「ゴールドのクレジットカードってどんなカード?」「ゴールドカードが欲しいけど、どのカードを作れば良いの?」と考えていませんか。
ゴールドのクレジットカード=ゴールドカードは一般カードと比べてサービスや特典も増えていますが、その分カードの良し悪しがわかりにくくなっています。
さらに年会費も高いので、できることならカード選びで失敗したくないという方が非常に多いです。
当ページでは、有名大手カード会社を3社勤務した元社員の私が、4つの軸で576枚のゴールドカードを徹底比較してわかったおすすめのゴールドカードを以下の流れでご紹介していきます。
本ページを読んで頂ければ、あなたの状況や目的に合ったぴったりのゴールドカードが見つかるでしょう。
1. ゴールドカードを作る前に知っておきたいこと
ゴールドのクレジットカード(ゴールドカード)は一部の例外を除き、通常は以下のように券面がゴールド(金色)で、一般カードよりも審査が厳しく、ステータスが高いと社会的に判断されるクレジットカードです。
ただし、審査が厳しいと言っても年々審査基準は緩くなっており、カードの種類にもよりますが、今では正社員で年収が300万円以上の方であれば作ることも可能なゴールドカードもあります。
また、以下ではゴールドカードを初めて作る方のためにゴールドカードを作るメリットとデメリットも紹介します。
しっかりと読んで自分にゴールドカードが合うのかどうかを確かめましょう。
1-1. ゴールドカードならではの7つのメリット
多くのゴールドカードには一般カードには付いていない下記の7つのメリットが付いています。
ゴールドカード | 一般カード | |
利用限度額 | 多い | 少なめ |
ステータス | 高い | ない |
ポイント・マイル還元率 | 高くなりやすい | 低い〜高い |
サポートデスク | フリーダイヤルがほとんど | 有料ダイヤル |
カードに付く保険 | 金額や条件が良い | なかったり金額が少ない |
空港のカードラウンジ | 国内・ハワイなどで無料 | 有料で利用(特典なし) |
一生を快適にしてくれる特典 | カードによってあり | お店や施設の割引程度 |
*ゴールドカードの中でも年会費の安い「格安ゴールド」などでは、上記のメリットがない場合もあります。
メリット1. 最初からカードの利用可能枠が大きい
ゴールドカードは、買い物や支払いに使える「利用可能枠」が、カードを作った時から大きいことが多いです。
例えば、一般カードの『三井住友カード』とゴールドカードの『三井住友カード ゴールド』は次のような数字になっています。
- 『三井住友カード ゴールド』:総利用枠 50〜200万円
- 『三井住友カード』:総利用枠 10〜80万円
カードの利用が多い人にとっては最初から大きい金額を利用できるので、便利に使えます。
メリット2. ステータスが高い
ゴールドカードは一般カードに比べるとステータスが高いという印象を与えられます。
なぜなら、下表のような違いがあるからです。
一般カード | ゴールドカード | |
入会資格 | 18歳以上の高校生以外 | 年齢や年収の制限がある |
審査の難しさ | 易しい事が多い | 難しい事が多い |
持っている人の数 | 多い(ほとんどのカード利用者) | 少ない(カード利用者の約7人に1人くらい) |
世間での認識 | 誰でも持てる | 収入など社会的信用度の高い人でないと持てない |
実際にゴールドカードを利用している人の年収の高さと利用率を考えてもステータスが高いと判断できるでしょう。
メリット3. ポイント・マイル還元率が高い
ゴールドカードは、一般カードに比べて以下3つのようにポイント・マイル還元率が高くなりやすいです。
- 特定の場所で使った時の還元率が上がる
- カードの利用額によるボーナスポイントが多くなる
- 還元率が上がる有料のサービスなどが自動で付く
カードの利用金額が多い人は年会費を払っても、それ以上にポイントやマイルが多くもらえて得ができるでしょう。
メリット4. サポートデスクをフリーダイヤルで利用できる
ゴールドカードの場合、ゴールドカード専用のサポートデスクがあることがほとんどでフリーダイヤルで問い合わせができます。
出典:JCB
一般カードの場合はカードの紛失などトラブル時を除く、カードに関するサポートデスクへの問い合わせは有料電話であることが多いです。
ゴールドカードを持っているとカードの利用で困った時も気軽に問い合わせをすることができるので便利です。
メリット5. カードに付く保険の条件や金額が良くなる
年会費が無料であることの多い一般カード(クラシックカード)に比べて、ゴールドカードは旅行時傷害保険やショッピング保険の適用条件や金額がとても良くなります。
簡単に表で比較してみました。
一般カード | ゴールドカード | |
