「マスターカードのおすすめのクレジットカードについて知りたい」と考えていませんか。
マスターカードはVISAと並んで世界中で利用できる店舗や機会が多いクレジットカードの国際ブランドです。マスターカードの国際ブランドが付いているクレジットカードは非常に多く、どのカードを選べば良いかが非常にわかりにくいです。
そこで、この記事では大手カード会社に3社勤務した私がその経験を生かして、目的別におすすめの「マスターカードのクレジットカード」を以下の流れで紹介をしていきます。
この記事を読むことで、あなたにおすすめのマスターカードのクレジットカードが必ず見つかります。
3月3日更新
本日より募集を開始した『Likeme♡by saison card』の情報を追記しました。
1. 年会費無料のおすすめマスターカード4選
年会費無料のカードを利用している限り、クレジットカードを作っても損をすることがないのでおすすめです。
この章では、まず全マスターカードのカードの中から年会費無料でおすすめのマスターカードのクレジットカードを紹介します。
そして、その中から以下の3つのポイントに優れたマスターカードのカードを紹介していきます。
- ポイント/マイル還元率
- 海外旅行保険
- 審査難易度
まずは以下で、全マスターカードのカードの中から選んだ年会費無料でおすすめのマスターカードのクレジットカード11枚を比較してみます。
カード名 | ポイント還元率 | 海外旅行保険 | 審査難易度 |
『リクルートカード』 | ◎ | ○ | ○ |
『dカード』 | ○〜◎ | × | ○ |
『ローソンPontaプラス』 | ○〜◎ | × | ○ |
『Orico Card THE POINT』 | ○ | × | ○ |
『三井住友カード(NL)』 | △〜◎ | ○ | ○ |
『イオンカード』 | △ | × | ○ |
『SAISON CARD Digital』 | △ | × | ○ |
『横浜インビテーションカード』 | △ | ◎ | ○ |
『ACマスターカード』 | × | × | ◎ |
『Yahoo! JAPANカード』 | ○ | × | ◎ |
『Likeme♡by saison card』 | ○ |
△ | ○ |
上記の中から、さらに各項目ごとにおすすめの年会費無料のおすすめマスターカードを紹介します。
基本的に以下の観点でチョイスしたものを紹介していきますが、「ネットショッピングで圧倒的にお得」なカードもありますので、章の最後で紹介します。
- ポイント/マイル還元率
- 海外旅行保険
- 審査難易度
1-1. ポイント還元率の高いおすすめマスターカード
クレジットカードには「還元率」というものがあり、使った金額に対してそのカードの還元率に応じてポイントなどの還元を受けることができます。
通常、多くの一般カードの還元率はカード利用金額の0.5%〜1%程度です。しかし、中にはそれ以上の高い還元率を持つクレジットカードが存在し非常にお得です。
例えば、年間100万円の買い物をした際に以下のようになります。
- 0.5%の還元率:5,000ポイント=5,000円分
- 1%の還元率:10,000ポイント=10,000円分
- 1.5%の還元率:15,000ポイント=15,000円分
年間カードを100万円利用する方にとって、還元率が1%違うと1万円も還元されるポイント数が変わります。
高還元率であればあるほど、カードを使うお得感を実感できるはずです。
この章ではポイント還元率の高いマスターカードを紹介します。
『リクルートカード』
『リクルートカード』は全ての年会費無料カードの中で1.2%という最高クラスのポイント還元率です。
さらに、下記のようなリクルートグループではより多くのポイントをもらえます。
- 4.2%:ポンパレモール
- 3.2%:じゃらんnet・Hot Pepper Beauty・ホットペッパーグルメ(ホットペッパーお食事券)
たまったポイントはリクルートグループのサービス利用時に1ポイント=1円から使うこともできますし、Pontaポイントに交換することでローソンなどPonta提携店舗での利用やJALマイルに交換できるので、使い勝手が良いです。
カードに付いている海外旅行保険は旅行代金の一部をクレジットカードで支払うことで、傷害・疾病治療費用が100万円と年会費無料カードの中ではトップクラスに良い条件なので海外でも役に立ちます。
『リクルートカード』公式ページ:
1-2. 海外旅行保険の充実したマスターカード
通常、年会費無料の一般カードで良い条件の海外旅行保険が付帯しているカードは数えるほどしかありませんが、以下で紹介する『横浜インビテーションカード』はその中でも最も条件の良いカードです。
クレジットカードの保険条件の紹介にはよく「最大5,000万円補償」と大きく表示・広告されていることが多いですが、この補償金額はほとんど使う機会のない事故による死亡や後遺障害についてです。
