副業用クレジットカードは不要?5つのメリットとおすすめカード5選

個人用のクレジットカードを何枚か持っているけど、副業用に作った方が良いかなと悩んでいませんか。

結論から申しますと、下記のいずれかに当てはまるなら副業用にクレジットカードを作ったり、銀行口座を分けた方が良いです。

  • 年間の利益が100万円を超える
  • せどりなど物販で取引額が(目安として)月50万円以上ある
  • 確定申告や会計ソフトの入力の手間をできるだけ減らしたい

上記に当てはまらなかったり、個人用のクレジットカードでも不便や不都合を感じないのでしたら、持っているカードで使い分けや会計の処理などを行ってください。

このページでは、大手カード会社に3社勤務した経験を活かして、副業用のクレジットカードについて以下の流れでご紹介します。

  1. 副業用クレジットカードは不要?5つのメリットを徹底解説!
  2. 副業用クレジットカードおすすめ5選

本ページを読んでいただければ、副業用のクレジットカードを作るメリットと、どのカードを選んだらよいかが分かります。

1. 副業用クレジットカードは不要?5つのメリットを徹底解説!

これから副業用クレジットカードを作ろうかどうか迷っている方向けに、作るべきかどうかの判断基準と作った場合の5つのメリットを解説します。

1-0. 個人用で作ったクレジットカードでもある程度は副業用に使っても問題なし!

冒頭で述べたような条件に当てはまらないのであれば、 個人用で作ったクレジットカードでもある程度は副業用に使っても問題ないと判断します。

なぜなら、明らかに事業レベルで高額・高頻度利用しているなどカード会社に疑われる使い方をしていれば、間違いなくカード会社から電話や手紙、メールなどで問い合わせや警告を受けるからです。

“副業”レベルでクレジットカードを利用している限りはそうそう問題にはならず、カード申込時点で「事業費決済」を選択していて作れていれば、なおの事気にする必要はありません。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード デジタル カードの利用目的 事業費の決済

作成時に事業費の決済を選択しなかったけど、副業用として使いたいとどうしても気になる方は、使う予定のあるカード会社へ問い合わせてみましょう。

カード会社としても、死蔵されたり少額しか使われないよりはカードを使ってもらった方が利益などに繋がりやすいため、よほど変な使い方をしない限りは副業用としての利用も許可してもらえる可能性が高いです。

警告などを受けたり、ここで解説するメリットに共感ができるなら、2章で紹介する副業用のビジネスカードを作成しましょう。

1-1. 副業用クレジットカード5つのメリット

副業用にクレジットカードを作るならビジネスカードを選んだ方が良く、メリットは次の5つです。

  1. 副業に関する会計処理や確定申告が簡単になる
  2. クレジットカードの年会費を経費に出来る
  3. 資金繰りをしやすくなる
  4. 経費の支払いでポイントやマイルがたくさん貯まる
  5. ビジネスカード専用の特典・優待・サービスが受けられる

メリット1:副業に関する会計処理や確定申告が簡単になる

副業用のクレジットカードを作るメリットとしては、経費の支払いを専門のカードに分けることで、会計処理や確定申告が簡単になります。

個人利用のカードを個人の普段使いと副業用の経費も区別なく利用してしまうと、経費の会計処理が面倒ですが、副業用に専門のカードを作って支払いを集中させれおけば年明け1月〜2月の確定申告の煩わしさを軽減できます。

