クレジットカードをお得に使う3つのポイントとおすすめ3選

「クレジットカードをお得に使いたい」「お得なクレジットカードを知りたい」と考えていませんか。

クレジットカードは選び方と使い方で十分お得に使うことができますが、世の中で「お得」と言われているようなカードの中には気づきにくいような落とし穴を持つカードもあります。

そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、本当にお得さを実感できるカードに関して以下の流れで紹介します。

  1. クレジットカードをお得に使う3つのポイント
  2. 年会費無料でポイント高還元のお得なクレジットカード
  3. 年会費無料で特定の店舗で割引の効くお得なクレジットカード2選

クレジットカードをお得に使うための最大のポイントは年会費無料のカードで「ポイント還元率」「割引率」にこだわることといっても過言ではありません。

この記事を読むことで、誰よりもクレジットカードをお得に利用することができるはずです。

1. クレジットカードをお得に使う3つのポイント

クレジットカードをお得に使うためにはまず「年会費無料」のカードを持つよう心がけましょう。

その上で以下の2点のうち、いずれかに気をつけることで最もお得にクレジットカードを使うことができます。

  • ポイント還元率:使った金額に対してそのカードの還元率に応じてポイントの還元を受けることができます。
  • 割引率:特定の店舗で会計の際に割引を受けることができます。

この3点に気をつけることで誰よりもお得にクレジットカードを利用することができます。

この章ではその理由について解説します。

1-1. 年会費無料のカードを持つ理由

年会費無料のカードを持つ理由として年会費無料のカードを使ってる限り基本的に絶対損をすることはありません。

また、どんなにポイント還元率の高いカードを使っていたとしても年会費のかかるポイントの場合、《還元されたポイント−年会費》となってしまい、使う方にとっては得をしていないケースをよく目にします。

そのため、お得度で考えると、還元率は低くても年会費無料のカードの方が得な可能性が高いです。

クレジットカードのお得度

ポイント還元率の低い年会費無料のカード>ポイント還元率の高い年会費のかかるカード

そのため、カードをお得に使いたいならば年会費無料のカードを使い、その上で「ポイント還元率」「割引率」にこだわることで本当にお得なカードを見つけることができます。

1-2. ポイント還元率にこだわる理由

ポイント還元率にこだわる理由としてはポイント還元率が高ければ高いカードを利用する方がお得だからです。

通常、多くの一般カードの還元率はカード利用金額の0.5%〜1%程度です。しかし、中にはそれ以上の高い還元率を持つクレジットカードが存在し非常にお得です。

例えば、年間100万円の買い物をした際に以下のようになります。

  • 0.5%の還元率:5,000ポイント
  • 1%の還元率:10,000ポイント
  • 1.5%の還元率:15,000ポイント

以上のように年間カードを100万円利用する方にとって還元率が1%違うと1万円も還元されるポイントが変わります。

ポイントが高還元であればあるほど、カードを使うお得感を実感できるはずです。

1-3. 割引率にこだわる理由

割引率にこだわる理由としては、割引が適用される店舗は限られますが、ポイント還元よりもはるかにお得にお得だからです。特定の店舗で割引されるクレジットカードとして人気の高い『イオンカード』を例にあげたいと思います。

『イオンカード』は毎月20日・30日のお客さま感謝デーにイオンの系列店舗でカードを提示、または利用すると会計が5%OFFになります。

そのため、あなたがよく利用する店舗の買い物で割引されるようなカードがあれば、そのカードを使うことをおすすめします。

以上のことを踏まえて次章からは年会費無料のポイント高還元のおすすめお得カードと年会費無料の特定の店舗で割引の効くお得カードについて紹介していきます。

2章. 年会費無料でポイント高還元のお得なクレジットカード

3章. 年会費無料で特定の店舗で割引の効くお得なクレジットカード3選

2. 年会費無料でポイント高還元のお得なクレジットカード

この章でおすすめの年会費無料、ポイント高還元のお得クレジットカードとして紹介するのは『リクルートカード』です。

クレジットカードをお得に使うためには先ほども説明した通り、基本的にポイント還元率が高いカードを選ぶことをおすすめします。

そのため、この章で紹介するカードは還元率が高いためお得になりやすいですが、その中でも特に『リクルートカード』がお得なカードである理由を以下の流れで紹介します。

  1. 年会費無料・高還元率クレジットカード徹底比較
  2. 『リクルートカード』がおすすめの理由
  3. 年会費無料・高還元率クレジットカードの解説

2-1. 年会費無料・高還元率クレジットカード徹底比較

まずは『リクルートカード』のお得さを解説するために年会費無料の高還元率クレジットカードを紹介します。

他のページでよくある比較表では広告のために操作されていることがほとんどですが、ここでは純粋に高還元率のクレジットカードのみを載せてあります。(年会費無料で1%より上のカードは全て掲載しています)

-スマホの方はスクロールできます-

カード名ポイント還元率ポイント有効期限次年度以降年会費(税込)補足
JCB CARD R2%24ヶ月無料リボ手数料の支払いが発生しない場合、還元率1%(リボ払い専用)
DCカード Jizile(ジザイル)1.5%36ヶ月無料リボ払い専用
P-one Wiz1.5%

※1.3%:4月〜

12〜24ヶ月無料
  • ポイント還元率0.3%〜0.5%(4月以降Tポイント交換終了で0.3%相当へ)・請求時割引1%
  • リボ払い専用
リクルートカード

★ おすすめ!

