「JCBとアメックス、どちらのカードを作ったらいいの」と悩んでいませんか。
JCBとアメックスはそれぞれ国際ブランドと呼ばれ、クレジットカードで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供しています。
この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、JCBとアメックスの詳細とそのおすすめカードについて以下の流れで紹介をしていきます。
この記事を読むことであなたにとってJCBとアメックスのどちらがいいのかが分かり、あなたに合ったクレジットカードが必ず見つかります。
1. JCBとアメックスの国際ブランド徹底解説
まず、JCBとアメックスとは何なのかについて紹介します。JCBとアメックスは世界で7つあるクレジットカードの国際ブランドのうちの1つです。
国際ブランドとはお店やオンラインショップで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社を指します。
この章では以下の流れで国際ブランドについて解説をし、JCBとアメックスについて比較をします。
- 国内利用なら最もお得なJCB
- 海外でも利用したい方におすすめのアメックス
どちらの方がおすすめかについて、簡単に説明すると以下の通りです。
- JCB:日本国内では最も利用可能な店舗数が多いが、海外では利用可能地域が限定されます。日本での利用が中心な方におすすめです。
- アメックス:海外によく行く向けの特典が多いので海外旅行に行く方におすすめです。また、ステータスも非常に高いブランドなのでステータス性を求める方にもおすすめです。
ロゴ | 会員数 | 加盟店舗数 | シェア率 | ポイント | 代表的なカード | |
JCB | ○ | 国内◎
国外△ | 5位 | 国内加盟店数トップクラス | 『JCBカード S』 | |
アメックス | ○ | 国内◎
国外○ | 4位 | ステータスの高い国際ブランド | 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 |
また、JCB、アメックスはどちらも保有者向けのサービスが非常に充実しており、「T&E(Travel & Entertainment)カードブランド」と呼ばれることもあります。
JCBとアメックスはサービスに長けたクレジットカードですが、利用可能地域がVISAやMastercard(マスターカード)と比較すると狭いため、世界中での利用が不安という方はVISAかマスターカードも作ることをおすすめします。
VISAとマスターカードが気になる方は『VISAとマスターカードを徹底比較!おすすめカード10選』にそれぞれ国際ブランドの詳細とおすすめクレジットカードがあるので参考にしてください。
注意事項
JCBとアメックスのカードに加えて、VISAかマスターカードを作る際に2枚同時に作るのは避けましょう。
短期間に複数枚を申し込むとカード会社からはお金に困っている人ではと怪しまれて、審査に落ちる可能性が増えます。
申し込む人の職業や年収などの“属性”によって審査に通りやすくなる枚数は異なりますが、当ページでは6ヶ月に2枚以内の申し込みを推奨しています。
1-1. 国内利用なら最もお得なJCB
JCBのカードは海外での利用に不安はあるもの国内で利用できるお店が一番多いので、国内の利用が中心の方におすすめです。
JCBのプロパーカードと提携カード
JCBは日本唯一の国際ブランドです。JCBのクレジットカードには大きく分けて以下の2種類があります。
- プロパーカード:JCBの国際ブランドが自社で発行しているクレジットカード
- 提携カード:JCBと提携し、JCBのライセンスを借りて発行しているクレジットカード
特徴はそれぞれ以下の通りです。
年会費無料のクレジットカードを探すならば、JCBの提携カードから探すことをおすすめします。
JCBのプロパーカード
JCBのプロパーカードはJCBオリジナルシリーズと呼ばれ、様々な特典が付帯します。
例えばJCBはディズニーリゾートとの提携に力を入れており、他のカード発行会社から発行されているクレジットカードではあり得ないようなディズニー関連のサービスを取り扱っています。
そのほかにもJCBのプロパーカードは通常0.5%のポイント還元率ですが以下の店舗ではポイントがお得になります。
- セブン-イレブン:ポイント3倍
- スターバックス(Starbucks eGift)の購入分:ポイント20倍
- Amazon.co.jp:ポイント3倍以上
- 昭和シェル石油:ポイント2倍
JCBのプロパーカードで完全年会費無料のクレジットカードは次の5枚です。
カード名 | 申し込み資格 | 特徴 |
『JCB CARD W』 | 39歳以下 | 基本ポイント還元率1% |
『JCB CARD W plusL』 | 39歳以下 | 基本ポイント還元率1%。女性向けサービスが豊富 |
『JCBカード S』 | 18歳以上 | クラブオフやスマートフォン保険が付く |
『JCB LINDA』 | 18歳以上 | 女性向けサービスが豊富 |
『JCB CARD R』 | 18歳以上 | 最高ポイント還元率2%。リボ払い専用カード |
最もスタンダードな『JCBカード S』は無条件で年会費永年無料なので、大手発行の安心感とJCBオリジナルシリーズの特典が欲しい方におすすめです。
しかし、審査は他の提携カードと比較すると若干難しくなっています。