また、支払い履歴をすべて電子データにすることが出来るので、「クラウド会計ソフト」を利用すれば、そのまま経費データとして取り込むこともできます。

ちなみに、「クラウド会計ソフト」として使いやすいのは以下の3つです。

確定申告も同様に、作成が簡単にできるようになります。

メリット2:クレジットカードの年会費を経費に出来る

副業など個人事業の支払いだけに使っていれば、担当の税理士さんによって意見は分かれますが、ビジネスカードの年会費は経費として処理できることがほとんどです。

個人用クレジットカードの年会費は経費算入を認められないことがほとんどですので、ビジネスカードをゴールドやプラチナなど高額な年会費を選んでも問題はありません。

空港ラウンジの無料利用など、一部の特典やサービスなどは個人で利用する時も恩恵を受けられるため、1枚も高ランクカードを持っていないのであればメリットが大きいです。

メリット3:資金繰りをしやすくなる

クレジットカード支払いなら、個人用・ビジネスカードに限らず支払い日までお金を手元に残せます。

せどりなどでは物が売れないと現金が入ってこないため、少しでもキャッシュフローを遅らせたい人が多いです。

現金支払いなどでは、一時的な多額の支出には対応しにくいこともあるので、カード支払いで資金管理を上手く行いましょう。

メリット4:経費の支払いでポイントやマイルがたくさん貯まる

一部のビジネスカードを除いて、個人用のクレジットカードと同様に支払いでポイントやマイルが貯まります。

経費の支払いが多い方は、その分ポイントやマイルをたくさんもらえるため、副業に関する支出にポイントやマイルを使うことで間接的に支出を減らすことができます。

手持ちの現金が少ない・足りないという理由で買えない備品を交換で手に入れたり、行けない取材などにも行きやすくなります。

メリット5:ビジネスカード専用の特典・優待・サービスが受けられる

ビジネスカードには、個人用クレジットカードにはない特典・優待・サービスがあります。

例えば、『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』なら、副業でも使う機会の多いクラウドサービスやWebページに必要なサーバー関連、仕入れサイトでの利用はポイント4倍(2%相当還元)になります。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード 永久不滅ポイント4倍サービス

引用:セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード

『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』は、国内航空機遅延費用が付きます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは国内航空機遅延費用を補償

引用:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

ビジネスカードの特典・優待・サービスが、あなたのしている副業の助けになるなら新しく申し込む価値はあるでしょう。

【参考情報】副業関連のお金をやりとりする銀行口座もできれば専用に1つ作るのが望ましい!

クレジットカードだけでなく、銀行口座もできれば副業専用に1つは作っておき、その口座で副業用カードの引き落としなどお金のやり取りを完結させた方が望ましいです。

カードと同様の理由で、会計処理の手間を減らせるメリットが1番大きいです。使っていないサブ口座や休眠口座を流用しても良いでしょう。

最近は銀行など金融機関の口座開設も厳しくなってきているため、必要でしたら早めに副業用口座を作っておくことをおすすめします。

また、万が一税務署などの調査が入っても、専用の口座1つで副業に関するお金の流れが明確に分かるようになっていると心証が良くなりやすいです。

2. 副業用クレジットカードおすすめ5選

これまでの内容を理解した上で、新しく副業用のクレジットカードが必要な方・作ろうかなと思う方へおすすめのビジネスカードを5枚ご紹介します。

  • 『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』
  • 『NTTファイナンスBizカード レギュラー』
  • 『ライフカードビジネスライトプラス』
  • 『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』
  • 『Mastercard Titanium Card』

年会費の負担やカードの機能などを元に、おすすめ順に紹介しています。

ですが、あなたが個人で既に優良な利用履歴(クレジットヒストリー)があるカード会社が発行しているビジネスカードがあれば、そちらを優先して申し込んだ方が審査に通りやすいでしょう。

上記で挙げたクレジットカードの審査に全て落ちてしまった方は、デビットカードですが『Visaビジネスデビット』が審査不要でVISAが使えて、個人事業主用の口座も作れるので参考情報としてご紹介します。

2-1. 『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードの券面画像

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』は2019年12月24日より募集を開始した個人事業主を対象にした新しいビジネスカードで、2022年1月26日より年会費永年無料になりました。

公式ページに「個人事業主・フリーランス・スタートアップを支援」「登記簿謄本・決算書不要」などと書かれており、副業用のクレジットカードとして作りやすいと考えられます。

セゾン・アメリカン・エキスプレスカードの法人カードの特徴

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは登記簿謄本・決算書不要

引用:セゾンカード 

また、セゾンカードは『タカシマヤセゾンカード』や『三井ショッピングパークカード《セゾン》』などたくさんの提携カードを発行しているので、セゾンカードの利用歴があればより審査に通りやすいというメリットがあります。

