安心できる海外旅行保険が付くVISAクレジットカード4選

「良い条件の海外旅行保険が付いたVISAのクレジットカードが知りたい」と考えていませんか。

VISAのクレジットカードは世界のシェア50%以上を占め、カードが使えるほとんどの店舗やサービスで利用できるため、海外旅行時には必須アイテムの1つです。

安心できる条件の海外旅行保険が付いたクレジットカードを探す場合は、VISAのカードから探すと海外旅行時に持ち忘れにくいためおすすめです。

そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、「良い条件の海外旅行保険が付いたVISAのクレジットカード」を以下の流れで紹介します。

  1. 海外旅行保険付きクレジットカードを選ぶ際に知っておくべき3つのこと
  2. 年会費無料で良い条件の海外旅行保険が付いているVISAクレジットカードおすすめ2選
  3. 年会費有料で良い条件の海外旅行保険が付いているVISAクレジットカードおすすめ2選
  4. VISAは国際ブランドとしてどうなの?

この記事を読むことで、あなたの希望に合う海外旅行保険が付くVISAのクレジットカードが見つかります。

1. 海外旅行保険付きクレジットカードを選ぶ際に知っておくべき3つのこと

クレジットカードの中には海外旅行保険が付帯しているカードがあります。中でも世界中で利用できる店舗の多いVISAのクレジットカードで海外旅行保険の付帯しているカードはおすすめです。

また、年会費有料カードであれば海外旅行保険はほとんどのカードに付帯しており、年会費のかからないカードでも枚数は少ないものの付帯しているカードもあります。

この章では、海外での旅行保険の重要性と海外旅行保険のついたクレジットカードの利便性について以下の流れで紹介します。

  1. 海外旅行保険の重要性
  2. クレジットカードの海外旅行保険
  3. 海外旅行保険付帯のカードの選定基準

この章を読むことで、海外に行く際に海外旅行保険の付帯しているクレジットカードを持って行くことの重要性がわかります。

1-1. 海外旅行保険の重要性

海外に行く際に海外旅行保険に入っていなければ非常に危険です。

なぜなら、海外で治療を受けると非常に高額の治療費を請求されるからです。

以下に海外で盲腸になった際の治療費の一例を載せておきます。

都市総費用(円)入院日数
ホノルル2,560,000円2日
ロサンゼルス1,624,400円~2,165,800円2日
ロンドン1,302,800~1,737,100 円2〜3日
シンガポール154,800~773,800円1~2日

出典:一般社団法人 日本損害保険協会

保険に入っていれば、これらの費用の全部または一部を補償してもらえますが、入っていなければ全てが自己負担です。

1-2. クレジットカードの海外旅行保険

上記のように日本での治療では考えられないような治療費がかかってしまいますが、海外旅行保険に加入しておくことで、その一部、または全部を補償してくれます。

そして、クレジットカードの中にはこの海外旅行保険が無料で付帯しているものがあり、以下のような補償をしてくれます。

傷害死亡・後遺障害事故による死亡や後遺障害について補償
傷害治療費用旅行中のケガや病気の治療代を補償
疾病治療費用旅行中のケガや病気の治療代を補償
賠償責任(免責なし)相手にケガを負わせたり万一死亡させてしまった
時の賠償責任額を補償
救援者費用旅行先に家族が渡航する旅費や捜索費を補償
携行品損害(免責3,000円)デジカメなど携行品の盗難や破損を補償
注意事項

クレジットカードの保険条件の紹介にはよく「最大5,000万円補償」と大きく表示・広告されていることが多いですが、この補償金額はほとんど使う機会のない事故による死亡や後遺障害についてです。

海外では病気や怪我で通院や入院をすると非常に高額の治療費がかかる可能性が高く利用する機会も多いため、海外旅行保険で最も重要な保険は傷害・疾病保険です。

そのため、海外旅行保険目的でクレジットカードを持つのであれば、傷害・疾病保険の補償金額が高いカードを選びましょう。

1-3. 海外旅行保険付帯のカードの選定基準

上記でも説明した通り、いざという時に本当に大事な保険が使えないという事がないように、以下の3つの保険項目をしっかりとチェックしましょう。

  • 傷害疾病治療:旅行中のケガや病気の治療代を補償
  • 救援者費用:旅行先に家族が渡航する旅費や捜索費を補償
  • 携行品損害:デジカメなど携行品の盗難や破損を補償

