避するたった一つのポイント
キャッシングをすると将来就活などで影響が出てしまわないか心配な方もいらっしゃるかと思います。特に金融業界などへ就職を目指す方には大きな不安になっているかと思います。
実は、キャッシングはほとんどの場合で就活などへの影響が出ませんが、ごく稀に影響が出てしまうケースがあります。
4-1. 信用情報の就活への影響はほぼない
キャッシングを利用しても就活への影響はほとんどありません。
キャッシングの利用記録は「信用情報」と呼ばれ、以下のように利用すると貸金業者などで共有されています。
カードローンやクレジットカードの申し込みをした際にあなたが延滞などをせずにきちんと借りたり返したりをしているかを確かめられる仕組みです。
またこの信用情報に傷がある方を「ブラック」と呼ぶこともあります。
ただこの信用情報を得られる会社(金融機関)が、この情報を審査など特定の目的以外で利用することは禁じられており、またその開示自体に本人の承諾が必要なので、これが就活に影響する心配はほぼありません。
ごく稀に、信用情報を開示できない企業(金融業界以外の企業)が就活生に開示するように要求してくる可能性もなくはないですが、開示の義務も必要もありませんので、拒否しましょう。
4-2. 唯一の注意点: その会社サービス料の滞納
選考の中で、自社の顧客情報をチェックする企業もなくはありません。そして、その会社のサービスを使っていてその料金などを滞納していると就活に影響する可能性がゼロではありません。
例えば、あなたがカードローンA社から借りたお金の返済を延滞し続けていたとします。
あなたが就活でそのA社を受けている際、A社が顧客情報をチェックし、あなたの情報を見つけ「だらしない学生だ」などと判断されて選考に影響が出るケースもなくはありません。
特に、延滞や債務整理などはいい印象を与えるものではないため、就活への影響を心配しないためにも延滞などをせずにきちんと返して行くことをお勧めします。
5. 学生のキャッシングの選び方とおすすめ2選
キャッシングは100種類以上ありますが、学生がキャッシングを選ぶにあたって、以下のポイントを必ずチェックすることをおすすめします。
選ぶポイント | なぜそのポイントが大事なの? | |
① | 学生がOKか | 学生はバイトをしていてもNGなキャッシングはいくつか存在しているから |
② | 宅配物なしで借りられるか | 自宅に届くと親に見つかるから |
③ | 携帯電話の登録で申し込み可能か | 固定電話だと自宅に電話が入る恐れがあるから |
④ | スピーディか | キャッシングによっては即日借りられるものと2週間以上かかるポイントがあるため以外に大切なポイント |
⑤ | 金利は高すぎないか | 1%金利が違うだけでも将来返すお金が数千円・数万円変わる可能性があるから |
⑥ | 審査が厳しすぎないか | 学生OKでも社会人もほとんど通らないキャッシングも存在するから |
⑦ | 全国どこでも借りられるか | キャッシングによっては「地域限定」だから |
また、クレジットカードはキャッシング用ではないため、時間がかかったり、条件が良くないため筆者はおすすめしません。
筆者が特におすすめのキャッシングで以上の7つのポイントを満たしているのは以下の2社です。
ではそれぞれのキャッシングの特徴を紹介していきます。
5-1. プロミス
『プロミス』はSMBCグループの株式会社SMBCコンシューマーファイナンスによって運営されるキャッシングです。
即日借りられるだけでなく、以下のポイントで学生が使える大手のキャッシングの中でも条件が良いと言えます。
- 多くの方が適用される「最高金利」が低い
- 初回利用から30日間利息ゼロ
- 利用でポイントがたまり無利息期間等と交換可能
- プリペイドへの申し込みで2000円分のチャージカードがもらえる(詳細はこちら)
消費者金融の中では審査が厳しいと言われていますが、条件がかなりいいので、学生は積極的にトライしてみましょう。
ちなみに、以下のような口コミがありました。
よりたくさんの方の声が気になる方は、「300の口コミ・評判でわかるキャッシング『プロミス』完全ガイド」に300人分の口コミをまとめましたので参考にしてみてください。
プロミスの基本データ
プロミス | |
金利 | 4.5%~17.8% |
貸金使途 |
生計費 |
貸付対象者 | 年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方
※学生も安定した収入があれば可 |
限度額 | 500万円 |
5-2. アコム
『アコム』は、三菱UFJフィナンシャルグループのキャッシングサービスです。
