アメックスのクレジットカードを作りたいけれど、どのカードが自分におすすめなのか分からなくて困っていませんか。
結論から言うと、あなたのライフスタイルやよく利用する・これから利用したいサービス・お店でより多くの還元や特典を得られるカードを選びましょう。
しかし、現在日本で発行されているアメックスのクレジットカードは100種類を超えているため、選ぶのが難しいです。
そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した経験のある私が、あなたが希望する項目に当てはまるおすすめのアメックスカードについて以下の流れで紹介をします。
この記事を読むことで、あなたのライフスタイルに合ったアメックスのクレジットカードを見つけやすくなります。
1. アメックスプロパーカードと提携カードの違い
アメックスは、世界中で富裕層が使っているハイステータスなクレジットカードのブランドとして有名です。
しかし、アメックスは自社で直接発行しているプロパーカードと、提携するカード会社が発行する提携カードの2種類があり、実際には大きな違いがあります。
この章では、アメックスのプロパーカードと提携カードの違いについて詳しく紹介します。
1-1. アメックスのプロパーカードと提携カードの違い一覧
アメックスのプロパーカードと提携カードの違いを簡単に表すと、以下のようになります。
プロパーカード | 提携カード | |
年会費 | △ | ○ |
ステータス | ◎ | △ |
サービス | ◎ | ○ |
世間一般でステータスの象徴として扱われているアメックスはプロパーカードの方を指します。
ただし、提携カードならば学生など申込できる対象が多くなります。
また、券面のデザインはクレジットカードについて詳しい方でなければ、以下のようにプロパーカードのアメックスと区別がつかないようなカードもあります。
そして、提携カードの中にもプロパーカードアメックスのサービスを一部利用できるカードがあります。
年会費もプロパーカードほどはかからないので、非常にお得なカードと言えます。
1-2. アメックスのプロパーカード
アメックスのプロパーカードはアメックスが自社で直接発行するクレジットカードで、以下の4枚が当てはまります。
- 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』
- 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』
- 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
- 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
最も負担の少ない一般カードでも月会費が1,100円(税込)します。
広い意味でのプロパーカードも存在
また、上記のプロパーカード以外にも、アメリカン・エキスプレス社公式ページで紹介されているクレジットカードも広い意味でプロパーカードと言えます。
現在、日本のアメックス公式ページで申し込めるその他のプロパーカードの種類は下記の3つです。
- 航空会社
- ホテルグループ
- 百貨店
特定の航空会社やホテルグループ、百貨店を利用する時に高還元率や特典などが上乗せされており、アメックスのサービスも合わせて使えるため、そのサービスをよく利用する・したい方には年会費以上のメリットを受けやすいです。
1-3. アメックスの提携カード
アメックスの提携カードはアメックスが発行しているわけでなく、アメックスと提携した会社がライセンスを借りて発行しているクレジットカードのことを指します。
そのため、アメックスでなくライセンスを借りている会社が発行するかどうかの判断を行うことになり、18歳以上なら学生の方でも申し込めるクレジットカードもあります。
結論. 多くの方におすすめできるアメックスのカード12選
あなたのライフスタイルによって、ベストなアメックスのカードは異なりますが、多くの方におすすめできるカードをざっくりまとめてご紹介すると次のようになりました。
アメックスのプロパーカードの中から、最もおすすめするのは次の5枚です。
【アメックスのプロパーカード(広義も含む)】
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』:アメックスプロパーカードの中で最もコスパが高い
『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』:同行者1名も空港ラウンジを無料利用できてANAマイルを高還元率で貯められる
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』:持つだけで初年度はデルタ航空の「ゴールドメダリオン」の資格が自動的に付いてくる
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』:持つだけでヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスがもらえる
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:持つだけでMarriott Bonvoy「ゴールドエリート」会員資格がもらえる
アメックスの提携カードの中から、最もおすすめするのは次の7枚です。
【アメックスの提携カード】
『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』:QUICPay支払いなら2%の還元率にできる
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』:ネットショッピングやふるさと納税で最大90,000円相当の還元を受けられる
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️
『MileagePlus セゾンカード』:ANAの路線にも使えるユナイテッド航空航空のマイルを最高1.5%還元率で貯められる
『JAL アメリカン・エキスプレス・CLUB-Aゴールドカード』:JALマイルを1〜3%の還元率で貯められ、ゴールドカードの特典も利用できる
『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード』:メガバンクグループ会社が発行する高コスパなプラチナカード
『MICARD+ GOLD』:三越伊勢丹グループ百貨店での年間買い物金額が13.75万円(税込)以上の方に最適な1枚
2. アメックスプロパーカード4枚は全ておすすめ!
