「クレジットカードの審査って何が見られるんだろうか」「クレジットカードの審査に通りたい」など、クレジットカードの審査が気になっていませんか?
クレジットカードの審査には非常に多くの項目があり、複雑でいろいろ調べたけれども結局よくわからないと言う声を聞きます。
そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、クレジットカードの審査について以下の流れでわかりやすく紹介していきたいと思います。
- クレジットカードの審査徹底解説
- 審査が不安な方におすすめのクレジットカード3選
- クレジットカードの審査に通りやすくなる7つのポイント
- 審査についてよくある3つの質問
- どうしてもクレジットカードが作れなかった方へ
この記事を読むことでクレジットカードの審査についてきちんと理解でき、審査の前にきちんと対策を立てて申し込むことができるようになります。
また、合わせて審査が不安という方のためにおすすめのカードも紹介するので参考にしてください。
1. クレジットカードの審査徹底解説
この章ではクレジットカードの審査について、審査の流れから審査基準、審査の方法、発行会社ごとの審査基準について紹介していきます。
1-1. クレジットカード審査の流れ
クレジットカードは申し込み者が申し込みを行い、以下の流れでいくつかの審査を経て発行されます。
1.入会申し込み書の記入チェック
審査の大部分はシステムにより自動化されています。
申し込みが行われると、システムで必要な情報がすべて記入されているかのチェックされます。
インターネットから申し込む場合には、記入漏れがあった際には次の審査に進めないようになっていますが、店頭での申し込みの場合はそれがないので注意しましょう。
2.自社のデータベースとの照合と信用情報の照会
申し込み完了後はまず申込者の過去のクレジットカードの利用履歴などをシステムが照会します。
この際に過去に他社のクレジットカードであっても返済の遅滞などがあった場合は審査に落とされる可能性が高くなります。
3.一部は人による審査も
審査システムで判断がつかない場合は、実際にカード会社の審査員によって申し込み内容の確認が行われ、発行可否の判断が行われます。
1-2. クレジットカード会社の審査基準
一般的にクレジットカード会社は以下の3つを基準に審査を行います。
- 返済能力:職業や勤務先、雇用形態、勤続年数、年収、そして他社からの借入れ状況を確認して、お金を貸してもきちんと返済できるのかを確認します。
- 性格:これまでの利用実績を確認して、遅滞などすることなく期日までにきちんと返済ができる性格なのかを確認します。
- 資産:万が一、返済ができなくなった場合に、不動産などの担保として見ることのできる資産があるのかどうかです。
この審査基準はカードを発行する会社によって異なります。
1-3. クレジットカード審査の方法
クレジットカードの審査方法は、上記の3つの基準を元にスコアリングシステムと呼ばれるシステムが採点を行います。
評価の基準をクレジットカード会社は公表していませんが、上記の3つの基準に基づき審査されます。
そのため、どこか1つの項目が飛び抜けていることよりも総合的に必要な項目を満たしている必要があります。
例えば、年収3,000万円でも返済に遅れがちな方よりも年収500万円で毎月きちんと返済を行なう方の方がスコアリングシステムの点数は高いです。
1-4. クレジットカード審査通過の最低基準
先ほども述べた通り、クレジットカードの審査通過の基準は発行するクレジットカード会社によって異なります。
ただ、一般的にクレジットカードを作るために必要最低限の条件として以下のような条件があります。
- 過去に返済の延滞などの事故情報が存在しない
- 年収200万円以上の安定した収入がある
- 勤務年数、居住年数が1年以上である
上記はあくまでも目安なのですが、返済の延滞などの事故情報が存在する方はカードを選ばなければ審査に取る可能性は低いです。
また、安定した収入があることは必須ですが年収は200万円を下回っている方でも審査に通るケースはあります。
しかし、このラインも絶対的なものではなく、年収がこれ以下でもカードを作れたという方はたくさんいます。
また、以下のように年収を持たない方でもきちんとカードを作れています。
- 学生
- 専業主婦
