携帯代をクレジットカード払いにして節約したいと考えていますね。
私は携帯代だけでなく、他の公共料金もクレジットカードでまとめて支払うべきだと考えています。
なぜなら、それ以外の払い方を続けていると年5,000円以上損する可能性があるからです。
このページでは、有名大手カード会社を3社勤務した元社員でありクレジットカードマニアの私が、携帯代をクレジットカードで払う前に知っておくべき以下のポイントを紹介していきます。
このページを読んで頂くことで携帯代をクレジットカードで払うメリットだけでなく、お得に節約できるクレジットカードもわかります。
1. 携帯代をクレジットカード払いにすべき4つの理由
子供に使わせる端末の新規契約やMNPなどで携帯代を含む公共料金の支払い方法を見直すときに、全部の支払いをまとめてクレジットカードで払いましょう。
他の支払い方法と比較すると、以下のように圧倒的にクレジットカードは優れています。
支払い方法 | ポイント | 支払いの手間 | 支払い日 | 将来のため |
クレジットカード | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ |
口座振替 | × | ◯ | △ | × |
振込用紙 | × | × | △ | × |
以上の表からもお分かりいただけるように、次のような4つのメリットがあります。
- 携帯代の支払いでポイントが貯まる
- 一度支払いの手続きをするだけで毎月支払いに行かなくて済む
- 他の光熱費と支払い日を同じにできる
- クレジットカードの利用履歴を作れることで将来カード作成やローンに有利になる
1-1. ポイントが貯まる
携帯代を含む公共料金もほとんどのクレジットカードの支払いでポイントやマイルを貯めることができるため、還元率2%のカードで支払いをすると年間で約5,000円分以上お得になります。
人数 | 月の公共料金(目安) | 還元率2%の時の1年あたりのポイント |
1人暮らし | 2万円 | 4,800円 |
2人暮らし | 3万円 | 7,200円 |
3人暮らし | 4万円 | 9,600円 |
4人暮らし | 5万円 | 12,000円 |
「毎月携帯代を含む公共料金をそんなに払っていないよ」と思う方もいるかもしれません。
ですが、光熱費・携帯電話などの通信費・NHKの受信料などを計算してみると毎月意外と多くの公共料金を支払っていることに気づくのではないでしょうか。
下の表のようにクレジットカード払いをした方が毎年数千円お得になります。
支払い方法 | ポイント |
クレジットカード | 数千円/年 |
口座振替 | つかない |
振込用紙 | つかない |
口座振替だと一部の公共料金は毎月数十円割引になりますが、ポイントや手間を考えると全てクレジットカードで支払ってしまう方がおすすめです。
1-2. 毎月支払いの手続きをしなくて済む
クレジットカード払いにすると原則1回携帯会社へ支払いの手続き設定をするだけで、毎月コンビニや郵便局などでの面倒な支払いに行かなくて済むのでラクになります。
今、あなたが毎月振り込み用紙を持ってコンビニや郵便局などで携帯代の支払いをしている場合、うっかり振り込み用紙を無くしてしまったり、他の郵便物に混じって支払いが遅れて延滞料金を払う危険性がなくなるので安心です。
カード払いでもこんな時は再登録の手続きが必要!
クレジットカードの更新・紛失・盗難・再発行時にカード情報の再登録が必要になり、その分の手間がかかります。
新しい番号などカード情報を更新しないと、未払いや延滞になってしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
1-3. 他の公共料金と支払い日を同じにできる
携帯代以外の電気代・水道代といった光熱費もクレジットカードの引き落とし日にまとめて支払いができるので、支払い口座のお金の管理がラクにできるので便利です。
振り込み用紙や口座振替の場合、携帯会社の指定する日までに振り込みの手続きや引き落とし口座にお金を入れておかないといけません。
電気代・水道代などの支払いもバラバラの日に請求が来ると手続きが面倒ですが、クレジットカードは月1回の確認で済みます。
1-4. クレジットカードの利用履歴を作れて個人の信用能力が上がる
クレジットカードを毎月一定金額利用して、きちんと返済を繰り返しているとクレジットヒストリー(支払い履歴)を作れて、個人の信用能力が上がります。
この信用能力が上がると、クレジットカード会社からゴールドカードやプラチナカードのような上級カードの招待(インビテーション)が届きやすくなり、さらにお得な条件でクレジットカードが使えるようになります。
また、銀行などで車や住宅ローンなどお金を借りる時にも信用度が高いと審査に通りやすくなったり、低い金利でお金を借りることができるなどメリットがあります。
携帯会社のカード払い変更手続き
携帯代をクレジットカード払いへ変更するための手続きは下記のページからできます。
携帯会社名 | クレジットカード払い手続きページ |
docomo | クレジットカードによるお支払い(定期クレジット) |
au | お支払い方法の変更 |