JCBの提携カード
JCBからJCBのライセンスを借りて、各発行会社が発行しているクレジットカードで、カードの種類も非常に多いです。
そのため、年会費、特典、審査基準もカードの発行会社によって違います。JCBのプロパーカードは基本的なポイント還元率が0.5%でしたが、提携カードの中にはポイント還元率が1%以上のものも多くあります。
また、プロパーカードの場合、ほとんどのクレジットカードで年会費が必要ですが、提携カードであれば年会費無料のカードも数多くあります。
Apple Payへの対応
JCBはApple Payを制限なく使えます。
Apple Payとは交通系電子マネーや自分のクレジットカード情報をiPhoneに取り込み、交通機関の利用やお店やネットでの決済がキャッシュレスで簡単にできるサービスです。
出典:Apple
Apple Payに対応している主なJCBは以下の通りです。
JCBのデメリット
JCBは世界的な知名度はまだまだ低く、世界シェア率も5位なので海外では使えないことがあります。しかし、ここ数年でアジアをはじめ米国でも利用できるお店が増えてきました。
理由としてはアメックス、Diners Club、銀聯、Discoverとの業務提携が大きいです。この提携によって双方のカードリーダーでどちらのクレジットカードも読み取れるようになったからです。
また、海外でのキャッシングに関しても、Mastercard同様にCirrusのマークがあるところではキャッシングを行えます。
さらに最近では「たびらば」で、JCB会員だけのサービスを紹介したり、会員限定のチケット先行販売や割引チケットがあったり、JCB保険サービスが付帯していたりします。
1-2. 海外によく行く方とステータスを求める方におすすめのアメックス
アメックスは海外旅行時など最も高いサービスを受けることの出来る国際ブランドのうちの1つなので、海外によく行く方で高いサービスとステータスを求める方におすすめです。
アメックスのプロパーカードと提携カード
アメックスは世界的にもステータスの高い国際ブランドです。
アメックスのクレジットカードにも大きく分けて以下の2種類があります。
- プロパーカード:アメックスの国際ブランドが自社で発行しているクレジットカード
- 提携カード:アメックスと提携し、アメックスのライセンスを借りて発行しているカード
年会費無料のクレジットカードを探すならば、アメックスの提携カードから探すことをおすすめします。
アメックスのプロパーカード
アメックスは世界中どこでも通用する愛称となっています。最大の特徴としては保有することのステータスの高さが挙げられます。
ステータスが高いということは所持している人の信用度が高いことの間接的な証明となります。特に海外ではツアー以外でホテルに宿泊する際にクレジットカードの提示を求められることが多々ありますが、その手続きも円滑に進みます。
参考までに以下に各カードの信用度を載せておきます。あくまでもアメリカでの対応基準です。
ステータス | 国際ブランド |
S | アメックス |
AA | ダイナース |
A | VISA・Mastercard |
B | JCB・DISCOVER |
C | 銀聯 |
上記のように最上級のステータスの証明になるアメックスですが、アメックスのプロパーカードには種類があります。
カード名 | 年会費(税込) | ステータス |
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 | 月会費1,100円 | やや高い |
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 | 39,600円 | 高い |
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 | 165,000円 | 非常に高い |
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 | 550,000円 | 最も高い |
一番年会費の低い、『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』でもJCBなどのゴールドと同等程度のステータスやサービスです。
また、『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』は日本でも推定8,000人ほどしか保有者がいなく、世界で最もステータスの高いクレジットカードとされています。
さらに、アメックスにプロパーカードは上記のようにステータスが高いだけでなく、提供されるサービスは一味違います。以下に一例を挙げておきます。
- リターン・プロテクション:カードで購入した商品の返品を購入店が受け付けない場合など適用条件を満たし、購入日から90日以内ならばアメックスに商品を返却することで、購入金額の全額を払い戻ししてもらえます。
- ショッピング・プロテクション:カードで購入した商品の破損や盗難の損害を購入日から90日以内の間ならば、年間最高500万円まで補償してもらえます。
- オンライン・プロテクション:インターネットのWebサービスでのカードの不正使用による損害を全額アメックスが保証してくれます。
またセンチュリオン・カードは招待制となっており、実質プラチナカード保有が条件の上、カードの年間利用金額が最低でも1,000万円以上を数年続けなければ招待は来ません。
その分サービスは優れており、代表的なものを挙げると、専任のコンシェルジュサービスがつきます。
