じぶん銀行カードローンでおまとめをしようか迷っていませんか?
じぶん銀行カードローンはおまとめローンの中でも非常に使いやすいと宣伝されていますが、状況によっては他のカードローンを使うべきです。
本ページでは銀行でカードローン担当を経験してきた筆者がじぶん銀行カードローンのおまとめにユーザー100人のアンケートに基づいて以下の流れで紹介していきます。
- おまとめローンとしては「優秀」
- 口コミでわかるじぶん銀行をおまとめ先に選ぶメリット
- 口コミでわかるじぶん銀行をおまとめ先に選ぶデメリット
- じぶん銀行でおまとめすべき人、すべきでない人
- 即日は可能?じぶん銀行申し込みの4ステップ
- 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント
本ページを読んでいただけば、じぶん銀行カードローンでおまとめをするメリット・デメリットから審査の時間やポイントまでをご理解いただけます。
1. おまとめローンとしては「優秀」
おまとめローンとは以下のように、複数のカードローンを一社にまとめる仕組みを指します。
おまとめをすると以下のようなメリットやデメリットがあります。
メリット | デメリット |
|
|
そもそもあなたはおまとめをすべきなのかが気になる方は「カードローンのおまとめ全知識|最高の形でまとめられる!」を参考にしてみましょう。カードローンのメリット・デメリットをご理解した上で、あなたが本当にローンをまとめるべきかご理解いただけます。
じぶん銀行カードローンのおまとめの評価
じぶん銀行カードローンはおまとめローンとしては「優秀」と言えます。
総合pt | 3.5 ★★★★☆ | auユーザーにはおすすめのおまとめ先。 |
実質年率 | 2.2%~17.5% ★★★★☆ | auのユーザーかどうかが大きなポイント。 |
限度額 | 800万円 ★★★★★ | 業界最高クラス。高額のおまとめでも十分。 |
スピード | 3.3 ★★★☆☆ | 最短即日融資。窓口がないのが残念だが、ネットでスピーディ。 |
審査 | 3.1 ★★★☆☆ | 銀行の中では標準的だったが、2017年5月から審査は厳しくなる傾向。返済能力を深く見られる。 |
2. 口コミでわかるじぶん銀行をおまとめ先に選ぶメリット
本ページをまとめるに当たって、私はじぶん銀行カードローンユーザー100人にアンケートをとり、その中で見えた「おまとめ時」のメリットを紹介していきます。
- 最短即日で借りられる
- auユーザーなら低金利
2-1. 最短即日で借りられる
じぶん銀行カードローンはおまとめに力を入れている銀行系カードローンの中では随一のスピードを誇ります。
以下のように、じぶん銀行に口座がなくても最短で即日の融資を実行してくれ、口座があれば遅めの時間帯での申し込みでも即日借りることが可能です。
じぶん銀行口座有無 | 即日条件 |
有 | 平日20時までに契約手続き完了※ |
無 | 平日14時までに契約手続き完了※ |
※審査の結果次第ではこの時間までに手続きを終えても即日融資が厳しい可能性があります。特にじぶん銀行の口座がない方は審査の結果次第では「振込」での融資を受けられない可能性もあります。
また、じぶん銀行に口座をお持ちで300万円以下の申し込みであれば本人確認書類などの提出も不要なので、申し込みもスムーズです。
以上のように、急いでおまとめをしたい方に嬉しいスピーディな融資が魅力の一つです。
2-2. auユーザーなら低金利
じぶん銀行はauと三菱UFJ銀行の共同出資によって作られた銀行で、auユーザーは非常に優遇されます。
特に、おまとめ時の金利を確認すると、auユーザー(auIDを持っている方)は以下のように優遇されることがわかります。
限度額 | auユーザー (借り換えコース) | 通常の金利 |
100万円 | 12.5% | 13.0%~17.5% |
110~200万円 | 8.5%~12.5% | 9.0%~13.0% |
210~300万円 | 6.5%~8.5% | 7.0%~9.0% |
310~400万円 | 5.5%~6.5% | 6.0%~7.0% |
410~500万円 | 4.5%~5.5% | 5.0%~6.0% |
以上のように、特に借り換え時はauユーザーは通常のユーザーよりも金利が大きく減ります。
特に少額のおまとめの場合は、他社では高めの金利が設定されやすい中で、以下のように100万円の借入時、12.5%で「固定」されるじぶん銀行の利率は大変コスパがいいと言えます。
