ポイントなど還元率の高いデビットカードおすすめ6選【2023年版】

たくさんポイントが貯まるデビットカードはないかと探していませんか。

デビットカードのポイント還元率は、クレジットカードに比べると低い傾向にありますが、中にはクレジットカードと同等以上の還元率のカードも存在します。

そこで、この記事では大手金融会社3社で勤務した経験がある私がポイントなど還元率の高いデビットカードについて以下の流れで紹介していきます。

  1. 個人向けポイント高還元率デビットカードおすすめ3選
  2. 法人向けポイント高還元率デビットカードおすすめ3選

数は少ないですが、クレジットカードに匹敵するような高いポイント還元率のデビットカードは存在します。

この記事を読むことであなたのライフスタイルに合ったポイントがたくさんもらえるなど還元率の高いデビットカードを選べるようになります。

1. 個人向けポイント高還元率デビットカードおすすめ3選

まずは現在112枚ある個人向けデビットカードの中からポイントなどの還元率が高く、おすすめなカードを3枚ご紹介します。

ポイントなどの還元率が高めなデビットカードは下表の通りです。

カード名発行銀行ポイント還元率年会費(税込)
リクルートポイント付きVisaデビットカードスルガ銀行0.8%無料
Sony Bank WALLET(Visaデビット付キャッシュカード)ソニー銀行0.5%~2%※無料
タカシマヤプラチナデビットカード3%〜11%※※33,000円
楽天銀行デビットカード(JCB)楽天銀行1%無料
楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
カード名発行銀行ポイント還元率年会費(税込)
楽天銀行シルバー デビットカード(Visa)楽天銀行1%2,200円
楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)5,500円
デビットカード(Mastercard)住信SBIネット銀行0.8%無料
デビット付きキャッシュカード』(JCB)セブン銀行0.5%~1%無料
Visaデビット付キャッシュカードGMOあおぞらネット銀行0.3%~1.2%※無料
Mastercardプラチナデビットカード0.5%~1.2%※3,300円

※ポイントではなくキャッシュバック式の還元

※※+1%のボーナスポイントは年間30,000ポイント、対象利用額上限年間300万円(税込)、海外利用分は対象外など条件があります。

比較の結果、以下の3枚のデビットカードがおすすめです。

  • 『タカシマヤプラチナデビットカード』
  • 『デビットカード(Mastercard)』
  • 『Mastercardプラチナデビットカード』

『タカシマヤプラチナデビットカード』

タカシマヤプラチナデビットカードの券面(2019年9月版)

タカシマヤプラチナデビットカード』はどこで使っても2%、タカシマヤでの利用では基本10%という高還元率なデビットカードです。

2020年4月1日よりさらに1%のボーナスポイントが付きますが、年間30,000ポイント、対象利用額上限年間300万円(税込)、海外利用分は対象外など条件があります。

また、同日より新規入会の方限定で入会月を含む3ヶ月以内に国内Visa加盟店で30万円以上(税込)を利用すると30,000ポイントをプレゼントされます(上記+1%ボーナスポイントとの重複はなし)

ただし、年会費が33,000円(税込)と高額なためポイントだけで元を取るのは現実的ではなく、VISAプラチナカードのサービスやタカシマヤで下記のようなサービスも利用する方向けです。

  • メンバーズサロンの利用特典
  • 駐車場の優待サービス 最大5時間無料
  • 店内のレストランでドリンクサービスなどの特典
  • タカシマヤで購入した品は自宅まで無料で配送

タカシマヤやソニー銀行をよく利用する方には年会費以上のメリットを受けられるデビットカードと言えます。

また、2019年7月1日より空港ラウンジサービス「LoungeKey」が年6回まで実質無料で利用できるようになりました。

『タカシマヤプラチナデビットカード』公式ページ:

https://www.takashimaya.co.jp/store/special/debit/index.html

『デビットカード(Mastercard)』

住信SBIネット銀行 デビットカード(Mastercard)の券面画像

デビットカード(Mastercard)』は2019年4月1日より発行開始された日本初のMastercardブランドのデビットカードです。

基本のポイント還元率が0.8%と高い事に加えて、現金やJALマイルに交換することができるため多くの人にとって使い勝手が良いです。

また、米ドルの支払いが可能(外貨普通預金の米ドルが利用できる)ため、海外でカードを利用する方にとっては使い方次第で為替手数料を安く抑えることができるのもメリットです。