ただし、この方々の場合は親や夫の年収も参考になります。
もし、この記事を読んでいる方で学生や専業主婦の方がいれば以下の記事でそういった方々向けのカードを紹介しているので参考にしてください。
最後に勤務年数、居住年数に関しても1年以上なければ審査に通らないわけではなく、それぞれカード発行会社によって審査基準が異なっています。
1-5. 発行会社ごとの審査基準
クレジットカードはそれぞれ発行会社と呼ばれる会社が発行しており、発行会社は大きく分けると以下の5種類になります。
この発行会社を見極めることこそが自分に合った審査のカードを見極めるポイントです。
発行会社 | 例 | 特徴 | 審査難易度 |
国際系 | JCBカードなど | JCBなどの国際ブランドが直接発行するクレジットカードです。 | 難 |
銀行系 | 三井住友VISAカードなど | 銀行や銀行系グループ会社が発行するクレジットカードです。 | やや難 |
信販系 | JACCSカードなど | クレジットカード、ローン、割賦販売、賃貸住宅の保証人など、 販売信用を主に行っている会社が発行するクレジットカードです。 | 普通 |
流通系 | エポスカードなど | スーパーやデパートなどの子会社や関連会社が発行するクレジットカードです。 | 普通 |
消費者金融系 | ライフカード(デポジット型)など | 消費者金融やグループ会社が発行するカードです。 | 易しい |
クレジットカードを初めて作るような方でクレジットカードの審査の最低基準を満たしている方であれば基本的にほとんどの一般カードの審査に通ります。
初めてカードを作る方は『初めてのクレジットカードおすすめ5選と使い方完全ガイド』にて初めてカードを作る際に気をつけることや初心者向けのカードを紹介しているので参考にしてください。
また、ここまで読んで審査が不安な方は以下の発行会社のカードに申し込みましょう。
- 信販系カード
- 流通系カード
- 消費者金融系カード
信販系カード
返済能力・性格・資産を見ます。中でも返済能力は特に重視しています。
なぜなら、信販会社はクレジットカードを使用してもらうことで収益を稼いでいます。つまり、利用者にカードを使ってもらわなければ信販会社には利益がないので、多くの利用者に使ってもらえるよう審査を行っています。
そのため、多少は利用実績に難があっても職業や年収がよければ発行されやすくなります。
流通系カード
返済能力・性格・資産を見ます。
例えば、マルイは利用者にエポスカードをマルイで利用してもらったり、キャッシングをしてもらうことで収益を稼いでいるので多くの方にカードを持ってもらいたいと考えています。
そのため、この人にカードを発行すると利益が生まれるかどうかといった視点も含まれるので他のカードよりも審査が甘いように感じます。
消費者金融系
消費者金融系のカードは他のカードと審査がまったく違うといっても過言ではありません。一般的に消費者金融系のカードが最も作りやすいと言われていますが、消費者金融の貸付審査に近い審査が行われているからです。
消費者金融は無担保でお金を貸し出すくらいなので厳重な審査を行います。しかし、消費者金融もクレジットカードを利用してもらうことで収益を稼いでいるので多くの方にカードを持って欲しいと考えています。
そのため、安定した収入があり、カードを発行することで利益が生まれると判断されれば他社で審査に落ちた方でも十分に審査に通る可能性があります。逆に無職の学生、専業主婦(主夫)など収入のない方は申し込むことすらできません。
カードの詳細に関しては次章の「カードが作れるか不安な方におすすめのカード3選」にて紹介します。
2. 審査が不安な方におすすめのクレジットカード3選
先ほどの章で紹介した通り、審査が不安な方は「流通系カード」「消費者金融系カード」です。
また、「信販系カード」の中でも『Nexus Card』は例外で、審査が不安な方でも審査に通る可能性があります。
この章ではそれぞれの種類で、特に審査が不安な方向けだと言われているクレジットカードを紹介します。
- 「信販系カード(特殊)」・・・『Nexus Card』
- 「消費者金融系カード」・・・『ライフカード』
- 「流通系カード」・・・『エポスカード』
これらのカードはそれぞれ先ほどの「信販系カード」「消費者金融系カード」「流通系カード」の中でも作りやすい、審査が不安な方におすすめのカードです。
