プロが教える世界一効率的なクレジットカードの組み合わせ方

お得なクレジットカードの組み合わせを探していますね。

クレジットカードには特徴が一長一短のものが多く、組み合わせることで互いに弱い部分を補うことができます。そのため、クレジットカードを2枚以上持つことは珍しいことではなく、うまく組み合わせれば非常にお得です。

そこでこの記事では大手カード会社3社で勤務した経験のある私がおすすめのクレジットカードの組み合わせについて以下の流れ紹介します。

  1. クレジットカードを組み合わせて持つことのメリット
  2. クレジットカードを組み合わせて持つ際の3つの注意点
  3. メインカードにおすすめのカード
  4. サブカードにおすすめのカード4選

本ページを読んでいただければ、クレジットカードを組み合わせて持つことのメリット、注意点、メインカードにおすすめのカード、サブカードにおすすめのカードがわかります。

1.クレジットカードを組み合わせて持つことのメリット

私はプロとしてクレジットカードを組み合わせて持つことを強くおすすめします。なぜなら、クレジットカードを組み合わせて持つことであなたの生活をより「便利に」「お得に」利用することができます。

クレジットカードには特徴が一長一短のものが多く、組み合わせることで互いに弱い部分を補うことができます。

クレジットカードを組み合わせて持っている方の意見として以下のような「便利になった」という声が非常に多くありました。

口コミ・評判

名前 S・Mさん(26歳)
評価:★★★★★5
以前に海外旅行に行った際にJCBのカードを1枚だけ持って行ったのですが、 JCBのカードだと海外で使えないことが多く、利用できないお店が多かったです。
そのため、来月また海外旅行に行くので海外でも不自由なく使えるVISAのカードをもう一枚作りました。

口コミ・評判

名前 A・Oさん(22歳)
評価:★★★★☆4
私は三井住友カード デビュープラスとエポスカードを2枚持ちしています。
なぜなら、三井住友カード デビュープラスは将来ゴールドカードに切り替わることを見越して普段から利用しているのですが、海外旅行保険がついていません。
しかし、エポスカードは年会費無料で海外旅行保険がついてくるので海外旅行用に2枚目のカードとして持ち歩いています。

このように1枚のカードだけでは補えないサービスを2枚目のカードで補うことであなたの生活をよりお得にしてくれます。

2. クレジットカードを組み合わせて持つ際の3つの注意点

クレジットカードを組み合わせて持つことはお得なのですが、3つの注意すべき点があります。

  • 一度に複数のカードを申込まない
  • キャッシング枠は申込まない
  • メインカードとサブカードをきちんと分ける

これらを守らなければ、クレジットカードを組み合わせてもお得に使えなかったり、クレジットカードを複数枚持てない可能性もあります。

2-1. 一度に複数のカードを申込まない

審査まで時間かかるから何社か申し込んで審査が早く終わったクレジットカードを申し込もうと考える方は多いです。

しかし、これはクレジットカードを作るときに絶対にやってはいけないことなのです。

なぜかというと、一度に複数のクレジットカードを申し込むとその情報は信用情報機関に登録され、クレジットカード会社はそれを元に審査をします。この時、クレジットカード会社は以下のように考えます。

  • 入会キャンペーンのポイント目的の申込者かもしれない
  • お金に困っていて返済能力がない人かもしれない

入会キャンペーンのポイントはクレジットカード会社が新規入会者を増やすためのキャンペーンですがポイント目的でカードを作って、ポイントを受け取ったらすぐに退会されればクレジットカード会社としては困ります。

また、お金に困っている方にクレジットカードを発行してもきちんと返済がされないリスクがあります。

以上の理由から一度に複数枚のクレジットカードを申し込むことは新しくクレジットカードを作るのに不利になってしまいます。

2-2. キャッシング枠は申込まない

基本的にキャッシングを申し込むことでクレジットカードの審査は通りにくくなります。カード会社からお金を借りる予定がない場合は原則としてキャッシング枠は0にして申し込みましょう。

