
無職の自分でもクレジットカードを作れるのかと不安に思っていませんか?
通常、無職の方がクレジットカードを作ろうとしても、まず審査に通りません。しかし、このページで紹介する「無職でもクレジットカードを作れるコツ」を実践することで無職のあなたでもクレジットカードを作れる可能性が高くなります。
この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、無職の方がクレジットカードを作るコツと無職の方におすすめのカードを以下の流れで紹介していきたいと思います。
本ページを読むことで、無職の方でもクレジットカードが作れる可能性がグンと上がります。
1. 無職でカードを作る6つのポイント
無職の方は基本的にカードを作りにくいと言われています。なぜなら、クレジットカードを作ろうとする際、審査があり「年収」や「職業」をチェックされます。そして、無職の方が普通に申し込みをしてもこの審査にはまず通りません。
そのため、無職の方がクレジットカードを作りたい場合、申し込み時にいくつかのポイントに気をつけばければカードを作ることはできません。
この章では以下の無職の方でもクレジットカードを作るための6つのコツを紹介したいと思います。
- 職業欄には「無職」と書かない
- 一度に複数枚のカードには申し込まない
- キャッシング枠は極力申し込まない
- 固定電話を置く
- ショッピング枠は30万円以下で申し込む(希望を出せる場合)
- 審査難易度の高いカードに申し込まない
太字になっている項目は重要なので必ず読むようにしてください。
1-1. 職業欄には「無職」と書かない
審査の項目を埋める際に、職業欄のところで無職を選択しないようにしましょう。
これは別に虚偽の告知をしましょうという話ではなく、現在無職の方はどこでもいいので派遣会社に登録してからクレジットカードの審査に申し込みましょう。
派遣会社に登録するためには簡単なテストを受ける必要がありますが、まず落ちることはありません。
登録さえしておけば、仕事を受けずに断っていたとしても、クレジットカードの申し込み時に「派遣社員」として申し込んでも問題ありません。
派遣会社に登録するのは面倒かもしれませんが、派遣会社に登録するだけで無職と書いては作れなかったクレジットカードが作れるようになります。
また、専業主婦の方はご主人の年収が審査の対象になるので職業欄は「専業主婦」を選択しましょう。
同様に学生の方も親の年収が審査の対象になるので職業欄は「学生」を選択しましょう。
1-2. 一度に複数枚のカードには申し込まない
無職の方の中には審査まで時間がかかるので何社か申し込んで、審査が早く終わったクレジットカードを作ろうと考える方もいるかと思います。
しかし、これは無職の方がクレジットカードを作るときに絶対にやってはいけないことなのです。
なぜかというと、一度に複数のクレジットカードを申し込むとその情報は信用情報機関に登録され、クレジットカード会社はそれを元に審査をします。この時、クレジットカード会社は以下のように考えます。
- 入会キャンペーンのポイント目的の申込者かもしれない
- お金に困っていて返済能力がない人かもしれない
以上の理由から一度に複数枚のクレジットカードを申し込むことは新しくクレジットカードを作るのに不利になってしまいます。
一般的に6ヶ月以内に3枚以上のクレジットカードの申し込みをすることを多重申し込みと言います。審査に通りやすくするためには6ヶ月以内に2枚以下の申し込みをおすすめします。
また、同様の理由でクレジットカードの審査に落ちてすぐの申し込みも審査に通りにくいので気をつけましょう。
1-3. キャッシング枠は極力申し込まない
キャッシングはもしもの時のために便利なので申し込みたいという方が多いかもしれません。
しかし、できる限りキャッシングの申し込みは避けましょう。基本的にキャッシングを申し込むことでクレジットカードの審査は通りにくくなります。カード会社からお金を借りる予定がない場合は原則としてキャッシング枠は0にして申し込みましょう。
なぜなら、総量規制という法律で個人がお金を借りられる枠の基準が定められていて、その枠の中にクレジットカードのキャッシング枠も含まれるからです。
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みを言います。
キャッシング枠を不必要に多くして申し込むと、カードの発行会社は「この人はお金に困っている人なのかな」と判断され、カードが発行されない恐れがあり否決の情報が記録に残ります。
