カードローンでおまとめしたいと考えていませんか。
実はカードローンのおまとめには注意しなければならないポイントもいくつかあるため、きちんと理解した上で選び申し込むことが必要です。
また、2017年夏からカードローン業界の審査が非常に厳しくなったので、このページで紹介するような”穴場”のカードローンを選ばないと審査が難しいかもしれません。
本ページでは過去に銀行のカードローンの審査担当をしていた筆者が、カードローンでおまとめをする時のすべてのポイントを以下の流れで紹介します。
- カードローンでおまとめをする2つの方法
- カードローンでおまとめをする3つのメリット
- カードローンでおまとめをする3つの注意点
- おまとめ用カードローンを選ぶ3つのポイント
- わたしが自信を持っておすすめできるカードローン2選
- カードローンのおまとめ審査でみられる2つのこと
- 審査に通るための4つの方法
- おまとめができる地方銀行カードローン30選
本ページを読めば、最高の形でおまとめをするためのすべてのポイントをご理解いただけます。
1. カードローンでおまとめをする2つの方法
カーローンでローンをまとめるには以下の2つの方法があります。
- 新しくお金を借りるカードローンを探してまとめる
- 今借りているカードローンのうちの1社にまとめる
まずはそれぞれについて本章で解説していきます。
1-1. 新しくお金を借りるカードローンを探してまとめる
まとめるための一つの手段が、新たに新規でカードローンの契約をし、既存の借り入れをすべて返済するというものがあります。
新たに審査をして、新規の契約になるため審査に通ることは難しいですが、複数のカードローンからあなたに合った1社を選べるため、条件よく借りられる可能性が高いです。
また、新たな会社との契約になるため、過去にトラブルがあっても事故情報に残っていなければ不利になりにくいのがポイントです。
新たに契約してまとめる方法が向いている方
- 特定の取引実績をしっかりと摘んできたカードローンがない方
- 今のカードローンの金利が少し高めな方
1-2. 今借りているカードローンのうちの1社にまとめる
今借りているカードローンのうちの1社を増額し、他社の返済に充てて、1社のみの返済を続けていくことも一つの方法です。
特定のカードローンときちんと取引をしていれば、好条件でまとめてくれる可能性があること、新規の契約ではないため今までの取引状況が審査にプラスの影響を与えてくれる可能性があるなどのメリットがあります。
既存の1社にまとめる方法が向いている方
- 特定のカードローンときちんと取引を続けてきた方
- 今使っているカードローンのおまとめ系商品の条件が良い方
2. カードローンでおまとめをする3つのメリット
本章ではまず、カードローンでおまとめをすることの以下の3つの長所を紹介していきます。
- 毎月の返済が1回になるので管理が簡単!
- 毎月の返済の負担が減る
- 利率が低くなる可能性大!
実際のユーザーからの口コミも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
2-1. 毎月の返済が1回になるので管理が簡単!
カードローンのまとめに関する良い評判で一番多かったのが返済日がバラバラになっていたのを1日だけに減らせたことで楽になったということです。
上図のように、返済日が1日だけになるので、「いつどこに返済すればいいか」という管理が非常にしやすくなります。
2-2. 毎月の返済の負担が減る
多くのケースで、ローンをまとめると毎月の返済額を減らすことができます。ちなみに、口コミを投稿してくださった男性は、以下のような状況だったとのことです。
毎月の返済で首が回らなくなっている方にはぜひご活用いただきたいですが、毎月の返済額が減ることは、支払いを続けていく期間も長くなることになります。
利息によっては支払い総額が増えてしまう恐れもあるため、注意が必要です。
2-3. 利率が低くなる可能性大!
一般的にカードローンで借金をまとめることで金利を大きく減らすことができます。それは多くの会社が借りれば借りるほど金利を下げるからです。
これは、たくさん借りてくれる優良なお客様を囲い込むことなどが理由として考えられます。
例えば、イオン銀行のカードローンでは以下のように明確に借り入れ金額ごとに金利を定めています。
ご利用限度額 | 実質年率 |
10万円~90万円 | 11.8~13.8% |
100万円~190万円 | 8.8~13.8% |
200万円~290万円 | 5.8~11.8% |
イオン銀行カードローンで30万円、他社から130万円借りていた場合、全てイオン銀行カードローンに切り替えることで金利を「11.8~13.8%」→「8.8~13.8%」に下げることができます。
消費者金融を使っている方はさらにチャンス!
