ネットショッピングでクレジットカードを安全・お得に使う全知識

ネットショッピングでお得に使えるクレジットカードについて知りたいと考えていませんか。

ネットショッピングは注意すべき点もありますが、非常に便利です。また、利用するクレジットカードによっては得られる還元や割引で現金よりも実質の負担額を安くして購入することができます。

そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した経験のある筆者が、9,000枚のクレジットカードの中からネットショッピングでお得なカードを以下の流れで紹介していきます。

  1. ネットショッピングでお得なクレジットカード5選
  2. ネットショッピングで気をつけるべき5つのポイント
  3. もし不正使用にあってしまった場合の対処法

この記事を読むことでネットショッピングをよりお得に利用できる方法から、ネットショッピングでクレジットカードを利用する際に注意すべき点までネットショッピングに関して全てがわかります。

1. ネットショッピングでお得なクレジットカード5選

ネットショッピングではクレジットカードを使わなければ決済できなかったり、買い物をする際にクレジットカードで支払った方がお得なことが多いです。

そのため、ネットショッピングをする方はなるべくクレジットカードを用意しておいた方が有利です。

クレジットカードの中には、ある特定の通販サイトを利用するときに普段よりも多くポイントなどの還元を受けられるカードがあります。

この章ではそうしたクレジットカードを5枚紹介します。

  • 『JCB CARD W(plus L)』
  • 『PayPayカード』
  • 『楽天カード』
  • 『JALカード』
  • 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』

これらのカードはプロの私が9,000枚の中から以下の観点に注目し、特にネットショッピングでお得に使えるクレジットカードを選びました。

  • ネットショッピングでのポイント還元率が高い
  • ネットショッピングでの保険が付帯している

1-1.『JCB CARD W(plus L)』

JCB CARD W NL JCB CARD W plus L NLの券面

JCB CARD W(plus L)』は39歳以下の人が作れるJCBが直接発行している年会費永年無料でポイント還元率1.0%〜10.5%のクレジットカードです。

JCBが運営するポイント優待サイトである「Oki Doki ランド」を経由していつものインターネットショッピングをするとOki Dokiポイントがいつでも最大20倍(10%)貯まります。

さらに、Amazonでは2%と『Amazon Mastercardクラシック』よりも高い還元率でポイントがもらえるので、よりお得にネットショッピングができます。

※『JCB CARD W plus L』は女性向けサービスが豊富なカードです。

『JCB CARD W(plus L)』公式ページ:

https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/w/

1-2. 『PayPayカード』

PayPayカードの券面画像

PayPayカード』は年会費永年無料、PayPayポイントの還元率が利用金額200円につき1%のクレジットカードです。

Yahoo!ショッピングとLOHACOでクレジット設定をして買い物をすると、下記のように還元率最大5%になります。

  1. PayPayポイント:1%(※1※3)
  2. PayPayポイント(Yahoo!ショッピングとLOHACOの利用で※2):3%(※1)
  3. PayPayポイント(ストアポイント):1%(※1)

(※1)出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。
(※2)開催期間:2022年10月12日(水)~終了日未定。
(※3)2023年7月1日(土)より、ご利用金額200円(税込)ごとの付与。

また、2025年1月(予定)以降は、『PayPayカード』(ゴールド含む)以外でのクレジットカードを利用した決済ができなくなります。

そのため、PayPayのヘビーユーザーは必携の1枚です。

『PayPayカード』公式ページ:

https://card.yahoo.co.jp/paypaycard/

1-3. 『楽天カード』

楽天カードVISA ナンバーレスの券面画像

楽天カード』は年会費永年無料でポイント還元率1%のクレジットカードで、楽天市場では最大3%のポイント還元を受けられます。

さらにマクドナルドやPRONTOなどの街中の加盟店で利用することで2%のポイントが還元されます。

楽天市場での買い物や楽天経済圏と言われる楽天ポイント加盟店での利用が多い方にはおすすめのクレジットカードです。

『楽天カード』公式ページ:

https://www.rakuten-card.co.jp/

1-4. 『Orico Card THE POINT』

Orico Card THE POINT Mastercard NLの券面画像

Orico Card THE POINT』は年会費永年無料でポイント還元率が1.0%で入会後6ヶ月間はポイント加算率が2倍にアップし、ポイント還元率が2.0%たまります。

さらにオリコモールを経由することでYahoo!などのネットショッピングで最高15%のポイント還元率になります。

オリコモールで提携している対象ネットショップでの支払いが多い方におすすめのクレジットカードです。

『Orico Card THE POINT』公式ページ:

https://www.orico.co.jp/

1-5. 『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』

アメリカン・エキスプレス・カードの新券面

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』は月会費1,100円(税込)の一般カードで、他社のゴールドカード並みに非常にサービスが充実したクレジットカードです。

これまでご紹介してきたカードと異なり、ネットショッピングでの安全性を重視される方は次のような保険が付いており安心して買い物ができます。

  • オンラインプロテクション:第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引については、原則として利用金額が負担されない
  • リターン・プロテクション:商品の返品を万一購入店が受け付けない場合など適用条件を満たし、購入日から90日以内ならアメリカン・エキスプレスに返却することで、購入金額をカード会員口座に払い戻してくれる
  • ショッピング・プロテクション:ほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、1名様年間最高500万円まで補償

