個人事業主が確実にクレジットカードを作るための全ポイント

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個人事業主でクレジットカードを作りたいけど審査に通るか不安だと考えてはいませんか。

確かに、個人事業主の方はクレジットカードが作りにくいですが、申し込む前の準備やカード選択をしっかりすればきちんと作ることができます。

このページでは、大手カード会社に3社勤務した経験を活かして個人事業主の方のクレジットカードの作り方について以下の流れで全てご紹介します。

  1. 個人事業主でもクレジットカードは作れる
  2. 個人事業主におすすめのクレジットカード7選
  3. 個人事業主のクレジットカードに関してのよくある質問

本ページを読んでいただければ、個人事業主だからカードを作れないと悩んでる方でもクレジットカードが作れるようになります。

1. 個人事業主でもクレジットカードは作れる!

個人事業主の方はクレジットカードを作るのが難しいと言われています。しかし、実際に個人事業主向けのカードが発行されているので作れないわけではありません。

そして、カード選択と申し込む前の準備をしっかりと行えば、個人事業主でもクレジットカードを作ることはできます。

この章では個人事業主がクレジットカードに申し込む前の準備について紹介します。

1-1. 個人事業主はクレジットカードを作りにくいと言われる2つの理由

個人事業主がクレジットカードを作りにくいと言われている理由は以下の二つです。

  • 収入が安定しない
  • 収入を証明する手段が乏しい

収入が安定しない

個人事業主は収入が安定しにくいため、クレジットカードが作りにくいと言われています。

サラリーマンであれば毎月、給料という形で安定的な収入が手に入りますが、個人事業主はそうはいきません。仕入れの資金が必要だったり、収支の出入りが激しかったり、売り上げが悪ければ返済に支障をきたしてしまったりと様々な要因があります。

収入を証明することが難しい

個人事業主の方は税務署にきちんと開業届を出して確定申告をしなければ、収入を証明することができません。

しかし、意外と個人事業主で税務署に開業届を出していない方は多いと言われています。

また、開業届を提出しても確定申告をするまでは個人事業主としての収入を証明できないので、1年間は待たなければ公的に収入を証明できません。

1-2. 個人事業主がクレジットカードを作りやすくする4つののコツ

個人事業主の方は確かにサラリーマンの方に比べるとカードを作りにくいですが、それでもきちんと下準備をして申し込めば個人事業主の方でもクレジットカードが作りやすくなります。

個人事業主の方がクレジットカードを作りやすくなるコツは以下の通りです。

  • 開業届を出してきちんと個人事業主になる
  • 一度に複数枚のカードには申し込まない
  • キャッシング枠は0にして申し込む
  • 固定電話を置く

開業届を出してきちんと個人事業主になる

個人事業主の方はきちんと開業届を出して確定申告をし、自身の収入を公的に証明できるようになればクレジットカードを作れる可能性が高くなります。ただし、確定申告をするためには1年間は最低でも待たなければいけません。

ちなみに、クレジットカードが早急に必要な場合は後で紹介するような審査難易度の易しいカードであれば、過去に返済の遅滞などがなければ作れるはずなので、そちらに申し込みましょう。

自身の信用情報が不安な場合は、1年待って収入証明を得てからカードに申し込みましょう。

また、営業年数は長ければ長いほど審査には有利なので、さらに不安という方は営業年数が経ってから申し込むのもいいかもしれません。

一度に複数枚のカードには申し込まない

個人事業主の方で審査まで時間がかかるので何社か申し込んで審査が早く終わったクレジットカードを作ろうと考える方は多いです。

しかし、これはクレジットカードを作るときに絶対にやってはいけないことなのです。

なぜかというと、一度に複数のクレジットカードを申し込むとその情報は信用情報機関に登録され、クレジットカード会社はそれを元に審査をします。この時、クレジットカード会社は以下のように考えます。

  • 入会キャンペーンのポイント目的の申込者かもしれない
  • お金に困っていて返済能力がない人かもしれない

入会キャンペーンのポイントはクレジットカード会社のが新規入会者を増やすためのキャンペーンですがポイント目的でカードを作って、ポイントを受け取ったらすぐに退会されればクレジットカード会社としては困ります。

また、お金に困っている方にクレジットカードを発行してもきちんと返済がされないリスクがあります。

以上の理由から、一度に複数枚のクレジットカードを申し込むことは新しくクレジットカードを作るのに不利になってしまいます。また、同様の理由でクレジットカードの審査に落ちてすぐの申し込みも審査に通りにくいので気をつけましょう。