一般的に消費者金融の方が銀行などのカードローンよりも金利が高いです。
そのため、消費者金融を使っている方は銀行でまとめてしまえば金利をガクッと落とせる可能性があります。
3. カードローンでおまとめをする3つの注意点
カードローンのおまとめではメリットも複数ありましたが、以下のように注意点も3つあります。
- 支払い総額が高くなる可能性がある
- 審査が厳しい
- 詐欺にあったという声も!
3-1. 支払い総額が高くなる可能性がある
カードローンでローンをまとめると1回の返済額が低くなる分、結果として払う利息が上がってしまうという弱点があります。
ちなみに、口コミの男性の状況を簡単に解説すると以下の通りです。
利率は13.8~18.0%から12.8%にガクッと落ちましたが、毎月の返済額が5万円から3万円になったことで返済時期が長くなり、結果として支払う返済額が20万円以上多くなってしまいました。
毎月の負担が減るということは、将来に負担を後回しにしていることと同じなので、毎月の返済額だけでなく、総返済額をきちんと考えた上で申し込みをすることが大切です。
3-2. 意外に審査が厳しい
おまとめの審査は通常よりも厳しいと言われています。それは以下の2つの理由があるとされています。
1. あちこちから借金している人だから
おまとめローンを使う人の大半が3社以上から借り入れをしている人です。
そして3社以上から借り入れをしていると、あまり返済計画を立てていなかったり、返済能力に疑問を持たれてしまう可能性が高いです。
おまとめローンが厳しいと言われているのは、「あちこちから借り入れをしている人が申し込む」というのが大きな理由と考えられます。
ちなみに、おまとめローンに限らず一般的に借り入れ件数が多いことはマイナスになります。
1社から100万円借りている人の方が4社から50万円借りている人より信用されると言われるくらいです。
2. 借り入れ金額が大きくなりやすいから
おまとめローンの額は100万円を超えることも多々あります。
貸し手が「この人には10万円なら貸してもいいかな」と思っても、おまとめだと100万円を超える額になってしまうので、普通のカードローンやキャッシングに申し込めば通るような方も落ちてしまう可能性が高いです。
最近ますます厳しくなりました
後ほど紹介していきますが、おまとめローンは2017年の春~夏くらいから非常に審査が厳しくなりました。
そのため、選び方に気をつけなければどこからも借りられない…ということになりかねません。
3-3. 詐欺にあったという声も!
おまとめのカードローンを探している方の弱みに付け込んで、悪質な詐欺を働く業者も存在します。そういった業者に引っかかるとコメントをしてくださった方のように保証金や入会金を請求され、送金した瞬間連絡がつかなくなる恐れがあります。
さらに悪質だと、「信用をチェックするために他社から借りて証拠として送金してください」と、他社から借金までさせる業者も存在します。
そういった業者に引っかからないように後ほど紹介するポイントを意識してください。また、後ほど紹介するカードローンはそういった心配のない業者なのでご安心くださいね。
4. おまとめ用カードローンを選ぶ3つのポイント
本章では、おまとめで申し込むべきカードローンの選び方で特に意識して欲しい以下の3つのポイントを紹介していきます。
- おまとめローンに力を入れているか
- 金利が高くないか
- 審査が厳しすぎない
4-1. おまとめローンに力を入れているか
おまとめローンをするのであれば、おまとめローンの新規顧客を積極的に増やそうとしているカードローンを選びましょう。
おまとめローンの新規顧客を積極的に増やそうとしているかは以下の2つの「どちらか」のパターンを満たすかで判断することができます。
- ホームページでおまとめOK!とアピールしている
- おまとめ用の商品がある
以上の2つのポイントいずれかを満たすかに加え、今回は「全国どこに住んでいても使いやすい」という条件を加え、以下6社をピックアップしました。
-左右にスクロールできます-
サービス名 | 総合pt | 金利 | 限度額(万円) | スピード (口コミ) |
審査 (口コミ) |
イオン銀行カードローン | 4.45 ★★★★☆ |
3.8%~13.8% ★★★★★ |
800 ★★★★★ |
3.6 ★★★★☆ |
4.2 ★★★★☆ |
三井住友銀行カードローン | 3.95 ★★★★☆ |
4.0%~14.5% ★★★★☆ |
800 ★★★★★ |
4.0 ★★★★☆ |
2.8 ★★★☆☆ |
じぶん銀行カードローン | 3.85 ★★★★☆ |
2.2%~17.5% ★★★★☆ |
