誰からも一目置かれるような高いステータスのカードを持ちたいと考えていませんか?
結論から言うと、今は招待不要でも申し込みが可能でそんなに高い年収でなくても作れるプラチナカードを持つのが、多くの人に可能性のある最も現実的な方法です。
ただ、最高のステータスカードと言われるブラックカードや、今すぐ持てる中で最も高いステータスのゴールドカードについて知りたい方もいるでしょう。
この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を活かして、ステータスの高いカードについて以下の流れで紹介していきたいと思います。
本ページを全て読めば、ステータスの高いクレジットカードの選び方や手に入れる方法がわかるでしょう。
1. ステータス重視ならプラチナカードがおすすめな3つの理由
日本で現在作れるクレジットカードには下図の4つのステータスに分けることができます。
それぞれのステータスカード保有率は次の通りです(弊社調べによる推定値)
- ブラックカード:0.3%
- プラチナカード :1%
- ゴールドカード:16%
- 一般カード:82.7%
上記数字から、今ステータスを目的にカードを作るならプラチナカードが1番おすすめです。
以下でその理由をご説明していきます。
理由1. たくさん作られすぎてゴールドカードにあまりステータスが無くなった
一昔前と違って、今では「格安ゴールドカード」「ヤングゴールドカード」「年会費無料ゴールドカード」などたくさんのゴールドカードが作れるようになりました。
もちろん、クレジットカードを利用している全ての人の割合から見るとまだ数が少ないのでそれなりにステータスはあると言えなくはないですが、見る人が見ればそんなに感心されることはありません。
また、申し込みや作れた条件も以前と違って現在は下記のように多くの人が対象になり緩くなってしまい、希少性が無くなってしまいました。
数年前 | 最近 | |
年齢 | 30歳以上 | 20歳以上 |
年収 | 500万円以上 | 300万円以上 |
そのため、ステータス性を求めるなら招待なしでも申し込めるプラチナカードを作るか、招待を受けられるゴールドカードを選んで持つべきです。
ステータスを求めてゴールドカードを作るのであれば、『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』が唯一おすすめです。
ステータスのある唯一のゴールドカード:『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』は1980年に日本で最初に発行された元祖ゴールドカードです。
その後、競合他社がアメックスを真似てゴールドカードを発行したため、より高いステータス性を求める方向けに日本では1993年にプラチナカードを発行しましたが、これも真似されたため2003年にブラックカード(『センチュリオン』)を発行しました。
こうした背景があるため他社のゴールドカードとは違ったステータス性が今でもあり、すぐにステータスカードが欲しい方は持つべき1枚です。
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』公式ページ:
理由2. ホテルや航空会社の上級会員資格を得られる
多くのプラチナカードには、高級ホテルグループや提携先など関係のある航空会社の上級会員資格を得られます。
期間限定であったり、「ステータスマッチ」という自分で関連する会員資格へ手続きが必要なことが多いですが、通常何十万円もそのサービスを利用していないと得られない上級会員資格をいきなり手に入れられます。
ホテルであれば、より広くてグレードの高い部屋のアップグレードやレイトチェックアウトなどが、航空会社であれば優先チェックインや航空会社専用の空港ラウンジが利用できるなど、快適な空間や時間を過ごせるのでステータスカードの恩恵を実感できるでしょう。
理由3. 全カード利用者の1%しか持っていないのに意外と作りやすい
プラチナカードは持っている人の数が全カード利用者の1%とまだまだ少ないのに、下記のような申し込み条件なので意外と作りやすいという事実があります。
- 招待(インビテーション)が不要なカードが多い
- 20歳以上でも申し込めるカードがある
- カードによっては年収500万円以下でも作れたという口コミがある
ブラックカードは作るハードルが非常に高いので、比較的作りやすいプラチナカードがおすすめです。
まとめ. プラチナカードを目指していこう!