一年中いつでも対応する秘書的な機能です。以下にコンシェルジュサービスとして実際にあった一例を紹介します。
- 急な出張でホテルに空きがない場合、コンシェルジュに相談すると部屋を確保してくれる可能性がある
- 旅行先でカードを紛失した際にホテルまで数時間で新しいカードを届けてくれる
アメックスのコンシェルジュサービスはよほどの無理難題でない限り、NOとは言われないサービスとも言われています。
アメックスの提携カード
JCBなどと同様にアメックスにも提携カードはありますが、アメックスとしてのステータスの高さやサービスの豊富さなどはプロパーカードに比べるとやや劣る傾向にあります。
ただ、セゾンカードやエムアイカード(三越・伊勢丹グループ)など一部のカード会社では、利用促進のためキャッシュバックなどのキャンペーンを積極的に行なっています。
さらに、年会費無料のクレジットカードも多く発行されています。
Apple Payへの対応
アメックスカードもJCB同様、Apple Payを制限なく使えます。
Apple Payに対応している主なアメックスはアメックスのプロパーカードです(提携カードの一部は対象外となることがあります)
AMERICAN EXPRESSのデメリット
VISAやMastercardに比べると、世界シェア率は4位なので利用できないことが多いです。
しかし、最近ではJCBと提携したことで日本国内での利用に困ることは少ないです。
ただし、以下のようにアメックスは加盟店が店頭でカードを利用できるようにするためにアメックスに支払う手数料が高いです。
- VISA・Mastercard:2~3%
- JCB:3~4%
- DinersClub: 4~5%
- AMERICAN EXPRESS: 5%以上
そのため、アメックス、DinersClubを利用するとお店側からもVISA・Mastercardはないかと聞かれることもあります。
この章ではJCBとアメックスそれぞれについての紹介を行いました。
次章では、結局どちらを持つべきなのかということを、同じくらいのステータスと年会費の『JCBゴールド』と『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』を比較して、紹介していきます。
2. JCBとアメックスの主要クレジットカード徹底比較
前章にてアメックスとJCBそれぞれの詳細を紹介しました。
この章ではより具体的な違いを比較するために、よく迷う方の多い『JCBゴールド』と同等のステータスを持つ『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』で各項目ごとに比較します。
前章を読んでもアメックスとJCBどちらが良いか迷っている方は、この章を読むことでどちらのクレジットカードを持つべきかきちんと決めることができます。
以下は『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』と『JCBゴールド』の比較一覧表です。
カード名 | 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 | 『JCBゴールド』 |
年会費(税込) | 月会費1,100円 (年13,200円) | 11,000円 |
基本ポイント還元率 | 0.33〜1% | 0.5% |
マイル還元率 | 0.5〜1% | 0.3〜0.48% |
ポイント有効期間 | 実質無期限 | 3年 |
利用限度額 | 一定の可能枠設定なし | 限度あり |
海外旅行保険 | ○ | ◎ |
国内旅行保険 | ○ | ◎ |
航空機遅延保険 | ー | ◎ |
上記の結果から、海外への旅行を中心に幅広い特典を利用したいなら『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』の方がお得ですが、国内での利用や保険を重視するなら『JCBゴールド』の方がお得です。
また、その他にもカードの券面デザインやあなたが将来どういったクレジットカードを持ちたいのかで決めることもできます。
これらよりもさらに高いステータスの高いカードはカードを使い続けて、カード会社から招待をもらう必要があります。さらに高いステータスカードを目指す方は以下を参考にしましょう。
- JCB:ディズニー関連の特典が豊富です。
- アメックス:最高級のサービスとステータスを求めるならば、アメックスのステータスカードを目指すことをおすすめします
次章からはそれぞれのプロパーカードを紹介します。
3. おすすめの「JCBプロパーカード」8選
この章ではおすすめの「JCBのプロパーカード」を紹介します。
JCBプロパーカード独自のサービスが受けたい方におすすめです。
- 39歳以下高還元率カード『JCB CARD W』『JCB CARD W plusL』:年会費無料
- 年会費永年無料の一般カード『JCBカード S』:年会費永年無料
- 女性向け『JCB LINDA』:年会費無料
- 20代向けゴールドカード『JCB GOLD EXTAGE』:年会費初年度無料、次年度以降3,300円(税込)
- ステータスカード『JCBゴールド』:年会費オンライン入会申込の場合初年度無料、次年度以降11,000円(税込)
- 招待不要で申し込めるプラチナカード『JCBプラチナ』:年会費27,500円(税込)
- JCBでステータス最高峰『JCB ザ・クラス』:年会費55,000円(税込)