『デビットカード(Mastercard)』公式ページ:

https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/debitcard/mastercard/

『Mastercardプラチナデビットカード』

Mastercardプラチナデビットカードの券面画像

Mastercardプラチナデビットカード』は2022年10月17日より提供開始されたGMOあおぞらネット銀行が発行するMastercardブランドが付いたデビットカードです(コンタクトレス決済もできます)

年会費3,300円(税込)必要ですが、多くの利用先でキャッシュバック率1.2%となり、現金で還元されます。

ただし、以下の利用先はキャッシュバック率が異なるので、注意してください。

キャッシュバック率0.5%が適用される利用先
  • 税金(所得税および復興特別所得税、消費税および地方消費税、法人税、相続税、贈与税等)
  • 公共料金(電気料金、ガス料金、水道料金、NHK受信料、NTT東西等)
  • 公共サービス利用料(寄付金、公共施設のご利用料金等)
  • 郵便局
  • 農協およびゆうちょ系ホテル(かんぽの宿等)
  • 鉄道(乗車券/特急券/定期券)、バスでのタッチ決済、旅行代金
  • 病院、診療所
  • 農林漁業協同組合
  • アップルストア(対面店/オンライン)

『Mastercardプラチナデビットカード』公式ページ:

https://gmo-aozora.com/promotion/lp/priv_debit_customer/

注釈

50枚以上ある地方銀行で発行されているデビットカードは、原則その銀行の営業地域内に住んでいないと発行できず、作れる人が限られるためこの記事ではご紹介しません。

あなたの住んでいる地域の地方銀行で発行されているデビットカードについて詳しい情報を知りたい方は「全132枚のデビットカードを徹底比較!おすすめの1枚が必ずわかる」の記事を参照してください。

2. 法人向けポイント高還元率デビットカードおすすめ3選

ここでは個人事業主や法人向けに発行されているビジネスデビットカードの中からポイントなどの還元率が高く、おすすめなカードを3枚ご紹介します。

個人事業主や法人向けのクレジットカードと違い、審査は銀行口座の開設が実質兼ねているため新規や営業歴が短くても口座が作れればクレジットカードの機能をほぼ利用できます。

最近はまだ事業実態のない、もしくは営業歴の短い個人事業主や新設法人でも決算書等が不要で代表者個人の信用力で発行できる法人カードが増えてきています。

審査に自信がないけど法人クレジットカードを作りたい方は「法人カードの審査に通る5つの条件と不安な方のためのカード4選」の記事を参照してください。

銀行側も預金に紐づいて支払いをする仕組み上、貸し倒れや回収不能リスクがほとんどないため、新しくサービスを提供し始めるところが増えています。

個人事業主や法人向けのデビットカード全20枚の比較をしました。

カード名発行銀行ポイント還元率年会費(税込)
みずほビジネスデビットみずほ銀行無料
三菱UFJ-VISAビジネスデビット三菱UFJ銀行0.2%※無料
りそなビジネスデビットカードりそな銀行0.6%※無料〜1,100円
りそなビジネスデビットカード関西みらい銀行
SURUGA Visaビジネスデビットカード
個人事業主向け
スルガ銀行0%〜0.6%※無料
北國Visa法人デビットカード クラシック北國銀行0.5%無料
北國Visa法人デビットカード ゴールド1%無料〜5,500円
ほくぎんJCBビジネスデビット北陸銀行0.5%無料〜1,100円
カード名発行銀行ポイント還元率年会費(税込)
りゅうぎんVisaビジネスデビットカード琉球銀行0.6%※無料〜1,100円
PayPay銀行Visaデビット付キャッシュカードPayPay銀行(旧:ジャパンネット銀行)無料
デビットカード(Visa)法人向け住信SBIネット銀行0.8%無料
デビットカード(Mastercard)法人向け0.8%無料
プラチナデビットカード(Mastercard)法人向け1%11,000円
楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)
個人事業主向け
楽天銀行1%1,100円
楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)
法人向け
Visaビジネスデビット
個人事業主向け
GMOあおぞらネット銀行0.5%〜1.5%※無料
Visaビジネスデビット』法人向け
Mastercardビジネスデビットカード』個人事業主向け0.5%〜1.5%※
Mastercardビジネスデビットカード』法人向け
Wiseプラチナ法人デビットカードWise(旧:TransferWise)*グローバル海外送金サービス無料