2-1. 『Nexus Card』
『Nexus Card』は事前にデポジット(保証金)を預けるという珍しいタイプのクレジットカードです。
デポジット(保証金)=限度額となるため、いわゆるブラックリストに載っている方でも作れる可能性が高く、公式ページにも以下のように書かれてあります。
出典:Nexus Card
審査に不安のある方におすすめとカード会社の公式ページで書かれてあるのはこの『Nexus Card』くらいしかありません。
ブラックではないが、他社のカードに申し込みをして断られ続けた方でも、まずはこのカードの利用を毎月続ける事で専門の信用機関(CICなど)にクレジットヒストリーが作れて、他のカードの審査に通りやすくなります。
カードとしても普通のMastercardと同じように使えて、ポイントが貯まったりボーナス・分割・リボ払いにも対応しているなど便利な1枚です。
年会費(税込) | 1,375円※別途発行費用550円も必要 |
発行条件 | 18歳以上の方で、安定した収入のある方 |
基本還元率 | 0.5% |
『Nexus Card』公式ページ:
2-2. 『ライフカード』
『ライフカード』は消費者金融アイフルの子会社であるライフカード株式会社が発行しているクレジットカードです。
このカードはブラックリスト入りしている方でも作れたという口コミが多数あります。なぜなら、親会社であるアイフルの審査や使われたお金の回収方法をライフカードにも応用していると考えられるためです。
過去に支払いの遅れがあったりクレジットヒストリーが無くても、現在安定した収入があれば審査に通る可能性が他社のクレジットカードに比べて高いです。
年会費 | 無料 |
発行条件 | 日本国内にお住まいの18歳以上(但し高校生を除く)で、電話連絡が可能な方 |
基本還元率 | 0.5〜1.5% |
『ライフカード』公式ページ:
2-3. 『エポスカード』
『エポスカード』はファッションビルなどの商業施設を展開する丸井のグループ会社であるカード会社が発行する年会費無料のクレジットカードです。
日本で初めて「クレジット」という名称を使用した「クレジット・カード」を発行しているカード業界の老舗で、他社と違った与信ノウハウを利用して審査しているため断られる確率がわずか8%と非常に低いです(他社平均は24%)
会社の理念として「信用はお客さまと共につくるもの」という与信哲学があるため、30代以下の会員が50%を超えていたり、カード会員の70%以上が女性であるなどより多くの人に利用してもらいたいという意志がある事がわかります。
カードの機能としても非常に優れていて、以下のようにマルイでもお得ですが、マルイ以外でもお得な特典があります。
- 年に4回、マルイで10%の優待期間があります。
- 海外旅行保険で疾病治療保険が年会費無料カード最高額の270万円など実用的な内容
- 最短即日での発行が可能(先にネットで申し込んで審査に通ってから受け取りに行った方が無駄足しなくて済みます)
- ファミレス・カラオケ・映画など全国10,000店舗以上で割引やポイント優遇などの特典を受けられます
年会費 | 無料 |
発行条件 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
基本還元率 | 0.5% |
『エポスカード』公式ページ:
3. クレジットカードの審査に通りやすくなる7つのポイント
この章ではクレジットカードの審査に通りやすくなるポイントを紹介します。
ここで紹介する以下の内容を知らなければ、本来なら通っていたはずの審査に落ちてしまうということもあり得るのでしっかりと読んでください。
- 申込書記入時の誤字や空欄をできるだけ避ける
- 一度に複数枚のクレジットカードには申し込まない
- キャッシング枠は極力申し込まない
- 固定電話の情報も記入する
- 年収や他社からの借り入れ額での虚偽報告をしない
- ショッピング枠は30万円以下で申し込む(希望を出せる場合)
- 他社での借り入れをなくす
3-1. 申込書記入時の誤字や空欄をできるだけ避ける
実は申込書(ネット入会だと申込画面)の不備や未記入が審査に引っかかる一番多い原因といわれています。
どうしても記入できない項目は仕方がありませんが、多過ぎるとカード会社はあなたと安心して契約できないと判断し、審査に落ちやすくなります。
