世界一わかりやすい『ゴールドカードセゾン』解説｜あなたにベストな1枚かわかる！

『ゴールドカードセゾン』を申し込むべきか迷っていませんか？

9千枚のクレジットカードと比較した結果、「ポイント還元率が低い」などデメリットが多いため、おすすめではありません。

西武グループの利用が多い人以外は、他にもっとおすすめのカードがあるのでそちらをおすすめします。

このページでは、大手カード会社に3社勤務した経験を活かして『ゴールドカードセゾン』について以下の流れで全てご紹介します。

1. ゴールドカードセゾン総評
2. ゴールドカードセゾンの2つのメリット
3. ゴールドカードセゾンの3つのデメリット
4. ゴールドカードセゾンはこんな人が使うべき
5. 申し込みの際の2つの注意点

全て読んでいただければ『ゴールドカードセゾン』に関するメリット・デメリットだけでなく、おすすめカードもご紹介もしていますので、あなたが本当に選ぶべきクレジットカードかどうかがわかるでしょう。

1. ゴールドカードセゾン総評

『ゴールドカードセゾン』の特徴をまとめると以下のようになり、基本的にはあまりおすすめしませんが、西武グループの利用が多い人にだけ良いゴールドカードと言えます。

1-1. クレジットカード全体としての評価

クレジットカードの良し悪しを判断する評価として「ポイント還元率」「年会費」「ポイントの交換先」「電子マネーチャージ」「保険金額」の5つを挙げています。

当サイトの基準で5つの項目を数値化しました。数字が大きいほと、利用者にとって使いやすいカードで、『ゴールドカードセゾン』は下図のようになりました。

1-2. ゴールドカードとしての評価

続いて、ゴールドカードとして『ゴールドカードセゾン』はどうなのかを、「ステータス」「サポートサービス」「優待」で分析しました。

『ゴールドカードセゾン』はゴールドカードとしても以下のように使う人を選ぶ平均的な性能のカードです。

※最も良い評価をS、最も悪い評価をDとする5段階で評価しています

1-3. その他のカードの評価

その他のカードの評価は以下のようになります。

※最も良い評価をS、最も悪い評価をDとする5段階で評価しています

2. ゴールドカードセゾンの2つのメリット

『ゴールドカードセゾン』は下記の2つのメリットがあります。

• 西武グループの提携企業や施設で割引・優待を受けられる
• 5つの電子マネーへのチャージや利用でポイントを貯められる

2-1. 西武グループの提携企業や施設で割引・優待を受けられる

『ゴールドカードセゾン』はいくつかの特典があります。

あなたの普段の生活の中でその特典が自然と使えるならとても良いカードになるでしょう。

永久不滅ポイント優遇サービス

西武／ロフト／ザ・ガーデン 自由が丘／パルコ／無印良品各店で『ゴールドカードセゾン』を利用すると、永久不滅ポイントがいつでも通常の2倍（1,000円ごとに2ポイント）たまります。

出典：ゴールドカードセゾン

あなたが上でご紹介したお店での買い物が多いなら、ポイントがたくさんたまってお得でしょう。

提携企業の利用で5〜20％割引

提携している企業で、カードで支払いをすることで5〜20％の割引を受けられます。

宿泊やレジャーを優待料金で利用

宿泊やレジャーに関する下記の2つのサービスを優待価格で利用できます。

• コンラッド東京、ザ・ペニンシュラ東京のような超一流の国内ホテル｜特別料金設定の客室の利用
• 出光美術館｜入館料200円割引

セゾンカードの特典

その他セゾンカードの特典を受けられます。

さらに、ALSOKの企業警備の実績に裏付けされた高品質なサービスを、下図の優待価格で家庭へも提供されます。

出典：ゴールドカードセゾン

2-2. 5つの電子マネーへのチャージや利用でポイントを貯められる

電子マネーへのチャージや利用金額に対して、還元率0.5％で永久不滅ポイントは下の表のように付きます。

nanacoはクレジットカードの利用でnanacoポイントが貯まる

nanacoだけは上でご紹介した4つの電子マネーとは違ったルールでポイントが付きます。

1. 自分の持っているnanacoカードをNetアンサーから「nanacoポイント」が貯まるサービスに事前登録をする
2. セブン-イレブンで『ゴールドカードセゾン』を利用する
3. 「永久不滅ポイント」の他に、利用金額100円（税込）につき1ポイントnanacoカードにも自動的に「nanacoポイント」が貯まります

出典：セゾンカード

電子マネーへチャージしたり利用することで、電子マネーのポイントの他に『ゴールドカードセゾン』のポイントも貯まるので、2重にお得になります。

また、QUICPayのように割引やキャッシュバックキャンペーンをしている電子マネーを積極的に利用することでさらにお得になるでしょう。

3. ゴールドカードセゾンの3つのデメリット

この章では逆に『ゴールドカードセゾン』のデメリットを3つ挙げていきます。

• ポイント還元率が低い
• カードに付く保険の条件が良くない
• 一部の便利なサービスを使うためには追加のカードが必要

3-1. ポイント還元率が低い

普段の利用はポイント還元率が0.5％と低いです。

ゴールドカードのように年会費が高いクレジットカードであっても、ポイント還元率が高くなる訳ではありません。

ゴールドカードで高いポイント還元率を求めるなら、次の2枚をおすすめします。

3-2. カードに付く保険の条件が良くない

他のゴールドカードに比べて、カードに付いている保険の条件があまり良くありません。

カードに付いている保険の条件の比較（海外旅行保険）

海外で航空機遅延費用と航空機寄託手荷物遅延費用の保険と家族特約が付くのは良いです。

しかし、その他の金額が低くメインカードとして使うのには不安です。

最も重視すべき傷害・疾病治療がわずか100万円では海外で病気や怪我をした時に高額な医療費を払えません。

同じ年会費の『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』なら300万円と平均以上の金額ですのでおすすめです。