100万円借り換えの時の金利 | |
じぶん銀行カードローン※auユーザー | 12.5% |
オリックス銀行カードローン | 6.0%~14.8% |
三井住友銀行カードローン | 12.0%~14.5% |
楽天銀行カードローン | 9.6%~14.5% |
auユーザーへの注意点
審査の結果次第では「借り換えコース」ではなく「誰でもコース」を適用されてしまう恐れがあります。
「誰でもコース」でもauユーザーは通常の金利より0.1%優遇されますが他の銀行と比較した時のメリットが薄れるため注意が必要です。
3. 口コミでわかるじぶん銀行をおまとめ先に選ぶデメリット
反対にユーザーからの口コミから、以下の面でじぶん銀行にはおまとめ先としてのデメリットがあるということがわかりました。
- auを使っていなければ割高な金利
- 返済期間が長くなりやすい
- 審査が厳しい
全てのデメリットがどんな方も注意すべき必要があるため、1つ1つみていきましょう。
3-1. auを使っていなければ割高な金利
じぶん銀行はauユーザー以外の方の金利はやや高めになっています。
参考までに、限度額別に以下のようにおまとめに力を入れる銀行の金利を比較してみました。
90万円時の金利 | 100万円 | 200万円 | 300万円 | |
じぶん銀行カードローン※通常ユーザー | 13.0~17.5% | 13.0~17.5% | 9.0~13.0% | 7.0~9.0% |
じぶん銀行カードローン※auユーザー・借り換えコース | 12.9~17.4% | 12.5% | 8.5~12.5% | 6.5~8.5% |
オリックス銀行カードローン | 12.0~17.8% | 6.0~14.8% | 5.0~12.8% | 5.0~12.8% |
三井住友銀行カードローン | 12.0~14.5% | 12.0~14.5% | 10.0~12.0% | 8.0%~10.0% |
イオン銀行「カードローンBIG」 | 13.8% | 8.8% | 8.8% | 7.8% |
楽天銀行カードローン | 14.5% | 9.6~14.5% | 6.9~14.5% | 4.9~12.5% |
以上のように、auユーザーでなければじぶん銀行の金利は他と比較すると高めの水準になってしますと言えます。
3-2. 返済期間が長くなりやすい
じぶん銀行の特徴が「毎月の返済額が少ない」ことです。これをメリットと考える方は非常に多いのですが、筆者はデメリットだと考えています。
じぶん銀行カードローンでは以下のように、借入額に応じて返済額が変わります。
借入残高 | 毎回の返済額 | ||
利率~9%の方 | 利率13%以下の方 | 利率13%超の方 | |
10万円以下 | 1000円 | 1500円 | 2000円 |
10万円超~20万円以下 | 2000円 | 3000円 | 4000円 |
20万円超~30万円以下 | 3000円 | 4500円 | 6000円 |
30万円超 | 10万円ごとに+1000円 | 10万円ごとに+1500円 | 10万円ごとに+2000円 |
※2014年9月16日以降にご契約の方
12.5%でおまとめをした方が借入残高10万円を切った時には1回の返済で1500円しか借金を減らせないことになります。
すると理論上、10万円を切ってからも完済するまでに10年近くかかりその間ずっと利息を払い続けることになります。その額は7万円にもなります。
つまり、せっかくおまとめをしても最低返済額が低いからといって、そこに甘えてしまうと借金は減りません。口コミの男性のように「結局払う利息が増えた」という結末になりかねません。
余裕がある時には多めに返済をすることを意識しなければこの特徴は大きなデメリットになります。
4. じぶん銀行でおまとめすべき人、すべきでない人
以上のメリットデメリットからじぶん銀行でおまとめすべき人、すべきでない人を以下のようにまとめました。
じぶん銀行を使うべき人 | じぶん銀行を使うべきでない人 |
|
|
ではそれぞれを解説していきます。
4-1. じぶん銀行カードローンを使うべき人
おまとめローンでじぶん銀行カードローンを使うべき人は、以下のような方です。
- auユーザーの方
- 特にネットで即日借りたい方
auユーザーの方
auユーザーの方はおまとめの場合、借り換えコースの恩恵を最大限受けることができます。そのため、auユーザーの方には最もおすすめのおまとめ先の一つです。