1.2%実質無期限無料リクルートグループの支払いでは最大還元率4.2%
R-styleカード1.05%24ヶ月1,375
  • 前年度に1回以上カード利用がある場合、次年度年会費無料
  • リボ払い専用

以上が年会費無料の高還元カードになります。

上記のようにリボ払い専用でない年会費無料の高還元カードで最もポイント還元率が高いのは『リクルートカード』です。

※リボ払いに注意

ご覧のように高還元カードは多くのカードがリボ払い専用となっています。

リボ払いとは買い付けた商品の分割分を払うのではなく、毎月支払う金額を決めて支払う方法のことです。

例えば、1万円の買い物をしても10万円の買い物をしても支払いの設定金額が5,000円であれば毎月の支払い金額は5,000円となります。

リボ払いの仕組み説明図

この時、返済してない分のお金は借金をしている状態なので、当然金利がかかります。そして、リボ払いはカード会社の設定上毎月の返済金額が低くなってしまう傾向にあります。

そのため、毎月の返済金額から利息分が引かれると元金として充当される額が少なくなってしまうのでなかなか返済が終わりません。

以上から、リボ払い専用カードはどんなに還元率が高くても利用には注意が必要です(当ページではカード上級者以外には原則おすすめしません)

2-2. 『リクルートカード』がおすすめの理由

『リクルートカード』はリボ払い専用のカードでない年会費無料の高還元カードということで非常におすすめです。

『リクルートカード』

リクルートカードの券面(Mastercard、VISA、JCB) アイキャッチ

リクルートカード』は全ての年会費無料クレジットカードの中で1.2%という最高クラスのポイント還元率です。

さらに、下記のようなリクルートグループではより多くのポイントをもらえます。

  • 4.2%:ポンパレモール
  • 3.2%:じゃらんnet・Hot Pepper Beauty・ホットペッパーグルメ(ホットペッパーお食事券)

たまったポイントはリクルートグループのサービス利用時に1ポイント=1円から使うこともできますし、Pontaポイント・dポイントに交換でき、ローソンなどPonta・dポイント提携店舗での利用やJALマイルに交換できるため、使い勝手が良いです※2024年3月21日よりAmazon.co.jpで1ポイント1円で利用可能

おすすめの使い方はPontaポイントなら「auカブコム証券」に口座を作って投資信託の購入、dポイントならSMBC日興証券の「日興フロッギー」で株・ETFなどに投資を行うのが高い価値で使える方法と言えます。

カードに付いている海外旅行保険は旅行代金の一部をクレジットカードで支払うことで、傷害・疾病治療費用が100万円と年会費無料カードの中ではトップクラスに良い条件なので海外でも役に立ちます。

『リクルートカード』公式ページ

https://recruit-card.jp/

お得な高還元率クレジットカードで圧倒的におすすめなのは『リクルートカード』ですが、他のカードの詳細も気になる方は次章にて解説させていただきます。

2-3. その他の高還元率クレジットカード比較表の解説

高還元率クレジットカードの詳細を知りたい方は参考にしてください。

『JCB CARD R』

JCB CARD Rの券面画像

JCB CARD R』は2018年9月3日から募集開始となった最大ポイント還元率が2%の年会費が無料なJCBプロパーカード(JCBが直接発行しているカード)です。

リボ払い専用カードで、リボ手数料の支払いがあると還元率が2%となります(あまり現実的ではありませんが、月1万円以下の利用で手数料の支払いがないと1%の還元率です)

繰り上げ返済の日付や方法を熟知して、リボ手数料を最小にできるカード上級者以外でなければお得に使いこなすのはかなり難しいカードです。

『JCB CARD R』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/r

『DCカード Jizile(ジザイル)』

DCカード Jizile(ジザイル)の券面画像

DCカード Jizile(ジザイル)』はポイント還元率1.5%、年会費無料のクレジットカードになります。

ただし、このカードはリボ払い専用カードなので、リボ手数料を払わずにお得に使いこなすためには毎月電話やネットで支払い金額の変更をしなければいけないなど手間や知識が必要です。

そのため、カードの仕組みをしっかりと理解して毎月手続きができるカード上級者以外でなければお得に使いこなすのはかなり難しいです。

『DCカード Jizile(ジザイル)』公式ページ:

https://www.cr.mufg.jp

『P-one Wiz』

P-one Wiz Visaの券面画像

P-one Wiz』はリボ払い専用クレジットカードでポイント還元率が最大0.5%(4月以降Tポイント交換終了で0.3%相当へ)の年会費無料ですが、一部対象外以外のカード利用は全て請求時に自動的に1%オフとなります。