800 ★★★★★ |
3.3 ★★★☆☆ |
3.1 ★★★☆☆ |
楽天銀行スーパーローン | 3.75 ★★★★☆ |
1.9%~14.5% ★★★★★ |
800 ★★★★★ |
3.0 ★★★☆☆ |
2.0 ★★★☆☆ |
東京スター銀行おまとめローン (東京スター銀行のりかえローン) |
3.56 (3.50) ★★★★☆ |
5.8%~14.8% ★★★★☆ (7.8%~9.8% ★★★★★) |
1000 ★★★★★ |
2.7 ★★★☆☆ (2.1 ★★☆☆☆) |
2.9 ★★★☆☆ (1.9 ★★☆☆☆) |
4-2. 金利が高くないか
ほとんどのカードローンが以下のように利率に幅をもたせています。
出典:イオン銀行カードローン
信用度や返済能力が高く、たくさん借りられる方だと低く設定されやすいですが、反対に取引実績がなかったり、返済能力がそこまで高くない方は最高の金利に近いものを設定されるため、注意が必要です。
出典:イオン銀行カードローン
特にカードローンによっては上図のように限度額に応じて利率が細かく設定されているため、借入額によっておおまかな利率が予測できます。
4-3. 審査が難しすぎないか
カードローン業界は2017年5月に状況が大きく変わりました。その結果、銀行のカードローンでまとめることが難しくなったので、慎重に選ばなくてはいけなくなりました。
銀行カードローンの多くが審査を厳しくしたので、ほとんど通りません。おまとめに良いカードローンもたくさんあったのですが、大半は審査に通りにくくなり、おすすめできなくなりました。
銀行が厳しくした理由:国が動いた
銀行は消費者金融のようにきつく規制で縛られていなかったため、たくさんの人が返せる額以上のお金を借りていました。
ある意味、消費者金融以上に簡単に高額なお金を借りられたので、銀行からたくさん借りてお金を返せない人も続出するようになりました。
そして金融庁や総理大臣からも改善を求められた結果、各銀行はおまとめローン(カードローン)の審査を厳しくしたのです。
以下のように連日ニュースでも取り上げられました。
引用:日本経済新聞電子版
そして、銀行のカードローン、特におまとめローンは審査が非常に難しくなりました。
確実に借りたければ穴場のおまとめローンを!
以前は「楽天銀行カードローン」「じぶん銀行カードローン」などが積極的におまとめローンの新規顧客獲得をしていましたが、これらの背景のせいで審査が非常に厳しくなりました。
当サイトでもアンケートをとりましたが、これらの銀行には厳しくなった時期の後、31人のうち2人しか通らなくなっていました。
そのため、確実に審査に通りたいのであれば、「イオン銀行」など積極的に顧客を増やしてこなかった”穴場”の銀行でまとめることが最も確実です。
後ほど紹介する2行は穴場とも言えるカードローンで、無理な貸し出しをしてこなかったので、今も審査が厳しすぎず、おすすめです。
5. わたしが自信を持っておすすめできるおまとめローン
先ほどの以下の3つの基準に基づいておまとめローンを比較していきました。
- おまとめローンに力を入れているか
- 金利が高くないか
- 審査が厳しすぎない
これらを考慮すると、わたしが自信を持っておすすめできるおまとめローンはイオン銀行カードローンです。
正直、これ以外のカードローンは「審査が厳しい」「条件が悪い」などの欠点が大きいのでそこまでおすすめしません。
イオン銀行カードローン
「イオン銀行カードローン」は、イオングループの銀行「イオン銀行」のカードローンです。
飛び抜けた部分はないものの、全体的にスペックが高く、欠点がないためどんな人にもおすすめと言えます。
昨今、銀行のカードローンはまとめるのが難しくなったと言われていますが、イオン銀行はあまり姿勢を変えなかったと多くの方が支持していました。
当サイトでのアンケートでも、「他はダメだったけど、イオン銀行ならまとめられた」という声が多数ありました。
また、多くの方が適用されるであろう、最高金利が「13.8%」とかなり低く、多くの方が金利を下げてまとめることが可能です。
イオン銀行には別に「おまとめローン」というサービスもありますが、基本的に書類の提出が全てWEB上で簡単にできてしまう「カードローン」の利用がおすすめです。
カードローンでもおまとめには十分対応していますし、金利もほぼ変わりません。
運営会社 | イオン銀行 |
金利 | 3.8~13.8% |
審査スピード | 口座があれば即日可(なければ5日程度) |
限度額 | 800万円 |
申し込みページ | http://www.aeonbank.co.jp/ |
6. カードローンおまとめの審査でみられる2つのこと