この章では、4枚のアメックスプロパーカードについて紹介をします。
ランク | カード名 | 年会費(税込) | こんな方におすすめ |
一般 | 月会費1,100円 | とにかくアメックスのプロパーカードが欲しい方 | |
ゴールド | 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 ⭐︎おすすめ! | 39,600円 | 充分なサービスと 高いステータスを求める方 |
プラチナ | 165,000円 | 最高級のサービスと 最高級のステータスを求める方 | |
ブラック | 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 | 550,000円 | 常人では持てないようなカードが欲しい方 |
アメックスのプロパーカードの概要は上表の通りです。
アメックスのクレジットカードは『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』以外なら直接申し込み可能です。
2-1. 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』はアメックスが直接発行している一般カードです。
月会費が1,100円(税込)かかるため、他社のゴールドカード並の下記のような特典やサービスを利用できます。
- 年3万円までのスマートフォン保険
- 空港のカードラウンジを無料で使える|1人1,000円前後の利用料金が必要な国内28空港のカードラウンジを無料にできる
- 世界1,400か所以上の空港ラウンジ利用サービス年会費が無料|通常99米ドルが必要
また、普段の生活でもコンビニやガソリンスタンドでキャッシュバックなどのキャンペーンがたくさん行われているので、上手に使いこなせれば月会費以上に得をしやすいカードです。
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』公式ページ:
2-2. 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』⭐︎おすすめ!
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』は年会費が39,600円(税込)かかりますが、年会費以上の特典やサービスを利用できるゴールドカードです。
国内外約250店のレストランにて、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代(最高約25,000円)が無料となる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」を利用できます。
これ以外にも次のような特典があります。
- 飛行機の遅れや海外旅行・コンサートなどのキャンセルに対する保険が付く
- 世界1,400か所以上の空港ラウンジを年2回無料で使える
- 海外旅行保険が最高1億円
その他にも旅行を割引料金で予約できるなど、ここでは紹介しきれないほど特典が非常に豊富にあり、特に海外へ出張や旅行に行く回数が多ければ年会費の高さは気にならないでしょう。
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-preferred-card/
2-3. 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』は1993年に日本で最初に発行されたプラチナカードです。
日本では推定保有者が150,000人ほどで、日本の人口に占める割合は0.0012217%と選ばれた方しか使いこなせない正真正銘のアメックス最高ランクのプラチナカードです。
出典:JOURNAL INTERNATIONAL EXPERIENCE
保有者の数字はプラチナカード所持者向けに発行されているDEPARTURESという雑誌の発行部数を元にしています。
この手の雑誌は実際の所持者よりもやや多く発行されますが、計算上ここではそのままの数字を使っています。
年会費が165,000円(税込)と非常に高いですが、他社のプラチナカードに比べて、特に下記のような点が優れているので、利用する項目が多ければ多いほど年会費以上にメリットが得られます。
そして、「メンバーシップ・リワード・プラス:3,300円(税込)」「メンバーシップ・リワード ANAコース:5,500円(税込)」の年会費が無料なので、対象加盟店の利用ではANAマイル還元率3%にできるなどポイントが貯まりやすい・価値を高くしやすいです。
以前の取得方法は原則インビテーション(招待)のみでしたが、2019年4月5日以降公式ページより直接申し込みができるようになっています。
また、このカードを使い続けることで日本でも推定8,000人ほどしか持ってないと言われるブラックカードの『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』の招待が来る可能性もあります。
