VISAとは何なのか知りたいけど、いまさら人に聞くとバカにされそうで……と困っていませんか。
VISAとはクレジットカードの国際ブランドの1つで、クレジットカードで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社の名前でもあります。
この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、VISAの詳細とそのおすすめカードについて以下の流れで紹介します。
この記事を読むことでVISAとはなんなのかがわかり、あなたに合ったVISAのクレジットカードが必ず見つかります。
1. VISAとは世界中で最も使われている国際ブランド
まず、VISAとは何なのかについて紹介します。
VISAとはクレジットカードで7つある国際ブランドのうちの1つです。
国際ブランドとはお店やオンラインショップで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社を指します。
1-1. 国際ブランドVISAとは
国際ブランドは世界中でのお店での決済を可能にする機構のことです。
以下の代表的な国際ブランドを7大国際ブランドと言います。
どんなに大手のクレジットカード会社でも自身で、利用者が不自由なく利用できるくらいの加盟店を開拓することは実質不可能です。
そのため、国際ブランドと提携することで決済性を高めています。
一般的に、ほとんどのクレジットカードの表面には下図のようにいずれかの国際ブランドのロゴマークが付いています。
よくお店の入り口やレジの前でこういったロゴを見かけますが、クレジットカードに付いている国際ブランドと同じであれば、そのカードは利用できます。
以下に各ブランドの規模が一目で分かる徹底比較表を載せます。
会員数 | 加盟店舗数 | シェア率 | ポイント | 代表的なカード | |
VISA | ◎ | 国内◎
国外◎ | 1位 | 世界各地で高確率で使用可能・大半のカード会社でApple Payの利用に制限あり | 『三井住友カード(NL)』 |
Mastercard | ◎ | 国内◎
国外◎ | 2位 | 海外利用時の為替手数料が最安値になりやすい | 『UCカード(一般カード)』 |
JCB | ○ | 国内◎
国外△ | 5位 | 国内加盟店数トップクラス | 『JCBカード S』 |
AMERICAN EXPRESS | ○ | 国内◎
国外○ | 4位 | ステータスの高い国際ブランド | 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』 |
DinersClub | 不明 | 国内◎
国外○ | 6位 | 「食」関連のサービス充実 | 『ダイナースクラブカード』 |
銀聯(UnionPay) | ◎ | 国内△
国外○ | 3位 | 中国でのシェアNo. 1 | 『三菱UFJニコス銀聯カード』・『三井住友銀聯カード』・『ANA銀聯カード』 |
DISCOVER | △ | 国内◎
国外○ | 7位 | アメリカ中心のブランドで、日本国内では作れない | 日本で発行できるカードなし |
このように、7つある国際ブランドの中でもVISAは特に会員数や加盟店舗数、シェア率が最も多いのでクレジットカードを取り扱っているほとんどのお店やサービスで決済ができます。
また、国際ブランドは以下のようにグループ化されることもあるのですが、VISAは「決済カードブランド」と呼ばれています。
- 「決済カードブランド」:決済機能の使いやすさにこだわっており、シェア率が高く世界中で利用可能なVISA、Mastercardが当てはまる。
- 「T&E(Travel & Entertainment)カードブランド」:旅行先での保険やサービスデスクといった会員向けサポートを重視しており、JCB、AMERICAN EXPRESS、DinersClubが当てはまる。
1-2. 使えるお店・サービスの数重視の方におすすめのVISA
上記のようにVISAは「決済カードブランド」として最も加盟店舗数が多く、最初に持つクレジットカードとしてVISAを持つ方も多いです。
クレジットカードが利用可能なお店・サービスならば、ほとんどのお店で使うことができるので不便なく使いたい方におすすめです。
加盟店舗数が多い理由としては、加盟店がカードを利用できるようにするためにはクレジットカード会社に以下のように支払う手数料がありますが、VISAの手数料は低額に設定されているからです。
- VISA・Mastercard:2~3%
- JCB:3~4%
- DinersClub: 4~5%
- AMERICAN EXPRESS: 5%以上
上記のようにVISA・Mastercardは手数料が安い場合が多いです。