ショッピング保険適用条件 | リボ払いや海外のみが多い | 国内・海外の通常支払い |
ショッピング保険金額 | 0〜200万円 | 50〜500万円 |
旅行傷害保険条件 | なかったり海外のみが多い | 国内・海外共につく |
旅行傷害保険金額(傷害・疾病治療) | 0〜100万円 | 50〜500万円 |
旅行傷害保険家族特約 | ほとんど付かず金額が低い | 付くものもあり金額が高め |
飛行機の遅れやキャンセルの保険 | 付かない | 付くことが多い |
ショッピング保険に関しては通常の支払い方法で適用され補償金額も大きいため、冷蔵庫や洗濯機など対象となる高価な家電製品を購入する時に便利で、最低で90日間は補償されます。
旅行傷害保険に関しては旅費をカードで支払わなくてもカードを持っているだけで適用になることが多くあります。
ちなみに、補償金額が高めなので行き先によっては保険会社の旅行保険に入らなくて済み、保険代を節約できます。
メリット6. 空港のカードラウンジの無料利用
ゴールドカードは格安ゴールドカードなどを除き、空港のカードラウンジを無料で利用できます。
出典:羽田空港
国内34空港とハワイの空港ラウンジを利用できることが多いですが、年会費が1万円前後するゴールドカードでも国内全ての空港を利用できないことがあります。
あなたがよく利用される空港が対象になっているかどうか、そのゴールドカードを出している公式ホームページを必ず確認してください。
メリット7. あなたの一生を快適にしてくれる様々な特典
ゴールドカードの中には、あなたの生活をとても快適にしてくれる一生持ち続けても良いくらい下表のようなお得で便利な特典があります。
特典の内容 | |
割引・還元 | 年会費無料でゴールドカードが持ててホテルや食事、美容などがさらに割引される |
グルメ | 1〜2名分の高級レストランの食事が無料になる |
空港 | 国際線利用時手荷物を自宅と空港の間を無料で配送できる 世界1,400か所以上の空港ラウンジを無料で使える |
飛行機 | 飛行機の遅れや手荷物が届かない時などにもらえる保険が付く |
どれか1つだけでも非常にお得で便利になる特典です。
3章「特典でゴールドカードを徹底比較」で、これらの特典を使えるゴールドカードをご紹介していきます(中には特典を2つ以上使えるゴールドカードもあります)
1-2. ゴールドカードの2つのデメリット
また、ゴールドカードにもデメリットはあるのでデメリットに関してもきちんと確認しておきましょう。
ゴールドカードには、次の2つのデメリットがあります。
- 年会費がかかる
- 他のカード作りにくくなる可能性がある
デメリット1. 年会費がかかる
ゴールドカードは年会費無料にできるごく一部を除いて、約2,000円〜66,000円(税込)の年会費がかかります。
年会費がかかる分、1章で述べたような一般カードにはないメリットを受けられます。
しかし、メリットを使いこなせなかったりただ持っているだけだと年会費分だけ損をしてしまうでしょう。
デメリット2. 他のカードが作りにくくなる可能性がある
ゴールドカードのような利用可能限度額が多いカードを持っていると新しいカードを作る時に不利になることがあります。
なぜなら、カードの利用可能限度額にはあなたが1年にどれくらいの金額をカードの支払いができるかどうかの基準があり、それ以上は利用することができないからです。
あなたがカードの支払いができるとみなされる金額は次の式で定められています。
支払可能見込額=(あなたの年収−年間請求予定額−生活維持費)×90%
年間請求予定額はあなたが既に他のカードでもらっているショッピング枠の金額のことです(初めてカードを発行する人は0です)
生活維持費は人事院が「標準生計費」として全国平均で出されている数字に基づいて算定される1年分の経費のことで、下表のように法令に定められています。
居住形態 | 本人を含む生計を共にする人数 | ||||
1人 | 2人 | 3人 | 4人以上 | ||
住宅ローン・家賃負担 | 無 | 90万円 | 136万円 | 169万円 | 200万円 |
有 | 116万円 | 177万円 | 209万円 | 240万円 |
出典:経済産業省
この支払可能見込み額が新しいカードでの限度額の目安となるため、あなたの年収によっては支払可能見込額(限度額)に余裕がないと見なされて作れない可能性があります。
ただし、支払可能見込額(限度額)はキャッシング枠より厳しく計算されておらず、複数枚の限度額の合計が年収の2〜3倍になっている人も珍しくないため、あまり気にしすぎなくて良いです。
1-3. 迷ったら選ぶべきゴールドカードが知りたい
次章以降、おすすめのゴールドカードについて、以下の4つの軸に従って全部で15枚のゴールドカードを紹介していきます。
- ステータス
- 特典の良さ