1-4. 固定電話を置く
最近では携帯電話を主に使ってる方が多いため、クレジットカードの申し込み時にも携帯電話の番号を書く方が多いです。しかし、クレジットカードの審査では固定電話を持っていた方が有利です。
クレジットカード会社から見た場合、携帯電話よりも固定電話の方が信頼できるからです。
クレジットカードの審査のためにわざわざ固定電話を契約する必要はありませんが、固定電話があるならばそちらで申し込んだ方が審査に通りやすくなります。
1-5. ショッピング枠は30万円以下で申し込む(希望を出せる場合)
申込時にショッピング枠(利用限度額)の希望を出せる場合は30万円以下で申し込みましょう。そもそも無職の方で派遣会社に登録をしたとしても、最初から大きな金額での申し込みは希望通りの利用限度額になりません。
あまりに大きすぎる限度額を申請してクレジットカード会社に資金繰りに困ってる可能性があるなどと疑われないようにショッピング枠は30万円以下で申し込みましょう。
1-6. 審査難易度の高いカードに申し込まない
現在、クレジットカードは全部で9千枚近く発行されています。その中にはゴールドカードのように年会費も高く審査基準の難しいものや、年会費無料で審査基準のゆるいものまで豊富にあります。
そこでクレジットカードを作るときは少しでも審査で落とされる可能性を減らすために審査のゆるいクレジットカードに申し込むようにしましょう。
基本的に年会費がかかったり、「銀行系」と呼ばれるクレジットカードは審査が厳しく、「流通系」と呼ばれるクレジットカードは審査がゆるい傾向にあります。
「銀行系」のカード:『三井住友VISAカード』などの銀行が発行するクレジットカード
「流通系」のカード:『エポスカード』などの小売業者業者・もしくはそのグループ会社が発行するクレジットカード
そこで今回私がプロとしてあなたにおすすめするのが「流通系」カードの『エポスカード』です。
詳細に関しては次章で紹介していきます。
2. 無職の方におすすめのカード2選
この章では無職でも作れたという口コミがあった2枚のカードをご紹介します。
- 『エポスカード』
- 『Amazon Mastercardクラシック』
これらのカードは前章の6つのポイントをきちんと実践した方ならば、無職でも審査に通ったという声をよく聞くカードです。
2-1. 『エポスカード』
『エポスカード』はファッションビルなどの商業施設を展開する丸井のグループ会社であるカード会社が発行する年会費無料のカードです。
日本で初めて「クレジット」という名称を使用した「クレジット・カード」を発行しているカード業界の老舗で、他社と違った与信ノウハウを利用して審査しているため断られる確率がわずか8%と非常に低いです(他社平均は24%)
会社の理念として「信用はお客さまと共につくるもの」という与信哲学があるため、30代以下の会員が50%を超えていたり、カード会員の70%以上が女性であるなどより多くの人に利用してもらいたいという意志がある事がわかります。
カードの機能としても非常に優れていて、以下のようにマルイでもお得ですが、マルイ以外でもお得な特典があります。
- 年に4回、マルイで10%の優待期間があります。
- 海外旅行保険で疾病治療保険が年会費無料カード最高額の270万円など実用的な内容
- 最短即日での発行が可能(先にネットで申し込んで審査に通ってから受け取りに行った方が無駄足しなくて済みます)
- ファミレス・カラオケ・映画など全国10,000店舗以上で割引やポイント優遇などの特典を受けられます
『エポスカード』公式ページ:
2-2. 『Amazon Mastercardクラシック』
『Amazon Mastercardクラシック』はAmazonが三井住友カードと提携して発行しているカードです。
三井住友カードが直接発行しているカードは銀行系で審査難易度が高いですが、提携して発行しているカードは提携先の審査基準によって難易度が変わります。
『Amazon Mastercardクラシック』は無職だけど作れたという口コミが何件もあるのでそこまで厳しい審査ではないと考えられ、下記のようなメリットが多いカードです。
- 年にたった1回使うだけで年会費無料になる
- Amazonでのポイント還元率が1.5〜2%
- Amazon以外での利用でもポイント還元率1%
- 電子マネーiDやApple Payを利用できる
『Amazon Mastercardクラシック』公式ページ:
https://www.amazon.co.jp/三井住友カード株式会社-Amazon-Mastercardクラシック/
3. どうしてもカードの審査に通らなかった際の3つの裏技
無職の方で上記の方法を試してもクレジットカードを作ることができなかった場合、残る方法は以下の3つです。
- 親のクレジットカードの家族カードを発行する
- 以前まで使っていたカードを使い続ける
- デビットカードを申し込む
デビットカードは審査がないので作れないことはないと思いますが、これらの方法で満足いくものがなければ諦めるしかないかもしれません。
3-1. 親のクレジットカードの家族カードを発行する
自分の親が持っているクレジットカードか、自分の親にクレジットカードを作ってもらい、その家族カードを発行することでほぼ間違いなくあなた名義のクレジットカードを作ることができます。
ただ、家族カードだと支払いが親カードを持つあなたの親がすることになるので、カードの利用状況が全て親に筒抜けになるので注意しましょう。
しかし、発行スピードも早く、ほぼ確実にカードを作ることができるのでインターネット上の決済など何が何でもクレジットカードが必要な方などにはおすすめです。
3-2. 以前まで使っていたカードを使い続ける
最近までは定時的な収入を持つ会社員だった方で、その当時に作ったクレジットカードを持っている方は、無職になってもしばらくは何の問題無く使い続けることが出来ます。
しかし、無職になってもクレジットカードを利用出来ることは便利なのですが、返済が延滞しがちになり滞納してしまうと、クレジットカードは利用停止になる可能性があり、そうなると、残金を一括請求されることになるので気を付けましょう。
ただ、いずれはカード会社の途上与信(カード会員の信用情報を利用途中で確認すること)の際に無職とバレると、限度額を減らされるなどの恐れがあります。
3-3. デビットカードを申し込む
どうしてもクレジットカードが必要なのに、クレジットカードが作れないという方にはデビットカードがおすすめです。
デビットカードとは
デビットカードとはクレジットカードと同様にVISA、JCBなどの支払い機能を兼ね備えたカードで、「一括払い」を選択すればネット決済やお店での決済が可能です。
また、クレジットカードのように事後決済ではなく、利用するとその場で預金口座から引き落とされる即時決済なので審査なしでも作れるカードが多いです。
限度額も預貯金にお金さえあればいくらでも使えます。
デビットカードのメリット
現金やクレジットカードに加え、もう一つの支払い方法としてデビットカードが注目を集めています。現に海外ではクレジットカードの普及率よりもデビットカードの方が普及率の方が高いくらいです。
デビットカードが人気な理由としては現金を引き出したり持ち歩く必要がなくなるということや、クレジットカード同様にデビットカードを利用するとポイント還元を受けられるものもあるということが挙げられます。
おすすめのデビットカード
デビットカードを申し込むのであれば間違いなく、『JNB Visaデビットカード』がおすすめです。
『JNB Visaデビットカード』はジャパンネット銀行が発行するデビットカードでメリットは以下の3つです。
- 年会費・発行手数料が無料で15歳以上ならば、審査不要で誰でも持つことができます。
- 『JNB Visaデビットカード』のご利用500円につき1JNBスターを還元。1JNBスター=1円で交換できます。(基本還元率0.2%)
- 口座残高や利用金額はリアルタイムにスマホアプリで確認できます。
『JNB Visaデビットカード』公式ページ:
3, まとめ
以上が無職でも確実にクレジットカードを作るための6つのポイントでしたがいかがでしたか。
無職の方がクレジットカードを作る場合以下の6つのコツに注意しましょう。
- 職業欄には無職と書かない
- 一度に複数枚のカードには申し込まない
- キャッシング枠は極力申し込まない
- 固定電話を置く
- ショッピング枠は30万円以下で申し込む(希望を出せる場合)
- 審査難易度の高いカードに申し込まない
また、無職の方におすすめなのが以下のカードです。
そして、上記の方法でクレジットカードが作れなかった場合は以下の方法を利用しましょう。
- 親のクレジットカードの家族カードを発行する
- 以前まで使っていたカードを使い続ける
- デビットカードを申し込む:『JNB Visaデビットカード』
あなたのクレジットカードが作れないと言った悩みが解決することを祈っています。