それに比べて、AMERICAN EXPRESSやDinersClubは手数料が高いので、そもそも使えないお店やサービスがあります。
また、AMERICAN EXPRESS、DinersClubで払おうとするとVISA・Mastercardはないかと聞かれることもあります。
VISAのメリット
加盟店舗数、国際決済業務、シェア率が世界No.1で、国内外問わず、クレジットカードが使えるお店・サービスならばほぼ支払いができます。
また、国内外問わず世界中で下記のマークがあるATMでキャッシングすることもできるので、お金を自由に引き出せます。
VISAのデメリット
Apple Payを使う時に一部制限を受けることです。
Apple Payとは交通系電子マネーや自分のクレジットカード情報をiPhoneに取り込み、交通機関の利用やお店やネットでの決済がキャッシュレスで簡単にできるサービスです。
アプリからスムーズにチャージができないことはデメリットと言えます。
1-3. 発行会社と国際ブランドの違い
ここまで説明してきたとおり、VISAはクレジットカードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供しています。
下図のように、様々なカード会社がVISAのシステムを利用しています。
しかし、VISAはその決済機能を貸し出しているだけでカードを発行しているわけではありません。
カードの発行は発行会社がVISAからライセンスを借りて発行しています。
日本で有名な例を挙げると、三井住友カード会社から発行されている「三井住友カード」が最も歴史が長く、人気のカードです。
発行会社とは
発行会社というのはそのクレジットカードを発行している会社のことです。
例えば、「三井住友カード」や「三菱UFJニコス」がそれに該当します。
一般的にはカードの裏面に会社名の記載があります。
発行会社はサービス、サポート、利用者の管理など、クレジットカードに関する全ての業務を担当しています。
そのため、カードを紛失したり限度額を上げたかったりなど、何かトラブルや要望がある場合、サポートデスクの電話番号も会社名とともに裏面に記載されているのでそちらに問い合わせましょう。
また、VISAは行っていませんが、JCB、AMERICAN EXPRESS、DinersClubなどの国際ブランドは自社でもカードを発行しており、そのようなカードを「プロパーカード」と呼びます。
審査
先ほども紹介した通り、VISAのクレジットカードの審査はそれぞれの発行会社が行っていて、審査難易度が以下の5つのように異なります。
発行会社 | 例 | 特徴 | 審査難易度 |
国際系 | JCBカードなど | JCBなどの国際ブランドが直接発行するクレジットカードです。 | 難 |
銀行系 | 三井住友VISAカードなど | 銀行や銀行系グループ会社が発行するクレジットカードです。 | やや難 |
信販系 | JACCSカードなど | クレジットカード、ローン、割賦販売、賃貸住宅の保証人など、 販売信用を主に行っている会社が発行するクレジットカードです。 | 普通 |
流通系 | エポスカードなど | スーパーやデパートなどの子会社や関連会社が発行するクレジットカードです。 | 普通 |
消費者金融系 | ライフカード(デポジット型)など | 消費者金融やグループ会社が発行するカードです。 | 易しい |
2. 三井住友カードが発行するVISAカードおすすめ3選
VISAのクレジットカードを紹介する際に欠かせないのが、「三井住友カード」です。
三井住友カードは先ほども紹介した通り、日本で最初のVISAカードを発行した歴史のある会社で、提携企業の多さや手厚い補償、いざという時の対応にいたるまで非常に優れた人気のカードです。
三井住友カードが発行するVISAカードでおすすめは次の3枚です。
- 年会費永年無料&両面ナンバーレスカード『Oliveフレキシブルペイ 一般』
- 三井住友カードで年会費とポイントのコスパ最強カード『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』
- ポイントが笑えるほど貯まるプラチナカード『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』
また、いずれのカードもSBI証券でクレジットカードで投資信託が買える投信積立サービス「三井住友カード つみたて投資」が可能で、2024年から新NISAのつみたて投資枠での購入にも使えます(カードのランクによって0.5%〜5%のポイントがもらえる)
年会費永年無料&両面ナンバーレスカード『Oliveフレキシブルペイ 一般』
『Oliveフレキシブルペイ 一般』は三井住友銀行のOliveが発行する年会費永年無料のポイント還元率0.5%のクレジットカードを含む1枚で3つの支払いができるカードです。
『三井住友カード(NL)』と比べても下表のようにメリットが多いです。