- 作りやすさ
- 年会費以上に得をしやすい
しかし、中には細かい紹介よりもとにかくおすすめのゴールドカードを知って、それを作りたいという方もいるかと思います。
そういった方におすすめのゴールドカードは『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』です。
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』はステータスの象徴とも言われるアメックスのゴールドカードです。
年会費は39,600円(税込)と若干高いですが、サービスや特典などもゴールドカードで最高峰のものが受けられるなど非常に充実しています。
先ほど紹介したゴールドカードで重要な4つの軸全てを満たす、最もおすすめの1枚です。
年会費(税込) | 39,600円 |
ポイント還元率 | 0.5〜3% |
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-preferred-card/
次章以降はそれぞれ項目ごとにおすすめを紹介していきます。
まずは、一般カードにはない「ステータス」や「特典」が充実しているものを紹介します。
ただ、どんなに良いカードでも作れなかったり年会費が高いと意味がないので、「作りやすさ」と「年会費以上に得をしやすい」ゴールドカードも確認しましょう。
2. ステータスの高さで選ぶゴールドカード4選
ゴールドカードをステータスで比較すると上位は以下のようになります。
カード名 | ステータスレベル |
『ダイナースクラブカード』 | 5 |
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』 | 5 |
『三井住友カード ゴールド』 | 4.4 |
『JCBゴールド』 | 4.3 |
ここでのステータスレベルはゴールドカード限定の数字で5が最高です。
ちなみに、ステータスは以下の要因を元に数値化しています。
- 年会費の高さ
- 申し込み条件の厳しさ
- 審査の難しさ
- 使える特典の内容・数
- 世間での認識
以下でそれぞれの詳細を紹介します。
2-1. 『ダイナースクラブカード』:ステータスレベル5
『ダイナースクラブカード』は券面がゴールドではありませんが、最もステータスの高い上級ゴールドカードと見なされることが多いです(プラチナカードとして扱われることも)
現在の申し込み基準は原則として27歳以上としか明記されていません。しかし、一昔前の基準は年齢33歳以上、勤続年数10年以上役職者。または自営10年以上の方、自家保有者の方となっていました。
また、以前に公式サイトにあった入会前の簡易診断では、年収が500万円未満の場合審査に通らないと判定が出ていたので、年収500万円以上あることが必要で弊社調べの審査合格率が75%と低いこともステータスの高さにつながっています。
『JALダイナースカード CLUB-Aゴールドカード』『ANAダイナースカード』でもステータスはかなり高めです。
年会費(税込) | 24,200円 |
入会年齢 | 27歳以上 |
ポイント還元率 | 0.4% |
『ダイナースクラブカード』公式ページ:
2-2. 『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』:ステータスレベル5
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』は1990年頃のバブル期にお金持ちが使っていたイメージが現在でもそのまま残っているため、持っている人はお金持ちの印象があり、知名度とともにステータスも非常に高いです。
世界で初めて作られたゴールドカードであるため、特に海外では身分証明書並みの信用度を相手に与えるほどのステータスが未だにあります。
年会費(税込) | 39,600円 |
ポイント還元率 | 0.5〜3% |
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/gold-preferred-card/
2-3. 『三井住友カード ゴールド』:ステータスレベル4.4
『三井住友カード ゴールド』はTVCM、雑誌・街中での広告など抜群の知名度がある「三井住友カード」が発行するゴールドカードです。
銀行系のゴールドカードは審査が厳しいことで知られており、簡単に発行されないことから社会的信用がありステータスが高いと見なされます。
実際に、三井住友カードが発行しているクレジットカードを1度も使ったことがない状態で申し込むと、審査に通った人の口コミから年収500万円以上は必要と申し込み条件の厳しさがステータスの高さの証となっています。