カードに付いている保険の条件の比較（国内旅行保険・ショッピング保険）

家族特約が付くのは良いです。

しかし、利用付帯で金額が低くて保険責任期間が30日と短く、ショッピング保険の自己負担額が実質1万円なのでメインカードとして使うのには不安です。

利用付帯とは

そのカードで支払いをすることで保険が適用される条件のことです。上記で言うと、国内旅行に関する移動費・交通費・ホテル代などを支払いをすることが条件となります。

保険の内容を重視するのであれば、同じ年会費の『JCBゴールド』が非常に手厚いのでおすすめです。

3-3. 一部の便利なサービスを使うためには追加のカードが必要

空港のラウンジを無料で利用したい、海外での利用でポイントをお得に貯めたいなど一部の便利なサービスを使うためには、『ゴールドカードセゾン』を持っている人だけが追加発行できる『セゾンゴールド･アソシエ･アメリカン･エキスプレス･カード』が必要になります。

出典：セゾンカード

年会費が2,200円（税込）かかり、下記のような特徴があります。

• 国内の利用でポイントが1.5倍、海外の利用で2倍貯まる
• 国内空港のラウンジとダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジを無料で利用できる

しかし、カードを2枚持たなければならない煩わしさとサービス内容を考えると、『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』なら1枚持つだけで『ゴールドカードセゾン』以上のサービスがあり、年会費も11,000円（税込）なので便利です。

4. ゴールドカードセゾンはこんな人が使うべき

これまでご紹介してきた特徴を元に、『ゴールドカードセゾン』を使うべき人は以下のような人です。

• セゾンが発行しているゴールドカードでシンプルな券面でVISA・Mastercard・JCBを使いたい人

同じ年会費でより良いサービスを使いたいのであれば『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』がおすすめ

『ゴールドカードセゾン』も決して悪いカードではありませんが、年会費と使える優待・特典のバランスを考えるとやや物足りなさを感じてしまいます。

他のゴールドカードなら1枚で利用できる空港ラウンジサービスを2枚持たないと使えないなど使い勝手の面でもあまり良いとは言えません。

『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』であれば、同じセゾンのゴールドカードであり使える優待や特典が似ているだけでなく、それ以上に多くのサービスが受けられ年会費も同じ1.1万円なのでおすすめです。

5. 申し込みの際の2つの注意点

申し込みをする際には以下の注意点を確認してから申し込みましょう。

• ブランドの選択
• キャッシング枠

この2つの注意点をあまり考えずにカードの申し込みをしてしまい、カードが発行されなかったり発行した後に後悔する例があります。

申し込みをする際には以下の点を注意してください。

5-1. ブランドの選択

『ゴールドカードセゾン』はJCB・VISA・Mastercardの3つのブランドから選べます。「どれを選んでもそんなに変わらない」と適当に決めようとしていませんか。

実はブランドによって使えるサービスが異なりますので、知らずに選択をすると後悔するでしょう。

ブランドによって異なるサービス

ブランド別に使えるサービスを下の表にまとめました。

特にこだわりがなければあなたが今持っていないブランド、もしくはVISAかMastercardでの発行をおすすめします。

なぜなら『ゴールドカードセゾン』は上記のようにJCBで持つメリットが特にないからです。

VISAかMastercardは国際線の利用が多い人にお得になるサービスが多く、手荷物を帰国時に1個500円で送れるのは安くて便利です。

また、この2社は世界で広く対応しているため、海外で利用する場合でも困ることはありません。

5-2. 必要が無ければキャッシング枠は申し込まない

普段利用する予定がない場合は原則としてキャッシング枠は0にして申し込みましょう。

なぜなら、総量規制という法律で個人がお金を借りられる枠の基準が定められていて、その枠の中にクレジットカードのキャッシング枠も含まれるからです。

総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。

引用：日本賃金業協会・総量規制とは

キャッシング枠を不必要に多くして申し込むと、カードの発行会社は「この人はお金に困っている人なのかな」と判断して、カードが発行されない恐れがあります。

もしカードの発行を否決されると、あなたが否決されたという記録は専門の信用機関に半年間残ってしまうため、各クレジットカード会社や金融機関などにも共有されるため、他のカードを発行する時に不利になります。

必要時は1〜2枚のカードに年収の1/3以下の金額で申し込む

ただ、海外の旅行先やメインのカードとして日常生活の中でキャッシングを使いたいこともあるでしょう。

その場合は、自分の持っている1〜2枚のカードに合計で年収の1/3以下の金額にして申し込むと、総量規制の基準に引っかからずカードが発行されやすいです。

6. まとめ

『ゴールドカードセゾン』に関して、メリット・デメリット、口コミを交えた実際の使い勝手まで解説しました。

『ゴールドカードセゾン』は西武グループの利用が多い人にはお得になる1枚です。

年会費が2,200円かかる『セゾンゴールド･アソシエ･アメリカン･エキスプレス･カード』を別に作らないと空港ラウンジが無料で利用できなかったり、ポイント還元率が変わるなど変わったルールがあるので使いこなすのがやや難しいカードです。

同様のサービスを1枚で利用したいなら『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』を選んだ方が年会費11,000円（税込）の負担だけで、優待などの条件もさらに良いのでおすすめです。

お得なクレジットカードを使うことで、あなたの生活がより豊かで便利になることを祈っています。

カード詳細情報

この章では、現在できる限り情報を収集した上で、『ゴールドカードセゾン』についての詳細情報を表にまとめました。

上記でご紹介した他にカードについて細かい情報を知りたい人だけお読みください。

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