『Olive 一般』 | 『三井住友カード(NL)』 | |
Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店での利用時) | 最大20%のVポイント | ー ※いずれかのOliveカードを作成し、SMBC IDを紐づければ同じ還元率が適用 |
Oliveアカウントの選べる特典 | 給与・年金受取200Pなど1個選択 ※入会月の当月と翌月に限り2個選択可能 | ー |
国際ブランド | Visa | Visa・Mastercard |
家族カード | あり | あり |
引き落とし口座 | 三井住友銀行のみ | 他の銀行も可能 |
支払い先による還元率の変動 | あり(デビットカードと処理され、下がる可能性も) | なし |
電子マネーiD支払い | デビットカードのみ ポイント優遇対象外 | クレジットカード ポイント優遇あり |
支払い日 | 26日のみ | 10日または26日 |
追加カードの発行 | 三井住友カードWAONなど一部不可 | 全て作成可 |
支払い日や引き落とし口座などのこだわりがなければ、『Oliveフレキシブルペイ 一般』の方がより多くポイントがもらえるなどの優遇を得られます。
また、三井住友銀行本支店ATM、三菱UFJ銀行の店舗外ATMでの時間外手数料が無料だったり、SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が月3回まで無料など生活口座としての使い勝手も優れています。
『Oliveフレキシブルペイ 一般』公式ページ:
三井住友カードで年会費とポイントのコスパ最強カード『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』
『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』は三井住友銀行のOliveが発行するクレジットカードを含む1枚で3つの支払いができるゴールドカードです。
現在は『三井住友カード ゴールド(NL)』と比べてもポイントが最大20%多くもらえるなど下表のようにメリットが多いです。
『Oliveゴールド』 | 『ゴールド(NL)』 | |
年会費(税込) | 5,500円 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料 ※デビットモード・クレジットモードでのご利用が対象です。 | 5,500円 年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料 |
Vポイントアッププログラム(対象のコンビニ・飲食店での利用時) | 最大20%のVポイント | ー ※いずれかのOliveカードを作成し、SMBC IDを紐づければ同じ還元率が適用 |
Oliveアカウントの選べる特典 | 給与・年金受取200Pなど1個選択 ※入会月の当月と翌月に限り2個選択可能 | ー |
国際ブランド | Visa | Visa・Mastercard |
家族カード | あり | あり |
引き落とし口座 | 三井住友銀行のみ | 他の銀行も可能 |
支払い先による還元率の変動 | あり(デビットカードと処理され、下がる可能性も) | なし |
電子マネーiD支払い | デビットカードのみ ポイント優遇対象外 | クレジットカード ポイント優遇あり |
支払い日 | 26日のみ | 10日または26日 |
追加カードの発行 | 三井住友カードWAONなど一部不可 | 全て作成可 |
支払い日や引き落とし口座などのこだわりがなければ、『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』の方がより多くポイントがもらえるなどの優遇を得られます。
なお、既に『三井住友カード ゴールド(NL)』で年間100万円以上利用して年会費永年無料になっている方は、2024年2月29日までに申し込むと『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』の年会費も永年無料になります。
年会費無料にする条件が比較的優しいため、クレカ投信積立以外のカード利用額が年500万円未満の方は、次に紹介するプラチナプリファードよりもコスパ良く保有できて多くの方におすすめです。
※デビットモード・クレジットモードでのご利用が対象です。
※特典を受けるには一定の条件がございます。詳細は公式サイトをご確認ください。
『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』公式ページ:
ポイントが笑えるほど貯まるプラチナカード『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』は三井住友銀行のOliveが発行するクレジットカードを含む1枚で3つの支払いができるプラチナカードです。