年会費(税込) | 下記のリンクからの申し込みで初年度無料。2年目以降11,000〜4,400円 20代専用のプライムゴールドは初年度無料。2年目以降5,500〜1,650円 |
入会年齢 | 30歳以上 プライムゴールドは20〜29歳 |
ポイント還元率 | 0.5% |
『三井住友カード ゴールド』公式ページ:
2-4. 『JCB ゴールド』:ステータスレベル4.3
『JCBゴールド』は5つあるクレジットカードの国際ブランドで、ただ1つ日本ブランドであるJCBが直接発行しているゴールドカードです。
『JCBゴールド』も、JCBが発行している『JCBカード S』などの利用歴がないと審査はやや厳しく、全くの新規で申し込むなら年収400万円前後は必要です。
しかし、『三井住友カード ゴールド』に比べて入会年齢が低く、欧米ではカードが使える場所が少なくなるので、この数値でのステータス評価となりました。
年会費(税込) | 下記のリンクからの申し込みで初年度無料 11,000円:2年目以降 |
入会年齢 | 20歳以上 |
ポイント還元率 | 0.5% |
『JCBゴールド』公式ページ:
3. 特典の良さで選ぶゴールドカード3選
この章ではプロの私から見て以下の3つの特典が最も特にお得に使える3枚を紹介します。
特典内容 | カード名 |
レストランでの食事 | 『TRUST CLUB ワールドカード』 |
ホテルでの宿泊 | 『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 |
海外旅行を快適にできる | 『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 |
以下では上記のカードをそれぞれ詳しく紹介します。
3-1. 『TRUST CLUB ワールドカード』レストランでの食事
特典の多さ
グルメ・旅行など破格の好条件
ステータス
海外ではかなり高い
作りやすさ
年収400万円以上必要
『TRUST CLUB ワールドカード』は『ダイナースカード』を発行している三井住友トラストクラブで出しているゴールドカードです。
Mastercardの2番目に高い「ワールド」ランクが付くカードで、「ワールド」ランク特典に含まれている「Taste of Premiumダイニング by 招待日和」をわずか13,200円(税込)の年会費で利用できます。
出典:Mastercard
全国約200店の有名レストランを2名以上で所定のコースを予約した場合に、1名分が無料となるので、2回も利用したらあっという間に年会費を超えるお得さを体験できます。
その他に海外旅行特典も充実していて、国際線利用時に手荷物2個まで自宅と空港間の往復を無料で運んでくれます。
世界約1,400か所の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」を年会費無料で使えるようになりました。
年会費(税込) | 13,200円 |
入会年齢 | 所定の基準を満たす方 |
ポイント還元率 | 0.75〜1.2% |
『TRUST CLUB ワールドカード』公式ページ:
3-2. 『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:ホテルでの宿泊
特典の多さ
高級ホテルの上級会員資格が付き、旅行や保険なども充実
ステータス
提携カードのためやや低い
作りやすさ
新入社員や派遣社員でも発行報告あり
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はMarriott Bonvoyとアメリカンエキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。
年会費は49,500円(税込)とかなり高いですが、継続ボーナスとして前年150万円以上のカード利用があれば毎年世界各地のMarriott Bonvoy参加ホテルに交換レート1泊50,000ポイントまでの部屋に無料で宿泊できます。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに休日前に宿泊すると5万円を超えることもあるため、すぐに年会費以上得することができます。
出典:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル スタンダードルーム
また、このゴールドカードを持つだけで通常年間10回以上の滞在、または25泊以上の宿泊をした場合(70万円は必要)に付くMarriott Bonvoyゴールドエリート会員がもらえます。
ゴールドエリート会員資格には様々な特典が付きますが、主なものは次の通りです。
- チェックイン時に、より良い部屋へのアップグレードの可能性がある
- チェックアウトの時間を遅くすることができる(午後2時まで)