上記の3項目が重要な理由としては海外旅行で使われる保険が以下のようになっているからです。

日本最大の旅行会社であるJTBのグループ会社であるジェイアイ傷害火災保険株式会社の2018年度のトラブルデータでは次のような結果になっています。

  • 1位:治療・救援費用(46.4%)
  • 2位:携行品損害(26.9%)
  • 3位:旅行事故緊急費用(23.0%)

この上位3項目だけで、海外旅行の事故の96.3%を占めています。

海外旅行事故の補償項目がクレジットカードに付いている保険のどれに当たるのか下表で示しました。

項目カード保険事故件数割合
治療・救援費用傷害疾病治療・救援者費用46.4%
携行品損害携行品損害26.9%
旅行事故緊急費用航空機遅延保険23.0%
個人賠償責任賠償責任1.8%
旅行中断・キャンセルキャンセルを補償してくれる保険1.0%
その他傷害死亡・後遺障害0.8%

ジェイアイ傷害火災保険株式会社のトラブルデータを引用し、カード保険を追記

事故が起こる確率=あなたがその保険項目を使う確率になるので、上記の3つの補償金額を特に重視する必要があります。

確率は低いですが、物の価値がわかりにくい海外で他人の物を壊した時に高額な請求が来ても大丈夫なように賠償責任も気にしておくべきです。

特に、アメリカなど高額な医療費を請求してくる国に行く場合は傷害疾病治療・救援者費用の補償金額がかなり重要になります。

海外旅行中に約28人に1人が事故にあっている

実際に海外で事故に遭ってしまった人の確率は、下記のようなデータがあります。

あくまで確率論でしかありませんが、約28人に一人はトラブルに遭うので、備えをしっかりしておきましょう。

2. 年会費無料で良い条件の海外旅行保険が付いているVISAクレジットカードおすすめ2選

この章では年会費無料で良い条件の海外旅行保険が付いているVISAクレジットカードを紹介します。

年会費無料で海外旅行保険が付帯しているクレジットカードは数十枚しかないので非常に貴重です。

その中でも特に条件の良いカードは以下の2枚です。

なお、日本でVISAの代名詞と言える「三井住友カード」が発行するクレジットカードの多くは2022年4月16日以降利用付帯という旅行に関する支払いをしないと適用されない条件に改悪されました。

カードの年会費と保険の補償金額が釣り合わないと判断したため、この記事ではご紹介しません。

『エポスカード』

エポスカードの券面画像

エポスカード』は年会費無料クレジットカードの中で最高額の疾病治療費用(病気時の補償)がカードを持っているだけで適用される条件(自動付帯)で付く最もおすすめな1枚です。

補償内容は以下のようになっており、保険は自動付帯なので海外旅行にこのカードを持って行くだけで補償の対象になります。

付帯条件自動付帯
傷害死亡・後遺障害最高2,000万円
傷害治療費用
(1事故の限度額)
200万円
疾病治療費用
(1疾病の限度額)
270万円
賠償責任
(1事故の限度額)
2,000万円
携行品損害[自己負担:1事故3,000円]
(1旅行中かつ1年間の限度額)
20万円
救援者費用
(1年間の限度額)
100万円

海外で実際に利用することの多い項目が手厚い金額になっていて、キャッシュレス診療サービスにも対応しています。

救援者費用の金額が他のおすすめカードに比べてやや低いのが欠点ですが、緊急医療アシスタンスサービスが24時間いつでも日本語で対応してくれます。

『エポスカード』公式ページ:

https://www.eposcard.co.jp/index.html

『エポスカード』を使い続けているとゴールドカードへの招待(インビテーション)が届くことがあります。年会費永年無料で持てて、海外旅行保険の条件がさらに良くなります。

ゴールドカードについて詳しい内容を知りたい方は「世界一わかりやすいマルイ『エポスゴールドカード』解説」が参考になります。

『リクルートカード』

リクルートカード』は全ての年会費無料カードの中で1、2を争うほど還元率が高くポイント還元率は1.2%です。

貯まるポイントが簡単にPontaポイント・dポイント(2021年5月24日より)へ交換でき、ローソンなどPonta・dポイント提携店舗での利用やJALマイルに交換できるので、使い勝手が良いです。