この章を読むことで「JCBカード」を検討している方はどのクレジットカードを選ぶべきかがわかります。
JCBの提携カードにも興味がある方は「JCBおすすめカード10選|あなたにベストな1枚が見つかる」を参考にしてください。
39歳以下高還元率カード『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』
『JCB CARD W』『JCB CARD W plusL』は39歳以下の人が作れるJCBが直接発行している年会費永年無料でポイント還元率1.0%〜10.5%のクレジットカードです。
また、JCBオリジナルシリーズ優待店に指定されている下記のような店舗では最高10.5%のポイントが還元されます。
- スターバックス(Starbucks eGift)の購入分:10.5%
- セブン-イレブン:2%
- Amazon:2%
以上のようにスターバックスやセブンイレブン、Amazonでの買い物が多い方には特におすすめのクレジットカードです。
※『JCB CARD W plus L』は女性向けサービスが豊富なカードです。
『JCB CARD W』『JCB CARD W plus L』公式ページ:
年会費永年無料の一般カード『JCBカード S』
『JCBカード S』は日本で唯一の国際ブランドJCBが自社で発行するクレジットカードです。JCBは知名度が非常に高く日本で最もカード会員数が多いです。
年会費永年無料でポイント還元率は0.5%ですが、JCBオリジナルシリーズのクレジットカードなので以下の店舗でポイントがお得になります。
- セブン-イレブン:ポイント3倍
- スターバックス(Starbucks eGift)の購入分:ポイント20倍
- Amazon.co.jp:ポイント3倍以上
- 昭和シェル石油:ポイント2倍
さらに、不定期で開催される「JCBポイントアップ祭」では、コンビニ・スーパーなど対象店での利用で最大+10倍のポイントがもらえるため、高還元率になりやすいです。
「JCBカード S 優待 クラブオフ」も国内外20万ヵ所以上の割引優待*が受けられたり、年間最大3万円※までのディスプレイ破損(画面割れ)に特化した「JCBスマートフォン保険」が付きます。
*掲載されている優待内容については、予告なく変更となる場合がございます。
※自己負担額1万円の適用があります。
大手発行の安心感を重視して、JCBを長く使い続けたい方におすすめです。
『JCBカード S』公式ページ:
女性向け『JCB LINDA』
『JCB LINDA』は3種類ある可愛いデザインのクレジットカードを選べます。年会費は無料で基本的なポイント還元率は0.5%です。
このカードはデザインの可愛さだけでなく、貯まったポイントはドライヤーなどの女性にとって嬉しい商品と交換可能です。
その他にも様々な参加企業から提供される特典や商品が当たるキャンペーンを毎月開催しています。
出典:JCB
また、他のJCBカード同様海外旅行保険やショッピング保険も付帯します。
さらに『JCB LINDA』の保有者限定で入会できる、選べる女性保険「お守リンダ」は女性特定がん限定手術保険など女性にとって非常に嬉しい内容となっています。
『JCB LINDA』公式ページ:
20代向けゴールドカード『JCB GOLD EXTAGE』
『JCB GOLD EXTAGE』は20代向けのゴールドカードです。20歳以上29歳以下の方が作ることができ、『JCB GOLD EXTAGE』の初回更新時(5年後)、審査のうえ自動的に『JCBゴールド』へ切り替えとなります。
初年度の年会費はオンライン入会申込の場合無料で、翌年以降もスマリボに登録の上年1回以上利用で無料にできます(通常税込3,300円)。主な特典としては国内の主要空港内に加え、ハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港内の空港ラウンジが年中無休・無料で利用することができます。
また、ショッピング保険も最高200万円(海外国内)まで補償してもらえるなど保険内容も申し分なく、将来『JCBゴールド』を持ちたいと考えている方におすすめのカードです。
『JCB GOLD EXTAGE』公式ページ:
ステータスカード『JCBゴールド』
『JCBゴールド』はステータスが高く、誰に見られても恥ずかしくないゴールドカードです。
初年度の年会費は無料で、翌年以降もスマリボに登録の上年1回以上利用で5,000円(税込)のキャッシュバックを受けられます(通常税込11,000円)。
主な特典として下記のように国内外を問わず、グルメや健康など幅広いです。
- 通話料無料のゴールド会員専用デスク
- 名門コースでゴルフ
- 国内の主要空港ラウンジを無料で利用
ワンランク上の『JCBゴールド ザ・プレミア』やそのさらに上の『JCB ザ・クラス』を目指す人には必携の1枚です。
『JCBゴールド』公式ページ:
招待不要で申し込めるプラチナカード:『JCBプラチナ』
『JCBプラチナ』はJCB発行で最高峰の招待なしで申し込める年会費27,500円(税込)のプラチナカードです。
業界でも最高クラスの評判を誇る非常に質の高いコンシェルジュサービス、プライオリティ・パス、一部高級レストラン2名以上予約時1名分無料など多くのサービスが付帯しています。
JCBのプロパーカードで、現在最も『JCB ザ・クラス』へのインビテーション(招待)を受けやすいクレジットカードです。
『JCBプラチナ』公式ページ:
JCBでステータス最高峰:『JCB ザ・クラス』