SoftBank | 「クレジットカード」に変更する |
Y!mobile | お支払方法の確認・変更 |
上記のようなメリットがあるので、何か支払い方法を変更するときは、携帯代をまとめてクレジットカード払いにするとお得です。
そして、その時にクレジットカードも見直して高い還元率のカードで支払いをすると、もっとお得になります。
2. 携帯会社が出しているカードの選び方とおすすめの3枚
携帯代はクレジットカードで払うべきですが、よくある質問として「携帯会社が出しているクレジットカードはどうなの?」という声があります。
docomo・auから提携のクレジットカード、SoftBankからはプリペイドカードとグループ会社から『PayPayカード』が出されています。
docomoの方は後ほど紹介する、「どこの携帯会社でも支払いが絶対安くなるカードの選び方とおすすめ3選」を参考に携帯会社が出している以外のカードの利用をおすすめします。
以下で理由を述べていきます。
2-1. docomoの場合
docomoが発行している『dカード』や『dカード GOLD』は携帯電話利用料金を払ってもポイントの対象外になるため、携帯代の支払いではお得になりません。
docomoの携帯代の支払いで得をしたいのであれば、次の章でご紹介するクレジットカードだと利用料金分のポイントがもらえるのでおすすめです。
ただし、最近はキャンペーンの対象となるのにdカードでドコモの料金を支払うことが条件になっていることが多いため、ドコモ関連サービスのヘビーユーザーならdカードで支払いをした方がお得になりやすいです。
『dカード GOLD』は最高で10%分のポイントがもらえますが、利用金額の対象がわかりにくいなどの欠点もあるため、「世界一わかりやすい『dカード GOLD』解説」の記事を参考にしてから申し込みましょう。
2-2. auの場合
auが三菱UFJニコスと提携して発行している『au PAY カード』はauユーザーであれば基本的に誰でも携帯代の支払いがお得になります。
なぜなら、『au PAY カード』でauの利用料金を支払うと、利用100円(税込)ごとに1ポイント(還元率1%)もらえるからです。
また、au PAYへのチャージ、Ponta提携社やau PAY ポイントアップ店の利用でポイントを貯めやすくなるため、auのサービスをよく利用する人にはさらにおすすめです。
『au PAY ゴールドカード』はauサービスのヘビーユーザーはお得に使える!
『au PAY ゴールドカード』の特典は2021年2月1日より下記の内容へリニューアルされました。
- 料金プラン・au STARの加入状況問わず、毎月のau通信料とauひかりなどの固定回線の利用額1,000円(税抜)毎に100Pを還元
- au PAY 残高へのチャージで+1.0%をポイント還元
- au PAY マーケットでのお買い物時にau PAY ゴールドカードを利用すると+2%還元
- auでんきのお支払いで+2.0%をポイント還元
- 都市ガス for au のお支払いで+2.0%をポイント還元
auを契約していてau経済圏と言われるサービスを多く使っている方はもちろん、au PAYのヘビーユーザーも残高チャージへのポイントをフルに利用するだけで、年会費以上に得をしやすくなります。
そのため、auを未契約の方でもauの関連サービスの利用が多く、Pontaポイントをたくさん貯めたい方にはおすすめです。
2-3. SoftBankの場合
『ソフトバンクカード』はVisaの支払い機能の付いたプリペイドカードなので、他社のクレジットカードを申し込むことができない人しかお得になりません。
現在は、『PayPayカード』で支払うのが最もお得です。
なぜなら2024年2月1日から下記①~③の条件を満たしていると「PayPayカード割加入特典」があるからです。
- 指定プランに加入
(ペイトク無制限/50/30、メリハリ無制限+、シンプル2 S/M/L) - 2024年2月1日(木)以降にPayPayカード ゴールド、PayPayカードで指定プランの通信料のお支払いを設定
- ソフトバンクとPayPayカード ゴールド、PayPayカードのアカウント連携
( 回線契約者名義とカード名義が一致していること)
3. どこの携帯会社でも支払いが安くなるカードの選び方とおすすめ2選
クレジットカードは約9,000枚ありますが、携帯代をお得に節約できるクレジットカードを選ぶにあたって、以下のポイントを必ずチェックすることをおすすめします。
選ぶポイント | なぜそのポイントが大事なのか | |
① | 年会費無料、または年会費を無料にする条件が易しいか | 還元率が高くても年会費がかかるとその分お得になりにくいから |
② | 還元率が高いか | 0.5%還元率が違うだけでもらえるポイントや割引が年1,000円分以上変わるから |
③ | 学生や専業主婦の人でも作れるか | どんなに条件が良くてもカードが作れないと使えないから |
筆者が特におすすめのクレジットカードで以上の3つのポイントを満たしているのは以下の2枚です。
- 『リクルートカード』:還元率が最も高く、全ての人におすすめ
- 『P-oneカード<Standard>』:ポイントの交換が面倒な人におすすめ