さらに旅行代金の一部をクレジットカードで決済をしなければいけませんが、以下のように海外旅行保険も付帯しています。

付帯条件利用付帯
傷害死亡・後遺障害最高2,000万円
傷害治療費用
(1事故の限度額)
100万円
疾病治療費用
(1疾病の限度額)
100万円
賠償責任
(1事故の限度額)
2,000万円
携行品損害[自己負担:1事故3,000円]
(1旅行中かつ1年間の限度額)
20万円
救援者費用
(1年間の限度額)
100万円

年会費無料でポイント還元率も高く上記のように海外旅行保険も付帯しており、全てにおいて好条件なカードです。

『リクルートカード』公式ページ

https://recruit-card.jp/

29歳以下の方は『dカード』もおすすめ

29歳以下の方は『dカード』で海外旅行費用の支払いをすると、下表の海外旅行保険が適用されます。

付帯条件自動付帯
傷害死亡・後遺障害最高2,000万円
傷害治療費用
(1事故の限度額)
200万円
疾病治療費用
(1疾病の限度額)
200万円
賠償責任
(1事故の限度額)
2,000万円
携行品損害[自己負担:1事故3,000円]
(1旅行中かつ1年間の限度額)
20万円
救援者費用
(1年間の限度額)
200万円

ドコモユーザーはもちろん、非ドコモユーザーでもQRコード決済のd払いで還元キャンペーンの対象になったり、スターバックスカードのチャージで4%の還元になるなど国内の日常生活でも得をしやすい1枚です。

3. 年会費有料で良い条件の海外旅行保険が付いているVISAクレジットカードおすすめ2選

年会費有料で良い条件の海外旅行保険が付いているVISAクレジットカードを紹介します。

渡航先にもよりますが、年3回以上海外へ旅行や出張に行く方は、掛け捨ての保険へ加入するよりも年会費有料のクレジットカードで保険をカバーした方が、結果的に保険料を節約できます。

ゴールドカードの海外旅行保険は保険料を節約できる

費用だけでなく、旅行保険への加入手続きの手間も減らせるため、一度見直しましょう。

クレジットカードに付いている旅行保険と保険会社の海外旅行保険の違いについて詳しく知りたい方は「最高の海外旅行保険が付くゴールドカード5選」の2章を参照してください。

年会費有料のクレジットカードでも、キャンセル保険や飛行機遅延保険が付いているカードは少ないため注意して選びましょう。

特に海外旅行に関する保険条件の良いVISAクレジットカードは以下の2枚です。

『JTB旅カード VISA ゴールド』

JTB旅カード Visa ゴールドの券面画像

JTB旅カード VISA ゴールド』は旅行会社最大手のJTBと三井住友カードが提携して発行しているゴールドカードです。

旅行会社との提携ゴールドカードであるため、次のように海外旅行に関する手厚い保険が付きます。

  • 傷害・疾病治療費用300万円が家族特約対象者※も自動付帯の条件で付く
  • 最高10万円の旅行取消料補償制度:JTBグループの海外募集型企画旅行の支払い時

※本会員の配偶者、生計を共にする同居の親族、生計を共にする別居の未婚の子

実際に保険を使う場面でも海外36都市(2022年4月現在)のJiデスク(JTB旅カードデスク)が事故の対応を行ってくれたり、海外のJi提携病院でキャッシュレスで治療が受けられるなど、安心して旅行を楽しめます。

国内旅行においても、1万円/日の入院保険金が付く旅行保険が付いたり、ツアーやパック型の旅行の支払いをしていれば、1万5千円の国内航空機欠航補償があるなど、快適な旅をアシストしてくれます。

『JTB旅カード VISA ゴールド』公式ページ:

https://www.jtb.co.jp/myjtb/card/

『TRUST CLUB プラチナ Visaカード』

TRUST CLUB プラチナ Visaカードの券面画像

TRUST CLUB プラチナ Visaカード』は富裕層に利用者が多いダイナースのカードを発行している会社が出しているプラチナカードで、招待なしで申し込むことができます。

カードでの支払いをしなければならない利用付帯の条件が多いですが、下記のような豊富な保険が付くので、年会費を抑えつつ安全を重視する人にもおすすめです。

  • 疾病傷害保険:500万円
  • 国内・海外航空便遅延費用保険:2〜4万円
  • 外貨盗難保険:10万円
  • キャンセルプロテクション:6〜20万円

世界1,300か所以上のラウンジを利用できるプライオリティ・パスが無料だったり、世界70都市以上の現地トラベルデスクが日本語でサポートしてくれるプラチナ旅行デスクなど海外旅行を快適にできる特典や優待が豊富にあります。

