Suicaをクレジットカードでチャージ(入金)して使いたいと考えていますね。
Suicaはクレジットカードと組み合わせて使うことで、次のようなメリットがあります。
- チャージした金額分のクレジットカードのポイントがもらえる
- 設定をしておくと残りが少ない時にオートチャージ(自動で入金)してくれる
しかし、選ぶクレジットカードによってはチャージしてもポイントが付かなかったり、年会費を余分に払わないと使えなかったり、オートチャージを利用できないことがあります。
このページでは5つのタイプがあるSuicaを、最もお得に使えるクレジットカードについて、以下の流れでご紹介します。
このページを読んで頂くことで、Suicaをより便利に使えてあなたに合う最もお得に使えるクレジットカードがわかります。
0. Suicaを使うクレジットカードは選び方が重要
クレジットカードと結びつくSuicaには下記の4つのタイプがあります。
これらのタイプに加えて、2018年5月24日よりGoogle PayでもSuicaに対応が開始となりました。
しかし、使うSuicaのタイプや選ぶクレジットカードによっては、チャージしようとすると次のような制限を受けることがあります。
- チャージができない
- チャージができてもポイントがもらえない
そのため、制限を気にせずSuicaへお得にチャージしたいなら、クレジットカードの選び方に慎重になる必要があります。
そして、上記5つのタイプのどれを使ってもしっかりチャージができて、最もお得に使えるカードをまずは1章でご紹介します。
1. 迷ったらコレ!Suicaを絶対お得に使えるクレジットカード
『ビックカメラSuicaカード』は、どのタイプのSuicaでもお得にチャージができる最もオススメのクレジットカードです。
モバイルSuicaやApple PayのSuica、Google PayのSuicaが使いたくなった時も、そのまま使い続けられる万能性があり迷わずに済むのでおすすめです。
さらに、私は以下の2つの理由からSuicaをクレジットカードで使いたい全ての人が『ビックカメラSuicaカード』を使うべきだと考えています。
- ビューカードである
- 年会費実質無料で使える
メリットの内容について、下記で詳しく説明していきます。
1-1. ビューカードである
『ビックカメラSuicaカード』は、JR東日本グループが発行している、Suicaを便利に使えるクレジットカードである「ビューカード」の1つです。
ビューカードには、他のクレジットカードでは使えない次の3つの機能や特長があります。
- カードのSuica(一体型Suicaも含む)へのチャージができる
- モバイルSuicaのチャージやオートチャージでポイントが1.5%分もらえる
- オートチャージの機能が使える
カードのSuica(一体型Suicaも含む)へのチャージができる
ビューカードは、1枚でクレジットカードとSuicaの両方の機能を使うことができます。
そして、カードのSuica(一体型Suicaも含む)へのチャージは、以下のようにビューカードだけができます。
ビューカード以外のクレジットカードでは、カードのSuicaへはチャージをすることができません。
モバイルSuicaのチャージやオートチャージでポイントが1.5%分もらえる
ビューカードでモバイルSuicaにチャージすると、1.5%分のポイントがもらえます。
その他に、下記のような商品に利用しても1.5%分もらえます。
- モバイルSuicaチャージ(Apple PayのSuica、Google PayのSuica、Mizuho Suica、ウェアラブルデバイスのSuicaへのチャージも含む)
- オートチャージ
ビューカード以外の他のクレジットカードは、Suicaへチャージしてもポイントが付かないことが多いです。
2021年7月1日以降はきっぷを買うとJRE POINTが最大3%付与など条件が大幅改善!(2021年6月29日追記)
2021年7月1日以降はJR 東日本のVIEW プラス対象商品の購入で一律1.5%相当(利用額 1,000 円 (税込)につき15ポイント)の付与率となっている条件から下表の条件へ大幅改善されます。
利用内容 | 付与率 |
① 「えきねっと」でJR券予約(予約時決済) ② 「モバイルSuica」でモバイルSuicaグリーン券を購入 | 3%※ |
③ 「モバイルSuica」でモバイルSuica定期券を購入 | 3%※ |
④ 「モバイルSuica」にチャージ ⑤ Suicaにオートチャージ | 1.5% |
⑥ ④⑤以外のSuicaへのチャージ ⑦ JR東日本の駅でのビューカードのご利用(上記以外) | 0.5% |