- ホテルでの支払いにボーナスポイントが付く
通常はカードの利用100円につき3ポイントがたまります。このポイントは世界127か国6,500軒を超えるホテルにわずか6,000ポイントから無料宿泊特典に交換することができます。
また、JALやANAなどの多くのマイルへ3:1で換えられ1度に60,000ポイントをマイルへ交換するごとに5,000ボーナスマイルがプレゼントされるので非常にお得です(最高マイル還元率1.5%)
これ以外にも国際線利用時手荷物を往復1個無料で配送してくれたり、飛行機の遅れに対する保険が付くなどアメックスゴールドカードとしての特典の多くを利用できるので、最高の1枚と言えます。
年会費(税込) | 49,500円 |
ポイント還元率 | 1%〜約6% |
『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/marriott-bonvoy-premium/
3-3. 『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』:海外旅行を快適にできる
特典の多さ
保険・旅行・エンタテイメントなど非常に豊富
ステータス
AMEXとの提携カードなので海外で高め
作りやすさ
セゾンカード利用歴あると作りやすい
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』はセゾンカードとアメリカンエキスプレスの提携ゴールドカードです。
特典が非常に多いゴールドカードで、下記のような内容が使えます。
- 国際線利用時手荷物を帰国時に1個無料で配送してくれる
- 国内でも有名リゾートで宿泊料金が割引になる
- コナミスポーツクラブを法人価格で利用できる
- 一休プレミアサービスの「プラチナステージ」を一定期間体験できる
さらに、航空機遅延保険が海外旅行時にしか適用されませんが、補償金額の高さはクレジットカードの中で最高クラス(最大10万円)で付きます。
年会費(税込) | 下記のリンクからの申し込みで初年度無料 11,000円:2年目以降 |
入会年齢 | 学生・未成年を除く連絡が可能な方 |
ポイント還元率 | 0.75%:通常利用時 1%:海外利用時 |
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』公式ページ:
4. 作りやすさで選ぶゴールドカード3選
この章では作りやすさを比較して紹介します。
ゴールドカードの審査では主に年収の高さと勤続年数が重視されます。
そのため、下表のように主に年収が高くなくても発行されたという口コミの多いゴールドカードを “審査が易しい=作りやすい”と判断しています。
カード名 | 100万円〜 | 200万円〜 | 300万円〜 | 400万円〜 | 500万円〜 |
『楽天ゴールドカード』 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
『TRUST CLUB エリートカード』 | × | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
『TRUST CLUB エリートカード』 | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』 | × | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
『JCBゴールド』 | × | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
『三井住友カード ゴールド』 | × | × | △ | ◯ | ◯ |
『ダイナースクラブカード』 | × | × | × | × | ◯ |
記号の意味は次の通りです。
- ◯…口コミの数が多く、作れた人の条件が誰にでも当てはまりやすいものが多いこと
- △…口コミの数が数件しかなく、家族所有の家に長く住んでいるなど条件が限られている
- ×…口コミがなかった
いずれのカードも過去にカードや携帯電話代などの支払いの遅れがないことが大前提です。
4-1『楽天ゴールドカード』
作りやすさ
大学生でも作れる
ステータス
ほとんどありません
特典の多さ
空港ラウンジと楽天での高還元率
『楽天ゴールドカード』は2016年9月1日より申込・発行が開始になった楽天が出す格安ゴールドカードです。
楽天カードは作りやすいという口コミや評判が多く、審査に落ちたという話をあまり聞きません。
年会費がわずか2,200円(税込)でありながら、国内33空港(2018年9月1日から無料で利用できるのは年2回まで)とハワイの空港ラウンジを無料で利用できるカードです。
年会費(税込) | 2,200円 |
入会年齢 | 20歳以上 |