アコムに関しても、プロミスと同様、きちんと収入がある学生であれば借りられているので、学生でもチャンスはあります。
ただし、プロミスの方が先ほど挙げた理由から条件がいい可能性が高いので、まずはプロミスに申し込み、ダメだった場合などはアコムにチャレンジしてみましょう。
よりたくさんの方の声が気になる方は、「300の口コミ・評判でわかるキャッシング『アコム』の真実」に300人分の口コミをまとめましたので参考にしてみてください。
アコムの基本データ
アコム | |
金利 | 3.0%~18.0% |
貸金使途 |
原則自由 |
貸付対象者 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、 アコム社の基準を満たす方 |
限度額 | 800万円 |
6. 口コミでわかる学生が借りられた限度額
では学生が実際にいくら借りられるのか、当サイトのアンケートを元に紹介していきます。
6-1. 学生の多くが最初は10万円前後
当サイトで集計した口コミでは、多くの学生は以下のようにキャッシングの初回契約時は10万円前後の契約になったケースが最も多かったです。
6-2. 限度額は使っていく中で上げられる
学生の限度額は最初は低めの額が設定される傾向にありますが、使っていく中で限度額は引き上げられていく可能性が高いです。
これは、「この人にならもっと貸しても大丈夫」と貸金業者に思わせることが大切です。
そのため、
- 定期的に借りる
- 延滞せずにきちんと返す
以上のようにキャッシングを利用していることで、「限度額をあげませんか?」という案内が来ることを期待できます。
7. 学生がカードローンの審査に通過するための4つのポイント
学生は社会人よりもキャッシングの審査に通りにくいです。
それは、社会人ほど仕事ができる時間がなく、収入も少ないため返済能力がないと考えられているからです。
ちなみに当サイトが実施したアンケートではクレジットカードや携帯電話の料金を延滞したことのある学生は審査にはほとんど通らなかったというデータも取ることができました。
そこで本章では、カードローンに通らない方、これから申し込もうとする方に向けて、審査への通過率をグッと上げるための以下の4つのポイントを紹介していきます。
7-1. 申し込みは低めの限度額で
カードローンの申し込みは、あなたが限度額を希望した上で申し込みをするものが多いです。
もし多額のお金がすぐに必要でないのであれば、最初は少額で申し込むことをお勧めします。
理由は以下の2点です。
- 年収に対して借りすぎという印象を与えない(総量規制もクリアしやすい)から
- 計画的に借りる人であることをアピールできるから
最初は低い限度額で申し込みをして、徐々に限度額を上げていくことが審査に通りやすくなるポイントです。
7-2. 申し込みは1社ずつ行う
申し込みをしすぎないことも審査に通るために必要です。
信用情報では、申し込み内容も共有されているため、1度に申し込みをしすぎると「申し込みブラック」という状態になり、どこからもお金を借りられなくなります。
つまり、きちんと審査に通るためには一度に複数のキャッシングに申し込みをするのではなく、1社1社審査を受けていくことが重要です。
申し込みの履歴が残るのが3~6ヶ月で、その履歴が残る期間内に複数社の申し込みを行うと、同様の理由で通りにくくなります。
短期間で何社までなら大丈夫なのかも会社によってバラバラですが、1社1社申し込みを行うことを意識してください。
7-3. 審査が厳しすぎるカードローンは避ける
カードローンの種類によっても審査に通りやすいものと、通りにくいものがあります。
特に銀行のカードローンは最近審査が非常に厳しくなったため、学生にはおすすめしません。先ほど紹介したような銀行以外のカードローンへの申し込みがおすすめです。
7-4. 細かいミスに気をつける
キャッシングの申し込みで、意外に多いのが記入ミスによるものです。
誤字や脱字などをすると、わざとでなくとも虚偽の申し込みを行ったと判断され、審査に落とされるケースがあります。
そのため、申し込み内容をしっかりと確認をして記入ミスをなくすことも審査に通りやすくなる重要なポイントの一つです。
また、計算ミスしたことにして他社からの借入額を少なめに書くなどの行為も信用情報で一発でバレるため、正しい情報を正確に書きましょう。
8. さいごに
学生がキャッシンッグしたいときに申し込む際のポイントやおすすめのキャッシングを紹介してきましたがいかがでしたか。
学生でも条件を満たせばキャッシングが可能です。クレジットカードのキャッシングや下記のようなキャッシング会社への申し込みをしてみましょう。
学生におすすめなのは上記2社のキャッシングです。
以上を参考にあなたが最高の形でお金を借りられることを心から祈っています。