ネット上では様々な情報がありますが、当サイトでは6か月以内に2枚以下の申し込みをおすすめしています。

キャッシング枠は極力申し込まない

個人事業主の方だともしもの時の資金繰りのためにキャッシング枠が欲しい方が多いかもしれません。

しかし、できる限りキャッシングの申し込みは避けましょう。基本的にキャッシングを申し込むことでクレジットカードの審査は通りにくくなります。カード会社からお金を借りる予定がない場合は原則としてキャッシング枠は0にして申し込みましょう。

なぜなら、総量規制という法律で個人がお金を借りられる枠の基準が定められていて、その枠の中にクレジットカードのキャッシング枠も含まれるからです。

総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。

引用:日本賃金業協会・総量規制とは

キャッシング枠を不必要に多くして申し込むと、カードの発行会社は「この人はお金に困っている人なのかな」と判断され、カードが発行されない恐れがあり否決の情報が記録に残ります。

固定電話を置く

個人事業主の方で携帯電話で一本で仕事をしている方は多いと思います。しかし、クレジットカードの審査では固定電話を持っていた方が有利です。

クレジットカード会社から見た場合、携帯電話よりも固定電話の方が信頼できるからです。

クレジットカードの審査のためにわざわざ固定電話を契約する必要はありませんが、固定電話があるならばそちらで申し込んだ方が審査に通りやすくなります。

参考:安定した収入の方が有利

クレジットカード会社は収入が多いけれどもばらつきがある方よりも収入が低くても安定した収入を持っている方の方を好みます。

例えば、以下のような図の場合は一見、収入の多い個人事業主Aの方がカードを発行しやすいように見えますが、実際は収入は低くても安定感のある個人事業主Bの方がクレジットカードを作りやすいです。

個人事業主A 個人事業主B
1月の収入 150万円 30万円
2月の収入 0円 30万円
3月の収入 80万円 30万円
合計 230万円 90万円

そのため、収入をずらしたりできる方は毎月、安定した収入が持てるように心がけましょう。

2. 個人事業主におすすめのクレジットカード7選

この章では個人事業主の方におすすめなクレジットカードを紹介していきます。

ただ、個人事業主の方はサラリーマンなどと比較するとクレジットカードが作りにくいとされているので、お得さはもちろんですが個人事業主の方でも作りやすいカードを中心に以下の流れで紹介していきます。

  • 個人事業主におすすめの法人カード4選
  • とにかく審査が不安な個人事業主の方におすすめの個人カード

2-1.個人事業主におすすめの法人カード4選

個人事業主の方で、個人事業主になる前に使っていた個人のクレジットカードを使い続けている方は多いと思います。しかし、実は個人利用のクレジットカードを会社の経費に利用することは禁止されています。

たまに出張費の支払いや物品の購入をしたからといってカード会社から指摘を受けるということはまずありません。ただ、利用明細に企業への支払いなどの項目が並ぶようだとカード会社も経費で使ってるのではと疑いを持ちます。

カードを経費利用で使い続けると最悪、カード会社にカードを止められてしまいます。あなたがクレジットカードを経費の支払いでしばしば使うのであれば、以下の法人カードは比較的作りやすいので作っておいた方が良いでしょう。

  • 『三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード』
  • 『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード』
  • 『EX Gold for Biz S iD×QUICPay』
  • 『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』

また、『三井住友ビジネスカード 』、『JCBビジネスプラス法人カード』は他のメディアでは個人事業主におすすめのカードとして紹介されていることが多いですが、3年以上の営業年数を要するなど審査基準が高いので、審査が不安な方は申し込みは避けた方が無難です。

『三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード』

三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード』は初年度年会費無料、2年目以降も「マイ・ペイすリボ」を設定するだけで年会費無料にできる三井住友カードが発行する最新の法人カードです。

登記簿謄本や決算書が不要で、代表者本人の確認書類だけで申し込み手続きができ、「会社設立間もないお客さまでも申し込み可能」と公式ページに書かれてあります。

出典:三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード申し込み画面

三井住友カードは『Amazon Mastercardゴールド』や『ANAカード』など多くの企業と提携してカードを発行しています。

そのため、既に三井住友カード会社に利用履歴(クレジットヒストリー)ができていて個人の信用で発行される可能性が高いです。

審査に落ちたという口コミが私が聞く限りではなく、他の三井住友カードが発行しているビジネスカードに比べて申し込み条件が易しくなっているので、作りやすいと考えられます。