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/platinum-card/
2-4. 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』はブラックカードの代名詞とも呼ばれるカードです。世界一のステータスを誇るカードで日本でも推定8,000人ほどしか保有者がいません。
日本の人口に占める割合は0.00006923%と極めて少ない選ばれた富裕層以上の方しか持てない正真正銘のアメックス最高ランクのクレジットカードです。
出典:JOURNAL INTERNATIONAL EXPERIENCE
保有者の数字はセンチュリオン・カード所持者向けに発行されているCENTURIONという雑誌の発行部数を元にしています。
この手の雑誌は実際の所持者よりもやや多く発行されることと、サービスの質やカードの希少性を保つため保有者の枠を簡単に増やさないと推定されるため、8,000人として計算しています。
年会費は550,000円(税込)で入会金に550,000円(税込)かかります。また、入会時にはプラスチック製のカードが届きますが、あとでチタン製のカードに交換することができます。
家族カードを無料で発行できるのですが、家族のチタンカードも無料で発行可能です。
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』特有のサービス
以下に『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』特有のサービスを紹介します。
ファイン・ショッピング
国内の提携有名ブランドショップで、営業時間外でも買い物ができます。
国内航空券アッパーシートプログラム
アメックスで国内線航空券を普通運賃で買った場合でも、JALはファーストクラス、ANAはスーパーシートプレミアムに無料で変更してくれます。
VIPエアポートサービス
海外での入出国時にゲートで現地係員が出迎えをしてくれて、入国レーンの通過をサポートしてくれます。
誕生日プレゼント
誕生日の日にプレゼントが送られて来ます。
過去にはソメスサドルのペンケースが送られました。
エアポート送迎サービス(海外)
海外の各空港とホテルの間を車で往復*無料送迎してくれます。
また、海外旅行の際は国内でも往復*無料送迎してくれます。
*2024年2月1日以降サービス内容変更
誕生日プレゼント
誕生日の日にプレゼントが送られて来ます。
メンバーシップ・リワード
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』にもメンバーシップ・リワードと呼ばれるポイントシステムがあります。
そして、このカードの場合はポイント交換商品に「宇宙旅行」や「アルファロメオ」があります。
- 宇宙旅行:2,200万ポイント(22億円のカード利用)で宇宙旅行に行くことができます。
- アルファロメオ:500万ポイント(5億円のカード利用)でアルファロメオと交換可能です。
また、ポイントの有効期限は無期限となっています。
補足:取得方法
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』を所持し、2章または3章で紹介するアメックスのカードで年間1億円前後利用し続けることで招待がくると言われています。
3. アメックスのその他プロパーカードおすすめ5枚
この章では、日本のアメックス公式ページで申し込めるその他のプロパーカードを3種類の提携先に分けてご説明し、その中でも年会費の割に還元率や特典が優れているカードは⭐︎おすすめ!表記してご紹介します。
- 航空会社
- ホテルグループ
- 百貨店
3-1. 航空会社と提携して発行しているアメックスのプロパーカード5枚
2章で紹介したアメックスのプロパーカードは、JAL・ANAを含む17の提携航空マイルに交換できます。
しかし、特定のマイルだけを有利な条件で貯めたい方は、航空会社と提携して発行しているカードの方が還元率が高くなったり、上級会員のサービスを使えたりします。
ANA・デルタ航空をよく利用する・利用する予定がある方はこれらのカードを選びましょう。
アメックスとANAが提携して発行しているプロパーカード3枚
アメックスとANAが提携して発行しているプロパーカードは下表の3枚です。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』⭐︎おすすめ! | 7,700円 | 1〜2.5% |
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』 | 34,100円 | 1〜3% |
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 | 165,000円 | 1〜4.5% |
それぞれのカードについて、下記でもう少し詳しくご紹介します。
『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』⭐︎おすすめ!