通常ポイント還元率は1%ですが、以下のようなボーナスポイントをもらえる機会が多いため、結果としてポイントが笑えるほど多く貯めやすいです。
- 40,000ポイント:入会月の3ヵ月後末までに40万円以上の利用
- 給与・年金受取200Pなど2個選択:Oliveアカウントの選べる特典で毎月もらえる
- 最大3.0%(最高30,000ポイント/年):三井住友カードつみたて投資で10万円/月積立時
- +1~14%相当の還元率:プリファードストア(特約店)での利用
- 最大+40,000ポイント:毎年、前年100万円の利用ごとに10,000ポイントプレゼント(最大40,000ポイント)
- +2%相当の還元率:外貨ショッピング利用特典(海外での利用のみ対象)
Oliveアカウントの選べる特典は4つありますが、給与・年金受取200Pは自分宛の被振込が2ヵ月連続で1度に3万円以上あればOKなので、後は対象のコンビニ・飲食店での利用額が月に1万円を超えるかどうかで選ぶと最大限のポイントがもらえます。
特約店は高還元率な宿泊予約サイトの他に、百貨店やコンビニ、マクドナルドのようなファーストフード・スターバックスなどのカフェ、スーパーやドラッグストアが対象でボーナスポイントがもらえます。
このように、SBI証券での資産運用やLINE Payで税金などを支払ったりすると年会費分以上のポイントを得やすいため、大半の方におすすめです。
『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』公式ページ:
3. 年会費無料のVISAクレジットカードおすすめ3選
この章では年会費無料で最もおすすめのVISAのクレジットカードを紹介します。
年会費無料のカードを利用している限り、クレジットカードを作っても損をすることがないのでおすすめです。
以下の3つのポイントに優れたVISAのカードを10枚をおすすめとして厳選しました。
- ポイント還元率
- 海外旅行保険
- 審査難易度
カード名 | ポイント還元率 | 海外旅行保険 | 審査難易度 |
『リクルートカード』 | ◎ | ○ | ○ |
『三井住友カード(NL)』 | △〜◎ | △ | ○ |
『dカード』 | ○〜◎ | × | ○ |
『エポスカード』 | △ | ○ | ◎ |
『ライフカード』 | △ | × | ◎ |
『Oliveフレキシブルペイ 一般』 | △〜◎ | △ | ○ |
『イオンカード』 | △ | × | ○ |
『P-one Wiz』 | ○ | × | ○ |
『PayPayカード』 | ○ | × | ◎ |
『P-oneカード<Standard>』 | ○* | × | ○ |
*請求時に割引
この中で最もおすすめなのは全ての項目に優れている『リクルートカード』です。
3-1. 最もおすすめの年会費無料クレジットカード『リクルートカード』
『リクルートカード』は全ての年会費無料カードの中で1.2%という最高クラスのポイント還元率です。
さらに、下記のようなリクルートグループではより多くのポイントをもらえます。
- 4.2%:ポンパレモール
- 3.2%:じゃらんnet・Hot Pepper Beauty・ホットペッパーグルメ(ホットペッパーお食事券)
たまったポイントはリクルートグループのサービス利用時に1ポイント=1円から使うこともできますし、Pontaポイント・dポイントに交換でき、ローソンなどPonta・dポイント提携店舗での利用やJALマイルに交換できるため、使い勝手が良いです※2024年3月21日よりAmazon.co.jpで1ポイント1円で利用可能
おすすめの使い方はPontaポイントならau PAYマーケット限定ポイントに交換して「au PAY ふるさと納税」での支払いに使う、dポイントならSMBC日興証券の「日興フロッギー」で株・ETFなどに投資を行うのが高い価値で使える方法と言えます。
カードに付いている海外旅行保険は旅行代金の一部をクレジットカードで支払うことで、傷害・疾病治療費用が100万円と年会費無料カードの中ではトップクラスに良い条件なので海外でも役に立ちます。
『リクルートカード』公式ページ:
3-2. 年会費無料でポイント還元率の高いおすすめVISAクレジットカード
2020年6月下旬まで発行されていた『REX CARD』はVISAとMastercardの発行でポイント還元率が高いクレジットカードでしたが、現在は上記の『リクルートカード』がおすすめカードです。
通常クレジットカードのポイント還元率は0.5%〜1%程度です。例えば、年間100万円の買い物をした際に以下のようになります。
- 0.5%の還元率:5,000ポイント
- 1%の還元率:10,000ポイント
