「楽天カードでマイルが貯まるって本当?」と考えていませんか。
『楽天カード』はANAのマイルを貯めるのに適したカードです。しかも、一般的にANAのマイルを貯めるにはANAカードを利用することが最も有効的と言われていますが、利用する方によっては『楽天カード』の方がお得さを実感できます。
この記事では大手カード会社3社に勤務した私が、『楽天カード』でANAマイルを貯める際のメリットやデメリットについてANAカードとの比較をしながら以下の流れで紹介していきます。
先ほども説明した通り、ANAマイルをクレジットカードの利用で貯めようとする際、『楽天カード』が良いのかANAカードが良いのかは利用する方によって変わります。
この記事では『楽天カード』とANAマイルの関係性だけでなく、『楽天カード』とANAカードの比較もするのでどちらが自分に合っているのかきちんと読んで判断しましょう。
1. ANAマイルがザクザク貯まる『楽天カード』
『楽天カード』でもANAのマイルを貯めることができます。
しかも、一般的にANAのマイルを貯めるにはANAカードを利用することが最も有効的と言われていますが、利用する方によっては『楽天カード』の方がお得さを実感できます。
この章では以下の流れでANAのマイルが貯まる『楽天カード』と『楽天ANAマイレージクラブカード』について紹介していきます。基本的に『楽天ANAマイレージクラブカード』がANA利用者向けのカードなのでおすすめです。
- 『楽天カード』でANAマイルを貯める
- 『楽天プレミアムカード』でANAマイルを貯める
- 『楽天ANAマイレージクラブカード』でANAマイルを貯める
ANAのマイルを貯める際に多くの方が利用するANAカードは基本的なマイル還元率は0.5%で年会費がかかり、マイル還元率を1.0%にするためにはさらにマイル移行手数料もかかってしまいます。
それに対して『楽天カード』『楽天ANAマイレージクラブカード』『楽天プレミアカード』はマイル還元率は0.5%ですが、年会費がかかりません。
その他にも違いはありますが、大きな違いは以上のようになっています。そのことに意識して『楽天カード』が良いのかANAカードが良いのかを判断するといいと思います。
ANAカードが気になる方は『ANAのクレジットカード全37種を比較!おすすめカード5選』にてマイルの貯まりやすいカードを紹介しているので、こちらを参考にしてください。
1-1. 『楽天カード』でANAマイルを貯める
『楽天カード』は年会費無料、どこで使ってもポイント還元率1%で楽天市場で最大3%のポイント還元で楽天ポイントを得ることができて非常にお得です。
また、街中の加盟店舗で利用した場合は2%のポイント還元を受けることができます。
カードを利用して貯まった楽天ポイントは、以下のようにANAマイルと相互に交換し合うことができます。
出典:楽天カード
『楽天カード』は還元率1.0パーセントで貯めたポイントが、2ポイント=1マイルで交換することができるのでマイル還元率は0.5%になります。
楽天カード基本情報
年会費 | 無料 |
入会年齢 | 年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
ポイント還元率 | 1.0% |
公式ページ | https://www.rakuten-card.co.jp/ |
1-2. 『楽天プレミアムカード』でANAマイルを貯める
『楽天プレミアムカード』は楽天の上級ゴールドカードで、楽天市場での利用は還元率最大5%になるなど『楽天カード』よりもさらにお得にポイントが貯まります。
貯まった楽天ポイントは以下のように『楽天カード』と同様に2ポイント=1マイルで交換することができます。
年会費がかかるので、ANAマイルを貯めたいだけなら『楽天カード』で十分でしょう。
楽天プレミアムカード基本情報
年会費(税込) | 11,000円 |
入会年齢 | 原則として20歳以上の安定収入のある方 |
ポイント還元率 | 1.0% |
公式ページ | https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-premium-card/ |
1-3. 『楽天ANAマイレージクラブカード』でANAマイルを貯める
『楽天ANAマイレージクラブカード』は基本的な性能は『楽天カード』と同じです。
以下のようにANAマイレージクラブに『楽天カード』の機能が加わっており、楽天カードでマイルを貯める場合最もおすすめのカードです。
出典:楽天クレジットカード
『楽天カード』との大きな違いは以下の3点です。
- ANAマイルコースと楽天ポイントコースから選べる
- 年会費が条件付き無料になっている
- ANAのスキップサービスが利用可能
ANAマイルコースと楽天ポイントコースから選べる
『楽天ANAマイレージクラブカード』はポイントの貯め方を以下の2つのコースから選ぶことができます。
カード入会後も変更はいつでも可能です。
楽天ポイントコースは通常の『楽天カード』と同じようにポイントが貯まります。
ANAマイルコースは200円の利用につき1ポイント貯まるのでマイル還元率0.5%です。『楽天カード』のマイル交換の手間がなくなっています。