※①えきねっとを利用し新幹線eチケットでチケットレス乗車(予約時決済・指定席)を購入した場合は5%還元となります。(えきねっとの2%ポイントも含む)
②モバイルSuicaでモバイルグリーン券を購入した場合5%還元となります。(鉄道利用のJRE POINT2%ポイントも含む)
出典:JR東日本
「モバイルSuica」でモバイルSuica定期券やモバイルSuicaグリーン券を購入したり、「えきねっと」でJR券予約(予約時決済)する機会が多い方はポイント付与率がより多くなったため、選ぶ理由が増えました。
オートチャージの機能が使える
ビューカードだけがオートチャージ(先に設定をしておくと、Suicaに残っている金額が設定よりも少ない状態で改札に入出場すると、自動で入金される)の機能が使えます。
首都圏のSuica・PASMOエリアなどオートチャージ利用可能エリアなら、Suicaの残りを気にしなくても、改札で止められることなくスムーズに電車に乗れて便利です。
モバイルSuicaやApple PayのSuicaでもオートチャージ機能が使えます。Google PayはモバイルSuicaアプリを利用する必要があります。
1-2. 年会費実質無料で使える
『ビックカメラSuicaカード』は、前年にたった1回カードを利用するだけで年会費を無料にできるので、実質無料で使えるビューカードの1つです。
他の年会費無料のビューカードはイマイチ……
ほとんどのビューカードは年会費がかかるため、ポイントが多くもらえても年会費分は確実に損をしてしまい、お得度が下がります。
年会費無料で使える他のビューカードには、下記のように作れる人に制限があったり、ポイント還元率が低いなどのデメリットがあるのでおすすめできません。
カード名 | デメリット |
『JRE CARD』 | ジェクサー・フィットネスクラブ等JR東日本スポーツが運営する施設の月会費を前年1回以上クレジット払いが必要。 |
『ビュー・スイカ リボカード』 | リボ払い専用カード。月3万円を超える利用でリボ手数料が必ず発生する |
『イオンSuicaカード』 | ポイント還元率が0.25%(400円につき1ポイント)と低い。定期券機能がない |
『横浜バンクカードSuica』 | 横浜銀行の普通預金口座が必要。 ポイント還元率0.5%(1,000円につき1ポイント)と低い。定期券機能がない |
『みずほマイレージクラブカードセゾンSuica』 | みずほ銀行の普通預金口座が必要。 ポイント還元率0.5%(1,000円につき1ポイント)と低い。定期券機能がない |
『ビックカメラSuicaカード』は、面倒な制限や条件がなく年会費を実質無料でビューカードが使えるので、全くビックカメラを使わない人にもおすすめです。
ちなみに、年会費がかかっても、それ以上に提携しているお店やサービスを利用する予定があるなら、次のようなカードを利用してもお得です。
- 『ルミネカード』:ルミネでの買い物が5〜10%OFF。定期券機能付き
- 『JALカードSuica』:JALマイルとビューサンクスポイントが両方たまる
- 『ANA VISA Suicaカード』:年会費を最安826円(税込)にできてSuicaの機能付きANAカードを持てる
1章まとめ
基本的には『ビックカメラSuicaカード』を選んでおけば、どんな使い方であってもSuicaを便利にお得に利用することができます。
年会費(税込) | 無料:初年度、前年に1回以上のカード利用(Suicaへのチャージでも可) 524円:前年に1回もカードを利用しない場合 |
申し込み資格 | 電話連絡のとれる満18歳以上の方(高校生は除く) |
還元率 | 1%:通常利用時(1,000円につき5JRE POINTと0.5%のビックポイント) 1.5%:Suicaへのチャージ・オートチャージ・定期券の購入分など |
『ビックカメラSuicaカード』公式ページ:
しかし、次のような状況ならさらに良いクレジットカードがあるので、次の章からそれを解説していきます。
2. 定期券も1枚にできるおすすめクレジットカード
『ビックカメラSuicaカード』は非常に優れたクレジットカードですが、唯一の欠点として、定期券をクレジットカードと1つにすることができません。
そのため、最も安い年会費負担でSuica・定期券・クレジットカードを1枚にしたい人は『JRE CARD』をおすすめします。
『JRE CARD』
『JRE CARD』は2018年7月2日より発行開始となったビューカードが出している最新のクレジットカードです。
初年度年会費無料、2年目以降も524円(税込)と最も安い年会費負担で定期券機能付きビューカードを使えて、アトレやアトレヴィ・ペリエといった「JRE CARD優待店」の駅ビルを使う人はポイント還元率3.5%となります。