ポイントが高還元であればあるほど、カードを使うお得感を実感できるはずです。
『リクルートカード』
『リクルートカード』は全ての年会費無料カードの中で1.2%という最高クラスのポイント還元率です。
さらに、下記のようなリクルートグループではより多くのポイントをもらえます。
- 4.2%:ポンパレモール
- 3.2%:じゃらんnet・Hot Pepper Beauty・ホットペッパーグルメ(ホットペッパーお食事券)
たまったポイントはリクルートグループのサービス利用時に1ポイント=1円から使うこともできますし、Pontaポイント・dポイントに交換でき、ローソンなどPonta・dポイント提携店舗での利用やJALマイルに交換できるため、使い勝手が良いです※2024年3月21日よりAmazon.co.jpで1ポイント1円で利用可能
おすすめの使い方はPontaポイントならau PAYマーケット限定ポイントに交換して「au PAY ふるさと納税」での支払いに使う、dポイントならSMBC日興証券の「日興フロッギー」で株・ETFなどに投資を行うのが高い価値で使える方法と言えます。
カードに付いている海外旅行保険は旅行代金の一部をクレジットカードで支払うことで、傷害・疾病治療費用が100万円と年会費無料カードの中ではトップクラスに良い条件なので海外でも役に立ちます。
『リクルートカード』公式ページ:
【参考情報】『P-oneカード<Standard>』ポイントの交換が面倒な人におすすめ
『P-oneカード<Standard>』はコンビニのファミリーマートでの利用がお得になる『ファミマTカード』やレンタルショップTSUTAYAの『Tカード プラス』を発行しているポケットカードから出ているクレジットカードです。
無条件で年会費がずっと無料で使えるだけでなく、他のクレジットカードと異なりカード請求時に自動で1%OFFとなる特長があります。
ポイントの有効期限や交換先を気にせずに、光熱費などの公共料金や税金・国民年金でも1%OFFになるので、クレジットカードのポイント交換などの仕組みが面倒な人におすすめです。
『P-oneカード<Standard>』公式ページ:
3-3. 年会費無料で好条件な海外旅行保険が付くVISAクレジットカード
通常、年会費無料の一般カードで良い条件の海外旅行保険が付帯しているクレジットカードは数えるほどしかありませんが、以下で紹介する『エポスカード』はその中でも最も条件の良いカードです。
クレジットカードの保険条件の紹介にはよく「最大5,000万円補償」と大きく表示・広告されていることが多いですが、この補償金額はほとんど使う機会のない事故による死亡や後遺障害についてです。
海外では病気や怪我で通院や入院をすると非常に高額の治療費がかかる可能性が高く利用する機会も多いため、海外旅行保険で最も重要な保険は傷害・疾病保険です。
そのため、海外旅行保険目的でクレジットカードを持つのであれば、傷害・疾病保険の補償金額が高いカードを選びましょう。
『エポスカード』
『エポスカード』は年会費無料クレジットカードの中で最高額の疾病治療費が付く最もおすすめする1枚です。
※2023年10月1日より適用条件が利用付帯へ変更されましたが、賠償責任が3,000万円に上がります。疾病治療保険額が最高なのも変わらないため、引き続きおすすめです。
補償内容は以下のようになっており、このカードでカード会社の指定する旅費を支払うだけで、海外旅行時に補償の対象となります。
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) | 200万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) | 270万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) | 3,000万円 |
携行品損害[自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) | 20万円 |
救援者費用 (1年間の限度額) | 100万円 |
海外で実際に利用することの多い項目が手厚い金額になっていて、キャッシュレス診療サービスにも対応しています。
救援者費用の金額が他のおすすめカードに比べてやや低いのが欠点ですが、緊急医療アシスタンスサービスが24時間いつでも日本語で対応してくれます。
『エポスカード』公式ページ:
参考情報
クレジットカードに付く海外旅行保険についてより詳しく知りたい方は「最高の海外旅行保険が付くゴールドカード4選」の記事も参照してください。
3-4. 年会費無料で審査が不安な方におすすめのVISAカード
過去に返済を滞納してしまった方や他社の審査に落ちてしまい、クレジットカードの審査に不安な方におすすめのカードを紹介します。
『ライフカード』