イオン銀行「カードローンBIG」の金利も同水準に低いと言えますが、手続きがスムーズなじぶん銀行を筆者は強くおすすめします。
特にネットで即日借りたい方
じぶん銀行は家にいながらネットで即日借りることができます。そのため、「窓口まで行くのが面倒」「とにかく急いでいる」方はじぶん銀行がおすすめです。
ちなみに、以下のように「じぶん銀行」の口座があればよりスムーズに即日借りることができます。
じぶん銀行口座有無 | 即日条件 |
有 | 平日20時までに契約手続き完了※ |
無 | 平日14時までに契約手続き完了※ |
※審査の結果次第ではこの時間までに手続きを終えても即日融資が厳しい可能性があります。特にじぶん銀行の口座がない方は審査の結果次第では「振込」での融資を受けられない可能性もあります。
4-2. じぶん銀行カードローンを使うべでない人
以下のような方は、じぶん銀行カードローン以外のカードローンでおまとめすることをおすすめします。
- 審査に自信がない方
- auユーザーではない方
審査に自信がない方
審査に自信がない方はauユーザーであってもじぶん銀行のカードローンをあまりおすすめできません。
カードローン業界は2017年5月に状況が大きく変わりました。その結果、銀行のカードローンでまとめることが難しくなったので、慎重に選ばなくてはいけなくなりました。
じぶん銀行に関しても例外ではなく、口コミなどを見ると審査が厳しくなったという声が多数ありました。
銀行が厳しくした理由:国が動いた
銀行は消費者金融のようにきつく規制で縛られていなかったため、たくさんの人が返せる額以上のお金を借りていました。
ある意味、消費者金融以上に簡単に高額なお金を借りられたので、銀行からたくさん借りてお金を返せない人も続出するようになりました。
そして金融庁や総理大臣からも改善を求められた結果、各銀行はおまとめローン(カードローン)の審査を厳しくしたのです。
以下のように連日ニュースでも取り上げられました。
引用:日本経済新聞電子版
そして、銀行のカードローンは全体的に審査が非常に難しくなりましたので、慎重に選ばなければいけません。
この中で穴場と言われているのが、「イオン銀行カードローン」です。金利も低くておすすめです。
auユーザーではない方
じぶん銀行はauの出資を受けてできた銀行なだけにどうしてもauユーザーが高い恩恵を受ける仕組みになっています。
そのため、auのユーザーでなければ以下のように他行の方が低金利で借りやすい仕組みになってしまいます。
特に先ほど紹介した2つが金利面でも優れていることがお分かりいただけるかと思います。
限度額 | 90万円時の金利 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
じぶん銀行カードローン※通常ユーザー | 13.0~17.5% | 13.0~17.5% | 9.0~13.0% | 7.0~9.0% |
じぶん銀行カードローン※auユーザー・借り換えコース | 12.9~17.4% | 12.5% | 8.5~12.5% | 6.5~8.5% |
三井住友銀行カードローン | 12.0~14.5% | 12.0~14.5% | 10.0~12.0% | 8.0%~10.0% |
イオン銀行カードローン | 13.8% | 8.8% | 8.8% | 7.8% |
楽天銀行カードローン | 14.5% | 9.6~14.5% | 6.9~14.5% | 4.9~12.5% |
そのため、あなたがいくらをおまとめしたいのかによって、変えるべきではありますが、審査の穴場とも言われる「イオン銀行カードローン」が特におすすめです。
5. 即日は可能?じぶん銀行申し込みの4ステップ
じぶん銀行は即日でのおまとめが可能です。ちなみにじぶん銀行カードローンでの申し込みからおまとめまでのステップは以下のようになっています。
ステップ1. 申し込み
パソコンやスマホから申し込みを行えます。じぶん銀行のホームページから行いましょう。
ちなみに、auユーザーの方は金利などの優待を受けるためにも公式ページの専用ページ「http://www.jibunbank.co.jp/」から申し込みを行いましょう。
また、おまとめの際は必ず利用目的を「借り換え」にしましょう。申し込みページの2ページ目で選択ができます。
画像:じぶん銀行カードローン
ちなみに、ここで借入件数などをごまかしても後々バレる可能性が高いため、正直に、間違えずに入力しましょう。
在籍確認も!