なぜなら、総量規制という法律で個人がお金を借りられる枠の基準が定められていて、その枠の中にクレジットカードのキャッシング枠も含まれるからです。

総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。

引用:日本賃金業協会・総量規制とは

そのため、キャッシングの申し込みをすることで審査が厳しくなります。

キャッシング枠を不必要に多くして申し込むと、カードの発行会社から「この人はお金に困っている人なのかな」と判断され、審査に通りにくくなります。

2-3. メインカードとサブカードをきちんと分ける

クレジットカードを組み合わせて持つと、必然的にカードを複数枚持つことになりますが、きちんと主に使うメインカードと必要な時のみに使うサブカードに分けましょう。

全てのカードを同じように使っていた場合、ポイントも貯めにくく、支払いなどもどのカードでいくら使ったのかがわかりにくくなってしまう可能性が高いからです。

次章からはおすすめのメインカードとサブカードを紹介していきます。

3. メインカードにおすすめのカード

主に利用するメインカードを選ぶ際に以下2つのを観点でカードを選ぶことをお勧めします。

  • 年会費完全無料
  • ポイント高還元

年会費無料のカードがおすすめな理由としてはカードを複数枚持つ場合、それぞれが年会費のかかるカードだとコストがかさんでしまい、それだけでお得に使うことが難しくなります。

また、ポイント高還元なカードがおすすめの理由としては最も使う機会の多いカードになるので、どうせならばポイント還元率が高い方がお得に使えるからです。

以上、2つの観点でカードを選ぶと『リクルートカード』がおすすめのカードになります。なお、リボ払いのカードは扱いが難しいので選考対象から外してあります。

『リクルートカード』

リクルートカードJCBの券面画像

リクルートカード』はポイント還元率1.2%、年会費永年無料のクレジットカードの中では2番目に還元率の高いクレジットカードです。

また、旅行代金の一部をクレジットカードで決済をしなければいけませんが、疾病・傷害治療:最高100万円という条件の海外旅行保険が付いているため海外でも役に立ちます。

さらに様々な電子マネーへのチャージでもポイントが貯まるので非常に使いやすいカードです(※電子マネーチャージでもらえるポイントは月3万円まで。)

年会費無料
入会年齢原則として18才以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または、18才以上の学生の方(高校生を除く)。

未成年の方のお申込みには、親権者の方の同意が必要です。

ポイント還元率1.2%

『リクルートカード』公式ページ

https://recruit-card.jp/

4. サブカードにおすすめのカード4選

せっかくサブカードを作るのだから、あなたが最もお得に利用できる組み合わせを考えましょう。

この章では以下の流れでおすすめのサブカードを紹介します。

  • デートや接待用にステータスのあるカードが欲しい方:『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』や各種ゴールドカード
  • 海外旅行用のカードが欲しい方:『Delight JACCS CARD』
  • 普段、自分のよく利用する店舗でお得に使いたい方:『イオンカード』、『セブンカード・プラス』など

シンプルにあなたがどんな長所があるカードが欲しいのかで決めてしまって構いません。

4-1. デートや接待用にステータスのあるカードが欲しい方

デートや接待用にステータスのあるカードが欲しい方には『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』や各種ゴールドカードがおすすめです。

ここで紹介する『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』も非常にステータスとしては高いですが、やはりステータスを重視するのであれば、ゴールドカードが好ましいです。

ゴールドカードについて気になる方は、「店員や女性から一目置かれるステータスの高いゴールドカード4選」を参考にしてみましょう。

ここでは、比較的ハードルが高くない『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』を紹介します。

『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』

アメリカン・エキスプレス・カードの新券面

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』は月会費が1,100円(税込)必要ですが、下記のような特典やサービスを利用できるためゴールドカードとみなされることが多いです。

  • 年3万円までのスマートフォン保険
  • 空港のカードラウンジを無料で使える|1人1,000円前後の利用料金が必要な国内28空港のカードラウンジを無料にできる
  • 世界1,400か所以上の空港ラウンジ利用サービス年会費が無料|通常99米ドルが必要

また、普段の生活でもコンビニやガソリンスタンドでキャッシュバックなどのキャンペーンがたくさん行われているので、上手に使いこなせれば月会費以上に得をしやすいカードです。

世界的なステータスカードで知名度があり券面デザインも優れているので、周りとの違いを支払い時にさりげなくアピールできるのも人気の理由の1つです。

月会費(税込)1,100円
ポイント還元率0.33%〜1%

『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』公式ページ

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-card/

4-2. 海外旅行用のカードが欲しい方

海外旅行に行く予定があるのに海外旅行保険が付帯したクレジットカードを持ってない方には『Delight JACCS CARD』がおすすめです。

『Delight JACCS CARD』

Delight JACCS CARDの券面画像

Delight JACCS CARD』は年会費が無料で海外保険が充実しています。また、マスターカードのクレジットカードを持つことで海外でもクレジットカードが利用できる店舗であれば問題なく利用することができます。