カードの利用で1,000円につき1永久不滅ポイントがたまり、1ポイントはほぼ5円の価値なので、ポイント還元率としては0.5%相当ですが、次の条件では最大ポイント還元率2%まで上げられます。

  • 2%:Amazon Web Service、Xサーバー、お名前.com、サクラインターネットなどビジネスに関連した10の特定加盟店での利用

そして、その名の通りカードを所持している間はポイントの有効期限を気にせずに貯め続けられるため、少額やたまにしか使わない個人事業主の方も安心して貯められます。

ANAマイルは200ポイントで600マイルに交換できるので通常マイル還元率が0.3%、最高で1.2%にできます(JALマイルは不定期に行われるマイルレートアップキャンペーン時)

利用可能枠も最大500万円で臨時増枠にも応じてくれるなど、ビジネスユースに最適な1枚と言えるでしょう。

『セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード』公式ページ

https://www.saisoncard.co.jp/amextop/cp-as/cb2.html

※割安な年会費でプラチナカードのサービスを利用したい方は『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』がおすすめです。

2-2. 『NTTファイナンスBizカード レギュラー』

NTTファイナンスBizカード レギュラー for Ownersの券面

NTTファイナンスBizカード レギュラー』は個人事業主向けのカードで、数枚しかない完全年会費無料のビジネスカードです。

代表者以外の方でも使える「使用者カード」の年会費も無料でポイント還元率が条件なしで1%とビジネスカードの中では最高に近い還元率の高さが魅力です。

ポイントはANAマイルやdポイント・Pontaポイント(JALマイルに交換できます)など使いやすく、出光興産系列のSSでガソリンの給油などを2円〜最大40円/ℓキャッシュバック受けられたり、旅行やショッピング保険も付くなど機能も優れています。

『NTTファイナンスBizカード レギュラー』公式ページ:

https://www.ntt-card.com/biz/

※飛行機を利用した出張が多く高額な旅行保険や空港ラウンジを無料で利用したいなど、より高いスペックを求める方はゴールドを選んでください。

2-3. 『ライフカードビジネスライトプラス』

ライフカードビジネスライトプラスの券面画像

ライフカードビジネスライトプラス』は完全年会費無料、追加カードも年会費無料で3枚まで発行でき、ETCカードの発行も年会費無料の維持費用が全くかからないビジネスカードです。

2022年9月29日より0.5%のポイント還元が受けられるようになり、リボ払いなど様々な支払い方法に対応しており、利用限度額も最大500万円まで利用することができます。

また、審査書類は事業主の本人確認資料でOKで決算書や確定申告書の提出が必要ないため、起業して1年目の方でも、代表者の過去の個人での利用実績に問題が無ければ、作れる可能性は高いです。

『ライフカードビジネスライトプラス』公式ページ:

https://lifecard-promotion-dg.com/business/plus.html

2-4. 『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの券面画像

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』は個人事業主が作れるビジネスカードで、初年度は年会費無料で持てます。

アメックス ゴールド』のサービスや特典に加えて、下記のようなビジネスカード限定のサービスを利用できます。

福利厚生プログラム「クラブオフ」
75,000以上の契約施設を特別優待料金でご利用いただける福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員年間登録料(6,600円税込)が無料。
手荷物ホテル当日宅配サービス
駅改札を出てすぐの宅配カウンターにて手荷物を預かってくれて、カード会員1名様につき手荷物1個を対象エリア内の宿泊ホテルへ当日無料配送してくれます。
国内航空機遅延費用
国内出張の際、ビジネス・ゴールド・カードでチケットを購入された航空便において、遅延や手荷物紛失などにより発生した費用を最高40,000円まで補償してくれます。