『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』はANAとアメックスが提携して発行しているプロパーカードでは最安年会費7,700円(税込)のカードです。
2章で紹介したアメックスのプロパーカードでANAのマイルに交換するためには別に合計最大8,800円(税込)の年会費がかかりますが、このカードは6,600円(税込)の年会費でANAのマイルに交換ができます。
また、基本ポイント還元率は1%ですが、ANAグループでのカード利用分はマイル還元率2.5%になり、搭乗時にはボーナスマイルをもらうこともできるので、ANA利用者におすすめです。
『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/content/ana-classic-card/
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』はANAとアメリカン・エキスプレスのゴールドカードの両方のほとんどのサービスを1枚で利用できる、非常に便利なカードです。
また、基本ポイント還元率は1%ですが、ANAの航空券などANAグループでの利用ならばポイントが2倍もらえます。ANA航空券を購入した場合はANAカードマイルプラス提携店のボーナスマイルも付きマイル還元率3%になるので、今からSFC修行を始める方やANAの飛行機をよく使う方におすすめなカードです。
さらに、ポイントの有効期限がなくマイル交換数の制限もないので、ファーストクラスなどに乗りたい方は、自分のペースでたくさんマイルを貯めることができます。
『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/ana-gold-card/
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はANAとアメックスが提携して発行していて、アメックスプロパーのプラチナカードの中で最も年会費が高いです。
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』の特典の一部を利用できませんが、ANAのマイルを最高4.5%の還元率で貯めることができ、上級会員でなければ利用できないANAラウンジを国内空港なら無料で使えるため、週1回ペースでANAに搭乗する人に特におすすめです。
月のカード利用金額が多く、貯めたポイントをマイルに換えて、ANAの飛行機にバンバン乗りたい方に最適な1枚です。
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/ana-premium-card/
アメックスとデルタ航空が提携して発行しているプロパーカード2枚
アメックスとデルタ航空が提携して発行しているプロパーカードは下表の2枚です。
カード名 | 年会費(税込) | マイル還元率 |
『デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード』 | 13,200円 | 1〜約9% |
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』⭐︎おすすめ! | 28,600円 | 1〜約11% |
それぞれのカードについて、下記でもう少し詳しくご紹介します。
『デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード』
『デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード』はデルタ航空とアメックスが提携して発行している年会費13,200円(税込)のプロパーカードです。
カードを持つだけで初年度はデルタ航空の「シルバーメダリオン」の資格を自動的に得ることができるため、以下のような特典が受けられます。
- 運賃額1ドルあたり7マイルもらえる:+約7%還元
- 優先搭乗や優先空席待ち
- 優先チェックインや優先空席待ち等
しかし、「スカイチーム」やデルタ航空をよく利用する方は、年会費は高いですが次に紹介する『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』を作った方がお得です。
『デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』⭐︎おすすめ!
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』はデルタ航空とアメックスが提携して発行しているプロパーカードで、持つだけで初年度はデルタ航空の「ゴールドメダリオン」の資格が自動的に付いてきます。
ゴールドメダリオンとこのカードの利用ボーナスで、デルタ航空航空券の購入ではマイル還元率を約11%にできます。
また、加盟アライアンス「スカイチーム」の上級会員「エリートプラス」にもなれるので、以下のような特典やサービスを利用できます。
- チェックイン時の優先レーンの利用
- 保安検査場でのセキュリティライン優先アクセス
- 優先搭乗
- 手荷物優先受取
- 座席の優先指定
また、世界各国750か所以上ものスカイチームのラウンジを同伴者1名も無料で利用できるので、アルコール類や食事も無料で楽しめたり、豪華な設備と広い空間で休憩を取ることができます。
出典:スカイチームラウンジ
デルタ航空の利用でマイルを貯めやすいのはもちろん、「スカイチーム」の航空会社を使って海外へ行くことが多い方にもおすすめです。
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/delta-gold-card/
3-2. ホテルグループと提携して発行しているアメックスのプロパーカード4枚
2章で紹介したアメックスのプロパーカードは、2社の提携ホテルグループのポイントに交換できます。
しかし、特定のホテルグループポイントだけを有利な条件で貯めたい方は、ホテルグループと提携して発行しているカードの方が還元率が高くなったり、上級会員のサービスを使えたりします。
ヒルトン・Marriott Bonvoyをよく利用する・利用する予定がある方はこれらのカードを選びましょう。
アメックスとヒルトンが提携して発行しているプロパーカード2枚
アメックスとヒルトンが提携して発行しているプロパーカードは下表の2枚です。
カード名 | 年会費(税込) | ポイント還元率 実質還元率 |
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』⭐︎おすすめ! | 16,500円 | 2〜3% 1〜1.5% |
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 | 66,000円 | 3〜7% 1.5〜3.5% |
なお、当ページでは1ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントを約0.5円相当の価値と判断するため、実質のポイント還元率も下に併記しています。
それぞれのカードについて、下記でもう少し詳しくご紹介します。
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』⭐︎おすすめ!