おまとめローンの審査でみられることは普通のカードローン審査と大きな違いはありません。ただし、重視されるポイントは少しだけ異なるため、本章で解説をしていきます。
見られるポイントは、大きく分けて以下の2点です。
- あなたの属性(年収や職業など)
- 現在や過去の債務(信用情報)
以上の2点からあなたの返済能力を考慮します。それぞれに関して解説をしていきます。
6-1. あなたの属性
これは属性スコアリングと呼ばれるもので、あなたの申し込み内容をコンピューターが点数化してスコア化してあなたの信用度を測る仕組みです。具体的に見られる項目は主に以下7つです。
それでは、それぞれを詳しく解説していきます。
①年収
年収が高くなればなるほどスコアも高くなります。特に年収に対して1/3を超える借り入れになると通過率がガクッと落ちる傾向にあります。
また、安定した収入があるかどうかも判断材料の一つになります。
②勤務先・雇用形態
公務員でしたり、大手企業の社員はここのスコアが高くなります。反対に、無職の方など安定した収入のない方は一発アウトになるケースが多いです。
③勤続年数
その職業をどれくらい続けているかも判断材料になります。勤続年数が1年未満だとマイナスになるケースが多いです。
特におまとめローンで大きい額を取引されようとする方は3~4年あった方が審査に与える影響が減ります。
また、会社経営者の方、自営業の方は勤続年数で事業の安定性や信頼度を測られます。
④居住形態・居住年数
持ち家か賃貸かによってもポイントは変わり、持ち家の方がポイントは高いです。
なぜなら、持ち家という経済資産があるため、お金が返ってこないリスクが少なく、また夜逃げなどもできないからです。
また、公営住宅はマイナスになります。
⑤家族構成
あなたに何かあった時に返済できる家族がいるかも大きなポイントです。一人暮らしですと評価が低く、反対に両親と同居していれば評価が高くなります。
⑥年齢
20代〜60代が最も評価が高くなります。金銭感覚がしっかりしていることや、長期的な顧客になりやすいからだとされています。
また、ローンごとに申し込みができる年齢は限定されるため、事前によくチェックした上で申し込みを行いましょう。
⑦固定電話
今のご時世携帯電話でも十分審査には通りますが、やはり固定電話を持っていると少しだけスコアも上がります。
そのため、固定電話を持っているならきちんと固定電話の番号を書くことが大切です。
6-2. 現在や過去の債務
いわゆる信用情報のチェックで、「個人信用情報機関」へ以下のようなあなたの信用情報を照会し主に以下のポイントをチェックされます。
- 何社からいくら借り入れしているか
- 現在や過去に延滞等のトラブルがなかったか
- 他社に同時に申し込んでいないか
①何社からいくら借り入れしているか
おまとめローンの場合は、特に注目されやすいポイントです。他社からの借り入れは信用情報で共有されるため、嘘をついても無駄です。
また、借り入れが4社からもしくは年収の1/2を超えると通過率が著しく落ちる傾向にあります。
逆に、多少借金していてもきちんと返済をしているとプラスになりやすいです。
②現在や過去に延滞等のトラブルがなかったか
現在、他社の借り入れを延滞していたり、過去に債務整理や踏み倒しをしていると大きなマイナスになります。
そういったところがないか、きちんとチェックされます。
③他社に同時に申し込んでいないか
実は、申し込んだタイミングで、その申し込み情報は各貸金会社などに共有されてしまいます。
申し込みの情報は半年間保存されますが、あまりに短期間のうちに複数社に申し込みを行なっていると「この人はよほど切羽詰まっているんだな」と審査に大きなマイナスを与えてしまいます。
7. 審査に通るための4つの方法
おまとめ用カードローンの審査に通るためには以下の4つのポイントを意識しましょう。
7-1. 申し込みは1社ずつ
あなたがおまとめローンに申し込んだという情報は銀行間だけでなくほぼ全ての貸金業社で共有されます。
そして、短期間のうちにあまりに多くの申し込みをしていると、「この人はよほど切羽詰まっているのか」「他社も落ちたこの人は本当に大丈夫?」という疑問を持たれ通るはずだった審査も落ちやすくなります。
そのため、申し込みは一気に複数社に行うのではなく、通りそうなところから1社1社申し込みを行なっていくことをおすすめします。
7-2. 申し込み時にミスをしないように
申し込み時申告した内容に誤りがあるとそれが原因で落ちる可能性があります。
嘘の申告をしてしまうことはもちろん、うっかりミスで誤った情報を使って申し込んでしまうと「虚偽の申告」と捉えられて一発アウトになる可能性があります。