年会費が無料で良い条件の海外旅行保険が付くカードは8,000枚ある一般カードの中では数えるほどしかないので、海外旅行に行く方は2枚目のカードとしておすすめです。

さらに、先ほどメインカードで紹介した『リクルートカード』よりも海外旅行保険が充実しています。

利用条件利用付帯カード会社が指定する旅行代金の支払いで補償がつきます。
傷害死亡・後遺障害最高2,000万円事故による死亡や後遺障害について補償
傷害治療費用200万円(1事故の限度額)旅行中のケガや病気の治療代を補償
疾病治療費用200万円(1疾病の限度額)旅行中のケガや病気の治療代を補償
賠償責任(免責なし)2,000万円(1事故の限度額)相手にケガを負わせたり万一死亡させてしまった時の賠償責任額を補償
救援者費用200万円(1旅行・保険期間中の限度額)デジカメなど携行品の盗難や破損を補償
携行品損害(免責3,000円)20万円(1旅行・保険期間中の限度額)旅行先に家族が渡航する旅費や捜索費を補償
航空便遅延費用最高2万円〜最高4万円航空便の遅延によるトラブルを補償

年会費1万円を超えるゴールドカードでも付かない事が多い、航空便遅延費用の補償があります。

年会費無料で持てる一般カードの中では非常に希少な保険なので、海外で飛行機に乗る機会がある方には特におすすめです。

年会費無料
入会年齢年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方
ポイント還元率1%

『Delight JACCS CARD』公式ページ:

https://www.jaccs.co.jp/delight_lp1/

4-3. 普段、自分のよく利用する店舗でお得に使いたい方

普段、自分のよく行くお店でお得に使いたい方には『イオンカード』などその店舗や会社が発行しているクレジットカードがおすすめです。

これらのカードには特定の店舗でお得に使える特典があります。

例として多くの方が2枚目として選ぶ『イオンカード』『セブンカード・プラス』を紹介します。

『イオンカード』

イオンカード(WAON一体型) 縦型JCBの券面画像

イオンカード』は以下のような特典があるため、イオンで普段から買い物をする専業主婦にとっては非常にお得です。

  • イオンでの利用ではポイント還元率が1%。10日はどこで利用しても1%
  • 20日・30日(55歳以上は15日も)はイオン系列の店舗で会計から5%OFF

また、イオン銀行の口座を引き落とし口座にできるのであれば『イオンカードセレクト』の方が以下のような嬉しい特典があるので、よりお得です。

  • イオン銀行の普通預金金利が0.02%から最高0.15%に上げやすくなる
  • 各種公共料金をお支払いで1件につき毎月5WAONポイント
年会費無料
入会年齢年齢18歳以上(除く高校生)で電話連絡可能な方

※未成年者が申込者の場合は、親権者の方の同意が必要となります。

ポイント還元率0.5%

『イオンカード』公式ページ:

https://www.aeon.co.jp/

WAONの利用でJALマイルを貯めたい方は『JALカード』(TOKYU POINT ClubQ・JCB・Mastercard・VISA)なら、JMB WAONのチャージでマイルも貯まるのでおすすめです。

『セブンカード・プラス』

セブンカード・プラスの券面画像(ディズニー・一般デザイン)

セブンカード・プラス』は2019年7月1日以降より年会費がずっと無料で使えるクレジットカードです。

通常のポイント還元率は0.5%ですが、セブン&アイグループの対象店でお得に使うことができます。

  • セブン-イレブン※、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズでのカード利用でポイント還元率が普段の2倍の1%
  • 7net、SEIBU SOGO、Arioでポイント還元率が普段の2倍の1%
  • 8日、18日、28日はイトーヨーカドーで対象商品の買い物が5%OFF

上記のような特典があるため、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズ、7net、SEIBU SOGO、Arioで普段買い物をしている方におすすめです。

年会費永年無料
入会年齢原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方

18歳以上で学生の方(高校生除く)

ポイント還元率0.5%:通常利用

1%:セブン-イレブン、イトーヨーカドーなどセブン&アイグループの対象店

9.5%:セブン-イレブン※2024年11月1日より「7iD」と連携時

『セブンカード・プラス』公式ページ:

https://www.7card.co.jp/

5. まとめ

おすすめのクレジットカードの組み合わせについて紹介しました。

メインカードとしておすすめのカードは『リクルートカード』です。

サブカードにおすすめのカードは以下の4枚です。

多くの方がクレジットカードを2枚以上保有し、そのメリットを実感しています。

あなたもクレジットカードを組み合わせ、より効率的にクレジットカードを使いましょう。

あなたがクレジットカードをうまく組み合わせてお得に使えることを祈っています。