また、同じ理由で字が汚すぎるのも審査に落ちる原因とされています。
3-2. 一度に複数枚のクレジットカードには申し込まない
審査まで時間がかかるので何社か申し込んで審査が早く終わったクレジットカードを作ろうと考える方は多いです。
しかし、これはクレジットカードを作るときに絶対にやってはいけないことなのです。
一度に複数のクレジットカードを申し込むとその情報は信用情報機関に登録され、クレジットカード会社はそれを元に審査をします。そしてこの時、クレジットカード会社は以下のように考えます。
- 入会キャンペーンのポイント目的の申込者かもしれない
- お金に困っていて返済能力がない人かもしれない
以上の理由から一度に複数枚のクレジットカードを申し込むことは新しくクレジットカードを作るのに不利になってしまいます。
また、同様の理由でクレジットカードの審査に落ちてすぐの申し込みも審査に通りにくくなりやすいので気をつけましょう。
3-3. キャッシング枠は極力申し込まない
キャッシングはもしもの時のために便利なので申し込みたいという方が多いかもしれません。
しかし、できる限りキャッシングの申し込みは避けましょう。基本的にキャッシングを申し込むことでクレジットカードの審査は通りにくくなります。カード会社からお金を借りる予定がない場合は原則としてキャッシング枠は0にして申し込みましょう。
なぜなら、総量規制という法律で個人がお金を借りられる枠の基準が定められていて、その枠の中にクレジットカードのキャッシング枠も含まれるからです。
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。
キャッシング枠を不必要に多くして申し込むと、カードの発行会社から「この人はお金に困っている人なのかな」と判断され、審査に通りにくくなります。
3-4. 固定電話の情報も記入する
最近では携帯電話を主に使ってる方が多いため、クレジットカードの申し込み時にも携帯電話の番号を書く方が多いです。しかし、クレジットカードの審査では固定電話を持っていた方が有利です。
クレジットカード会社から見た場合、携帯電話よりも固定電話の方が信頼できるからです。
クレジットカードの審査のためにわざわざ固定電話を契約する必要はありませんが、固定電話があるならばその情報も記入して申し込んだ方が審査に通りやすくなります。
3-5. 年収や他社からの借り入れ額での虚偽報告をしない
年収や他社からの借り入れ額でバレないと思って嘘の記入をしてしまうことは絶対にやってはいけないことです。
それらの嘘はバレてしまう可能性が高いです。年収に関しては年間の収入証明書を求められる場合もありますし、他社からの借り入れ額はクレジットカード会社が信用機関に問い合わせれば一発でわかってしまいます。
そしてこれらの虚偽報告が発覚してしまうとそのカードの審査に落ちるだけでなく、ブラックリストに載ってしまい、今後の審査にも響く可能性があるので虚偽報告だけは絶対にやめましょう。
3-6. ショッピング枠は30万円以下で申し込む(希望を出せる場合)
申込時にショッピング枠(利用限度額)の希望を出せる場合は30万円以下で申し込みましょう。そもそもカードを作りにくい立場の方が、最初から大きな金額での申し込みは希望通りの利用限度額になりません。
あまりに大きすぎる限度額を申請してクレジットカード会社に資金繰りに困ってる可能性があるなどと疑われないようにショッピング枠は30万円以下で申し込みましょう。
3-7. 他社での借り入れをなくす
現在、他社での借り入れや、返済しきっていないカードローンがある場合、クレジットカードの審査に通る可能性が低くなります。
なぜなら、クレジットカード会社は借入額が支払い能力以上になっている方には原則カードを発行しないからです。そのため、他社で借り入れがある方は他社での借り入れを返済したり、できるだけ金額を減らしてから申し込むようにしましょう。
また、遅滞でなく滞納(返済期限が過ぎている返済)がある方はほぼカードの審査に通る可能性がなくなるので気を付けましょう。
4. 審査についてよくある3つの質問
この章ではカードの審査についてよくある質問を紹介し、回答します。
クレジットカードに落ちる理由として表向きにはあまり語られないような内容もあります。
クレジットカードの審査に不安な方は是非とも読んでいただきたいです。
4-1. ブラックリストって何ですか?