定期券機能が付けられ、年会費無料で使える『ビュー・スイカ リボカード』は3万円を超える利用で必ずリボ手数料がかかるので、おすすめしません。
ビューカードはSuicaへのオートチャージができる唯一のカードで、Suicaへのチャージや定期券を購入時はポイント還元率が1.5%になります。
たまるポイントはJR東日本グループの新しいポイントであるJRE POINTで、有効期限が実質無期限で1ポイントからSuicaに交換ができるようになったなど、非常に使い勝手が良くなっているのも便利でおすすめできる理由の一つです。
年会費(税込) | 無料:初年度、ジェクサー・フィットネスクラブ等JR東日本スポーツが運営する施設の月会費を前年1回以上クレジット払い 524円:2年目以降 |
申し込み資格 | 電話連絡のとれる満18歳以上の方(高校生は除く) |
還元率 | 0.5%:通常利用時(1,000円につき5JRE POINT) 1.5%:Suicaへのチャージ・オートチャージ・定期券の購入分 3.5%:アトレ・アトレヴィでの利用(100円(税抜)ごとに+3JRE POINT) |
『JRE CARD』公式ページ:
3. Apple Pay・Google PayのSuicaチャージで最高2%還元にできるクレジットカード
7以降のiPhoneなどで使えるようになったApple PayのSuicaは、日本で発行されている90%以上のクレジットカードを登録できます。
また、Android 5.0以上で「おサイフケータイ」に対応しているスマートフォンで使えるようになったGoogle PayのSuicaも、多くのクレジットカードを登録できます。
『ビックカメラSuicaカード』もApple PayやGoogle PayのSuicaへのチャージで1.5%のポイントがもらえて十分お得に使えますが、『Vポイントカード Prime』を選べば最高2%のポイントをもらえます。
※『Vポイントカード Prime』はオートチャージが使えないので、オートチャージを使いたい方は『ビックカメラSuicaカード』を選んでおきましょう。
『Vポイントカード Prime』
『Vポイントカード Prime』は実質年会費無料で使えて、通常はポイント還元率1%(100円[税込]につき1ポイント※月間利用金額合計)のクレジットカードです。
下記のようなルートを使うと、Suicaへのチャージで還元率を最高2%にできます。
内訳 | 還元率 |
日曜日にANA Payへチャージ | 1.5% |
ANA PayからSuicaへチャージ | 0.5%のANAマイル |
合計 | 2% |
ANAを全く使わずANAマイルが不要な方も、現在はANA Pay(タッチ払い)で1マイル=1円相当としてチャージできるようになったため、確実に得をします。
オートチャージは使えませんが、Suicaアプリを使うといつでもどこでもチャージができてそんなに困らないので、ポイント還元率を重視する人におすすめです。
年会費(税込) | 無料:初年度、前年1回以上のカード利用 1,375円:前年カード未使用 |
申し込み資格 | 満18歳以上の方(高校生の方を除く) |
還元率 | 1%:通常利用(100円につき1ポイント) 1.5%:日曜日利用時(200円につき3ポイント) |
『Vポイントカード Prime』公式ページ:
4. まとめ
Suicaをお得に使えるクレジットカードについてご紹介しました。
原則として、どのタイプのSuicaもビューカードを利用すると下記のように便利に使えるため、おすすめであることがご理解いただけたかと思います。
- カードのSuica(一体型Suicaも含む)へのチャージができる
- モバイルSuicaのチャージやオートチャージでポイントが1.5%分もらえる
- オートチャージの機能が使える
そんな便利なビューカードの中でも、『ビックカメラSuicaカード』なら実質年会費無料で使えるので最もお得に使えます。
ただし、状況によっては次のようなカードを選んだ方が良いでしょう。
<Suica・定期券・クレジットカードを1枚にしたい>
- 『JRE CARD』:最も安い年会費負担で定期券機能が使えてお得
<Apple PayやGoogle PayのSuicaチャージで最高2%還元が欲しい>
- 『Vポイントカード Prime』:還元率最高2%にできる
この記事でご紹介してきた内容を参考にして、クレジットカードを使ってSuicaをよりお得に便利に使えるようになることを祈ってます。
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