電話代や光熱費等の公共料金なども自動的に1%オフとなり、カードの利用で1.5%(4月以降1.3%)という高い還元を受けられます。

リボ払いの金額はカード利用額の上限に設定できるので、リボ手数料を払わずに高還元のメリットを受けることができます。

『P-one Wiz』公式ページ:

https://www.pocketcard.co.jp/card/

『R-styleカード』

R-styleカードの券面画像

R-styleカード』はポイント還元率1%(Jデポへの交換で1.05%相当)、初年度年会費無料、次年度以降1,375円(税込)かかりますが、前年度1回以上の利用で無料になる実質年会費無料のカードです。

リボ払い専用カードですが、利用金額に応じてポイントアップ率が決まったり、12月はポイント5倍になったりと非常にお得なカードです。

ただし、必ずリボ手数料が発生する仕組みになっているので、リボ手数料を最小にできるカード上級者以外でなければもらえるポイントよりもお得になるのはかなり難しいカードです。

『R-styleカード』公式ページ:

https://www.jaccs.co.jp/service/card

3. 年会費無料の特定の店舗で割引の効くお得なクレジットカード2選

この章ではおすすめの年会費無料、特定の店舗で割引の効くカードとして主にスーパーやデパートでお得になる以下の2枚を紹介します。

カード名対象商品5%OFFの日ポイント還元率UPの日お得になる店舗
『イオンカード』20日・30日(55歳以上は15日も)毎日2倍。10日はどこでも2倍。イオン系列の店舗
『セブンカード・プラス』8日、18日、28日に5%OFF毎日2倍イトーヨーカドー・セブン-イレブンなど

それぞれお得になる日や店舗が違いますが、あなたの生活に合ったクレジットカードならば、高還元なお得カードよりもはるかに有利な条件でクレジットカードを使えます。

3-1. 『イオンカード』

イオンカード(WAON一体型) 縦型JCBの券面画像
イオンカード』は年会費無料、ポイント還元率は0.5%のカードです。『イオンカード』と『イオンカードセレクト』からカードを選択することができます。

以下のような特典があるため、イオンで普段から買い物をする方にとっては非常にお得です。

  • イオンでの利用でポイント還元率が毎日2倍の1%。10日はどこでも2倍の1%
  • 20日・30日(55歳以上は15日も)はイオン系列の店舗で会計から5%OFF

十分お得に利用できますが、イオン銀行の口座を引き落とし口座にできるのであれば『イオンカードセレクト』の方が以下のような嬉しい特典があるので、よりお得です。

  • イオン銀行の普通預金金利が最高0.1%になる
  • 各種公共料金をお支払いで1件につき毎月5WAONポイント
年会費無料
発行条件満18歳以上の方(高校生は除く)
基本還元率0.5%

イオンカード公式ホームページ:

https://www.aeon.co.jp/creditcard/

3-2. 『セブンカード・プラス』

セブンカード・プラスの券面画像(ディズニー・一般デザイン)セブンカード・プラス』は2019年7月1日以降より年会費がずっと無料で、ポイント還元率0.5%のカードでセブン&アイグループの対象店でお得に使うことができます。

以下のような特典があるため、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズ、7net、SEIBU SOGO、Arioで普段買い物をしている方はおすすめです。

  • セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズでのカード利用でポイント還元率が普段の2倍の1%
  • 7net、SEIBU SOGO、Arioでポイント還元率が普段の2倍の1.0%
  • 8日、18日、28日はイトーヨーカドーで対象商品の買い物が5%OFF
年会費無料
発行条件満18歳以上の方(高校生は除く)
基本還元率0.5%

セブンカード・プラス公式ホームページ:

https://www.7card.co.jp/

4. まとめ

クレジットカードをお得に使うためのポイントとおすすめカードをご紹介しました。

クレジットカードをお得に使うためにはまず年会費無料のカードを持つよう心がけましょう。

その上で以下の2点のうち、いずれかに気をつけることで最もお得にクレジットカードを使うことができます。

  • ポイント還元率:使った金額に対してそのカードの還元率に応じてポイントの還元を受けることができます。
  • 割引率:特定の店舗で会計の際に割引を受けることができます。

年会費無料のポイント高還元のお得なクレジットカードは『リクルートカード』です。

年会費無料の特定の店舗で割引の効くお得なクレジットカードは以下の3枚です。

それぞれお得になる日や店舗が違いますが、あなたの生活に合ったクレジットカードならば、高還元なカードよりもはるかに有利な条件でクレジットカードを使えます。

スーパーでお得に使えるクレジットカードを知りたい方は「スーパーでクレジットカードを使わないと損する3つの理由【2022年版】」の記事も参照してください。

あなたがお得にクレジットカードを利用できることを祈っています。

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