3,000円(1回限り:外貨を受け取るための銀行口座情報の取得)

※ポイントではなくキャッシュバック式の還元

ポイントなど還元率の高さを重視して選びたい方が多いと思います。

ですがビジネス向けデビットカードに関しては、基本的に既に個人の口座があり長い取引履歴がある、もしくは登記住所に最寄りの銀行を選ぶ事をおすすめします(新規口座開設やカードが作りやすいため)

それでもポイントなど還元率の高いビジネスデビットカードを作りたい場合、次の3枚がおすすめです。

  • 『Visaビジネスデビット』
  • 『デビットカード(Mastercard)法人向け』
  • 『りそなビジネスデビットカード』

『Visaビジネスデビット』

Visaビジネスデビットの券面

Visaビジネスデビット』はインターネットに関する様々なサービスを展開しているGMOとあおぞら銀行が提携して発行する年会費、発行手数料が無料の個人事業主向けデビットカードです。

基本の還元率が1%とビジネスデビットカードの中では最高クラスです。

ポイント式ではなく利用額に応じてキャッシュバックされるタイプの還元ですが、確実に還元をされ交換の手間も不要なためこちらの方が便利でしょう。

『Visaビジネスデビット』公式ホームページ:

https://gmo-aozora.com/

『Visaビジネスデビット(法人向け)』公式ホームページ:

https://gmo-aozora.com/

『デビットカード(Mastercard)法人向け』

住信SBIネット銀行 デビットカード(Mastercard)の券面画像

デビットカード(Mastercard)法人向け』は住信SBIネット銀行から発行されている法人向けのビジネスデビットカードです。

還元率が0.8%とビジネスデビットカードの平均よりも高い事に加えて、ポイントを現金に交換可能です。

また、次のように会社設立後1年未満での法人でも法人口座開設できる可能性が高く、公式ページでも明記していることです。

住信SBIネット銀行の法人口座は創業期でも開設可能

引用:住信SBIネット銀行 法人

新設の個人事業主や法人は新しく法人口座開設をしようとしても近年断られる事が非常に多く、銀行公式ページでこのように明記していて口コミでも作れたという声が多いのは重要な点です(口座を開設できなければデビットカードを作れないので)

ポイントがたくさんもらいやすいだけでなく、下記のような特典やサービスも利用でき非常に便利で優れているのでおすすめです。

  • 外貨預金口座(米ドル)から支払可能
  • 不正利用時の補償が最大1,000万円と高額で安心
  • 法人向けサービスを利用できる(Mastercard T&E Savingsなど)

『デビットカード(Mastercard)法人向け』公式ページ:

https://www.netbk.co.jp/contents/hojin/card-creditcard-mastercard/

『りそなビジネスデビットカード』

りそなビジネスデビットカードの券面

りそなビジネスデビットカード』はりそな銀行から発行されている法人向けのビジネスデビットカードです。

基本の還元率が0.6%とビジネスデビットカードの中では高めで、店舗のある大手銀行ながら実質年会費無料で持てます。

ポイント式ではなく利用額に応じてキャッシュバックされるタイプの還元ですが、確実に還元をされ交換の手間も不要なためこちらの方が便利でしょう。

『りそなビジネスデビットカード』公式ページ:

https://www.resonabank.co.jp/hojin/service/eb/b_debit/

3. まとめ

ポイントなどの還元率が高いデビットカードをご紹介しました。

クレジットカードに比べて、利用額に対してキャッシュバックを受けられるタイプが多いため、還元率を重視するならポイント式にこだわりすぎない方が良い事がわかったかと思います。

個人向けデビットカードでポイントなどの還元率が高いおすすめは次の3枚です。

個人事業主や法人の方向けのビジネスデビットカードでポイントなどの還元率が高いおすすめは次の3枚です。

この記事の内容があなたにとってベストなデビットカードを選ぶ役に立つ事を願っています。

(※当サイトへの掲載情報は、できる限り正確であるように精査の上細心の注意を払って作成しておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に対して生じたあらゆる損害等について一切補償は致しません。極力サービス内容が変わり次第更新をしますが突然変わりすぐに更新できない可能性もあるため、カードご入会の前には必ずご自身でカード発行元の公式サイトで最新の情報をご確認した後にお申し込み下さい)