また、楽天ポイントコースでは楽天市場で最大3%のポイント還元、街中の加盟店舗で利用した場合は2%のポイント還元ですが、ANAマイルコースでは以下のようになっています。
- 楽天市場:0.5%のマイルと最大2%の楽天ポイント(期間限定)が付く
- 街中の加盟店舗:0.5%のマイルと最大1%の楽天ポイント(期間限定)が付く
以上のように、どちらのコースでもポイントの貯まり方は変わらないのですが、ANAマイルコースにしてしまうとANAのマイルが直接貯まってしまい、有効期限が3年間しかありません。
そのため、楽天ポイントコースで楽天ポイントにして自分でマイルに交換することで有効期限を伸ばすことができます。
ただし、ANAマイルに交換可能な楽天ポイント数の上限は月に20,000ポイントまでになります。
年会費が条件付き無料になっている
『楽天カード』は年会費が完全無料のカードです。
しかし、『楽天ANAマイレージクラブカード』は年会費が初年度無料、次年度以降550円(税込)かかります。
しかし、年間1回以上のカード利用で次年度以降も年会費が無料になります。条件が非常に易しいので実質無料ではあります。
ANAのスキップサービスが利用可能
『楽天ANAマイレージクラブカード』はANAの国内線利用時に空港で搭乗手続きを必要としないスキップサービスを利用できます。
搭乗手続きを必要としないため、手荷物を預けないのであれば、直接保安検査場に進めます。
楽天ANAマイレージクラブカード基本情報
年会費(税込) | 初年度無料 2年目以降前年1回以上の利用で無料(未使用の場合550円) |
入会年齢 | 年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
ポイント還元率 | 1.0% |
公式ページ | https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-amc-card/ |
2. 『楽天ANAマイレージクラブカード』とANAカードの比較
前章でも述べた通り『楽天カード』『楽天ANAマイレージクラブカード』はマイル還元率は0.5%ですが、年会費がかかりません。
しかし、一般的にマイルを貯めるならば「ANAカード」が最も適していると言われています。
この章では楽天カードでマイルを貯めるのに最も適した『楽天ANAマイレージクラブカード』と「ANAカード」の比較を以下の流れで行いたいと思います。
- ANAカードについて
- 『楽天ANAマイレージクラブカード』と「ANAカード」の比較
- 比較まとめ
この章を読んでどちらのカードがあなたに合っているのかを確かめましょう。
2-1. 「ANAカード」について
一般的にANAのマイルを貯めるには「ANAカード」を利用することが最も有効的と言われています。
それは年会費の他にマイル移行手数料がかかりますが、マイル還元率は1.0%になったり、ANAのクレジットカード払いで飛行機に搭乗した際に「ボーナスマイル」がもらえるからです。
「ANAカード」が気になる方は『ANAのクレジットカード全37種を比較!おすすめカード5選』にてマイルの貯まりやすいカードを紹介しているので、こちらを参考にしてください。
上記の記事でも紹介しているのですが、『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』は年会費とマイル移行手数料の合計金額が安いだけでなく、PASMOの利用でもポイントが貯まるので最もおすすめです(学生の方は『ANA JCBカード(学生用)』が負担0でマイル還元率1%以上です)
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』PASMOオートチャージやクレジットカードの決済でJCBのOki Dokiポイントが貯まり、PASMOを東京メトロなどで利用すればメトロポイントがもらえて、2つのポイントがたまるクレジットカードです。
貯めたOki Dokiポイントを10マイルのレートで交換するためには年間5,500円(税込)の移行手数料がかかりますが、他ブランドのANA一般カードが6,600円(税込)かかるので少ない負担でマイル還元率を上げられるのがメリットです(移行手数料無料でも0.5%の還元率)
また、メトロポイントは下記のような利用でたまり、100メトロポイントは90マイルに交換できます。
- 乗車ポイント(東京メトロ線含む):平日5ポイント、土休日15ポイント
- 電子マネーポイント(メトロポイントPlus加盟店):自販機100円につき1ポイント、店舗200円につき1ポイント※税込
メトロポイントはOki Dokiポイントも交換できるので、還元率が低くなるボーナスポイントをメトロポイントに交換することで0.3%から0.45%に上げることができます。
それ以外でも、他でためたポイントをポイントサイトなどを通じてメトロポイントに交換することで元の価値よりも高くマイルに換えられるので、ANAマイルを効率良くためたい方は必携の1枚です。
さらに、持っているだけで毎年年会費相当分の1,000ボーナスマイルがもらえるので、実質年会費無料でANAカードが持てます(※1マイル=2円として計算した場合)