『ライフカード』は消費者金融アイフルの子会社であるライフカード株式会社が発行しているクレジットカードです。
このカードはブラックリスト入りしている方でも作れたという口コミが多数あります。なぜなら、親会社であるアイフルの審査や使われたお金の回収方法をライフカードにも応用していると考えられるためです。
過去に支払いの遅れがあったりクレジットヒストリーが無くても、現在安定した収入があれば審査に通る可能性が他社のクレジットカードに比べて高いです。
『ライフカード』公式ページ:
※有料ですが、作りやすさを重視するのであればマスターカードブランドの『Nexus Card』だとかなりの確率で作れます。
参考:デビットカード
デビットカードは原則審査なしで作ることができるので、年齢などの条件さえ問題なければ誰でも作ることができます。
デビットカードとはクレジットカードと同様にVISAなどの支払い機能を兼ね備えたカードで、ネット決済やお店での決済が可能です。
しかし、以下のようにクレジットカードは利用した際に翌月以降に請求がきますが、デビットカードはクレジットカードと違って利用すると即座に利用金額が銀行口座から引き落とされる即時決済です。
上記のように、デビットカードで利用するのは自分の口座の中のお金で、基本的にお金を借りるような状態になることがありません。
そのため、どうしてもクレジットカードが作れないという方にはデビットカードもおすすめです。
以下のカードは最もおすすめのVISAのデビットカードですが、もっと詳しくデビットカードについて知りたい方は「シーン別おすすめデビットカード13選」にておすすめのカードを紹介しているので参考にしてください。
『Sony Bank Wallet(Visa)』
『Sony Bank WALLET(Visa)』はソニー銀行が発行する以下のような特長を持つカードで、全163枚のデビットカードの中で最もおすすめの1枚です。
- 年会費:永年無料
- 還元率:預金残高やソニー銀行との証券取引残高に応じて0.5〜2.0%がキャッシュバック
- 付帯保険:ネットバンク発行のカードでは珍しくショッピング保険、不正利用補償がしっかりと付帯
また、米ドルなど対象10通貨の外貨普通預金口座を開設していると、海外事務手数料無料でショッピングができます。
さらに10通貨の外貨預金は海外ATMで現地通貨として引き出すことも可能で、手数料も1.79%とデビットカードの中では最安級です。
そのため、全デビットカードの中で最もおすすめのカードとなっています。
『Sony Bank Wallet(Visa)』公式ページ:
4. まとめ
VISAとは何なのかについてご紹介しました。
VISAとはクレジットカードの国際ブランドの1つで、クレジットカードで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社の名前でもあります。
世界シェアトップであるため、クレジットカードで支払いをしたいなら、最低1枚以上作っておくと海外でも困る事はないでしょう。
VISAクレジットカードでは以下の通りです。
三井住友カードが発行するVISAカードおすすめ3選
- 年会費永年無料&両面ナンバーレスカード『Oliveフレキシブルペイ 一般』
- 三井住友カードで年会費とポイントのコスパ最強カード『Oliveフレキシブルペイ ゴールド』
- ポイントが笑えるほど貯まるプラチナカード『Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード』
年会費無料のおすすめVISAクレジットカード
- 『リクルートカード』
ポイント還元率の高いおすすめVISAクレジットカード
- 『リクルートカード』
*ポイント交換が面倒な方は『P-oneカード<Standard>』
海外旅行保険の充実したVISAクレジットカード
- 『エポスカード』
審査が不安な方におすすめのVISAクレジットカード
- 『ライフカード』
※作りやすさを重視『Nexus Card』:マスターカード
参考:デビットカード
デビットカードは原則審査なしで作ることができるので、年齢などの条件さえ問題なければ誰でも作ることができます。
そのため、どうしてもクレジットカードが作れないという方にはデビットカードもおすすめです。
VISAのクレジットカードを上手く使いこなして、今よりも便利で快適な毎日が過ごせるようになることを祈っています。
(※当サイトへの掲載情報は、できる限り正確であるように精査の上細心の注意を払って作成しておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に対して生じたあらゆる損害等について一切補償は致しません。極力サービス内容が変わり次第更新をしますが突然変わりすぐに更新できない可能性もあるため、カードご入会の前には必ずご自身でカード発行元の公式サイトで最新の情報をご確認した後にお申し込み下さい)