ポイント還元率 | 1%:通常利用時 3%:楽天市場利用時 |
『楽天ゴールドカード』公式ページ:
より確実に楽天のゴールドカードを作る方法
『楽天ゴールドカード』を作りやすくするためには、次のような点を守りましょう。
- 先に『楽天カード』を作って主に楽天で買い物をし、きちんと返済をして利用履歴を作る
- 楽天の会員ランクをできるだけ上げておく
- 楽天での買い物の金額を増やす
- 楽天のサービスをたくさん利用する
楽天は自社のサービスをたくさん使ってくれる人を優遇します。
あなたが学生であっても、ネットショッピングや「楽天学割」、楽天銀行口座開設やEdyの利用などできることはたくさんあります。
楽天にとって「良いお客さん」になることで、「この人なら金額も回数も多く使ってくれそうだな」と判断され、ゴールドカードを作れる確率を上げられます。
4-2. 『TRUST CLUB エリートカード』
作りやすさ
正社員でなくても作れる
ステータス
ほとんどありません
特典の多さ
国内空港45ヵ所のラウンジを無料で利用できる
『TRUST CLUB エリートカード』は2015年までシティバンクが出していたカードでしたが、現在は三井住友信託銀行系のカード会社に変わりました。
この章でご紹介するゴールドカードの中で唯一、以前は公式ホームページに入会目安として「22歳以上 年収200万円以上」と具体的な数字を出していたため、カードを作れるかどうか自分で判断しやすいです。
ポイントに有効期限がないのでじっくり貯められるのと、格安ゴールドカードでありながら国内34空港のラウンジを無料で利用する事ができるのが特長です。
年会費(税込) | 3,300円 |
入会年齢 | 所定の基準を満たす方 |
ポイント還元率 | 0.5〜0.8% |
『TRUST CLUB エリートカード』公式ページ:
https://www.sumitclub.jp/sumit_elite
ゴールドカードにこだわりがなければ、名前と見かけがプラチナカードである『TRUST CLUB プラチナマスターカード』もおすすめです。
4-3. 『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』
作りやすさ
正社員でなくても作れる
ステータス
ほとんどありません
特典の多さ
Club Offと海外旅行保険くらいしかない
『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』はオリコカードから出されている年会費が税込で2,000円を切る格安ゴールドカードです。
以前、元TOKIOの長瀬智也さんがTVCMで紹介していたのを見て知った人も多いこのカードはゴールドカードでありながら券面が黒色と非常に珍しいです。
格安ゴールドカードであるため審査の基準もそんなに高くなく、公式サイトのお客様サポートで次のように書かれてあり、申し込みの基準は易しいようです。
出典:Oricoカード
ゴールドカードでありながら、ポイント還元率の高さにこだわった1枚でApple Payにも対応している電子マネーでの支払いや、Amazonなどのネットショッピングの多い人にはお得に使える1枚です。
年会費(税込) | 1,986円 |
入会年齢 | 満18歳以上で安定した収入がある方 |
ポイント還元率 | 1% |
『Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD』公式ページ:
5. 年会費以上に得をしやすいゴールドカード5選
最後に、年会費以上に得をしやすいゴールドカードを比較します。
ゴールドカードの年会費は無料〜66,000円(税込)とかなり幅広いです。
ここでは年会費を以下の5つの価格帯に分けて比較し、それぞれのおすすめは以下のようになりました。
年会費(税込) | カード名 |
無料 | 『エポスゴールドカード』 |
〜5,500円 | 『ミライノ カード GOLD』 |
5,500~16,500円 | 『TRUST CLUB ワールドカード』 |
16,500~34,100円 | 『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』 |
34,100~66,000円 | 『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』 |
以下では上記のカードをそれぞれ詳しく紹介します。
5-1. 『エポスゴールドカード』:年会費無料
『エポスゴールドカード』は『エポスカード』を利用していて、カード会社から招待状やWeb画面で招待の状態で作ると年会費永年無料で持てるゴールドカードです。
エポスカード会員は「エポトクプラザ」で10,000店舗以上の飲食店・施設で優待の特典を受けられますが、さらにゴールドカード限定優待を受けられるのでそのお得さは無限大と言えます。