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』はヒルトン・オナーズとアメリカンエキスプレスが提携して発行している一般カードです。
このカードを持つだけで通常1年間に20回の滞在または40泊(70万円以上は必要)が必要なヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスがもらえます。
ゴールドステータスには様々な特典が付きますが、主なものは次の通りです。
- 80%のエリートステータス・ボーナス
- お部屋のアップグレード(空室状況による)
- すべてのホテルでの朝食無料サービス
- 「マイルストーンボーナス」
さらに、カードの入会日・切替日からの1年間で合計150万円以上利用し、カードを継続するとウィークエンド無料宿泊特典1泊分がプレゼントされます。
航空会社の上級会員取得のために何度も飛行機に乗る“修行”のようにホテル修行がありますが、このカードを持つだけで上級ステータスがもらえるのは、時間とお金を節約してメリットだけを受けたい方にピッタリです。
ヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾートでは100円につき3ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントが貯まるので、ヒルトンブランドのホテルにお試しで有利な条件で泊まりたいユーザーに最適な1枚と言えます。
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/hilton-classic-card/
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はヒルトン・オナーズとアメリカンエキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。
年会費は66,000円(税込)とゴールドカード最高額ですが、下記条件を満たすと最大2泊無料宿泊がプレゼントされます。
- カードの継続:ウィークエンド無料宿泊特典1泊分
- プログラム期間中*にカードを合計300万円以上利用のうえ、カードを継続:ウィークエンド無料宿泊特典1泊分
*「プログラム期間」はカードの入会日・切替日から毎年1年間
また、このゴールドカードを持つだけで通常1年間に20回の滞在または40泊(70万円以上は必要)が必要なヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスがもらえます。
ゴールドステータスには様々な特典が付きますが、主なものは次の通りです。
- 80%のエリートステータス・ボーナス
- お部屋のアップグレード(空室状況による)
- すべてのホテルでの朝食無料サービス
- 「マイルストーンボーナス」
さらに、1月から12月の1年間で合計200万円以上利用した基本カード会員に、達成年の翌年末までヒルトン・オナーズの最上級のステータス「ヒルトン・オナーズ・ダイヤモンドステータス」が提供されます。
航空会社の上級会員取得のために何度も飛行機に乗る“修行”のように、ホテル修行がありますが、このカードを持って決済をするだけで最上級ステータスがもらえるのは時間が貴重なハイエグゼクティブには大きなメリットです。
ヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾートでは100円につき7ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントが貯まるので、ヒルトン・オナーズのユーザーには最高の1枚と言えます。
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/hilton-premium-card/
アメックスとMarriott Bonvoyが提携して発行しているプロパーカード2枚
アメックスとMarriott Bonvoyが提携して発行しているプロパーカードは下表の2枚です。
カード名 | 年会費(税込) | ポイント還元率 実質還元率 |
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード』 | 23,100円 | 2〜4% 1.6〜3.2% |
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』⭐︎おすすめ! | 49,500円 | 3〜6% 2.4〜4.8% |
ちなみに、Marriott Bonvoyはザ・リッツ・カールトン、Wホテル、シェラトン、ウェスティン、ACホテルなど世界138の国と地域、7,900軒を超える世界最大のホテルチェーンが提供している会員プログラムの名称です。
また、当ページでは1Marriott Bonvoyポイントを約0.8円相当の価値と判断するため、実質のポイント還元率も下に併記しています。
それぞれのカードについて、下記でもう少し詳しくご紹介します。
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード』
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード』はMarriott Bonvoyとアメリカンエキスプレスが提携して発行している一般カードです。
継続ボーナスとして前年150万円以上のカード利用があれば毎年世界各地のMarriott Bonvoy参加ホテルに交換レート1泊35,000ポイントまでの部屋に無料で宿泊できます。
また、このゴールドカードを持つだけで通常年間10泊以上の宿泊をした場合(30万円は必要)に付くMarriott Bonvoyシルバーエリート会員がもらえます。
シルバーエリート会員資格には様々な特典が付きますが、主なものは次の通りです。
- チェックアウトの時間を遅くすることができる可能性がある
- ホテルのウェルカムギフトをもらえる可能性がある
- ホテルでの支払いに10%のボーナスポイントが付く
通常はカードの利用100円につき2ポイントがたまります。このポイントは世界138か国7,900軒を超えるホテルにわずか6,000ポイントから無料宿泊特典に交換することができます。
また、JALやANAなどの多くのマイルへ3:1で換えられ1度に60,000ポイントをマイルへ交換するごとに5,000ボーナスマイルがプレゼントされるので非常にお得です。
Marriott Bonvoy参加ホテルにお試しで有利な条件で泊まりたいユーザーに最適な1枚と言えます。
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/marriott-bonvoy-base/
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』⭐︎おすすめ!