『JCB ザ・クラス』はJCBブランド最高峰のブラックカードです。入会するには招待が必要となっており、選ばれた方のみ所有する事ができるクレジットカードです。
ステータスが高く、以下のような特典やメリットがあります。
- 「東京ディズニーリゾート・パークチケットとギフトカード」「USJ スタジオ・パスとギフトカード」など約2万5千円相当の特典が年に1度もらえる
- コンシェルジュサービスの対応がいい
2019年3月6日追記:
2019年をもってディズニーランドの会員制レストラン「クラブ33」に入れる特典は終了しました(※口コミ情報に基づく)
手荷物無料宅配サービスが付きませんが、基本的にはサービス、ステータスともに申し分ないです。
招待を受けるためには『JCBゴールド』または『JCBプラチナ』を持って年100万円以上、累計で1,000万円〜1,500万円を利用しましょう。
※他のページには直接JCBに連絡をして申し込みをして作れた(通称:突撃)という古い情報が載っていますが、2019年以降突撃での申し込みは原則できなくなっています(2020年以降は信金など金融機関経由の紹介や医師向け優待ページからの申し込みが復活しているようです)
『JCBゴールド』公式ページ:
https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/gold/
『JCBプラチナ』公式ページ:
4. おすすめの「アメックスプロパーカード」4選
この章では4枚の代表的なアメックスプロパーカードについて紹介をします。
先ほども紹介した通りアメックスにも提携カードはありますが、アメックスとしてのステータスの高さはないので、あまりおすすめできません。
ランク | カード名 | 年会費(税込) |
一般 | 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 | 月会費1,100円 |
ゴールド | 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 | 39,600円 |
プラチナ | 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 | 165,000円 |
ブラック | 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 | 550,000円 |
以上が全アメックスのプロパーカード4枚です。
どのカードにするか迷った際は、年会費とサービスのバランスが優れている『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』が最もおすすめです。
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』は月会費1,100円(税込)かかる一般カードですが、他会社のゴールドカード並みのステータスとサービスがあります。
海外旅行保険が最高5,000万円、ショッピング保険も年間最高500万円まで補償してもらます。
他にもリターン・プロテクション(アメックスが返品を引き取ってくれる)、豊富なマイル移行先、年3万円までのスマートフォン保険などがあります。
『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』公式ページ:
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』は年会費が39,600円(税込)かかりますが、年会費以上の特典やサービスを利用できるゴールドカードです。
国内外約250店のレストランにて、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代(最高約25,000円)が無料となる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」を利用できます。
これ以外にも次のような特典があります。
- 飛行機の遅れや海外旅行・コンサートなどのキャンセルに対する保険が付く
- 世界1,400か所以上の空港ラウンジを年2回無料で使える
- 海外旅行保険が最高1億円
その他にも旅行を割引料金で予約できるなどここでは紹介しきれないほど特典が非常に豊富にあり、特に海外へ出張や旅行に行く回数が多ければ年会費の高さは気にならないでしょう。
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-preferred-card/
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』は1993年に日本で最初に発行されたプラチナカードです。
年会費が165,000円(税込)と非常に高いですが、他社のプラチナカードに比べて、特に下記のような点が優れているので、利用する項目が多ければ多いほど年会費以上にメリットが得られます。
そして、「メンバーシップ・リワード・プラス:3,300円(税込)」「メンバーシップ・リワード ANAコース:5,500円(税込)」の年会費が無料なので、対象加盟店の利用ではANAマイル還元率3%にできるなどポイントが貯まりやすい・価値を高くしやすいです。
以前の取得方法は原則インビテーション(招待)のみでしたが、2019年4月5日以降公式ページより直接申し込みができるようになっています。