出典:エポスカード
また、通常のポイント還元率は0.5%と平凡な数字ですが、ゴールドカードでは300以上あるいろいろなショップから3つまで選べる「選べるポイントアップショップ」を登録すると還元率を1.5%に上げられます。
100万円まで利用するとボーナスポイント10,000ポイントが付くので、還元率が+1%されるのもお得です。
年会費(税込) | 永年無料:『エポスカード』を利用していて招待が届いて作った場合。前年50万円以上の利用で次の年から。エポスファミリーゴールドからの申し込み 5,000円:自分で申し込みをした場合 |
入会年齢 | 18歳以上のかた(学生を除く) |
ポイント還元率 | 0.5%:通常利用 1.5%:選べるポイントアップショップの利用(3つまで。変更可) |
『エポスカード』公式ページ:
『エポスゴールドカード』について、より詳しいメリット(特典詳細など)を知りたい人は「世界一わかりやすい『エポスゴールドカード』解説」を参照してください。
『エポスゴールドカード』以外にも年会費無料でお得な特典が付くゴールドカードがあるので、より詳しく知りたい方は「世界一わかりやすい年会費無料のゴールドカード徹底解説」の内容も参考にしてください。
5-2.『ミライノ カード GOLD』:年会費5,500円未満
『ミライノ カード GOLD』(※2023年11月30日をもって入会受付を終了)なら国内33空港48ラウンジを無料で利用できます(2019年7月11日より空港ラウンジサービス開始)
年会費3,300円(税込)でありながら、年会費11,000円クラスのゴールドカードと変わらない数の空港ラウンジが使えるのは驚異的と言っても良いサービスです。
また、年会費は以下のようにたくさん使う人もそんなに使わない人も無料にしやすいです。
- 前年100万円以上の利用
- スマリボに登録して年1回以上利用(年会費を全額キャッシュバック)
さらに、カードを持つだけで住信SBIネット銀行のスマートプログラムが2ランクアップし、ATMや振込の手数料を無料にできる回数を増やせたり、ゴールドカードで最高レベルの海外旅行保険も付きます。
年会費(税込) | 3,300円(前年100万円以上の利用やスマリボの登録で無料) |
入会資格 | 20歳以上(学生不可) |
ポイント還元率 | 0.5%〜1% |
『ミライノ カード GOLD』公式ページ:
参考情報
この他にも格安ゴールドカードと言われている安い年会費で持てるゴールドカードがあるので、より詳しく知りたい方は「格安ゴールドカード3選|年会費以上に得する!」の記事も参照してください。
5-3. 『TRUST CLUB ワールドカード』:年会費5,500円〜16,500円
『TRUST CLUB ワールドカード』は先ほども特典の優れたカードとして紹介しましたが、Mastercardの2番目に高い「ワールド」ランクが付くカードで、「Taste of Premiumダイニング by 招待日和」をわずか13,200円(税込)の年会費で利用できます。
全国約200店の有名レストランを2名以上で所定のコースを予約した場合に、1名分が無料となるので、2回も利用したらあっという間に年会費を超えるお得さを体験できます。
出典:Mastercard
その他に海外旅行特典も充実していて、国際線利用時に手荷物2個まで自宅と空港間の往復を無料で運んでくれます。
上記のように非常に特典が充実しているので、年会費以上にお得さを実感できるカードです。
世界約1,400か所の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」を年会費無料で使えるようになりました。
年会費(税込) | 13,200円 |
入会年齢 | 所定の基準を満たす方 |
ポイント還元率 | 0.75〜1.2% |
『TRUST CLUB ワールドカード』公式ページ:
5-4. 『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』:年会費16,500~34,100円
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』は持つだけで、初年度はデルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」が自動的に付く貴重なゴールドカードです。
また、世界各国750か所以上ものスカイチームのラウンジを同伴者1名も無料で利用できるので、アルコール類や食事も無料で楽しめたり、豪華な設備と広い空間で休憩を取ることができます。
出典:スカイチームラウンジ
『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』の特典や優待も多く利用でき、使い勝手の良い1枚です。