ブラックリストとは過去に返済の遅滞などで信用機関に記録されている利用実績に難がある状態を言います。
信用機関の利用実績は審査の際にカード会社に確認されます。そのため、ブラックリストに載ってしまうとカードを作ることが難しくなります。
ブラックリストに載るような方は以下の通りです。
- 過去24ヶ月以内に延滞を2ヶ月連続で起こした方:個人の信用情報に傷がついている:プチブラック状態
- 3ヶ月以上の延滞で「異動」(事故)が付いてから5年が経っていない方:ブラックリスト入り状態
- 債務整理や自己破産を経験している方:カードを作ることがかなり難しい超ブラック状態
このような状態の方は利用実績が綺麗になるのを待つか、ブラックリスト入りでも作れる可能性のカードに申し込むことをお勧めします。
ブラックリスト入りの方でも作れる可能性のあるカードは『Nexus Card』です。
もし、このカードでも審査に受からなかった場合は次章で紹介するデビットカードを検討してみてください。
プチブラック状態
過去24ヶ月以内に延滞を2ヶ月連続で起こしたために、あなたの利用実績に正常に支払われなかったことが2ヶ月連続で記録されています。
この記録は過去24ヶ月分の実績が記録されています。
ブラックリスト入り
過去に3ヶ月以上の延滞履歴(異動付き)がある方は一般的にブラックリスト入りしています。
一度、ブラックリスト入りすると5年間はその情報が消えません。
超ブラック状態
一度債務整理や自己破産をした方はブラックリスト入りの方よりも審査が厳しい状態にあります。
7年間はその情報が消えません。
4-2. ブラックではないはずなのにカード審査に落ちたのはなぜですか?
3章で説明した事項も守っていて、さらにブラックではないはずなのにカードの審査に落ちた方は以下の可能性が考えられます。
- スーパーホワイトである
- 利用実績が汚い
- カードの入会条件を満たしていない
この3つに該当している方はブラックリスト入りしていなくてもカードの審査に落ちる可能性があります。
スーパーホワイトである
スーパーホワイトの方とは今までクレジットカードやローンを利用したことがなく、利用実績に何も記されていない方のことを言います。
そしてそういった方々はカードを作りにくいと言われています。
そのように言われる理由は自己破産をした記録は5年程度で消えてしまうため、クレジットカード会社からは20代の頃に自己破産などをした方と、初めてカードを作る方は同じ信用状態に見えてしまうためです。
しかし、最近では以下のような支払いも信用機関の情報に載るため、スーパーホワイトの方は少ないと言われています。
- 携帯電話の分割払いでの購入
- 車のローンや住宅ローン
- 学習教材やエステの分割払い
ただ、携帯電話を一括払いで購入している方などは本当に信用機関にまったく情報がない可能性があり、カードの審査に落ちたのかもしれません。
信用情報機関へ自分の信用情報を確認する方法
自分の信用情報を確認したい方は、信用情報機関に直接問い合わせて確認することができます。
信用情報機関には以下の3つがあります。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー):主にクレジットカード会社、信販会社系が利用
- JICC(日本信用情報機構):主に消費者金融、信販系が利用
- KSC(全銀協:全国銀行個人信用情報センター):主に銀行が利用
正確な情報を確認するならKSC-JICC(-CIC)の順で開示しましょう。
クレジットカードを含む、ローンや携帯電話の分割払いでの購入などの情報が分かり、契約時に記入した電話番号が記載されているからです。
なお、ネットで開示請求をするのにクレジットカードなどを要求されますが、みんなの銀行の『Debit Card』は開示請求支払いに使えたという口コミが多いです。
VISAのデビットカードと、MyJCBサービスが使えないJCBデビットカードでは開示の支払いができないと思った方が良いです。
気になる方はKSCやJICCの開示情報に記載された過去の電話番号でCICの開示をすることで、ひょっとすると記憶にないクレジットカードを作っていたかもしれない事が分かります。
利用実績が汚い
利用実績が汚いというのは、クレジットカードを利用しているのに返済がきちんと行われていない場合です。
具体的には請求額の一部を返金するだけであったり、支払い日に入金をしなかったりなどの行動が続くとカード会社には、お金に困っている人だと判断されてしまう可能性が高いです。
このように判断されてしまうといくらブラックリスト入りはしていなくてもカードを作れる可能性はかなり低くなります。
もし、当サイトで紹介しているカードでも審査に受からなかった場合は次章で紹介するデビットカードを検討してみてください。
カードの入会条件を満たしていない
カードにも入会条件があり、それを満たしていない限り審査に通ることはあり得ません。
例えば、『ライフカード』の場合、「日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方」と入会条件が記載されています。
そのため、17歳の方が申し込んだとしても年齢的に審査に通ることはあり得ません。
4-3. 温情発行って何?