特に、おまとめローンの時に注意すべきなのが、他社からの借り入れ状況です。
複数社から借り入れを行っていて、どこからいくら借りているかわからなくなってしまっている方もいらっしゃるかと思いますが、きちんと整理をした上で申し込みをすることが重要です。
7-3. きちんとおまとめローンと申告をする
多くの銀行はおまとめローン向けの商品がなく、一般のカードローンと同様の申し込みをする流れになります。
普通のローンだと「この人こんなにたくさんの会社から借金してるけど大丈夫か…?」と思われてしまいますが、おまとめローンであれば「まとめたいんだな」と事情を理解してもらえます。
ポイントはどこかのタイミングで「おまとめローンです」と伝えることで、以下のような手段が考えられます。
- 申し込み時に利用目的を選択できる場合「借り換え」などおまとめローンに当てはまるものを選ぶ
- 申し込み時にあなたに入る確認の電話で「おまとめです」と伝える
以上のどちらかの方法を使えばあなたが今のローンをまとめたいということを前提で審査をしてくれます。
7-4. 年度末に申し込みを行う
実は、年度末(2月後半~3月)に申し込みを行うと若干審査に通りやすくなると言われています。
各貸金業社にも1年単位の営業目標があり、年度末に目標値に達していないと実績を作るために多少審査の基準を下げる可能性があるからです。
つまり、もし年度末までおまとめを待てるのであれば、年度末まで待った上で申し込みを行うことで審査への通過率を若干上げられます。
7-5. 審査が難しければ消費者金融がおすすめ
一般的に銀行のカードローンよりも消費者金融の方が審査には通りやすいと言われています。
それは、銀行の方が知名度や条件などの面で有利なため、たくさんの申し込みがあるからです。そして、たくさんの申し込みの中から、返済能力の高い人を選んで貸せるので条件よく貸し出せます。
反対に消費者金融は銀行で借りられない人を中心に貸し出しを行なっているため、多少金利は高くても借りられる可能性は高いです。
その中でも「かりかえMAX」「おまとめMAX」など2つのおまとめローンを出している「アイフル」が、おまとめしやすいためおすすめです。
8. おまとめができる地方銀行30選
地方銀行のカードローンなどでおまとめローンをすることも可能です。ちなみに地方銀行では例として以下の30行でおまとめローンをホームページでアピールしていたり、おまとめ用の商品が存在しています。
地域 | 銀行・サービス | 実質年率 | 限度額(万円) | スピード | 備考 |
北海道 | 北洋銀行「北洋フリー&おまとめローン」 | 1.9%~14.7% | 700 | ~1週間程度 | 道内に居住地および勤務先がある方 |
東北 | 北日本銀行「フリーローンASUMO」 | 3.0%~12.5% | 1000 | 最短即日 | 営業エリア内に居住または勤務されている方のみ |
仙台銀行「スーパーフリーローン」 | 4.5%~14.8% | 500 | ~1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
関東 | 足利銀行「あしぎんフリーローン」 | 4.5%~13.8% | 500 | 1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり |
群馬銀行「おまとめ太郎」 | 4.6%~14.5% | 300 | ~1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
京葉銀行「フリーローンファスト」 | 3.9%~14.0% | 800 | ~1週間程度 | 千葉県お住いの方 | |
常陽銀行「常陽フリーローン」 | 2.5%~14.8% | 800 | 最短即日 | 営業地盤内(都内の一部地域、大阪を除く)に勤務またはお住まいの方 | |
千葉銀行「ちばぎんフリーローン」 | 4.3%~14.8% | 500 | 最短即日 | 営業エリア内に居住または勤務している方のみ | |
武蔵野銀行「むさしのフリーローンまるごとパック」 | 7.5%~14.5% | 200 | ~1週間程度 | 営業エリア及び東京都内に勤務先またはご自宅がある方 | |
横浜銀行「フリーローン」 | 1.9%~14.6% | 1000 | 最短即日 | 神奈川・東京・群馬の一部にお住いの方 | |
りそな銀行「フリーローン」 | 6.0%~14.0% | 500 | 最短即日 | 居住地指定なし | |
中部 | 大垣共立銀行「マネーレスキュー」 | 11.0%~14.0% | 500 | ~1週間程度 | 営業エリア内(東京・大阪除く)に居住または勤務している方のみ |