年会費(税込) | 28,600円 |
マイル還元率 | 1%〜約11% |
『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/delta-gold-card/
5-5. 『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:年会費34,100~66,000円
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』はヒルトン・オナーズとアメリカンエキスプレスが提携して発行しているゴールドカードです。
年会費は66,000円(税込)とゴールドカード最高額ですが、下記条件を満たすと最大2泊無料宿泊がプレゼントされます。
- カードの継続:ウィークエンド無料宿泊特典1泊分
- プログラム期間中*にカードを合計300万円以上利用のうえ、カードを継続:ウィークエンド無料宿泊特典1泊分
*「プログラム期間」はカードの入会日・切替日から毎年1年間
また、このゴールドカードを持つだけで通常1年間に20回の滞在または40泊(70万円以上は必要)が必要なヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスがもらえます。
ゴールドステータスには様々な特典が付きますが、主なものは次の通りです。
- 80%のエリートステータス・ボーナス
- お部屋のアップグレード(空室状況による)
- すべてのホテルでの朝食無料サービス
- 「マイルストーンボーナス」
さらに、1月から12月の1年間で合計200万円以上利用した基本カード会員に、達成年の翌年末までヒルトン・オナーズの最上級のステータス「ヒルトン・オナーズ・ダイヤモンドステータス」が提供されます。
航空会社の上級会員取得のために何度も飛行機に乗る“修行”のように、ホテル修行がありますが、このカードを持って決済をするだけで最上級ステータスがもらえるのは時間が貴重なハイエグゼクティブには大きなメリットです。
ヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾートでは100円につき7ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントが貯まるので、ヒルトン・オナーズのユーザーには最高の1枚と言えます。
年会費(税込) | 66,000円 |
ポイント還元率 | 約1.5%〜約3.5% |
『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』公式ページ:
https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/hilton-premium-card/
カードのランクは一般カード相当ですが、『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード』でもゴールドステータスがもらえるので、年会費等を気にされる方はこちらがおすすめです。
6. さいごに
ゴールドカードを以下の4つの軸から比較しました。
- ステータス
- 特典の良さ
- 作りやすさ
- 年会費以上に得をしやすい
この4つの軸全てを満たすおすすめのゴールドカードは『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』です。
また、4つの軸でおすすめのカードはそれぞれ以下の通りです。
ステータス
特典の良さ
- 『TRUST CLUB ワールドカード』:レストランでの食事
- 『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:ホテルでの宿泊
- 『セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード』:海外旅行を快適にできる
作りやすさ
年会費以上に得をしやすい
- 『エポスゴールドカード』:無料
- 『ミライノ カード GOLD』:~5,500円※2023年11月30日をもって入会受付を終了
- 『TRUST CLUB ワールドカード』:5,500~16,500円
- 『デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード』:16,500~34,200円
- 『ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』:34,100~66,000円
以上を参考にあなたにとって最高のゴールドカードが選べて、今よりももっと豊かで便利な生活ができることを心から祈っています。