最もおすすめなのは、招待不要でも作れてステータスの高いプラチナカードです。
また、ご自身の属性や社会的信用に自信のある方や、将来的に最高のステータスカードを持ちたいと考えている方は「3. 絶対的なステータスの証明|ブラックカード4選」を参照してください。
2. 招待不要で作れるステータスの高いプラチナカードおすすめ4選+1
この章では、招待不要で作れるステータスの高いプラチナカード4枚+1をご紹介します。
- 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
- 『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
- 『JCBプラチナ』
- 『Mastercard Black Card』
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』は1993年に日本で最初に発行されたプラチナカードです。
年会費が143,000円(税込)と非常に高いですが、他社のプラチナカードに比べて、特に下記のような点が優れているので、利用する項目が多ければ多いほど年会費以上にメリットが得られます。
その他にも、「事前承認」を行い利用したい金額のデポジット(預け金)を入金することで、利用限度額を超えた高額の支払いも可能になります。
以前の取得方法は原則インビテーション(招待)のみでしたが、2019年4月5日以降公式ページより直接申し込みができるようになっています。
また、このカードを使い続けることで日本でも推定8,000人ほどしか持ってないと言われるブラックカードの『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』の招待が来る可能性もあります(3章で紹介します)
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/platinum-card/
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はANAとアメックスが提携して発行していて、プラチナカードの中で最も年会費の高いカードです。
3章で紹介する『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』の特典の一部を利用できませんが、直接申し込みができて、ANAのマイルを最高4.5%の還元率で貯めることができるので、ANAを利用する機会が多い人に特におすすめです。
ANAをあまり利用しない人でもほとんどの『アメックスプラチナカード』の特典を利用できるので、最上級のハイステータスプラチナカードのサービスをいきなり利用したい人にも向いています
『ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/content/ana-premium-card/
審査が不安な方は『ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』などを先に作り、年100万円以上を使い招待を待つのも1つの手です。
『JCBプラチナ』
『JCBプラチナ』はJCBが直接発行しているプラチナカードで、2017年10月に発行が開始された招待不要で申し込みができるJCBの中でランクが2番目に高いカードです。
このカード自体の歴史は非常に短いですが、発行元であるJCBが世界に7つしかない国際ブランドの1つでありサービスの質が安定して高く、国内での利用では非常に便利なのでステータスがあると判断できます。
また、4章で紹介するJCBで最もステータスの高い『JCBザ・クラス』というブラックカードの招待を1番受けやすいカードでもあるので、さらに上のステータスを目指す人はカードの利用金額と頻度を増やすと良いでしょう。
『JCBプラチナ』公式ページ:
『Mastercard Black Card』
『Mastercard Black Card』はMastercardの最上位クラスの「WORLD ELITE」が付く富裕層向けクレジットカードで、招待なしで申し込むことができます。
まだまだ日本での知名度が低かったりカード会社の歴史は浅いですが、招待なしで申し込みができるプラチナカードの中では最上級に近いステータスがあります(特に海外)
アメックスやJCBなどと比較しても最高と評価されることが多いコンシェルジュサービスの使い勝手の良さや、日本を代表する予約困難な名店や厳選したレストランと指定の場所をリムジンで送迎してもらえるサービスなど、他のカードとの違いを感じられるシーンが多くあるでしょう。
『Mastercard Black Card』公式ページ:
参考情報:『三井住友カード プラチナ』
『三井住友カード プラチナ』は三井住友カードが発行している招待なしで申し込める年会費55,000円(税込)のプラチナカードです。
しかし、全く三井住友カードが発行しているカードを使ったことがない新規の申し込みだと、年収1,000万円はないと審査に通ったという口コミをほどんと聞きません。