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/platinum-card/
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』はブラックカードの代名詞とも呼ばれるカードです。世界一のステータスを誇るカードで日本でも推定8,000人ほどしか保有者がいません。
年会費は550,000円(税込)で入会金に550,000円(税込)かかります。また、入会時にはプラスチック製のカードが届きますが、あとでチタン製のカードに交換することができます。
家族カードを無料で発行できるのですが、家族のチタンカードも無料で発行可能です。
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』特有のサービス
以下に『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』特有のサービスを紹介します。
ファイン・ショッピング
国内の提携有名ブランドショップで、営業時間外でも買い物ができます。
国内航空券アッパーシートプログラム
アメックスで国内線航空券を普通運賃で買った場合でも、JALはファーストクラス、ANAはスーパーシートプレミアムに無料で変更してくれます。
VIPエアポートサービス
海外での入出国時にゲートで現地係員が出迎えをしてくれて、入国レーンの通過をサポートしてくれます。
誕生日プレゼント
誕生日の日にプレゼントが送られて来ます。
エアポート送迎サービス(海外)
海外の各空港とホテルの間を車で往復*無料送迎してくれます。
また、海外旅行の際は国内でも往復*無料送迎してくれます。
*2024年2月1日以降サービス内容変更
誕生日プレゼント
誕生日の日にプレゼントが送られて来ます。
メンバーシップ・リワード
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』にもメンバーシップ・リワードと呼ばれるポイントシステムがあります。
そして、このカードの場合はポイント交換商品に「宇宙旅行」や「アルファロメオ」があります。
- 宇宙旅行:2,200万ポイント(22億円のカード利用)で宇宙旅行に行くことができます。
- アルファロメオ:500万ポイント(5億円のカード利用)でアルファロメオと交換可能です。
また、ポイントの有効期限は無期限となっています。
補足:取得方法
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』を保有し、年間1億円前後利用することで招待がくると言われています。
5. まとめ
アメックスとJCBのクレジットカードをご紹介しました。
アメックスとJCBは国際ブランドと呼ばれ、クレジットカードで買い物をする際にカードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供しています。
どちらの方がおすすめかについて簡単に説明すると以下の通りです。
- アメックス:海外によく行く向けの特典が多いので海外旅行に行く方におすすめです。また、世界的に有名なステータスカードなのでステータスを求める方にもおすすめです。
- JCB:日本国内では最も利用可能な店舗数が多いが、海外では利用可能地域が限定されます。日本での利用が中心な方におすすめです。
ただし、アメックスとJCBだけでは世界各国での利用が不安という方はVISAかマスターカードも作ることをおすすめします。
VISAとマスターカードが気になる方は『VISAとマスターカードを徹底比較!おすすめカード10選』にそれぞれ国際ブランドの詳細とおすすめクレジットカードがあるので参考にしてください。
おすすめの「JCBプロパーカード」
JCBプロパーカード独自のサービスを受けたい方におすすめです。
- 39歳以下高還元率カード『JCB CARD W』『JCB CARD W plusL』:年会費無料
- 年会費永年無料の一般カード『JCBカード S』:年会費永年無料
- 女性向け『JCB LINDA』:年会費無料
- 20代向けゴールドカード『JCB GOLD EXTAGE』:年会費初年度無料、次年度以降3,300円(税込)
- ステータスカード『JCBゴールド』:年会費オンライン入会申込の場合初年度無料、次年度以降11,000円(税込)
- 招待不要で申し込めるプラチナカード『JCBプラチナ』:年会費27,500円(税込)
- JCBでステータス最高峰『JCB ザ・クラス』:年会費55,000円(税込)
おすすめの「アメックスプロパーカード」
ランク | カード名 | 年会費(税込) |
一般 | 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 | 月会費1,100円 |
ゴールド | 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 | 39,600円 |
プラチナ | 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 | 165,000円 |
ブラック | 『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 | 550,000円 |
以上がアメックスとJCBのクレジットカードです。
あなたのライフスタイルに合ったアメックスかJCBのクレジットカードを利用して、今よりも便利な生活ができることを祈っています。