海外では病気や怪我で通院や入院をすると非常に高額の治療費がかかる可能性が高く利用する機会も多いため、海外旅行保険で最も重要な保険は傷害・疾病保険です。
そのため、海外旅行保険目的でクレジットカードを持つのであれば、傷害・疾病保険の補償金額が高いカードを選びましょう。
『横浜インビテーションカード』
『横浜インビテーションカード』は年会費無料の一般カードですが非常に保険内容の充実したカードです。
保険は自動付帯という海外旅行に持って行くだけで補償が受けられる条件なので、いちいち旅費の支払いをこのカードでしなくても良いので便利です。
利用条件 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 (1事故の限度額) |
200万円 |
疾病治療費用 (1疾病の限度額) |
200万円 |
賠償責任 (1事故の限度額) |
2,000万円 |
携行品損害 (1旅行中かつ1年間の限度額) |
20万円 [自己負担:1事故3,000円] |
救援者費用 (1年間の限度額) |
200万円 |
また、緊急アシスタンスサービスにも対応しており、ショッピング保険が年間100万円があるので、安全を重視して利用したい人におすすめです。
『横浜インビテーションカード』公式ページ:
http://www.jaccs.co.jp/service/card_lineup/jaccscard/yokohama/
1-3. 審査が不安な方におすすめのマスターカード
この章では、過去に返済を滞納してしまった方や他社の審査に落ちてしまい、クレジットカードの審査に不安な方におすすめのカードを紹介します。
『Yahoo! JAPANカード』
『Yahoo! JAPANカード』はYahoo!のグループ会社であるワイジェイカードが発行しているカードで、自己破産後に最初に作れたという口コミがいくつもある年会費が無料のカードです。
年間およそ100万人の会員が増えているようですが、ライバルである『楽天カード』の会員数が1,600万人を突破しているせいか、より多くの人に利用してもらいため審査に落ちたという話をあまり聞きません。
審査に自信がない方が作れるカードとしておすすめなだけでなく、使い勝手の良いTポイントが1%以上還元され、「PayPay」の残高に直接チャージができて便利に使える1枚です。
※2020年2月1日よりPayPay決済・チャージでポイントが付かなくなりました。
『Yahoo! JAPANカード』公式ページ:
作りやすさを重視するのであれば有料ですが『ライフカード(デポジット型)』だとかなりの確率で作れます。
1-4. ネットショッピングでおすすめのマスターカード
ネットショッピングではクレジットカードを使わなければ決済できなかったり、ネットで買い物をする際にクレジットカードで支払った方がお得なことが多いです。
クレジットカードの中にはある特定の通販サイトを利用するときに普段よりもかなりお得にポイントの還元を受けられるカードがあります。
この章ではネットショッピングで特におすすめのマスターカードを紹介します。
『Orico Card THE POINT』
『Orico Card THE POINT』は年会費永年無料でポイント還元率が1%で入会後6ヶ月間はポイント加算率が2倍にアップし、ポイントが2%たまります。
さらにオリコモールを経由して買い物をするとカード独自のポイント加算があるので、Amazonや楽天、Yahoo!などでは2%以上のポイント還元率となり、非常にお得なカードです。
以上のような特典のあるカードなので、ネットショッピングの多い方におすすめのカードです。
『Orico Card THE POINT』公式ページ:
2. 最もステータスの高いマスターカード
この章ではマスターカードでステータス性の高いカードを紹介します。以下のカードは日本では唯一マスターカードの最上位クラスの「WORLD ELITE」に位置するカードです。
『Mastercard Gold Card』
『Mastercard Gold Card』は2016年11月から募集開始した最も新しいブラックカードの1つです。
年会費は22万円(税込)でMastercardの最上位ランク「World Elite(ワールド エリート)」が付き、表面に24金がコーティングされ、裏面にカーボン素材が使われている金属製のカードで24時間年中無休で国内・海外で利用できるグローバルコンシェルジュなどが利用できます。
入会方法は下記のような下位のカードを利用してインビテーション(招待)が届くのを待つしかありません。
- 『Mastercard Black Card』:年会費11万円(税込)
- 『Mastercard Titanium Card』:年会費5.5万円(税込)
また、新生銀行で大きな金額の取引があると案内が届くこともあります。
『Mastercard Titanium Card』公式ページ:
『Mastercard Black Card』公式ページ:
2019年7月23日にもう1枚「World Elite」クラス発行開始!