『三井住友ビジネスカード for Owners/クラシック(一般)カード』公式ページ

https://www.smbc-card.com/bs_owners/

『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード』

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード』は法人口座も設定できるようになったセゾンのカードで、年会費は初年度無料、2年目以降も年に1回利用するだけで無料にできるので、実質無料にできます。

申し込み時に決算書などが不要で、申し込み者である法人代表者個人の信用力に基づいて審査を行ってくれるため、設立後間もない会社でも作れる可能性が十分にあります。

また、セゾンカードは『MUJIカード』や『JMBローソンPontaカードVisa』などたくさんの提携カードを発行しているので、セゾンカードの利用歴があればより審査に通りやすいというメリットがあります。

『セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ

https://www.saisoncard.co.jp/amextop/cp-as/pearl_biz.html

※割安な年会費でプラチナカードのサービスを利用したい方は『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』がおすすめです。

『EX Gold for Biz S iD×QUICPay』

EX Gold for Biz S iD×QUICPay』はビジネスゴールドなのに年会費2,000円(税抜)と安く、初年度年会費無料です。法人カードなのにポイント還元率が0.6%〜1.1%というのもお得です。

審査が緩く、営業年数が問われないので法人カードが欲しい個人事業主の方には非常におすすめです。ゴールドカード扱いなので、サービスもゴールド水準で限度額も最高300万円まであります。

また、会員の方はオリコでは証書貸付やローンカードを利用する際に通常よりも2%の優遇を受ける事ができます。

  • オリコビジネスサポートプラン(証書貸付):通常金利8.4%~15.0%→オリコ・エグゼクティブ・ゴールドフォービズSの会員7.2%~13.2%に優遇
  • CREST for Biz(ローンカード):通常金利6.0%~18.0%→オリコ・エグゼクティブ・ゴールドフォービズSの会員4.0%~16.0%に優遇

『EX Gold for Biz S iD×QUICPay』公式ページ

http://www.orico.co.jp/business/creditcard/

『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』は初年度年会費が無料ですが、2年目以降は31,000円(税抜)と年会費が高額なカードです。

しかし、アメックスということで非常にステータスが高く、サービスも充実していますが、審査は営業年数を問わないなど、思っているよりも審査が厳しくありません。

確かに年会費は高いですが、クレジットカードの年会費は経費として落とせるので、利益が出ているのであればアメックスの最高級のサービスを期待して申し込むことをおすすめします。

『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』公式ページ

https://www.americanexpress.com/jp/content/gold-business-individual-card/

年会費が気になる方は一般カード(グリーン)もおすすめ

カードの年会費に3万円以上は流石にキツい…と年会費が気になる方は『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード』だと12,000円(税抜)と半額以下で、開業間もない個人事業主でも作れたという口コミが多いカードなのでおすすめです。

『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード』公式ページ

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-business-corp-card/

2-2. とにかく審査が不安な個人事業主の方におすすめの個人カード3選

事業用の支払いに使うカードではなく、個人として私的な支払いに新しいクレジットカードが必要になることもあります。

しかし、上記した理由から個人事業主はカードの審査に通りにくく作りにくい事が多いです。

ここでは、個人事業主(自営業・自由業)として申し込みをしても審査に通ったという口コミの多かった3枚のカードをご紹介します。

  • 『楽天カード』
  • 『Yahoo! JAPANカード』
  • 『Orico Card THE POINT』

『楽天カード』

楽天カード』は9年連続で顧客満足調査1位のクレジットカードで、最近はネット上の楽天グループの利用だけでなく、楽天ポイントカード加盟店に加入している実際の店舗でもお得に使えるカードです。

個人事業主でも作れたという口コミが多くあったので、職業を理由に審査に自信がない方でも申し込んでみることをおすすめします。

また、カードを使い続けて楽天グループに良い利用履歴を作ると上級の『楽天プレミアムカード』を作りやすくなり、追加カードとして『楽天ビジネスカード』という個人事業主用としてのビジネスカードを作れるのが大きなメリットです。

『楽天カード』公式ページ:

http://card.rakuten.co.jp/rakuten_card

『Yahoo! JAPANカード』

Yahoo! JAPANカード』はYahoo!のグループ会社であるワイジェイカードが発行しているクレジットカードで、こちらも個人事業主でも作れたという口コミが多くある年会費が無料のカードです。