ただ、三井住友カードは提携カードも多く発行しているので、次のようなカードの利用歴があれば比較的審査に通りやすいと言われています。
- 『三井住友カード ゴールド』
- 『Amazon Mastercardゴールド』(提携カード)
- 『ANAカード』(提携カード)
日本のVISAカードを代表する会社が現在発行している最高峰のプラチナカードなので、その歴史の長さや信頼性から持っている人のステータスを間接的に証明できるでしょう。
また、自社グループ会社で行われているコンシェルジュサービスや、宝塚歌劇やUSJなどイベントチケットの優先販売や特典に定評があり、カードとしても優れています。
『三井住友カード プラチナ』公式ページ:
3. 絶対的なステータスの証明|ブラックカード4選
こちらでは持っているだけで、その人の社会的ステータスの高さをある程度証明できてしまうブラックカード4枚をご紹介します。
全て招待制になっているため、そのカード会社が発行するゴールドカードやプラチナカードなど下位のカードをたくさん利用していることが最低条件の1つとなります。
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』(以下、『センチュリオン』)はアメリカで1999年に発行開始となった世界初のブラックカードです。
その後他社が真似をしてブラックカードを発行していますが、現在でも世界一のステータスの高さを誇るカードで、サービスの質を保つために保有者の数を制限していると言われており、日本では推定8,000人ほどしかいません。
年会費は385,000円(税込)で入会金に550,000円(税込)かかります。クレジットカードにこれだけのお金を払える生活水準の方が持つのにふさわしいサービスが揃っています。
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』の作り方
『センチュリオン』への招待は、カード利用者の年収だけでなく職業や資産、利用している店舗や金額・カードの利用頻度などを総合的に見て審査して決めていると言われています。
また、上記招待条件に合致しても保有者数を決めてサービスの質を保っているため、ダウングレードや退会などで会員数が減らない限り、招待は出されません(タイミングが悪いとかなり待たされます)
また、『センチュリオン』を取得するには『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』を高頻度かつ多額(年1,000万円以上)を継続して利用する必要があります。
『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/platinum-card/
『Mastercard Gold Card』
『Mastercard Gold Card』は2016年11月から募集開始した最も新しいブラックカードの1つです。券面が金色で名前もゴールドですが、分類としてはブラックカードに相当します。
Mastercardの最上位ランク「World Elite(ワールド エリート)」が付き、表面に24金がコーティングされ、裏面にカーボン素材が使われている金属製のカードです。
サービスの内容は『センチュリオン』に引けを取らないほど充実していて、特にコンシェルジュサービスの利便性の高さは利用者から全カードの中でNo.1という口コミが多くあるほど評判が良いです。
『Mastercard Gold Card』の取得方法
『Mastercard Gold Card』は同じラグジュアリーカードが発行している『Mastercard Titanium Card』や『Mastercard Black Card』をたくさん利用していると招待が届きます。
また、上記のラグジュアリーカードは新生銀行がオフィシャルパートナーを務めていて提携関係にあるため、新生銀行で大きな金額の取引があると招待が届くこともあります。
『Mastercard Titanium Card』公式ページ:
『Mastercard Black Card』公式ページ:
『ダイナースクラブ プレミアムカード』
『ダイナースクラブ プレミアムカード』はアメックス同様に2大ブラックカードのうちの1枚で、日本で最高峰のステータスカードです。
ダイナースクラブで特徴的なカードの利用可能枠に一律の制限がないことに加えて、カードの利用1件100円につき2ポイントたまり、1,000ポイントが1,000マイルに交換できるのでカードの利用で得をしやすい条件となっています。
最近マイルへの交換制限が下記のように厳しくなりメリットが少なくなってきました。
- ANAマイルへの交換:年40,000マイルまで(2018年12月21日から)
- ミッレミリア・大韓航空・ユナイテッド航空・デルタ航空へのマイル移行レート半減(2,000ポイント=1,000マイル)と交換年120,000マイルor140,000マイルまで(2020年2月1日から)