温情発行とはその名の通り、本来ならば審査に落ちるような方でも、クレジットカード会社の温情で5万円〜10万円程度のショッピング枠でクレジットカードを発行してくれるケースです。
以下のような方は温情発行されるケースが高いとされています。
- 年収100万円台の30代以上のフリーター
- 障害年金などの一定収入がある無職の方
しかし、審査基準の高いカードには温情発行すらないので、当サイトで紹介しているようなカードに申し込むのが無難と言えます。
5. どうしてもクレジットカードが作れなかった方へ
どうしてもクレジットカードが必要なのに、クレジットカードが作れないという方にはデビットカードがおすすめです。
5-1. デビットカードとは
デビットカードとはクレジットカードと同様にVISA、JCBなどの支払い機能を兼ね備えたカードで、「一括払い」を選択すればネット決済やお店での決済が可能です。
また、クレジットカードのように事後決済ではなく、利用するとその場で預金口座から引き落とされる即時決済なので審査なしでも作れるカードが多いです。
限度額も預貯金があれば、その範囲内であればいくらでも使えます(1日や1ヶ月に使える上限金額が銀行側で設定されていることがあります)
5-2. デビットカードのメリット
現金やクレジットカードに加え、もう一つの支払い方法としてデビットカードが注目を集めています。
現に海外ではクレジットカードの普及率よりもデビットカードの方が普及率の方が高いくらいです。
デビットカードが人気な理由としては現金を引き出したり持ち歩く必要がなくなるということや、クレジットカード同様にデビットカードを利用するとポイントなどの還元を受けられる場合もあることが挙げられます。
5-3. おすすめのデビットカード
デビットカードを申し込むのであれば間違いなく、『Sony Bank Wallet(Visa)』がおすすめです。
『Sony Bank WALLET(Visa)』はソニー銀行が発行する以下のような特長を持つカードで、全163枚のデビットカードの中で最もおすすめの1枚です。
- 年会費:永年無料
- 還元率:預金残高やソニー銀行との証券取引残高に応じて0.5〜2.0%がキャッシュバック
- 付帯保険:ネットバンク発行のカードでは珍しくショッピング保険、不正利用補償がしっかりと付帯
『Sony Bank Wallet(Visa)』公式ページ:
6. まとめ
クレジットカードの審査についてご説明しました。
一般的にクレジットカード会社は以下の3つを基準に審査を行います。
- 返済能力:職業や勤務先、雇用形態、勤続年数、年収、そして他社からの借入れ状況を確認して、お金を貸してもきちんと返済できるのかを確認します。
- 性格:これまでの利用実績を確認して、遅滞などすることなく期日までにきちんと返済ができる性格なのかを確認します。
- 資産:万が一、返済ができなくなった場合に、不動産などの担保として見ることのできる資産があるのかどうかです。
この審査基準はカードを発行する会社によって異なります。
ただ、一般的にクレジットカードを作るために必要最低限の条件として以下のような条件があります。
- 過去に返済の延滞などの事故情報が存在しない
- 年収200万円以上の安定した収入がある
- 勤務年数、居住年数が1年以上である
クレジットカードを初めて作るような方で、クレジットカードの審査の最低基準を満たしている方であれば、基本的にほとんどの一般カードの審査に通ります。
初めてカードを作る方は『初めてのクレジットカードおすすめ5選と使い方完全ガイド』にて初めてカードを作る際に気をつけることや初心者向けのカードを紹介しているので参考にしてください。
審査が不安な方は審査基準が独特な以下のカードを申しこむことをおすすめします。
- 「信販系カード(特殊)」・・・『Nexus Card』
- 「消費者金融系カード」・・・『ライフカード』
- 「流通系カード」・・・『エポスカード』
以上のカードでも審査に通らなかった場合は、クレジットカードではありませんが『Sony Bank Wallet(Visa)』に申し込むことをおすすめします。
あなたがクレジットカードを作れることを祈っています。
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