静岡中央銀行「しずちゅうCSフリーローン」 | 4.0%~14.5% | 500 | 最短即日 | 営業エリア内に居住または勤務している方のみ | |
中京銀行「多目的ローン(フリー・プラン)」 | 5.2%~9.2% | 500 | 最短即日 | 営業エリア内に居住または勤務している方のみ | |
富山第一銀行「ライフ・ナビ」 | 5.6%~13.8% | 500 | ~1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
長野銀行「プラチナリベロ」 | 3.5%~13.5% | 1000 | 最短即日 | 長野県内に居住または勤務している方のみ | |
福邦銀行「まとめて一本」 | 5.9%~12.9% | 1000 | ~1週間程度 | 取扱店付近に居住または勤務している方のみ | |
八十二銀行「はちにのかん太くん」 | 7.0%~14.5% | 500 | ~1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
近畿 | 池田泉州銀行「多目的ローン」 | 2.875%~4.375%※変動金利 | 1000 | ~1週間程度 | 営業エリア内に住んでいる方のみ |
関西アーバン銀行「アーバンフリーローン」 | 5.8%~13.5% | 300 | ~1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
京都銀行「京銀フリーローン」 | 3.675%~13.675% | 1000 | ~1週間程度 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
滋賀銀行『しがぎん』フリーローン | 5.675%~8.175% | 500 | 最短即日 | 居住地指定なしだが、営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
但馬銀行「フリーローン」 | 4.8%~14.5% | 800 | 最短即日 | 営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり | |
第三銀行「エグゼクティブOne」 | 4.4%~8.6% | 500 | 最短即日 | 営業エリア内に居住または勤務している方のみ | |
南都銀行「フリーローン」 | 4.575%~8.175% | 500 | ~1週間程度 | 営業エリア内に居住または勤務している方のみ | |
中国 | 紀陽銀行おまとめローン | 3.8%~13.8% | 1000 | ~1週間程度 | 営業エリア内(東京除く)に居住または勤務している方のみ |
トマト銀行「トマト・おまとめローン」 | 8.8%~14.5% | 500 | ~1週間程度 | 営業エリア内(東京など除く)に居住または勤務している方のみ | |
百十四銀行「114フリーローン」 | 5.5% | 300 | ~1週間程度 | 営業エリア内に居住または勤務している方のみ | |
九州・沖縄 | 福岡銀行「ナイスカバー」 | 7.0%~14.0% | 500 | ~1週間程度 | 営業エリア付近に居住していないと断られる可能性あり |
沖縄銀行「マイプランンローン」 | 9.8% | 100 | 審査次第 | 県内在住の方 |
上記の表になくても、おまとめローンを実施している銀行は複数あるため、あなたの御用達の地方銀行があればぜひご利用ください。
地方銀行に申し込む際の注意点
地方銀行の多くが、その銀行のエリア外の方を受け付けていません。特に明記されていなくても、審査の際に、「なぜわざわざうちに申し込むのか」などと不審感を与えてしまうため、審査には通りにくいです。
そのため、銀行カードローンに申し込む場合は「全国どこでも借りやすい大手」もしくは「あなたの地域の地方銀行」のどちらかに申し込みをすることをおすすめします。
9. さいごに
カードローンでローンをまとめるためのポイントを紹介してきましたがいかがでしたか。カードローンでまとめる際には徹底比較した結果、以下の商品がおすすめです。
上記以外のカードローンは「審査が厳しい」「条件が悪い」などの欠点が大きいのでそこまでおすすめしません。
また、おまとめローンは審査が厳しいと言われているので、以下のポイントを意識して頂ければと思います。
- 申し込みは1社ずつ
- 申し込み時にミスをしないように
- きちんとおまとめローンと申告をする
- 年度末に申し込みを行う
以上のポイントを参考に、あなたが最高の形でお金をまとめられることを心から祈っています。