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はMarriott Bonvoyとアメリカンエキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。
年会費は49,500円(税込)とかなり高いですが、継続ボーナスとして前年150万円以上のカード利用があれば毎年世界各地のMarriott Bonvoy参加ホテルに交換レート1泊50,000ポイントまでの部屋に無料で宿泊できます。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに休日前に宿泊すると5万円を超えることもあるため、すぐに年会費以上得することができます。
出典:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル スタンダードルーム
また、このゴールドカードを持つだけで通常年間10回以上の滞在、または25泊以上の宿泊をした場合(70万円は必要)に付くMarriott Bonvoyゴールドエリート会員がもらえます。
ゴールドエリート会員資格には様々な特典が付きますが、主なものは次の通りです。
- チェックイン時に、より良い部屋へのアップグレードの可能性がある
- チェックアウトの時間を遅くすることができる(午後2時まで)
- ホテルでの支払いに25%のボーナスポイントが付く
通常はカードの利用100円につき3ポイントがたまります。このポイントは世界138か国7,900軒を超えるホテルにわずか6,000ポイントから無料宿泊特典に交換することができます。
また、JALやANAなどの多くのマイルへ3:1で換えられ1度に60,000ポイントをマイルへ交換するごとに5,000ボーナスマイルがプレゼントされるので非常にお得です(最高マイル還元率1.5%)
さらに、1月から12月の1年間で合計400万円以上利用した基本カード会員に、達成年の翌年末までMarriott Bonvoyの上級のステータス「プラチナエリート」が提供されます。
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/marriott-bonvoy-premium/
3-3. 百貨店と提携して発行しているアメックスのプロパーカード1枚
特定の百貨店のポイントだけを有利な条件で貯めたい方は、百貨店と提携して発行しているカードの方が還元率が高くなったり、外商っぽいサービスを使えたりします。
阪急百貨店・阪神百貨店をよく利用する・利用する予定がある方はこれらのカードを選びましょう。
『ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード』
『ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード』は阪急阪神グループでポイントや特典を多数受けられる、アメックスが提携して発行している一般カードです。
阪急百貨店・阪神百貨店以外でも、Sポイント優待店ではカード利用金額200円(税込)ごとに2P〜7Pたまるため、非常にポイントの貯めやすいカードです。
阪急百貨店・阪神百貨店では下記の通り、買い物を快適にできるサービスが複数あります。
- 利用金額(税抜)の10%(*1)のSポイントがその場でたまる
- 阪急メンズ大阪 メンバーズラウンジ利用チケット:カードで支払いするとチケットがもらえる
- 阪急メンズ東京 駐車サービス:当日5,000円(税込)の買い物で指定駐車場料金2時間無料
(*1)食品、レストラン・カフェ、セール品、阪急百貨店の専門店、阪神百貨店の専門店は1%のSポイントとなります。
※一部ポイント率の異なる商品、サービス、店舗やポイント加算対象外の商品、サービス、店舗があります。
また、アメックスの3つの<プロテクション>が付く保険があるため、安心して買い物ができます。
アメックスグリーンなどのプロパーカードに比べるとキャンペーン対象が少なくなりますが、普段の生活でもコンビニやガソリンスタンドでキャッシュバックなどのキャンペーンが豊富に行われているので、上手に使いこなせれば年会費以上に得をしやすいカードです。
『ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/persona-stacia-american-express-card/
4. 主要なアメックス提携カードおすすめ7選
アメックスは、以下のカード会社と提携してクレジットカードを発行しています。
- クレディセゾン(セゾンカード)
- 三菱UFJニコス
- エムアイカード
- 楽天カード
この4社で発行しているアメックス提携カードは100枚近くあり、ここでは全てを紹介しきれないので、主要なアメックス提携カード23枚をカード名と年会費で一覧表にしました。
その中でも年会費の割に還元率や特典が優れているカードは⭐︎おすすめ!表記しています。
4-1. クレディセゾン(セゾンカード)
主要なセゾンアメックスカードは11枚で、下表の通りです。
カード名 | 年会費(税込) |
⭐︎おすすめ! | 無料※前年1回以上のカード利用
1,100円:前年未使用 |