年会費がかかっても良く、携帯代以外の利用額も多いなら『JALカード』『ANAカード』など、マイルが貯まるカードだと還元率が2%を超えてさらにお得です。
また、学生や専業主婦の人は作る確率を高くするための招待待ちに少し時間がかかりますが、『JQ CARDセゾンGOLD』も参考情報としてご紹介します。
学生や専業主婦以外の人でも、年会費永年無料の条件で申し込みたい方は是非参考にしてください。
『リクルートカード』
年会費
永年無料
還元率
1.2%と高め
作りやすさ
学生や専業主婦でも発行されている
『リクルートカード』は人材紹介サービス最大手のリクルートがJCBや三菱UFJニコスと提携して発行しているクレジットカードです。
年会費が永年無料で使えて、じゃらんやホットペッパーといったリクルートのグループ企業の利用で最大4.2%の還元率となり、通常利用でも毎月の利用金額合計の1.2%に対して少数点第1位以下を切り捨てたポイントが付きます。
支払った金額に対してポイントの取りこぼしが少ないだけでなく、最初から高い還元率でポイントが付き、使い道もリクルートサービスの他にPontaポイント・dポイントに交換できるので普段の生活でもお得になる1枚です。
年会費 | 無料 |
申し込み資格 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方 |
ポイント還元率 | 1.2%:通常利用時 3.2%:じゃらんでの宿泊予約 4.2%:ポンパレモールでの買い物 |
『リクルートカード』公式ページ:
『リクルートカード』について、より詳しいメリット(特典詳細など)を知りたい人は「公式サイトが教えてくれない『リクルートカード』情報」を参照してください。
『P-oneカード<Standard>』
年会費
初年度から一切不要
還元率
請求時1%割引
作りやすさ
学生、自営業にも発行されている
『P-oneカード<Standard>』はコンビニのファミリーマートでの利用がお得になる『ファミマTカード』やレンタルショップTSUTAYAの『Tカード プラス』を発行しているポケットカードから出ているクレジットカードです。
無条件で年会費がずっと無料で使えるだけでなく、他のクレジットカードと異なりカード請求時に自動で1%OFFとなる特長があります。
ポイントの有効期限や交換先を気にせずに、光熱費などの公共料金でも1%OFFになるので、クレジットカードのポイント交換などの仕組みが面倒な人におすすめです。
年会費 | 無料 |
申し込み資格 | 18歳以上でご連絡可能な方(高校生を除く) |
還元率 | 1%:請求時に割引 |
『P-oneカード<Standard>』公式ページ:
【参考情報】『JQ CARDセゾンGOLD』ならポイント還元率最高2.5%!
『JQ CARDセゾンGOLD』は2023年3月1日より募集開始した年会費11,000円(税込)のゴールドカードです。
ただし、8月中旬より『JQ CARDセゾン』を所持している人で、条件を満たした人に届くインビテーション(招待)から申し込む事で年会費が永久無料になります。
携帯電話料金の支払いで最大1.5%還元の他に、年間100万円以上利用で+1%(10,000ボーナスポイント)還元されるため、最大2.5%還元が可能です。
引用:セゾンカード
その他にも下記のようなポイント還元やメリットをたくさん受けられるゴールドカードです。
- Amazon.co.jpで最大1.5%還元
- 指定のコンビニ・サブスク動画視聴で最大2.5%還元
- 交換先の多いJRキューポと永久不滅ポイントを交換できる
- JR九州グループで10%割引や駐車場料金割引などを受けられる
初年度年会費を負担するのが嫌で、ゆっくり招待を待てる方は『JQ CARDセゾン』を先に入手すると良いでしょう。
『JQ CARDセゾンGOLD』公式ページ:
3. まとめ
携帯代を含む公共料金をクレジットカードで支払いした方がお得な理由をご紹介しました。
還元率の高いクレジットカードでまとめて支払うだけで、ずっと毎年数千円のポイントや割引があるため、かなりお得になることがご理解いただけたかと思います。
- 『リクルートカード』:還元率が最も高く、全ての人におすすめ
- 『P-oneカード<Standard>』:ポイントの交換が面倒な人におすすめ
- 『au PAY カード』:全てのauユーザーにおすすめ
- 『au PAY ゴールドカード』:au関連サービスのヘビーユーザーにおすすめ
- 『PayPayカード』:全てのSoftBankユーザーにおすすめ
携帯代を含む公共料金を支払うのにおすすめなのは上記4枚のクレジットカードです。
この記事でご紹介してきた内容を参考にして、携帯代の負担を1円でも減らせることを祈ってます。
(※当サイトへの掲載情報は、できる限り正確であるように精査の上細心の注意を払って作成しておりますが、情報を利用・使用するなどの行為に対して生じたあらゆる損害等について一切補償は致しません。極力サービス内容が変わり次第更新をしますが突然変わりすぐに更新できない可能性もあるため、カードご入会の前には必ずご自身でカード発行元の公式サイトで最新の情報をご確認した後にお申し込み下さい)