他カード会社と異なり、アメリカン・エキスプレスが運営するポイントモールのようなサービスはありませんが、アメックス・オファーという特定の利用先でキャッシュバックなどのキャンペーンをよく行なっているため、使い方次第で年会費以上のキャッシュバックやポイントを受け取ることも可能です。

『アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード』公式ページ

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-card/

2. ネットショッピングで気をつけるべき4つのポイント

1章でご紹介したようなクレジットカードを利用することで、ネットショッピングをより快適に利用することができます。

しかし、ネットショッピングでクレジットカードを使う際に気をつけなければいけないことが4つあります。

  • 大手サイトかどうか
  • セキュリティはしっかりしているか
  • メールやTwitterで初めて知ったサイトではないか
  • URLや日本語は怪しくないか

上記のことに気をつけていれば、トラブルに遭う可能性はほとんどなくなると言えます。

しかし、上記のことを無視してしまうと最悪クレジットカードの情報を全て盗まれてしまい、不正利用されてもカード会社が規定する補償の対象にならないなどのリスクがあります。

2-1. 大手サイトかどうか

大手だから安心というわけではありませんが、やはり大手の会社はネットショッピングのシステムにも多大な資金をかけています。

楽天、Yahoo!などの有名なサイトであれば、買い物でトラブルがあっても補償を受けやすいので非常に安心して利用できます。

2-2. セキュリティはしっかりしているか

ネットでの決済をする際に、そのサイトにセキュリティシステムが導入されているかどうかは非常に重要です。

見極める方法としては、クレジットカード番号の入力を求められるページのURLが「https://〜」という暗号化されていたり、URL欄の端に鍵のマークが付いているかどうかを必ずチェックする様にしましょう。

出典:JCB

「http://〜」と「s」が抜けていたり、鍵のマークが見当たらない場合はセキュリティが甘い可能性があるので注意しましょう。

2-3. メールやTwitterで初めて知ったサイトではないか

本物そっくりに作ったサイトをコピーサイトと言います。これらは検索エンジンの上位には出てきません。

そのためメールやTwitter・InstagramなどのSNS、ブログや掲示板のコメントなどの書き込みに表示されているサイトは、あなたの個人情報を不正入手するために作られたコピーサイトの可能性もあります。

登録した覚えのないアドレスからのメール、知らない人からのツイートなどに貼られているリンクやURLは原則疑ってすぐにクリックしないようにしましょう。

2-4. URLや日本語は怪しくないか

詐欺サイトは海外で作られたものが多く、よくよく見ると日本語のニュアンスや使い方などが若干おかしい場合があります。

初めて使うショッピングサイトでは、会社概要などサイトの細部までチェックして、きちんとした日本語かどうかを確認しましょう。

3. もし不正使用にあってしまった場合の対処法

もしも不正使用にあってしまった場合の対処法について、以下の2つのパターンを想定して紹介します。

  • 身に覚えのない決済を発見した場合
  • 自分の意志でクレジットカード決済してしまった場合

3-1. 身に覚えのない決済を発見した場合

身に覚えのない決済や不正利用された疑いを感じた場合、まずはクレジットカード会社に電話をして詳細を話しましょう。

クレジットカード会社の判断によりますが、不正利用だと判別できた場合には、警察に被害届を提出するなどクレジットカード会社の定める一定の手続きを踏むことで不正を補償してもらえます。

ただし、身内の不正利用、被害状況の届け出内容に虚偽があった場合、クレジットカードの暗証番号の管理が不十分だった場合などは、補償されなくなります。

変な使い方をすると止められるかも..

カード会社はあなたのクレジットカード利用のパターンをある程度認識していて、それに反する利用があった場合、クレジットカードの使用を一時的に止めるなどします。

カード会社から届いたメールに記載されている電話番号宛に連絡をし、本人が利用したとカード会社に確認されれば再び利用が可能になります。

確認の結果、本人による利用でなかった場合は補償の対象になります。

3-2. 自分の意志でクレジットカード決済してしまった場合

知らないうちに不正利用されたのであれば、上記のような対応になりますが、自身で決済を行ってしまい商品が届かないなどの詐欺にあってしまった場合は少々対応が異なります。

この場合はクレジットカード会社に電話して、その後、警察や弁護士に問題解決を依頼する形になります。

もしその間にカードの支払日が来てしまった場合、社団法人全国信販協会のホームページや各信販会社の窓口、消費者生活センターで支払停止の手続きができます。

大手サイトなら安心..?

もし上記のように詐欺にあってしまった場合でも大手サイトなどでは補償制度が整っています。

楽天の場合は「楽天あんしんショッピングサービス」、Yahoo!の場合は「Yahoo! JAPAN未着トラブルお見舞い制度」など50万円上限で、商品未着のトラブルなどに対して補償を行っています。

4. まとめ

ネットショッピングでお得に使えるクレジットカードと、ネットショッピングでクレジットカードを使う際の注意事項をご紹介しました。

ネットショッピングでお得に使えるクレジットカードは以下の5枚です。

また、ネットショッピングでクレジットカードを使う際の注意事項は以下の通りです。

  • 大手サイトかどうか
  • セキュリティはしっかりしているか
  • メールやTwitterで初めて知ったサイトではないか
  • URLや日本語は怪しくないか

あなたが安全かつお得にネットショッピングでクレジットカードを利用できることを祈っています。