また、『ダイナースクラブカード』のように食に関する特典に強く、レストランの優待はプラチナカードの中でも最も多い全国300店以上で利用できるため、国内での普段使いにもメリットの多い1枚です。

『TRUST CLUB プラチナ Visaカード』公式ページ:

https://www.sumitclub.jp/entry_form/lp/platinum/

4. VISAは国際ブランドとしてどうなの?

最後にそもそもVISAはどういった国際ブランドなのかを紹介します。

国際ブランドとはお店やオンラインショップで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社を指します。

一般的に以下のようなロゴがカードの右下にあります。これらを7大国際ブランドと言います。

クレジットカード7大ブランドのロゴ(2021年版)

各ブランドの規模が一目で分かる比較表を載せます。

 ロゴ会員数加盟店舗数シェア率ポイント代表的なカード
VISAVISAの白抜きロゴ国内◎・国外◎1位世界各地で高確率で使用可能・大半のカード会社でApple Payの利用に制限あり『三井住友カード』
MastercardMastercardのロゴ国内◎・国外◎2位海外利用時の為替手数料が最安値になりやすい『UCカード(一般カード)』
JCBJCBのロゴ国内◎・国外△5位日本国内シェアNo. 1『JCB一般カード』
AMERICAN EXPRESSAMERICAN EXPRESSのロゴ国内◎・国外○4位ステータスの高い国際ブランド 『アメリカン・エキスプレス・カード』
DinersClubDinersClubのロゴ不明国内◎・国外○6位「食」関連のサービス充実 『ダイナースクラブカード』
銀聯(UnionPay)銀聯(UnionPay)のロゴ国内△・国外○3位中国でのシェアNo. 1『三菱UFJニコス銀聯カード』・『三井住友銀聯カード』・『ANA銀聯カード』
DISCOVERDISCOVERのロゴ国内◎・国外○7位アメリカ中心のブランドで、日本国内では作れない日本で発行できるカードなし 

このように世界で一番使えるお店・サービスが多いブランドです。

そのため、海外旅行に持って行くには最もおすすめの国際ブランドです。

クレジットカードが利用可能なお店ならば、ほとんどのお店やサービスで使うことができるので不便なく使いたい方におすすめです。

VISAのロゴ

VISAのメリット

加盟店舗数、国際決済業務、シェア率が世界No.1で、国内外問わず、クレジットカードが使えるならばほとんどのお店やサービスで使えます。

また世界中で下記のマークがあるATMでキャッシングすることもできるので、お金を自由に引き出せます。VISAとPLUSのロゴ

VISAのデメリット

Apple Payを使う時に一部制限を受けることです。

Apple Payとは交通系電子マネーや自分のクレジットカード情報をiPhoneに取り込み、交通機関の利用やお店やネットでの決済がキャッシュレスで簡単にできるサービスです。

Apple Payは非常に便利なサービスなので、これが使えないということはデメリットと言えます。

5. まとめ

海外旅行保険が付帯しているVISAのクレジットカードとおすすめをご紹介しました。

クレジットカードの中には海外旅行保険が付帯しているカードがあります。中でも世界中で利用できる店舗の多いVISAのクレジットカードで海外旅行保険の付帯しているカードはおすすめです。

海外旅行保険付帯のカードを探す際、以下の3つの保険項目をしっかりとチェックしましょう。

  • 傷害疾病治療:旅行中のケガや病気の治療代を補償
  • 救援者費用:旅行先に家族が渡航する旅費や捜索費を補償
  • 携行品損害:デジカメなど携行品の盗難や破損を補償

おすすめのVISAカードは以下の通りです。

良い条件の海外旅行保険が付いている年会費無料のVISAクレジットカード

29歳以下の方は『dカード』も旅費の支払いが必要ですが、エポスカード並に優れた旅行保険が付きます。

良い条件の海外旅行保険が付いている年会費有料のVISAクレジットカード

あなたにあったVISAのクレジットカードが見つかることを祈っています。

(※当サイトへの掲載情報は、できる限り正確であるように精査の上細心の注意を払って作成しておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に対して生じたあらゆる損害等について一切補償は致しません。極力サービス内容が変わり次第更新をしますが突然変わりすぐに更新できない可能性もあるため、カードご入会の前には必ずご自身でカード発行元の公式サイトで最新の情報をご確認した後にお申し込み下さい)