『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード Digital』 ⭐︎おすすめ! | 無料※前年1回以上のカード利用
1,100円:前年未使用 |
⭐︎おすすめ! | 11,000円
初年度無料 |
無料:初年度、前年1回以上のカード利用 11,000円:前年未使用 | |
⭐︎おすすめ! | 22,000円 |
『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®️ | 22,000円 初年度無料 |
無料 | |
⭐︎おすすめ! | 3,300円
+11,000円:マイルアップメンバーズ |
33,000円 | |
55,000円 |
4-2. 三菱UFJニコス
主要な三菱UFJニコスのアメックスカードは8枚で、下表の通りです。
カード名 | 年会費(税込) |
6,600円
12,100円:CLUB EST | |
『JAL アメリカン・エキスプレス・CLUB-Aゴールドカード』 ⭐︎おすすめ! | 17,600円
19,800円:CLUB EST |
34,100円
36,300円:CLUB EST | |
11,000円
初年度無料:Webで入会時 | |
『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード』 ⭐︎おすすめ! | 22,000円 |
4-3. エムアイカード
エムアイカードのアメックスカードは2枚で、下表の通りです。
カード名 | 年会費(税込) |
『MICARD+』 | 2,200円
初年度無料 |
⭐︎おすすめ! | 11,000円
初年度無料 |
4-4. 楽天カード
主要な楽天カードのアメックスカードは2枚で、下表の通りです。
カード名 | 年会費(税込) |
永年無料 | |
11,000円 |
5. まとめ
主要なアメックスカードについてご説明し、その中でも特におすすめのカードをご紹介しました。
まず、アメックスにはプロパーカードと提携カードがあり、違いを簡単に表すと下表のようになります。
プロパーカード | 提携カード | |
年会費 | △ | ○ |
ステータス | ◎ | △ |
サービス | ◎ | ○ |
4枚のアメックスプロパーカード
代表的なアメックスプロパーカードは下表の通りです。
ランク | カード名 | 年会費(税込) | こんな方におすすめ |
一般 | 月会費1,100円 | とにかくアメックスのプロパーカードが欲しい方 | |
ゴールド | 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 ⭐︎おすすめ! | 39,600円 | 充分なサービスと 高いステータスを求める方 |
プラチナ | 165,000円 | 最高級のサービスと 最高級のステータスを求める方 | |
ブラック | 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 | 550,000円 | 常人では持てないようなカードが欲しい方 |
この中で最もおすすめのクレジットカードは『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』です。
ステータスを重視して、アメックスが直接発行しているクレジットカードが欲しい方は、上の4枚(実質3枚)からあなたが望むサービスや特典を利用できるカードを選んでください。
また、日本のアメックス公式ページで申し込めるその他のプロパーカードは次の3種類あります。
特におすすめは『ANAアメリカン・エキスプレス・カード』と『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』です。
特におすすめは『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』と『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』です。
その他に、アメックスは、以下のカード会社と提携してクレジットカードを発行しています。
特におすすめは『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード』、『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』、『セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード』、『MileagePlus セゾンカード』です。
特におすすめは『JAL アメリカン・エキスプレス・CLUB-Aゴールドカード』と『三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード』です。
特におすすめは『MICARD+ GOLD』です。
それぞれ、メリット・強みが異なるため、あなたのライフスタイルに合わせてよく利用する、またはこれから利用したい会社やサービスの中から最適な1枚をお選びください。
この記事の内容が、あなたのライフスタイルに合ったアメックスのクレジットカードを選ぶのに役立つことを祈っています。