カードとしての機能もコンシェルジュサービスを始め下記のような豊富な保険が付くので、旅行時を中心に安心して生活を送れます。
- 外貨盗難保険:最高10万円
- キャンセルプロテクション:最高20万円
- ゴルファー保険:最高1億円
- 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き:最高10万円/最高1億円
『ダイナースクラブ プレミアムカード』の取得方法
一般的に言われている『ダイナースクラブ プレミアムカード』の招待条件は以下の通りです。
- 『ダイナースクラブカード』で年間100万円以上利用する
- カード会社や提携先(ANA、BMW)から優良な顧客と判断される
- 既に『ダイナースクラブ プレミアムカード』を持っている会員からの紹介
一昔前までは年収1,000万円以上の経営者、芸能人、政治家、医者、弁護士、有名企業の管理職など社会的地位がある方で『ダイナースクラブカード』の年間利用金額が多い方にしか招待が届きませんでした。
現在では招待を受けられる条件がかなり易しくなっており、『ダイナースクラブカード』で年間100万円以上利用するのが一般的に最も確実でしょう。
『ダイナースクラブカード』公式ページ:
『JCBザ・クラス』
『JCBザ・クラス』はJCBが直接発行しているブラックカードです。年会費は55,000円(税込)とブラックカードの中では最も低いですが、招待を受ける条件は『センチュリオン』の次に難しいです。
このカードの大きな利点は業界最高レベルのコンシェルジュサービスを利用できることです。
コンシェルジュサービスは利用者からの要望に対してそれ以上の提案をしてくれたり満足の行く対応をしてくれると非常に好評です。
2019年3月6日追記:
東京ディズニーランドにある非公開の会員専用レストラン(クラブ33)で食事ができる特典は2019年をもって終了しました(※口コミ情報に基づく)
『JCBザ・クラス』の取得方法
一般的に言われている『JCBザ・クラス』の招待条件は年収500万円以上とそんなに高い年収で無くても届いています。
ただ、以下のようにJCBのプロパーカード(JCBが直接発行しているカード)をたくさん利用する必要があります。
上図のように、『JCBゴールド』で2年連続で年間100万円以上の利用することで『JCBゴールド ザ・プレミア』の招待が届きます。
または、2章でご紹介した『JCBプラチナ』のどちらか1枚を持って次の条件を満たすと『JCBザ・クラス』の招待が来ます。
- JCBプロパーカードで累計1,000万円〜1,500万円の利用(これより少なくても招待が来ることがあります)
- 年間100万円以上の利用
JCBのプロパーカードを継続的に多額の利用をしなくてはならないので、ブラックカードの中でもかなり難しい取得条件になっています。
※他のページには直接JCBに連絡をして申し込みをして作れた(通称:突撃)という古い情報が載っていますが、2019年以降突撃での申し込みは原則できなくなっています(2020年は信金など金融機関経由の紹介や医師向け優待ページからの申し込みが復活しているようです)
『JCBゴールド』公式ページ:
https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/gold/
『JCBプラチナ』公式ページ:
4. まとめ
ステータスの高いクレジットカードについてご紹介しました。
ブラックカードが最もステータスの高いカードであるのは間違いないのですが、取得難易度の高さから招待不要で申し込みが可能でそんなに高い年収でなくても作れるプラチナカードを持つのが、多くの人に可能性のある最も現実的な方法であることがご理解頂けたかと思います。
招待不要で作れるステータスの高いプラチナカードは下記の4枚です。
また、ゴールドカードでも『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』は元祖ゴールドカード的存在なので、このカードでも十分にステータスの高さを示せます。
最高のステータスを求める方は、下記のブラックカードを目指して招待に必要なカードをたくさん使いましょう。
ブラックカード名 | 招待に必要なカード |
『アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード』 | 『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』 |
『Mastercard Gold Card』 | 『Mastercard Black Card』 |
『ダイナースクラブ プレミアムカード』 | 『ダイナースクラブカード』 |
『JCBザ・クラス』 | 『JCBプラチナ』 『JCBゴールド』 |
あなたが望むステータスの高いクレジットカードが作れることを願っています。
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