2019年7月23日に『TRUST CLUB ワールドエリートカード』というMastercardの最上位ランク「World Elite(ワールド エリート)」が付くカードが発行開始しました。
Mastercard優待プログラムのTaste of Premium」の全18特典が利用できたり、24時間・年中無休で要望に対応してくれるMastercardコンシェルジュを利用できます。
3. 世界中で利用可能なマスターカードの国際ブランド
最後にマスターカードはどういった国際ブランドなのかを紹介します。
国際ブランドとはお店やオンラインショップで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社を指します。
3-1. 国際ブランド「マスターカード」について
マスターカードを含む、以下の代表的な国際ブランドを7大国際ブランドと言います。
どんなに大手のクレジットカード会社でも自身で、利用者が不自由なく利用できるくらいの加盟店を開拓することは実質不可能です。そのため、国際ブランドと提携することで決済性を高めています。
一般的にほとんどのクレジットカードの表面には下記のようにいずれかの国際ブランドのロゴマークがついています。
よくお店の入り口やレジの前でこういったロゴを見かけることがあると思いますが、カードに記載された国際ブランドと同じマークがあれば、そのカードは利用可能です。
以下に各ブランドの規模が一目で分かる徹底比較表を載せます。
ブランド名 ロゴ |
会員数 | 加盟店舗数 | シェア率 | ポイント | 代表的なカード |
Mastercard |
◎ | 国内◎
海外◎ |
2位 | 海外利用時の為替手数料が最安値になりやすい | 『UCカード(一般カード)』 |
VISA |
◎ | 国内◎
海外◎ |
1位 | 世界各地で高確率で使用可能・Apple Payの利用に制限あり | 『三井住友カード(NL)』 |
JCB |
○ | 国内◎
海外△ |
5位 | 日本国内シェアNo.1 | 『JCB一般カード』 |
AMERICAN EXPRESS |
○ | 国内○
海外○ |
4位 | ステータスの高い国際ブランド | 『アメリカン・エキスプレス・カード』 |
DinersClub |
不明 | 国内○
海外○ |
6位 | 「食」関連のサービス充実 | 『ダイナースクラブカード』 |
銀聯(UnionPay) |
◎ | 国内◯
海外○ |
3位 | 中国でのシェアNo.1 | 『Trip.comグローバルカード』 |
DISCOVER |
△ | 国内△
海外○ |
7位 | アメリカ中心のブランドで、日本国内では作れない | 日本で発行できるカードなし |
3-2. マスターカードのメリット
マスターカードはVISAに負けないシェア率を誇り、VISAが使えるお店であれば大抵のお店で使用可能です。
また、そのほかにもマスターカードには様々な特典が付帯しています。
Apple Payへの対応
マスターカードブランドはApple Payを制限なく利用できます。
Apple Payとは自分のクレジットカード情報をiPhoneに取り込み、コンビニや駅の改札で決済を可能にしてくれるサービスです。
出典:Apple
Apple Payに対応している主なマスターカードは以下の通りです。
- 『三井住友カード(NL)』
- 『dカード』
- 『Yahoo! JAPANカード』
- 『リクルートカード』
世界中でキャッシング可能
VISAと同様に国内外問わず、下記のマークがあるATMではキャッシングすることもできるのでお金を自由に引き出せます。
また、海外でキャッシングをする場合のATMはマスターカード NearbyTMというアプリから検索することができます。
3-3. 発行会社と国際ブランドの違い
マスターカードの国際ブランドだけでなく、クレジットカードの発行会社と国際ブランドの違いについて解説したいと思います。
なぜなら、発行会社と国際ブランドは提携関係にあるものの全くの別物なのですが、それを知らない方も多いからです。
発行会社
発行会社というのはそのクレジットカードを発行している会社のことです。
例えば、「三井住友カード」や「三菱UFJニコス」がそれに該当します。
一般的にはカードの裏面に会社名の記載があります。
発行会社はサービス、サポート、利用者の管理など、クレジットカードに関する全ての業務を担当しています。
そのため、カードを紛失したり限度額を上げたいなど、何かトラブルや要望がある場合、サポートデスクの電話番号も会社名とともに裏面に記載されているので、そちらに問い合わせましょう。
国際ブランド
国際ブランドは上記で述べたとおり、お店やオンラインショップで買い物をする際に、カードでの支払いの決済を24時間世界中どこでも利用可能にするシステムを提供している会社を指します。
マスターカードは自社でクレジットカードを発行していないため、マスターカードの付いているクレジットカードは必ず発行会社を通じて作られています(カードがスムーズに使えるように裏方に徹しているとも言えます)
どこの発行会社から発行されていても、マスターカードなら共通して使える特典やサービスがあったり、ステータスやランクの高い一部のカードしか利用できない特典やサービスもあります。
4. まとめ
マスターカードでおすすめのクレジットカードをご紹介しました。
あなたの求める条件に応じて以下のカードがおすすめです。
ポイント還元率の高いおすすめマスターカード
- 『リクルートカード』
海外旅行保険の充実したマスターカード
審査が不安な方におすすめのマスターカード
ネットショッピングでおすすめのマスターカード
ステータスの高いマスターカード
- 『Mastercard Gold Card』
以上がおすすめのマスターカードのクレジットカードです。
あなたの目的に合ったマスターカードのクレジットカードが見つかることを祈っています。
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