年会費(税込) | 2,200円(初年度無料) |
入会年齢 | 18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方 ※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。 |
マイル還元率 | 0.5〜1.54%+α(東京メトロの乗車などでもらえるメトロポイントをマイルに交換するとより高くなる) |
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』公式ページ:
2-2. 『楽天ANAマイレージクラブカード』とANAカードの比較
『楽天ANAマイレージクラブカード』とANAカードで最もおすすめの『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』について以下の4点を比較します。
- 年会費
- ポイント還元率
- 電子マネーへのチャージ
- フライトマイル
この4点を比較することでどちらがあなたに合っているかがわかります。
『楽天ANAマイレージクラブカード』 | 『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』 | |
年会費 | ◎ | △ |
マイル還元率 | △ | ○ |
電子マネーへのチャージ | △ | ○ |
フライトマイル | × | ○ |
上記の図から、年会費がかかってもマイルをお得に貯めたい方には『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』です。
また、年会費をかけずにマイルを貯めたい方には『楽天ANAマイレージクラブカード』がお勧めです。
それぞれの比較項目については以下で詳細に説明していきます。
年会費
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』は年会費2,200円(税込)かかり、マイル還元率1.0%でマイルを使えるようにするためにはマイル移行手数料が年間5,500円(税込)かかるので合計コストは7,700円(税込)です。
それに対して『楽天ANAマイレージクラブカード』の年会費は実質無料です。
年会費は『楽天ANAマイレージクラブカード』の方がお得です。
マイル還元率
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』はマイル移行手数料を払うことでマイル還元率1.0%になります。
それに対して『楽天ANAマイレージクラブカード』のマイル還元率は0.5%です。
マイル還元率は『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』の方がお得です。
電子マネーへのチャージ
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』はPASMOオートチャージやクレジットカードの決済でもポイントが貯まり、PASMOを利用すればメトロポイントがたまります。
それに対して『楽天ANAマイレージクラブカード』は、Mastercardならauウォレットへのチャージでポイントがたまります。
ただ、利用できる人や使いやすさを考えると『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』の方が便利です。
フライトマイル
『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』はANA提携カードなので、ANAのクレジットカード払いで飛行機に搭乗した際に「ボーナスマイル」がもらえるます。
それに対して『楽天ANAマイレージクラブカード』はボーナスマイルがもらえません。
フライトマイルは『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』の方がお得です。
3. まとめ
『楽天カード』『楽天プレミアムカード』『楽天ANAマイレージクラブカード』はANAのマイルを貯めるのに適したカードです。
しかも、一般的にANAのマイルを貯めるにはANAカードを利用することが最も有効的と言われていますが、利用する方によっては『楽天カード』の方がお得さを実感できます。
ANAのマイルを貯める際に多くの方が利用するANAカードですが、マイル還元率は1.0%ですが、年会費がかかってしまい、さらにマイル移行手数料もかかってしまいます。
ANAカードが気になる方は『ANAのクレジットカード全37種を比較!おすすめカード5選』にてマイルの貯まりやすいカードを紹介しているので、こちらを参考にしてください。
もっともおすすめのANAカードは『ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)』です(学生の方は『ANA JCBカード(学生用)』)
それに対して『楽天カード』『楽天ANAマイレージクラブカード』はマイル還元率は0.5%ですが、年会費がかかりません。
その他にも違いはありますが、大きな違いは以上のようになっています。
あなたが有効的にマイルを得られることを祈っています。