年間およそ100万人の会員が増えているようですが、ライバルである『楽天カード』の会員数が1,500万人を突破しているせいか、より多くの人に利用してもらいため審査に落ちたという話をあまり聞きません。

審査に自信がない方が作れるカードとしておすすめなだけでなく、使い勝手の良いTポイントが1%以上還元されるので普段使いでも十分お得になる1枚です。

『Yahoo! JAPANカード』公式ページ:

https://card.yahoo.co.jp

『Orico Card THE POINT』

Orico Card THE POINT』は年会費永年無料でポイント還元率が1%たまるクレジットカードです。

上記でご紹介した『EX Gold for Biz S iD×QUICPay』を発行しているオリコの個人向けカードなので、職業が個人事業主であっても会社として理解があり、審査に落ちたという口コミをあまり聞きません。

オリコモールを経由して買い物をするとカード独自のポイント加算があるので、Amazonや楽天、Yahoo!などのネットショッピングでは2%以上のポイント還元率となり、非常にお得なカードでもあります。

『Orico Card THE POINT』公式ページ:

http://www.orico.co.jp/creditcard/thepoint/

3. 個人事業主のクレジットカードに関してのよくある5つの質問

この章では個人事業主の方がクレジットカードを申し込む際によくある質問をまとめてみました。

クレジットカードを申し込む前に気になることがある方は確認しておくことをおすすめします。

  • 個人利用のカードと経費用のカードを分けるメリットってなに?
  • 法人カードと個人用のカードの使い方に違いはある?
  • 法人カードの年会費は経費に出来る?
  • 法人カードの利用限度額はどのくらい?
  • カードの会計処理はどうしたらいい?

個人利用のカードと経費用のカードを分けるメリットってなに?

経費用のクレジットカードを作るメリットとしては、経費の支払いを専門のカードに分けてることで、会計処理がしやすくなります。

これは個人利用のカードをそのまま、家計も仕事も区別なく利用してしまうと経費精算が面倒ですが、経費用のクレジットカードを作っておけば一括で経費参入がしやすくなります。

さらには支払い履歴をすべて電子データにすることが出来るので、「クラウド会計ソフト」を利用すれば、そのまま経費データとして取り込んむこともできます。

ちなみに、「クラウド会計ソフト」として使いやすいのは以下の二つです。

法人カードと個人用のカードの使い方に違いはある?

基本的に法人カードと個人用のカードの使い方には違いがありません。

しかし、法人用カードには一括払いでしか利用できず、分割払いやリボ払いに対応していないものがあるので、資金繰りには気をつけましょう。

法人カードの年会費は経費に出来る?

法人向けカードの年会費であれば、担当の税理士さんによって意見は分かれますが、基本的には大丈夫です。

個人用のクレジットカードで経費算入は難しいかもしれませんが、法人向けカードならばほとんどの場合で問題はありません。

経費にできるなら法人カードを持つ際のメリットと考えることもできます。

法人カードの利用限度額はどのくらい?

法人カードの利用限度額はあなたの信用力と作るカードによって変わります。利用限度額が10万円程度で発行されることもあれば300万円で発行されることもあったりとバラバラです。

利用限度額を高めに設定したいのであれば、年会費は高くてもゴールドカードかプラチナカードに申し込むようにしましょう

また、利用限度額が低くても使い続けることで、徐々に上がっていく可能性もあるので、利用限度額が少なくてもコツコツと利用することをおすすめします。

カードの会計処理はどうしたらいい?

カードの会計処理に関しては、税法なども関わってくるの問題で、あまりに複雑なので、専門家に相談するのが最も確実で簡単な方法です。

無料の相談会などを税務署などが行なっているので、機会があれば相談してみましょう。また、相談できる税理士さんが近くにいれば、相談してみることをおすすめします。

4. まとめ

以上が個人事業主の方のクレジットカードの作り方です。

確かに個人事業主の方はサラリーマンの方よりもクレジットカードは作りにくいですが、カードを作る前の下準備やカード選択を間違わなければきちんとクレジットカードを作ることができます。

個人事業主の方におすすめな法人カードは以下の4枚です。

また、個人用に持ちたいけど「個人事業主だから……」という理由で審査に自信のない方におすすめなのは次の3枚です。

以上を参考に、個人事業主であってもあなたの状況に合ったクレジットカードを作れて、より快適で便利な生活が送れることを祈っています。

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