また、創業して間もない新設の個人事業主でも作れたという口コミが多く、他のビジネスカードに比べて審査が厳しくない印象があります。

また、他社のビジネスカードと異なり利用可能額に一律の制限がないため、不定期に多額の支払いが発生する業態の方でも事前に電話連絡をして承認を得ると、数百万円の支払いも可能になるのが大きなメリットと言えます。

『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』公式ページ

https://www.americanexpress.com/jp/content/gold-business-individual-card/

年会費が気になる方は一般カード(グリーン)もおすすめ

カードの年会費に3万円以上は流石にキツい…と年会費が気になる方は『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード』だと13,200円(税込)と半額以下で、開業間もない個人事業主でも作れたという口コミが多いカードなのでおすすめです。

『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード』公式ページ

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-business-corp-card/

2-5. 『Mastercard Titanium Card』

Mastercard Titanium Card縦型の券面画像

Mastercard Titanium Card』は年会費が55,000円(税込)とかなり高めですが、最上級のサービスを受けたい個人事業主の方向けに最適な1枚です。

外食や宿、飛行機のチケットの手配など秘書のように使えるコンシェルジュサービスがカード業界でも最高と評判が非常に良く、2022年1月には初回の問い合わせもメールで回答をしてもらえるようになるなど利便性の高さが大きなメリットです。

Mastercardの最上位クラスの「WORLD ELITE」が付き、下記のような特典も利用できるので、普段使いにもメリットが大きいです。

  • 還元率1%:納税(手数料0.836%)でもポイントが同じ還元率で付くなど得をしやすい
  • 事前入金サービス:事前に振込むことで最大9,999万円のカードショッピングが可能

AMEXは事前入金(デポジット)が以前と異なり、承認を得られないとできなくなったため、確実に高額決済をしたい方はこのカードのようなラグジュアリーカードを選んだ方が良いです。

『Mastercard Titanium Card』公式ページ

https://www.luxurycard.co.jp/

 『Visaビジネスデビット』

Visaビジネスデビットの券面

Visaビジネスデビット』はインターネットに関する様々なサービスを展開しているGMOとあおぞら銀行が提携して発行する年会費、発行手数料が無料の個人事業主向けデビットカードです。

基本の還元率が1%とビジネスデビットカードの中では最高クラスで、審査不要なため上記クレジットカードを作れなかった方にも作れます。

また、残高があれば1日最高500万円まで支払いが可能なのも大きなメリットです。

Visaデビット付キャッシュカードの利用限度額

引用:Visaデビット付キャッシュカード 商品概要説明書

個人事業主用口座も合わせて開設することになるため、副業用の支出管理が簡単にしやすくなるのも便利です。

『Visaビジネスデビット』公式ホームページ:

https://gmo-aozora.com/

3. まとめ

副業用のクレジットカードについてご紹介しました。

ある程度の金額や頻度であれば、個人用のクレジットカードを副業に使っていても大きな問題にはなりませんが、面倒な手間や不便さが増えてくるようだと副業用にクレジットカードを作るメリットがご理解頂けたかと思います。

副業用にクレジットカードを作るならビジネスカードを選んだ方が良く、メリットは次の5つです。

  1. 副業に関する会計処理や確定申告が簡単になる
  2. クレジットカードの年会費を経費に出来る
  3. 資金繰りをしやすくなる
  4. 経費の支払いでポイントやマイルがたくさん貯まる
  5. ビジネスカード専用の特典・優待・サービスが受けられる

また、会計処理や確定申告をより簡単に行いたいのであれば銀行口座も副業専用に1つは作り、その口座でお金のやり取りを完結させた方が望ましいです。

副業用におすすめなビジネスカードは以下の5枚です。

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード

NTTファイナンスBizカード レギュラー

ライフカードビジネスライトプラス

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

Mastercard Titanium Card

上記で挙げたクレジットカードの審査に全て落ちてしまったけど、どうしてもクレジット機能を利用したい方は、『Visaビジネスデビット』が審査不要でVISAが使えるのでおすすめです。

副業用クレジットカードを活用する事でよりスムーズにお金に関する処理ができて、あなたの事業がさらに拡大して成功することを願っています。