また、あなたが仕事をしている方であれば、申し込み後「在籍確認」の電話が職場に入ります。
職場への「在籍確認」の電話は、銀行名での電話になるため、ローンだとバレる可能性は低いです。
もし同僚に感づかれそうになったら「じぶん銀行の通帳を紛失した」などとごまかしましょう。
ステップ2. 審査
審査を実施され、通らなければ次のステップに進めません。
ちなみに、次章「6. 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント」で審査に通るためのポイントをまとめましたので参考にしてみましょう。
審査結果はメールか電話で知らせてもらえます。
ステップ3. 契約手続き
契約に必要な書類を送った上で、Eメールや電話で契約内容を確認できれば契約手続きは終了です。
ちなみに必要な書類は「限度額」と「じぶん銀行の口座の有無」で以下のように変わりますので事前に用意しておけば申し込みがスムーズです。
じぶん銀行に口座がなければ、「本人確認書類」が必要で、場合によっては「収入を証明できる書類」も必要になってきます。
ちなみに、各書類は以下のものです。
収入を証明できる書類 | 以下のいずれかのコピー
個人事業主の方は上記に加え、「確定申告書控えのコピー」 |
本人確認書類 | 以下のいずれか1点のコピー
※日本国籍の方の場合。外国籍の方は「こちら」を参考にしてください。 |
特に即日借りたい方は契約の手続きを以下にスピーディに行うかが重要なので、審査中にお手元に上記書類を用意しておきましょう。
ステップ4. 借入
審査が終わればお金を借りることができます。
以下の時間までに依頼すれば即日で口座に振り込んでくれることも可能です。
じぶん銀行口座有無 | 即日条件 |
有 | 平日20時までに契約手続き完了※ |
無 | 平日14時までに契約手続き完了※ |
また、後日送られてくるローンカードを使うことでATMなどからいつでも借入を行うことも可能です。
6. 審査に通る可能性を飛躍的に上げる3つのポイント
おまとめローンの審査に通るためには、以下の3つのポイントを守りましょう。
6-1. 申し込みは1社ずつ
あなたがおまとめローンに申し込んだという情報はほぼ全ての貸金業社で共有されます。
そして、短期間のうちにあまりに多くの申し込みをしていると、「この人はよほど切羽詰まっているのか」「他社も落ちたこの人は本当に大丈夫?」という疑問を持たれ通るはずだった審査も落ちやすくなります。
そのため、申し込みは一気に複数社に行うのではなく、通りそうなところから1社1社申し込みを行なっていくことをおすすめします。
6-2. 申し込み時にミスをしないように
申し込み時申告した内容に誤りがあるとそれが原因で落ちる可能性があります。
嘘の申告をしてしまうことはもちろん、うっかりミスで誤った情報を使って申し込んでしまうと「虚偽の申告」と捉えられて一発アウトになる可能性があります。
特に、おまとめローンの時に注意すべきなのが、他社からの借り入れ状況です。
複数社から借り入れを行っていて、どこからいくら借りているかわからなくなってしまっている方もいらっしゃるかと思いますが、きちんと整理をした上で申し込みをすることが重要です。
6-3. きちんとおまとめローンと申告をする
じぶん銀行カードローンはおまとめ目的なのかを入力できるため、きちんと「借り換え」を選択しておきましょう。
普通の目的だと「この人こんなにたくさんの会社から借金してるけど大丈夫か…?」と思われてしまいますが、おまとめローンであれば「まとめたいんだな」と事情を理解してもらえます。
ポイントは申し込みのタイミングで「おまとめローンです」と伝えることで、今のローンをまとめたいということを前提で審査をしてくれます。
7. さいごに
じぶん銀行カードローンでのおまとめのメリット・デメリットから申し込みの注意点までを紹介してきましたが、いかがでしたか。
じぶん銀行カードローンはauユーザーの方は非常にお得にまとめられるおまとめローンです。auユーザーの方は金利などの優待を受けるためにも公式ページの専用ページ「http://www.jibunbank.co.jp/」から申し込みを行いましょう。
ただし、auユーザーの方以外は金利が他行のカードローンと比較しても高めになってしまいます。また、昨今、カードローンは申し込みが非常に厳しくなりました
そこで、「イオン銀行カードローン」などの金利が低く、審査も厳しすぎないカードローンも視野に入れることをおすすめします。
あなたが最高の形でおまとめできることを心から祈っています。